説明

光源ユニット及び車輌用灯具

【課題】 設計の自由度の向上等を図る。
【解決手段】 両面にそれぞれ接続部2b、2b、・・・を有する基板2と、光源として設けられた発光ダイオード3aと基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され発光ダイオードに給電を行うための給電部3b、3b、・・・とを有する複数の発光体3、3とを設けた。
基板22の両面にそれぞれ発光体3、3が実装されているため、基板を小型化することができ、また、基板に対する発光体の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光源ユニット及び車輌用灯具に関する。詳しくは、基板の両面に光源として設けられた発光ダイオードを有する発光体を配置して設計の自由度の向上等を図る技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を光源として用いた光源ユニットがあり、このような光源ユニットは、例えば、光源から出射された光を照明光として照射する車輌用灯具に備えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された光源ユニットは、ハウジングに基板やコネクター等が一体に設けられ、基板の一方の面に発光ダイオード等が実装されて構成されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−331967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載された光源ユニットにあっては、ハウジングに基板が一体に設けられているため、基板をハウジングの形状に応じた位置にしか配置することができず、基板の配置に関して設計の自由度が低いと言う問題がある。
【0006】
また、基板の一方の面のみを発光ダイオードの実装面として使用しているため、その分、基板が大きく小型化に支障を来たしたり、基板に対する発光ダイオードの配置スペースに関する効率が低く、やはり設計の自由度が低いと言う問題もある。
【0007】
そこで、本発明光源ユニット及び車輌用灯具は、設計の自由度の向上等を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
光源ユニットは、上記した課題を解決するために、両面にそれぞれ接続部を有する基板と、光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを設けたものである。
【0009】
別の光源ユニットは、上記した課題を解決するために、両面にそれぞれ接続部を有する複数の基板と、光源として設けられた発光ダイオードと該発光ダイオードに給電し前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続される給電部とを有する複数の発光体とを備え、前記複数の基板が各基板間において周方向に分割された複数の領域が形成されるように結合され、前記複数の領域の各領域にそれぞれ前記発光体が少なくとも一つ配置されたものである。
【0010】
車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、ランプボデイ又はリフレクターに取り付けられ光を出射する光源を有する光源ユニットを備え、前記光源ユニットは、両面にそれぞれ接続部を有する基板と、光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを備えたものである。
【0011】
従って、光源ユニット及び車輌用灯具にあっては、基板の両面が発光体の実装面として使用される。
【発明の効果】
【0012】
本発明光源ユニットは、両面にそれぞれ接続部を有する基板と、光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを備えたことを特徴とする。
【0013】
従って、基板の配置の自由度が高く、その分、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0014】
また、基板の両面を発光体の実装面として使用しているため、その分、基板を小型化することができ、また、基板に対する発光体の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0015】
請求項2に記載した発明にあっては、前記基板を二つ設け、前記二つの基板にそれぞれ一方に開口された取付用スリットを形成し、前記二つの基板に前記取付用スリットに連続する嵌合部をそれぞれ設け、一方の前記基板の取付用スリットに他方の前記基板の嵌合部を挿入して嵌合すると共に前記他方の基板の取付用スリットに前記一方の基板の嵌合部を挿入して嵌合し前記二つの基板を結合している。
【0016】
従って、大型化を来たすことなく光量を増加させることができる。
【0017】
請求項3に記載した発明にあっては、前記基板に光透過孔を形成し、前記基板の両面に各発光体の発光ダイオードからそれぞれ出射された光を反射して前記光透過孔を透過させる反射部をそれぞれ設け、前記光透過孔を透過された光がリフレクターの反射面で反射されて所定の方向へ向けて照射されるようにしている。
【0018】
従って、発光体から出射された光の漏れ光としての外部への照射を抑制することができ、発光体から出射された光の利用効率の向上を図ることができる。
【0019】
別の本発明光源ユニットは、両面にそれぞれ接続部を有する複数の基板と、光源として設けられた発光ダイオードと該発光ダイオードに給電し前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続される給電部とを有する複数の発光体とを備え、前記複数の基板が各基板間において周方向に分割された複数の領域が形成されるように結合され、前記複数の領域の各領域にそれぞれ前記発光体が少なくとも一つ配置されたことを特徴とする。
【0020】
従って、基板の配置の自由度が高く、その分、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0021】
また、基板の両面を発光体の実装面として使用しているため、その分、基板を小型化することができ、また、基板に対する発光体の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0022】
さらに、大型化を来たすことなく光量を増加させることができる。
【0023】
本発明車輌用灯具は、ランプボデイ又はリフレクターに取り付けられ光を出射する光源を有する光源ユニットを備えた車輌用灯具であって、前記光源ユニットは、両面にそれぞれ接続部を有する基板と、光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを備えたことを特徴とする。
【0024】
従って、ランプボデイ又はリフレクターに対する基板の配置の自由度が高く、その分、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0025】
また、基板の両面を発光体の実装面として使用しているため、その分、基板を小型化することができ、また、基板に対する発光体の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に、本発明光源ユニット及び車輌用灯具を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
【0027】
先ず、車輌用灯具及び光源ユニットの第1の実施の形態について説明する(図1乃至図4参照)。
【0028】
車輌用灯具100は、例えば、前方に開口された凹部を有するリフレクター101(又はランプボデイ)と該リフレクター101に取り付けられた光源ユニット1とを備えている(図1参照)。
【0029】
リフレクター101の内面は反射面101aとして形成されている。リフレクター101の後端部は取付部102として設けられ、該取付部102に前後に貫通された取付孔102aが形成されている。
【0030】
光源ユニット1はリフレクター101の取付部102に取り付けられている。
【0031】
光源ユニット1は基板2と該基板2に取り付けられた発光体3、3とを備えている。
【0032】
基板2の両面にはそれぞれ所定の接続パターン2a、2a、・・・が形成され、各接続パターン2a、2a、・・・の一端部がそれぞれ発光体3、3が接続される接続部2b、2b、・・・として設けられている。尚、基板2には発光体3、3の発光状態を制御する制御回路が形成されていてもよい。
【0033】
基板2は後端部がソケット4に取り付けられている。ソケット4の内部には図示しない接続端子が配置され、該接続端子の一端部が基板2に形成された接続パターン2a、2a、・・・の他端部に接続されている。
【0034】
ソケット4には図示しない電源回路に接続されたコネクター5が接続される。コネクター5はソケット4の接続端子の他端部に接続される。
【0035】
発光体3、3はそれぞれ光源として設けられた発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)3a、3aと該発光ダイオード3a、3aに給電するための給電部3b、3b、・・・とを有している。発光体3、3はそれぞれ給電部3b、3b、・・・が基板2の両面に形成された接続部2b、2b、・・・に接続されている。
【0036】
光源ユニット1はソケット4が、例えば、ネジ止め、接着、係合、圧入等の適宜の手段によってリフレクター101の取付部102に取り付けられ、基板2と発光体3、3がリフレクター101の内部に配置される。光源ユニット1は基板2の両面が、例えば、上下方向を向く向きでリフレクター101の内部に配置される。
【0037】
上記のように光源ユニット1が構成された状態において、電源回路からコネクター5、ソケット4及び基板2を介して発光体3、3の発光ダイオード3a、3aにそれぞれ電流が供給され、該発光ダイオード3a、3aから光が出射される。発光ダイオード3a、3aから出射された光はリフレクター101の反射面101aで反射されて外部に照射される。
【0038】
尚、上記には、基板2の両面が上下方向を向く向きでリフレクター101の内部に配置された例を示したが、基板2の配置の向きは両面が上下方向を向く向きに限られることはなく、例えば、両面が左右方向を向く向き等、必要な配光パターンに応じた向きで配置することが可能である。
【0039】
また、上記には、基板2がソケット4に接続され該ソケット4にコネクター5が接続された例を示したが、基板2にコネクター5の接続端子を設けることにより基板2にコネクター5を接続して電源回路から発光体3、3に電流を供給することも可能である。この場合にはソケット4が不要となり、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
【0040】
以上に記載した通り、光源ユニット1にあっては、基板2の両面にそれぞれ発光体3、3が実装されてリフレクター101の内部に配置される構成とされているため、リフレクター101に対する基板2の配置の自由度が高く、その分、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0041】
また、基板2の両面を発光体3、3の実装面として使用しているため、その分、基板2を小型化することができ、また、基板2に対する発光体3、3の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0042】
以下に、光源ユニットの変形例である光源ユニット1Aを示す(図2乃至図4参照)。
【0043】
光源ユニット1Aは二つの基板2A、2Aと該基板2A、2Aに取り付けられた発光体3、3、・・・とを備えている。
【0044】
基板2Aの両面にはそれぞれ所定の接続パターン2a、2a、・・・が形成され、各接続パターン2a、2a、・・・の一端部がそれぞれ発光体3、3が接続される接続部2b、2b、・・・として設けられている。尚、基板2Aには発光体3、3の発光状態を制御する制御回路が形成されていてもよい。
【0045】
基板2Aには、例えば、前方に開口された前後方向に延びる取付用スリット6が形成され、該取付用スリット6は基板2Aの前面の左右方向における中央部に開口されている。取付用スリット6は基板2Aの前面から前後方向における中央部に亘る位置にまで形成されている。
【0046】
基板2Aの取付用スリット6の後側に連続する部分は嵌合部7として設けられている。基板2Aの両面にはそれぞれ発光体3、3が実装されて接続部2b、2b、・・・に接続されている。発光体3、3は、例えば、取付用スリット6の側方において該取付用スリット6の近傍の位置に配置されている。
【0047】
基板2A、2Aは、一方の基板2Aの取付用スリット6に他方の基板2Aの嵌合部7を挿入して嵌合すると共に他方の基板2Aの取付用スリット6に一方の基板2Aの嵌合部7を挿入して嵌合することにより結合される(図3及び図4参照)。
【0048】
基板2A、2Aは両者が結合された状態において前後方向から見て十字状に形成される(図4参照)。
【0049】
上記のように結合された状態において、基板2A、2Aは後端部がソケット4に取り付けられ、該ソケット4にはコネクター5が接続される。ソケット4はリフレクター101の取付部102に取り付けられ、基板2A、2Aと発光体3、3、・・・がリフレクター101の内部に配置される。
【0050】
リフレクター101の内部に基板2A、2Aが配置された状態においては、リフレクター101の内部に周方向において基板2A、2Aによって分割された四つの領域A、B、C、Dが形成される(図4参照)。領域A、B、C、Dにはそれぞれ一つずつの発光体3、3、・・・が配置される。
【0051】
尚、基板2A、2Aの両面は、例えば、アルミニウムの蒸着等により鏡面に形成され、発光体3、3、・・・等の影が基板2A、2Aの表面に写ることを防止されることが望ましい。
【0052】
上記のように、両面に発光体3、3、・・・が接続された基板2A、2Aを結合して配置することにより、大型化を来たすことなく光量を増加させることができる。
【0053】
また、基板2A、2Aを結合して発光体3の数を増やすことにより、必要な配光パターンを容易に形成することも可能となる。
【0054】
尚、基板2A結合数は二つに限られることはなく、三つ以上の基板2A、2A、・・・を結合してリフレクター101の内部に配置してもよい。
【0055】
また、光源ユニット1Aにあっても光源ユニット1と同様に、基板2A、2Aにコネクター5の接続端子を設けることにより基板2A、2Aにコネクター5を接続して電源回路から発光体3、3、・・・に電流を供給することが可能である。
【0056】
次に、車輌用灯具及び光源ユニットの第2の実施の形態について説明する(図5参照)。
【0057】
車輌用灯具200は、例えば、前方に開口された凹部を有するリフレクター201(又はランプボデイ)と該リフレクター200に取り付けられた光源ユニット21とを備えている。
【0058】
リフレクター201の内面は反射面201aとして形成されている。リフレクター201の後端部は取付部202として設けられ、該取付部202に前後に貫通された取付孔202aが形成されている。
【0059】
光源ユニット21はリフレクター201の取付部202に取り付けられている。
【0060】
光源ユニット21は基板22と該基板22に取り付けられた発光体3、3とを備えている。
【0061】
基板22の両面にはそれぞれ所定の接続パターン22a、22a、・・・が形成され、各接続パターン22a、22a、・・・の一端部がそれぞれ発光体3、3が接続される接続部22b、22b、・・・として設けられている。尚、基板22には発光体3、3の発光状態を制御する制御回路が形成されていてもよい。
【0062】
基板22には前後方向における中央部に光透過孔22cが形成されている。
【0063】
基板22の両面にはそれぞれ光透過孔22cの前方に発光体3、3が実装されて接続部22b、22b、・・・に接続されている。
【0064】
基板22の両面の前端部にはそれぞれ反射部8、8が設けられている。反射部8、8はそれぞれ後方に開口され発光体3、3を覆うように設けられ、内面が光反射面8a、8aとして形成されている。
【0065】
基板22は後端部がソケット4に取り付けられている。ソケット4は接続端子の一端部が基板22に形成された接続パターン22a、22a、・・・の他端部に接続されている。ソケット4にはコネクター5が接続される。
【0066】
光源ユニット21はソケット4が、例えば、ネジ止め、接着、係合、圧入等の適宜の手段によってリフレクター201の取付部202に取り付けられ、基板22と発光体3、3がリフレクター201の内部に配置される。光源ユニット21は基板22の両面が、例えば、上下方向を向く向きでリフレクター201の内部に配置される。
【0067】
上記のように光源ユニット21が構成された状態において、電源回路からコネクター5、ソケット4及び基板22を介して発光体3、3の発光ダイオード3a、3aに電流が供給され、該発光ダイオード3a、3aから光が出射される。発光ダイオード3a、3aから出射された光は反射部8、8の光反射面8a、8aで反射されて光透過孔22cを透過され、リフレクター201の反射面201aで反射されて外部に照射される。
【0068】
尚、上記には、基板22の両面が上下方向を向く向きでリフレクター201の内部に配置された例を示したが、基板22の配置の向きは両面が上下方向を向く向きに限られることはなく、例えば、両面が左右方向を向く向き等、必要な配光パターンに応じた向きで配置することが可能である。
【0069】
また、上記には、基板22がソケット4に接続され該ソケット4にコネクター5が接続された例を示したが、基板22にコネクター5の接続端子を設けることにより基板22にコネクター5を接続して電源回路から発光体3、3に電流を供給することも可能である。この場合にはソケット4が不要となり、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
【0070】
以上に記載した通り、光源ユニット21にあっては、基板22の両面にそれぞれ発光体3、3が実装されてリフレクター201の内部に配置される構成とされているため、リフレクター201に対する基板22の配置の自由度が高く、その分、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0071】
また、基板22の両面を発光体3、3の実装面として使用しているため、その分、基板22を小型化することができ、また、基板22に対する発光体3、3の配置スペースに関する効率が高いため、設計の自由度の向上を図ることができる。
【0072】
さらに、前方から上方又は下方へ向けて発光体3、3から出射される光を反射部8、8の光反射面8a、8aで反射させてリフレクター201の反射面201aに導くようにしている。従って、発光体3、3から出射された光の漏れ光としての外部への照射を抑制することができ、発光体3、3から出射された光の利用効率の向上を図ることができる。
【0073】
尚、上記したように、光源ユニット1、1A、21は、例えば、ネジ止め、接着、係合、圧入等の適宜の手段によってリフレクター101、201の取付部102、202に取り付けられるが、ネジ止め又は係合によって取付部102、202に取り付けることにより、故障時等における光源ユニット1、1A、21の交換を容易に行うことができる。従って、光源ユニット1、1A、21の故障時等に、車輌用灯具100、200の全体を車体に対して交換する必要がなく、メンテナンス性の向上を図ることができる。
【0074】
上記した最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】図2乃至図5と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、第1の実施の形態における車輌用灯具を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態の変形例における光源ユニットを示す分解斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の変形例における光源ユニットを示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態の変形例における光源ユニットを示す正面図である。
【図5】第2の実施の形態における車輌用灯具を示す断面図である。
【符号の説明】
【0076】
100…車輌用灯具、101…リフレクター、101a…反射面、1…光源ユニット、2…基板、2b…接続部、3…発光体、3a…発光ダイオード、3b…給電部、1A…光源ユニット、2A…基板、6…取付用スリット、7…嵌合部、200…車輌用灯具、201…リフレクター、201a…反射面、21…光源ユニット、22…基板、22b…接続部、22c…光透過孔、3…発光体、3a…発光ダイオード、3b…給電部、8…反射部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両面にそれぞれ接続部を有する基板と、
光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを備えた
ことを特徴とする光源ユニット。
【請求項2】
前記基板を二つ設け、
前記二つの基板にそれぞれ一方に開口された取付用スリットを形成し、
前記二つの基板に前記取付用スリットに連続する嵌合部をそれぞれ設け、
一方の前記基板の取付用スリットに他方の前記基板の嵌合部を挿入して嵌合すると共に前記他方の基板の取付用スリットに前記一方の基板の嵌合部を挿入して嵌合し前記二つの基板を結合した
ことを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記基板に光透過孔を形成し、
前記基板の両面に各発光体の発光ダイオードからそれぞれ出射された光を反射して前記光透過孔を透過させる反射部をそれぞれ設け、
前記光透過孔を透過された光がリフレクターの反射面で反射されて所定の方向へ向けて照射されるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項4】
両面にそれぞれ接続部を有する複数の基板と、
光源として設けられた発光ダイオードと該発光ダイオードに給電し前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続される給電部とを有する複数の発光体とを備え、
前記複数の基板が各基板間において周方向に分割された複数の領域が形成されるように結合され、
前記複数の領域の各領域にそれぞれ前記発光体が少なくとも一つ配置された
ことを特徴とする光源ユニット。
【請求項5】
ランプボデイ又はリフレクターに取り付けられ光を出射する光源を有する光源ユニットを備えた車輌用灯具であって、
前記光源ユニットは、
両面にそれぞれ接続部を有する基板と、
光源として設けられた発光ダイオードと前記基板の両面に形成された接続部にそれぞれ接続され前記発光ダイオードに給電を行うための給電部とを有する複数の発光体とを備えた
ことを特徴とする車輌用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−129475(P2011−129475A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289583(P2009−289583)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】