防災用多機能バケツ

【課題】災害時に多角的且つ即効性を以て多様な機能を発揮する多機能バケツを提供する。
【解決の手段】バケツ（１）の外側の連結体（２）を設け、バケツ（１）の開口部に環状の密閉蓋（４）を設け、環状蓋の円孔（３）に表裏２機能の蓋（８）を設け、該蓋の上面に回転座（９）を設け、該回転座の上にクッション（１０）を設け、該クッションの上に結束ネット（１１）を設け、該結束ネットの四隅に鉤（１２）を設け、該鉤で前記装備を該バケツの連結体（２）に掛けて固定したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、災害に備え有事の場合多彩な用途機能を発揮する、多機能バケツに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、防災バケツは火災予防の消火バケツとして、叉普通のバケツは掃除用具の用途などであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
この分野には、次のような問題点があった、
（イ）非常用の持ち出し品の容器
（ロ）持ち出し用のリュック
（ハ）救命の浮き
（ニ）給食容器
（ホ）避難所での椅子、小物入れ
（ヘ）仮設トイレ
（ト）汚物の保管容器、
など、これらの各々は全てが単一機能の専用製品であり有事の際に、ただちに他の製品に転用ができなかった。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
バケツの外周に連結体を設け、開口部には中央に円孔を設け外周の下側に下向きの密封嵌溝を設けた環状蓋を設け、該円孔には裏が密封栓で表が置き蓋となる、表裏２機能の蓋を設け、該置き蓋の上に回転座を設け、該回転座の上面にクッションを設け、該クッションの上部に、結束ネットを設け、該結束ネットの四隅に鉤を設け、該鉤で前記装備を該バケツの連結体に結束したことを特徴とする防災用多機能バケツである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明を使用する事により、次のような効果が期待出来る。
（イ）非常用持ち出し品の収納容器が即避難の時の持ち出しリュックになる。
（ロ）避難の途上での急激な増水にはそのまま救命具として役立ち、洪水の時は単体を連結して筏にもなる
（ハ）避難所では給食配給容器として使用できる。
（ニ）避難生活では個人の小物入れ、回転式の丸椅子として足の不自由な人びとを助ける。
（ホ）環座があるので防災用応急トイレとして活用できる。
（ヘ）密閉栓の中蓋により汚物や生ゴミの保管容器にも使用できる。
（チ）避難民がめいめいに持ち寄るので容器の供給が充分になり避難所の生活がシ自主的且つ自由に助け合いが生まれるなど極めて便利な防災用多機能バケツである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）バケツ（１）の外周側面に鞍型の金具を取り付けて連結体（２）とする。
（ロ）バケツ（１）の開口部には、中央に円孔（３）を設けた環状蓋（４）を嵌め合わせる、嵌め合わせは該環状蓋の外郭の下面に下向きの密封嵌溝（５）を設ける。
（ハ）環状蓋の円孔（３）には蓋を設けるが、其の蓋の裏面には密封栓（６）表面は普通の置き蓋（７）の表裏２機能蓋（８）とする
（ニ）該、置き蓋の上面に回転円座（９）を設ける。
（ホ）該、回転座の上面に円形クッション（１０）を設ける。
（ヘ）該、クッションの上部に結束ネット（１１）を設ける。
（ト）該、結合ネットの四隅の先に定着の鉤（１２）を設け、該、鉤で前記装備を連結体に固定する。
本発明は、以上の構成よりなる防災用の多機能バケツである。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の分解斜視図
【図３】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【０００８】
１バケツ
２連結体
３円孔
４環状蓋
５密封嵌溝
６密閉栓
７置き蓋
８表裏２機能蓋
９回転座
１０クッション
１１結束ネット
１２鉤

【特許請求の範囲】
【請求項１】
バケツの外側に連結体を設け、該バケツの開口部に、円孔を設けた環座をを設け、該環座の外郭の下面に下向きの嵌溝を設け、該環状蓋の円孔に、裏面が円孔の密封栓、表面が置き蓋となる、表裏２機能の蓋を設け、該置き蓋の上面に回転座を設け、該回転座の上面にクッションを設け、該クッションの上面に結束ネットを設け、該結束ネットの四隅に鉤を設け、該バケツの連結体に前記装備を取り付けたことを特徴とする防災用多機能バケツ。

【図１】