説明

車両用前照灯

【課題】スイブル機構の小型化が可能な車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯(この例では車両用補助前照ランプ)3は、車両に固定される台座(この例ではベースプレート)6と、台座6に固定される光源7と、光源7からの光を前方へ反射するリフレクタ8と、台座6または車両に固定されるとともに、光源7を通過する垂直軸Xを中心にリフレクタ8を水平方向へ回転自在に支持し且つ車両旋回方向に回転駆動させるスイブル機構9と、リフレクタ8の前方にリフレクタ8に一体的に設けられリフレクタ8で反射された光を反転透過して照射するインナレンズ10と、を備える。そのため、スイブル機構9に加わる重量負担が小さくなり、スイブル機構9を小型化できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配光パターンを車両旋回方向へ変える車両用前照灯に関し、特にすれ違いビームおよび走行ビームを照射するメインの前照ランプの補助として設けられた補助前照ランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、道路環境や車両走行環境に応じて配光パターンを車両旋回方向へ変える車両用補助前照ランプは知られている。補助前照ランプは、主前照ランプの車幅方向外側に配置され、例えば、ステアリング操作やナビゲーション情報に基づく車両旋回方向検知手段により、車両の旋回方向を検知して、その旋回方向に配光パターンを変えることにより、曲路における前方視認性を高めている。
【0003】
この種の車両用補助前照ランプは、前向きに設置されて光を前方へ照射する光源と、該光源の前方に一体的に配置されて光を前方に照射するインナレンズから構成されたランプユニットを有している。また、このランプユニット全体はスイブル機構により垂直軸を中心にして水平方向で回転自在に支持されている。そして、このスイブル機構により、前記車両旋回方向検知手段により検知された旋回方向へ向けて、ランプユニット全体を回転させ、配光パターンを旋回方向に変えて、旋回方向先の視認性を高めている。
【0004】
(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−141918号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような前記従来技術にあっては、ランプユニット全体をスイブル機構により回転させる構造のため、スイブル機構が大型化して、重量の増加を招く。また、ランプユニット全体の重量がスイブル機構に集中するため、車両走行時の振動等によりランプユニットにガタつきが生じやすい。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、スイブル機構の小型化が可能な車両用前照灯を提供するものである。
【0007】
なお前記従来技術にあっては、以下のような不利な点もある。つまり前記従来技術にあっては、ランプユニットは、光源とインナレンズとが隙間なく一体化されており、光源とインナレンズとの間にシェード手段を設けることができないため、インナレンズとして特殊な光学的性能を有するものを使用しなければならない。つまり、この特殊なインナレンズにより、主前照ランプのすれ違い走行用のロービーム配光パターンに相応したカットラインを有する補助配光パターンを得なければないため、特殊な光学的性能を有するインナレンズを使用することで、コストの面で不利である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、車両に固定された台座と、台座に固定された光源と、光源からの光を前方へ反射するリフレクタと、前記台座または車両に固定され、光源を通過する垂直軸を中心にリフレクタを水平方向に回転自在に支持し且つ車両旋回方向に回転駆動させるスイブル機構と、リフレクタの前方に一体的に設けられリフレクタで反射された光を反転透過して照射するインナレンズと、を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、前後方向に互いに離間したリフレクタとインナレンズとの間に設けられ、所定の配光パターンのカットラインを形成するシェード手段をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、光源が台座の表面位置近傍に上向きに配置され、該台座の表面前縁部に垂直軸を中心とした円弧状のエッジ部を形成し、該エッジ部をシェード手段として構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、リフレクタとインナレンズとの間に、両者と一体的に回転するシェード部材を設けて、台座のエッジ部とシェード部材の上縁部とでシェード手段を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によれば、台座および光源および光源のヒートシンクを回転させないため、スイブル機構に加わる重量負荷が軽減され、スイブル機構を小型化できる。また、スイブル機構に加わる重量が小さくなるため、車両走行時の振動等が加わってもガタつきが生じにくくなる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、互いに離反したリフレクタとインナレンズの間に設けられたシェード手段があるため、特殊な光学的性能を有するインナレンズを使用せずに、通常のインナレンズで、ロービーム配光パターンに相応したカットラインを有する補助配光パターンを得ることができる。そのため、コストの面で有利である。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、リフレクタ及びインナレンズを回転させても、所定の配光パターンのカットラインを形成することができる。このとき、別途シェード部材を設ける必要がないため、軽量化が図られる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、台座のエッジ部とシェード部材とでシェード手段を形成し、該シェード部材の上縁部を台座のエッジ部と重ねて所定の配光パターンのカットラインを形成するため、斜めカットラインの形成も可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、スイブル機構の小型化が可能な車両用前照灯を提供するという目的を、スイブル機構によりリフレクタおよびインナレンズを回転させる一方で光源および光源を固定する台座を回転させない構造にすることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0017】
図1〜図6は、本発明の第1実施例を示す図である。図1は、自動車の進行方向左側のヘッドランプ1を示している。右側は左右対称構造のため、図示及び説明を省略する。
【0018】
ヘッドランプ1は、主前照ランプ2と、本発明の技術的思想が適用された車両用前照灯としての補助前照ランプ3と、を備えている。ヘッドランプ1は前面が素通しのアウタレンズ4により覆われている。
【0019】
主前照ランプ2は凸レンズ状の集光レンズ5を有するプロジェクタ型で、内部に設置されたシェード(図示せず)により、すれ違い用のロービーム配光パターンLPと、走行用のハイビーム配光パターンを切り替えることができる。
【0020】
補助前照ランプ3は、この主前照ランプ2の車幅方向外側位置に配置されている。この補助前照ランプ3は、台座としてのベースプレート6、光源7、リフレクタ8、スイブル機構9、インナレンズ10を備えた基本構造をしている。
【0021】
光源7は白色LEDで、台座としてのベースプレート6に図示せぬヒートシンクを介して固定されている。ヒートシンクはベースプレート6の下面に固定され、一方、光源7は、ベースプレート6に貫通形成された開口11を通じてベースプレート6の表面近傍(上面近傍)に上向き状態で設置されている。
【0022】
リフレクタ8は、ベースプレート6の表面にスライド自在に載置されている。リフレクタ8の形状は、光源7の後方から上方および側方を覆うように形成された半ドーム形状(球形の殻を略1/4に分割した形状)で、楕円放物面を基調とする自由曲面から形成されている。このリフレクタ8の第1焦点に光源7が設置されている。
【0023】
インナレンズ10は、リフレクタ8から前方に離間した位置においてリフレクタ8と一体的に設けられている。より具体的には、インナレンズ10は、フレーム13を介してリフレクタ8と一体的に設けられている。フレーム13は、リフレクタ8の両外側面から前方に向けて突出する一対のアーム部13a、13aと、この一対のアーム部13a、13aの両前端部に跨って一体に設けられた円形のレンズホルダ部13bと、を備えて構成され、このレンズホルダ部13bにインナレンズ10が固定されている。
【0024】
インナレンズ10は主前照ランプ2の集光レンズ5と同様の凸レンズで、リフレクタ8で反射された光を反転透過して照射するものであり、特別な光学的性能を有する特殊なものではない。このインナレンズ10の後側焦点はリフレクタ8の第2焦点近傍に位置している。
【0025】
スイブル機構9は、光源7を通過する垂直軸Xを中心にリフレクタ8を水平方向に回転自在に支持し且つ回転駆動するものである。スイブル機構9は、リフレクタ8の上方に設けられおり、この例では、リフレクタ8の上部から突設され且つ前記垂直軸Xに合致する支持シャフト14と、この支持シャフト14を介してリフレクタ8を回転駆動モータ15と、を備えて構成されている。回転駆動モータ15はベースプレート6または車両に固定されている。
【0026】
リフレクタ8はベースプレート6上に載せられただけの状態のため、該支持シャフト14を回転駆動モータ15で回転させることにより、リフレクタ8及びインナレンズ10だけを垂直軸Xを中心にして水平方向で回転させることができる。
【0027】
回転駆動モータ15は、ステアリング操作やナビゲーション情報に基づく車両旋回方向検知手段16に接続されている。車両旋回方向検知手段16は、車両の旋回方向を検知して、その旋回方向及び旋回角度に関する信号を、回転駆動モータ15に出力する。回転駆動モータ15は、車両旋回方向検知手段16からの信号に応じた旋回方向及び旋回角度で、リフレクタ8及びインナレンズ10を回転させる。
【0028】
ここで、ベースプレート6の表面前縁部(エッジ部)12は、光源7の中心を通過する垂直軸Xを中心とした円弧状に形成され、これにより、この円弧状のエッジ部12が、所定の配向パターンのカットラインBを形成するシード手段として構成されている。
【0029】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0030】
主前照ランプ2から所定の配光パターンの光が照射される。図6は、すれ違い用のロービーム配光パターンLPを示した図である。このロービーム配光パターンLPはのカットラインAは、左右の高さの異なる水平カットラインA1、A2と、水平カットラインA1、A2の間でこれらを連結する斜めカットラインA3と、を有する。この主前照ランプ2による配光パターンは、道路環境や車両走行環境などが変化しても、常に同じ方向を照射している。
【0031】
補助前照ランプ3も直進走行時は、主前照ランプ2と同様に前方へ向けて光Lを照射し、補助配光パターンSPを形成している。すなわち、光源7から上向きに発せられた光Lはリフレクタ8で前側に反射され、インナレンズ10を透過することで反転された後、アウタレンズ4を経て前方へ照射される。
【0032】
リフレクタ8とインナレンズ10の間に、ベースプレート6の円弧状のエッジ部12がシェード手段として存在するため、補助前照ランプ3の補助配光パターンSPも、主前照ランプ2のロービーム配光パターンLPに相応した直線状のカットラインBを有する。従って、このカットラインBにより、主前照ランプ2のロービーム配光パターンLPと同様に、対向車等の幻惑防止効果が得られる。
【0033】
そして、車両が旋回すると、その旋回方向及び旋回角度を、車両旋回方向検知手段16が検知して回転駆動モータ15に信号を出力するため、回転駆動モータ15が、支持シャフト14を介して、リフレクタ8及びインナレンズ10を、検出した旋回方向及び旋回角度で回転させる。
【0034】
リフレクタ8及びインナレンズ10が回転すると、補助配光パターンSPが旋回方向へ移動して、旋回先を照らすため、旋回時における前方視認性が高まる。円弧状のエッジ部12をシェード手段として利用するため、リフレクタ8及びインナレンズ10を回転させても、同じカットラインBを有する補助配光パターンSPを回転先においても得ることができ、対向車等の幻惑防止効果は維持される。
【0035】
次に、この実施例の効果を列挙する。
【0036】
この実施例の車両用前照灯3は、車両に固定される台座(この例ではベースプレート)6と、台座6に固定される光源7と、光源7からの光を前方へ反射するリフレクタ8と、台座6または車両に固定されるとともに、光源7を通過する垂直軸Xを中心にリフレクタ8を水平方向へ回転自在に支持し且つ車両旋回方向に回転駆動させるスイブル機構9と、リフレクタ8の前方にリフレクタ8に一体的に設けられリフレクタ8で反射された光を反転透過して照射するインナレンズ10と、を備える。
【0037】
つまり、スイブル機構9は、台座6および光源7および光源7のヒートシンクを回転させずに、リフレクタ8およびリフレクタ8に一体に設けられたインナレンズ10のみを回転させるものとなるため、スイブル機構9に加わる重量負荷が低減され、スイブル機構9を小型化できる。また、スイブル機構9に加わる重量負荷が小さくなため、車両走行時の振動等が加わっても、ガタつきが生じにくくなる。
【0038】
またこの実施例の車両用前照灯3は、台座6上にリフレクタ8を摺動回転自在に載置している。そのため、リフレクタ8およびリフレクタ8にフレーム13を介して一体に設けられたインナレンズ10の重量を台座6で支えることができるため、さらにスイブル機構9に加わる重量負荷が小さくなる。
【0039】
またこの実施例の車両用前照灯3においては、前後方向に互いに離反するリフレクタ8とインナレンズ10との間に、配光パターンに所定のカットラインBを形成するシェード手段(この例ではエッジ部12)が設けられている。そのため、特殊な光学的性能を有するインナレンズを使用せずに、通常のインナレンズ10で、求めるカットラインBを有する配光パターンを得ることができる。これにより、コストの面で有利となる。
【0040】
特にこの実施例の車両用前照灯3は、すれ違い用のロービーム配向パターンLPおよび走行用のハイビーム配向パターンを照射する主前照ランプ2の補助として、当該主前照ランプ2の車幅方向外側に首振り自在に配置された補助前照ランプ3である。このとき、補助前照ランプ3の配向パターンSPは、シェード手段12によって前照ランプ2のすれ違い用のロービーム配光パターンに相応したようなカットラインBを有する補助配光パターンSPを得ることができるため、直線走行時には主前照ランプ2と補助前照ランプ3との重ね合わせにより良好なロービーム配向パターンが得られるととともに、旋回時には旋回先を照らすことで旋回時における前方視認性が高まる。
【0041】
またこの実施例の車両用前照灯3は、光源7が水平に配置された台座6の表面位置近傍に上向きに配置され、該台座6の表面前縁部に垂直軸Xを中心とした円弧状のエッジ部12を形成し、該エッジ部12をシェード手段として構成している。そのため、リフレクタ8及びインナレンズ10を回転させても、所定の配光パターンのカットラインを形成することができる。また、台座6に形成された円弧状のエッジ部12をシェード手段として利用するため、別途シェード部材を設ける必要がなく、軽量化、コスト削減に寄与する。
【実施例2】
【0042】
図7〜図9は、本発明の第2実施例を示す図である。第1実施例と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0043】
この実施例に係る補助前照ランプ17では、リフレクタ8とインナレンズ10の間に、フレーム13に固定されて、両者8、10と一体的に回転するシェード部材18を設けた。シェード部材18の上縁部19は、左右の高さの異なる水平部19a、19bと、左右の水平部19a、19bの間においてこれら水平部19a、19bを連結する斜め状の傾斜部19cと、を備えて構成されている。
【0044】
この実施例では、シェード部材18とエッジ部12とによりシェード手段が形成され、シェード部材18の上縁部19を、ベースプレート6のエッジ部12と重ねることにより、補助前照ランプ3の補助配光パターンSP′が得られる。シェード部材18の上縁部19に傾斜部19cが形成されているため、エッジ部12と合成されることで、補助配光パターンSP′のカットラインCも左右の高さの異なる水平カットラインC1、C2の間に斜めカットラインC3が形成されたものとなり、これにより補助配向パターンSP′のラットラインCが主前照ランプ2のロービーム配光パターンLPにおけるカットラインAと略合致する。
【0045】
以上のように、第2実施例によれば、第1実施例の効果に加え、台座(この例ではベースプレート)6のエッジ部12と、リフレクタ8にフレーム13を介して一体的に設けられたシェード部材18と、でシェード手段を形成し、該シェード部材18の上縁部を台座6のエッジ部12と重ねて所定の配光パターンのカットラインを形成するため、斜めカットラインC3の形成も可能になる。
【0046】
従って、補助配光パターンSP′は、主前照ランプ2のロービーム配光パターンLPと重ねて照射する場合においても、補助配光パターンSP′だけを回転させて旋回先を照らす場合においても、対向車等の幻惑を防止しつつ、より高い前方視認性が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
以上の実施例では、支持シャフト14と回転駆動モータ15から成るスイブル機構9を例にしたが、これに限定されない。リフレクタ8及びインナレンズ10を垂直軸Xを中心に回転自在に支持でき且つ回転駆動できる機構であれば、どのような構造でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1実施例に係る補助前照ランプを示す正面図。
【図2】主前照ランプ及び補助前照ランプを示す斜視図。
【図3】補助前照ランプを示す斜視図。
【図4】補助前照ランプを示す分解斜視図。
【図5】補助前照ランプを示す概略上面図。
【図6】補助前照ランプによる補助配光パターンを示す説明図。
【図7】第2実施例に係る補助前照ランプを示す斜視図。
【図8】補助前照ランプを示す分解斜視図。
【図9】補助前照ランプによる補助配光パターンを示す説明図。
【符号の説明】
【0049】
2 主前照ランプ
3 補助前照ランプ(車両用前照灯)
6 ベースプレート(台座)
7 光源
8 リフレクタ
9 スイブル機構
10 インナレンズ
12 エッジ部(シェード手段)
14 支持シャフト(スイブル機構)
15 回転駆動モータ(スイブル機構)
16 車両旋回方向検知手段
18 シェード部材(シェード手段)
X 垂直軸
LP ロービーム配光パターン
SP、SP′ 補助配光パターン
A、B、C カットライン
L 光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に固定される台座と、台座に固定される光源と、光源からの光を前方へ反射するリフレクタと、前記台座または車両に固定されるとともに、光源を通過する垂直軸を中心にリフレクタを水平方向へ回転自在に支持し且つ車両旋回方向に回転駆動させるスイブル機構と、リフレクタの前方にリフレクタに一体的に設けられリフレクタで反射された光を反転透過して照射するインナレンズと、を備えることを特徴とする車両用前照灯。
【請求項2】
請求項1記載の車両用前照灯であって、
前後方向に互いに離間したリフレクタとインナレンズとの間に設けられ、所定の配向パターンのカットラインを形成するシェード手段をさらに備えることを特徴とする車両用前照灯。
【請求項3】
請求項2記載の車両用前照灯であって、
光源が台座の表面位置近傍に上向きに配置され、該台座の表面前縁部に垂直軸を中心とした円弧状のエッジ部を形成し、該エッジ部をシェード手段として構成したことを特徴とする車両用前照灯。
【請求項4】
請求項3記載の車両用前照灯であって、
リフレクタとインナレンズとの間に、両者と一体的に回転するシェード部材を設けて、台座のエッジ部とシェード部材の上縁部とでシェード手段を形成したことを特徴とする車両用前照灯。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−10265(P2008−10265A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−178298(P2006−178298)
【出願日】平成18年6月28日(2006.6.28)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】