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Fターム[4E082EE03]の内容

アーク溶接の制御 (2,462) | 制御回路構成要素 (294) | 検出回路 (59)

Fターム[4E082EE03]に分類される特許

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【課題】短絡発生時から予め定めた長期短絡判別時間が経過した場合には溶接電流を減少させ、後退送給によってワイヤ先端が母材から離れてアークを再発生させる制御では、それぞれの短絡からアーク発生直後のワイヤ送給状態は、前進送給によるアーク発生と後退送給によるアーク発生といった異なった状態になるため、規則的な安定したアーク状態や均一のあるビード幅を確保することが難しい。
【解決手段】溶接ワイヤの前進送給と後退送給を行って短絡溶接を行うアーク溶接制御方法であって、短絡期間では、短絡発生時から第1の所定期間の間は前記溶接ワイヤを前進送給させ、前記第1の所定期間の経過後は前記溶接ワイヤを後退送給させ、アーク期間では、前記溶接ワイヤを前進送給させ、前記短絡期間の前記溶接ワイヤの送給制御と前記アーク期間の前記ワイヤの送給制御とを交互に繰り返して溶接を行う。 (もっと読む)


【課題】溶滴のくびれを検出して溶接電流を急減させるくびれ検出制御方法において、くびれ検出からアーク再発生までの時間が長いときに発生するスパッタを低減する。
【解決手段】短絡状態からアークが再発生する前兆現象である溶滴のくびれを検出し、このくびれ検出時点t2から短絡負荷に通電する溶接電流Iwを減少させて低レベル電流Ilの状態でアークを再発生させる消耗電極アーク溶接のくびれ検出制御方法において、くびれ検出時点t2からの経過時間がアークが再発生する前に予め定めた基準時間Ttに達したときは、溶接電流Iwを低レベル電流Ilから高レベル電流Ihへと増加させてアークを再発生させる。この高レベル電流Ihの値及び/又は立上り傾斜を基準時間Ttに達した時点t22でのくびれの進行度に応じて変化させる。これにより、アークの安定性を維持した上で、スパッタの発生を低減することができる。 (もっと読む)


【課題】ワイヤ先端または母材に絶縁皮膜が付着していると、リトラクトスタート制御時にワイヤと母材との短絡判定に時間を要してしまうために、押し付けられたワイヤが後退動作時に一気に飛び出してしまいスタート不良が発生する。
【解決手段】ワイヤを母材へ近づく方向に前進送給し、ワイヤ・母材間の電圧検出値と所定の短絡判定電圧値とに基づいて接触判定し、接触判定後にワイヤを母材から引き離す方向に後退送給してアークを発生させるアークスタート制御方法である。前進送給中に電圧検出値の低下開始を検出する。検出後は短絡判定電圧値を所定の増加成分だけ徐々に増加させる。電圧検出値と短絡判定電圧値との比較を行い、電圧検出値が短絡判定電圧値以下になったときに接触したと判定する。電気的接触が得られたことの判定を早期に行うようにしたので、ワイヤの押付け量が低減され、スタート不良を防止できる。 (もっと読む)


【課題】電極先端電圧の算出に用いるインダクタンス値の測定を容易に行うことができる溶接用電源装置を提供する。
【解決手段】先端電圧Vaの算出にかかる電極12の先端までの合計インダクタンス値Lの測定は、仮溶接モードの実溶接中の短絡期間に行われる。つまり、インダクタンス値Lの測定は電極12を短絡状態として行う必要があるが、実溶接中の短絡期間にて実施することで電極12を短絡させる作業が不要となる。 (もっと読む)


【課題】パワーケーブルの敷設状態が変化する使用態様においても制御に用いる電極先端電圧を精度良く算出でき、溶接性能の更なる向上に寄与できる溶接システムを提供する。
【解決手段】溶接ロボットシステム50では、電極12側の可動に基づいてパワーケーブル14の敷設状態が変化する。こうした変化に対応すべく複数位置α〜γ毎に測定した電極12までの測定値(抵抗値Rα〜γ、インダクタンス値Lα〜γ)が記憶装置63に複数保持される。そして、位置α〜γ毎に保持される測定値が各位置α〜γでの溶接開始指令ASα〜γにて切り替えられ、電源装置11での先端電圧Vaの算出の際にその測定値にかかる電圧変化分を個別に補正した先端電圧Vaの算出が行われる。つまり、電源装置11の制御に用いる先端電圧Vaの算出にパワーケーブル14の敷設状態に応じた電圧補正が行われるため、その時々で精度の高い先端電圧Vaの算出が可能となる。 (もっと読む)


【課題】 アークスタートにおける不良発生の傾向を適切に把握することが可能なアークスタート良否判定方法を提供すること。
【解決手段】 消耗電極ガスシールドアーク溶接におけるアークスタート良否判定方法であって、複数回の溶接において、それぞれのアークスタートにおける良否判定、および不良であった場合の不良の種類判定の結果に基づき、良好なスタートの回数、不良であった場合の各種類の回数を自動的に累積させる。このような構成により、ある溶接条件を設定すると、たとえばティーチペンダントTPの表示によって、その溶接条件においてどのような種類の不良がどのような比率で発生しているかを定量的に把握することが可能である。 (もっと読む)


【課題】溶接状態に応じて速やかに短絡を開放することで、溶接が不安定になることを防止しスパッタの発生を抑制することができるアーク溶接装置およびアーク溶接システムを提供する。
【解決手段】今回の短絡発生期間の長さを検出し、検出した短絡発生期間の長さが大きくなるにつれ次回の短絡発生期間における短絡電流の増加率を増加させ、検出した短絡発生期間の長さが小さくなるにつれ次回の短絡発生期間における短絡電流の増加率を減少させる。 (もっと読む)


【課題】 溶接期間全体にわたって生じうるスパッタの発生を抑制でき、且つ、効率よく溶接を行うことのできる、2電極アーク溶接方法および2電極アーク溶接システムを提供すること。
【解決手段】 母材Wと消耗電極15との間にミグアークa1を発生させ((s−1)〜(s−3))、ミグアークa1をパイロットアークとして、母材Wと消耗電極15を囲む非消耗電極との間にプラズマアークa2を発生させ(s−4)、プラズマアークa2を発生させた後に、消耗電極15と母材Wとの間に流れるミグ電流をミグ予熱値で流しつつ、ミグアークa1およびプラズマアークa2のいずれもが発生している状態を継続させ(s−5)、上記ミグ電流の値を上記ミグ予熱値から上昇させ、消耗電極15から母材Wへの溶滴移行を開始する(s−6)、各工程を備える。このような構成によれば、溶接期間全体にわたって生じうるスパッタの発生を抑制でき、且つ、効率よく溶接を行うことができる。 (もっと読む)


【課題】異なる電圧値の交流入力電圧に対して装置内部の接続態様を切り替える構成を有するものにおいて、誤接続を適切に判定できるアーク加工用電源装置を提供する。
【解決手段】入力電圧検出部21は、交流入力電圧を降圧する検出部用降圧トランスT3の二次側交流電圧の電圧値を検出し、交流入力電圧が200V/400Vのいずれの電圧値かを検出する。接続検出判定部22は、三相トランスT1のW相一次側巻線Pwの両端への検出部用降圧トランスT3の二次側交流電圧の供給に基づいて、一次側巻線Pwの第1及び第2巻線Pw1,Pw2の並列接続か直列接続かで相違する電圧値を検出し、一次側巻線Pwの接続態様を検出する。同接続検出判定部22は、その時の交流入力電圧の電圧値と一次側巻線Pwの接続態様との検出結果から、交流入力電圧の電圧値に対し三相トランスT1の一次側巻線Pu,Pv,Pwの接続態様の良否を判定する。 (もっと読む)


【課題】 変圧器の補助巻線の補助電圧を用いてフィードバック制御を行なうと溶接電源の出力電圧が低下してしまう。
【解決手段】 直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、1次巻線、2次巻線及び補助巻線を有し高周波交流電圧を負荷に適した電圧に変換する変圧器と、変圧器の2次巻線からの2次電圧を整流する2次整流回路と、次整流電圧を平滑して負荷に供給する直流リアクトルと、変圧器の補助巻線からの補助電圧をインバータ回路が導通した時点からエネルギー伝達遅延時間が経過すると補助電圧の検出を開始しインバータ回路が遮断すると補助電圧の検出を停止し検出した補助電圧をフィードバック制御信号に生成するフィードバック制御回路と、この制御信号の値と所定の出力設定値との誤差に応じてインバータ回路を制御する主制御回路と、を備えたことを特徴とする溶接電源装置である。 (もっと読む)


【課題】短絡を伴うグロビュール移行溶接及び短絡を伴うスプレー移行溶接においても、溶滴のくびれの発生を高制度に検出すること。
【解決手段】短絡状態からアークが再発生する前兆現象である溶滴のくびれの発生を検出し、このくびれの発生を検出すると短絡負荷に通電する溶接電流を減少させてアークを再発生させるように出力制御する消耗電極アーク溶接のくびれ検出制御方法において、短絡状態中の溶滴移行をCCDカメラCMによって所定周期ごとに撮像し、撮像された溶滴移行画像を画像処理回路GCによって処理してくびれの発生を検出する。撮像された溶滴移行画像に同一の判別領域を設定し、この判別領域における溶滴像が占める面積を算出し、この面積が基準値未満になったことを判別することによってくびれの発生を検出する。画像によってくびれを直接的に検出するので、高精度なくびれの検出が可能となる。 (もっと読む)


【課題】たとえば溶接ワイヤの送給動作の変動によって短絡状態が継続しても、スパッタの発生を適切に抑制することができるアーク溶接方法を提供する。
【解決手段】溶接ワイヤ17と溶接母材Wとの間にアークを発生させて溶接を行うアーク溶接方法であって、溶接ワイヤ17と溶接母材Wとが短絡している短絡状態からアークが発生しているアーク発生状態に移行される際、溶接ワイヤ17と溶接母材Wとの間の橋絡部に生じるくびれを検出する工程を含み、この工程の経過中にくびれが検出されないとき、溶接ワイヤ17を溶接母材Wから離間させ短絡状態を解放する。このような方法によれば、たとえば溶接ワイヤ17の送給動作の変動によって短絡状態が継続したとしても、スパッタの発生を確実に抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】 従来の電流急減手段を用いたスパッタ低減方法では、アーク再生の際にアーク切れが発生し、アーク不安定、ビード不正、溶け込み不良等を引き起こす問題があった。
【解決手段】 短絡終期に生じる消耗電極ワイヤのくびれを検出するくびれ検出手段と、前記くびれ検出手段でくびれを検出した際に前記消耗電極ワイヤに供給する電流、電圧または電力の少なくともいずれかの所定の供給物理量を電流、電圧または電力の少なくともいずれかの所定の供給物理量が第1の所定値に達するまで急減する物理量急減手段とを備えることで、アーク再生の際のアーク切れを防ぎ、アーク不安定、ビード不正、溶け込み不良を防止する。 (もっと読む)


【課題】ピーク電流及びベース電流を変化させるパルスアーク溶接の出力制御方法において、アーク付加が変動したときの過渡応答性を向上させる。
【解決手段】、ピーク期間Tp中はピーク電流設定値Ip1に対応するピーク電流を通電し、ベース期間Tb中はベース電流設定値Ib1に対応するベース電流を通電し、溶接電圧の検出値が溶接電圧設定値に等しくなるようにピーク電流設定値及びベース電流設定値を変化させる。ピーク電流設定値Ip1が上限値Ipu以上であるときは、ピーク電流設定値を上限値Ipuと等しい値Ip2に制限してピーク電流を通電する。上限値Ipuからはみ出した斜線部分はベース電流の斜線部分に移行させて過渡応答性を向上させる。ベース電流設定値Ib2=Ib1+((Ip1−ipu)×Tp)/Tbを算出して、この値によってベース電流を通電する。 (もっと読む)


【課題】 アーク再発生直後の溶接出力電流を、設定した所定期間アーク再発生直前の溶接出力電流より高くなるように短絡開放電流に応じた電流に制御するものでは、溶接中の短絡開放電流というものは殆ど一致することはなくバラツキがあることから、アーク再発生直後の溶接出力電流も異なる溶接電流を出力するため、絶えずアーク長が異なり、比較的アーク不安定になりやすく、短絡周期が変動し、スパッタが増加する場合がある。
【解決手段】 アーク検出直後は短絡解放電流に応じて溶接電流を所定時間出力する制御と、固定値の溶接電流を所定時間出力する制御の2種類の制御方法を切り替え可能であり、アークスタート期間と定常溶接期間との識別や、短絡状態の強弱により、2種類の制御を使い分けることで、スパッタ発生量を低減する。 (もっと読む)


【課題】消耗電極アーク溶接において溶滴のくびれを検出して溶接電流を急減させることによってスパッタの発生を抑制することができる。前進角が大きい場合でもこのスパッタ低減効果を奏するようにする。
【解決手段】溶滴のくびれ現象を消耗電極・母材間の電圧値Vwの変化がくびれ検出基準値Vtnに達したことによって検出し、溶接電流Iwを急減させて低電流値の状態でアークを再発生させる。前進角設定信号θrが大きくなると上記のくびれ検出基準値Vtnの値を小さくする。これによって、くびれ検出感度が高くなるので、くびれを速く検出することができる。この結果、くびれを検出してからアークが再発生するまでの時間を長くすることができるので、アークが再発生した直後に溶滴移行がほぼ完了するようになりスパッタの発生を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】消耗電極アーク溶接の溶接開始時に、アーク発生を正確に判別して溶接トーチの移動開始との同期を正確に行えるようにすることを目的とする。
【解決手段】溶接開始に際して溶接ワイヤと母材との間にアークが発生したことを判別して溶接トーチの移動を開始する消耗電極アーク溶接の溶接開始方法において、予め定めたサンプリング周期ごとに溶接電流i及び溶接電圧vを検出し、検出された複数組の溶接電流i及び溶接電圧vによって予め定めた特性算出期間Tc(m)ごとに1次近似式v=a×i+b(a及びbは定数)を算出し、この切片bが予め定めたアーク判定範囲内にあるときは前記アークが発生したと判別して、前記溶接トーチの移動を開始する。これにより、ワイヤ突出し部の電圧値が大きいときでも誤動作なしにアーク発生状態を判別することができる。 (もっと読む)


【課題】短絡期間中に溶接ワイヤのくびれを誤検出したと判定した場合、今回の短絡期間中にくびれ検出感度を下げるものであるが、くびれ検出感度を下げたことにより今回の短絡期間中に誤検出がなくなった場合には短絡期間中のくびれ検出感度は基本に戻す。このように検出感度を基本に戻すことにより、次の短絡期間において再度くびれ誤検出し易くなる。
【解決手段】ある短絡期間でくびれ誤検出が発生し、くびれ誤検出が発生した短絡期間以降の短絡期間においてくびれ誤検出が連続して発生しないように、短絡期間中にくびれ誤検出が発生した場合にはくびれ検出感度を下げるためにくびれ検出閾値を所定値上げるようにし、さらにその後の短絡期間においてもくびれ誤検出が発生した場合には、さらにくびれ検出閾値を上げる。 (もっと読む)


【課題】高い溶接性を得ながら、偏磁の発生を低減することができるアーク溶接用電源装置を提供する。
【解決手段】アーク溶接用電源装置1は、整流器4にて外部からの商用交流電源3を整流して直流電源を得て、インバータ制御部14からの制御信号Sによってインバータ回路5を作動させて直流電源の出力を交流に変換した後、変圧器6によってアーク溶接に適した電圧に変換し、変圧器6からの出力を整流器7にて再び直流に変換する。そして、インバータ制御部14は、検出した溶接電圧情報Vaを検出した溶接電流情報Iaで除算した溶接インピーダンス情報Zに基づいて制御ゲインを変更する制御ゲイン変更部17を備える。よって、例えば、アーク負荷状態においては制御ゲインを高く、短絡負荷状態においては制御ゲインを低くすることで、それぞれの状態において高い溶接性を得ながら、偏磁の発生を低減することができる。 (もっと読む)


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