説明

魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤、及び魚介類の飼育方法

【課題】養殖及び/又は蓄養される魚介類の成長促進、病気回避、体表色の改善、身質の改善、味質の改善に有効な魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤、及び魚介類の飼育方法を提供する。
【解決手段】ローズヒップ又はその加工物を有効成分として、飼料中に添加し、あるいはそれ自体を粉末、錠剤等として、魚介類に摂取させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚介類の養殖及び/又は蓄養において、魚介類の成長を促進し、魚介類の体色を改善し、魚介類の食味を改善し、及び魚介類の免疫を賦活化することを目的とした魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤、及び魚介類の飼育方法に関する。
【背景技術】
【0002】
魚類は変温動物であり、外界の温度変化によって運動性や摂餌量が変化することが知られている。ウナギやブリ等の温水性の魚では晩秋から春先の低水温期に、また、ニジマス等の冷水性の魚では夏などの高水温期に、行動が鈍り、摂餌量が落ちる傾向にある。このような魚介類の摂餌不良の傾向は、水産養殖業においては、商品である魚介類の重量の低下につながり、商業的にマイナスをもたらす要因となる。
【0003】
養殖魚介類の摂餌不良傾向の問題については、例えば、下記特許文献1には、含有するタンパク質の15〜80%が酵素分解したオキアミ由来のタンパク質であることを特徴とする魚介類用飼料が開示され、該飼料により養魚類の成長率を向上させることが記載されている。
【0004】
また、魚介類の摂餌不良は単に重量の低下にとどまらず、免疫力などの生理活性を低下させるため、病気の発生の要因ともなりうる。
【0005】
現在、病気の治療には、飼料および餌料に薬を吸着させて投与する方法と、薬剤を溶かした水に魚を漬け込む浸漬法とがあるが、利便性の面から、飼料および餌料に薬剤を吸着させ投与する方法が一般的である。
【0006】
しかし、前述の通り、適正飼育水温の範囲外では魚介類の摂餌が低下するため、そのような条件下では実質的に取り込まれる薬剤の量は所定量より少なくなり、それゆえ病気が治療できず、さらに耐性菌の発生を招き、魚病による被害拡大の要因ともなっている。
【0007】
養殖魚介類の抗病力の問題については、例えば、下記特許文献2には、バナナを含有してなる魚介類養殖用餌飼料が開示され、該飼料により養殖魚介類を健康且つ活力の高い状態で育てることができることが記載されている。
【0008】
一方で、養殖魚は、天然魚に比べ、脂っぽい、餌臭い等のマイナスイメージが固着し、一般消費者の消費の妨げの一要因となっている。したがって、特に、水産養殖業では、このようなイメージを払拭することが課題となっている。
【0009】
養殖魚介類の味質・身質の問題については、例えば、下記特許文献3には、ケイ酸の可溶化率が25%以上であり、かつ吸油量が150ml/100g 以上の多孔質ケイ酸カルシウムを主成分とする魚介類の肉質改善剤が開示され、該肉質改善剤により、養殖魚であっても、甘み、肉の強度、歯ごたえ等の肉質を改善できることが記載されている。
【0010】
更に、日焼けによる体色黒化等、魚体や切り身にしたときの外見由来のマイナス要因を改善するためにも様々な検討がなされ、例えば、下記特許文献4には、赤色藻類を含有することを特徴とする魚介類の体表色及び肉色改善飼料が開示されている。
【0011】
一方、バラ科バラ属の植物の花の根元に生じる果実であるローズヒップは、ビタミンCの含有量が植物の中でも最も高いとされており、人では風邪予防や老化防止や美肌の効果があることが知られている。また、その他にも抗酸化物質であるβカロチン、体液中の酸素運搬に関わる鉄分、フラボノイドなどを多量に含むことが知られている。更に、骨形成に重要な働きをするカルシウムが人体に吸収されやすい形で含有しており、骨格異常の発生抑制などに有効であることが期待されている。しかしながら、このようなローズヒップを魚介類の養殖及び/又は蓄養のために利用するという発想はなかった。
【特許文献1】特開2004−041105号
【特許文献2】特開2004−201563号
【特許文献3】特開平07−087901号
【特許文献4】特開平11−276094号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
養殖及び/又は蓄養される魚介類の成長促進、病気回避、体表色の改善、身質の改善、味質の改善等のための従来技術には、その作用効果に一長一短があるため、特に養殖及び/又は蓄養の業者の間では、より優れた新たな技術の開発が望まれていた。
【0013】
したがって、本発明の目的は、養殖及び/又は蓄養される魚介類の成長促進、病気回避、体表色の改善、身質の改善、味質の改善に有効な魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤、及び魚介類の飼育方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく種々の検討を重ねた結果、意外にも、バラ科バラ属の植物の花の根元に生じる果実であるローズヒップを、魚介類の養殖及び/又は蓄養のために有効に利用することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0015】
すなわち、本発明は、下記発明を提供するものである。
【0016】
(1)ローズヒップ及び/又はその加工物を含有することを特徴とする魚介類用飼料。
【0017】
(2)固形分中にローズヒップ及び/又はその加工物を0.01〜10質量%含有する前記(1)記載の魚介類用飼料。
【0018】
(3)ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用成長促進剤。
【0019】
(4)ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用体色改善剤。
【0020】
(5)ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用食味改善剤。
【0021】
(6)ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用免疫賦活剤。
【0022】
(7)魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することを特徴とする魚介類の飼育方法。
【0023】
(8)魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の成長を促進する前記(7)記載の魚介類の飼育方法。
【0024】
(9)魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の体色を改善する前記(7)記載の魚介類の飼育方法。
【0025】
(10)魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の食味を改善する前記(7)記載の魚介類の飼育方法。
【0026】
(11)魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の免疫を賦活化する前記(7)記載の魚介類の飼育方法。
【0027】
本発明によれば、上記魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤を、養殖及び/又は蓄養される魚介類に投与して、有効成分であるローズヒップを摂食させることにより、魚介類の成長を促進し、魚介類の体色を改善し、魚介類の食味を改善し、魚介類の免疫を賦活化することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、有効成分であるローズヒップを、養殖及び/又は蓄養される魚介類に摂食させ、その体内で作用させることにより、魚介類の成長を促進し、魚介類の体色を改善し、魚介類の食味を改善し、魚介類の免疫を賦活化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明で使用するローズヒップは、バラ科バラ属の植物の花の根元に生じる果実である。バラ科バラ属にはロサ・カニナ、ナニワイバラ、ノイバラ、サンショウバラなど200以上の種類が存在するが、本発明ではそのいずれを用いてもよい。特に好ましくはロサ・カニナである。
【0030】
本発明においては、上記ローズヒップを、適当な大きさに切断もしくは粉砕したもの、あるいはそれらの乾燥物が好ましく用いられる。また、上記ローズヒップを原料として、水蒸気蒸留法、溶剤抽出法などの公知の手段によって抽出した抽出物又はその乾燥物を用いることもできる。
本発明の魚介類用飼料は、上記ローズヒップ又はその加工物を含有することを特徴としており、基本となる飼料原料としては、公知の各種のものを使用できる。例えば、魚粉、澱粉、小麦粉、魚油、ふすま、米糠、おから、大豆油粕、ミネラル類、ビタミン類などである。なお、本発明における飼料とは、餌料を含む意味である。
【0031】
ローズヒップの添加量は、飼料固形分中に0.01〜10質量%であることが好ましく、0.5〜1.0質量%であることが更に好ましい。
【0032】
また、本発明の魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、魚介類用免疫賦活剤は、上記ローズヒップ又はその加工物を有効成分として、それぞれの効果が発揮される程度の量で含有するものであればよく、その形態は特に限定されない。
【0033】
この場合、ローズヒップ又はその加工物は、上記のように飼料中に添加して摂取させることもできるし、ローズヒップ又はその加工物を、飼料とは別の粉末、錠剤等に加工して摂取させることもできる。
【0034】
本発明の魚介類用飼料、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、及び魚介類用免疫賦活剤は、各種の魚介類に適用可能であるが、例えば、海水魚では、マグロ、ブリ、カンパチ、トラフグ、シマアジ、マダイ、スズキ、アジ、ヒラメ、サバ、イサキ、メバルなどが挙げられ、淡水魚では、ニジマス、アユ、アマゴ、イワナ、ウナギ、ティラピア、コイなどが挙げられ、無脊椎動物では、アワビ、クルマエビなどが挙げられる。
【0035】
ローズヒップは、既に食品原料として幅広く利用されており、その安全性については確認されている。
【0036】
本発明において、魚介類用成長促進剤、魚介類用体色改善剤、魚介類用食味改善剤、及び魚介類用免疫賦活剤としての効果をもたらすためのローズヒップの有効投与量は、適用される魚介類によって相違するが、後述する実施例にも示されるように、例えば、平均体重50gのウナギ1匹1日当たり0.0025〜0.5g(固形分として)であり、平均体重820gのマダイ1匹1日当たり0.008〜4.0g(固形分として)である。
【0037】
本発明においては、ローズヒップ又はその加工物を魚介類に摂取させることにより、後述する実施例に示されるような、成長促進効果、体色改善効果、食味改善効果、及び免疫賦活効果をもたらすことができる。
【0038】
すなわち、ローズヒップを飼料に配合し、あるいはローズヒップ自体を錠剤等として、魚介類に投与することによって、養殖魚介類及び蓄養魚介類の適正飼育水温の範囲外の摂餌不良を改善し、かつ、魚体の免疫力を活性化させることができる。また、魚体可食部の旨み、及び肉質を改善することができ、更に、日焼けによる魚体の黒化の発生を抑制することができる。
【0039】
したがって、本発明によれば、養殖業者による健康な魚介類の生産に貢献でき、歩留まり良く、良い品質の魚介類を消費者に提供でき、養殖魚の消費の拡大に貢献できる。
【実施例】
【0040】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は、特に魚種等に関し、本発明の範囲を限定するものではない。
【0041】
<試験例1> 成長促進に関する試験
ローズヒップを含む飼料の投与が、ウナギの成長にどのような影響を与えるかを調べた。そのための試験飼料として、ローズヒップ(チリ産、日本粉末薬品工業株式会社より購入)を粉末化し、ウナギ用配合飼料(富士製粉株式会社製、商品名「養鰻用飼料富士リッチ」)に0.01、0.1、1、10質量%で内割り添加した飼料を作製し、それぞれを飼料R0.01、飼料R0.1、飼料R1、飼料R10とした。また、ローズヒップを配合しないものを対照飼料とした。それぞれの飼料の組成を表1に示す。
【0042】
【表1】

【0043】
2トン水槽に平均体重50gのウナギを175尾ずつ放養し、上記各飼料を8週間給餌してウナギを飼育した。飼育水は地下水を汲み上げたものを使用し、加温および冷却は行わなかった。なお、水温は、飼育開始時に24℃、飼育開始から4週間後に22℃、飼育開始から6週間後に20℃、飼育開始から8週間後に19.5℃であった。また、全ての水槽で取り上げ日の前日は餌止めをした。
【0044】
下記の計算式により、8週間にわたる飼育における飼料効率、増肉係数、日間給餌率、及び日間成長率を算出した。
・飼料効率=飼育期間中の増重量/給餌量×100
・増肉係数=給餌量/飼育期間中の増重量
・日間給餌率=(給餌量/飼育日数)×100/(期間中平均体重×期間中平均尾数)
・日間成長率=(増重量/飼育日数)×100/期間中平均体重
その結果を表2に示す。
【0045】
【表2】

【0046】
表2に明らかなように、飼料効率、日間給餌率、及び日間成長率の指標において、ローズヒップ粉末を配合した試験飼料を給餌したウナギの方が優れていた。また、ローズヒップ粉末を1質量%配合した試験飼料を給餌した場合に最も優れた結果が得られた。
【0047】
また、上記飼育期間中における各群の平均体重と、水温の変化を測定した結果を、図1に示す。図1に示されるように、ローズヒップ投与群は、いずれも平均体重が対象群よりも多くなっていた。
【0048】
以上の結果から、ローズヒップの投与によりウナギの成長を促進することができることが明らかとなった。また、水温が19.5〜20.5℃の適正飼育水温の範囲外での成長が特に顕著であり、ローズヒップ粉末を加えることにより適正飼育水温の範囲外での摂餌が向上したことが示唆された。
【0049】
<試験例2> 体色改善に関する試験
ローズヒップを含む飼料の投与が、マダイの体色にどのような影響を与えるかを調べた。そのための試験飼料として、ローズヒップ(チリ産、日本粉末薬品工業株式会社より購入)を粉末化し、マダイ用配合飼料(富士製粉株式会社製、商品名「養鯛用飼料スーパーSE」)に配合した飼料を作製した。なお、配合量は、上記試験例1において飼料効率が最も高かった1質量%とした。また、ローズヒップを配合しないものを対照飼料とした。
【0050】
3トン水槽に平均体重820gのマダイを20尾ずつ放養し、上記各飼料を12週間給餌してマダイを飼育した。なお、全ての水槽で取り上げ日の前日は餌止めをした。
【0051】
取り上げたマダイは、食品包装用ラップフィルムにて包んだ後、分光側色計CM−2002(ミノルタ社製)にて背鰭基部、側線鱗部分、腹鰭基部の明るさ、赤み、黄色みを数値化した。その数値を平均した結果を下記表3に示す。
【0052】
【表3】

【0053】
表3に示すとおり、対照飼料を給餌した場合に比べ、ローズヒップ粉末を配合した試験飼料で飼育したマダイは全体的に明るさが高く、また、側線鱗部分で赤みが強くなる傾向があり、日焼け等による体色の黒化が防止されたことが示された。
【0054】
以上の結果から、ローズヒップの投与によりマダイの体色を改善することができることが明らかとなった。
【0055】
<試験例3> 食味改善に関する試験
試験例1の飼育試験終了後のウナギについて食味試験を行った。すなわち、ウナギの可食部を200℃に設定したガスオーブンにて十分に加熱し、白焼きとして、17人のパネラーを設定して試食テストを行った。評価は5段階とし、−を劣る、±を確認できない、+を若干認められる、++を認められる、+++をかなり認められる、とした。その評価を平均した結果を下記表4に示す。
【0056】
【表4】

【0057】
その結果、表4に示すとおり、対照飼料を給餌した場合に比べ、ローズヒップ粉末を配合した試験飼料を給餌したウナギは甘み、旨み、食感共に優れていた。
【0058】
一方、生食の場合についても調べるため、試験例2の飼育試験終了後のマダイについて食味試験を行った。すなわち、マダイの筋肉部を刺身にして、17人のパネラーを設定して上記ウナギと同様に試食テストを行った。その評価を平均した結果を下記表5に示す。
【0059】
【表5】

【0060】
その結果、表5に示すとおり、対照飼料を給餌した場合に比べ、ローズヒップ粉末を配合した試験飼料を給餌したマダイは甘み、旨み、食感共に優れていた。特に甘みが強くなるという結果が得られた。
【0061】
以上の結果から、ローズヒップの投与によりウナギやマダイの食味を改善することができることが明らかとなった。
【0062】
<試験例4> 免疫賦活化に関する試験
ローズヒップを含む飼料の投与が、マダイの免疫力にどのような影響を与えるかを調べた。そのための試験飼料として、ローズヒップ(チリ産、日本粉末薬品工業株式会社より購入)を粉末化し、マダイ用配合飼料(富士製粉株式会社製、商品名「養鯛用飼料スーパーSE」)に配合した飼料を作製した。なお、配合量は、上記試験例1において飼料効率が最も高かった1質量%とした。また、ローズヒップを配合しないものを対照飼料とした。
【0063】
水温17〜18℃に調整された2トン水槽に平均体重70gのマダイを50尾ずつ放養し、上記各飼料を12週間給餌してマダイを飼育した。なお、全ての水槽で取り上げ日の前日は餌止めをした。
【0064】
12週間の飼育後、各水槽から任意にマダイを25尾ずつ取り上げ、3.2×10細胞/mlに調整したグラム陰性桿菌 Edwardsiella tarda の菌液に60分間浸漬した。その後、清浄な飼育水に収容し、2週間後のマダイの生残数を調べた。
【0065】
【表6】

【0066】
その結果、表6に示すとおり、対照飼料を給餌した場合に比べ、ローズヒップ粉末を配合した試験飼料を給餌したマダイでは、グラム陰性桿菌 Edwardsiella tarda による浸漬攻撃後の生残率が高くなった。
【0067】
以上の結果から、ローズヒップの投与によりマダイの免疫を賦活化することができることが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】実施例1の飼育試験における各試験区の成長成績を示す図表である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローズヒップ及び/又はその加工物を含有することを特徴とする魚介類用飼料。
【請求項2】
固形分中にローズヒップ及び/又はその加工物を0.01〜10質量%含有する請求項1記載の魚介類用飼料。
【請求項3】
ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用成長促進剤。
【請求項4】
ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用体色改善剤。
【請求項5】
ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用食味改善剤。
【請求項6】
ローズヒップ及び/又はその加工物を有効成分として含有することを特徴とする魚介類用免疫賦活剤。
【請求項7】
魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することを特徴とする魚介類の飼育方法。
【請求項8】
魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の成長を促進する請求項7記載の魚介類の飼育方法。
【請求項9】
魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の体色を改善する請求項7記載の魚介類の飼育方法。
【請求項10】
魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の食味を改善する請求項7記載の魚介類の飼育方法。
【請求項11】
魚介類に、ローズヒップ及び/又はその加工物を投与することにより魚介類の免疫を賦活化する請求項7記載の魚介類の飼育方法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2008−173044(P2008−173044A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−8646(P2007−8646)
【出願日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【出願人】(000227489)日東富士製粉株式会社 (11)
【Fターム(参考)】