車両用バックミラーの調整法
【課題】安全視界調整のときに、ネジは棒状だから端部があり、正反転の2操作切換えスイッチが必要であり、
操作は1ミラー4、左右合わせて8の多操作になり極めて面倒で煩わしい。安全視界調整のときに煩わしさのないミラーを提供する。
【解決手段】ネジ上下検知器でボタンスイッチ「押し」でアオリ動作をエンドレスにし、「放し」で停止する構成にした。結果、ボタンスイッチは1つで可逆視界調整と正確な位置決めができ、左右のミラー併せ4つのボタン、左右切換えスイッチは不要になる。スイッチの構造はON−OFFだけの簡易ボタン、極小薄型で設置場所も狭小空間でよく、共用車で運転都度のミラー調整が簡易化し労力軽減ができる。弾性爪によるネジ飛ばしがなくなり動作は静粛、衝撃無しで耐久性向上、成形材も安価な素材が使え生産性が改善できるなど多効果を奏する。
操作は1ミラー4、左右合わせて8の多操作になり極めて面倒で煩わしい。安全視界調整のときに煩わしさのないミラーを提供する。
【解決手段】ネジ上下検知器でボタンスイッチ「押し」でアオリ動作をエンドレスにし、「放し」で停止する構成にした。結果、ボタンスイッチは1つで可逆視界調整と正確な位置決めができ、左右のミラー併せ4つのボタン、左右切換えスイッチは不要になる。スイッチの構造はON−OFFだけの簡易ボタン、極小薄型で設置場所も狭小空間でよく、共用車で運転都度のミラー調整が簡易化し労力軽減ができる。弾性爪によるネジ飛ばしがなくなり動作は静粛、衝撃無しで耐久性向上、成形材も安価な素材が使え生産性が改善できるなど多効果を奏する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バックミラーで後方視界を調整するのに、水平と垂直2方向各1つのボタンスイッチを「押し」でミラーのアオリ作用をさせ、「放し」で適性視界位置に停止させるバックミラーの調整法に関する。
【0002】
従来、車両用バックミラーの視界調整は、一ミラー当り水平と垂直2方向を各正逆2つ計4つのボタンスイッチ(以下ボタンと言う)で調整し、バックミラーは車両左右にあるから、合計8つのボタン操作でアオリ作用をして良好視界位置を決めていた。
このアオリは、ミラー裏面中心をピボットで旋回自在に取付け、水平・垂直の2方向に突棒を連結、当棒の上下作用で駆動しているが、ネジの推力を使うため上下端があり、駆動モータは正転・逆転の切替えをせざるを得ず、指押しを切替えて操作していた。
処が螺合するナット相応の雌ネジは、上下両端がミラーのアオリ止めで締め過ぎによる固着を起し動かなくなる、依って、過大負荷でネジ山を外し防止していた。
【発明の表示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このネジ外しは、強力な推力に抗するため大きな衝撃音と振動を伴い故障と見間違うが、慣れればアオリ上下端の報知となり、逆転操作合図としてボタンを押し換え反転させていた。 この操作は上記の様に8回、数が多いからどのボタンか間違い安く設置面積も広く左右ミラーの切換えスイッチでボタン4個にして共用していた。
然し、実動8と切換え操作1の9操作は改善できず、家族・事業所単位の共用車では、運転する度にこの9操作をしなければならず大変煩わしい課題であった。
【0004】
従って、操作数は出来る限り少なく簡略化したい願望がある。 また現今のように複雑操作であると切換えミスなど起し安く、折角調整したミラーの設定位置を狂わせやり直す課題もあった。
而して、1)衝撃音を無くし静粛動作と耐摩耗性の改善をする、2)水平・垂直2方向の正逆2ボタンを1つにして操作簡易化とミス防止をする、3)運転交代に伴う操作労力を軽減し便利さ向上を計ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、従来の駆動モータ可逆2ボタン操作を1つとするが、この条件はミラーアオリ上下で自動反転のエンドレスとすることである。即ち、一つボタンを「押し」で動作、「放し」で瞬間停止させる様にすることである。この為には、ミラーのアオリ最上下位
をさせるようにし、一ボタンで動作・停止を可能にした
【0006】
以上は突棒をネジの推力で実施する方法であるが、連続回転のカムやクランクで突棒を上下すれば自体エンドレスであるから、一ボタンでアオリと停止ができ、停止時モータの逆起電圧を端子間に繋ぐ構成にして瞬間停止させることができる。
【発明の効果】
【0007】
少数ゆえ切換えスイッチがなく操作違いが起きない効果がある。
上述した様に、本発明バックミラーの調整法は、水平・垂直両方向のアオリ動作をエンドレスにしたため、一つボタンで「押し」と「放し」の作用で駆動とブレーキ停止を行い、調整数も従来の半分にでき手間が省けた。
従来、左右二つのミラーでボタン操作数8と数多く、切替えスイッチを付けて4ボタンとし左右共有にしていたが操作数までは改善出来なかった。
【0008】
本発明は水平・垂直各2左右合わせて4個で済み、ボタン構造はON−OFF単純のため厚み薄く小さく設置場所を取らず、操作勝手のよい狭小運転席周辺に設置できる効果は大きい。
また、エンドレスはアオリネジ上下端で弾性爪のネジ山飛ばしがないから、衝撃音や振動がなく円滑で静粛動作が得られ、損傷防止ができ耐久性が向上し、弾性を有す成形材以外も使え製造上の経済効果は極めて大きい。
此処では主としてサイドミラーについて説明をしたが、フェンダーミラー、ルームミラーなどバックミラー全体に適用し
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、アオリネジによる本発明車両用バックミラーの調整法の形態を図1〜3で基本形、図4・5で全一括調整、図6でエンドレス機能を持つ機構の調整について説明する。
第一に図1に於いて、1は制御パターンを焼き付けたプリント基板で、弾性の摺動接点2の軌跡3上に適宜間隔で反転端子4を対設、同接点2と一体のコモン接点5をスライドするリング6から成る。
【0010】
7は反転端子4を接続し正負交互に発信する出力端子を持つ論理回路、8はボタンを接続し正負・負正・正正の3組の出力信号を発する中継器、9は中継器8の出力でミラーAのアオリ動作をする駆動モータ10に正転・反転・ブレーキ停止の3動作を切換えるモータドライバ、11は接点軸で駆動モータ10に連動する。
【0011】
図2の12はアオリ検知で、ミラーAのアオリ上下折返し位置に適宜連動設置したもので、反転端子4と同等機能を持つ。
図3の13はアオリネジ14と同軸のカム15で1回転毎に信号を発する計数器、16はカウンタICである。
次いで、図4の17は複数の停止端子で図1の反転端子4・4間に配列し、図3のカウンタIC16では元々中間出力端子18を有するからこれを停止端子とし、両者は選択スイッチ19を介して中継器8に接続する。
【0012】
図6はカムやクランク等の回転機構で突棒を駆動した場合で、アオリネジ14のように上下端がないこと自体エンドレスゆえ、駆動モータ10はON−OFF切換えでよいが、ここではOFF時にモータドライバ9の入力端子に同極の正正を印加するかモータ端子を遮断し、両者を短絡する構成とする。
【0013】
以上は、一つのボタンを「押し」でミラーAをアオリ、「放し」でブレーキ停止させるバックミラーの調整形態であるが、以下駆動機構との接続実態例を図7〜12に示す。
20はアオリネジ14を同芯に固定した駆動ギヤで、図では駆動モータ10の軸に付けたウオーム21に噛合させ、22はアオリネジ14に螺合したロングナットで、従来の様に過負荷でネジ山飛ばしをさせないから弾性爪に形成する必要はない。
【0014】
当ロングナット22の頂部には突棒Eを付け、上下ストロークはアオリネジ14の回転で外周4角などの回り止めを施したロングナット22の推力で作動するが、アオリネジ14は駆動ギヤ20で回わし、回転数はストロークをアオリネジ14のピッチで除した値である。
これに連動する摺動接点2は任意の回転角をエンドギヤ23で得るが、両ギヤ20・23は上記回転数と後者の回転角が整合する減速比の中継ギヤ24で連係させている。
アオリネジ14から摺動接点2まではミラーAの水平方向のアオリ機構であるが、アオリネジ14’から摺動接点2’までは垂直方向のアオリで、駆動モータ10’は並設描画したがギヤ構成は水平と対象に設置し、25はこれら機構を収納した函体である。
【0015】
図9は制御パターンを用いずミラーAに保持枠Bを介しアオリ検知12を作動させるもので、直接反転信号を得る機構の水平断面図。 図10はアオリネジ14の回転をカウントする計数器26とカム15の関係を示す平面図。 図11はカム27でレバーのピン28を上下させ、先端の突棒Eを連動させた機構の横断面図。
図12はクランクピンを付けたクランクギヤ29で駆動するレバー30で突棒Eを上下する機構の横断面図である。
【0016】
以下、上記構成の動作を説明する。
中継器8付属のボタンを押すと2個の出力を持つ論理回路7が活性化し、この出力は正負または負正の何れかで中継器8を介してモータドライバ9に印加され、駆動モータ10は正転する。 この回転でアオリネジ14がウオーム21の噛合で回転する駆動ギヤ20によって回転する。 従って、螺合する回り止め付きロングナット22は押上げ作用でピボットDを支点にミラーA裏を突上げ、アオリ上限信号を発する。
【0017】
この信号は反転端子4またはミラーA連動スイッチ12、或いはカウンタIC16のスタート出力端子及び下限計測等で出力極性を反転し、駆動モータを可逆する。 これ即ち上下端を持つネジをエンドレスにしたことである。 依ってボタンを押している間ミラーAは連続アオリ作用をする。
【0018】
この過程で良好視界位置が視認出来るからボタンの押しを放せば停止する。
このとき駆動モータはイナ−シャで惰性回転し希望位置をオーバランするが急停止させると正確に位置決めができる。
即ちモ−タドライバには2つの入力端子があり之に同時正極を印加するとブレーキ停止するなどの構成にしてある。
【0019】
カム・クランクは回転動作で突棒をエンドレスのピストン運動をするから、モータは反転する必要なく、単純な電源スイッチでよく、停止時のみ駆動モータ端子を遮断し短絡する構成にすればブレーキ停止し、良好視界位置に正しく合せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】反転端子の基本調整構成図
【図2】アオリ検知の基本調整構成図
【図3】回転計測形の基本調整構成図
【図4】反転端子の全一括調整構成図
【図5】回転計測形の全一括調整構成図
【図6】機構エンドレスの調整構成図
【図7】反転端子の駆動機構の平面図
【図8】反転端子の駆動機構のA−A断面図
【図9】アオリ検知機構の横断面図
【図10】回転計測機構の平面図
【図11】カム駆動機構の横断面図
【図12】クランク駆動機構の横断面図
【符号の説明】
【0021】
1 プリント基盤
2 摺動接点
4 反転端子
7 論理回路
8 中継器
9 モータドライバ
12 アオリ検知
13 計数器
14・14‘アオリネジ
16 カウンタIC
17 停止端子
18 中間出力端子
19 選択スイッチ
22 ロングナット
A ミラー
C 制御パターン
E 突棒
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バックミラーで後方視界を調整するのに、水平と垂直2方向各1つのボタンスイッチを「押し」でミラーのアオリ作用をさせ、「放し」で適性視界位置に停止させるバックミラーの調整法に関する。
【0002】
従来、車両用バックミラーの視界調整は、一ミラー当り水平と垂直2方向を各正逆2つ計4つのボタンスイッチ(以下ボタンと言う)で調整し、バックミラーは車両左右にあるから、合計8つのボタン操作でアオリ作用をして良好視界位置を決めていた。
このアオリは、ミラー裏面中心をピボットで旋回自在に取付け、水平・垂直の2方向に突棒を連結、当棒の上下作用で駆動しているが、ネジの推力を使うため上下端があり、駆動モータは正転・逆転の切替えをせざるを得ず、指押しを切替えて操作していた。
処が螺合するナット相応の雌ネジは、上下両端がミラーのアオリ止めで締め過ぎによる固着を起し動かなくなる、依って、過大負荷でネジ山を外し防止していた。
【発明の表示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このネジ外しは、強力な推力に抗するため大きな衝撃音と振動を伴い故障と見間違うが、慣れればアオリ上下端の報知となり、逆転操作合図としてボタンを押し換え反転させていた。 この操作は上記の様に8回、数が多いからどのボタンか間違い安く設置面積も広く左右ミラーの切換えスイッチでボタン4個にして共用していた。
然し、実動8と切換え操作1の9操作は改善できず、家族・事業所単位の共用車では、運転する度にこの9操作をしなければならず大変煩わしい課題であった。
【0004】
従って、操作数は出来る限り少なく簡略化したい願望がある。 また現今のように複雑操作であると切換えミスなど起し安く、折角調整したミラーの設定位置を狂わせやり直す課題もあった。
而して、1)衝撃音を無くし静粛動作と耐摩耗性の改善をする、2)水平・垂直2方向の正逆2ボタンを1つにして操作簡易化とミス防止をする、3)運転交代に伴う操作労力を軽減し便利さ向上を計ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、従来の駆動モータ可逆2ボタン操作を1つとするが、この条件はミラーアオリ上下で自動反転のエンドレスとすることである。即ち、一つボタンを「押し」で動作、「放し」で瞬間停止させる様にすることである。この為には、ミラーのアオリ最上下位
をさせるようにし、一ボタンで動作・停止を可能にした
【0006】
以上は突棒をネジの推力で実施する方法であるが、連続回転のカムやクランクで突棒を上下すれば自体エンドレスであるから、一ボタンでアオリと停止ができ、停止時モータの逆起電圧を端子間に繋ぐ構成にして瞬間停止させることができる。
【発明の効果】
【0007】
少数ゆえ切換えスイッチがなく操作違いが起きない効果がある。
上述した様に、本発明バックミラーの調整法は、水平・垂直両方向のアオリ動作をエンドレスにしたため、一つボタンで「押し」と「放し」の作用で駆動とブレーキ停止を行い、調整数も従来の半分にでき手間が省けた。
従来、左右二つのミラーでボタン操作数8と数多く、切替えスイッチを付けて4ボタンとし左右共有にしていたが操作数までは改善出来なかった。
【0008】
本発明は水平・垂直各2左右合わせて4個で済み、ボタン構造はON−OFF単純のため厚み薄く小さく設置場所を取らず、操作勝手のよい狭小運転席周辺に設置できる効果は大きい。
また、エンドレスはアオリネジ上下端で弾性爪のネジ山飛ばしがないから、衝撃音や振動がなく円滑で静粛動作が得られ、損傷防止ができ耐久性が向上し、弾性を有す成形材以外も使え製造上の経済効果は極めて大きい。
此処では主としてサイドミラーについて説明をしたが、フェンダーミラー、ルームミラーなどバックミラー全体に適用し
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、アオリネジによる本発明車両用バックミラーの調整法の形態を図1〜3で基本形、図4・5で全一括調整、図6でエンドレス機能を持つ機構の調整について説明する。
第一に図1に於いて、1は制御パターンを焼き付けたプリント基板で、弾性の摺動接点2の軌跡3上に適宜間隔で反転端子4を対設、同接点2と一体のコモン接点5をスライドするリング6から成る。
【0010】
7は反転端子4を接続し正負交互に発信する出力端子を持つ論理回路、8はボタンを接続し正負・負正・正正の3組の出力信号を発する中継器、9は中継器8の出力でミラーAのアオリ動作をする駆動モータ10に正転・反転・ブレーキ停止の3動作を切換えるモータドライバ、11は接点軸で駆動モータ10に連動する。
【0011】
図2の12はアオリ検知で、ミラーAのアオリ上下折返し位置に適宜連動設置したもので、反転端子4と同等機能を持つ。
図3の13はアオリネジ14と同軸のカム15で1回転毎に信号を発する計数器、16はカウンタICである。
次いで、図4の17は複数の停止端子で図1の反転端子4・4間に配列し、図3のカウンタIC16では元々中間出力端子18を有するからこれを停止端子とし、両者は選択スイッチ19を介して中継器8に接続する。
【0012】
図6はカムやクランク等の回転機構で突棒を駆動した場合で、アオリネジ14のように上下端がないこと自体エンドレスゆえ、駆動モータ10はON−OFF切換えでよいが、ここではOFF時にモータドライバ9の入力端子に同極の正正を印加するかモータ端子を遮断し、両者を短絡する構成とする。
【0013】
以上は、一つのボタンを「押し」でミラーAをアオリ、「放し」でブレーキ停止させるバックミラーの調整形態であるが、以下駆動機構との接続実態例を図7〜12に示す。
20はアオリネジ14を同芯に固定した駆動ギヤで、図では駆動モータ10の軸に付けたウオーム21に噛合させ、22はアオリネジ14に螺合したロングナットで、従来の様に過負荷でネジ山飛ばしをさせないから弾性爪に形成する必要はない。
【0014】
当ロングナット22の頂部には突棒Eを付け、上下ストロークはアオリネジ14の回転で外周4角などの回り止めを施したロングナット22の推力で作動するが、アオリネジ14は駆動ギヤ20で回わし、回転数はストロークをアオリネジ14のピッチで除した値である。
これに連動する摺動接点2は任意の回転角をエンドギヤ23で得るが、両ギヤ20・23は上記回転数と後者の回転角が整合する減速比の中継ギヤ24で連係させている。
アオリネジ14から摺動接点2まではミラーAの水平方向のアオリ機構であるが、アオリネジ14’から摺動接点2’までは垂直方向のアオリで、駆動モータ10’は並設描画したがギヤ構成は水平と対象に設置し、25はこれら機構を収納した函体である。
【0015】
図9は制御パターンを用いずミラーAに保持枠Bを介しアオリ検知12を作動させるもので、直接反転信号を得る機構の水平断面図。 図10はアオリネジ14の回転をカウントする計数器26とカム15の関係を示す平面図。 図11はカム27でレバーのピン28を上下させ、先端の突棒Eを連動させた機構の横断面図。
図12はクランクピンを付けたクランクギヤ29で駆動するレバー30で突棒Eを上下する機構の横断面図である。
【0016】
以下、上記構成の動作を説明する。
中継器8付属のボタンを押すと2個の出力を持つ論理回路7が活性化し、この出力は正負または負正の何れかで中継器8を介してモータドライバ9に印加され、駆動モータ10は正転する。 この回転でアオリネジ14がウオーム21の噛合で回転する駆動ギヤ20によって回転する。 従って、螺合する回り止め付きロングナット22は押上げ作用でピボットDを支点にミラーA裏を突上げ、アオリ上限信号を発する。
【0017】
この信号は反転端子4またはミラーA連動スイッチ12、或いはカウンタIC16のスタート出力端子及び下限計測等で出力極性を反転し、駆動モータを可逆する。 これ即ち上下端を持つネジをエンドレスにしたことである。 依ってボタンを押している間ミラーAは連続アオリ作用をする。
【0018】
この過程で良好視界位置が視認出来るからボタンの押しを放せば停止する。
このとき駆動モータはイナ−シャで惰性回転し希望位置をオーバランするが急停止させると正確に位置決めができる。
即ちモ−タドライバには2つの入力端子があり之に同時正極を印加するとブレーキ停止するなどの構成にしてある。
【0019】
カム・クランクは回転動作で突棒をエンドレスのピストン運動をするから、モータは反転する必要なく、単純な電源スイッチでよく、停止時のみ駆動モータ端子を遮断し短絡する構成にすればブレーキ停止し、良好視界位置に正しく合せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】反転端子の基本調整構成図
【図2】アオリ検知の基本調整構成図
【図3】回転計測形の基本調整構成図
【図4】反転端子の全一括調整構成図
【図5】回転計測形の全一括調整構成図
【図6】機構エンドレスの調整構成図
【図7】反転端子の駆動機構の平面図
【図8】反転端子の駆動機構のA−A断面図
【図9】アオリ検知機構の横断面図
【図10】回転計測機構の平面図
【図11】カム駆動機構の横断面図
【図12】クランク駆動機構の横断面図
【符号の説明】
【0021】
1 プリント基盤
2 摺動接点
4 反転端子
7 論理回路
8 中継器
9 モータドライバ
12 アオリ検知
13 計数器
14・14‘アオリネジ
16 カウンタIC
17 停止端子
18 中間出力端子
19 選択スイッチ
22 ロングナット
A ミラー
C 制御パターン
E 突棒
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボタンを押している間、ミラーをエンドレスでアオリ作用をさせ、その映像変化を視認し、安全確認上有効な視界位置でボタンを放し、アオリ動作を止める構成とした車両用バックミラーの調整法。
【請求項2】
反転端子を対設し、この間を摺動接点が往復するように取付け、このスパンがミラーアオリの最大変位に一致するように連動させた構成の請求項1記載の車両用バックミラーの調整機構。
【請求項3】
バックミラーの裏面、水平と垂直方向の任意位置の上下アオリ折り返し点に、マイクロスイッチその他の発信器を設置し、当器の信号でエンドレスのアオリをする構成とした車両用バックミラーの調整機構。
【請求項4】
ミラーアオリの反転位置で発する信号を論理回路または同等品の入力端子に接続し、2つの出力端子を交互に正負反転させ、モータ駆動端子の極性を正逆自動切換える構成とした車両用バックミラーの調整機構。
【請求項5】
ミラーアオリの反転端子区間を複数に分割し、それぞれはアオリ位置の選択スイッチを介して中継器に接続する。 これにより得る運転姿勢に合ったアオリ停止位置を操作せず、ワンタッチ選択できるようにするか、左右のミラーとルームミラーまでの分割端子データを記憶させ、ワンタッチで全ミラーの視界調整を制御する車両用バックミラーの調整法。
【請求項6】
カムまたはクランク等のエンドレスアオリ操作で、ボタンを放したとき、モータ端子を遮断すると共に両者を短絡し、逆起電圧を印加するか極性を逆にした回路構成の車両用バックミラーの調整法。
【請求項1】
ボタンを押している間、ミラーをエンドレスでアオリ作用をさせ、その映像変化を視認し、安全確認上有効な視界位置でボタンを放し、アオリ動作を止める構成とした車両用バックミラーの調整法。
【請求項2】
反転端子を対設し、この間を摺動接点が往復するように取付け、このスパンがミラーアオリの最大変位に一致するように連動させた構成の請求項1記載の車両用バックミラーの調整機構。
【請求項3】
バックミラーの裏面、水平と垂直方向の任意位置の上下アオリ折り返し点に、マイクロスイッチその他の発信器を設置し、当器の信号でエンドレスのアオリをする構成とした車両用バックミラーの調整機構。
【請求項4】
ミラーアオリの反転位置で発する信号を論理回路または同等品の入力端子に接続し、2つの出力端子を交互に正負反転させ、モータ駆動端子の極性を正逆自動切換える構成とした車両用バックミラーの調整機構。
【請求項5】
ミラーアオリの反転端子区間を複数に分割し、それぞれはアオリ位置の選択スイッチを介して中継器に接続する。 これにより得る運転姿勢に合ったアオリ停止位置を操作せず、ワンタッチ選択できるようにするか、左右のミラーとルームミラーまでの分割端子データを記憶させ、ワンタッチで全ミラーの視界調整を制御する車両用バックミラーの調整法。
【請求項6】
カムまたはクランク等のエンドレスアオリ操作で、ボタンを放したとき、モータ端子を遮断すると共に両者を短絡し、逆起電圧を印加するか極性を逆にした回路構成の車両用バックミラーの調整法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−148754(P2012−148754A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−22134(P2011−22134)
【出願日】平成23年1月18日(2011.1.18)
【出願人】(591261897)
【出願人】(592186179)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月18日(2011.1.18)
【出願人】(591261897)
【出願人】(592186179)
【Fターム(参考)】
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