説明

電子機器

【課題】 電子機器を大型化、コストアップせずに「ゴミが付着することが望ましくない部材」のゴミを簡便に除去することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】 警告音もしくは音声を出力するスピーカ110を備え、スピーカ110が前記警告音もしくは音声の周波数とは異なる周波数の音波を出力することにより、スピーカ110の近傍に配置されたファインダLCD108を振動させ、付着したゴミを除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴミを除去する機能を有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子機器にはいくつかの「ゴミが付着することが望ましくない部材」が備えられている。例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラにおけるCCDやCMOS等の撮像素子が挙げられる。撮像素子にゴミが付着すると、撮影された画像にゴミが写り込んでしまい、使用性及び商品性を低下させる。また、デジタルカメラやデジタルビデオカメラにおける電子ビューファインダの液晶パネルが挙げられる。液晶パネルにゴミが付着すると、画像再生時に使用者からゴミが見えてしまい、使用性及び商品性を低下させる。
【0003】
これらの「ゴミが付着することが望ましくない部材」のゴミを除去するために、撮像素子の前面に振動可能な透明部材を配置する発明がなされている(例えば、特許文献1参照)。また、デジタルビデオカメラの電子ビューファインダにおいては、使用者又は修理者が液晶パネルを掃除することができるように窓が設けられているものもある。
【0004】
【特許文献1】特開2005−20078号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように「ゴミが付着することが望ましくない部材」に付着したゴミを除去することが、使用性及び商品性向上のために求められている。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の発明では、ゴミを脱落させるための複数の専用部材が必要となるため、製品の大型化やコストアップという欠点があった。
【0007】
また、上記従来のデジタルビデオカメラのように掃除用の窓を設ける場合にも、窓を形成しなければならず、製品のコストアップという欠点があった。また、逆に窓からゴミが進入することにもなりかねず窓を塞ぐための部材が必要となるという欠点があった。さらに、掃除をするための綿棒等が必要となり、掃除をする手間がかかってしまうという欠点があった。
【0008】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであり、「ゴミが付着することが望ましくない部材」に付着したゴミを簡便に除去することが可能な電子機器を提供することを目的とする。さらには、電子機器の大型化やコストアップを避けながら、ゴミを簡便に除去することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子機器は、警告音もしくは音声を出力する音声出力手段を備え、前記音声出力手段が前記警告音もしくは音声の周波数とは異なる周波数の音波を出力することにより、ゴミ除去対象部位に付着したゴミを除去することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、音声出力手段を利用して、簡易な構成で、「ゴミが付着することが望ましくない部材」に付着したゴミを簡便に除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1の実施の形態)
図1に本発明の第1の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ101の概略構成を示す。本図を参照しながら、本発明の電子機器の一例であるデジタルビデオカメラ101について説明する。
【0012】
デジタルビデオカメラ101は、レンズユニット102から取り込んだ映像をCCD103で電気信号化した後、信号処理部104経由で記録部105に記録する。記録部105はテープ、ディスク、半導体メモリ等を用いることができる。
【0013】
また、音声はマイク106から取り込み、信号処理部104経由で記録部105に記録する。
【0014】
記録部105に記録された信号を再生する場合、映像はファインダユニット107のファインダLCD108(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)に表示される。ファインダLCD108に表示される映像はファインダレンズ109によって拡大され、使用者は拡大された映像を視認することができる。
【0015】
また、記録部105に記録された音声もしくは例えばバッテリー切れ等を使用者に知らしめる警告音はファインダユニット107に取り付けられたスピーカ110から出力される。デジタルビデオカメラ101の本体にスピーカ110側から外部へ開口した開口部111を設けることで、使用者に出力された音声もしくは警告音が届きやすくなるように構成されている。スピーカ110はファインダユニット107の上面に取り付けられ、ファインダLCD108の近傍に配置される。
【0016】
次に、デジタルビデオカメラ101の有するゴミを除去する機能について説明する。ファインダLCD108の表面にゴミが付着した場合、使用者がファインダを覗いた際、ファインダレンズ109によってゴミも拡大されて見えてしまい、使用者に不快感を与える。そこで、本発明の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ101では、ファインダLCD108の表面にゴミが付着した場合、そのゴミの除去(以下、ファインダゴミ除去と略す)が可能なように構成されている。以下、該除去機能について説明する。
【0017】
ファインダゴミ除去は、まずデジタルビデオカメラ101の使用者が操作部112を操作して指示することで実行される。該指示がされることで、スピーカ110は周波数30kHzの超音波を出力する。すなわち、音声もしくは警告音の周波数とは異なる周波数の音波を出力する。
【0018】
ここで、ファインダゴミ除去についての原理を説明する。図2は本実施の形態に係るファインダユニット107の詳細断面図である。ファインダユニット107の筐体は筒形状に形成されている。筐体の内面には径方向に壁が立設し、その壁に当接するようにファインダLCD108が配置されている。さらに、LCD押さえゴム202を挟んでファインダLCD108とは反対側に、LCDバックライト201が配置されている。
【0019】
LCD押さえゴム202は収縮可能であり、ファインダLCD108はLCD押さえゴム202の収縮可能量だけ振動可能に構成されている。既述したようにスピーカ110はファインダユニット107の上面部に配置されており、スピーカ110から30kHzの超音波が出力されると、スピーカ110自体が振動して、その振動はファインダユニット107の筐体を介してファインダLCD108に伝達される。これにより、ファインダLCD108を共振させることで、その表面のゴミが脱落し除去される。
【0020】
この場合に、ファインダユニット107の筐体の内面には粘着部113が設けられており、ファインダLCD108から脱落したゴミは粘着部113に粘着し、飛散することはない。
【0021】
なお、スピーカ110が出力する超音波の周波数は30kHzに限定されるものではない。本発明における音波の周波数は、ファインダLCD108やファインダユニット107等の共振周波数(固有振動数)に基づいて、ファインダLCD108のゴミを好適に除去し得るように決定する。また、本実施の形態では30kHzのみの超音波を出力するようにしているが、任意の幅を持たせた周波数帯域の超音波を出力するように設定することも可能である。
【0022】
なお、本実施の形態では、超音波の周波数をファインダLCD108を共振させるように決定したが、ファインダLCD108の共振を避けて、ファインダLCD108を適度に振動させるように決定してもよい。
【0023】
また、ファインダLCD108を共振させる場合においても、ファインダLCD108の端部がLCD押さえゴム202によって振動可能に支持されているので、2次以上の高次の共振にも対応可能である。
【0024】
以上述べたように、デジタルビデオカメラ101が音声出力のための元来備えているスピーカ110を利用して、スピーカ110が超音波を出力することにより、ファインダLCD108からゴミを除去するようにしている。また、ファインダLCD108からゴミを除去するために使用者が行う操作は、操作部112からの指示だけである。従って、本実施の形態に係るデジタルビデオカメラ101は、ゴミ除去のための専用部材が不要で、大型化やコストアップを避けながら、ファインダLCD108の表面に付着したゴミを簡便に脱落させ、除去することができる。
【0025】
なお、本実施の形態では、映像を電気信号化する撮像素子としてCCDを用いたが、例えばCMOS型センサであってもかまわない。
【0026】
(第2の実施の形態)
図3に本発明の第2の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ301の概略構成を示す。本図を参照しながら、本発明の電子機器の一例であるデジタルビデオカメラ301について説明する。
【0027】
デジタルビデオカメラ301は、レンズユニット302から取り込んだ映像をCCD303で電気信号化した後、信号処理部304経由で記録部305に記録する。記録部305はテープ、ディスク、半導体メモリ等を用いることができる。
【0028】
また、音声はマイク306から取り込み、信号処理部304経由で記録部305に記録する。
【0029】
記録部305に記録された信号を再生する場合、映像はファインダユニット307のファインダLCD308に表示される。ファインダLCD308に表示される映像はファインダレンズ309によって拡大され、使用者は拡大された映像を視認することができる。
【0030】
また、記録部305に記録された音声もしくは例えばバッテリー切れ等を使用者に知らしめる警告音は、レンズユニット302に取り付けられたスピーカ310から出力される。デジタルビデオカメラ301の本体にスピーカ310側から外部へ開口した開口部311を設けることで、使用者に出力された音声もしくは警告音が届きやすいように構成されている。スピーカ310はレンズユニット302の上部に取り付けられ、CCD303の近傍に配置される。
【0031】
次に、デジタルビデオカメラ301の有するゴミを除去する機能について説明する。CCD303の表面にゴミが付着した場合、撮像画像にゴミが写り込んでしまうので、使用者が画像を確認した際に不快感を与える。そこで、本発明の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ301では、CCD308の表面にゴミが付着した場合、そのゴミの除去(以下、CCDゴミ除去と略す)が可能なように構成されている。以下、該機能について説明する。
【0032】
CCDゴミ除去は、デジタルビデオカメラ301の使用者が操作部313を操作して指示することで実行される。該指示がされることで、スピーカ310は音波を出力する。なお、ここで出力される音波の周波数は音声や警告音が発せられたときの周波数とは異なるものである。
【0033】
ここで、CCDゴミ除去について原理を説明する。図4は本実施の形態に係るレンズユニット302の詳細断面図である。レンズユニット302の上面部に配されたスピーカ310は、レンズユニット302に一体形成された導波管401の端に取り付けられている。この導波管401はレンズユニット302の光路を妨げないように配置される。もちろん、導波管401は、別部材としてレンズユニット302に組付けるように構成させてもよい。
【0034】
通常の場合、スピーカ310が出力する音波は可聴音として、スピーカ310の上面から出力される。この場合に、スピーカ310の底面側においても同様に音波が発生する。本実施の形態では、スピーカ310が上下面双方に出力する音波のうち底面側に出力される音波を利用し、空気を底面側からCCD303に導くようにしている。
【0035】
導波管401は、スピーカ310の底面側に空間を形成する拡径部403と、拡径部403からCCD303側に延出して開口する細管404とを有する。従って、スピー310が底面側に出力する音波が、導波管401の拡径部403内の空気を圧縮し、細管404から圧縮された空気が流動して排出される(図中、矢印)。この圧縮された空気がCCD303の表面に吹き付けられることにより、CCD303の表面のゴミが脱落し除去される。
【0036】
この場合に、レンズユニット302の筐体の内面には粘着部312が設けられており、CCD308から脱落したゴミは粘着部312に粘着し、飛散することは無い。
【0037】
なお、スピーカ310から出力される音波は任意の周波数でよく、例えば60Hzの低音を任意の音圧で出力する。圧縮空気の吹き付け強さはスピーカ310の振幅に依存するため、振幅を大きくするために音圧を上げられるようにしてもよい。
【0038】
以上述べたように、デジタルビデオカメラ301は音声出力のために元来備えているスピーカ310を利用して、スピーカ310が出力する音波により、CCD303からゴミを脱落するようにしている。特に、導波管401はレンズユニット302と一体形成されているので、CCDゴミ除去機能に際して専用部材を必要としていない。また、CCD303からゴミを除去するために使用者が行う操作は、操作部313からの指示だけである。従って、本実施の形態に係るデジタルビデオカメラ301は、大型化やコストアップを避けながら、CCD303の表面についたゴミを簡便に脱落させ、除去することができる。
【0039】
(第3の実施の形態)
図5に本発明の第3の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ501の概略構成を示す。本図を参照しながら、本発明の電子機器の一例であるデジタルビデオカメラ501について説明する。
【0040】
デジタルビデオカメラ501は、レンズユニット502から取り込んだ映像をCCD503で電気信号化した後、信号処理部504経由でDVDドライブ505に記録する。DVDドライブ505は、レーザーダイオードを用いた光学ピックアップユニット506から、書き込み可能なDVDディスク507にレーザーを照射して信号を書き込む記録部である。
【0041】
光学ピックアップユニット506はレーザーダイオードや集光レンズを含めたユニット全体を意味する。本実施の形態では記録部にDVDドライブ505を用いたが、本発明が適用できる記録部はこの限りではない。例えばCDドライブ、ブルーレイディスクドライブやHD−DVDドライブなど光学ピックアップからディスクに信号を書き込む記録部であれば適用可能である。
【0042】
また、音声はマイク508から取り込み、信号処理部504経由でDVDドライブ505に記録する。
【0043】
DVDドライブ505に記録された信号を再生する場合について説明する。DVDドライブ505を再生モードにすると、DVDディスク507に記録された信号を光学ピックアップユニット506で読み取り、映像はファインダユニット509のファインダLCD510に表示される。ファインダLCD510に表示される映像はファインダレンズ511によって拡大され、使用者は拡大された映像を視認することができる。
【0044】
また、DVDドライブ505に記録された音声もしくは例えばバッテリー切れ等を使用者に知らしめる警告音は、DVDドライブ505に取り付けられたスピーカ512から出力される。デジタルビデオカメラ501の本体にスピーカ512側から外部へ開口した図示しない開口部を設けることで、使用者に出力された音声もしくは警告音が届きやすいように構成されている。スピーカ512はDVDドライブ505に取り付けられ、光学ピックアップユニット506の近傍に配置される。
【0045】
図6は、DVDドライブ505まわりの断面詳細図である。デジタルビデオカメラ501の本体に取り付け部603が設けられており、その取り付け部603に、DVDドライブ505が取り付けゴム601及び602を介して取り付けられている。スピーカ512はDVDドライブ505に固定されているので、スピーカ512からの振動はDVDドライブ505に直接伝達される。
【0046】
次に、デジタルビデオカメラ501の有するゴミを除去する機能について説明する。光学ピックアップユニット506の表面にゴミが付着した場合、DVDドライブ505の記録再生が不安定になるので、デジタルビデオカメラ501の使用が正常に行えない。そこで、本発明の実施の形態に係るデジタルビデオカメラ501では、書き込みエラーや読み込みエラーが多発した場合、光学ピックアップユニット506の表面にゴミが付着したとして、そのゴミの除去(以下、光学ピックアップゴミ除去、と略す)が可能なように構成されている。以下、該ゴミ除去機能について説明する。
【0047】
光学ピックアップゴミ除去は、まずデジタルビデオカメラ501の使用者が操作部513を操作して指示することで実行される。該指示がされることで、スピーカ512から周波数30kHzの超音波を出力する。すなわち、音声もしくは警告音の周波数とは異なる周波数の音波を出力する。
【0048】
スピーカ512が超音波を出力することにより、スピーカ512自体が振動して、その振動がDVDドライブ505に伝達され、DVDドライブ505が振動する。DVDドライブ505が振動することによって、光学ピックアップユニット506も振動して、光学ピックアップユニット506上のゴミが振り落とされ除去される。この場合、DVDドライブ505を共振させるようにしてもよい。
【0049】
なお、第1の実施の形態と同様に、スピーカ512が出力する超音波の周波数は30kHzに限定されるものではない。本発明における音波の周波数は、光学ピックアップユニット506やDVDドライブ505等の共振周波数(固有振動数)に基づいて、光学ピックアップユニット506のゴミを好適に除去し得るように決定する。また、本実施の形態では30kHzのみの超音波を出力するようにしているが、任意の幅を持たせた周波数帯域の超音波を出力するように設定することも可能である。
【0050】
以上述べたように、デジタルビデオカメラ501が音声出力のための元来備えているスピーカ512を利用して、スピーカ512が超音波を出力することにより、光学ピックアップユニット506からゴミを除去するようにしている。また、光学ピックアップユニット506からゴミを除去するために使用者が行う操作は、操作部513からの指示だけである。従って、本実施の形態におけるデジタルビデオカメラ501は、ゴミ除去のための専用部材が不要で、大型化やコストアップを避けながら、光学ピックアップユニット515に付着したゴミを簡便に脱落させ、除去することができる。
【0051】
なお、本実施の形態において、ゴミ除去対象部位として、ファインダLCD108、CCD303及び光学ピックアップユニット506等からなる記録部をあげたがこれに限定されるものではない。例えば第2の実施の形態においてCCD303の近傍の撮像面側において光学素子が配されるものであれば光学素子をゴミ除去対象部位としてもよい。また、同様にCCD303の撮像面側にカバーガラスやローパスフィルタ等が配されるものであればそれらをゴミ除去対象部位としてもよい。
【0052】
なお、本実施の形態はデジタルビデオカメラを用いて説明したが、本発明が適用できる電子機器はこの限りではない。例えば光学ピックアップを用いた記録部を持つ電子機器であれば、デジタルスチルカメラ、携帯情報端末等でも適用可能である。
【0053】
また、第1〜3の実施の形態において、記録した映像に伴った音声や警告音を出力可能なスピーカを利用して音波又は超音波を出力するように構成させたが、独立の部品として音波又は超音波を出力可能な音波出力手段を構成してもよい。その場合においても、音波出力手段を構成するだけの簡易な構成であるため、大型化やコストアップを避けながら、ゴミを簡便に脱落させ、除去することができる。
【0054】
また、第1〜3の実施の形態に係るゴミ除去機能の少なくともいずれか1つを有する電子機器は、本発明の範囲に含まれる。また、いずれかのゴミ除去の対象部材をいずれかのゴミ除去機能と組み合わせることもできる。例えば、第1の実施の形態に係るファインダLCD108に対し、第2の実施の形態に係る導波管401を有するゴミ除去機能を用いても、本発明を好適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの要部を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの要部を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るデジタルビデオカメラの要部を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
101 デジタルビデオカメラ
107 ファインダユニット
108 ファインダLCD(表示装置)
109 ファインダレンズ
110 スピーカ
301 デジタルビデオカメラ
303 CCD
310 スピーカ
401 導波管
403 拡径部
404 細管
501 デジタルビデオカメラ
505 DVDドライブ
506 光学ピックアップユニット
507 DVDディスク
512 スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告音もしくは音声を出力する音声出力手段を備え、
前記音声出力手段が前記警告音もしくは音声の周波数とは異なる周波数の音波を出力することにより、ゴミ除去対象部位に付着したゴミを除去することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記音波により前記ゴミ除去対象部位を共振させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記音波を出力することにより、空気を圧縮させて、前記ゴミ除去対象部位に付着したゴミを除去することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記圧縮させた空気を導波管を介して前記ゴミ除去対象部位に導くことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
該電子機器が撮像装置であって、前記ゴミ除去対象部位が、撮像素子、撮像素子近傍の光学素子、表示装置及び記録部の少なくともいずれかの表面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−324740(P2007−324740A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−150334(P2006−150334)
【出願日】平成18年5月30日(2006.5.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】