説明

パン粉の製造方法

【課題】
吸油の少ない低カロリーのパン粉は、油で揚げると食感がクリスピーになりやすかった。
【解決手段】
パン粉の原材料、小麦粉を強力粉に変え、大豆粉(生大豆粉)、ショートニング、ブドウ糖、食塩、イースト、イーストフード、アスコルビン酸、食物繊維は水溶性食物繊維の難消化性デキストリンとし、小麦由来加工澱粉、PH調整剤、乳化剤を混合したことにより食感がソフトになった。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパン粉の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来吸油の少ないパン粉の製造方法としては、原材料小麦粉(準強力粉)、大豆粉、ショートニング、ブドウ糖、食塩、イースト、イーストフード、アスコルビン酸、食物繊維又はデキストリンを混合して造った。
油で揚げた時パン粉の食感がソフトにすると食物繊維を少なく吸油性の抑制効果が十分でなく、食物繊維を多くすると油揚げした時食感が硬くなる。
又多糖類を使用すると(油を除き)低カロリーでなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来吸油の少ないパン粉の製造方法としては、原材料小麦粉(準強力粉)、大豆粉、ショートニング、ブドウ糖、食塩、イースト、イーストフード、アスコルビン酸、食物繊維又はデキストリンを混合して造ったので、食感がクリスピーになるので食感だけ変え食感がソフトになるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明のソフトで吸油の少ないパン粉の原材料小麦粉を強力粉に変え、大豆粉(生大豆粉)、ショートニング、ブドウ糖、食塩、イースト、イーストフード、アスコルビン酸、食物繊維は難消化性デキストリンとし、小麦由来加工澱粉、PH調整剤を混合し生地として製造した。

【発明の効果】
【0005】
記載のパン粉は、小麦粉を準強力粉から強力粉に変更し、更に食物繊維の配合をやめ、デキストリンを増量した。また、pH調整剤、加工澱粉を添加し食感を良くした。
【0006】
本発明は食感がクリスピーだったのが、ソフトで吸油の少ないパン粉になった。
【実施例】
【0007】
小麦粉57.42、大豆粉0.57、ショートニング1.84、デキストリン4.59、イースト1.15、ブドウ糖1.15、食塩1.15、
PH調整剤0.26、乳化剤0.16、イーストフード0.06、小麦由来加工澱粉1.38、水30.78、の割合で配合した。

生パン粉の吸油率測定結果
【表1】


官能検査
【表2】

【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平8−204

【特許請求の範囲】
【請求項1】
強力粉、イースト、ショートニング、イーストフード、食塩、ぶどう糖、水、水溶性食物繊維の難消化性デキストリン、小麦粉由来加工澱粉、pH調整剤及び乳化剤を主成分とする原料からパン粉を製造する方法。