説明

魚釣用リール

【課題】 本発明は電子制御ケースの上面に太陽電池や糸長表示部を備えた魚釣用リールに係り、電子制御ケース上面の限られたスペースの有効活用を図ることで、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部の視認性の向上を可能とした魚釣用リールを提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、スプールを回転自在に支持するリール本体の上部前方側に電子制御ケースを備えた魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースの上面に、太陽電池と、仕掛けの水深を表示する糸長表示部を配設すると共に、前記糸長表示部の側部領域に、操作スイッチを配設したことを特徴とする。そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースの上面の前部領域に太陽電池を配設し、電子制御ケースの上面の後部領域に糸長表示部を配設したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプールを回転自在に支持するリール本体の上部に、糸長表示部を有する電子制御ケースを備えた魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、両軸リールに於て、液晶ディスプレイからなる糸長表示部や操作スイッチを有する電子制御ケースを、リール本体の上部前方側に備えたものが広く知られている。
【0003】
そして、電子制御ケース内には、スプールからの釣糸の繰出し量や巻取り量を計測して、その計測値を前記糸長表示部に表示させるマイクロコンピュータからなる制御部が装着されており、斯かる制御部や前記糸長表示部の内部電源として、一般的に乾電池やボタン電池等の一次電池が用いられている。
【0004】
ところで、このような一次電池を制御部や前記糸長表示部の内部電源に用いた場合、電池の消耗により糸長表示部の表示が薄くなって見難くなってしまう不具合がある。
【0005】
そこで、斯かる不具合を解消するため、特許文献1には、図8に示すように太陽光や照明光によって発電可能な太陽電池1を電子制御ケース3の操作パネル5上に装着して、該太陽電池1を糸長表示部17の補助電源とした魚釣用リール7が知られている。
【0006】
そして、図9に示すように魚釣用リール7は、操作パネル5上のハンドル側に、複数の操作スイッチ9,11,13からなるスイッチ群15を電子制御ケース3の前後方向に亘って配設し、該スイッチ群15の反ハンドル側に糸長表示部17を配置して、糸長表示部17の前部領域に太陽電池1を配置した構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2000−166434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、前記魚釣用リール7は、スイッチ群15が操作パネル5のハンドル側を広く前後方向に亘って占有した構造上、糸長表示部17や太陽電池1が電子制御ケース3の反ハンドル側に配置されることになって、スペース的にこれらの配置エリアに制約が生じて小型化してしまい、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部17の視認性が得られ難い欠点がある。
【0009】
また、電子制御ケース3は、操作パネル5がリール本体19の左右の側板21,23の上部と段差のない接合状態で一体化された構成のため、実釣時に於ける咄嗟の操作時に、魚釣用リール7を握持保持する手の指が滑って、太陽電池1や糸長表示部17を保護する透明カバーに誤って触れてしまうことがある。
【0010】
そして、実釣時に手の指には魚のヌメリや異物が付着しているため、このように指が透明カバーに触れてしまうと、透明カバーが汚れて発電効率が低下したり糸長表示部1の視認性を低下させてしまう等の不具合が指摘されている。
【0011】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、電子制御ケースの上面に太陽電池や糸長表示部を備えたこの種の魚釣用リールに改良を加え、電子制御ケース上面の限られたスペースの有効活用を図ることで、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部の視認性の向上を可能とした魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、スプールを回転自在に支持するリール本体の上部前方側に電子制御ケースを備えた魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースの上面に、太陽電池と、仕掛けの水深を表示する糸長表示部を配設すると共に、前記糸長表示部の側部領域に、操作スイッチを配設したことを特徴とする。
【0013】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースの上面の前部領域に太陽電池を配設し、電子制御ケースの上面の後部領域に糸長表示部を配設したことを特徴とする。
【0014】
また、請求項3に係る発明は、スプールを回転自在に支持するリール本体の上部前方側に電子制御ケースを備えた魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースを、リール本体上部より上方へ突出した周壁を有する略ボックス状に形成すると共に、前記電子制御ケースの上面に、太陽電池と、仕掛けの水深を表示する糸長表示部と、操作スイッチを配設したことを特徴とする。
【0015】
そして、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の魚釣用リールに於て、前記電子制御ケースと、リール本体の反ハンドル側側板の上部との間に、段部からなる指置きを可能とする指載置部を設けると共に、電子制御ケースを、後方から前方に向けて幅狭となる平面視先細形状としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に係る発明によれば、電子制御ケース上の限られたスペースを有効活用する太陽電池,糸長表示部,操作スイッチの合理的な配置構成により、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部の視認性の向上が図れる。
【0017】
そして、請求項2に係る発明によれば、実釣時に必要な情報を表示する糸長表示部が電子制御ケースの手前側(後部領域)に配設されているため、情報の視認性に優れる利点を有する。
【0018】
また、請求項3に係る発明によれば、実釣時の咄嗟の操作時に於ても、魚釣用リールを握持保持する手の指が滑って太陽電池や糸長表示部を保護する透明カバーに誤って触れてしまうことが極力防止できるため、発電効率や糸長表示部の視認性を低下させることがない。
【0019】
更に、請求項4に係る発明によれば、指載置部に載置する指の側部や腹部で無理なく確実に魚釣用リールを保持でき、また、電子制御ケースをリール本体の後方から前方に向けて平面視先細形状に形成さすることで、魚釣用リールを手で握持保持する際に指の向きが自然で無理なく確実に保持できると共に、平面視先細形状に形成することでリール全体のコンパクト,シャープ感が得られる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】請求項1乃至請求項4の第一実施形態に係る魚釣用リールの平面図である。
【図2】魚釣用リールの斜視図である。
【図3】魚釣用リールの側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】電子制御ケースの平面図である。
【図6】請求項1乃至請求項4の第二実施形態に係る魚釣用リールの電子制御ケースの平面図である。
【図7】請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係る魚釣用リールの電子制御ケースの平面図である。
【図8】従来の魚釣用リールの斜視図である。
【図9】従来の魚釣用リールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
図1は請求項1乃至請求項4に係る魚釣用リールの第一実施形態を示し、図に於て、31はフレーム、33,35は該フレーム31の左右に取り付く側板で、フレーム31と両側板33,35によって魚釣用リール37のリール本体39が構成されている。そして、リール本体39に周知の図示しない軸受を介してスプール軸が支持され、該スプール軸にスプール41が回転可能に支持されている。
【0023】
スプール41は、ハンドル43の巻取り操作で側板35に内蔵された巻取り駆動機構により回転して釣糸が巻回されるようになっている。
【0024】
また、側板33,35間の後方には、側板35内に装着された周知のクラッチ機構を操作するクラッチレバー45が下方へ押圧操作可能に取り付けられており、該クラッチレバー45の押圧操作で、クラッチ機構がクラッチON状態からクラッチOFF状態に切り換わるようになっている。そして、このクラッチOFF状態でハンドル43を巻取り方向へ回転させると、周知の復帰機構を介してクラッチ機構がクラッチON状態に復帰するように構成されており、このクラッチ機構のクラッチON/OFFの切換えでスプール41が巻取り可能状態とスプールフリー状態とに切り換わって、スプール41へのハンドル43の動力が伝達/遮断されるようになっている。
【0025】
更に、図示しないが、周知のようにフレーム31の反ハンドル側に一対のホール素子やリードスイッチからなる磁気センサが装着されると共に、これに対向してスプール41または連動歯車の一端側にマグネットが固着されており、この磁気センサとマグネットによってスプール41の回転数とその回転方向を検出する回転検出手段が構成されている。
【0026】
そして、磁気センサは、リール本体39の上部前方側に装着された電子制御ケース47内のマイクロコンピュータに接続されており、マイクロコンピュータのCPUは、磁気センサから出力される回転パルス信号を取り込むことで、内蔵のアップ・ダウンカウンタをアップカウントまたはダウンカウント状態にセットして、取り込まれるスプール41の回転パルス信号をカウントする。マイクロコンピュータのROM(記憶手段)には、特開平5−103567号公報で開示された糸長計測装置と同様の糸長計測プログラムが組み込まれており、CPUは、スプール41の回転パルス信号の計数値を基に釣糸の糸長を演算,計測して、糸長を電子制御ケース47上の操作パネル49に設けた糸長表示部51に表示させるようになっている。
【0027】
而して、図1乃至図4に示すように電子制御ケース47は、リール本体39上部より上方へ突出した周壁53を有し、且つリール本体39の後方から前方に向けて「ハの字」状に幅狭となる平面視先細形状のボックス状に形成されている。そして、反ハンドル側の側板33の上部との間に、魚釣用リール37を握持する手の親指55が載置可能な段部からなる指載置部57が設けられている。
【0028】
尚、図1に示すようにハンドル側の側板35の上部と電子制御ケース47との間にも、親指が載置可能な段部からなる指載置部58が設けられている。
【0029】
また、図1及び図5に示すように、電子制御ケース47上の操作パネル49内の限られたスペースの後部領域に前記糸長表示部51が配設されると共に、該糸長表示部51のハンドル43側の側部領域L1に、電源のON/OFF及び糸長表示部51の表示のリセットスイッチを兼ねた周知のON/OFFスイッチ59と、棚取りに使用する周知の棚メモスイッチ61が上下に配設されている。
【0030】
そして、図5に示すように前記糸長表示部51と両スイッチ59,61の上方、即ち、操作パネル49の前部領域全体の広い領域に亘って太陽電池63が横方向に配設されており、図示しないが太陽電池63や糸長表示部51の上面は、操作パネル49に装着される透明カバーで保護されている。
【0031】
本実施形態では、一例として太陽電池63をリール本体39の側板33や電子制御ケース47内に装着した図示しない一次電池(ボタン電池)の補完用として糸長表示部51の表示のみに使用するようになっており、天気がよく、太陽電池63の発電による電圧が一次電池の電圧より高くなった場合、糸長表示部51の太陽電池マーク(図5中、符号65)が点灯して、太陽電池63による電力で糸長表示部51の各表示(図5中、太陽電池マーク65,上カラ表示部67,棚カラ表示部69,コマセタイマー71等)が行われるようになっている。
【0032】
そして、使用条件や使用頻度、或いは天気が悪くて照光不足により、太陽電池63の発電で、内部の制御系に設けられているコンデンサに充電されて蓄えられた電圧が一次電池の電圧より低くなった場合、太陽電池マーク65が消灯して、一次電池の電力で糸長表示部51の各表示が行われるようになっている。
【0033】
尚、太陽電池63の使用例は前記一例に限定されず、一次電池に代えて魚釣用リール内に二次電池を装着し、太陽電池で二次電池を充電可能としてもよいし、既述した特許文献1の従来例の如く、電源スイッチOFF時の監視,待機に於ける電源制御回路への電力供給を太陽電池で行い、一次電池の電力消耗を抑えるようにしてもよい。
【0034】
本実施形態に係る魚釣用リール37はこのように構成されているから、クラッチレバー45の切換え操作でクラッチ機構がクラッチON状態からクラッチOFF状態へ切り換わり、クラッチOFF状態でハンドル43を巻取り方向へ回転させるとクラッチ機構がクラッチON状態に復帰する。
【0035】
そして、ON/OFFスイッチ59を押圧操作し、クラッチOFF状態でスプール41から釣糸を繰り出し、また、クラッチON状態でハンドル43の操作でスプール41を巻取り駆動すると、マイクロコンピュータのCPUは、磁気センサから出力されるスプール41の回転に伴う回転パルス信号を基に糸長を演算,計測して糸長表示部51(上カラ表示部67)に表示させるが、天気がよく、太陽電池63の発電による電圧が一次電池の電圧より高い場合、太陽電池マーク65が点灯して太陽電池63による電力で糸長表示部51の各表示が行われる。
【0036】
また、既述したように使用条件や使用頻度、或いは天気が悪くて照光不足により、太陽電池63の発電で、内部の制御系に設けられているコンデンサに充電されて蓄えられた電圧が一次電池の電圧より低くなると、太陽電池マーク65が消灯して一次電池の電力で糸長表示部51の表示が行われるが、既述したように本実施形態は、操作パネル49内の後部領域に糸長表示部51を配設して、そのハンドル43側の側部領域L1にON/OFFスイッチ59と棚メモスイッチ61を上下に配設し、操作パネル49の前部領域全体の広い領域に亘って太陽電池63を横方向に配設した合理的な配置構成により、効率のよい太陽光発電が行われると共に、糸長表示部51の良好な視認性が確保されることとなる。
【0037】
更に、実釣時に於て、例えば船縁に固定した釣竿保持装置に釣竿を保持させた監視,待機時を除き、釣人は魚とのやりとりで魚釣用リール37の反ハンドル側を握持保持し、また、時には両手で魚釣用リール37の反ハンドル側とハンドル側を握持保持するが、図1及び図4に示すように電子制御ケース47は、リール本体39上部より上方へ突出した周壁53を有するボックス状に形成されて、反ハンドル側の側板33及びハンドル側の側板35の上部との間に指載置部57,58が形成されているため、親指55を指載置部57に載置して親指55の側部や腹部で無理なく確実に魚釣用リール37を握持保持できる。そして、電子制御ケース47は上方へ突出した周壁53を有するボックス状に形成されているため、咄嗟の操作時に魚釣用リール37を握持保持する手の親指55が滑って太陽電池63や糸長表示部51を保護する透明カバーに誤って触れてしまうことが極力防止される。
【0038】
而も、電子制御ケース47は、リール本体39の後方から前方に向けて「ハの字」状に幅狭となる平面視先細形状に形成されているため、魚釣用リール37の反ハンドル側を握持保持し、また、時に両手で魚釣用リール37の反ハンドル側とハンドル側を握持保持する際に、指載置部57,58に載置する親指55のハの字状となる向きに沿って自然であると共に、後方から前方に向けて平面視先細形状に形成することでリール全体のコンパクト,シャープ感を釣人に与えることとなる。
【0039】
このように本実施形態によれば、
(1)電子制御ケース47上の操作パネル49内の限られたスペースを有効活用する太陽電池63,糸長表示部51,ON/OFFスイッチ59と棚メモスイッチ61の合理的な配置構成により、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部51の視認性の向上が図れる。
【0040】
而も、実釣時に必要な情報を表示する糸長表示部51が操作パネル49の手前側(後部領域)に配設されているため、情報の視認性に優れている。
【0041】
(2)実釣時の咄嗟の操作時に於ても、魚釣用リール37を握持保持する手の親指55が滑って太陽電池63や糸長表示部51を保護する透明カバーに誤って触れてしまうことが極力防止できるため、発電効率や糸長表示部51の視認性を低下させることがない。
【0042】
(3)前記指載置部57が形成されているため、指載置部57,58に載置する親指55の側部や腹部で無理なく確実に魚釣用リール37を保持できる。
【0043】
(4)電子制御ケース47がリール本体39の後方から前方に向けて「ハの字」状に幅狭となる平面視先細形状に形成されているため、魚釣用リール37の反ハンドル側を握持保持し、また、時に両手で魚釣用リール37の反ハンドル側とハンドル側を握持保持する際に、指載置部57,58に載置する親指55のハの字状となる向きに沿って自然で無理なく確実に保持できると共に、平面視先細形状に形成することでリール全体のコンパクト,シャープ感が得られる等、多くの優れた利点を有する。
【0044】
尚、図5に示すように前記実施形態は、操作パネル49の後部領域に配設した糸長表示部51のハンドル43側の側部領域L1にON/OFFスイッチ59と棚メモスイッチ61を上下に配設したが、図6に示す請求項1乃至請求項4に係る発明の第二実施形態の如く、糸長表示部51の反ハンドル側の側部領域L2にON/OFFスイッチ59と棚メモスイッチ61を上下に配設してもよい。
【0045】
また、図7は請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態を示し、本実施形態は、操作パネル49の後部領域に太陽電池63を横方向に配設し、操作パネル49の前部領域に糸長表示部51を配設すると共に、該糸長表示部51のハンドル43側の側部領域L1にON/OFFスイッチ59と棚メモスイッチ61を上下に配設して、操作パネル49内の限られたスペースを有効活用したもので、これらの実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、効率のよい太陽光発電や良好な糸長表示部51の視認性の向上が図れる。
【符号の説明】
【0046】
31 フレーム
33,35 側板
37 魚釣用リール
39 リール本体
41 スプール
43 ハンドル
45 クラッチレバー
47 電子制御ケース
49 操作パネル
51 糸長表示部
53 周壁
55 親指
57 指載置部
59 ON/OFFスイッチ
61 棚メモスイッチ
63 太陽電池


【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプールを回転自在に支持するリール本体の上部前方側に電子制御ケースを備えた魚釣用リールに於て、
前記電子制御ケースの上面に、太陽電池と、仕掛けの水深を表示する糸長表示部を配設すると共に、
前記糸長表示部の側部領域に、操作スイッチを配設したことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項2】
前記電子制御ケースの上面の前部領域に太陽電池を配設し、電子制御ケースの上面の後部領域に糸長表示部を配設したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
【請求項3】
スプールを回転自在に支持するリール本体の上部前方側に電子制御ケースを備えた魚釣用リールに於て、
前記電子制御ケースを、リール本体上部より上方へ突出した周壁を有する略ボックス状に形成すると共に、前記電子制御ケースの上面に、太陽電池と、仕掛けの水深を表示する糸長表示部と、操作スイッチを配設したことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項4】
前記電子制御ケースと、リール本体の反ハンドル側側板の上部との間に、段部からなる指置きを可能とする指載置部を設けると共に、電子制御ケースを、後方から前方に向けて幅狭となる平面視先細形状としたことを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−4680(P2011−4680A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−152619(P2009−152619)
【出願日】平成21年6月26日(2009.6.26)
【出願人】(000002495)グローブライド株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】