説明

コンバイン

【課題】コンバインにおいてグレンタンクの下方空間に大容量の燃料タンクを配設し、機体後方から燃料の供給を容易にする。
【解決手段】走行車体に操縦部と、脱穀部と、グレンタンクと、刈取搬送部とを備えたコンバインにおいて、グレンタンクの穀粒排出装置を駆動する排出伝動装置(14)をグレンタンクの後方部位に左右方向に沿わせて設け、グレンタンクの下方の空間部(12)に燃料タンク(11)を配設し、燃料タンク(11)から燃料供給パイプ(16)を後方へ延出し、その後側端部の給油口(16a)を排出伝動装置(14)の上方を通り越して後方突出する位置に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインの燃料タンクの配置構成において、走行車体の脱穀部、グレンタンクの後方に燃料タンクを配設し、グレンタンクと脱穀部後方の排稾処理装置との間に形成される空間部に燃料供給口を突設し、この燃料供給口を覆うように開閉自在のカバーを設けたものは、公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−245562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記背景技術のものは、走行車体の脱穀部及びグレンタンクの後方で、且つ、排稾処理装置の側方に燃料タンクを配設するので、大容量の燃料タンクを配置しにくく、また、大容量の燃料タンクを配置すると機体構成が大型化するという不具合が発生する。
【0005】
そこで、本発明は、グレンタンクの下方空間を有効に利用して燃料タンクを配設して燃料タンクの大容量化を図り、機体後方から燃料タンクへの燃料の供給を容易にしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、このような課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。
【0007】
請求項1記載の発明は、走行車体(2)に、操縦部(4)と脱穀部(5)とグレンタンク(6)と刈取搬送部(8)とを備えたコンバインにおいて、前記走行車体(2)の後部に配設したグレンタンク(6)の穀粒排出装置(13)駆動用の排出伝動装置(14)を前記グレンタンク(6)の後方において左右方向に向けて設け、前記グレンタンク(6)の下方の空間部(12)に配置した燃料タンク(11)から燃料供給パイプ(16)を後方へ延出し、該燃料供給パイプ(16)を前記排出伝動装置(14)の上方を通過させて後方へ突出させたことを特徴とするコンバインとする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記穀粒排出装置(13)を、グレンタンク(6)内の穀粒を前側から後側へ移送する底部移送装置(13a)と、該底部移送装置(13a)からの穀粒を受けて揚穀移送する揚穀移送装置(13b)と、該揚穀移送装置(13b)からの穀粒を排出する排出オーガ装置(13c)とにより構成し、前記グレンタンク(6)の後方に設けたロワーメタル(17)で前記揚穀移送装置(13b)を支持し、前記走行車体(2)におけるロワーメタル(17)の周辺部には複数の補強フレーム(26,27,28)を立設し、該補強フレーム(26,27,28)と前記ロワーメタル(17)とをブラケット(30,…)で連結すると共に、該ブラケット(30,…)で前記燃料供給パイプ(16)の前後方向での2箇所を支持したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によると、グレンタンク(6)の下方空間部(12)に燃料タンク(11)を配置して機体をコンパクトにしながら、燃料タンク(11)の燃料供給パイプ(16)を後方へ延出したので、燃料を機体後部から楽に供給することができる。また、燃料供給中に燃料がこぼれても穀粒排出装置(13)駆動用の排出伝動装置(14)にかかりにくく、穀粒排出装置(13)を円滑に駆動することができる。
【0010】
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ロワーメタル(17)と複数の補強フレーム(26,27,28)を連結しているブラケット(30,…)で燃料供給パイプ(16)の前後方向での2箇所を支持したので、揚穀移送装置(13b)の筒体及び燃料供給パイプ(16)を強固に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの背面図であ。
【図4】コンバイン後部の一部省略した側面図である。
【図5】コンバイン後部の一部省略した平面図である。
【図6】コンバイン後部の一部省略した背面図である。
【図7】コンバイン後部の一部省略した側面図である。
【図8】コンバイン後部の一部省略した平面図である。
【図9】コンバインの伝動展開図である。
【図10】コンバインの伝動展開図である。
【図11】制御ブロック図である。
【図12】コンバインの伝動展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、図1乃至図3に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。
【0013】
コンバイン1の走行車体2の下方には、左右一対のクローラ走行装置3,3を配設し、走行車体2上には、右側前部に操縦部4を、操縦部4の後方にグレンタンク6を、左側前部に脱穀部5を、脱穀部5及びグレンタンク6の後方に排稾処理装置7をそれぞれ配設している。操縦部4及び脱穀部5の前方には、植立穀稈を分草引起しながら刈り取り後方の脱穀部5に向けて搬送する刈取搬送部8を昇降自在に設けている。
【0014】
次に、図4乃至図6に基づき燃料タンク11の配置構成について説明する。
【0015】
グレンタンク6の底板6aを、内側板から外側板に向けて下り傾斜に構成し、その底板6aの下方に空間部12を形成し、空間部12の前側部に燃料タンク11を配設している。
【0016】
グレンタンク6には穀粒排出装置13を設けて穀粒を排出するようにしている。この穀粒排出装置13は、グレンタンク6底部の穀粒を前側から後側へ移送するオーガで構成されている底部移送装置13aと、底部移送装置13aからの穀粒を受けて揚穀移送するオーガと揚穀筒体で構成されている揚穀移送装置13bと、揚穀移送装置13bの穀粒を受けて排出するオーガと筒体で構成されている排出オーガ装置13cとにより構成している。まお、排出オーガ装置13cは、揚穀移送装置13bの軸心回りに旋回し、且つ、基部を中心として昇降調節できるように構成している。
【0017】
前記穀粒排出装置13の排出伝動装置14を機体の後部に設けている。この排出伝動装置14を、排出入力プーリ14aと、排出出力プーリ14bと、両プーリ14a,14bに巻き掛けた排出伝動ベルト14cとで構成し、走行車体2のグレンタンク6の後方に左右方向に沿わせて配設している。そして、機体の内側寄りに配置している排出入力プーリ14aに、前記脱穀部5あるいは排稾処理装置7の伝動部から動力を取り出し駆動するようにしている。
【0018】
しかして、排出入力プーリ14aに入力された排出動力は排出伝動ベルト14c、排出出力プーリ14bを経て底部移送装置13aに伝達され、ベベルギヤを介して揚穀移送装置13b、排出オーガ装置13cに伝達され、排出伝動ベルト14cにはテンション式の排出クラッチ14dを設けている。
【0019】
前記燃料タンク11から空間部12を通して燃料供給パイプ16を後方へ延出し、後側端部の給油口16aを前記排出入力プーリ14aと排出出力プーリ14bとの間に巻き掛けた排出伝動ベルト14cの上方を通り越して後方に位置するように構成している。
【0020】
また、走行車体2の後部にロワーメタル17を設け、ロワーメタル17に穀粒排出装置13の揚穀移送装置13bの筒体を支架している。そして、燃料タンク11の燃料供給パイプ16をロワーメタル17の機体中央寄り近傍を通し、且つ、バッテリ受板18の右側寄りの空間部12を通して後方へ延出している。
【0021】
そして、燃料供給パイプ16の前側供給パイプ16bをグレンタンク6の下方空間部12を略水平状にして後方へ延出し、グレンタンク6より後方に位置する後側供給パイプ16cを後上り傾斜状に後方へ延出している。
【0022】
前記構成によると、グレンタンク6の容量を大きくすることができ、燃料タンク11の燃料供給パイプ16を空間部12を通して後方へ延出しているので、燃料を機体後部から楽に供給することができる。そして、燃料供給中に燃料がこぼしても排出伝動装置14にかかりにくく、穀粒排出装置13を円滑に駆動することができる。
【0023】
また、ロワーメタル17の右側後方に位置するように右側フレーム26を走行車体2から上方へ延出し、走行車体2のロワーメタル17の左側後方から左側フレーム27を上方へ延出し、走行車体2のロワーメタル17の前方に位置するように中間補強フレーム28を立ち上げている。
【0024】
そして、ロワーメタル17、右側フレーム26及び左側フレーム27の上下方向中間部を連結フレーム29で連結補強し、ロワーメタル17と中間補強フレーム28とをブラケット30を介し連結している。そして、連結フレーム29にブラケット30を介して燃料供給パイプ16の後側供給パイプ16cを取り付け、また、中間補強フレーム28にブラケット30を介して燃料供給パイプ16の前側供給パイプ16bの後端部を取り付けている。
【0025】
前記構成によると、ロワーメタル17、右側フレーム26、左側フレーム27及び中間補強フレーム28を、連結フレーム29、ブラケット30,30、燃料供給パイプ16により連結しているので、右側フレーム26、左側フレーム27及び中間補強フレーム28の強度アップを図り、穀粒排出装置14の揚穀移送装置13bの筒体及び燃料供給パイプ16を強固に支持することができる。
【0026】
次に、図6及び図7について説明する。燃料タンク11の燃料供給パイプ16を構成するにあたり、水平状の前側供給パイプ16b及び後上り傾斜状の後側供給パイプ16cをフレーム部にそれぞれ取り付け、その中間部を弾性体で構成した中間供給パイプ16dで連結している。前記構成によると、取付公差によりパイプの中心部にずれが生じても、燃料タンク11に歪みがかからず、耐久性を高めることができる。
【0027】
また、図3及び図8に示すように、走行車体2の後側端部には、排出伝動装置14の後側を覆うように開閉自在のカバー19を設け、排出伝動装置14のメンテナンスを容易にし、燃料タンク11への燃料の供給が容易にしている。
【0028】
また、図7及び図8に示すように、燃料タンク11の底部からレベルゲージパイプ21を後方へ向けて延出している。そして、レベルゲージパイプ21を緩い後上り傾斜の基部レベルゲージパイプ21aと、基部レベルゲージパイプ21aの先端に上方へ突出するように接続している先端レベルゲージパイプ21bとで構成し、基部レベルゲージパイプ21a及び先端レベルゲージパイプ21bをブラケット22を介して中間補強フレーム28に取り付け、先端レベルゲージパイプ21bの上端部を前記燃料供給パイプ16の供給口16aの近傍前方寄りで、且つ、前記排出伝動装置14の前側上方に位置するように構成している。
【0029】
前記構成によると、排出伝動装置14の邪魔にならず、燃料供給時のレベルゲージパイプ21の満タン確認を容易にすることができる。
【0030】
また、図7及び図8に示すように、燃料タンク11から後方へ延出している燃料供給パイプ16の給油口16a近傍に弾性材らなるオイル排出ガイド板24を設けている。しかして、燃料供給中に燃料がこぼれても排出伝動装置13にかからず、排出伝動装置14の伝動を円滑にすることができる。
【0031】
また、オイル排出ガイド板24を弾性材で構成すると、オイル排出ガイド板24を広くして後方まで延出するように構成し、排出伝動装置14から後方へオイルを突出するようにしても、前記カバー19を自由に屈曲開閉することができる。
【0032】
次に、図9及び図10に基づきコンバインの他の実施例について説明する。
【0033】
前記操縦部4の後側下部にエンジンEを配設し、エンジンEの後方に発電機モータ35を設け、エンジンEの動力を第1ベルト伝動装置37、第1ワンウェイクラッチ36を経由して発電機モータ35に伝達している。また、発電機モータ35の他側に第2ワンウェイクラッチ38を設け、発電機モータ35のモータ動力を第2ワンウェイクラッチ38、伝動装置39を経由してグレンタンク6の穀粒排出装置13に伝達している。
【0034】
また、エンジンEから第2ベルト伝動装置41を経由して脱穀伝動装置42に動力を伝達し、脱穀部5の二番処理胴5a、排塵処理胴5b、扱胴5c、排稾搬送装置5d、唐箕5e、一番揚穀機5f、二番揚穀機5g、排塵ファン5h、揺動選別棚5i、フィードチエン5j、排稾処理装置7に動力を伝達している。なお、前記第2ベルト伝動装置41にはテンション式の脱穀クラッチ41aを設けている。
【0035】
また、ミッションケース46の上部にインバータモータ47を設け、バッテリ(図示省略)から供給された電力でインバータモータ47を駆動し、インバータモータ47からミッションケース46内の走行伝動装置48を経由して左右クローラ走行装置3,3に伝達している。
【0036】
また、ミッションケース46の入力軸46aから刈取動力を取り出し、刈取ベルト伝動装置49を経由して刈取搬送部8の刈取入力軸8aに動力を伝達し、更に、刈取伝動装置を経由して穀稈引起し装置8b、穀稈搬送装置8c、刈刃装置8dを駆動している。
【0037】
また、図11に基づき制御ブロック構成について説明する。
【0038】
コントローラ51の入力側には、オーガ排出スイッチSW1、脱穀クラッチセンサSE1、排出オーガ位置検出センサSE2、エンジン回転数センサSE3、脱穀負荷検出センサSE4を接続している。また、コントローラ51の出力側には、インバータモータ47、発電機モータ35、バッテリ52、第1ワンウェイクラッチ36入切用の第1電磁クラッチ53、第2ワンウェイクラッチ38入切用の第2電磁クラッチ54、エンジンE始動用のモータM1、前記脱穀クラッチ41a入切用のモータM2、エンジン停止装置55を接続している。
【0039】
前記構成によると、脱穀部5の負荷が所定値以下のときは、第1ワンウェイクラッチ36を入りにし、エンジンEの動力で脱穀部5を駆動し、発電機モータ35を発電状態に切り替えて駆動し、発電した電力をバッテリ52に蓄電する。
【0040】
また、脱穀部5の負荷が所定値以上になると、第1ワンウェイクラッチ36を切りにして発電機モータ35を発電駆動からモータ駆動に切り替え、第2ワンウェイクラッチ38、伝動装置39を経由してグレンタンク6の穀粒排出装置13に動力を伝達し、脱穀部5のアシスト駆動をする。従って、出力の少ないエンジンEでも高性能のコンバインを提供できる。
【0041】
また、オーガ排出スイッチSW1を入りにしグレンタンク6の穀粒排出装置13の穀粒排出中には、発電機モータ35をモータ駆動に切り替えてバッテリ52で蓄電された電力で駆動し、第2ワンウェイクラッチ38、伝動装置39を経由して穀粒排出装置13を駆動するようにしている。
【0042】
そして、脱穀部5が駆動中であっても、脱穀部5の駆動が停止すると、その後にエンジンEの駆動を停止するようにし、無駄な燃料の消費を抑制し、省エネ運転をするようにしている。
【0043】
また、排出オーガ装置13cで穀粒排出中において、排出オーガ位置検出センサSE2が排出オーガの張り出し状態を検出すると、脱穀クラッチ41aを切りにして脱穀部5の駆動を停止し、その後にエンジンEを停止するようにし、無駄な燃料の消費を抑制し、省エネ運転をするようにしている。
【0044】
また、排出オーガ位置検出センサSE2が排出オーガ装置13cの収納状態を検出すると、エンジンEが始動し、脱穀部5の駆動を再開し、コンバインの作業再開に備えるようにしている。
【0045】
次に、図12に示す他の実施例について説明する。
【0046】
エンジンEの動力を第1ベルト伝動装置37、第1ワンウェイクラッチ36を経由して発電機モータ35に伝達駆動し、発電機モータ35から第2ワンウェイクラッチ38を経由して脱穀伝動装置42に動力を伝達し、脱穀部5を駆動するようにしている。また、エンジンEから第2ベルト伝動装置41を経由して脱穀伝動装置42に動力を伝達し、脱穀部5の各部を駆動するようにしている。また、エンジンEの動力をベルト伝動装置43を経由して排出伝動装置14に伝達し、穀粒排出装置13を駆動するように構成している。
【0047】
脱穀部5の負荷が所定値以下のときは、エンジンEで脱穀部5を駆動しながら第1ワンウェイクラッチ36を入りにし、発電機モータ35を発電状態に切り替え、発電した電力をバッテリ52に蓄電する。
【0048】
また、脱穀部5の負荷が所定値以上になると、第1ワンウェイクラッチ36を切り発電機モータ35の発電駆動からモータ駆動に切り替え、第2ワンウェイクラッチ38、脱穀伝動装置42を経由し脱穀部5に伝達し、脱穀部5のアシスト駆動をする。なお、この状態では脱穀伝動装置42にエンジンEから動力が伝達されると共に、発電機モータ35のモータ駆動状態で第2ワンウェイクラッチ38を経由して脱穀伝動装置42に動力が伝達されるが、いずれかの速く回転している動力が伝達されることになる。
【0049】
従って、出力の少ないエンジンEでも高性能のコンバインを提供できる。
【符号の説明】
【0050】
2 走行装置
4 操縦部
5 脱穀部
6 グレンタンク
8 刈取搬送部
11 燃料タンク
12 空間部
13 穀粒排出装置
13a 底部移送装置
13b 揚穀移送装置
13c 排出オーガ装置
14 排出伝動装置
16 燃料供給パイプ
16a 給油口
17 ロワーメタル
26 補強フレーム(右側フレーム)
27 補強フレーム(左側フレーム)
28 補強フレーム(中間補強フレーム)
30 ブラケット
E エンジン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車体(2)に、操縦部(4)と脱穀部(5)とグレンタンク(6)と刈取搬送部(8)とを備えたコンバインにおいて、前記走行車体(2)の後部に配設したグレンタンク(6)の穀粒排出装置(13)駆動用の排出伝動装置(14)を前記グレンタンク(6)の後方において左右方向に向けて設け、前記グレンタンク(6)の下方の空間部(12)に配置した燃料タンク(11)から燃料供給パイプ(16)を後方へ延出し、該燃料供給パイプ(16)を前記排出伝動装置(14)の上方を通過させて後方へ突出させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記穀粒排出装置(13)を、グレンタンク(6)内の穀粒を前側から後側へ移送する底部移送装置(13a)と、該底部移送装置(13a)からの穀粒を受けて揚穀移送する揚穀移送装置(13b)と、該揚穀移送装置(13b)からの穀粒を排出する排出オーガ装置(13c)とにより構成し、前記グレンタンク(6)の後方に設けたロワーメタル(17)で前記揚穀移送装置(13b)を支持し、前記走行車体(2)におけるロワーメタル(17)の周辺部には複数の補強フレーム(26,27,28)を立設し、該補強フレーム(26,27,28)と前記ロワーメタル(17)とをブラケット(30,…)で連結すると共に、該ブラケット(30,…)で前記燃料供給パイプ(16)の前後方向での2箇所を支持したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−177042(P2011−177042A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42021(P2010−42021)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】