説明

充填材

【課題】長距離圧送性や、高温度環境下でのフレッシュ特性、充填性およびセルフレベリング性を備えた充填材を提案する。
【解決手段】初期スランプフローが700mmから800mmの範囲内となるように設定されて、40℃から60℃の高温度環境下において使用される充填材20であって、セメント、フライアッシュ、膨張材および石灰石微粉末とからなる粉体と、前記粉体に対する重量比率が0.70%から0.75%の範囲内で添加される標準形高性能AE減水剤と、前記粉体に対する重量比率が0.20%以上となるように添加される超遅延性減水剤と、細骨材と、水と、を混合して得られる充填材20。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温度条件下において使用される充填材に関する。
【背景技術】
【0002】
鋼コンクリート合成構造からなる沈埋トンネルの沈埋函の製作、鋼コンクリート合成構造の橋梁床版の製作、橋脚等の施工や放射性廃棄物処分施設の施工では、練り上がったセメント系材料からなる充填材を、長距離圧送する場合がある。
【0003】
従来、このような長距離圧送に対応可能な充填材として、高流動性を長時間保持し、高い充填性を確保することが可能な充填材が多数開発されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−169974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、屋外の製作ヤードや施工現場において鋼コンクリート合成構造の構造物を製作する場合は、太陽光により鋼材が高温に熱せられている場合がある。また、火山、温泉等の付近での基礎構造の施工や、発熱性の廃棄体を一部含むことが考えられる放射性廃棄物処分施設における充填材の充填も、高温度環境下における施工となる。
【0006】
そのため、充填材に対して、高温度環境下においての施工性、充填性およびセルフレベリング性を備えていることが要求される場合がある。
【0007】
そのため、本発明は、長距離圧送性や、高温度環境下でのフレッシュ特性、充填性およびセルフレベリング性を備えた充填材を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明は、初期スランプフローが700mmから800mmの範囲内となるように設定されて、40℃から60℃の高温度環境下において使用される充填材であって、セメントと、フライアッシュと、膨張材と、石灰石微粉末と、細骨材と、水と、標準形高性能AE減水剤と、超遅延性減水剤と、を混合して得られることを特徴としている。
【0009】
前記充填材において、前記セメント、前記フライアッシュ、前記膨張材及び前記石灰石微粉末からなる粉体に対する前記標準形高性能AE減水剤の重量比率が0.70%から0.75%の範囲内とし、前記粉体に対する前記超遅延性減水剤の重量比率を0.20%以上となるように配合するのが望ましい。
【0010】
かかる充填材によれば、標準形高性能AE減水剤が混入されているため、練り上がり時の初期スランプフローが、700mmから800mmの範囲内を満足することができる。また、減水剤超遅延剤が混入されていることで、練り上がり後60分以降においても、スランプフローの低下が抑制される。さらに、当該充填材は、高温度環境下においても、施工性、充填性およびセルフレベリング性を備えている。
【0011】
このような充填材には、例えば、セメントとして低熱ポルトランドセメント、フライアッシュとしてフライアッシュII種、細骨材として石灰砕砂を使用すればよい。
【0012】
前記充填材に用いられる前記標準形高性能AE減水剤として、ポリカルボン酸エーテル系化合物と配向ポリマーの複合体を主成分とした混和剤を使用し、前記超遅延性減水剤として、変性リグニンスルホン酸化合物とオキシカルボン酸化合物の複合体を主成分とした混和剤を使用するとよい。
【0013】
前記充填材において、前記セメント、前記フライアッシュおよび前記膨張材からなる結合材に対する水の重量比率が40%から50%の範囲内にあって、かつ、前記粉体に対する前記水の重量比率が24.9%から31.3%の範囲内であってもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、長距離圧送性や、高温度環境下でのフレッシュ特性、充填性およびセルフレベリング性を備えた充填材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る沈埋函を模式的に示す斜視図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明に係る充填材について行った実証実験結果を示すグラフである。
【図3】(a)および(b)は、第一の比較実験結果を示すグラフである。
【図4】(a)および(b)は、第二の比較実験結果を示すグラフである。
【図5】第三の比較実験結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。
本実施形態では、図1に示すように、鋼コンクリート合成構造からなる沈埋函1の構築に本発明に係る充填材を使用する場合について説明する。
【0017】
沈埋函1は、各種鋼材を組み合わせることにより形成された鋼製枠10と、鋼製枠10の各鋼材により形成された隙間に充填された充填材20と、により構成されている。
【0018】
沈埋函1は、屋外の製作ヤードにおいて製作するものとし、鋼製枠10を組み立てた後、充填材20を充填することにより形成する。
【0019】
鋼製枠10は、鋼板を組み合わせて沈埋函1の軸方向に所定の間隔をあけて並設された複数の主桁11,11,…と、隣り合う主桁11,11間において沈埋函1の軸に沿って配置された鋼板からなる複数の縦リブ12,12,…と、を備えて構成されている。鋼製枠10の外面は角筒状に形成されたスキンプレートからなる外殻13により覆われており、鋼製枠10の内面はスキンプレートからなる内殻14により覆われている。
【0020】
なお、鋼製枠10の構成は限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。また、主桁11および縦リブ12を構成する鋼材や配置ピッチ等は限定されるものではない。
【0021】
鋼製枠10の主桁11と縦リブ12とにより形成された各格子10a内には鉄筋15が配筋されている。
なお、沈埋函1の形状は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
【0022】
充填材20は、外殻13と内殻14との隙間であって、主桁11と縦リブ12により形成された空間(格子10a)内に充填される高流動コンクリートである。
【0023】
充填材20には、練り上がりから打設が完了するまでの間、スランプフローが700mmから800mmの範囲内を維持できるように配合されたものを使用する。
【0024】
充填材20は、鉄筋が配筋された格子内であって、スキンプレートにより挟まれた狭隘部に充填されるため、自己充填性やセルフレベリング性が要求される。
また、沈埋函1は、屋外において製作されるため、太陽光により高温に熱せられた鋼製枠10の隙間に充填される充填材20は、高温度環境下においても充填性を維持できる性質である必要がある。
さらに、充填材20は、生成してから製作ヤードまでの運搬にともなう長距離圧送や、大規模な構造物への打設による長時間施工に対して分離しない性質が求められている。
【0025】
このような性質を備えた充填材20として、本実施形態では、セメントと、フライアッシュと、膨張材と、石灰石微粉末と、細骨材と、水と、標準形高性能AE減水剤と、超遅延性減水剤と、を混合することで生成したものを使用する。
【0026】
セメントには、低熱ポルトランドセメントを使用する。なお、充填材20に使用されるセメントは限定されるものではないが、例えば、密度が3.22g/cmで比表面積が3630cm/gのものを使用する。
【0027】
フライアッシュには、フライアッシュII種を使用する。本実施形態では、フライアッシュとして密度が2.19g/cmで比表面積が3810cm/gのものを使用するが、充填材20に使用するフライアッシュは前記のものに限定されない。
【0028】
膨張材には、例えば密度が3.05g/cmのものを使用すればよい。
【0029】
石灰石微粉末には、例えば密度が2.7g/cmで比表面積が5390cm/gのものを使用する。
【0030】
細骨材には、石灰砕砂を使用する。密度が2.66g/cmで粗粒率(FM)が2.76のものを使用する。なお、細骨材の種類は前記のものに限定されない。
【0031】
標準形高性能AE減水剤(高性能AE減水剤(標準形))は、ポリカルボン酸エーテル系化合物と配向ポリマーの複合体を主成分とした混和剤であって、粉体(セメント、フライアッシュ、膨張材および石灰石微粉末)に対する重量比率が0.70%から0.75%の範囲内で添加されている。
【0032】
超遅延性減水剤(減水剤超遅延性)は、変性リグニンスルホン酸化合物とオキシカルボン酸化合物の複合体を主成分とした混和剤であって、粉体(セメント、フライアッシュ、膨張材および石灰石微粉末)に対する重量比率が0.20%以上となるように添加されている。
【0033】
水は、結合材(セメント、フライアッシュおよび膨張材)に対して重量比率が45%程度であって、かつ、粉体(セメント、フライアッシュ、膨張材および石灰石微粉末)に対する重量比率が28.1%程度となるように添加されている。なお、結合材に対する水の重量比率および粉体に対する水の重量比率は前記のものに限定されるものではないが、それぞれ40%から50%の範囲内および24.9%から31.3%の範囲内に設定するのが望ましい。
【0034】
充填材20は、標準形高性能AE減水剤を、粉体に対して重量比率で0.70%〜0.75%の範囲内で添加していることで、練り上がり時のスランプフロー(初期スランプフロー)が700mmから800mmの範囲内となるように生成される。
【0035】
また、充填材20は、超遅延性減水剤を粉体に対して重量比率で0.20%以上添加していることで、スランプフローが低下することを遅延させている。これにより、練り上がりから運搬に要する時間(約60分)および打設開始から打設完了に要する時間(約60分)の間(計約120分)、所望のスランプフロー管理値(700mm〜800mmの範囲内)を維持することを可能としている。
【0036】
超遅延性減水剤の添加量は、練り上がりから打設完了までに必要な時間等を勘案して決定すればよいが、超遅延性減水剤を多量に添加すると、スランプフローの低下を長時間遅延させることが可能であるものの、凝結時間が長くなりすぎると材料分離が発生するおそれがある。また、添加量を増やすと材料費がかさむおそれもある。これらを勘案すると、減水剤の添加量は、0.30%以下にすることが望ましい。
従って、超遅延性減水剤の添加量は、0.20%〜0.30%の範囲内で設定するのが望ましい。
【0037】
充填材20は、太陽光等により鋼製枠10が高温になることで高温度環境下への充填に対しても、スランプフローが低下することが抑制されているため、自己充填性、セルフレベリング性に優れている。
【0038】
また、充填材20は、前記配合により生成されているため、流動性に優れており、練り上がり後の運搬や、製作ヤード内での打設箇所まで長距離圧送を行っても分離することがない。また、狭隘部への充填も可能である。
【0039】
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0040】
例えば、セメント、フライアッシュ、膨張材、石灰石微粉末、細骨材等に使用する材料は、適宜選定して採用すればよい。また、各材料の密度や比表面積等は前記実施形態で示したものに限定されるものではない。
【0041】
また、前記実施形態では沈埋トンネルの鋼コンクリート合成構造空なる沈埋函1の製作時に、直射日光により高温度となる鋼製枠の狭隘部分に打設するコンクリートについて本発明の充填材を使用する場合について説明したが、充填材の用途は前記実施形態の場合に限定されるものではなく、あらゆる長距離圧送を伴う高温度環境下での充填に使用可能である。例えば、鋼コンクリート合成構造の橋梁床版のように、太陽光により高温となった鋼床版上の狭隘個所へのコンクリート打設や、火山地帯や温泉地帯の近傍の高温度環境下における橋脚基礎等の地下構造物のコンクリート打設や、放射性廃棄物処分施設における廃棄体同士の隙間への充填材の充填等においても、本発明に係る充填材を使用してもよい。
【実施例】
【0042】
以下、本実施形態に係る充填材の性質について実証実験を行った結果を説明する。
本実証実験では、環境温度を40℃、60℃の2水準として、スランプフロー試験(JIS A 1150−2001)を行った。試験には、通常のコンクリート用スランプフローコーンを使用した。
【0043】
試験は、施工時の練り上がりから運搬を経て打設開始までにおよそ60分かかることを考慮して、練りあがりから60分間は環境温度を20℃により試験を行い、60分経過後は湯せんにより所定の環境温度下(40℃または60℃)として試験を行った。
【0044】
超遅延性減水剤の添加量を0.30%で一定とし、標準形高性能AE減水剤の添加量を0.70%と0.75%にした場合について、それぞれ環境温度40℃と60℃として、スランプフローの経時変化を測定した。また、比較例として、超遅延性減水剤を添加しない場合についても環境温度60℃で試験を実施した(試料1−6)。試験において使用した各試料の粉体に対する標準形高性能AE減水剤または超遅延性減水剤の重量比率は表1に示す。
測定結果を図2(a)に示す。
【0045】
【表1】

【0046】
図2(a)に示すように、標準形高性能AE減水剤と超遅延性減水剤を組み合わせて使用すれば、練り上がり後60〜120分の間も所望のスランプ値の範囲内(700mm〜800mm)に収まることが実証された。
一方、試料1−5に示すように、超遅延性減水剤を添加しない場合は、60分を経過すると、スランプ値が急激に低下し、120分の段階では測定不能となった。したがって、超遅延性減水剤を添加することで、高温度環境下において長時間、充填材の流動性および充填性を確保することが可能となることが実証された。
【0047】
次に、標準形高性能AE減水剤の添加量を0.75%で一定とし、超遅延性減水剤の添加量を0.20%、0.25%、0.30%に変化させた場合について、それぞれ環境温度40℃と60℃で試験を行った。試験において使用した各試料の粉体に対する標準形高性能AE減水剤または超遅延性減水剤の重量比率は表2に示す。通りである
環境温度40℃で行った結果を図2(b)に、環境温度60℃で行った結果を図2(c)にそれぞれ示す。
【0048】
【表2】

【0049】
図2(b)および(c)に示すように、練り上がりから120分経過をしても、全ての試料がスランプ値が700mm〜800mmの範囲内に収まることが実証された。したがって、超遅延性減水剤を0.20%以上添加することで、充填材が打設完了まで所望のスランプ値を確保することが可能であることが実証された。
【0050】
図3(a)および(b)に、比較例として、混和剤として、1種類のみを使用した従来の高流動モルタルについて、第一の比較実験を行った結果を示す。表3に、第一の比較実験において使用した試料の混和材の粉体に対する重量比と試験時の環境温度を示す。
【0051】
【表3】

【0052】
図3(a)に示すように、混和剤として、ポリカルボン酸エーテル系化合物と配向ポリマーの複合体からなる高性能AE減水剤のみを使用した場合、常温では、初期スランプフローを長時間維持できるものの、高温条件下では、急激にスランプフロー値が低下する結果となった。そのため、発熱性の廃棄体の周囲への充填には不向きであることが実証された。
また、図3(b)に示すように、混和材として、カルボキシル基含有ポリエーテル系化合物からなる高性能AE減水剤のみを使用した場合は、練りあがり後60分を経過すると、スランプフロー値が低下する結果となった。従って、練りあがりから打設完了まで長時間時間を要する構造物や施設等への充填には不向きであることが実証された。
【0053】
また、第二の比較実験として、遅延形高性能AE減水剤(高性能AE減水剤(遅延形))と超遅延性減水剤(減水剤超遅延性)とを組み合わせて添加したモルタルについて、実験を行った。表4に試料の粉体に対する各混和材の重量比率を示す。
図4(a)および(b)に第二の比較実験の結果を示す。
【0054】
【表4】

【0055】
図4(a)に示すように、遅延形高性能AE減水剤を使用した場合、初期スランプフロー値が小さく、スランプフロー管理値(700mm〜800mm)を確保できないことが実証された。また、超遅延性減水剤(試料6−5)を使用しない場合には、スランプ値が時間の経過とともに低下してしまうことが実証された。
【0056】
また、図4(b)に示すように、遅延形高性能AE減水剤の添加量を一定とし、超遅延性減水剤の添加量を0.30%(試料7−1)または0.25%(試料7−2)とした場合であっても、練りあがり時においてスランプフロー管理値(700mm〜800mm)を確保できない結果となった。
【0057】
従って、遅延形高性能AE減水剤を使用しても、スランプフロー管理値を満足することができないことが実証された。
【0058】
また、第三の比較実験として、標準形高性能AE減水剤が添加されたモルタル(8−1)と遅延形高性能AE減水剤が添加されたモルタル(8−2)について、高性能AE減水剤の添加率とブリーディング率との関係を測定し、比較を行った。図5に第三の比較実験の結果を示す。
【0059】
図5に示すように、遅延形高性能AE減水剤を使用した場合(8−2)は、ブリーディング率が大きく、材料分離傾向が強くなる結果となった。そのため、練り上がりから打設完了まで長時間必要とし、かつ、長距離圧送する必要のある充填材には不向きであることが実証された。
一方、標準型高性能AE減水剤を使用した場合(8−1)は、ブリーディング率が小さく、充填材として所望の品質を確保できることが実証された。
【符号の説明】
【0060】
1 沈埋函
10 鋼製枠
20 充填材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
初期スランプフローが700mmから800mmの範囲内となるように設定されて、40℃から60℃の高温度環境下において使用される充填材であって、
セメントと、フライアッシュと、膨張材と、石灰石微粉末と、細骨材と、水と、標準形高性能AE減水剤と、超遅延性減水剤と、を混合して得られることを特徴とする、充填材。
【請求項2】
前記セメント、前記フライアッシュ、前記膨張材及び前記石灰石微粉末からなる粉体に対する前記標準形高性能AE減水剤の重量比率が0.70%から0.75%の範囲内にあって、
前記粉体に対する前記超遅延性減水剤の重量比率が0.20%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の充填材。
【請求項3】
前記標準形高性能AE減水剤が、ポリカルボン酸エーテル系化合物と配向ポリマーの複合体を主成分とした混和剤であって、
前記超遅延性減水剤が、変性リグニンスルホン酸化合物とオキシカルボン酸化合物の複合体を主成分とした混和剤であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の充填材。
【請求項4】
前記セメント、前記フライアッシュおよび前記膨張材からなる結合材に対する水の重量比率が40%から50%の範囲内にあって、かつ、前記粉体に対する前記水の重量比率が24.9%から31.3%の範囲内であることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の充填材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−20869(P2011−20869A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−165081(P2009−165081)
【出願日】平成21年7月13日(2009.7.13)
【出願人】(000206211)大成建設株式会社 (1,602)
【Fターム(参考)】