説明

車両用チャイルドプロテクタ装置

【課題】操作フィーリングが良好で、ドア厚み方向の寸法やチャイルドプロテクタ部材の作動スペースが縮小されたコンパクトな車両用チャイルドプロテクタ装置を提供する。
【解決手段】ドアのラッチ状態を解除する方向に移動可能で被押圧部25を有するオープン部材2と、オープン部材2に隣接した本体部30と、本体部30と一体的に形成されオープン部材2の被押圧部25の移動線の延長線上に位置するとともに、被押圧部25の押圧移動方向とは逆方向側に間隔を隔てて配置された押圧部34とを有するインサイドレバー3と、被押圧部25と押圧部34との間に位置し、インサイドレバー3の作動により押圧部34に押圧され、オープン部材2を移動させてラッチ状態を解除する移動操作子(ブッシュ4)と、移動操作子4を被押圧部25と押圧部34との間から退去させるプロテクト手段(プロテクタ部材5)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内側のインサイドハンドルからドアのラッチ状態の解除操作を行えないようにするチャイルドプロテクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に乗った子供が誤ってドアを開操作することを防止するために、チャイルドプロテクタ装置が用いられる。チャイルドプロテクタ装置は、ロック装置が解除されているときであってもインサイドハンドルからのラッチ状態の解除操作を行えないようにするものである。この種の装置として、特許文献のドアロックチャイルドプロテクタ装置が知られている。特許文献1に開示される装置は、オープン部材と、インサイドレバーと、移動操作子と、チャイルドプロテクタ部材と、ベースとを具備し、チャイルドプロテクタ部材はチャイルドプロテクトを可能とするセット位置と、これを解除するアンセット位置とに切り替え可能とされている。チャイルドプロテクタ部材の位置は、操作部の操作により直動で切り替えられるようになっている。
【0003】
そして、チャイルドプロテクタ部材がセット位置に設定された状態では移動操作子はインサイドレバーとオープン部材との間から退去するので、インサイドハンドルを操作してインサイドレバーを作動させても移動操作子及びオープン部材は作動せず、ドアのラッチ状態が保持されるようになっている。また、チャイルドプロテクタ部材がアンセット位置に設定されて移動操作子がインサイドレバーとオープン部材との間に位置する状態では、インサイドハンドルを操作してインサイドレバーを作動させることにより移動操作子及びオープン部材が作動して、ラッチ状態を解除できるようになっている。なお、車両外側のアウトサイドハンドルは、別の部材を用いてオープン部材に係合されており、チャイルドプロテクタ部材の位置に関係なくラッチ状態を解除できるようになっている。
【特許文献1】特開2006−169948号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のチャイルドプロテクタ装置では、移動操作子を押圧するインサイドレバーの押圧部と、移動操作子に押圧されるオープン部材の被押圧部とはドアの厚み方向でオフセットしていた。そして、チャイルドプロテクタ部材に移動可能に片持ちされて厚み方向に延設された移動操作子が、押圧部から被押圧部へ操作を伝達するように構成されていた。
【0005】
しかしながら、この特許文献1の構成では移動操作子のオフセットした2点に押圧部と被押圧部とが当接するため、移動操作子を傾ける剪断力が作用して、操作時の操作フィーリングに影響を及ぼしていた。また、チャイルドプロテクタ部材が直動する構造であることが、装置大形化の一因となっていた。
【0006】
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、操作フィーリングが良好で、ドア厚み方向の寸法やチャイルドプロテクタ部材の作動スペースが縮小されたコンパクトな車両用チャイルドプロテクタ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両用チャイルドプロテクタ装置は、ドアのラッチ状態を解除する方向に移動可能で被押圧部を有するオープン部材と、該オープン部材に隣接した本体部と、該本体部と一体的に形成され前記オープン部材の前記被押圧部の移動線の延長線上に位置するとともに、前記被押圧部の押圧移動方向とは逆方向側に間隔を隔てて配置された押圧部とを有し、インサイドハンドルからの操作により作動するインサイドレバーと、前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間に位置し、前記インサイドレバーの作動により前記押圧部に押圧され、前記オープン部材を移動させて前記ラッチ状態を解除する移動操作子と、該移動操作子を前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間から退去させ、前記インサイドレバーの作動による前記オープン部材の移動を不可とするプロテクト手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
次に、本発明の好ましい態様について説明する。前記移動操作子は枢支軸を有するとともに、前記インサイドレバーの前記押圧部に押圧されて揺動することにより前記オープン部材の前記被押圧部を押圧し、前記プロテクト手段は前記移動操作子の前記枢支軸を枢支するとともに、別の枢支軸を有して揺動することにより前記移動操作子を前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間から退去させる、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
以上説明した本発明の車両用チャイルドプロテクタ装置によれば、オープン部材の被押圧部とインサイドレバーの押圧部と移動操作子とを被押圧部の移動線の延長線上に配置したので、部材間に剪断力は発生せず、移動はスムースで操作フィーリングは快適になる。また、被押圧部と押圧部との間にはオフセットがないので、装置のドア厚み方向の寸法を縮小することができ、ドアの薄形化に貢献できる。
【0010】
また、移動操作子に枢支軸を設けて揺動するようにし、さらにこの枢支軸を枢支するプロテクト手段を別の枢支軸で揺動するようにした態様では、移動操作子を装置外方に向かわせることなく退去させることができて、装置をコンパクトに構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図6を参考にして説明する。図1は、本発明の実施例の車両用チャイルドプロテクタ装置を説明する斜視図である。実施例の車両用チャイルドプロテクタ装置1は、車両の後部座席のドアに内蔵されて設けられるものである。図2は、図1のプロテクタ装置1を右側後方からみた背面図であり、図中右側がドア外壁側、左側がドア内壁側である。実施例のプロテクタ装置1は、本発明のオープン部材に相当するオープンレバー2と、インサイドレバー3と、移動操作子に相当するブッシュ4と、プロテクト手段に相当するプロテクタ部材5と、で構成されている。これらの部材は、図には示されていないベースに取り付けられている。
【0012】
オープンレバー2は、図1及び図2に示されるようにドアの厚み方向に延設されて、揺動可能に枢支された部材である。詳述すると、オープンレバー2は略中央に枢支孔21を有し、枢支孔21はベースに揺動可能に枢支されている。また、オープンレバー2は、略中央からドア外壁方向に延設された外向きアーム22と、略中央から内壁方向に延設された内向きアーム23とを有している。図示されるように、外向きアーム22の端部の上側は略水平に折り曲げられて連結孔24が形成されている。連結孔24は連結部材を介して図略のアウトサイドハンドルに連結されている。そして、アウトサイドハンドルが操作されると、連結孔24は押し下げられて、図3でオープンレバー2が時計回りに揺動するようになっている。
【0013】
オープンレバー2の内向きアーム23は端部で上下二股に分かれ、下側は略水平に折り曲げられて被押圧部25が形成され、上側は駆動レバー26になっている。駆動レバー26は、図1に示されるように、上下動可能なオープンリンク部材91の下側の係合孔92に嵌入されている。オープンリンク部材91はラッチ機構に連係されており、オープンリンク部材91が上方に駆動されるとドアのラッチ状態を解除するとともに、解除操作後は逆方向に移動して元に位置に戻るようになっている。オープンレバー2が揺動する際に、被押圧部25が上方に移動する軌跡が移動線である。なお、ドアのラッチ状態とはドアを閉保持した状態のことであり、図示しないラッチ機構によりなされる。ラッチ機構は、例えばストライカとフック及びポールを有する周知の機構を用いることができ、特に方式は限定されないので詳述しない。オープンレバー2は、図略の付勢手段により図2の反時計回りに付勢され、外向きアーム22が上昇し内向きアーム23が下降した常時位置に保たれている。
【0014】
インサイドレバー3は、上下に延びる縦長の部材である。図3は、インサイドレバー3の形状を説明する図であり、図3も参考にして説明を進める。インサイドレバー3は、図1及び図2に示されるように、オープンレバー2の内向きアーム23のさらにドア内壁側に隣接して設けられている。また、図3に示されるように、インサイドレバー3の本体部30は板状の部材で形成され、上端中央には枢支孔31が形成されてベースにより揺動可能に枢支されている。また、インサイドレバー3は、上側から下側に向かう途中の略中央高さで一旦水平方向に折れ曲がり再度下側に向かうように折れ曲がって段差部32が形成されている。
【0015】
図3に示されるように、インサイドレバー3の段差部32の下側から図中左上方に向けて押圧アーム33が突設され、押圧アーム33の先端はドア外壁方向に折り曲げられて傾斜面状の押圧部34が形成されている。押圧部34は、オープンレバー2の被押圧部25の下方、すなわち、被押圧部25の押圧移動方向とは逆方向側に間隔を隔てて配置されている。つまり、本体部30からドアの厚み方向に突出して被押圧部25の押圧移動方向とは逆方向側に位置するとともに、本体部30の揺動により被押圧部25に向かって移動するように押圧部34は形成されている。
【0016】
インサイドレバー3の本体部30の下側は、図2に示されるように平行に二股に分かれて、2つの被操作部35、35となっている。各被操作部35には、それぞれ切欠きを有する連結孔36が形成されている。そして2つの被操作部35の間の連結空間37には、インサイドハンドルに連結される図略の連結部材が配置され、連結孔36を用いて揺動可能に保持されている。また、インサイドレバー3は、図略の付勢手段により図1で反時計回りに付勢されて所定の常時位置に保たれている。そして、インサイドハンドルが操作されると、連結部材を介して被操作部35が駆動され、インサイドレバー3は枢支孔31を中心にして時計回りに揺動するようになっている。このとき、押圧部34は、オープンレバー2の被押圧部25に対して下方から接近するように作動する。また、後述のブッシュ4が退去しているときに押圧部34が作動ストロークの最終位置まで作動しても、被押圧部25に当接しない、もしくは当接されてオープンリンク部材91が駆動されたとしてもドアのラッチ状態が解除されない程度に、押圧部34と被押圧部25との間隔長が適切に設定されている。
【0017】
ブッシュ4は、本発明の移動操作子に相当する部材であり、揺動板45とブッシュ本体41とを有している。図4は、ブッシュ4及びプロテクタ部材5の形状を説明する図であり、図4も参考にして説明を進める。図4に示されるように、揺動板45は下方が円弧状の略扇形の板状の部材で形成され、扇の要の位置に枢支孔46が形成されている。ブッシュ本体41は、揺動板45の扇形の外周寄り図中左上側の紙面手前側に、略矩形箱状に一体に形成されている。ブッシュ本体41の図中左上側はエッジ状に加工され、オープンレバー2の被押圧部25に当接して押圧する当接部42となっている。ブッシュ本体41の右下側は平面状で、インサイドレバー3の押圧部34が当接して押圧する被当接部43となっている。また、揺動板45の外周寄りの図中右端はストップ端47となっている。ブッシュ4は、図略の付勢手段により図4で反時計回りに付勢されている。
【0018】
図1に示されるように、チャイルドプロテクト機能が働かないアンセット状態において、ブッシュ4のブッシュ本体41は、オープンレバー2の被押圧部25とインサイドレバー3の押圧部34との間に配置される。このとき、図2に示されるように、被押圧部25の押圧移動方向とは逆方向の延長線上に位置するとともに、この延長線上を移動可能に形成されている。つまり、ブッシュ本体41と被押圧部25と押圧部34の三者は一つの線上に並び、ドアの厚み方向のオフセットは生じない。
【0019】
プロテクタ部材5は、本発明のプロテクト手段に相当する部材であり、ブッシュ4を揺動可能に枢支するとともに、自身も揺動してブッシュ4を退去させることができるように構成されている。図4を参考に詳述すると、プロテクタ部材5は、プロテクタ本体部51、枢支部52、ガイド部54、ストッパ部55、揺動軸部56、操作レバー57で形成されている。プロテクタ本体部51は、ブッシュ4の紙面奥側に配置される略板状の部材であり、図中右側が直線状で、右上から左下にかけて円弧状、さら下側の左下から右下にかけても円弧状に形成されている。プロテクタ本体部51の右上から上方に向けて枢支部52が延設されている。枢支部52の略中央には、紙面手前方向に突出した枢支ボス53が設けられている。枢支ボス53は、揺動板45の枢支孔46に嵌入し、ブッシュ4を揺動可能に枢支している。
【0020】
ガイド部54は、プロテクタ本体部51の下側の円弧状の部分から紙面手前側に折れ曲がり再度上方に折れ曲がって形成されている。ガイド部54は、プロテクタ本体部51との間に揺動路を形成し、ブッシュ4が安定して揺動するようにガイドする役割を有している。ストッパ部55は、プロテクタ本体部51の右下側から紙面手前側に突出するように形成されている。前述したように、ブッシュ4は反時計回りに付勢されており、揺動板45のストップ端47は常時はストッパ部55に当接している。揺動軸部56は、プロテクタ本体部51の右下に設けられて、ケースに揺動可能に枢支されている。つまり、プロテクタ部材5は、揺動軸部56を中心に揺動するようになっている。操作レバー57は、図1に示されるように、プロテクタ本体部51の下方に突設されている(操作レバー57は、図3以降では省略)。操作レバー57を操作することにより、プロテクタ部材5が反時計回りに揺動したセット状態と、時計回りに揺動したアンセット状態と、を切り替えられるようになっている。
【0021】
次に、上述の実施例の車両用チャイルドプロテクタ装置1の操作方法及び作用について、図5及び図6を参考にして説明する。図5はチャイルドプロテクト機能が働かないアンセット状態を説明する図であり、図6はチャイルドプロテクト機能が働くセット状態を説明する図である。図5及び図6において、(1)はインサイドハンドルが操作されていない常時、(2)はインサイドハンドル操作時、をそれぞれ示している。
【0022】
まず、操作レバー57によりプロテクタ部材5を時計回りに揺動し、図5(1)のアンセット状態にした場合を考える。アンセット状態においては、ブッシュ本体41がオープンレバー2の被押圧部25とインサイドレバー3の押圧部34との間に配置されている。ここで、車内の乗員によりインサイドハンドルが操作されると、連結部材を介して被操作部35が駆動され、インサイドレバー3は枢支孔31を中心にして時計回りに揺動する。そして、インサイドレバー3の押圧部34がブッシュ本体41の被当接部43に当接して押圧すると、ブッシュ4は枢支孔46を中心にして時計回りに揺動する。この揺動により、ブッシュ本体41の当接部42がオープンレバー2の被押圧部25に当接して押圧する。すると、図5(2)に示されるように、オープンレバー2の被押圧部25は上方に移動し、駆動レバー26が連動してオープンリンク部材91を押し上げ、ドアのラッチ状態が解除される。つまりドアを開けることができる。
【0023】
次に、図5(1)のアンセット状態において、操作レバー57により揺動軸部56を中心としてプロテクタ部材5を反時計回りに揺動させると、プロテクタ部材5と一体的にブッシュ4も揺動軸部56を中心として揺動する。これにより、ブッシュ本体41は被押圧部25と押圧部34との間から図中左方に退去した図6(1)のセット状態となる。ここで、インサイドハンドルが操作されると、連結部材を介して被操作部35が駆動され、インサイドレバー3は枢支孔31を中心にして時計回りに揺動する。そして、図6(2)に示されるようにインサイドレバー3の押圧部34は、ブッシュ本体41には当接せずに空転する。空転する押圧部34は、作動ストロークの最後には被押圧部25の付近にまで到達するが当接はしない。したがって、オープンリンク部材91は動かず、ドアは開けられない。つまり、チャイルドプロテクト機能が働いている。
【0024】
なお、アウトサイドハンドルからの操作では、オープンレバー2が直接操作されてオープンリンク部材91が押し上げられるため、車両用チャイルドプロテクタ装置1は関与しない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施例の車両用チャイルドプロテクタ装置を説明する斜視図である。
【図2】図1の実施例の装置を右側後方からみた背面図である。
【図3】図1の実施例において、インサイドレバーの形状を説明する図である。
【図4】図1の実施例において、ブッシュ及びプロテクタ部材の形状を説明する図である。
【図5】図1の実施例において、チャイルドプロテクト機能が働かないアンセット状態を説明する図である。
【図6】図1の実施例において、チャイルドプロテクト機能が働くセット状態を説明する図である。
【符号の説明】
【0026】
1:車両用チャイルドプロテクタ装置
2:オープンレバー(オープン部材)
21:枢支孔 22:外向きアーム 23:内向きアーム
24:連結孔 25:被押圧部 26:駆動レバー
3:インサイドレバー
30:本体部 31:枢支孔 34:押圧部
35:被操作部
4:ブッシュ(移動操作子)
41:ブッシュ本体 42:当接部 45:揺動板
46:枢支孔
5:プロテクタ部材(プロテクト手段)
51:プロテクタ本体部 52:枢支部 54:ガイド部
56:揺動軸部 57:操作レバー
91:オープンリンク部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアのラッチ状態を解除する方向に移動可能で被押圧部を有するオープン部材と、
該オープン部材に隣接した本体部と、該本体部と一体的に形成され前記オープン部材の前記被押圧部の移動線の延長線上に位置するとともに、前記被押圧部の押圧移動方向とは逆方向側に間隔を隔てて配置された押圧部とを有し、インサイドハンドルからの操作により作動するインサイドレバーと、
前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間に位置し、前記インサイドレバーの作動により前記押圧部に押圧され、前記オープン部材を移動させて前記ラッチ状態を解除する移動操作子と、
該移動操作子を前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間から退去させ、前記インサイドレバーの作動による前記オープン部材の移動を不可とするプロテクト手段と、
を備えることを特徴とする車両用チャイルドプロテクタ装置。
【請求項2】
前記移動操作子は枢支軸を有するとともに、前記インサイドレバーの前記押圧部に押圧されて揺動することにより前記オープン部材の前記被押圧部を押圧し、前記プロテクト手段は前記移動操作子の前記枢支軸を枢支するとともに、別の枢支軸を有して揺動することにより前記移動操作子を前記オープン部材の前記被押圧部と前記インサイドレバーの前記押圧部との間から退去させる請求項1に記載の車両用チャイルドプロテクタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−127242(P2009−127242A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−301711(P2007−301711)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【出願人】(000100827)アイシン機工株式会社 (122)
【Fターム(参考)】