説明

非常用照明装置

【課題】ランプ寿命への影響を少なくしながら、二次電池の点検を行える非常用照明装置を提供する。
【解決手段】光源に電力を供給する二次電池2と、常用電源1から二次電池2を充電する充電回路部3と、二次電池2を光源に接続するスイッチ素子4と、非常時には二次電池2を電源として光源を点滅動作させると共に、二次電池2を点検するための点検信号を受けて、二次電池2から光源に電力供給することにより二次電池2を点検する制御部7とを備え、前記制御部7は、スイッチ素子4のオン、オフを制御する制御回路部9と、二次電池2の電圧を検出する検出部8と、前記検出部8の出力により二次電池2の異常の有無を判断する判断部10を有する照明装置において、光源としてLED26〜28を用いた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は誘導灯や非常灯のような非常用照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
誘導灯や非常灯のような非常用照明装置は、常用の電源が停電した時或いは火災など重大な災害が発生した時に、二次電池などの非常用の電源で光源を点灯もしくは点滅させるものであり、二次電池による点灯が正常に行われるか否かの点検を定期的に行うように消防庁告示及び建築基準法などで義務づけられている。規定では、誘導灯の場合には20分間又は60分間、非常灯の場合には30分間、それぞれ光源を有効に点灯させなければならないことになっている。点検者はこのような長時間点灯を継続させるために、例えば点検スイッチの引き輪に重りをぶら下げて、点灯維持可能かどうかを1つ1つ見て回って点検する必要があり、点検者にとっては非常に手間のかかる作業であった。
【0003】
そこで、点検作業の省力化を図るために、特開2004−119151号公報(特許文献1)には、点検手段により所定の点検時間以上強制的にランプを点灯させて、二次電池の点検を行う技術が開示されている。図12に従来例の構成を示す。図12に示すように非常用電源となる二次電池2と、白熱ランプや放電ランプなどのランプ6と、常用電源(商用電源)1から供給される交流を降圧し、安定化して所望の直流を得て、二次電池2を充電する充電回路部3と、二次電池2からの電力供給でランプ6を点灯させる点灯回路部5と、二次電池2から点灯回路部5への給電路を開閉するスイッチ素子4と、スイッチ素子4をオン、オフし且つ点灯回路部5を動作させる信号を生成するとともに二次電池2の異常を検出する制御部7とを備え、常時は商用電源1から電力供給を受けて二次電池2を充電し、停電時には二次電池2からの電力供給でランプ6を点灯させるものである。
【0004】
制御部7はタイマ機能を内蔵したマイクロコンピュータを主構成要素とし、二次電池2の電圧(以下「電池電圧」と称する)を検出する電圧検出部8と、電圧検出部8の検出結果から二次電池2の異常を判断する判断部10と、スイッチ素子4のオン/オフや充電回路部3の動作を制御可能な制御回路部9を具備している。また、制御部7は通信部11を有しており、外部から点検信号を受信すると、充電回路部3による二次電池2への充電を停止させるとともに点灯回路部5により所定の点検時間以上強制的にランプ6を点灯させて二次電池2の点検を行う点検機能を有している。
【0005】
外部より点検信号を受信すると制御部7はランプ6を点灯させることにより二次電池2を放電させる。この時、あらかじめ二次電池2が満充電状態であるか否かを判断し、満充電でない場合には点検を中止する。満充電である場合には継続して二次電池2の容量を放電していく。そして、電圧検出部8による電池電圧が所定時間内は放電基準電圧以上を維持することで二次電池2の容量に異常がないと判定している。
【0006】
図13に二次電池2の放電時における電池電圧と放電時間の関係を示す。実線Aでは規定時間内では電池電圧は放電基準電圧以上であるため二次電池は正常と判断する。また、同図における破線Bでは電池電圧は規定時間内に放電基準電圧以下になっているため二次電池は寿命であると判断している。このように放電時における二次電池2の電池電圧を監視し、判定値と比較することによって二次電池2の良否を点検することができる。
【特許文献1】特開2004−119151号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、誘導灯器具の中には一般の誘導灯よりも更に誘導効果を高めた点滅形誘導灯なるものがある。この点滅形誘導灯は常用電源が遮断されただけでは動作せず、非常時に外部の信号装置からの動作信号を受けて光源を点滅動作させることで誘導効果を得られるようにした器具である。
【0008】
この点滅形誘導灯の光源にはキセノンフラッシュランプが使用されることが多い。この点滅形誘導灯の点灯回路例を図14に示す。この点灯回路の基本動作としてランプ15を点滅させるための動作を説明する。二次電池16の電圧を昇圧回路13によりランプ15の放電電圧以上に昇圧する。この時、コンデンサ19には昇圧回路12によって昇圧された電圧を電源として抵抗18→コンデンサ19→トランス20の一次側巻線L1のように電流が流れ、コンデンサ19には電荷が蓄積される。
【0009】
ここで、制御回路部14によりサイリスタ21のゲート・カソード間に電圧を印加するとサイリスタ21はオン動作を行う。その際、コンデンサ19に蓄えられたエネルギーはトランス20の一次側巻線L1を通じて急峻に放出される。この時、トランス20の一次側巻線L1にはパルス状の電圧が発生するため、トランス20の二次側巻線L2に巻数比に応じたパルス電圧が発生する。このパルス電圧がキセノンフラッシュランプ15のトリガ電極に印加されることによりランプ15が点灯する。この時、ランプ15の放電エネルギーは二次電池16の電圧を昇圧回路13を経てコンデンサ17に充電されている電荷であり、ランプ15の発光により電荷が放出されてコンデンサ17の電圧が最小発光電圧を下回るとランプ15の放電が停止する。
【0010】
その後、ランプ15が消灯している間にコンデンサ17に電荷を充電しつつ、所定時間後に上記と同様にサイリスタ21のゲート・カソード間に電圧を印加させてランプ15を点灯させる動作を繰り返すことでランプ15を点滅させて照明器具の誘導効果を高めている。また、充電回路部12は二次電池16を充電するための要素である。
【0011】
このキセノンフラッシュランプは一般的に点滅回数で寿命が規定されている。キセノンフラッシュランプを用いた点滅形誘導灯に関しても非常時には二次電池からの電力供給でランプを点滅動作するため、二次電池の点検を行い、非常時に規定時間動作することを点検しておく必要がある。しかしながら、上述の特許文献1(特開2004−119151号公報)のような自動的に点検するシステムを用いた場合、キセノンフラッシュランプは規定時間点滅し、寿命を短くしてしまい、ランプのばらつきによっては点検で寿命となってしまう恐れがある。
【0012】
上記のように、二次電池の点検を簡易化又は自動化した場合、していない場合に比べて規定時間、規定回数の点検を行うことになるため、ランプの点灯時間、点滅回数は共に増加する。二次電池の容量低下(内部抵抗上昇等)を確認することは難しく、二次電池の寿命を判断するために放電を行う必要があり、ランプ寿命が加速されるという問題がある。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ランプ寿命への影響を少なくしながら、二次電池の点検を行える非常用照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の非常用照明装置にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示すように、光源に電力を供給する二次電池2と、常用電源1から二次電池2を充電する充電回路部3と、二次電池2を光源に接続するスイッチ素子4と、非常時には二次電池2を電源として光源を点滅動作させると共に、二次電池2を点検するための点検信号を受けて、二次電池2から光源に電力供給することにより二次電池2を点検する制御部7とを備え、前記制御部7は、スイッチ素子4のオン、オフを制御する制御回路部9と、二次電池2の電圧を検出する検出部8と、前記検出部8の出力により二次電池2の異常の有無を判断する判断部10を有する照明装置において、光源としてLED26〜28を用いたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、非常用照明装置の光源としてLEDを用いたことにより、光源の寿命が長くなるとともに、点検時と非常時を区別する点灯が容易となり、点検時において非常時と誤認する恐れを少なくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の非常用照明装置を図1に示す。図1において、図12と同じ番号については説明を省略する。この実施の形態1では、光源としてLED26、27、28を用いている。また、LED26、27、28の電流調整用として抵抗23、24、25を備えている。さらに、非常時に光源を点滅させるための装置として外部に信号装置29が設けてある。
【0017】
ここで動作について説明する。常時は商用電源1からの電力供給により充電回路部3を介して二次電池2を充電する。この時スイッチ素子4はオフしており、LED26〜28には電流は流れていないため点灯しない。次に非常時であるが、商用電源1が停電してもスイッチ素子4は動作せず、信号装置29からの信号により制御部7はスイッチ素子4を動作させる(図2参照)。この時、LED26〜28を点滅させるために制御部7はスイッチ素子4を所定の周期でオン・オフ動作させる。これによりスイッチ素子4がオンの状態においては抵抗とLEDの直列回路にはほぼ二次電池2の電圧が印加され、LEDが点灯する。また、スイッチ素子4がオフの状態においては抵抗とLEDの直列回路には電圧が印加されないため、LEDは消灯する。
【0018】
図2に非常時のタイムチャートを示す。すなわち、信号装置29の信号によりLEDはスイッチ素子4の動作に連動して点滅動作を行う。現在、JILでは点滅周波数が規定されており、非常時においてはこの規定された周波数で点滅動作するように制御部7はスイッチ素子4を動作させればよい。
【0019】
さらに点検時の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。点検時には、商用電源1は通電状態であるが、充電回路部3の動作を停止させて、二次電池2に充電しないようにする。制御部7は点検信号を受けると、二次電池2が満充電になっていることを確認する(#1)。満充電になったかどうかは、制御部7の充電検出部30によって充電電流の有無を検出し、二次電池2の充電時間をカウントして、充電時間が所定充電時間を経過していれば満充電と判断する。満充電になっていると判断されると、制御回路部9によりスイッチ素子4をオン・オフ動作させ、二次電池2からの電源供給でLED26〜28を点滅させ、二次電池2の判定処理を開始する(#2)。判定が開始されると、制御部7の電圧検出部8によって二次電池2の電圧を監視して、異常判定電圧以下になれば(#3)、電池異常と判断し(#6)、制御回路部9によりスイッチ素子4をオフさせ、電池判定の処理を終了し(#7)、常時の状態に復帰させる(#8)。異常判定電圧以下になっていない状態で規定時間が経過したら(#4)、電池正常と判断し(#5)、制御回路部9によりスイッチ素子4をオフさせ、電池判定の処理を終了し(#7)、常時の状態に復帰させる(#8)。
【0020】
次に、図4に点検信号を受けてのタイムチャートを示す。非常時(図2)との違いは、信号装置29からの信号ではなく、点検信号を受けて制御部7が動作することにある。
【0021】
ここで、LEDは基本的には長寿命であり、一般的には1000時間以上となっている。そのため定期的に所定時間の点検を行った場合(例えば1回の点検を75分とし、1年に4回の点検を行った場合、10年間でトータルの点検時間は50時間となる)においても十分寿命に余裕がある。
【0022】
また、LEDを図1のように並列に複数個接続して使用することにより、万一1つのLEDに不具合が生じて点灯しなくなった場合でも、残りのLEDの点滅により誘導することができる。
【0023】
さらに、キセノンフラッシュランプを用いた回路においては、図14のように昇圧回路13やトランス20が必要なため、回路が大型化するが、点滅光源をLEDにすることで回路構成が簡単になり、小型化、低コスト化を図ることができる。
【0024】
図1では外部の点検信号を通信部11で受信することにより点検を開始する構成になっているが、器具に手動で点検を開始するようなスイッチを設ける構成としてもよい。
【0025】
(実施の形態2)
図5に本発明の実施の形態2の点検時のタイムチャートを示す。回路構成は図1と同じでよい。本案は、上述の実施の形態1において、非常時にはLEDを点滅させ、点検時には連続点灯させるものである。すなわち、点検信号を受けると、制御部7はスイッチ素子4をオン状態にしてLEDを連続点灯させる。これによってLEDの消費電力が非常時に比べて大きくなることから、二次電池2の電流が増えて点検時間の短縮が可能となる。
【0026】
また、点検時には点滅しないため、非常時と点検時との区別ができる。点検時に連続点灯することはキセノンフラッシュランプでは不可能であるため、本実施の形態は光源をLEDにすることで初めて実現可能となる構成である。
【0027】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の非常用照明装置を図6に示す。図6は図1に抵抗31とスイッチ素子32を追加したものである。非常時においてはスイッチ素子32はオン状態になるように制御部7は動作し、点検時においてはスイッチ素子32はオフ状態となり、LED26〜28と直列に抵抗31が接続された状態となる。また、非常時には実施形態2と同じくスイッチ素子4はオン・オフしてLEDを点滅させ、点検時にはスイッチ素子4はオン状態を維持してLEDを連続点灯させる。
【0028】
図6において、抵抗31の値を抵抗23〜25と同じ値にすると、点検時にLEDに流れる電流は非常時におけるLED点灯時の半分になる。これにより非常時(図2)におけるLEDの電流の実効値と点検時(図5)のLED電流の実効値が同じになる。
【0029】
例えば、非常時における点灯時のLED電流を10mAとした場合、実効値では5mAとなる。そのため点検時には5mAの電流でLEDを連続点灯することになる。そのため点検時間は同じであるが、LED電流は非常時における点灯時の半分であり、その際の光出力は小さくなる。これにより非常時には強い光で点滅して高い誘導効果を得るとともに、点検時には弱い光で連続点灯することで非常時と区別でき、かつ光出力が小さいため誘導効果を小さくして、非常時と誤認知される恐れが小さくなる。
【0030】
説明では非常時と点検時のLED電流の実効値が同じになるようにした場合を説明したが、点検時に非常時よりも光出力が小さくなるように抵抗31の値を設定することで、誤認知の恐れが小さくなる効果が得られる。
【0031】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を図6を用いて説明する。この実施の形態4では、非常時においてはスイッチ素子32をオンするとともにスイッチ素子4をオン・オフ動作することでLED26〜28を点滅し、点検時にはスイッチ素子32をオフしてLEDに直列に抵抗31が接続されるとともにスイッチ素子4をオン・オフ動作することでLED26〜28を点滅させるものである。点検時には非常時に比べて限流要素として抵抗31が追加されているため、点検時においてLEDに流れる電流が小さくなる。それにより発光時の光出力は小さくなるため、点検の際の誘導効果を小さくすることで、非常時と誤認知する恐れを小さくすることが可能となる。
【0032】
(実施の形態5)
図7に本発明の実施の形態5の点検時と非常時のタイムチャートを示す。構成は図1と同じでよい。本案は、非常時には信号装置29からの信号により所定の周期(2Hz)でスイッチ素子4をオン・オフ動作し、LEDも2Hzで動作するのに対して、点検時にはスイッチ素子4のオン・オフの周期を非常時よりも長くしたことが特徴である。そのため点検時にはLEDの点滅は非常時よりもゆっくりとなる。それにより点検時には非常時に比べて誘導効果か小さくなり、非常時と誤認知する恐れが小さくなる。また、スイッチ素子4のオン・オフのデューティ比を非常時と合わせることで二次電池2の放電電流の実効値は同じになり、JIL規格における点検時間と合わせることができる。
【0033】
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6を図8〜図10により説明する。本実施の形態は、点検結果を光源用のLEDにより表示するものである。
【0034】
例えば、二次電池の点検結果が正常であればLEDは消灯し、異常であれば図8のように非常時或いは点検時と異なる点滅により表示し、二次電池の交換を促すものである。
【0035】
また、図9のように、各LEDに直列にスイッチ素子33〜35を接続し、非常時にはスイッチ素子33〜35を同期してオン・オフ動作させ、点検結果を表示する際には例えばスイッチ素子33をオン・オフし、他のスイッチ素子34、35はオフしたままにすれば光出力が小さくなり、誘導効果を低くして非常時と誤認知する恐れを小さくすることができる。
【0036】
さらに、図10のように抵抗36とスイッチ素子37を追加することで、点検時と非常時のLED電流を変えることができる。点検結果の表示は図9と同じようにスイッチ素子33〜35により制御できる。
【0037】
(実施の形態7)
本実施の形態は、光源用のLEDに589nmの発光波長を含むLEDを使用したことを特徴とする。点滅形誘導灯は災害時における避難口ヘの高い誘導効果を得るためのものである。そのため、煤煙中でも光を透過することが要求される。ナトリウムの589nmの波長は煤煙中における光の透過性がよいことから低圧及び高圧ナトリウム灯がトンネル照明に多く使用されている。そのためLEDの発光波長に589nmを含むことによって煤煙中でも高い誘導効果を得ることができる。
【0038】
(実施の形態8)
上述の各実施の形態では、各LEDを並列にした回路で説明したが、図11のように、複数のLEDを直列接続した回路でもよい。その際、LEDの直列回路では、LEDに印加する電圧は順方向電圧以上必要であるため、二次電池2の電圧が低い場合には一旦昇圧回路部38により昇圧する必要がある。抵抗40はLEDの電流制限用である。
【0039】
また、スイッチ素子41を設けることにより、非常時にはスイッチ素子41をオフ状態にしてLEDが全て点滅できるようにし、点検時にはスイッチ素子41をオン状態にして点滅或いは連続点灯するLEDの個数を減らすことで誘導効果を低くしながら点検が可能となる。なお、スイッチ素子41のオン/オフに連動して昇圧回路部38の昇圧比を異ならせると良い。
【0040】
以上の各実施の形態において、複数の非常用照明装置を通信手段を介して監視制御装置と接続し、監視制御装置で設定された定期点検・週間点検のための自動点検スケジュールに従って、監視制御装置からの遠隔制御により各非常用照明装置の点検動作を自動的に実施するように構成しても良く、メンテナンス性を向上させることで非常用照明システム全体の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態1の回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1の動作を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2の動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態3の回路図である。
【図7】本発明の実施の形態5の動作を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の実施の形態6のタイムチャートである。
【図9】本発明の実施の形態6の回路図である。
【図10】本発明の実施の形態6の一変形例の回路図である。
【図11】本発明の実施の形態8の回路図である。
【図12】従来例の回路図である。
【図13】従来例の動作説明図である。
【図14】他の従来例の回路図である。
【符号の説明】
【0042】
1 商用電源(常用電源)
2 二次電池(非常用電源)
3 充電回路部
4 スイッチ素子
8 電圧検出部
10 判断部
26〜28 LED

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源に電力を供給する二次電池と、
常用電源から二次電池を充電する充電回路部と、
二次電池を光源に接続するスイッチ素子と、
非常時には二次電池を電源として光源を点滅動作させると共に、二次電池を点検するための点検信号を受けて、二次電池から光源に電力供給することにより二次電池を点検する制御部とを備え、
前記制御部は、
スイッチ素子のオン、オフを制御する制御回路部と、
二次電池の電圧を検出する検出部と、
前記検出部の出力により二次電池の異常の有無を判断する判断部を有する照明装置において、
光源としてLEDを用いたことを特徴とする非常用照明装置。
【請求項2】
請求項1において、前記制御部は、点検時にはLEDを連続点灯させることを特徴とする非常用照明装置。
【請求項3】
請求項2において、前記制御部は、点検時にはLEDの消費電力が非常時にLEDを点滅動作させた場合と同じになるようにLEDに流れる電流を制御することを特徴とする非常用照明装置。
【請求項4】
請求項2において、前記制御部は、点検時にはLEDに流れる電流を非常時よりも小さくなるように制御することを特徴とする非常用照明装置。
【請求項5】
請求項1において、前記制御部は、点検時にはLEDを点滅させ、非常時よりもLEDに流れる電流を小さくなるように制御することを特徴とする非常用照明装置。
【請求項6】
請求項1において、前記制御部は、点検時にはLEDを点滅させ、非常時よりも点滅周期を長くしたことを特徴とする非常用照明装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記制御部は、光源用のLEDを点灯或いは点滅することで点検結果を表示することを特徴とする非常用照明装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、少なくとも発光波長が589nmを含んだLEDを光源として用いたことを特徴とする非常用照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−188792(P2007−188792A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−6604(P2006−6604)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】