説明

電動旋回装置

【課題】作業アームの微速操作を容易にできる電動旋回装置を提供する。
【解決手段】左レバー25の操作により、駆動部9が駆動して上部旋回体を旋回させる。このとき、シフトペダル31が踏まれていると、制御装置11は、左レバー25の操作量を示す電気信号を極低速モードの値に変換し、この変換した値に基づいて、駆動部9に電流を供給する。その結果、左レバー25の操作量が同じであっても、シフトペダル31が踏まれている場合の旋回速度は、シフトペダル31が踏まれていない場合の旋回速度よりも遅くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建設機械や特装車等に使用される電動旋回装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、油圧ショベルとしては、特開2001−214902号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この油圧ショベルは、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に搭載された旋回台とを備えている。この旋回台の旋回は油圧モータによって行われ、その旋回速度は油圧モータに供給する作動油の量で調節している。
【0003】
上記旋回台は径方向外方に向って延びる作業アームを有している。また、上記旋回台には運転室が設けられており、運転者はその運転室内の操作レバーを操作して旋回台を旋回させる。
【0004】
ところで、上記従来の油圧ショベルでは、油圧モータへの作動油の供給量を調整することによって、旋回台の速度を調節しているため、負荷がかかった状態で旋回台を滑らかに旋回させつつ、その旋回速度を十分に遅くすることができない。
【0005】
したがって、上記作業アームの先端部(旋回台側とは反対側の端部)を数十mm単位で動かす場合、作業アームの先端部は旋回台の動きが増幅されるため、1/10秒単位の操作で操作レバーを引いて戻さねばならないので、熟練者でないと作業アームの先端部を数十mm単位で動かすことができない。
【0006】
このように、上記従来の油圧ショベルには、作業アームの先端部の微少操作が困難だという問題がある。
【特許文献1】特開2001−214902号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明の課題は、作業アームの微速操作を容易にできる電動旋回装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の電動旋回装置は、
旋回台と、
上記旋回台を旋回させる電動モータと、
上記旋回台に搭載され、上記旋回台から径方向外方に延びる作業アームと、
作業者に操作されると共に、その作業者の操作量に応じて、上記電動モータに回転速度を指令する指令手段と、
上記作業者の操作量に対する上記指令手段の指令量の比率を切り替える比率切替手段と、
上記指令手段からの指令と上記比率切替手段からの比率を切り替える信号とに基づいて、上記電動モータの回転速度を制御する制御装置と
を備えたことを特徴としている。
【0009】
上記構成の電動旋回装置によれば、上記電動モータで旋回台を旋回させるため、油圧モータで旋回台を旋回させる場合に比べて旋回台の最低回転速度を遅くすることができ、しかも、油圧モータの最低回転速度で旋回させる場合よりも、遅い速度で旋回台を滑らかに旋回させることができる。
【0010】
また、上記指令手段は、作業者の操作量に応じて電動モータに回転速度を指令する。この際、上記制御装置は、指令手段からの指令と比率切替手段からの比率を切り替える信号とに基づいて、電動モータの回転速度を制御するので、比率切替手段によって、作業者の操作量に対する指令手段の指令量の比率を小さくすることにより、作業者の操作量が大きくても、旋回台が滑らかに微速で旋回する。
【0011】
したがって、上記作業者は作業アームの先端部を数十mm単位で容易に動かすことができる。
【0012】
一実施形態の電動旋回装置では、
上記作業アームは、
一端が上記旋回台に回動自在に連結されたブームと、
一端が上記ブームの他端に回動自在に連結されたアームと、
上記アームの他端に回動自在に連結されたバケットと、
上記ブーム、アームおよびバケットを回動駆動する油圧シリンダと
を含む。
【0013】
上記実施形態の電動旋回装置によれば、上記作業アームはブーム、アーム、バケットおよび油圧シリンダを有するので、例えば建設現場での精細な微速作業を行うことができる。
【0014】
一実施形態の電動旋回装置では、
上記比率切替手段は上記旋回台に設けられたペダルである。
【0015】
上記実施形態の電動旋回装置によれば、上記旋回台に設けられたペダルによって、作業者の操作量に対する指令手段の指令量の比率を切り替えることができるので、その切り替え操作を簡単にすることができる。
【0016】
一実施形態の電動旋回装置は、
上記電動モータのエネルギを回生する回生手段と、
上記回生手段で回生された電気を蓄える蓄電装置と
を備えている。
【0017】
上記実施形態の電動旋回装置によれば、上記回生手段および蓄電装置を備えるので、電動モータにより発生した電気を回生手段で蓄電装置に回生し、省エネ効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の電動旋回装置によれば、電動モータに回転速度を指令する際、比率切替手段が作業者の操作量に対する指令手段の指令量の比率を切り替えることができるので、作業者の指令手段に対する操作量が大きくても、旋回台を滑らかに微速で旋回させることができ、その結果、旋回台から径方向外方に延びる作業アームの微速操作を簡単にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の電動旋回装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施の形態の電動旋回装置2を備えたハイブリット油圧ショベルの概略斜視図である。なお、図1において、ハイブリット油圧ショベルの構造を判り易くするため、内部が見えるように図示している。
【0021】
上記ハイブリット油圧ショベルは、下部走行体1と、この下部走行体1に搭載された電動旋回装置2とを備えている。
【0022】
上記下部走行体1は、走行モータ3によって前方および後方に向って走行自在となっている。また、上記下部走行体1は、それぞれ独立に駆動可能な左側駆動部4および右側駆動部5を有している。そして、上記下部走行体1の前部には、ブレードシリンダ7で駆動されるブレード6が取り付けられている。
【0023】
上記電動旋回装置2は、上部旋回体8と、この上部旋回体8を旋回させる駆動部9と、上部旋回体8に搭載された作業アーム10と、駆動部9の駆動を制御する制御装置11(図3参照)とを備えている。なお、上記上部旋回体8は旋回台の一例である。
【0024】
上記上部旋回体8には、作動油タンク12、オイルクーラ13、油圧ポンプ14、コントロールバルブ15が設けられている。この油圧ポンプ14は、ブレードシリンダ7や、後述するブームシリンダ16、ブームオフセットシリンダ17、アームシリンダ18およびバケットシリンダ19に作動油を供給する。この作動油の供給はコントロールバルブ15で制御される。また、上記上部旋回体8は、電動モータ32の回生回路51(図3)で回生された電気を蓄えるバッテリ52を搭載している。なお、上記バッテリ52は蓄電装置の一例である。
【0025】
上記作業アーム10は、上部旋回体8から径方向外方に延びている。また、上記作業アーム10は、ブーム20、アーム21、バケット22、ブームシリンダ16、ブームオフセットシリンダ17、アームシリンダ18およびバケットシリンダ19を含んでいる。なお、上記ブームシリンダ16、ブームオフセットシリンダ17、アームシリンダ18およびバケットシリンダ19は、油圧シリンダの一例である。
【0026】
上記ブーム20の一端は上部旋回体8に回動自在に連結されている。また、上記ブーム20の他端には、アーム21の一端がブーム20の他端に回動自在に連結されている。そして、上記アーム21の他端にはバケット22が回動自在に連結されている。これらのブーム20、アーム21およびバケット22は、ブームシリンダ16、ブームオフセットシリンダ17、アームシリンダ18およびバケットシリンダ19によって回動駆動される。
【0027】
図2は、上記上部旋回体8に設けられた運転室23の概略構成図である。
【0028】
上記運転室23には運転座席24が設置されおり、運転者はその運転座席24に座って、左レバー25、右レバー26、別レバー29、アクセルペダル30、シフトペダル31、第1走行レバー27および第2走行レバー28を操作する。なお、上記左レバー25は指令手段の一例で、シフトペダル31は比率切替手段の一例である。
【0029】
より詳しくは、上記運転者が右レバー26を矢印F1,B1方向へ操作すると、上部旋回体8に対してブーム20が回動する。また、上記運転者が右レバー26を矢印L1,R1方向へ操作すると、アーム21に対してバケット22が回動する。
【0030】
また、上記運転者が左レバー25を矢印F2,B2方向へ操作すると、ブーム20に対してアーム21が回動する。また、上記運転者が左レバー25を矢印L2,R2方向へ操作すると、下部走行体1に対して上部旋回体8が旋回する。
【0031】
また、上記運転者が、第1走行レバー27を矢印F3,B3方向へ操作すると、下部走行体1の左側駆動部4のみが駆動する一方、第2走行レバー28を矢印F4,B4方向へ操作すると、下部走行体1の右側駆動部5のみが駆動する。
【0032】
また、上記運転者が別レバー29を矢印F5,B5方向へ操作すると、下部走行体1に対してブレード6が上下方向に移動する。
【0033】
また、上記運転者がアクセルペダル30を踏むと、上部旋回体8内に搭載されたエンジン(図示せず)の出力が増加する。上記エンジンは、運転者がアクセルペダル30を踏んでないと、アイドル状態となる。なお、上記エンジンは油圧ポンプ14の動力源である。
【0034】
また、上記運転者がシフトペダル31を踏みながら、左レバー25を矢印L2,R2方向へ操作すると、下部走行体1に対して上部旋回体8が極低速で旋回する。これに対して、上記運転者がシフトペダル31を踏まないで、左レバー25を同様に操作すると、下部走行体1に対して上部旋回体8が通常速度で旋回する。
【0035】
このように、上記左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度が同じであっても、シフトペダル31が踏まれている場合の旋回速度は、シフトペダル31が踏まれていない場合の旋回速度よりも遅くなる。
【0036】
すなわち、上記運転者がシフトペダル31を踏むことにより、左レバー25の矢印F2,B2方向の操作感度を鈍くすることができる。
【0037】
図3は、上記左レバー25およびシフトペダル31から駆動部9への信号の流れを説明するためのブロック図である。
【0038】
上記制御装置11は、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度に応じた電気信号を受けると共に、シフトペダル31のON/OFFを示す電気信号も受ける。より詳しくは、上記左レバー25からの電気信号は、制御装置11内の増幅器(図示せず)に入力される。また、上記制御装置11は、シフトペダル31からのON信号を受けていないと、増幅器において、左レバー25からの電気信号を所定の増幅率で増幅する一方、シフトペダル31からのON信号を受けると、上記所定の増幅率より小さい増幅率で左レバー25からの電気信号を増幅する。そして、上記制御装置11は、増幅器の出力信号に基づいて、駆動部9に電流を供給する。
【0039】
上記駆動部9は、電動モータ32、減速機33およびピニオンギア34から成っている。上記電動モータ32の動力は減速機33を介してピニオンギア34に伝わる。また、上記ピニオンギア34は、下部走行体1に固定された内歯式単列形のリングギア35に歯合している。
【0040】
上記電動モータ32には回生回路51が設けられている。この回生回路51は電動モータ32のエネルギを回生する。なお、上記回生回路51は回生手段の一例である。
【0041】
このような駆動部9の電動モータ32に電流を供給すると、ピニオンギア34が回転し、上部旋回体8が駆動部9と共に動く。その結果、図4に示す上部旋回体8が図5に示すように旋回する。
【0042】
以下、図6のフローチャートにしたがって、上記駆動部9の電動モータ32の旋回速度の制御について説明する。
【0043】
まず、ステップS1で、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度を電気信号に変換する。
【0044】
次に、ステップS2で、シフトペダル31がONされているか否かを判定する。このシフトペダル31がONされていないと判定すると、ステップS3に進む一方、シフトペダル31がONされていると判定すると、ステップS11に進む。なお、上記シフトペダル31のONとは、運転者がシフトペダル31を踏んでいることを意味する。また、上記シフトペダル31OFFとは、運転者がシフトペダル31を踏んでいないことを意味する。
【0045】
上記ステップS4では、制御装置11が、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度を示す電気信号を維持する。
【0046】
上記ステップS11では、制御装置11が、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度を示す電気信号を極低速モードの値に変換する。
【0047】
最後に、ステップS4で、制御装置11が駆動部9の電動モータ32に電流を供給して、上部旋回体8を旋回させる。
【0048】
上記ステップS4がステップS3に引き続いて行われる場合、制御装置11は、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度を示す電気信号に基づき、駆動部9の電動モータ32に電流を供給するので、上部旋回体8は通常速度(例えば左レバー25を一杯に倒して約10rpm)で回転する。
【0049】
一方、上記ステップS4がステップS11に引き続いて行われる場合、制御装置11は、ステップS11で変化された値の電気信号に基づいて、駆動部9の電動モータ32に電流を供給するので、上部旋回体8は極低速(例えば左レバー25を一杯に倒して約1rpm)で回転する。
【0050】
このように、上記駆動部9の電動モータ32で上部旋回体8を旋回させることによって、油圧モータの最低回転速度よりも遅い速度で上部旋回体8を滑らかに旋回させることができる。
【0051】
また、上記シフトペダル31がONされている間は、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作による指令は、制御装置11で例えば1/10に読み替えられて、駆動部9の電動モータ32に送られるので、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度が大きくても、上部旋回体8を約1rpmのような極低速で滑らかに旋回させることができる。
【0052】
したがって、上記上部旋回体8を約1rpmのような極低速で旋回させれば、熟練者でなくても作業アーム10の先端部を数十mm単位で容易に動かすことができる。
【0053】
また、上記上部旋回体8を減速させる際、駆動部9の電動モータ32により発生した電気を回生回路51でバッテリ52に回生することができる。
【0054】
したがって、上記回生回路51で回生した電気をバッテリ52に蓄え、バッテリ52に蓄えた電気を必要に応じて使用することにより、省エネ効果も得ることができる。
【0055】
もし、上記上部旋回体8を油圧モータで旋回させるなら、上部旋回体8の旋回速度は、油圧モータへ向う作動油の量を絞って減速させるため、上部旋回体8の減速時において、油圧モータへ向う作動油は仕事をしない。
【0056】
したがって、上記上部旋回体8を油圧モータで旋回させると、エネルギが無駄に消費されてしまう。
【0057】
上記実施の形態では、比率切替手段の一例としてのシフトペダル31を運転室23に設けていたが、比率切替手段の一例としてのボタンを例えば左レバー25の上部に設けてもよい。
【0058】
上記実施の形態では、電動旋回装置2をハイブリット油圧ショベルに使用した場合について説明したが、本発明の電動旋回装置は、クレーン車等の建設機械や、梯子車等の特装車等に使用してもよい。
【0059】
上記実施の形態では、シフトペダル31のON,OFFに応じて、増幅率が変更される増幅器を制御装置11内に設けていたが、シフトペダル31のON,OFFに応じて、入力電圧に対する出力電圧の比率を変更する分圧回路を制御装置11内に設けてもよいし、あるいは、シフトペダル31のON,OFFに応じて、定数を変更するデジタル乗算器を制御装置11内に設けてもよい。この分圧回路またはデジタル乗算器を使用する場合、左レバー25の矢印L2,R2方向への操作角度に応じた電気信号が分圧回路またはデジタル乗算器に入力されるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】図1はハイブリット油圧ショベルの概略斜視図である。
【図2】図2は上部旋回体の運転室の概略構成図である。
【図3】図3は旋回電動機の信号の流れを説明するためのブロック図である。
【図4】図4は上記上部旋回装置の旋回を説明するための図である。
【図5】図5は上記上部旋回装置の旋回を説明するための図である。
【図6】図6は旋回速度の切り替え制御のフローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
2 上部旋回体
10 作業アーム
11 制御装置
16 ブームシリンダ
17 ブームオフセットシリンダ
18 アームシリンダ
19 バケットシリンダ
20 ブーム
21 アーム
22 バケット
31 シフトペダル
32 電動モータ
51 回生回路
52 バッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
旋回台(2)と、
上記旋回台(2)を旋回させる電動モータ(32)と、
上記旋回台(2)に搭載され、上記旋回台(2)から径方向外方に延びる作業アーム(10)と、
作業者に操作されると共に、その作業者の操作量に応じて、上記電動モータ(32)に回転速度を指令する指令手段(25)と、
上記作業者の操作量に対する上記指令手段(25)の指令量の比率を切り替える比率切替手段(31)と、
上記指令手段(25)からの指令と上記比率切替手段(31)からの比率を切り替える信号とに基づいて、上記電動モータ(32)の回転速度を制御する制御装置(11)と
を備えたことを特徴とする電動旋回装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電動旋回装置において、
上記作業アーム(10)は、
一端が上記旋回台(2)に回動自在に連結されたブーム(20)と、
一端が上記ブーム(20)の他端に回動自在に連結されたアーム(21)と、
上記アーム(21)の他端に回動自在に連結されたバケット(22)と、
上記ブーム(20)、アーム(21)およびバケット(22)を回動駆動する油圧シリンダ(16,17,18,19)と
を含むことを特徴とする電動旋回装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電動旋回装置において、
上記比率切替手段(31)は上記旋回台(2)に設けられたペダル(31)であることを特徴とする電動旋回装置。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか一項に記載の電動旋回装置において、
上記電動モータ(32)のエネルギを回生する回生手段(51)と、
上記回生手段(51)で回生された電気を蓄える蓄電装置(52)と
を備えたことを特徴とする電動旋回装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−155992(P2009−155992A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−338497(P2007−338497)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】