説明

コンバイン

【課題】穀粒貯留量の警知と方向表示の両機能を併せ持つコンバインの方向表示器で、穀粒量警知時に運転者により走行回折操向が行われた場合に方向表示機能を優先させる。
【解決手段】方向表示器を点滅させるフラッシャ回路20において、フラッシャユニット26を追加して回路のフラッシャ作動とバルブ断線の監視を行うと共に、切換えリレー27を追加して作業状態にある方向表示器を、ターンスイッチ24の検知により走行状態へ移行することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに係り、詳しくはコンバインの方向表示器を用いて穀粒タンク内の穀粒貯留量を警知する手段に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、圃場を走行しつつ脱穀された穀粒を貯留するコンバインでは、穀粒タンクの穀粒量に応じて穀粒をコンバイン外部へ移送する必要があり、その移送手段としてトラック等が用いられる。この場合に、トラック等を操作する周辺作業者へ穀粒タンクの穀粒量を知らせる手段として、コンバインが有する方向表示器を一斉に点滅表示させる視認手段が知られている(特許文献1)。
【0003】
従来より用いられる方向表示器を点滅表示させるためのフラッシャ回路100は、図5に示すように、フラッシャ回路100では、機体フレームに搭載されたバッテリー101の正極に負荷電流に応じて回路を遮断することができるヒューズ102と、運転者の操作によりON/OFFされるスタータースイッチ103が直列に繋がれ、コントローラユニット105の電源端子105Cへ導かれコントローラユニット電源とされる。該コントローラユニット105は、CPU作動により各種センサー信号入力に基づく規定のプログラム処理が成され、適宜の制御信号を出力するものである。
【0004】
コントローラユニット105の信号入力端子へは、穀粒タンク8内に配設される穀粒量検出センサー106と、運転者により操向操作されるコンビネーションスイッチ104内に設けたターンスイッチ104aのON/OFF信号が入力され、コントローラユニット105の信号出力端子からは左右方向表示器を駆動する1メークタイプのリレー120、121へと繋がれている。
【0005】
フラッシャ回路100の動作を説明するため、運転者によりコンビネーションスイッチ104内のターンスイッチ104aが右側操作された場合を考慮すると、コントローラユニット105では、ターンスイッチ104aのONによりRHフラッシャ入力端子105aが接地レベルとなることで右側操作信号入力ONを検知する。右側操作信号入力ONによりコントローラユニット105は、事前に設定された処理プログラムに従い、RHフラッシャ出力端子105bへON/OFFパルス信号を出力する。RHフラッシャ端子105bへは、右方向表示器バルブを駆動するために用いられるRHリレー120のリレーコイル120aを直列に介してスタータースイッチ103より分岐されたバッテリー電源と繋がれており、リレーコイル120aが励磁される。リレーコイル120aの磁化に従いリレースイッチ120bがONされ、RFバルブ122、RRバルブ123へバッテリー電源が供給されバルブ点滅することとなる。尚、ターンスイッチ104aが左側操作された場合ではフラッシャ回路100LH側回路が働くこととなり、上述と同様の回路構成により左側バルブが点滅する。
【0006】
他方、穀粒タンク8内の穀粒量の貯留が進み穀粒量検出センサー106がONとなると、コントローラユニット105の穀粒量検出端子105dは接地レベルとなり、コントローラユニット105の穀粒検出手順に従いRH、LHフラッシャ端子105bの両方端子へON/OFFパルスが出力される。フラッシャ端子105bより出力された信号は、上記のターンスイッチ104a操作と同様の構成によりバルブを点滅させることとなる。
【0007】
【特許文献1】特開2004−33098号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、上述の従来例よるフラッシャ回路100では、コントローラユニット105のフラッシャ端子105bからは単一のパルス信号のみが出力されるので、穀粒量検出センサー106とターンスイッチ104aが同時ON入力された場合でも、いずれのスイッチ信号がONであるかの判別をすることができず、穀粒量検出センサー106による左右バルブ点滅が優先される結果となる。また、コントローラユニット105のフラッシャ端子105bはリレーコイル120a、121aと繋がれており、バルブ断線を検知する手段を持ち得ていない。
【0009】
コンバイン1では、穀粒タンク8に穀粒を満たした状態で圃場から外れて公道である路上を自走しながら移送場へ向かう場合においても、穀粒量を視認させる左右方向表示器を点滅させながら路上を走行することとなり、安全走行に支障を来たす場合が有る。このように、方向表示器は穀粒量の警知と方向表示の両機能を併せ持つ保安部品でありながら、作業状態に応じた方向表示器の使い分けをすることが出来なかった。
【0010】
また、方向表示器の信頼性向上から、バルブ断線やフラッシャ回路に異常が生じた場合には即時に警告を発してオペレータへ注意を促すことが求められるところである。
【0011】
本発明は、方向表示器を圃場作業時と公道走行時の必要に応じて切換えることができるモードを有すると共に、方向表示器のランプバルブ断線異常を警知する手段を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、脱穀部(5)及び該脱穀部にて脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンク(8)を備え、走行装置(2)により走行し、かつ該走行装置を操向操作することに基づき、方向表示器(10a、10b、11a、11b)により表示しつつ操向してなるコンバイン(1)において、
前記穀粒タンク(8)内の穀粒量を検出する検出手段(S2)と、
該検出手段による一定量の穀粒量検出に基づき、前記方向表示器(10a、10b、11a、11b)を作動する穀粒警知手段と、
該警知手段の作動と前記操向操作による方向表示器(10a、10b、11a、11b)の作動とを切換える切換え手段(27)と、を備える、
ことを特徴とするコンバイン(1)にある。
【0013】
請求項2に係る本発明は、前記方向表示器(10a、10b、11a、11b)を点滅表示するフラッシャユニット(26)を設け、
前記方向表示器(10a、10b、11a、11b)の断線時に前記フラッシャユニット(26)を介して前記方向表示器(10a、10b、11a、11b)を作動する断線警知手段を備えてなる、
請求項1記載のコンバイン(1)にある。
【0014】
なお、前記した括弧内の符号等は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に係る本発明によると、圃場作業中にあって、穀粒タンク内の穀粒量が一定以上になると、方向表示器を作動して、例えばトラックの運転手等の周辺作業者に知らせることができ、トラックを適切な位置に移動させる等の効果的な作業を行うことができるものでありながら、穀粒タンクの穀粒量が一定量以上の状態でコンバインを路上走行して移動する場合、切換え手段により、穀粒警知を停止すると共に、本来の操向操作による方向表示が作動するように切換えて、コンバインの路上走行を可能にすることができる。
【0016】
請求項2に係る本発明によると、フラッシャユニットを設けたので、方向表示器断線情報に基づき、フラッシャユニットを介して方向表示器により警知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図5は、本発明の好ましい実施の形態を示すもので、図1はコンバインの側面図、図2はコンバインの正面図、図3は本発明によるフラッシャ回路を示す回路図、図4は本発明の他の実施例によるフラッシャ回路を示す回路図、図5は従来例によるフラッシャ回路を示す回路図である。
【0018】
図1及び図2に示すように、コンバイン1は左右一対のクローラ走行装置2、2を備え、該クローラ走行装置2、2に支持された機体フレーム3の前部には刈取り装置4を昇降自在に架設すると共に、その後方一側に脱穀部5を搭載している。また、脱穀部5の他側には運転席6と、その後方には穀粒移送オーガ7を備える穀粒タンク8が搭載される。
【0019】
また、コンバイン1にも一般の車両と同様に、機体の進路変更や旋回時に進行方向を知らせる方向表示器10a、10b、11a、11bを機体の四隅に設けており、路上走行時には運転席6の操作部12に設けたターンスイッチ24を操作することにより、方向表示器10a、10b、11a、11bは進行方向を表示する。一方、圃場内作業状態での方向表示器10a、10b、11a、11bは、穀粒タンク8内に配設された穀粒量を検出する手段である穀粒量検出センサーS1〜S3により穀粒量に応じた点滅を始め、コンバイン1から離れた場所で作業をする周辺作業者へ穀粒移送の必要を警知する穀粒警知手段を有する。なお、穀粒量検出センサーS1〜S3は、穀粒タンク8内に貯留された穀粒量に応じてON/OFFされるリミットスイッチや圧力センサー等が使用され、通常では、穀粒量検出センサーS1は穀粒タンク8の1/3充填を検知し、穀粒量検出センサーS2は更に貯留が進み穀粒タンク8が2/3まで充填されたことを検知し、穀粒量検出センサーS3は穀粒タンク8が満杯に達したことを検知する。本発明では穀粒量検出センサーS2のONにより方向表示器を点滅させ満杯予告をすることとする。
【0020】
本発明は、方向表示器10a、10b、11a、11bを圃場作業時と公道走行時に応じて適宜に切換えることができると共に、方向表示器のバルブ断線異常を警知するものであって、以下にその詳細について説明する。
【0021】
本発明によるフラッシャ回路を図3を用いて説明すると、フラッシャ回路20は、従来のフラッシャ回路100に対して切換え手段である切換えリレー27、及び方向表示と断線警知手段を有するフラッシャユニット26を付加して、フラッシャ回路100の有する上述課題の解決を図るものである。
【0022】
初めに、切換え手段を路上走行状態に設定した場合のフラッシャ回路20の動作について説明し、後に切換え手段を作業状態へ切換えた場合のフラッシャ回路20の動作について説明をする。
【0023】
路上走行状態にあるフラッシャ回路20では、車載バッテリー21の正極に負荷電流に応じて回路を遮断するブレーカヒューズ22と、運転者の操作によりON/OFFされるスタータースイッチ23が直列に繋がれ、回路駆動電源として供給される。
【0024】
今、コンバイン1を右ターン(左ターン)操向する場合を考慮すると、運転者により右側(左側)へ操向されたターンスイッチ24の端子24R(24L)は、接地された端子24GとONとなり、ターンスイッチ検知ダイオード25R(25L)を介してコントローラユニット50のターンスイッチ入力51Rへ接地レベルが供給され、コントローラユニット50は右ターンスイッチ24の端子24R(24L)がONされたことを検知する(尚、括弧内に示す記号は左ターン時の動作を示す)。
【0025】
次に、コントローラユニット50は、ターンスイッチ入力51Rの入力を基に、切換え信号を切換え端子52へ出力することで切換え端子52に繋がるメークブレークタイプの切換えリレー27を駆動する。本図によれば、切換えリレー27の端子27aと端子27bがONされた状態をブレークとするために、切換え端子52へは電源レベルを供給し、スタータースイッチ23より分岐する切換えリレー27のコイル27dの両端子を同電位とすることで、コイル27dを励磁しないようにしてある。
【0026】
この切換えリレー27の端子27aと端子27bがONである場合には、バッテリー電源は、スタータースイッチ23から分岐してフラッシャユニット26、切換えリレー27を直列に通過して、方向表示器10a、10b(11a、11b)まで電源が供給されるので、方向表示器を点灯させることができる。尚、方向表示器10a、10b(11a、11b)は回路に対してパラレル配置されているので、供給電源のON/OFFに同期して同時に点滅することとなる。
【0027】
ここでフラッシャユニット26の機能について詳述すると、フラッシャユニット26はフラッシャ回路20に直列配置されており、切換えリレーが走行状態にある時に、負荷側バルブを点滅させるためのON/OFFパルスを発生する機能と、負荷側の負荷変化に応じてパルスを変調する機能を併せ持つものであり、これにより、断線警知手段が形成される。すなわち、ターンスイッチ24がON操作された場合には、上述フラッシャ回路20を規定の周期でON/OFFさせるものでありながら、また、方向表示器のいずれかのバルブが断線した場合には、回路負荷を検知して回路へ供給するON/OFF周期を遅延させる機能を有するものである。運転者は運転席にあるインジケータランプ等によってON/OFFパルス周期の違いから、方向表示器に異常が生じたことを知ることができる。
【0028】
次に、切換え手段が作業状態にある場合のフラッシャ回路20について説明を進める。
【0029】
コンバイン1が圃場にて刈取り作業等に供している場合では、作業進行状況に応じて穀粒タンク8に穀粒が貯留されて、一定の貯留量レベルを超えると穀粒タンク8内に配設された穀粒量検出センサーS1(又はS2)がONとなる。コントローラユニット50では、穀粒量検出端子53に繋がれた穀粒量検出センサーS1(又はS2)がグランドレベルとなることによりON信号として認識して、予め設定された手順に従い切換え端子52を接地レベルとすると共に、ハザード出力端子51HへON/OFFパルスを出力する。
【0030】
切換え端子52へは、スターターユニット23より分岐した供給電源が切換えリレー27のリレーコイル27dを直列に介して繋がれており、切換え端子52が接地レベルとなることでリレーコイル27dへ電流が流入し、端子27aと端子27cがONして作業状態が形成される。これと同時に、コントローラユニット50のハザード出力端子51Hへは、スタータースイッチ23から分岐する供給電源が、左右方向表示器を駆動するRHリレー28、LHリレー29のリレーコイル28a、29aと並列に繋がれており、ハザード出力端子51HへON/OFF信号を出力することにより、リレーコイル28a、29aへの電流継断を繰返し、RHリレー28、LHリレー29のリレースイッチ28b、29bをON/OFFすることとなる。
【0031】
この作業状態にある切換えリレー27の端子27aと端子27cがON、RHリレー28、LHリレー29のリレースイッチ28b、29bがONであることによれば、バッテリー供給電源は、切換えリレー27を通過して左右方向表示器10a、10b、11a、11bへ分岐してパラレルに供給され、更に、RHリレー28、LHリレー29を通過して接地する回路が作られる。本回路ではハザード出力端子51HにはON/OFFパルスが出力されており、導通回路が継断を繰返すので、左右方向表示器10a、10b、11a、11bが点滅されて穀粒タンク8の満杯を周囲へ警知する。
【0032】
以上により、コンバイン1が走行状態、作業状態にあるフラッシャ回路20のそれぞれについて説明をしてきたが、次に、コンバイン1が作業状態にある場合に、運転者によりターンスイッチ24が操作されると走行状態が優先される構成について説明を続ける。
【0033】
上述の作業状態にあるフラッシャ回路20において、ターンスイッチ24が右折走行に操向され、端子24Rと端子24Gが導通した場合では、コントローラユニット50のターンスイッチ入力51Rへは、端子24G、端子24R、ターンスイッチ検出ダイオード25Rを介して接地レベルが供給され、ターンスイッチ24がONされたことが検知される(便宜上、本説明では右折走行による端子24Rと端子24Gが導通した場合について説明を進めるが、左折走行により端子24Lと端子24Gが導通した場合でも同様の回路構成を取るものである)。
【0034】
次に、コントローラユニット50は、ハザード出力端子51Hへの出力を停止すると共に、接地レベルにある切換え端子52をハイレベルに移行して切換えリレー27を復帰させる処理信号を出力する。これによりフラッシャ回路20は走行状態に復帰し、走行状態が優先されることとなる。
【0035】
以上により、作業状態にあるコンバイン1が方向表示器を作動させて穀粒量警知を発している際に、ターンスイッチ24を操向することにより即時に走行状態であるフラッシャ回路へ優先移行することができると共に、フラッシャ回路20ではフラッシャユニット26の機能を用いてバルブ断線時の警知を発することが可能となる。
【0036】
(その他の実施形態)
上述作業状態におけるフラッシャ回路20では、方向表示器10a、10b、11a、11bのスイッチングに、2つのRHリレー28、LHリレー29が用いられたが、該回路は図4に示す本発明の他実施例によるフラッシャ回路にても実現可能である。図3では、コントローラユニット50のハザード出力端子51へは、並列に配置されたRHリレー28、LHリレー29のリレーコイル28a、29aの一方の端子が繋がれ、リレーコイル28a、29aの他方の端子は接地されている構成を示したが、該リレーのうち何れかをダイオード素子で代用することも可能である。
【0037】
図4を用いて、RHリレー28と2つのダイオードを並列に繋げたフラッシャ回路60について説明すると、スタータースイッチ23より分岐したバッテリー電源はRHリレー28のリレーコイル28aを介してコントローラユニット50のハザード出力端子51Hへ繋がれ、ハザード出力端子51HのON/OFF信号出力によりリレースイッチ28bが開閉される。リレースイッチ28bの一方の端子は電源ラインと繋がっており、リレースイッチ28bの他方の端子には並列に配置したダイオード61、62の入力端子が繋がる。更に、ダイオード61の出力端子は右方向表示器10a、10bへと繋がれ接地される、同様にダイオード62の出力端子は左方向表示器11a、11bへと繋がれ接地されて回路が構成される。
【0038】
こにより、図3で用いたLHリレー29を省略して、図4のダイオード61、62を追加することによっても同様の機能を有する回路を得ることができる。
【0039】
最後に、本実施例によるフラッシャ回路20、及びフラッシャ回路60では、方向表示器のスイッチング手段としてリレーを用いた回路構成を示したが、リレーに換わりトランジスター素子を用いることも可能である。また、方向表示器のバルブの換わりとして、LED素子を用いても上記と同様の機能を果たすことが出来ることを付記する。また、本発明による実施例は圃場にて作業するコンバインに使用することができる方向表示器の機能構造について最良の形態を記載したものであるが、本発明の思想は広く方向表示器を有する機械へ転用可能であることを付記するものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】コンバインの正面図。
【図3】本発明によるフラッシャ回路を示す回路図。
【図4】本発明の他の実施例によるフラッシャ回路を示す回路図。
【図5】従来例によるフラッシャ回路を示す回路図。
【符号の説明】
【0041】
1 コンバイン
8 穀粒タンク
10a、10b 方向表示器
11a、11b 方向表示器
20,60,100 フラッシャ回路
21 車載バッテリー
22 ヒューズ
23 スタータースイッチ
24 ターンスイッチ
24R 端子
24G 接地端子
25R、25L ターンスイッチ検知ダイオード
26 フラッシャユニット
27 切換えリレー(切換え手段)
27d コイル
28 RHリレー
28a RHリレーコイル
28b RHリレースイッチ
29 LHリレー
29a LHリレーコイル
29b LHリレースイッチ
50 コントローラユニット
51R ターンスイッチ入力
51L ターンスイッチ入力
51H ハザード出力端子
52 切換え端子
53 穀粒量検出端子
61、62 ダイオード
S1、S2、S3 穀粒量検出センサー(検出手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀部及び該脱穀部にて脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクを備え、走行装置により走行し、かつ該走行装置を操向操作することに基づき、方向表示器により表示しつつ操向してなるコンバインにおいて、
前記穀粒タンク内の穀粒量を検出する検出手段と、
該検出手段による一定量の穀粒量検出に基づき、前記方向表示器を作動する穀粒警知手段と、
該警知手段の作動と前記操向操作による方向表示器の作動とを切換える切換え手段と、を備える、
ことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記方向表示器を点滅表示するフラッシャユニットを設け、
前記方向表示器の断線時に前記フラッシャユニットを介して前記方向表示器を作動する断線警知手段を備えてなる、
請求項1記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−104931(P2007−104931A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−297230(P2005−297230)
【出願日】平成17年10月12日(2005.10.12)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】