説明

発光装置

【課題】簡単な構成で非常時にも交通信号機の機能を維持できる発光装置を提供する。
【解決手段】限流要素Rと1つ以上の固体発光素子Lとを直列に接続した直列回路11,12を複数個並列に接続して成る発光部1(1a,1b,1c)と、交流電源ACに接続されて交流電圧を全波整流して発光部1に駆動電圧を供給する点灯装置2とを備えた発光装置であって、前記発光部1は、少なくとも1つの直列回路12の固体発光素子の不点灯期間が他の直列回路の固体発光素子の不点灯期間よりも短く、交流電源ACの遮断時には、少なくとも不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子を点灯させることのできる非常用電源3を併設した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体発光素子を光源とする発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、発光ダイオード等の固体発光素子を光源とする発光装置が提案されている。このような発光装置の点灯制御方式としては、例えば交流電圧を整流平滑した直流電圧を固体発光素子に印加して点灯する直流点灯制御方式(例えば特許文献1参照)と、交流電圧を整流平滑した直流電圧を昇圧し、昇圧した直流電圧を高周波でスイッチングすることで得られる矩形波電圧を固体発光素子に印加して点灯するスイッチング点灯制御方式(例えば特許文献2参照)と、交流電圧を固体発光素子に印加して交流電圧の一周期中の所定の区間のみを利用して点灯するパルス点灯制御方式とが知られている。
【0003】
近年では、従来の電球を光源とした交通信号機に代わって発光ダイオードを光源とした交通信号機の普及が進んでおり、このような交通信号機に用いる発光装置には、部品点数の少ないために容易に小型化することができ且つ故障率の低いパルス点灯制御方式が用いられている。
【特許文献1】特開2006−73637号公報
【特許文献2】特開平11−67471号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の電球を光源とした交通信号機から発光ダイオードに切り替えるにあたり、パルス点灯制御方式を交通信号機に採用する場合には、発光効率の点から直列に接続する発光ダイオードの個数を多くする必要があり、直列に接続する発光ダイオードの個数を多くすることで点灯に必要な電圧が高くなる。これは、商用電源に適合したシステムであり、停電や災害発生時においては、交通信号機が作動できず、交通の安全確保上は万全とは言えない場合がある。
【0005】
一方、建物等においては、非常時に備えた非常灯、誘導灯等、二次電池を使用した非常用照明装置が普及しているが、このようなシステムを、交通信号機に展開するには、交通信号機の消費電力、駆動電圧を考えると、非常に大きなシステムとなり、一般に採用されていない状態である。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、簡単な構成で非常時にも交通信号機の機能を維持できる発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、図1に示すように、限流要素Rと1つ以上の固体発光素子Lとを直列に接続した直列回路11,12を複数個並列に接続して成る発光部1(1a,1b,1c)と、交流電源ACに接続されて交流電圧を全波整流して発光部1に駆動電圧を供給する点灯装置2とを備えた発光装置であって、前記発光部1は、少なくとも1つの直列回路12の固体発光素子の不点灯期間が他の直列回路の固体発光素子の不点灯期間よりも短く、交流電源ACの遮断時には、少なくとも不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子を点灯させることのできる非常用電源3を併設して成ることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記発光部1は、少なくとも1つの直列回路12の固体発光素子の個数が他の直列回路11の固体発光素子の個数よりも少ないことを特徴とする(図3)。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記発光部1は、少なくとも1つの直列回路12の固体発光素子の個数が1個であることを特徴とする(図1)。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記非常用電源3は、不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子の固有電圧Vf2より高い電圧に設定して成ることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記非常用電源3は、不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子の固有電圧Vf2より高く、不点灯期間の長い直列回路11の固体発光素子の固有電圧Vf1より低い電圧に設定して成ることを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、前記発光部1と点灯装置2とが少なくとも収納される灯具8を備えたことを特徴とする(図4)。
【0013】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記灯具8は、発光部1a,1b,1cを外側に臨ませるための開口部9a,9b,9cを有し、不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子を開口部9a,9b,9cの略中央に配置したことを特徴とする(図5(イ),(ロ))。
【0014】
請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記灯具8は、発光部1a,1b,1cを外側に臨ませるための開口部9a,9b,9cを有し、不点灯期間の短い直列回路12の固体発光素子を開口部9a,9b,9cの周縁に配置したことを特徴とする(図5(ハ))。
【0015】
請求項9の発明は、請求項6〜8のいずれかの発明において、前記発光部1a,1b,1cと点灯装置2、非常用電源3及び灯具8は、交通信号機用であることを特徴とする(図4)。
【発明の効果】
【0016】
請求項1〜3の発明によれば、複数個の直列回路のうち一部の直列回路の固体発光素子の個数を他の直列回路の固体発光素子の個数より少なくしたので、簡単な回路構成でありながら、交流電源の遮断時には非常用電源を用いて発光装置の最小限の機能を維持することができる。
【0017】
請求項4,5の発明によれば、非常用電源の電圧を不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子の固有電圧より高く、且つ、不点灯期間の長い直列回路の固体発光素子の固有電圧より低くしたことにより、非常時の点灯は、直列回路の固体発光素子の個数の少ない回路のみが点灯することで、非常時の消費電力が少なく、小さな電池等でも一定時間の最低限の安全確保が可能となる。また、固体発光素子の直列接続個数が異なることを利用して光源を選択しているので、特別に固有の固体発光素子への切り替え接続が不要となり、簡単な回路にて実現することが出来る。
【0018】
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかの効果を奏する灯具を有した発光装置を実現することができる。
【0019】
請求項7の発明によれば、不点灯期間の短い固体発光素子を含む直列回路を開口部の略中央に配置することで、配線を容易に、また、非常時の視認性を高めることができるという効果が得られる。
【0020】
請求項8の発明によれば、不点灯期間の短い固体発光素子を含む直列回路を開口部の周縁に配置することで、非常時の視認性を比較的広いエリアで確保することができ、認識の容易性が得られるという効果が得られる。
【0021】
請求項9の発明によれば、請求項1〜8のいずれかの効果を奏する非常用電源を搭載した交通信号機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1に示すように、限流素子である抵抗Rと1つ以上の発光ダイオードLとを直列に接続して成る複数の直列回路11、12を並列に接続して構成された発光部1(1a,1b,1c)と、交流電源ACに接続されて交流電圧を全波整流して発光部1に駆動電圧を供給する点灯装置2と、非常用電源3とを備えてなる。
【0023】
点灯装置2は、例えばダイオードブリッジから成り、交流電源ACからの交流電圧を全波整流し、整流された脈流電圧V1を発光部1に出力する。尚、点灯装置2は、交流電圧を全波整流するものであれば、他の回路構成でも構わない。
【0024】
発光部1は、抵抗Rと複数(本実施形態ではn個)の発光ダイオードLとを直列に接続して成る第1の直列回路11が複数個並列に接続されており、これら第1の直列回路11と並列に抵抗Rと1個の発光ダイオードLとを直列に接続して成る第2の直列回路12を接続している。発光部1(1a,1b,1c)はオン・オフ制御用のスイッチSa,Sb,Scを備え、いずれかの発光部のスイッチが閉じられると、第1の直列回路11と第2の直列回路12の並列回路に脈流電圧Vdcが印加される。なお、第1の直列回路11における発光ダイオードは、発光ダイオードLの1個あたりの順方向電圧が、赤色・黄色発光ダイオードで約2V、青緑色発光ダイオードで約3.5Vであることを考慮すると、交流電圧ACが電源電圧100Vの商用電源であれば20個乃至30個を直列に接続することが望ましい。
【0025】
以下、本実施形態の動作説明をする。図2に示すように、第1の直列回路11の発光ダイオードLは、脈流電圧Vdcが発光ダイオードLを点灯させるのに必要な順方向電圧Vf1=n×Vfを上回っている時のみ点灯するため、点灯状態と不点灯状態とを交互に繰り返す。ここで、発光ダイオードに流れる電流は、If1となる。
【0026】
次に、第2の直列回路12の発光ダイオードLの個数は、第1の直列回路11の発光ダイオードLの個数より少なく、したがって、順方向電圧Vf2はVf1より低くなり、第2の直列回路12に流れる電流は、If2となる。
【0027】
点灯装置2からは、上記発光部1と並列的に信号制御回路駆動用の低電圧変換回路6に電圧V1が供給され、低い直流電圧V2に変換されて出力される。この低い直流電圧V2により信号制御回路7が駆動されて、信号制御回路7の出力に基づいて発光部1の点灯、消灯が、リレーなどのスイッチSa,Sb,Scによって制御される。なお、発光部1b,1cは発光ダイオードLの発光色が異なる点、リレーなどのスイッチSb,Scのオン・オフタイミングが異なる点以外は、発光部1aの構成及び動作と同じである。
【0028】
低電圧変換回路6からは、非常用電源3に抵抗等を介して充電される。ここで、非常用電源3は例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池のような2次電池を用いているが、これに限定されるものではない。非常用電源3の電圧は、少なくとも第2の直列回路12の発光ダイオードLが点灯し得る電圧以上に設定されている。
【0029】
以上のように、商用電源ACが通電状態においては、信号制御回路7によって制御される状態に基づき、全ての発光ダイオードが点灯制御されると共に、非常用電源3に充電がなされる。
【0030】
尚、本実施形態では、第2の直列回路12は1系列として記載しているが、複数あっても構わないし、第2の直列回路12における発光ダイオードも、1個として記載しているが、非常用電源3の電圧以下となるような発光ダイオードの順方向電圧であれば、1個に限らない。また、限流要素として抵抗Rを用いた例を記載しているが、定電流素子、または、定電流回路であっても構成し得ることは言うまでもない。
【0031】
次に商用電源ACが遮断された、いわゆる停電の状態を想定して説明を行なう。商用電源ACから電圧が供給されず、商用電源ACからの動作はされなくなる。非常用電源3に充電はされなくなるが、非常用電源3から整流素子4aを介して信号制御回路7には電源が供給されることで、信号制御回路7は動作を維持することができる。
【0032】
また、発光部1に対しても、整流素子4bを介して非常用電源3から電圧が供給される。ここで、第1の直列回路11は、発光ダイオードLの直列個数による順方向電圧が非常用電源3の電圧より高く設定されているため、非常用電源3によっては、点灯することは出来ない。逆に言えば、これにより消費電力が自動的に低減できる仕組みとなっている。
【0033】
一方、第2の直列回路12の発光ダイオードの順方向電圧は、非常用電源3の電圧より低く設定されているため、第2の直列回路12につながる発光ダイオードだけは点灯を維持することが出来る。
【0034】
以上のように、商用電源ACの遮断時においても、少なくとも第2の直列回路12が点灯制御されることで、全てが消灯してしまうことを防ぐことができる。
【0035】
発光部1は、例えば、青緑色1a、黄色1b、赤色1cのように構成すると、信号機として作用するし、また、青緑色1a、赤色1cのみとすると、歩道用信号機として作用する。その他、ビルにおける常時/非常時兼用の照明装置における非常時の暗がりを防ぐ用途においても有効と考えられる。
【0036】
(実施形態2)
次に本発明の実施形態2について図3を用いて説明する。図1と同じ機能を有する部分には、同じ符号を付して重複する説明を省略する。図1との違いは、第2の直列回路12における発光ダイオードが1個ではなくn2個であり、その順方向電圧Vf2(=n2・Vf)が非常用電源3の電圧よりは高い点と、非常用電源3の電圧を停電時に昇圧して出力する昇圧回路5を設けている点である。なお、第1の直列回路11における発光ダイオードの個数n1は、第2の直列回路12における発光ダイオードの個数n2よりも多く、Vf1>Vf2である。
【0037】
第2の直列回路12は、発光ダイオードの順方向電圧Vf2(=n2・Vf)が第1の直列回路の発光ダイオードの順方向電圧Vf1(=n1・Vf)よりは低いが、非常用電源3の電圧よりは高い条件で構成される。したがって、図1に示した回路では、停電時に発光ダイオードを点灯せしめることが出来ない。そこで、図3の回路においては、非常用電源3から昇圧回路5により第2の直列回路12の発光ダイオードの順方向電圧Vf2(=n2・Vf)以上となる電圧に昇圧を行い、その出力から整流素子4cを介して発光部1に電力供給している。
【0038】
なお、図3において、昇圧回路5により発生する電圧により、低電圧変換回路6が駆動可能な場合には、整流素子4aは無くても構わない。また、整流素子4aは、非常用電源3から信号制御回路7に給電するように接続しているが、設計条件等によっては、昇圧回路5の出力端から信号制御回路7に給電するように接続してもよい。
【0039】
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図4を用いて説明する。本実施形態は、図4に示すように、実施形態1の発光部1及び点灯装置2を交通信号機の灯具8に収納して成る。灯具8は発光部1a,1b,1cを外部に臨ませるための3つの略円形状の開口部9a,9b,9cを有する略長円形状の箱体であって、各開口部9a,9b,9cの全面に亘って発光部1a,1b,1cの発光ダイオードが対向配置されている。
【0040】
発光ダイオードが発光する色は開口部9a,9b,9c毎に異なっており、図4における左の開口部9aは緑色、中央の開口部9bは黄色、右の開口部9cは赤色となっている。なお、発光ダイオードが発光する色及びその配列は上記のものに限定される必要は無く、交通信号機の用途に応じて変更可能であることは言うまでもない。
【0041】
各開口部9a,9b,9cでは、個数の多い第1の直列回路11の発光ダイオードが周縁部に配置され、個数の少ない第2の直列回路12の発光ダイオードが略中央に配置されている。この場合、順方向電圧Vf2の低い第2の直列回路12の発光ダイオードは不点灯期間が殆ど存在しない(特に実施形態1では交流電源ACのゼロクロス付近でも整流素子4bを介して非常用電源3から第2の直列回路12の発光ダイオードに対しては電流が流れることになるので不点灯期間が実質的に皆無である)ため、各開口部9a,9b,9cの略中央の発光ダイオードは(交通信号の点灯期間中は図中の黒丸のように)ほぼ常時点灯するようになっている。したがって、例えばタクシー等に搭載されるドライブレコーダーのビデオカメラで事故の瞬間を撮影した場合に、各開口部9a,9b,9cの略中央の発光ダイオードはほぼ常時点灯しているので、ビデオカメラの撮影間隔及びタイミングに依らず交通信号機の状態を認識することができる。
【0042】
また、各開口部9a,9b,9cの略中央の発光ダイオードは停電等の非常時においてもバックアップ用の電池3により点灯可能であるので、(交通信号の点灯期間中は図中の黒丸のように)点灯するようになっている。このように、直列接続数の少ない発光素子のみを非常時にも点灯させ得るものにすることで非常時に少なくとも交通信号機の全不点が起きないように安全策を講じることができる。これにより、大きな設備が不要であって且つ最低限の安全確保のできる簡易な交通信号システムを実現できる。
【0043】
(実施形態4)
図5(イ)は、本発明による灯具の発光ダイオードの配置の例を示したもので、図1における第2の直列回路12の発光ダイオードを灯具の略中央部に配置したものである。図中の黒丸が第2の直列回路12の発光ダイオードであり、白丸は第1の直列回路11の発光ダイオードである。
【0044】
図5(ロ)は、異なる発光ダイオードの配置の例であり、図3のように非常時に点灯し得る第2の直列回路12における発光ダイオードが複数個の場合に、これらを灯具の略中央部に配置したものである。図中の黒丸が第2の直列回路12の発光ダイオードであり、白丸は第1の直列回路11の発光ダイオードである。
【0045】
図5(ハ)は、さらに異なる発光ダイオードの配置の例であり、図3のように非常時に点灯し得る第2の直列回路12における発光ダイオードが複数個の場合に、これらを灯具の周縁部に配置したものである。図中の黒丸が第2の直列回路12の発光ダイオードであり、白丸は第1の直列回路11の発光ダイオードである。
【0046】
本実施形態の配置は図4の交通信号機にも適用できるほか、一般の照明装置にも適用可能であることは言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態1の動作を示す波形図である。
【図3】本発明の実施形態2の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態3の発光装置を示す正面図である。
【図5】本発明の実施形態4の発光装置を示す正面図である。
【符号の説明】
【0048】
1 発光部
2 点灯装置
3 非常用電源(2次電池)
L 発光ダイオード(固体発光素子)
R 抵抗(限流要素)
11 第1の直列回路
12 第2の直列回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
限流要素と1つ以上の固体発光素子とを直列に接続した直列回路を複数個並列に接続して成る発光部と、交流電源に接続されて交流電圧を全波整流して発光部に駆動電圧を供給する点灯装置とを備えた発光装置であって、前記発光部は、少なくとも1つの直列回路の固体発光素子の不点灯期間が他の直列回路の固体発光素子の不点灯期間よりも短く、交流電源の遮断時には、少なくとも不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子を点灯させることのできる非常用電源を併設して成ることを特徴とする発光装置。
【請求項2】
前記発光部は、少なくとも1つの直列回路の固体発光素子の個数が他の直列回路の固体発光素子の個数よりも少ないことを特徴とする請求項1の発光装置。
【請求項3】
前記発光部は、少なくとも1つの直列回路の固体発光素子の個数が1個であることを特徴とする請求項2記載の発光装置。
【請求項4】
前記非常用電源は、不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子の固有電圧より高い電圧に設定して成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
【請求項5】
前記非常用電源は、不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子の固有電圧より高く、不点灯期間の長い直列回路の固体発光素子の固有電圧より低い電圧に設定して成ることを特徴とする請求項4記載の発光装置。
【請求項6】
前記発光部と点灯装置とが少なくとも収納される灯具を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光装置。
【請求項7】
前記灯具は、発光部を外側に臨ませるための開口部を有し、不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子を開口部の略中央に配置したことを特徴とする請求項6記載の発光装置。
【請求項8】
前記灯具は、発光部を外側に臨ませるための開口部を有し、不点灯期間の短い直列回路の固体発光素子を開口部の周縁に配置したことを特徴とする請求項6記載の発光装置。
【請求項9】
前記発光部と点灯装置、非常用電源及び灯具は、交通信号機用であることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−181759(P2009−181759A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−18598(P2008−18598)
【出願日】平成20年1月30日(2008.1.30)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】