説明

東急車輛製造株式会社により出願された特許

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【課題】溶融部の断面形状を所望の断面形状に形成可能なレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】レーザ溶接方法では、重ね合わされた複数の被溶接部材1,3からなるワーク5に対してレーザビームLを相対的に走査すると共に、レーザビームLの照射位置Pへアシストガスを供給しながら、ワーク5に溶融部7を形成することで被溶接部材1,3同士を接合する。そして、レーザ溶接方法では、形成される溶融部7の断面形状が所望の断面形状になるように、ワーク5へのレーザビームLによる入熱量Qinを、ワーク5のワーク情報、溶融部7の設計用断面情報及び所望の断面形状に対応して予め設定されている形状パラメータαを利用して算出し、算出された入熱量Qinに応じてレーザビームLの出力E及び走査速度Vの少なくとも一方を決定する。また、上記形状パラメータαに基づいてアシストガスGのガス供給条件も決定する。 (もっと読む)


【課題】パネル成形の効率化を図るようにしたパネルの成形方法を提供する。
【解決手段】補強材26のフランジ28を外板24の裏面24a側の予め定めた位置に、レーザビーム32をフランジ28に連続して照射し、補強材26と外板24とをレーザ溶接する。レーザ溶接による入熱は外板24の裏面24a側に偏るため、4本の補強材26が外板24に溶接されると、入熱による歪エネルギーによって、外板24の両端が反り上がるような熱応力が生じる。溶接による熱応力によって、補強材26を溶接した側に外板24は湾曲する。この場合、外板24はレーザ溶接によって与えられた入熱量によって定まる一定の曲率で湾曲する。これによって、補強材26を溶接する前に外板24を湾曲させる工程を別途行う必要がなく、パネル成形効率をアップさせることができ、結果的にコスト低下を可能にする。 (もっと読む)


【課題】 溶接品質を劣化させる要因を容易に特定することが可能なレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】 このレーザ溶接方法では、溶接中工程において、レーザビームの出力状態及び溶接時の環境状態の物理量の変化を、出力状態検出センサ群204及び溶接環境検出センサ群205によって検出する。そして、各センサ群204,205から出力する出力信号の波形パターンをそれぞれ監視し、この波形パターンが予め設定した閾値を超えたか否かによって、レーザ装置51、ワーク送り装置52、アシストガス供給装置を含むレーザ溶接システム1全体に異常があるか否かをそれぞれ判断する。これにより、歩留まりの低下や装置部品の経年劣化などの問題が生じた場合であっても、溶接品質を劣化させる要因を容易に特定することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】溶接の工程を段階的に監視することにより、溶接品質を向上させることが可能なレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】このレーザ溶接方法は、溶接前工程、溶接中工程、及び溶接後工程の各工程において、段階的に異常の有無を判断することにより、溶接品質の向上を図っている。溶接前工程では、ワーク41,42の隙間量Sの可否を判断することにより、溶接の歩留まりの低下を抑制する。溶接中工程では、溶接状態を示す物理量に基づいて、溶接システムに異常があるか否かを判断し、溶接品質を低下させる要因を把握する。さらに、溶接後工程では、溶接部のアンダーカット及びアンダーフィルの可否、及び溶接部の対向部位の凹凸量及び折れ量の可否をそれぞれ判断することにより、簡易な手順で溶接品質の信頼性を高めている。 (もっと読む)


【課題】溶接部が露出していない面において溶接歪が目立ちにくいレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】 レーザ溶接方法は、重ね合わされた複数の被溶接部材3,5に対してレーザビームLを相対的に走査しながら、スポット溶接部7を複数形成することによって接合する。この際、非貫通な複数のスポット溶接部7がランダムに配置されるようにレーザビームを照射する。この方法では、非貫通なスポット溶接部7が複数形成され、その非貫通なスポット溶接部7がランダムに配置されているので、溶接部7が露出していない面において、溶接歪が例えば規則的に現れる場合よりも溶接歪が認識されにくく、結果として、目立ちにくい。 (もっと読む)


【課題】レーザ光の照射部における溶接深さの制御を容易にする。
【解決手段】被溶接体Wに照射したレーザ光Lと、ガス供給ノズル3によってレーザ光Lの照射部Sに向けて斜めから噴射される活性ガス含有のアシストガスGとの協働により、被溶接体Wの溶接を行うレーザ溶接方法であって、レーザ光Lの光軸LSに対するガス供給ノズル3の傾き角度を小さくすることにより、照射部Sにおける溶接深さを深くし、光軸LSに対するガス供給ノズル3の傾き角度を大きくすることにより、照射部Sにおける溶接深さを浅くすることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 簡易な手順で溶接品質の信頼性を高めることができるレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】 このレーザ溶接方法では、溶接後工程において、溶接部Wが露出したワーク42の表面で、溶接部Wを横断するようにレーザ変位計302を走査させる。次に、溶接部Wが露出していないワーク41の表面で、溶接部Wの対向部位Vを横断するようにレーザ変位計302を走査させる。そして、レーザ変位計302からの出力信号の波形パターンに基づいて、溶接部Wのアンダーカット及びアンダーフィル、対向部位Vの凹凸量及び折れ量の可否を判断する。各項目の総合的な検査により、溶接品質の信頼性を高めることができる。また、各項目については、溶接部W及び対向部位Vをレーザ変位計302でそれぞれ走査することで一度に可否を判断するので、簡易な手順で溶接品質を検査できる。 (もっと読む)


【課題】レーザ光の照射によって生じる溶融池の周囲に安定した酸化防止雰囲気を容易に形成し、溶接部の品質低下を防止する。
【解決手段】板材Wに照射されるレーザ光Lの光軸LSに対し傾けられて、斜めからシールドガスGを噴射するためのノズル本体部3aを有するレーザ溶接用ガス供給ノズル3であって、ノズル本体部3aの先端3eは、ノズル本体部3aの管軸線NSに直交する基準面SPに対して傾き、光軸LSに直交する平面PA上に設けられていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】被覆層に起因する鋼板の溶接の品質劣化を、簡易な方法で抑制することができるレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】レーザ溶接方法は、レーザ装置7から出射したレーザ光Lを走査しながら、亜鉛メッキ鋼板3,3の突き合わせ部3aを溶接するレーザ溶接方法である。鋼板3,3の表面におけるレーザ光Lの照射スポット領域Fは、鋼板3,3が溶接可能な出力密度を有する溶接領域F1と、溶接領域F1よりもレーザ光Lの走査ラインD上における下流側に形成されると共に、亜鉛メッキ層を蒸発させ且つ溶接領域F1よりも低い出力密度を有する非溶接領域F2とを備えている。 (もっと読む)


【課題】レーザ光の走査によって対象物を加熱する場合において、対象物の内部まで均一な加熱を可能にするレーザ加熱方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るレーザ加熱方法は、レーザ溶接装置1のレーザ装置7から出射したレーザ光Lを矢印B方向に走査しながら金属板3,3を加熱、溶接する方法である。金属板3,3上の集光スポットFにおけるレーザ光Lの出力分布は、走査方向Bの上流側にいく程出力が低くなっている。 (もっと読む)


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