説明

フラップ扉付きキャビネット

【課題】収納部内の清掃作業をフラップ扉の開放角度の制限を気にせずに行うことができるフラップ扉付きキャビネットを提供すること。
【解決手段】フラップ扉5には、フラップ扉5を収納部7に対して開閉可能に枢支するヒンジ12と、フラップ扉5の開放角度を規制するステーアーム13と、が設けられ、収納部7には、ヒンジ12が取り付けられるヒンジプレート43と、ステーアーム13が取り付けられるステープレート16と、が設けられており、ヒンジ12とステーアーム13とは、それぞれヒンジプレート13とステープレート13とに着脱自在に嵌合結合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外方に向けて開口し、内部に物品が収納される収納部と、該収納部を開閉自在に閉塞するフラップ扉と、を備えるフラップ付きキャビネットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の流し台(フラップ扉付きキャビネット)としては、上部にシンクが設けられており、このシンクの前方に設けられた幕板の前方に包丁等を収納する収納ボックスを設ける空間(収納部)を形成し、この収納ボックスが設けられた空間を上扉(フラップ扉)によって開閉可能としている。このような流し台においては、収納ボックスは、下端部を幕板側から前後方向に回動自在に保持されており、上扉は、下端部を幕板側から延設された突条の端部に前後方向に回動可能に保持され、上扉の側板と幕板との間にはリンク(ステーアーム)が介設されて上扉を開閉可能とするとともに、上扉の開放角度を規制しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3070747号公報(第7頁、第6図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の流し台(フラップ扉付きキャビネット)にあっては、収納ボックスを設ける空間(収納部)は、埃の堆積や収納ボックス内からの水垂れ等によって黴が発生し易く、これら埃や黴等を清掃するためには、上扉(フラップ扉)の開放角度の制限や収納ボックスに阻まれて使用者が空間内を容易に清掃することができず、空間内が不衛生になり易いという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収納部内の清掃作業をフラップ扉の開放角度の制限を気にせずに行うことができるフラップ扉付きキャビネットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のフラップ扉付きキャビネットは、
外方に向けて開口し、内部に物品が収納される収納部と、該収納部を開閉自在に閉塞するフラップ扉と、を備えるフラップ扉付きキャビネットであって、
前記フラップ扉には、該フラップ扉を前記収納部に対して開閉可能に枢支するヒンジと、前記フラップ扉の開放角度を規制するステーアームと、が設けられ、
前記収納部には、前記ヒンジが取り付けられるヒンジプレートと、前記ステーアームが取り付けられるステープレートと、が設けられており、
前記ヒンジと前記ステーアームとは、それぞれ前記ヒンジプレートと前記ステープレートとに着脱自在に嵌合結合することを特徴としている。
この特徴によれば、ヒンジとヒンジプレート及びステーアームとステープレートとのそれぞれの嵌合結合を工具等を使用することなく解除させるだけで、容易にフラップ扉を収納部側から取り外すことができるので、使用者は、フラップ扉の開放角度が制限された状態で収納部内の清掃作業を行わずに済む。
【0007】
本発明の請求項2に記載のフラップ扉付きキャビネットは、請求項1に記載のフラップ扉付きキャビネットであって、
前記ステープレートには、前記収納部の幅方向に向かって軸杆が突設され、
該軸杆には、可撓性を有する回転体が回動自在に枢支されており、
該回転体には、径方向に拡縮するためのスリットが形成されているとともに、
前記ステーアームには、前記回転体に嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、回転体にはスリットが形成され、且つ可撓性を有しているので、回転体は軸杆に対して装着し易いばかりでなく、ステーアームの装着時には、回転体を撓ませながらステーアームを嵌合させることができるので、ステーアームの回転体への脱着を迅速かつ容易に行うことができる。
【0008】
本発明の請求項3に記載のフラップ扉付きキャビネットは、請求項2に記載のフラップ扉付きキャビネットであって、
前記回転体の外周縁には、前記ステープレート側に向かって前記回転体の縮径方向に傾斜をなす傾斜面と、該傾斜面よりも更に前記ステープレート側で、前記回転体に嵌合した前記ステーアームの反ステープレート側への移動を拘束する段部と、を備えた鉤状起立片が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ステーアームを収納部側に取り付ける際に、傾斜面によってステーアームの他端をガイドすることで嵌合孔が回転体に嵌合され易くすることができるとともに、嵌合孔が回転体に嵌合された後は、段部によりステーアームが回転体から外れてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施例におけるフラップ扉付きキャビネットを示す斜視図である。
【図2】フラップ扉を開放したときのステーアーム及びヒンジを示すキャビネットの一部拡大側断面図である。
【図3】図2におけるA−A端面図である。
【図4】ステースリーブを示す斜視図である。
【図5】(a)は、フラップ扉に取り付けられたヒンジを示す一部拡大側断面図であり、(b)は、ヒンジプレートに取り付けられたヒンジを示す一部拡大側断面図ある。
【図6】(a)は、ステースリーブとステーアームとを示す一部拡大平断面図であり、(b)は、図6(a)におけるB−B端面図である。
【図7】ステースリーブにステーアームが装着された状態を示す一部拡大平断面図である。
【図8】フラップ扉が取り外されたキャビネットを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るフラップ扉付きキャビネットを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。以下、図2及び図5の紙面左方向をキャビネットの正面側とし、図3、図6及び図7の紙面左右方向をキャビネットの幅方向として説明する。
【実施例】
【0011】
実施例に係るフラップ扉付きキャビネットにつき、図1から図8を参照して説明する。先ず図1の符号1は、本発明の適用されたキャビネットである。このキャビネット1は、例えば、家庭内のキッチン等に配置され、調理や食器洗い等に使用される。このキャビネット1の上部には、使用者が食器等を洗うのに使用するシンク部2が設けられており、シンク部2の隣にはキャビネット1上での調理等を行う作業スペース3が設けられている。
【0012】
また、シンク部2の下方に位置するキャビネット1の前面上部には、箸や食器等の物品を収納する際に開閉操作を行うフラップ扉5が設けられている。フラップ扉5の左方には、キャビネット1内部に形成された空間に前後移動自在に配設された、食器や食材等を収納する引出し5’が設けられ、更にフラップ扉5の下方には、同様に引出し6が設けられており、引出し6はキャビネット1の左右方向に連設されている。
【0013】
これらフラップ扉5と引出し6のうち、フラップ扉5の後方には、図2に示すように、物品を収納する本発明における収納部としての収納スペース7が形成されている。具体的には、キャビネット1の天板31の下方に形成された上板32と、引出し6の上方に形成された下板33と、の間に取り付けられた側断面視略コ字形状に形成されたケース体8が取り付けられている。このケース体8の左右は、キャビネット1の左右に配置された側板14によって挟まれており、これらケース体8と両側板14とに囲まれた空間が、収納スペース7としてキャビネットの正面側に開口するように形成されている。
【0014】
また、図2及び図5(a)に示すように、フラップ扉5の背面側の左右下端部にはヒンジ12が取り付けられており、ケース体8の下部の上面前端部には、ヒンジ12を収納スペース7に固定するためのヒンジプレート43が取り付けられている。これらヒンジ12は、前端部に設けられた左右方向を向く枢軸12aによってフラップ扉5を前後方向に揺動可能に枢支している。
【0015】
更に、ヒンジ12下部には、前後にヒンジプレート43に嵌合するための爪部12b,12cが設けられており、ヒンジプレート43には、これらヒンジ12の爪部12b,12cが嵌合するための嵌合凹部43b,43cが形成されている。
【0016】
このヒンジ12をヒンジプレート43に取り付けるには、図5(a)及び図5(b)に示すように、先ず、ヒンジ12の正面側を下方に向けて傾斜させた状態で、ヒンジ12の正面側に設けられた爪部12bをヒンジプレート43の嵌合凹部43bに背面側から挿通させる。爪部12bの嵌合凹部43bへの挿通が完了したら、爪部12bを中心としてヒンジ12の背面側を下板33側に向けて回動押圧させることで、爪部12cを嵌合凹部43cに嵌合係止させる。そして、爪部12cの嵌合凹部43cへの嵌合係止が完了すると同時に、両爪部12b,12cの嵌合凹部43b,43c内での移動範囲が規制され、爪部12b,12cの嵌合凹部43b,43c内での嵌合結合がなされる。
【0017】
このとき、フラップ扉5を前後方向に揺動可能に枢支しているヒンジ12がヒンジプレート43に嵌合結合されることで、図2に示すように、フラップ扉5は収納スペース7を前後方向に開閉自在に閉塞可能となる。尚、本実施例においては、フラップ扉5の背面側には、物品を収納する収納ポケット15が設けられている。この収納ポケット15は、フラップ扉5が閉塞することによって収納スペース7に配置されるようになっている。
【0018】
図2に示すように、ヒンジ12よりも上方位置であるフラップ扉5の背面側の左右端部には、フラップ扉5を開放する際に所要の開放角度を保持するためのステーアーム13が取り付けられている。これらステーアーム13は、フラップ扉5の背面に前後方向に回動可能に一端を枢支された第1アーム13aと、第1アーム13aの他端から左右方向を向く枢軸13bによって一端を前後方向に回動可能に枢支された第2アーム13cと、から構成されており、第2アーム13cの他端には、左右方向を向く側面視円形の嵌合孔13dが形成されている。加えて、第1アーム13aの一端はフラップ扉5の背面側で左右方向に揺動可能な揺動幅を有している。
【0019】
また、側板14の内側面前端部には、嵌合孔13dに嵌合することで第2アーム13cが取り付けられるステープレート16が設けられている。このため、ステーアーム13はフラップ扉5と側板14とに亘って取り付けられる。
【0020】
ステープレート16の内側面前部からは、図3に示すように、収納スペース7の幅方向に向かって軸杆16aが突設されている。この軸杆16aには、本発明における回転体としてのステースリーブ17が取り付けられている。このステースリーブ17は、図3及び図4に示すように、円柱状の基部17aと、基部17aよりも縮径された円柱状に形成され、基部17aの側面から突出する被嵌合突部17bと、から主に構成されている。この被嵌合突部17bの先端部周縁には面取り加工が施されている。
【0021】
これら基部17aと被嵌合突部17bの中心には、左右幅方向にステースリーブ17を貫通する貫通孔17cが形成されている。そして、ステースリーブ17は、この貫通孔17cに基部17a側から軸杆16aを挿通させることで、軸杆16aに対して回動自在に枢支されるようになっている。
【0022】
更に、ステースリーブ17は、ポリアセタール樹脂(POM)等の可撓性を有する樹脂材によって構成されている。加えて、被嵌合突部17bには径方向に拡縮するためのスリット17dが、貫通孔17cと連通して被嵌合突部17bの幅方向略全長に亘って形成されている。このため、ステースリーブ17は貫通孔17cに軸杆16aを挿通させる際には、貫通孔17cの径を押し拡げた状態で軸杆16aを挿通させるとともに、挿通後は縮径して軸杆16aに摩擦力により保持されるようになっている。
【0023】
このように構成された被嵌合突部17bに第2アーム13cの嵌合孔13dが嵌合することで、第2アーム13cは被嵌合突部17bに対して前後方向に回動可能に枢支され、ステーアーム13の側板14内側面への取り付けがなされる。
【0024】
具体的には、先ず、前述したように、ヒンジ12をヒンジプレート43に嵌合結合させて、フラップ扉5を前後方向に揺動可能とする。この状態から、図6(a)及び図6(b)に示すように、第2アーム13cを他端が収納スペース7の内側方に向けて揺動した状態として収納スペース7内に進入させ、被嵌合突部17bの側方に配置させる。次いで、図3及び図7に示すように、第2アーム13cを被嵌合突部17bの基部17a側に向けて押し込んで行き、嵌合孔13dを被嵌合突部17bに対して嵌合させる。このとき、被嵌合突部17bに面取り加工が施されていることにより、嵌合孔13dが被嵌合突部17bに嵌合し易くなっている。
【0025】
尚、図3及び図4に示すように、基部17aの外周縁には、被嵌合突部17bに嵌合孔13dを嵌合した第2アーム13cをステースリーブ17から外れてしまうことを防止するための一対の鉤状起立片17eが設けられている。
【0026】
これら鉤状起立片17eは、基部17aの外周縁から収納スペース7側に延設されており、先端部には、ステープレート16側に向かってステースリーブ17の縮径方向に傾斜をなす傾斜面17fが形成されている。また、鉤状起立片17eの傾斜面17fよりもステープレート16側には、鉤状起立片17eの内側面に段部17gが形成されている。
【0027】
このため、前述したように、ステーアーム13を側板14内側面に取り付けるとき、第2アーム13cを傾斜面17fに沿ってステープレート16側に向けて摺動させることで、鉤状起立片17eを押し開きながら嵌合孔13dを被嵌合突部17bに嵌合させている。そして、嵌合孔13dを被嵌合突部17bに嵌合させた後は、第2アーム13cの先端部をステープレート16側に押し込むことにより段部17gと係合して、第2アーム13cは反ステープレート16側への移動を拘束する。
【0028】
尚、フラップ扉5をキャビネット1から取り外す場合には、先ず、ステースリーブ17の鉤状起立片17eの先端を押し開き、被嵌合突部17bを撓ませながら第2アーム13cをフラップ扉5の左右方向の内側方に向けて揺動させ、ステーアーム13を側板14内側面から取り外す。
【0029】
次に、フラップ扉5の下端部を正面側から収納スペース7内に向けて押し込むことによって、ヒンジ12とヒンジプレート43との嵌合結合における後部の爪部12cと嵌合凹部43cとの嵌合を解除する。そして、ヒンジ12の後部側を持ち上げることによって爪部12bと嵌合凹部43bとの嵌合を解除し、ヒンジプレート43からヒンジ12を取り外す。
【0030】
以上の手順を経ることにより、図8に示すように、フラップ扉5をキャビネット1から取り外すことができるので、遮蔽物無く正面側に向かって開口した収納スペース7内の清掃作業を行うことができる。
【0031】
以上、本実施例におけるフラップ扉付きキャビネットにあっては、フラップ扉5には、フラップ扉5を収納スペース7に対して開閉可能に枢支するヒンジ12と、フラップ扉5の開放角度を規制するステーアーム13と、が設けられ、収納スペース7には、ヒンジ12が取り付けられるヒンジプレート43と、ステーアーム13が取り付けられるステープレート16と、が設けられており、ヒンジ12とステーアーム13とは、それぞれヒンジプレート43とステープレート16とに着脱自在に嵌合結合するので、ヒンジ12とヒンジプレート43及びステーアーム13とステープレート16とのそれぞれの嵌合結合を工具等を使用することなく解除させるだけで、容易にフラップ扉5を収納スペース7側から取り外すことができるので、使用者は、フラップ扉5の開放角度が制限された状態で収納スペース7内の清掃作業を行わずに済む。
【0032】
また、ステープレート16には、収納スペース7の幅方向に向かって軸杆16aが突設され、軸杆16aには、可撓性を有するステースリーブ17が回動自在に枢支されており、ステースリーブ17には、径方向に拡縮するためのスリット17dが形成されているとともに、ステーアーム13には、ステースリーブ17に嵌合する嵌合孔13dが形成されているので、ステースリーブ17は軸杆16aに対して装着し易いばかりでなく、ステーアーム13の装着時には、ステースリーブ17を撓ませながらステーアーム13を嵌合させることができるので、ステーアーム13のステースリーブ17への脱着を迅速かつ容易に行うことができる。
【0033】
また、ステースリーブ17の外周縁には、ステープレート16側に向かってステースリーブ17の縮径方向に傾斜をなす傾斜面17fと、傾斜面17fよりも更にステープレート16側で、ステースリーブ17に嵌合したステーアーム13の反ステープレート16側への移動を拘束する段部17gと、を備えた鉤状起立片17eが設けられているので、ステーアーム13を収納スペース7側に取り付ける際に、傾斜面17fによってステーアーム13の他端をガイドすることで嵌合孔13dがステースリーブ17に嵌合され易くすることができるとともに、嵌合孔13dがステースリーブ17に嵌合された後は、段部17gによりステーアーム13がステースリーブ17から外れてしまうことを防止することができる。
【0034】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0035】
例えば、前記実施例では、フラップ扉5を取り付けたキャビネット1を、家庭内のキッチンに設けられて調理や食器洗い等に使用されるものとして説明したが、キャビネット1はこれに限定されるものではなく、洗面所や脱衣場等に設けられた洗面台等であってもよい。
【0036】
また、前記実施例では、フラップ扉5の背面側の左右下端部にヒンジ12を取り付け、このヒンジ12の前端部に設けられた左右方向を向く枢軸12aによってフラップ扉5を前後方向に揺動可能に枢支したが、フラップ扉5の背面側の上下側端部にヒンジ12を取り付けることで、フラップ扉5を前後方向に揺動可能に枢支してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 キャビネット
5 フラップ扉
7 収納スペース(収納部)
12 ヒンジ
12a 枢軸
13 ステーアーム
13a 第1アーム
13b 枢軸
13c 第2アーム
13d 嵌合孔
16 ステープレート
16a 軸杆
17 ステースリーブ(回転体)
17d スリット
17e 鉤状起立片
17f 傾斜面
43 ヒンジプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外方に向けて開口し、内部に物品が収納される収納部と、該収納部を開閉自在に閉塞するフラップ扉と、を備えるフラップ扉付きキャビネットであって、
前記フラップ扉には、該フラップ扉を前記収納部に対して開閉可能に枢支するヒンジと、前記フラップ扉の開放角度を規制するステーアームと、が設けられ、
前記収納部には、前記ヒンジが取り付けられるヒンジプレートと、前記ステーアームが取り付けられるステープレートと、が設けられており、
前記ヒンジと前記ステーアームとは、それぞれ前記ヒンジプレートと前記ステープレートとに着脱自在に嵌合結合することを特徴とするフラップ扉付きキャビネット。
【請求項2】
前記ステープレートには、前記収納部の幅方向に向かって軸杆が突設され、
該軸杆には、可撓性を有する回転体が回動自在に枢支されており、
該回転体には、径方向に拡縮するためのスリットが形成されているとともに、
前記ステーアームには、前記回転体に嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフラップ扉付きキャビネット。
【請求項3】
前記回転体の外周縁には、前記ステープレート側に向かって前記回転体の縮径方向に傾斜をなす傾斜面と、該傾斜面よりも更に前記ステープレート側で、前記回転体に嵌合した前記ステーアームの反ステープレート側への移動を拘束する段部と、を備えた鉤状起立が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のフラップ扉付きキャビネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−168807(P2010−168807A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−12425(P2009−12425)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(000002222)サンウエーブ工業株式会社 (196)
【Fターム(参考)】