説明

SiC焼成用道具材

【課題】SiC基材に対する密着性に優れ、より高い酸化防止効果を付与することができる被膜を備え、かつ、優れた耐熱衝撃性を有するSiC焼成用道具材を提供する。
【解決手段】多孔質SiC基材と、前記基材のSiC結晶表面に形成される酸化物膜とからなるSiC焼成用道具材において、前記酸化物膜の組成を、SiO2が65重量%以上90重量%以下、残部がAl23及びY23とし、かつ、前記Al23及びY23の重量組成比を20:80〜60:40とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックスコンデンサ(multiple-layerceramic capacitor;以下、MLCCという)やフェライト等のセラミック電子部品の焼成や熱処理工程において使用される道具材であって、多孔質SiC基材を用いたSiC焼成用道具材に関する。
【背景技術】
【0002】
電子部品用セラミックスの焼成や熱処理は、一般に、1000〜1400℃の温度範囲で行われる。このため、その焼成用道具材としては、Al23−SiO2質、Al23−SiO2−MgO質、MgO−Al23−ZrO2質、SiC質等の耐熱性に優れたセラミックスが用いられている。これらの中でも、特に、SiC質セラミックスは、耐熱強度及び耐クリープ性に優れており、好適な材料である。
【0003】
一方、代表的なセラミック電子部品であるMLCCの焼成においては、電極材を酸化させることなく、その主成分である酸化物のチタン酸バリウムを焼成する必要がある。
したがって、炉内雰囲気中の酸素分圧は重要な要素であるが、SiC質セラミックスの焼成用道具材を用いた場合、SiCの酸化反応により、炉内の酸素分圧が変動することがある。
【0004】
このため、セラミック電子部品の焼成時に、道具材のSiCの酸化に伴うセラミック電子部品の特性が劣化することを防ぐ目的で、道具材を構成するSiC質構造体(基材)の表面又は内部のSiC結晶表面に酸化物等による酸化防止被膜を形成することが、従来から知られている。
例えば、特許文献1に、SiC焼結多孔体の開気孔の内面を前記多孔体に対して0.1〜0.6重量%のアルカリ土類金属、Al23、SiO2等を含むガラス被膜で覆うことが記載されている。
また、特許文献2には、多孔質SiC基材を酸素濃度2%以上の酸素雰囲気下、1400〜1500℃で焼成してSiC結晶表面にSiO2層を形成する方法が記載されている。
【0005】
さらに、特許文献3には、非酸化物セラミックス基体表面に、SiC又はTiO2を含むAl23層を形成し、かつ、前記基体と酸化物層との界面に、所定量のAl23とY23とSiO2との反応によって得られる層を形成することにより、整合性のある界面となり、強度特性及び耐酸化性、耐食性が向上することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭64−76986号公報
【特許文献2】特開2006−117472号公報
【特許文献3】特開平8−67583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、MLCCを焼成する雰囲気は、通常、酸素分圧が1×10-9atm程度であり、これは、水蒸気を導入して、水の解離によって生じる酸素によって制御している。このような雰囲気下においては、酸化防止被膜で覆われたSiCの酸化速度は、該酸化防止被膜を通過する水分子の量に左右される。
【0008】
上記特許文献1,2に記載されているようなガラス被膜やSiO2層は、SiC結晶の表面を均一に覆うことはできるものの、水分子が通過しやすい。しかも、これらの被膜は、SiC質基材との熱膨張係数の差が大きく、また、密着性に劣ることから、繰り返しの熱履歴によって、割れやSiC質基材表面からの剥離を生じやすく、十分な酸化防止効果が得られなかった。
【0009】
また、上記特許文献3に記載されているような混合酸化物は、これにより形成される層自体は、水分子等のガスの透過抑制効果に優れているものの、SiCとの濡れ性に劣るため、SiC質基材を構成するSiC結晶表面すべてを覆うことは困難である。さらに、前記混合酸化物による層は、前記ガラス被膜と同様に、割れや剥離を生じやすく、十分な酸化防止効果を得られるとは言えないものであった。
【0010】
したがって、SiC質基材に対して、より高い酸化防止効果を付与するためには、SiCとの密着性に優れた膜でSiC結晶表面全体を覆う必要がある。
また、近年、セラミック電子部品の焼成においては、ローラーハースキルン等による高速焼成のニーズが高く、このため、焼成用道具材の耐熱衝撃性の向上も求められている。
【0011】
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、SiC基材に対する密着性に優れ、より高い酸化防止効果を付与することができる被膜を備え、かつ、優れた耐熱衝撃性を有するSiC焼成用道具材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係るSiC焼成用道具材は、多孔質SiC基材と、前記基材のSiC結晶表面に形成される酸化物膜とからなり、前記酸化物膜の組成は、SiO2が65重量%以上90重量%以下、残部がAl23及びY23であり、かつ、前記Al23及びY23の重量組成比が20:80〜60:40であることを特徴とする。
上記のような組成からなる酸化物膜により、被膜のSiC基材に対する密着性が向上し、かつ、酸化防止効果が向上するとともに、耐熱衝撃性にも優れたSiC焼成用道具材を得ることができる。
【0013】
前記SiO2は結晶粒子を含み、前記結晶粒子の結晶粒径が1μm以上10μm以下であるが好ましい。
結晶粒径を上記範囲内とすることにより、SiC結晶表面の凹凸が十分に形成され、前記酸化物膜の割れや剥離の抑制効果を高めることができる。
なお、本発明でいう結晶粒径は、該酸化物膜組織の顕微鏡写真から、SiO2結晶粒子の長径aと、これと垂直な方向における径bとをそれぞれ測定し、両径の平均値(a+b)/2を求めたものである。
【0014】
また、前記酸化物膜の厚さは1μm以上200μm以下であることが好ましい。
上記範囲内の厚さの酸化物膜によれば、SiC基材との熱膨張係数の差に起因する酸化物膜の割れや剥離を効果的に防止することができ、優れた酸化防止効果が得られる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、SiC焼成用道具材において、特定組成からなる酸化物膜によって、SiC基材に対する密着性を向上させ、かつ、従来よりも優れた酸化防止効果を付与することができ、さらに、耐熱衝撃性の向上を図ることができる。
したがって、本発明に係るSiC焼成用道具材は、MLCC等のセラミック電子部品の製造に好適に適用することができ、特に、ローラーハースキルン等による高速焼成にも好適であり、製造効率の向上にも寄与し得るものである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明に係るSiC焼成用道具材は、多孔質SiC基材と、前記基材のSiC結晶表面に形成される酸化物膜とからなるものである。そして、前記酸化物膜の組成は、SiO2が65重量%以上90重量%以下、残部がAl23及びY23であり、かつ、前記Al23及びY23の重量組成比が20:80〜60:40であることを特徴としている。
SiC焼成用道具材において、多孔質SiC基材に、上記のような組成からなる酸化物膜を形成することにより、被膜のSiC基材に対する密着性が向上し、かつ、酸化防止効果を向上させることができる。さらに、耐熱衝撃性の向上も図ることができる。
【0017】
本発明に係るSiC焼成用道具材おいては、SiC基材として多孔質体を用いる。
多孔質体とすることにより、SiC結晶表面の表面積が大きくなり、SiC結晶表面の一部を酸化させてSiO2として酸化物層の密着性を向上させることができ、また、凹凸を生じさせやすくなり、物理的に密着性を向上させる効果も得られる。
【0018】
なお、前記多孔質SiC基材は、見掛け気孔率が15%以上50%以下、炭化ケイ素含有量が90重量%以上であることが好ましい。
上記範囲の見掛け気孔率及び炭化ケイ素含有量であれば、酸化物層の密着性を保持しつつ、十分な耐熱強度を有する道具材を構成することができる。
【0019】
上記のような多孔質SiC基材は、その製造方法は特に限定されるものではなく、公知の方法により製造することができる。例えば、炭化ケイ素粉末原料に、水、有機バインダ等を添加して混合したものを成形して多孔質成形体とし、これを1600〜2400℃で焼成することにより、多孔質焼結体として得ることができる。
【0020】
前記多孔質SiC基材のSiC結晶表面に形成される酸化物膜の組成成分は、SiO2、Al23及びY23である。
前記酸化物膜は、Y23とAl23の混合物、又は、Y23とAl23とSiO2の混合物を多孔質SiC基材に含浸又は塗布した後、SiCが酸化する雰囲気下で、1400℃以上の温度で熱処理して前記混合物又はその一部を溶融させることにより、SiC結晶表面に形成することができる。
このとき、SiC結晶表面には、前記混合物の溶融物の層を通して酸素や水蒸気が供給されるとともに、SiCの酸化によって生じるSiO2が存在するため、前記溶融物は、SiC結晶表面と濡れやすい状態となり、SiC結晶表面全体を覆うことができる。
そして、前記溶融物の層を通してなされるSiC結晶表面への酸素や水蒸気の供給が継続されると、SiCの酸化は進行し、生じたSiO2は前記溶融物の中に溶け込むため、SiC結晶表面は酸化により生じた非晶質のSiO2のみで覆われることはない。この非晶質のSiO2は前記溶融物の中に溶け込んだ状態で存在するか、あるいはまた、前記溶融物の中に新たな結晶として析出する。
【0021】
SiC結晶表面は、結晶方位、結晶欠陥及び不純物等の分布によって、酸化しやすさの部分差が生じ、酸化しやすい部分が選択的に酸化される。酸化により生じたSiO2は、上述したように前記溶融物の中に溶け込んでいき、その部分での酸化が継続して進行する。このため、SiC結晶表面の酸化しやすい部分は、酸化しにくい部分に比べて、SiCの浸食(減少)の度合いが大きく、結果として、SiC結晶表面に凹凸が形成される。
上述した酸化物膜形成のための熱処理の終了後、この凹凸は、アンカー効果によってSiCと酸化物膜との結合を物理的に強め、密着性を向上させる効果を奏する。
なお、本発明において、酸化物膜が形成されるSiC結晶表面とは、SiC基材中に存在するすべてのSiC結晶の表面を意味するものではなく、SiC基材の外表面及び内部の気孔連通部のSiC結晶の表面である。
【0022】
前記酸化物膜の組成のうち、SiO2の含有量は65重量%以上90重量%以下とする。このSiO2の含有量は、上述したように、基材のSiCの酸化により生じるSiO2と、含浸又は塗布等を行う混合物由来のものとの合計である。
前記含有量が65重量%未満の場合は、SiCの酸化により生じるSiO2の量が不十分であり、SiC結晶表面に十分な凹凸が生じず、SiC基材と酸化物膜との密着性が十分に得られない。
一方、前記含有量が90重量%を超える場合は、酸化物膜中で、通常クリストバライトとして生成するSiO2の量が多くなり、SiO2とSiCの熱膨張係数の差から、酸化物膜に割れが生じやすくなり、酸化防止効果が低減する。
SiO2の含有量は、より好ましくは、70重量%以上85重量%以下である。
【0023】
前記酸化物膜中のSiO2の含有量が上記範囲内であっても、該道具材製造時の熱処理方法、条件等によっては、SiCの酸化速度が大きく、前記混合物が溶融する前にSiC結晶表面全面に非晶質のSiO2が生成し、その上に、前記混合物の溶融物による膜が形成される場合がある。このような場合には、酸化物膜の割れや剥離が生じやすく、酸化防止効果が十分に得られないおそれがある。
したがって、前記酸化物膜中のSiO2は、結晶及び非晶質が混在したものであることが好ましい。
SiO2の結晶を含み、粒子状の形態で存在していることは、SiCの酸化により生じたSiO2が前記溶融物に溶け込んでいることを意味する。このような状態の酸化物膜は、SiC結晶表面が浸食されて、凹凸が十分に形成されており、SiC基材と酸化物膜との優れた密着性を得ることができる。
【0024】
23とAl23とSiO2との混合物による酸化物膜においては、全体が均質に溶融する組成は温度によって異なるが、前記酸化物膜中のAl23及びY23の重量組成比は、20:80〜60:40とする。
前記重量組成比が上記範囲外の場合は、酸化物膜形成のための熱処理時に、均質な混合物としての溶融物を生じにくく、その結果、SiC結晶表面に凹凸が形成されず、SiC基材と酸化物膜の密着性を高めることが困難となる。
前記Al23及びY23の重量組成比は、より好ましくは、25:75〜50:50である。
【0025】
なお、酸化物膜の重量組成は、以下のような方法により求めることができる。
まず、道具材試料を粉砕して酸化熱処理し、SiC基材を完全にSiO2にする。この時に発生するCO2ガスの発生量からSiC重量を算出する。
そして、酸化熱処理後の試料について、IPS発光分光分析等の化学分析を行い、得られた分析値から上記において算出したSiCの寄与分を差し引くことにより、酸化物膜中のSiO2、Y23及びAl23の各重量組成を算出する。
【0026】
また、前記SiO2の結晶は、結晶粒径が1μm以上10μm以下であることが好ましい。
前記結晶粒径が1μm未満の場合、SiC結晶表面の凹凸が小さく、SiC基材と酸化物膜の物理的な結合が弱く、前記酸化物膜が剥離しやすくなる。
一方、前記結晶粒径が10μmを超える場合、SiO2の変態による体積変化により、酸化物膜が割れやすくなる。
【0027】
また、前記酸化物膜の厚さは、1μm以上200μm以下であることが好ましい。
前記厚さが1μm未満の場合は、薄すぎて、SiC基材が露出するおそれがあり、該酸化物膜による酸化防止効果が十分に得られない。
一方、前記厚さが200μmを超える場合は、厚すぎて、SiC基材との熱膨張係数の差により、該酸化物膜に割れや剥離が生じるおそれがある。
前記酸化物膜の厚さは、より好ましくは、10μm以上100μm以下である。
【0028】
SiCは、一般的な焼成用道具材の材料として用いられているAl23−SiO2質に比べて、熱膨張係数が小さいため、急速な温度変化による熱衝撃破壊に対する抵抗が大きいが、本発明によれば、SiC基材の耐熱衝撃性をより向上させることができる。
ここで、熱衝撃破壊に対する抵抗性を表す指標である熱衝撃破壊係数Rは、R=S(1−ν)/Eα(ここで、S:強度、ν:ポアソン比、E:弾性率、α:熱膨張係数)の式で表すことができる。この式から、耐熱衝撃性の向上には、強度Sが大きいことが好ましいと考えられる。
後述の実施例にも示すように、本発明に係るSiC焼成用道具材は、SiC基材に所定の酸化物膜が形成されていることにより、SiC焼結体のみよりも、曲げ強度も大きく、耐熱衝撃性にも優れているものである。
【実施例】
【0029】
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例により制限されるものではない。
(試験1)
SiO2、Y23及びAl23の各粉末を所定量ずつ混合し、これに水を加えてボールミルで混合粉砕し、混合スラリーを調製した。
このスラリーを250mm×250mm×厚さ1mmの見掛け気孔率約22%の多孔質SiC基材に含浸させた後、乾燥して水分を除去した。
これをガスバーナ炉中、1500℃で熱処理したものを評価用試料とした。
ただし、比較例7,8においては、アルゴン雰囲気下、1500℃で熱処理した。
また、比較例9は、SiC基材に混合スラリーを含浸させずに、ガスバーナ炉中、1500℃で熱処理し、SiC基材表面にSiO2膜を形成した試料である。
【0030】
これらの各評価用試料について、以下のような各種評価を行った。これらの結果を表1にまとめて示す。
上述したような化学分析により、酸化物膜中のSiO2、Y23及びAl23の重量組成を求めた。なお、前記重量組成においては、SiO2、Y23及びAl23以外の微量成分は無視し、前記3成分の合計が100%となるように算出した。ただし、表1においては、末桁の四捨五入により、100%未満又は100%を超える表示となっている場合もある。
また、各評価用試料を、水蒸気が含まれ、かつ、酸素分圧が10-9MPaの雰囲気下、1250℃で10時間熱処理した。これを試料毎に5回行い、熱処理前後の試料の重量を測定し、熱処理1回(10時間)当たりの平均重量変化率を求め、この値により酸化防止効果の評価を行った。
【0031】

【0032】
表1に示した結果から、酸化物膜中のSiO2が65重量%以上90重量%以下、残部がAl23及びY23であり、かつ、前記Al23及びY23の重量組成比が20:80〜60:40である場合(実施例1〜13)、酸化による重量増加率が低減され、酸化防止効果が向上していることが認められた。
【0033】
(試験2)
試験1と同様にして作製し、酸化物膜の重量組成を求めた表2に示す各評価用試料について、酸化物膜中のSiO2の結晶粒径、試料の曲げ強さ及び弾性率を測定した。
また、以下のようにして、酸化物膜の耐熱衝撃性評価を行った。まず、各評価用試料を10枚ずつ多段積みした。このとき、試料1枚毎に荷重としてZrO2粉250gを各試料の縁から10mmよりも内側に積載し、10mm×10mm×10mmのスペーサを4隅に配置して、その上の試料を4点で支持するようにした。このようにして多段積みした各試料を、600℃で保持した電気炉内に、常温で入炉して1時間保持した後、炉出しし、酸化物膜の割れの発生枚数により、耐熱衝撃性を評価した。
これらの評価結果をまとめて表2に示す。
なお、比較例12は、SiC基材のみで酸化物膜で覆われていない試料である。
【0034】
【表2】

【0035】
表2に示す結果から分かるように、SiC基材表面の酸化物膜中のSiO2の結晶粒径が1μm以上10μm以下である場合(実施例14〜16)、酸化物膜による酸化防止効果が向上し、かつ、曲げ強度が大きく、耐熱衝撃性にも優れていることが認められた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多孔質SiC基材と、前記基材のSiC結晶表面に形成される酸化物膜とからなり、前記酸化物膜の組成は、SiO2が65重量%以上90重量%以下、残部がAl23及びY23であり、かつ、前記Al23及びY23の重量組成比が20:80〜60:40であることを特徴とするSiC焼成用道具材。
【請求項2】
前記SiO2は結晶粒子を含み、前記結晶粒子の結晶粒径が1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1記載のSiC焼成用道具材。
【請求項3】
前記酸化物膜の厚さが1μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のSiC焼成用道具材。

【公開番号】特開2012−76940(P2012−76940A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221410(P2010−221410)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(507182807)コバレントマテリアル株式会社 (506)
【Fターム(参考)】