説明

ポット苗用移植機のロータリー式植付装置

【課題】 ポット苗を植付深さや植付姿勢を乱すことなく植付溝内に植え付けることのできるロータリ−式植付装置を得る。
【解決手段】 植付爪7の前方に圃場の表面下にもぐり込んで圃場に植付溝を形成する溝切り部材14が配置されている。溝切り部材14は左右の溝切り板28,29からなり、前方側がくさび状に形成され、その後背部14aには、ポット苗Pが略水平状態から略直立状態になるまでの範囲にわたり、所定幅の隙間30(ガイド空間)が形成されている。植付爪7の先端部が隙間30内を下降し、ポット苗Pの根鉢Paが隙間30内を溝切り板28,29に沿って下降し、略直立状態になって溝切り部材14の後端から抜け出し、植付溝内に入り込む。ドラム6の周囲に配置した鎮圧輪が、植付溝内に入り込んだ直後のポット苗について、即座に鎮圧作用を与えてその直立姿勢を安定させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポット苗箱で育成した野菜苗等のポット苗を圃場に移植するポット苗用移植機に使用されるロータリー式植付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に示すように、畑地での野菜苗等の移植において、ロータリー式植付装置を備えたポット苗用移植機が知られている。ロータリー式植付装置は、機体の進行方向に対し左右方向に水平張架された無端状搬送ベルトと、該搬送ベルトの端縁から送り出されるポット苗を圃場に植え付ける植付部を備え、該植付部は、回転するドラムに取り付けられ該ドラムの回転に伴いその周囲を旋回する植付爪を備え、該植付爪が搬送ベルトの端縁から送り出されたポット苗を略水平状態で受け取り、下方に回転して圃場に形成された植付溝内に植え込む。
前記ドラムの前方側には、植付爪の弧状の軌跡に沿って一対のガイド板が設置され、植付爪の先端部(ポット苗の根鉢に押し当てる部分)は前記ガイド板の間を通って下降回転し、ポット苗の根鉢は前記植付爪に押されて前記ガイド板の間を滑りながら下降し、略水平状態から地表直前までガイドされる。地表直前でガイド板から抜け出たポット苗の根鉢は、さらに植付爪により押されて前記植付溝内に押し込まれる。
【0003】
【特許文献1】特開2002−17118号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記ロータリー式植付装置において、ガイド板から抜け出たポット苗の根鉢は、さらに植付爪により押されて下降回転することにより、前記植付溝内に押し込まれ、その過程で傾斜した状態から略直立状態とされる。しかし、ポット苗の根鉢が植付溝内に押し込まれるとき、根鉢は何物にもガイドされていないため、土の抵抗を受けて根鉢の軌跡に乱れが生じ、その結果、植付深さがばらついたり、植付姿勢が乱れる(直立状態にならず傾いて植わる)という問題が生じていた。
本発明は、従来のロータリ−式植付装置の上記問題点に鑑みてなされたもので、ポット苗を植付深さや植付姿勢を乱すことなく植付溝内に植え付けることのできるロータリ−式植付装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、回転するドラムに取り付けられた植付爪が前記ドラムの回転に伴って旋回し、供給されたポット苗を略水平状態で受け取り、下方位置で略直立状態にして圃場に植え込むロータリー式植付装置において、前記植付爪の前方に圃場の表面下にもぐり込んで圃場に植付溝を形成する溝切り部材が配置され、該溝切り部材は前方側がくさび状に形成され、その後背部には、前記ポット苗が略水平状態から略直立状態になるまでの範囲にわたり、左右の溝切り板の間に所定幅のガイド空間が形成され、前記植付爪の先端部が前記ガイド空間内を下降し、前記ポット苗の根鉢が前記ガイド空間内を左右の溝切り板に沿って下降し、略直立状態になって前記ガイド空間から抜け出し前記植付溝内に入り込むことを特徴とする。
上記ロータリー式植付装置において、前記植付爪の側方近傍に鎮圧輪が配置され、前記鎮圧輪は前記ドラムを取り囲むようにその周囲に間隔を置いて配置されていることが望ましく、さらに、前記鎮圧輪の後方位置に、圃場に接して従動回転自在な仕上げ鎮圧輪が一対配置されていることが望ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ポット苗用移植機のロータリー式植付装置において、ポット苗が略直立状態になるまで根鉢がガイド空間内をガイドされて下降し、ガイド空間を抜け出すときすでにポット苗は略直立状態で所定の最下端位置近傍に位置し、そのまま直ちに植付溝内に入り込むため、ポット苗を植付深さや植付姿勢を乱すことなく植付溝内に植え付けることができる。
また、前記植付爪の側方近傍に鎮圧輪を配置した場合、溝切り部材の直後位置を鎮圧することができ、根鉢がガイド空間から抜け出して植付溝内に入り込んだ直後のポット苗について、即座に鎮圧作用を与えてその直立姿勢を安定させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図1〜図6を参照して、本発明に係るロータリー式植付装置(以下、植付装置)について説明する。
図1,2に示す植付装置1は、前記特許文献1に記載されたものと同様に、走行機体(図示せず)に装着されるもので、ここでは2条分のみを示している。
植付装置1において、苗載台2に挿入されたポット苗箱(図示せず)は下方に1ピッチずつ送り込まれ、下方で反転して取出し台3から排出される。その過程で、ポット苗箱内のポット苗は突き出しピンにより1列ずつ碁盤目状に配置されたポット苗室から押し出され、押し出されたポット苗列は苗受け台に保持される。続いて苗受け台が180度反転した後、ポット苗列が苗受け台から押し出され、水平に置かれた一対の無端状搬送ベルト4上に落下する。このようなポット苗の供給機構自体は、例えば特公昭57−18763号公報等により周知である。
【0008】
搬送ベルト4上に落下したポット苗は、互いに反対方向に搬送され、搬送ベルト4の端縁から順次送り出される。搬送ベルト4の端縁近傍にはそれぞれ植付部5が配置されている。植付部5は、ドラム6と、該ドラム6に取り付けられ該ドラム6の回転に伴って旋回する植付爪7と、ドラム6に回転の駆動力を伝達するチェーンを内蔵したチェーンケース8等からなり、植付爪7が搬送ベルト4から送り出されたポット苗を略水平状態で受け取り、下方位置に送り略直立状態にして圃場に植え込むようになっている。
植付爪7の側方近傍には、搬送ベルト4とは反対側に鎮圧輪9がドラム6を取り囲むように配置され、ベルト4の側に小径の鎮圧輪11が配置されている。また、鎮圧輪8,9の後方位置に、一対の仕上げ鎮圧輪12,12が配置されている。
なお、図1,2において、13は走行機体からの駆動力を植付装置1の搬送ベルト4やドラム6、あるいは図示しない前記突き出しピンや苗受け台等の可動部に伝達するための伝達機構部、14は溝切り部材を示す。
【0009】
図3を参照すると、植付部5は、チェーンケース8内に配置され図示しないチェーンにより回転するスプロケット15、スプロケット15が固定された駆動軸16、駆動軸16の回転に伴い回転する前記ドラム6(ドラム蓋6a,ドラム底6b)、一端が駆動軸16に固定され他端がドラム6に固定され、駆動軸16の回転をドラム6に伝達する駆動板18、ドラム蓋6aの周縁に取付軸19を介して取り付けられ、該取付軸19を中心として往復回動自在とされた前記植付爪7、及びドラム6の内部に収容され、植付爪7に前記往復回動を与えるカム機構等を備える。このカム機構は、ドラム6の内部に固定された溝カム21,取付軸19の端部に固定された回動レバー22,回動レバー22の一端に固定されたローラ軸23,及びローラ軸23に回転自在に取り付けられたカムローラ24からなり、カムローラ24は前記溝カム21のカム溝21a内を走行自在である。なお、溝カム21は偏心位置において支持筒25に固定され、この支持筒25は、駆動軸16の周囲を囲みチェーンケース8に固定された筒状の支持部材26の先端部外周(軸方向に沿った多数のキー溝が形成されている)にはまり込み、回転しないように固定されている。なお、27はドラム6を前記支持部材26に対し回転自在に支持するための軸受である。
【0010】
ドラム6の周縁に4つ設置された植付爪7の取付軸19は、ドラム6の中心である駆動軸16から等距離にあり、かつ回動レバー22の形状及びカムローラ24の取付位置は各植付爪7について同じであるが、カムローラ24が走行するカム溝21aが駆動軸16に対して偏心しかつ異形であるため、駆動軸16(及びドラム6)が回転して植付爪7が該駆動軸16の周囲を回転するのに伴い、植付爪7は取付軸19を中心として回動(自転)し、植付爪7の長さ方向の向きと駆動軸16の位置関係が変化する。すなわち、図4及び図5に示すように、植付爪7が略最下端位置から回転上昇するとき、該植付爪7はその回転方向とは逆向きに回動し、これにより略直立姿勢を保って上昇する。その後、植付爪7が上端位置に向かい、続いて回転下降するとき、その回転方向と同方向に回動する。逆にいえば、植付爪7がそのタイミングで往復回動をするようにカム溝21aの偏心位置及び平面形状が設定されている。
植付爪7は回転下降中、略水平位置にきたとき、搬送ベルト4の端縁から落下するポット苗Pを受け取り(図3,5参照)、さらに回転下降してその先端部でポット苗Pの根鉢部Paを圃場の地中に略直立姿勢で埋め込み、続いて植付爪7が回転上昇して植え付けが完了する。そして、植付爪7が略最下端位置から回転上昇するとき、略直立姿勢を保って上昇することから、植付爪7は略最下端位置において圃場に植え付けたポット苗Pを後方に掻き上げることなく、上方に抜け出ることができる。
なお、図4,5に植付爪7の先端部の回転軌跡Tを仮想線で示している。
【0011】
植付部5の前方側に、ポット苗Pが植え込まれる植付溝を圃場に形成するための溝切り部材14が配置されている。溝切り部材14は、図3〜図6に示すように、所定間隔で配置された一対の溝切り板28,29からなり、前方に突出し後ろ下がりに傾斜した前端部がくさび状に形成されて閉じている。溝切り部材14の上端は搬送ベルト4の側方位置の高さに達し、下端は回転軌跡Tの最下端位置より下方に位置し、後端は植付爪7の最下端位置の近傍に達し、後背部(植付爪の回転軌跡Tに沿う部分)14a側の端縁は植付爪7の回転軌跡Tとほぼ同心の略円弧状に形成されている。
溝切り部材14の上端〜後背部端縁には、外側に広がるフランジ28a,29aが形成され、搬送ベルト4側の溝切り板28の上端には、フランジ28aに搬送ベルト4の表面に形成された突起4aが干渉せずに通過し得る切り欠き28bが複数個形成されている。
【0012】
溝切り部材14において、一対の溝切り板28,29は前端部がくさび状に閉じ、それ以外の部分は一定の間隔で対向配置され(図6参照)、その間隔は、植付爪7が余裕をもって通過し、ポット苗Pの根鉢部Paが植付爪7に押されて溝切り板28,29の内面をこすりながら通過し得る間隔に設定されている。
植付爪7の先端部(ポット苗Pの根鉢部Paに押し当てる部分)は、略水平状態から回転下降して最下端位置に到達する直前で略直立状態になるまでの間、溝切り部材14の隙間(溝切り板28,29の隙間)内を通過する。同じくポット苗Pの根鉢Paは、略水平状態から回転下降して最下端位置に到達する直前で略直立状態になるまでの間、溝切り部材14の隙間内30を通過する。このように、溝切り部材14は、ポット苗Pの根鉢Paのガイド部材としての役割を兼ねている。なお、植付爪7の先端部及びポット苗Pの根鉢Paが通過する溝切り板28,29の隙間30が本発明でいうガイド空間に相当する。
【0013】
溝切り部材14が上記構造を有するので、搬送ベルト4の端縁から略水平状態で落下したポット苗Pは、植付爪7に押されて根鉢Paが溝切り板(ガイド板)28,29の上端からその隙間(ガイド空間)に入って回転下降し、ほぼ直立状態になるまで下降したとき溝切り部材14の後端から抜け出し、該溝切り部材14によって圃場に形成された植付溝にそのまま直ちに入り込み、続いて植付爪7が上昇するとともに根鉢Paは植付溝内に置き残される。
【0014】
鎮圧輪9は、植付溝側が小径となるような傾斜した筒状のリム部31と、複数本のアーム32を介してリム部31を支持するディスク33からなり、ディスク33が、支持部材26の周囲に間隔を置いて設置された環状部材34に対し、軸受35を介して回転自在に支持されている。環状部材34は調整板36に固定され、一方、チェーンケース8にブラケット37,38が固定され、調整板36の両端がブラケット37,38にそれぞれボルト41,42により取り付けられている。
鎮圧輪9は、鎮圧輪11及び仕上げ鎮圧輪12とともに植付装置1の重量を支え、植付時には植付装置1の走行に伴い地表との摩擦で従動回転し、植付溝の近傍を鎮圧(植付溝に向けて押圧力が加わる)することにより、植付溝を押し崩して該植付溝内にポット苗Pの根鉢Paを挟み込ませる。この鎮圧輪9の前後方向の中心位置は、溝切り部材14の後端の直後位置付近に位置し、溝切り部材14から抜け出した直後の略直立状態のポット苗Pについて、即座に鎮圧作用を与えてその直立姿勢を安定させることができる。
【0015】
ブラケット37には前後に2つのボルト穴43,44、ブラケット38には前後に2つの円弧状のボルト長穴45,46が形成され(ボルト穴43,44間の距離と、ボルト長穴45,46間の距離は同じ)、一方、調整板36の前後の端部には1つずつボルト穴が形成されている。この構成より、鎮圧輪9の上下方向の位置調整と、前後方向の位置調整が、一定の範囲内で可能となる。
図5では、実線で示す鎮圧輪9が、ポット苗Pの根鉢Paがちょうど地表Gから隠れる程度の深さに植わるように調整されている。仮に圃場の条件が同じとして、鎮圧輪9の位置を仮想線で示す位置に上げたとすると、地表Gが仮想線で示す位置になったと同じことになり、溝切り部材14が下がって植付溝が深く形成され、植付部5も下がり深植えが行われる。また、鎮圧輪9の前後方向の位置調整は、圃場の条件等により最適な鎮圧位置が得られるように必要に応じて行われる。
【0016】
小径の鎮圧輪11は、図3に示すように、搬送ベルト4の下方に設置され、植付溝側が小径となるように傾斜した筒状のリム部47と、ボス部48と、両者を連結する複数本のアーム49からなる。ボス部48は回転軸51に固定され、該回転軸51は前記供給機構(搬送ベルト4等)のフレームに固定されたブラケット52に回転自在に支持されている。回転軸51の他端にはギア53が固定され、ギア53には図示しない機構により伝達機構部13から動力が供給され、植付時、リム47の周速度が植付装置1の走行速度に一致するように、鎮圧輪11が回転する。
鎮圧輪11は、前後方向の中心位置が溝切り部材14の後端の直後位置付近に位置するように設定され、最下端位置が鎮圧輪9の最下端位置にほぼ一致するように設定され、鎮圧輪9とは反対側から、補助的な鎮圧作用を植付溝に与えるようになっている。
【0017】
仕上げ鎮圧輪12,12は、前方側の間隔が狭くなるように対称配置された一対が1組となって植付溝の左右に配置され、それぞれ植付溝側が小径となるように傾斜したリム部を有し、植付装置1の走行に伴って地表を従動回転する。これにより植付溝の近傍を左右から鎮圧(植付溝に向けて押圧力が加わる)し、植付溝を押し崩して植付溝の植付爪7が抜けた穴を埋め、かつ該植付溝内にポット苗Pの根鉢Paをより確実に挟み込ませる。なお、先に説明した鎮圧輪9,11は近接した他の部材の制約を受けてその径を十分大きくすることができず、鎮圧作用には限界がある。植付溝内にポット苗Pの根鉢Paを確実に埋め込んで、ポット苗Pの倒伏や傾斜を防止し、かつ根鉢Paの乾燥を防止するため、植付溝の両側から仕上げ鎮圧輪12,12による鎮圧を行うことが望ましい。
【0018】
図2に示すように、各組の仕上げ鎮圧輪12,12はフレーム54により回転自在に支持され、フレーム54は植付装置1の図示しないフレームに軸支されている。またフレーム54はフレーム55に支持され、フレーム55はレバー56に連結され、レバー56に形成された長穴57に植付装置1のフレームに固定されたねじ軸58が嵌入し、図示しないナットにより固定される。ねじ軸58を長穴57のどの位置に固定するかにより、仕上げ鎮圧輪12,12の上下方向の位置(高さ)を調整することができる。これにより、鎮圧輪9の高さ調整に合わせて、仕上げ鎮圧輪12,12の高さを調整することができる。なお、鎮圧輪9の高さ調整と連動して仕上げ鎮圧輪12,12の高さが調整されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係るロータリー式植付装置の要部の構造を説明する一部断面平面概略図である。
【図2】その側面概略図である。
【図3】その植付部近傍の断面図(図1のA−A矢視)である。
【図4】その植付部近傍の側面図(図1のB−B矢視)である。
【図5】その植付部近傍の側面図(図1のC−C矢視)である。
【図6】溝切り部材の平面図である。
【符号の説明】
【0020】
1 ロータリー式植付装置
5 植付部
6 ドラム
7 植付爪
9,11,12 鎮圧輪
14 溝切り部材
14a 溝切り部材の後背部
34 環状部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転するドラムに取り付けられた植付爪が前記ドラムの回転に伴って旋回し、供給されたポット苗を略水平状態で受け取り、下方位置で略直立状態にして圃場に植え込むロータリー式植付装置において、前記植付爪の前方に圃場の表面下にもぐり込んで圃場に植付溝を形成する溝切り部材が配置され、該溝切り部材は前方側がくさび状に形成され、その後背部には、前記ポット苗が略水平状態から略直立状態になるまでの範囲にわたり、両溝切り板の間に所定幅のガイド空間が形成され、前記植付爪の先端部が前記ガイド空間内を下降し、前記ポット苗の根鉢が前記ガイド空間内を左右の溝切り板に沿って下降し、略直立状態になって前記ガイド空間から抜け出し前記植付溝内に入り込むことを特徴とするポット苗用移植機のロータリー式植付装置。
【請求項2】
前記植付爪の側方近傍に鎮圧輪が配置され、前記鎮圧輪は前記ドラムを取り囲むようにその周囲に間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載されたポット苗用移植機のロータリー式植付装置。
【請求項3】
前記鎮圧輪の後方位置に、圃場に接して従動回転自在な仕上げ鎮圧輪が一対配置されていることを特徴とする請求項2に記載されたポット苗用移植機のロータリー式植付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−166826(P2006−166826A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−365319(P2004−365319)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【出願人】(000100469)みのる産業株式会社 (158)
【Fターム(参考)】