説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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【課題】容易に脱気が可能で、ボイドの少ない大面積の繊維強化複合材料を生産性良く製造することが可能な、部分含浸プリプレグを提供すること。
【解決手段】25℃での粘度が100Pa・S以上である液状エポキシ樹脂(A)と、25℃で固体であるエポキシ樹脂(B)と、ジシアンジアミド硬化剤(C)とを必須成分として含むエポキシ樹脂組成物であって、樹脂組成物の25℃での粘度が5×10Pa・S以上であり、樹脂組成物の硬化開始温度が100〜120℃の範囲にあり、且つ、その時の粘度(最低粘度)が0.1〜2Pa・Sの範囲にあるエポキシ樹脂組成物を、強化繊維基材に部分的に含浸せしめてなる部分含浸プリプレグ。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維糸条に種々の加工を加える際に、炭素繊維糸条の表面に発生する毛羽立ちの程度を、実際の加工工程における毛羽立ちの程度に近い実用上有効な精度で測定できる炭素繊維糸条の毛羽立ち度測定装置を提供する。
【解決手段】走行中に擦動を加えられた炭素繊維糸条の毛羽立ち度を測定する装置であって、炭素繊維糸条の繰出しボビン(A)と、走行する炭素繊維糸条の張力測定装置(B)と、炭素繊維糸条がその走行軸を中心として螺旋運動するように、その内側面が炭素繊維糸条に擦動を加えながら該走行軸に垂直な面内を走行軸を中心として円運動する擦動リング(C)と、炭素繊維糸条を所定速度で引取る可変速度ローラー(D)と、炭素繊維糸条の毛羽立ち度を計測する毛羽立ち度計測装置(E)を備えた毛羽立ち度測定装置。 (もっと読む)


【課題】高強度の炭素繊維が得られる耐炎化繊維を提供する。
【解決手段】走査型プローブ顕微鏡を用いてナノインデンテーション法により測定した繊維の表層部と中心部の弾性率の比の値が0.7以上である耐炎化繊維。耐炎化繊維の比重は、1.32〜1.41であることが好ましい。本発明の耐炎化繊維は、下記式
勾配係数A=耐炎化処理時間(分)/比重増加
(但し、比重増加=耐炎化繊維比重−プリカーサー比重)
で表される勾配係数Aが300以上となるようにPAN系プリカーサーの耐炎化処理を行うことにより得ることができる。 (もっと読む)


【課題】シート状の強化繊維材料と熱可塑性樹脂とから、均一性に優れたプリプレグを製造する方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂粉末を、水、アルコール類、ケトン類又はハロゲン化炭素類からなる溶媒又は混合溶媒に分散させたサスペンジョン浴に、強化繊維材料からなるシートを浸漬し、樹脂粉末をシートに付着せしめ、次いでシートを浴外に取出し加熱して樹脂粉末を溶融させ、繊維材料と樹脂を一体化させて均一性に優れたプリプレグを製造するに際し、(1)複数のシートを、それぞれ導入ローラーを経て浴中に導入・浸漬する、(2)複数のシートを積層して、一枚の積層シートとして浴から導出する、(3)シートが浴中に浸漬されている間に、浴中に設置された噴射ノズルから、シートの表面及び層間にサスペンジョンを噴射する、(4)浴から導出された積層シートを、170〜390℃に加熱して樹脂粉末を溶融させる、ことからなるプリプレグの製造法。 (もっと読む)


【課題】マトリックス樹脂の優れた機械的特性及び熱的特性を損ねることなく、靭性(タフネス)が付与された複合材料を得るためのプリプレグと、その製造方法を提供すること。
【解決手段】強化繊維とマトリックス樹脂とからなるプリプレグにおいて、このプリプレグの外層を構成するマトリックス樹脂は、熱硬化性樹脂からなり、このプリプレグの内層を構成するマトリックス樹脂が中空糸を含むことを特徴とする耐衝撃性プリプレグ。プリプレグ全体の体積に対する中空糸の中空部分の体積の割合(空隙率)は、1〜3体積%の範囲にあるものが好ましく、また、内層を構成するマトリックス樹脂は、熱可塑性樹脂を含むものであるのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】曲げ強度が向上した結果、容易にロール状に巻き取ることが可能である等の取扱い性に優れた炭素繊維シートを提供する。
【解決手段】炭素繊維又は耐炎化繊維のカットファイバーを抄紙して紙状物を作製し、次いでこの紙状物からなる上層と下層の層間に熱可塑性樹脂ネットを挟み込んだ積層体を作製し、その後この積層体を熱プレス成形し、更に1,200〜2,200℃で焼成して炭素化又は黒鉛化することによって得られる炭素繊維シートであって、特に、その内部に250〜700μmの空隙間隔で、空隙サイズが100〜300μmの多数の空隙を有する、厚さが100〜250μmで、目付が40〜100g/mの炭素繊維シート。 (もっと読む)


【課題】シート状の強化繊維材料とこれに含浸せしめられた熱可塑性樹脂とからなる、均一性に優れたプリプレグを提供するための、生産性の高い製造方法を提供すること。
【解決手段】シート状の強化繊維材料に熱可塑性樹脂を含浸させてプリプレグを製造するに当たり、熱可塑性樹脂粉末を、水、アルコール類、ケトン類、ハロゲン化炭素類から選ばれた1種若しくは2種以上の溶媒又は混合溶媒に分散させたサスペンジョンに、シート状の強化繊維材料を浸漬させて樹脂粉末を含むサスペンジョンをこの強化繊維材料に付着せしめ、次いでこの強化繊維材料を、熱ロールに接触させる方式で、溶媒又は混合溶媒の含量が10重量%以下になるまで加熱・乾燥し、その後、この乾燥された強化繊維材料を170〜390℃に加熱して樹脂粉末を溶融させ、シート状の強化繊維材料と熱可塑性樹脂を一体化させることを特徴とする方法。 (もっと読む)


【課題】建物への電気的な影響を少なくできるととともに建物の耐たわみ性能、耐火性能を向上でき、しかも建物の低コスト化を可能とするコンクリート構造体を提供する。
【解決手段】本発明のコンクリート構造体1は、一方の面51と一方の面と対向する他方の面52とを備え、鉄筋6により形成された鉄筋構造部3及び電気絶縁性能を有する絶縁筋5により形成された絶縁筋構造部2の周りがコンクリート部4で囲まれて形成されたコンクリート構造体であって、一方の面51に近い側に絶縁筋構造部2を備え、他方の面52に近い側に鉄筋構造部3を備えたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 接圧付与機能を低下させずに、ゾーン間の温度差を大きくすることができ、熱収縮による皺やうねり等を低減できる熱処理炉を提供する。
【解決手段】 原料シート4を加熱処理して製品シート40を製造する熱処理炉2であって、原料シート入口部8を形成すると共にその内部に接圧ローラー22a、22bを有する上流炉部16と、製品シート出口部12を形成すると共にその内部に接圧ローラー22d、22eを有する下流炉部18と、炉2内を上流炉部16と下流炉部18とを仕切ると共にシート搬送窓20を形成した隔壁14と、前記シート搬送窓20に取り付けた断熱ローラー22cと、炉内に備えた加熱手段32a、32b、……、36dとを有する熱処理炉とする。
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【課題】上型と下型のキャビティ内に樹脂を注入する際、樹脂が繊維強化材に均一に拡散・含浸するような工夫をすることによって、硬化後にボイド等のない厚さの均一な成形品が得られる、樹脂トランスファー成形による繊維強化複合材の製造方法を提供すること。
【解決手段】成形型の下型に敷設した繊維強化材上に、上型を、シール材を介して重ねて型締めし、上型と下型との間のキャビティ内を、排気口を通じて排気した後あるいは排気しながら、キャビティ内に樹脂を注入する樹脂トランスファー成形法において、樹脂の注入に際し、成形型の締付けを緩めキャビティの容積を増加させた後、あるいはキャビティの容積を増加させつつ、所定量の樹脂を注入し、次いで、排気口を閉じ、成形型を元通り締付けた後、キャビティ内の樹脂を加熱硬化させることを特徴とする方法。 (もっと読む)


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