コンクリート供給システム及びコンクリート供給方法
【課題】コンクリートの円滑な供給が行えるコンクリート供給システムを提供すること。
【解決手段】内周面に羽根を取り付けた搬送管12を回転可能な状態で斜面2に沿って配設し、その搬送管12内に骨材を流下させて斜面2の上方から下方へ骨材3を搬送する骨材搬送路11と、セメント4を斜面2の下方へ搬送するセメント搬送路15と、水5を斜面2の下方へ搬送する水搬送路17と、斜面2の下方に搬送された骨材3、セメント4及び水5を混合する混合タンク22と、混合された骨材3、セメント4及び水5の混合物を混練する混練装置30とを備えて構成されている。骨材3のみを搬送管12を用いて搬送することにより、コンクリートに比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材3を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。そして、斜面2の下方で骨材3、セメント4及び水5を混合し混練することにより、円滑にコンクリート6の供給が行える。
【解決手段】内周面に羽根を取り付けた搬送管12を回転可能な状態で斜面2に沿って配設し、その搬送管12内に骨材を流下させて斜面2の上方から下方へ骨材3を搬送する骨材搬送路11と、セメント4を斜面2の下方へ搬送するセメント搬送路15と、水5を斜面2の下方へ搬送する水搬送路17と、斜面2の下方に搬送された骨材3、セメント4及び水5を混合する混合タンク22と、混合された骨材3、セメント4及び水5の混合物を混練する混練装置30とを備えて構成されている。骨材3のみを搬送管12を用いて搬送することにより、コンクリートに比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材3を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。そして、斜面2の下方で骨材3、セメント4及び水5を混合し混練することにより、円滑にコンクリート6の供給が行える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダム施工現場などにコンクリートを供給するコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ダムの施工現場にコンクリートを供給する装置として、特許第2916767号公報に記載されるように、内周面に搬送混練用ブレードを突設させた搬送管を回転自在として斜面に沿って複数設置し、その搬送管の上方部からコンクリートを投入し、搬送管内を通じて斜面の下方にコンクリートを供給するものが知られている。この装置は、搬送管に設けられたブレードによってコンクリートを混練しながら、搬送管を通じてコンクリートを流下させて施工現場にコンクリートを供給しようとするものである。
【特許文献1】特許第2916767号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようなコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法にあっては、コンクリートの流動性が低い場合には、円滑にコンクリートを供給することが困難となるおそれがある。すなわち、搬送管のブレードなどにコンクリートが付着し、コンクリートが搬送管内を円滑に流動せず、場合によってコンクリートによって搬送管が閉塞するなどのおそれがある。
【0004】
そこで本発明は、コンクリートの円滑な供給が行えるコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明に係るコンクリート供給システムは、少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方に供給するコンクリート供給システムにおいて、内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し、前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送する第一搬送手段と、前記斜面に沿って配設され、前記セメントを前記斜面の下方へ搬送する第二搬送手段と、前記斜面に沿って配設され、前記水を前記斜面の下方へ搬送する第三搬送手段と、前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合手段と、前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練手段とを備えて構成されている。
【0006】
また本発明に係るコンクリート供給方法は、少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方部に供給するコンクリート供給方法において、内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送し、前記骨材とは別の搬送路を通じて前記セメント及び前記水を前記斜面の下方へ搬送する搬送工程と、前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合工程と、前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練工程とを備えて構成されている。
【0007】
これらの発明によれば、骨材のみを内周面に羽根を取り付けた搬送管を用いて搬送することにより、コンクリートに比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。また、羽根付き搬送管を回転させて骨材を搬送することにより、骨材を定量的かつ連続的に搬送することができる。そして、斜面の下方で骨材、セメント及び水を混合し混練することにより、円滑にコンクリートの供給が行える。
【0008】
また本発明に係るコンクリート供給システムは、前記混練手段が、内周面に突起を設けた筒体を複数連結して構成され、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させて前記筒体内を流下する前記混合物を混練することを特徴とする。
【0009】
また本発明に係るコンクリート供給方法は、前記混練工程において、内周面に突起を設けた筒体を複数連結した混練装置を用い、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させ前記筒体内に前記混合物を流下させて前記混合物を混練することを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、混練の際に少なくとも2つの筒体を異なる方向に回転させることにより、筒体内を流下する混合物の回転方向を逆転させることができる。この回転方向の逆転により混合物を強く攪拌することができ、高い混練効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、施工現場にコンクリートを円滑に供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
図1は本発明の実施形態に係るコンクリート供給システムの構成概要図である。
【0014】
図1に示すように、本実施形態に係るコンクリート供給システム1は、斜面2の上方部から下方部へ骨材3、セメント4及び水5を搬送し、コンクリート6として斜面2の下方部の施工現場に供給するものである。
【0015】
このコンクリート供給システム1は、斜面2に沿って配設される骨材搬送路11を備えている。骨材搬送路11は、骨材3を搬送する第一搬送手段として機能するものであり、内周面に羽根51を取り付けなる搬送管12を複数連結して構成されている。搬送管12は、軸方向を中心に回転可能に設けられている。この搬送管12は、図示しない支柱や架台などによって斜面2に沿って支持されている。
【0016】
骨材3は、例えば、建設現場で発生した礫材や岩石質の原材料を所定粒径以下に調整したものが用いられる。このような骨材3をセメント、水に混合することにより、コンクリート6としてCSG(Cemented Sand and Gravel)を生成することができる。
【0017】
骨材搬送路11の上流側には、投入ホッパ13、コンベア14が設置されている。投入ホッパ13は、骨材3を投入するためのホッパであり、斜面2の上方部に設置されている。コンベア14は、投入ホッパ13に投入された骨材3を骨材搬送路11の上端部まで搬送する搬送手段であり、例えばベルトコンベアが用いられる。このコンベア14の作動を制御することにより、骨材搬送路11における骨材3の搬送量を調整することができる。
【0018】
コンクリート供給システム1には、セメント搬送路15が設けられている。セメント搬送路15は、セメント4を斜面2の下方へ搬送する第二搬送手段として機能するものであり、骨材3を搬送する骨材搬送路12とは別個に設けられている。このセメント搬送路15は、例えば、斜面2の上方から下方に延びるパイプにより構成される。セメント4は、斜面2の上方に設置されるタンク16に収容され、必要に応じてセメント搬送路15により斜面2の下方に搬送される。
【0019】
コンクリート供給システム1には、水搬送路17が設けられている。水搬送路17は、水5を斜面2の下方へ搬送する第三搬送手段として機能するものであり、骨材3を搬送する骨材搬送路12とは別個に設けられている。この水搬送路17は、例えば、斜面2の上方から下方に延びるパイプにより構成される。水5は、斜面2の上方に設置されるタンク18に収容され、必要に応じて水搬送路17により斜面2の下方に搬送される。
【0020】
骨材搬送路11の下流側には、コンベア21、混合タンク22、混練装置30及び受けホッパ41が設置されている。コンベア21は、骨材搬送路11により搬送された骨材3を混合タンク22まで搬送する搬送手段であって、例えばベルトコンベアが用いられる。このコンベア21の作動を制御することにより、混合タンク22に搬入する骨材3の搬入量を調整することができる。
【0021】
混合タンク22は、骨材3、セメント4及び水5を混合するための混合手段である。骨材3は、コンベア21により搬送されて混合タンク22に投入される。セメント4は、セメント搬送路15により搬送されて混合タンク22に投入される。水5は、水搬送路17により送水されて混合タンク22に投入される。
【0022】
骨材3、セメント4及び水5の混合配分は、制御器40により調整される。制御器40は、例えば骨材3の投入量に応じて所定の配分量となるようにセメント4及び水5の投入量を調整する。すなわち、制御器40は、コンベア21に設置されたベルトスケール42により骨材3の搬送量を検出し、その骨材3の搬送量に応じてタンク16のセメント4の排出量、タンク18の水5の排水量を調整する。
【0023】
混合タンク22の下流側に設置される混練装置30は、混合タンク22で混合された骨材3、セメント4及び水5の混合物を混練する混練手段として機能するものである。混練装置30の詳細な構造については後述する。
【0024】
混練装置30により混練された骨材3、セメント4及び水5の混合物はコンクリート6となり、受けホッパ41に投入され、ダンプトラック43などによって施工位置に搬送される。
【0025】
図2は、コンクリート供給システム1の概要構成の斜視図である。
【0026】
図2に示すように、斜面2に沿って斜面2の上方部から下方部へ向けて、骨材搬送路11、セメント搬送路15及び水搬送路17が設けられている。セメント16を収容するタンク16及び水5を収容するタンク18は、斜面2の上方部に設置されている。骨材搬送路11、セメント搬送路15及び水搬送路17により、骨材3、セメント4及び水5は個別に斜面2の下方部へ搬送される。
【0027】
図3、4は、骨材搬送路11の搬送管12の説明図である。
【0028】
図3に示すように、搬送管12には、内周面に羽根51が取り付けられている。羽根51は、搬送管12の内周面に沿って螺旋状に突設されており、所定の間隔おいて複数取り付けられている。羽根51は、搬送管12の内周の四分の1周から半周の長さに形成することが好ましい。
【0029】
図4に示すように、搬送管12は、鋼製の管体12aの内側にゴム材12bを設けて構成されている。ゴム材12bは、骨材3の搬送時の割れを防止するためのものであり、例えば耐摩耗性のものが用いられる。また、ゴム材12bを内張することにより、骨材3の搬送時の騒音を低減することができる。
【0030】
この搬送管12は、モータプーリ52の回転駆動により回転する構造となっている。モータプーリ52は、搬送管12を回転させる駆動装置であり、搬送管12の下方に設置されている。一対のモータプーリ52上に搬送管12が載置されている。
【0031】
図5は、混練装置30の側面図である。
【0032】
図5に示すように、混練装置30は、複数の筒体32を連結して構成されている。例えば、三つの筒体32を連結して構成される。筒体32は、混練対象物をその自重によって流下させるように傾斜した状態で枠体34に設置されている。筒体32の傾斜角度は、枠体34の傾斜角度を変えることによって、自在に変化させることができる。
【0033】
筒体32の後端側には、内径を拡径してなる拡径部33が設けられている。この拡径部33は、例えばテーパ状に形成されている。隣接する筒体32は、前方の筒体32の拡径部33に後方の筒体32の先端が挿入することで連結される。
【0034】
各筒体32は、枠体34に設けられ筒体32の軸と平行な回転軸を有する駆動ローラ35上に載置されている。この駆動ローラ35は、筒体32を回転可能に支持している。そして、駆動ローラ35によって少なくとも2つの筒体32が異なる方向に回転される。このような駆動ローラ35としては、例えば、プーリモータなどが用いられる。拡径部33は、枠体34に設けられ筒体32の軸と平行な回転軸を有する支持ローラ36によって支持されている。
【0035】
また、筒体32には、周方向に張り出すフランジ部37が設けられている。このフランジ部37には、枠体34に設けられ筒体32の軸に直交する回転軸を有する支持ローラ38が当接されている。この支持ローラ38は、フランジ部37の回転に応じて回転する。これにより、筒体32が下方に移動しないように支持されている
筒体32の内周面には、図示しない突起部が設けられている。突起部は、筒体32内を流下する混練対象物を撹拌するためのものである。
【0036】
次に本実施形態に係るコンクリート供給システムの動作及び本実施形態に係るコンクリート供給方法について説明する。
【0037】
図1において、投入ホッパ13に骨材3が投入される。骨材3は、投入ホッパ13から骨材搬送路11までコンベア14によって移送される。このとき、コンベア14の駆動調整を行うことにより、骨材3の搬送量を調節することができる。
【0038】
骨材搬送路11まで移送された骨材3は、搬送管12内を流下して斜面2の上方から下方へ搬送される。その際、各搬送管12は、所定の回転数で回転している。骨材3は、搬送管12内の羽根51により速度調整を受けながら、斜面2の下方部へ搬送される。このため、骨材搬送路11が急傾斜に設けられている場合でも、骨材3を定量的かつ連続的に搬送することができる。
【0039】
また、骨材搬送路11により骨材3のみを搬送することにより、コンクリートなどと比べて搬送対象物の粘性を低くできるので、搬送管12内に搬送対象物が付着したり、その付着により搬送管12が閉塞するなどの不具合を防止でき、搬送対象物を円滑に搬送することができる。
【0040】
骨材搬送路11を通じて斜面2の下方部に搬送された骨材3は、コンベア21により混合タンク22に移送される。一方、セメント4及び水5は、骨材3と別の搬送手段で斜面2の下方部に搬送される。すなわち、セメント4はセメント搬送路15を通じて斜面2の下方部に搬送され混合タンク22に投入される。また、水5は水搬送路17を通じて斜面2の下方部に搬送され混合タンク22に投入される。
【0041】
混合タンク22に投入された骨材3、セメント4及び水5は、その混合タンク22内で混合された後、混練装置30に移送される。図5において、混練装置30は、駆動ローラ35を回転させ、少なくとも2つの筒体32を異なる方向に回転させる。例えば、隣接する筒体32が交互に逆転するように回転させる。
【0042】
そして、各筒体32内を骨材3、セメント4及び水5の混合物を順次流下していく。このとき、骨材3、セメント4及び水5の混合物は、筒体32の突起部によって攪拌されながら流下し、隣の筒体32で回転方向が変えられる。この回転方向の逆転により、強い攪拌作用を受け、よく練り混ぜられる。このため、一方向にのみ回転させて混練する場合に比べ高い混練効果を得ることができる。また、筒体32の回転方向を隣接する筒体32で交互に異ならせる場合には、混練対象物の逆転回数が多くなり、より高い混練効果を得ることができる。
【0043】
そして、混練装置30により骨材3、セメント4及び水5の混合物が混練されてコンクリート6となり、受けホッパ41に投入され、施工位置にダンプトラック43などによって搬送される。
【0044】
以上のように、本実施形態に係るコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法によれば、骨材3のみを骨材搬送路11を通じて搬送することにより、コンクリート6に比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材3を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。また、羽根付き搬送管12を回転させて骨材3を搬送することにより、骨材3を定量的かつ連続的に搬送することができる。そして、斜面2の下方で骨材3、セメント4及び水5を混合し混練することにより、円滑にコンクリート6の供給が行える。
【0045】
また、本実施形態に係るコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法によれば、骨材3、セメント4及び水5を長距離搬送する場合であっても、骨材3、セメント4及び水5を個別に搬送することによって、搬送路途中での付着、閉塞などの不具合を防止でき、安定してコンクリート6の供給が行える。また、搬送途中での骨材3の分離などの心配がなく、過練りやスランプロスを低減でき、高品質なコンクリート6の供給が行える。
【0046】
また、混練装置30において、少なくとも2つの筒体32を異なる方向に回転させることにより、筒体32内を流下する骨材3、セメント4及び水5の混合物の回転方向を逆転させることができる。この回転方向の逆転により混合物を強く攪拌することができ、高い混練効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態に係るコンクリート供給システムの構成概略図である。
【図2】図1のコンクリート供給システムの斜視図である。
【図3】図1のコンクリート供給システムにおける骨材搬送路の説明図である。
【図4】図1のコンクリート供給システムにおける骨材搬送路の説明図である。
【図5】図1のコンクリート供給システムにおける混練装置の説明図である。
【符号の説明】
【0048】
1…コンクリート供給システム、2…斜面、3…骨材、4…セメント、5…水、11…骨材搬送路、12…搬送管、13…投入ホッパ、14…コンベア、15…セメント搬送路、16…タンク、17…水搬送路、18…タンク、21…コンベア、22…混合タンク、30…混練装置、40…制御器、41…受けホッパ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダム施工現場などにコンクリートを供給するコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ダムの施工現場にコンクリートを供給する装置として、特許第2916767号公報に記載されるように、内周面に搬送混練用ブレードを突設させた搬送管を回転自在として斜面に沿って複数設置し、その搬送管の上方部からコンクリートを投入し、搬送管内を通じて斜面の下方にコンクリートを供給するものが知られている。この装置は、搬送管に設けられたブレードによってコンクリートを混練しながら、搬送管を通じてコンクリートを流下させて施工現場にコンクリートを供給しようとするものである。
【特許文献1】特許第2916767号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようなコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法にあっては、コンクリートの流動性が低い場合には、円滑にコンクリートを供給することが困難となるおそれがある。すなわち、搬送管のブレードなどにコンクリートが付着し、コンクリートが搬送管内を円滑に流動せず、場合によってコンクリートによって搬送管が閉塞するなどのおそれがある。
【0004】
そこで本発明は、コンクリートの円滑な供給が行えるコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明に係るコンクリート供給システムは、少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方に供給するコンクリート供給システムにおいて、内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し、前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送する第一搬送手段と、前記斜面に沿って配設され、前記セメントを前記斜面の下方へ搬送する第二搬送手段と、前記斜面に沿って配設され、前記水を前記斜面の下方へ搬送する第三搬送手段と、前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合手段と、前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練手段とを備えて構成されている。
【0006】
また本発明に係るコンクリート供給方法は、少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方部に供給するコンクリート供給方法において、内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送し、前記骨材とは別の搬送路を通じて前記セメント及び前記水を前記斜面の下方へ搬送する搬送工程と、前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合工程と、前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練工程とを備えて構成されている。
【0007】
これらの発明によれば、骨材のみを内周面に羽根を取り付けた搬送管を用いて搬送することにより、コンクリートに比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。また、羽根付き搬送管を回転させて骨材を搬送することにより、骨材を定量的かつ連続的に搬送することができる。そして、斜面の下方で骨材、セメント及び水を混合し混練することにより、円滑にコンクリートの供給が行える。
【0008】
また本発明に係るコンクリート供給システムは、前記混練手段が、内周面に突起を設けた筒体を複数連結して構成され、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させて前記筒体内を流下する前記混合物を混練することを特徴とする。
【0009】
また本発明に係るコンクリート供給方法は、前記混練工程において、内周面に突起を設けた筒体を複数連結した混練装置を用い、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させ前記筒体内に前記混合物を流下させて前記混合物を混練することを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、混練の際に少なくとも2つの筒体を異なる方向に回転させることにより、筒体内を流下する混合物の回転方向を逆転させることができる。この回転方向の逆転により混合物を強く攪拌することができ、高い混練効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、施工現場にコンクリートを円滑に供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
図1は本発明の実施形態に係るコンクリート供給システムの構成概要図である。
【0014】
図1に示すように、本実施形態に係るコンクリート供給システム1は、斜面2の上方部から下方部へ骨材3、セメント4及び水5を搬送し、コンクリート6として斜面2の下方部の施工現場に供給するものである。
【0015】
このコンクリート供給システム1は、斜面2に沿って配設される骨材搬送路11を備えている。骨材搬送路11は、骨材3を搬送する第一搬送手段として機能するものであり、内周面に羽根51を取り付けなる搬送管12を複数連結して構成されている。搬送管12は、軸方向を中心に回転可能に設けられている。この搬送管12は、図示しない支柱や架台などによって斜面2に沿って支持されている。
【0016】
骨材3は、例えば、建設現場で発生した礫材や岩石質の原材料を所定粒径以下に調整したものが用いられる。このような骨材3をセメント、水に混合することにより、コンクリート6としてCSG(Cemented Sand and Gravel)を生成することができる。
【0017】
骨材搬送路11の上流側には、投入ホッパ13、コンベア14が設置されている。投入ホッパ13は、骨材3を投入するためのホッパであり、斜面2の上方部に設置されている。コンベア14は、投入ホッパ13に投入された骨材3を骨材搬送路11の上端部まで搬送する搬送手段であり、例えばベルトコンベアが用いられる。このコンベア14の作動を制御することにより、骨材搬送路11における骨材3の搬送量を調整することができる。
【0018】
コンクリート供給システム1には、セメント搬送路15が設けられている。セメント搬送路15は、セメント4を斜面2の下方へ搬送する第二搬送手段として機能するものであり、骨材3を搬送する骨材搬送路12とは別個に設けられている。このセメント搬送路15は、例えば、斜面2の上方から下方に延びるパイプにより構成される。セメント4は、斜面2の上方に設置されるタンク16に収容され、必要に応じてセメント搬送路15により斜面2の下方に搬送される。
【0019】
コンクリート供給システム1には、水搬送路17が設けられている。水搬送路17は、水5を斜面2の下方へ搬送する第三搬送手段として機能するものであり、骨材3を搬送する骨材搬送路12とは別個に設けられている。この水搬送路17は、例えば、斜面2の上方から下方に延びるパイプにより構成される。水5は、斜面2の上方に設置されるタンク18に収容され、必要に応じて水搬送路17により斜面2の下方に搬送される。
【0020】
骨材搬送路11の下流側には、コンベア21、混合タンク22、混練装置30及び受けホッパ41が設置されている。コンベア21は、骨材搬送路11により搬送された骨材3を混合タンク22まで搬送する搬送手段であって、例えばベルトコンベアが用いられる。このコンベア21の作動を制御することにより、混合タンク22に搬入する骨材3の搬入量を調整することができる。
【0021】
混合タンク22は、骨材3、セメント4及び水5を混合するための混合手段である。骨材3は、コンベア21により搬送されて混合タンク22に投入される。セメント4は、セメント搬送路15により搬送されて混合タンク22に投入される。水5は、水搬送路17により送水されて混合タンク22に投入される。
【0022】
骨材3、セメント4及び水5の混合配分は、制御器40により調整される。制御器40は、例えば骨材3の投入量に応じて所定の配分量となるようにセメント4及び水5の投入量を調整する。すなわち、制御器40は、コンベア21に設置されたベルトスケール42により骨材3の搬送量を検出し、その骨材3の搬送量に応じてタンク16のセメント4の排出量、タンク18の水5の排水量を調整する。
【0023】
混合タンク22の下流側に設置される混練装置30は、混合タンク22で混合された骨材3、セメント4及び水5の混合物を混練する混練手段として機能するものである。混練装置30の詳細な構造については後述する。
【0024】
混練装置30により混練された骨材3、セメント4及び水5の混合物はコンクリート6となり、受けホッパ41に投入され、ダンプトラック43などによって施工位置に搬送される。
【0025】
図2は、コンクリート供給システム1の概要構成の斜視図である。
【0026】
図2に示すように、斜面2に沿って斜面2の上方部から下方部へ向けて、骨材搬送路11、セメント搬送路15及び水搬送路17が設けられている。セメント16を収容するタンク16及び水5を収容するタンク18は、斜面2の上方部に設置されている。骨材搬送路11、セメント搬送路15及び水搬送路17により、骨材3、セメント4及び水5は個別に斜面2の下方部へ搬送される。
【0027】
図3、4は、骨材搬送路11の搬送管12の説明図である。
【0028】
図3に示すように、搬送管12には、内周面に羽根51が取り付けられている。羽根51は、搬送管12の内周面に沿って螺旋状に突設されており、所定の間隔おいて複数取り付けられている。羽根51は、搬送管12の内周の四分の1周から半周の長さに形成することが好ましい。
【0029】
図4に示すように、搬送管12は、鋼製の管体12aの内側にゴム材12bを設けて構成されている。ゴム材12bは、骨材3の搬送時の割れを防止するためのものであり、例えば耐摩耗性のものが用いられる。また、ゴム材12bを内張することにより、骨材3の搬送時の騒音を低減することができる。
【0030】
この搬送管12は、モータプーリ52の回転駆動により回転する構造となっている。モータプーリ52は、搬送管12を回転させる駆動装置であり、搬送管12の下方に設置されている。一対のモータプーリ52上に搬送管12が載置されている。
【0031】
図5は、混練装置30の側面図である。
【0032】
図5に示すように、混練装置30は、複数の筒体32を連結して構成されている。例えば、三つの筒体32を連結して構成される。筒体32は、混練対象物をその自重によって流下させるように傾斜した状態で枠体34に設置されている。筒体32の傾斜角度は、枠体34の傾斜角度を変えることによって、自在に変化させることができる。
【0033】
筒体32の後端側には、内径を拡径してなる拡径部33が設けられている。この拡径部33は、例えばテーパ状に形成されている。隣接する筒体32は、前方の筒体32の拡径部33に後方の筒体32の先端が挿入することで連結される。
【0034】
各筒体32は、枠体34に設けられ筒体32の軸と平行な回転軸を有する駆動ローラ35上に載置されている。この駆動ローラ35は、筒体32を回転可能に支持している。そして、駆動ローラ35によって少なくとも2つの筒体32が異なる方向に回転される。このような駆動ローラ35としては、例えば、プーリモータなどが用いられる。拡径部33は、枠体34に設けられ筒体32の軸と平行な回転軸を有する支持ローラ36によって支持されている。
【0035】
また、筒体32には、周方向に張り出すフランジ部37が設けられている。このフランジ部37には、枠体34に設けられ筒体32の軸に直交する回転軸を有する支持ローラ38が当接されている。この支持ローラ38は、フランジ部37の回転に応じて回転する。これにより、筒体32が下方に移動しないように支持されている
筒体32の内周面には、図示しない突起部が設けられている。突起部は、筒体32内を流下する混練対象物を撹拌するためのものである。
【0036】
次に本実施形態に係るコンクリート供給システムの動作及び本実施形態に係るコンクリート供給方法について説明する。
【0037】
図1において、投入ホッパ13に骨材3が投入される。骨材3は、投入ホッパ13から骨材搬送路11までコンベア14によって移送される。このとき、コンベア14の駆動調整を行うことにより、骨材3の搬送量を調節することができる。
【0038】
骨材搬送路11まで移送された骨材3は、搬送管12内を流下して斜面2の上方から下方へ搬送される。その際、各搬送管12は、所定の回転数で回転している。骨材3は、搬送管12内の羽根51により速度調整を受けながら、斜面2の下方部へ搬送される。このため、骨材搬送路11が急傾斜に設けられている場合でも、骨材3を定量的かつ連続的に搬送することができる。
【0039】
また、骨材搬送路11により骨材3のみを搬送することにより、コンクリートなどと比べて搬送対象物の粘性を低くできるので、搬送管12内に搬送対象物が付着したり、その付着により搬送管12が閉塞するなどの不具合を防止でき、搬送対象物を円滑に搬送することができる。
【0040】
骨材搬送路11を通じて斜面2の下方部に搬送された骨材3は、コンベア21により混合タンク22に移送される。一方、セメント4及び水5は、骨材3と別の搬送手段で斜面2の下方部に搬送される。すなわち、セメント4はセメント搬送路15を通じて斜面2の下方部に搬送され混合タンク22に投入される。また、水5は水搬送路17を通じて斜面2の下方部に搬送され混合タンク22に投入される。
【0041】
混合タンク22に投入された骨材3、セメント4及び水5は、その混合タンク22内で混合された後、混練装置30に移送される。図5において、混練装置30は、駆動ローラ35を回転させ、少なくとも2つの筒体32を異なる方向に回転させる。例えば、隣接する筒体32が交互に逆転するように回転させる。
【0042】
そして、各筒体32内を骨材3、セメント4及び水5の混合物を順次流下していく。このとき、骨材3、セメント4及び水5の混合物は、筒体32の突起部によって攪拌されながら流下し、隣の筒体32で回転方向が変えられる。この回転方向の逆転により、強い攪拌作用を受け、よく練り混ぜられる。このため、一方向にのみ回転させて混練する場合に比べ高い混練効果を得ることができる。また、筒体32の回転方向を隣接する筒体32で交互に異ならせる場合には、混練対象物の逆転回数が多くなり、より高い混練効果を得ることができる。
【0043】
そして、混練装置30により骨材3、セメント4及び水5の混合物が混練されてコンクリート6となり、受けホッパ41に投入され、施工位置にダンプトラック43などによって搬送される。
【0044】
以上のように、本実施形態に係るコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法によれば、骨材3のみを骨材搬送路11を通じて搬送することにより、コンクリート6に比べて粘性の低い状態で搬送が行えるため、骨材3を円滑に斜面の下方へ搬送することができる。また、羽根付き搬送管12を回転させて骨材3を搬送することにより、骨材3を定量的かつ連続的に搬送することができる。そして、斜面2の下方で骨材3、セメント4及び水5を混合し混練することにより、円滑にコンクリート6の供給が行える。
【0045】
また、本実施形態に係るコンクリート供給システム及びコンクリート供給方法によれば、骨材3、セメント4及び水5を長距離搬送する場合であっても、骨材3、セメント4及び水5を個別に搬送することによって、搬送路途中での付着、閉塞などの不具合を防止でき、安定してコンクリート6の供給が行える。また、搬送途中での骨材3の分離などの心配がなく、過練りやスランプロスを低減でき、高品質なコンクリート6の供給が行える。
【0046】
また、混練装置30において、少なくとも2つの筒体32を異なる方向に回転させることにより、筒体32内を流下する骨材3、セメント4及び水5の混合物の回転方向を逆転させることができる。この回転方向の逆転により混合物を強く攪拌することができ、高い混練効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態に係るコンクリート供給システムの構成概略図である。
【図2】図1のコンクリート供給システムの斜視図である。
【図3】図1のコンクリート供給システムにおける骨材搬送路の説明図である。
【図4】図1のコンクリート供給システムにおける骨材搬送路の説明図である。
【図5】図1のコンクリート供給システムにおける混練装置の説明図である。
【符号の説明】
【0048】
1…コンクリート供給システム、2…斜面、3…骨材、4…セメント、5…水、11…骨材搬送路、12…搬送管、13…投入ホッパ、14…コンベア、15…セメント搬送路、16…タンク、17…水搬送路、18…タンク、21…コンベア、22…混合タンク、30…混練装置、40…制御器、41…受けホッパ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方に供給するコンクリート供給システムにおいて、
内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し、前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送する第一搬送手段と、
前記斜面に沿って配設され、前記セメントを前記斜面の下方へ搬送する第二搬送手段と、
前記斜面に沿って配設され、前記水を前記斜面の下方へ搬送する第三搬送手段と、
前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合手段と、
前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練手段と、
を備えたコンクリート供給システム。
【請求項2】
前記混練手段は、内周面に突起を設けた筒体を複数連結して構成され、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させて前記筒体内を流下する前記混合物を混練すること、
を特徴とする請求項1に記載のコンクリート供給システム。
【請求項3】
少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方部に供給するコンクリート供給方法において、
内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送し、前記骨材とは別の搬送路を通じて前記セメント及び前記水を前記斜面の下方へ搬送する搬送工程と、
前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合工程と、
前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練工程と、
を備えたコンクリート供給方法。
【請求項4】
前記混練工程では、内周面に突起を設けた筒体を複数連結した混練装置を用い、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させ前記筒体内に前記混合物を流下させて前記混合物を混練すること、
を特徴とする請求項3に記載のコンクリート供給方法。
【請求項1】
少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方に供給するコンクリート供給システムにおいて、
内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し、前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送する第一搬送手段と、
前記斜面に沿って配設され、前記セメントを前記斜面の下方へ搬送する第二搬送手段と、
前記斜面に沿って配設され、前記水を前記斜面の下方へ搬送する第三搬送手段と、
前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合手段と、
前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練手段と、
を備えたコンクリート供給システム。
【請求項2】
前記混練手段は、内周面に突起を設けた筒体を複数連結して構成され、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させて前記筒体内を流下する前記混合物を混練すること、
を特徴とする請求項1に記載のコンクリート供給システム。
【請求項3】
少なくとも骨材、セメント及び水を混合してなるコンクリートを斜面の下方部に供給するコンクリート供給方法において、
内周面に羽根を取り付けた搬送管を回転可能な状態で前記斜面に沿って配設し前記搬送管内で前記骨材を流下させて前記斜面の上方から下方へ前記骨材を搬送し、前記骨材とは別の搬送路を通じて前記セメント及び前記水を前記斜面の下方へ搬送する搬送工程と、
前記斜面の下方に搬送された骨材、セメント及び水を混合する混合工程と、
前記混合手段により混合された骨材、セメント及び水の混合物を混練する混練工程と、
を備えたコンクリート供給方法。
【請求項4】
前記混練工程では、内周面に突起を設けた筒体を複数連結した混練装置を用い、それらの筒体の少なくとも2つを異なる方向に回転させ前記筒体内に前記混合物を流下させて前記混合物を混練すること、
を特徴とする請求項3に記載のコンクリート供給方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2006−9432(P2006−9432A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−188695(P2004−188695)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(504024597)独立行政法人水資源機構 (15)
【出願人】(300074329)財団法人水資源協会 (4)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)
【出願人】(000001317)株式会社熊谷組 (551)
【出願人】(000148346)株式会社錢高組 (67)
【出願人】(000235543)飛島建設株式会社 (132)
【出願人】(594208525)株式会社大阪砕石工業所 (7)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(504024597)独立行政法人水資源機構 (15)
【出願人】(300074329)財団法人水資源協会 (4)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)
【出願人】(000001317)株式会社熊谷組 (551)
【出願人】(000148346)株式会社錢高組 (67)
【出願人】(000235543)飛島建設株式会社 (132)
【出願人】(594208525)株式会社大阪砕石工業所 (7)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【Fターム(参考)】
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