説明

サポートツール

【課題】 従来の伝送器の演算部に対するパラメータ設定は情報量が多くて複雑で、しかも演算部の内部演算の把握が難しく問題発生時の解決が難しいという課題があった。そこで、この課題を解決する
【解決手段】 物理量を検出して電気信号に変換して受信側に伝送する対象伝送器とデジタル通信を行うサポートツールにおいて、各種伝送器の演算部を格納している各種演算格納部を具備し、先の各種演算格納部から先の対象伝送器の演算部を読み出すと共に、先の対象伝送器の種類とバージョン及び演算パラメータを先のデジタル通信により先の対象伝送器から受信して、先の対象伝送器の演算部と実質的に同等の模擬演算部を内部に生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物理量を検出して電気信号に変換して受信側に伝送する対象伝送器とデジタル通信を行うサポートツールに係り、特に対象伝送器のパラメータ設定・診断に便利なサポートツールに関する。
【背景技術】
【0002】
図5は対象伝送器に従来のサポートツールとしてのハンドヘルドターミナルを接続した構成を示すブロック図である。図5では、圧力伝送器の場合を例示している。
【0003】
対象伝送器10はプロセス変数などの物理量が圧力センサ11で電気信号に変換されて入力され、直流電源12からは受信計器が接続される負荷13を介して直流電力が供給されている。電気信号は2線式伝送路L1、L2に電流信号Iとして伝送され、負荷13の両端に生じる電圧変化を受信計器で検出して、プロセス変数を知る。
【0004】
対象伝送器10は、圧力センサ11で変換された電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ14、演算部15とメモリ16などを有しマイクロプロセッサ(MPU)で構成された演算処理手段17、演算処理手段17での処理結果をアナログ値に変換するD/Aコンバータ18、このアナログ値を4mA〜20mAの電流信号に変換して2線式伝送路L1、L2に出力する出力手段19、2線式伝送路L1、L2に存在するデジタル信号と演算処理手段17とのデータの送受を行う通信インターフェイス(通信I/F)20などから構成されている。
【0005】
図6は図5に示す演算部15の演算の詳細を示すブロック図である。演算部15は、調整部21、レンジ設定部22、開平・リニア選択部23、折れ線近似設定部24、フイルタ設定部25、出力反転部26などの機能ブロックがカスケードに接続されて構成されている。
【0006】
調整部21ではゼロ調整、スパン設定などのパラメータ設定を行い、レンジ設定部22はレンジの上限値と下限値等のパラメータの設定部分であり、同時に単位設定のパラメータの設定も行う。
【0007】
開平・リニア選択部23は、出力モードの通信パラメータとして、入力信号を開平演算して出力するか、リニアで出力するかを選択する必要があるので、その選択をする部分である。
【0008】
折れ線近似設定部24は、入力の圧力の%値に対して折れ線近似演算をして出力する。例えば、異形タンクの液位計測で比例出力を得たい場合、入力対出力の関係が直線関係になるように折れ線関数を設定するが、このとき折れ点を2次元座標で表示しなければならない。折れ線近似設定部24はこの折れ点をパラメータとして設定する部分である。この他のパラメータとして、折れ線近似機能を許可するか禁止するかを設定するパラメータも必要である。
【0009】
フイルタ設定部25は、フイルタのローカット点などをパラメータ設定する。そして、出力反転部26はデジタル値を内部演算で逆転させる機能であり、結果としては4―20mAのアナログ値を逆転させる。この設定をするかどうかのパラメータ設定も必要である。
【0010】
以上は、設定すべきパラメータの一部を例示したものであるが、プロセス量を測定し圧力伝送器で出力するために設定すべきパラメータは、以上の他にもサブ機能として複雑に数多く存在する。
【0011】
図5に戻り、サポートツールとしてのハンドヘルドターミナル27は、図5に示す2線式伝送路L1、L2に接続され、通信インターフェイス20を介して演算処理手段17とのデータの送受を行う。これにより、このハンドヘルドターミナル27は対象伝送器10の演算部15に以上述べたような各種のパラメータの設定をする。
【0012】
特許文献1には、サポートツールからの通信指令により伝送器に物理量に関連する疑似信号を入力して入出力特性が設計値どおりか否かの確認をするシミュレーション技術が開示されている。
【0013】
【特許文献1】特開2004−85288号公報
【0014】
特許文献2には、複雑なパラメータの設定・調整の誤操作を低減して、安全性が確保できるようにしたハンドヘルドターミナルが開示されている。
【0015】
【特許文献2】特開平7−98715号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかし、このようなサポートツールとしての従来のハンドヘルドターミナルは、これにより演算部のパラメータを設定する機能しかなく、これによりパラメータを設定しても設定情報が多いため、対象伝送器の演算部の演算処理が複雑となり、入力値に対して正しい出力値が得られているかどうかを確認することはユーザにとって、容易ではないという課題がある。
【0017】
また、対象伝送器の演算部における演算が、各演算ごとにプロセス値がどのように変化していくかをユーザが全てを確認することが難しい。このため、演算部の入力値と出力値とから全体を推測する場合が多く、演算部での内部演算の把握が難しいので、問題発生時の解決が難しいという課題もある。
【0018】
従って、本発明の目的は、ユーザが入力値に対して正しい出力値が得られているかを容易に確認できると共に、対象伝送器のパラメータ設定がユーザの意図する設定になっているか否かの診断ができ、さらに対象伝送器なしでも任意の入力値に対する対象伝送器の振る舞いを確認して最適のパラメータ設定のできるサポートツールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、物理量を検出して電気信号に変換して受信側に伝送する対象伝送器とデジタル通信を行うサポートツールにおいて、各種伝送器の演算部を格納している各種演算格納部を具備し、先の各種演算格納部から先の対象伝送器の演算部を読み出すと共に、先の対象伝送器の種類とバージョン及び演算パラメータを先のデジタル通信により先の対象伝送器から受信して、先の対象伝送器の演算部と実質的に同等の模擬演算部を内部に生成するようにしたものである。
【0020】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、先の電気信号が入力されて先の模擬演算部により先の対象伝送器と同等の演算を実行してその結果をオンライン表示するようにしたものである。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、模擬信号が入力されて先の模擬演算部により先の対象伝送器と同等の演算を実行してその結果をシミュレート表示するようにしたものである。
【0022】
請求項4記載の発明は、請求項1叉は請求項2叉は請求項のいずれかに記載の発明において、先の模擬演算部を複数の機能ブロックに分割構成し、各機能ブロック毎の演算結果を分割表示するようにしたものである。
【0023】
請求項5記載の発明は、請求項1叉は請求項2叉は請求項3のいずれかに記載の発明において、先の模擬演算部のパラメータを変更して演算し、意図するパラメータを決定し、決定パラメータを先のデジタル通信により先の対象伝送器の演算部に設定するようにしたものである。
【発明の効果】
【0024】
以上の請求項1,2,3,4叉は5に記載した本発明手段は、対象伝送器の演算部と実質的に同等の模擬演算部をサポートツールの内部に生成して、この模擬演算部で対象伝送器の演算部の複雑なパラメータ設定に誤りがないことをサポートツール上で確認でき、誤りがあればサポートツール内でシミュレートを実行し、正しいパラメータ設定を確立した上で、対象伝送器に設定情報をデジタル通信によりダウンロードできる効果がある。
【0025】
次に、請求項2に記載した発明手段によれば、オンライン状態で、サポートツール内でユーザの意図する出力値が得られる設定になっていることを確認できる効果がある。
【0026】
また、請求項3に記載した発明手段によれば、オフライン状態で、任意の疑似信号値と対象伝送器のパラメータ設定を実行し、サポートツール上でシミュレート出力の確認ができる効果がある。
【0027】
さらに、請求項4に記載した発明手段によれば、模擬演算部を複数の機能ブロックに分割構成し、各機能ブロック毎の演算結果を分割表示するようにしたので、任意の入力値に対する対象伝送器の振る舞いを機能ブロックごとに確認して調整できるので、問題発生時に早期に解決できる効果がある。
【0028】
請求項5に記載した発明手段によれば、模擬演算部のパラメータを各種変更して演算し、意図するパラメータを予め決定し、決定パラメータを先のデジタル通信により先の対象伝送器の演算部に設定することができるので、最適なパラメータを設定できるメリットがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下本発明について図面を用いて詳細に説明する。図1は、対象伝送器にサポートツールを接続した構成を示すブロック図を示す。図1では、従来と同様に圧力伝送器の場合を例示している。以下の説明においては、図5、図6に示す従来の対象伝送器と同一の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜にその説明を省略する。
【0030】
図1におけるサポートツール30は、PC(パーソナルコンピュータ)ツールを想定して説明する。サポートツール30は、インターフェイス部31、各種演算格納部32、演算処理手段33、A/Dコンバータ34、入力部35,表示出力手段36、表示部37、入力切替手段38などで構成されている。
【0031】
演算処理手段33は、マイクロプロセッサ(MPU)39、メモリ40、模擬演算部15Aなどを有しており、マイクロプロセッサ(MPU)39はメモリ40を利用しながら模擬演算部15Aでの演算を実行すると共に、インターフェイス部31、各種演算格納部32、演算処理手段33、A/Dコンバータ34、入力部35,表示出力手段36、表示部37、入力切替手段38、などをも制御する。
【0032】
各種演算格納部32には、全ての種類・バージョンの伝送器のマイクロプロセッサの全演算プログラムが格納されている。例えば、伝送器の種類としては、圧力・差圧伝送器の他に、流量伝送器、温度伝送器など各種のものが含まれる。叉、各伝送器にはバージョンがあり、各バージョン毎に演算プログラムが予め格納されている。
【0033】
マイクロプロセッサ(MPU)39は、対象伝送器10と、インターフェイス部31―2線式伝送路L1、L2―通信I/F20―演算処理手段17の経路を介して、対象伝送器10の演算部15の種類・バージョン及びパラメータをデジタルデータとして読み出し、この結果を用いて各種演算格納部32から対象伝送器10に対応する演算部を読み出し、模擬演算部15Aとしてサポートツール30に内蔵するハードディスクなどに生成する。
【0034】
このようにして生成された模擬演算部15Aには、対象伝送器10、つまり図6に示す演算部15の調整部21、レンジ設定部22、開平・リニア選択部23、折れ線近似設定部24、フイルタ設定部25、出力反転部26と、実質的に同等の機能ブロックである調整部21A、レンジ設定部22A、開平・リニア選択部23A、折れ線近似設定部24A、フイルタ設定部25A、出力反転部26Aがサポートツール30内に生成される。
【0035】
この場合の模擬演算部15Aは、各機能ブロックである調整部21A、レンジ設定部22A、開平・リニア選択部23A、折れ線近似設定部24A、フイルタ設定部25A、出力反転部26Aの出力端からそれぞれ出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4、OUT5、及びOUTとして表示出力手段36に出力される。
【0036】
表示出力手段36は、これらの出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4、OUT5、及びOUTを表示部37で表示できるように処理し、表示部37は表示出力手段36で処理された結果を表示する。
【0037】
また、入力切替手段38は、圧力センサ11からA/Dコンバータ34でデジタル信号に変換されたオンラインデータである圧力信号と、入力部35から入力されたオフラインデータである模擬信号を切り替えて模擬演算部15Aに入力する。
【0038】
入力切替手段38で切り替えられたオンラインデータである圧力信号が入力された場合は、模擬演算部15Aにより対象伝送器10と同等の演算を実行してその結果を表示部37にオンライン表示をする。
【0039】
また、入力切替手段38で切り替えられたオフラインデータである模擬信号が入力された場合は、模擬演算部15Aにより対象伝送器10と同等の演算を実行してその結果を表示部37にシミュレート表示をする。
【0040】
さらに、各表示に際しては、出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4、及びOUT5からの出力を表示部37で分割表示をして、入力値に対する対象伝送器10の振る舞いを機能ブロックごとに確認して、不具合があれば、各ブロックごとにパラメータを変更するなどして調整できるので、不具合が発生した時に早期に問題解決できる効果がある。
【0041】
なお、模擬演算部15Aでは、パラメータを各種変更して演算し、意図するパラメータを予め決定した上で、決定したパラメータをインターフェイス部31を介してデジタル通信により対象伝送器10の演算部15に設定することもできる
【0042】
図2は、表示部37での圧力伝送器の表示画面の一例を示したものである。41は入力圧がオンライン入力かオフライン入力かの選択表示部である。42は入力圧の大きさを示す圧力表示部である。
【0043】
43は圧力の単位を、44はレンジ上限値を、45はレンジ下限値を表示するレンジ表示部、46は出力を反転する、つまり4mA〜20mA出力を20mA〜4mAに逆転させてアナログ出力するか否かの反転選択表示部である。
【0044】
47は入力信号を開平演算して出力するか、リニアで出力するかの選択表示を示す出力選択表示部である。48は出力モードを表示するモード表示部である。49はフィルタのローカット点を表示するローカット表示部である。
【0045】
50は演算全体の入出力特性をグラフで示す入出力表示部である。51は対象伝送器のアナログ出力値、圧力値、圧力%値などを表示するアナログ出力表示部である。52は各機能ブロックの出力値OUT1、OUT2、OUT3、及びOUT4の圧力値を表示する分割出力表示部である。この場合はOUT5の圧力値は省略された例を示している。
【0046】
図3は以上の構成において、オンラインでパラメータ設定が正しいことを確認する手続きを示すフローチャートである。圧力伝送器の場合についての例である。
【0047】
図1において、先ず、入力切替手段38で圧力センサ11側に切り替えて、実際の圧力値をサポートツール30に入力する。ステップ1においてサポートツール30を2線式伝送路L1、L2に接続する。
【0048】
次に、ステップ2において、サポートツール30はマイクロプロセッサ(MPU)39の制御のもとに、対象伝送器10の種類、バージョン、及びパラメータ情報をインターフェイス部31を介して、デジタル通信により読み込む。
【0049】
この後、ステップ3に移り、読み込んだデータからマイクロプロセッサ(MPU)39の制御のもとに、各種演算格納部32から対象伝送器10の演算部を読み出し、ハードディスク上に模擬演算部15Aを生成する。
【0050】
ステップ4では生成された模擬演算部15Aを用いて、マイクロプロセッサ(MPU)39の制御のもとに、模擬演算を実行して、その結果を表示部37に出力する。ステップ5では、表示部37で模擬演算の結果である模擬出力を確認する。
【0051】
ステップ6で意図する出力か否かの確認をして、意図しない出力であれば、ステップ7に移行して、各パラメータ設定をサポートツール30内で変更し、ステップ3に戻り、再びステップ4、ステップ5、ステップ6を経て、意図する出力が得られているかどうかの確認をする。
【0052】
意図する出力が得られておれば、ステップ8に移行して、元の設定が間違っていた場合は、対象伝送器10に設定をマイクロプロセッサ(MPU)39の制御のもとにダウンロードして、パラメータ設定してステップ9で終了する。
【0053】
このような手続きにより、サポートツール30での擬似的出力が、対象伝送器10の出力と同じであるかどうかを確認することができる。これは、現場で出力に異常が発生した場合に対象伝送器10のファームウエアに問題が無いことを確認するために用いることができる。
【0054】
また、入力切替手段38で入力部35側に切り替えて、対象伝送器10とは未接続の状態のオフラインにして、入力部35側から任意の圧力値を入力として設定すれば、対象伝送器10の機能をシミュレートすることができる。
【0055】
図4は、対象伝送器10の演算処理手段17の出力をアナログ信号に変換せず、通信インターフェイス(通信I/F)20を介して、両端にターミネータ53,54が接続されたディジタルバス55に接続する構成である。
【0056】
このディジタルバス55にサポートツール30が接続された構成でも、図1に示す4mA〜20mAのアナログの伝送路である2線式伝送路L1、L2に出力する場合の通信と同様に機能する。
【0057】
サポートツール30としてパーソナルコンピュータ上で動く統合機器管理PRM(Plant Resource Manager)、具体的には、PRMはプラントの計装機器に関するソフトウエアであり、計装機器の管理と保全作業に対応した機能を持つものであるが、このPRMに伝送器と同等のファーム演算機能を搭載することでも同様に実行できる。
【0058】
この他に、従来のハンドヘルドターミナルに、伝送器と全く同じ演算機能を追加搭載するようにしても本発明のサポートツール30と同様の機能を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】対象伝送器に本発明のサポートツールを接続した一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す表示器の画面表示の一例を示す画面表示図である。
【図3】本発明の動作を説明するフローチャート図である。
【図4】本発明を適用した他の通信を示す構成図である。
【図5】従来のハンドヘルドターミナルのシステムを示す構成図である。
【図6】図5に示す対象伝送器の演算部の構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0060】
10 対象伝送器
11 圧力センサ
12 直流電源
13 負荷
14、34 A/Dコンバータ
15 演算部
15A 模擬演算部
17 演算処理手段
18 D/Aコンバータ
19 出力手段
20 通信I/F
21、21A 調整部
22、22A レンジ設定部
23、23A 開平/リニア選択部
24、24A 折れ線近似設定部
25、25A フイルタ設定部
26、26A 出力反転設定部
27 ハンドヘルドターミナル
30 サポートツール
31 インターフェイス部
32 各種演算格納部
33 演算処理手段
35 入力部
36 表示出力手段
37 表示部
38 入力切替手段
39 MPU
53、54 ターミネータ
55 ディジタルバス





【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理量を検出して電気信号に変換して受信側に伝送する対象伝送器とデジタル通信を行うサポートツールにおいて、各種伝送器の演算部を格納している各種演算格納部を具備し、前記各種演算格納部から前記対象伝送器の演算部を読み出すと共に、前記対象伝送器の種類とバージョン及び演算パラメータを前記デジタル通信により前記対象伝送器から受信して、前記対象伝送器の演算部と実質的に同等の模擬演算部を内部に生成することを特徴とするサポートツール。
【請求項2】
前記電気信号が入力されて前記模擬演算部により前記対象伝送器と同等の演算を実行してその結果をオンライン表示することを特徴とする請求項1に記載のサポートツール。
【請求項3】
模擬信号が入力されて前記模擬演算部により前記対象伝送器と同等の演算を実行してその結果をシミュレート表示することを特徴とする請求項1に記載のサポートツール。
【請求項4】
前記模擬演算部を複数の機能ブロックに分割構成し、各機能ブロック毎の演算結果を分割表示することを特徴とする請求項1叉は2叉は3に記載のサポートツール。
【請求項5】
前記模擬演算部のパラメータを変更して演算し、意図するパラメータを決定し、決定パラメータを前記デジタル通信により前記対象伝送器の演算部に設定することを特徴とする請求項1叉は2叉は3に記載のサポートツール。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−65721(P2007−65721A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−247325(P2005−247325)
【出願日】平成17年8月29日(2005.8.29)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】