説明

囲われて関節のようにつなげられているつま先を有する履物

囲われて関節のようにつなげられたつま先部分を備える履物の物品(100、200)であって、一体化して成型されているつま先キャップ(20)を有する成型されているミッドソール(14)を備え、そこで足を受け止めて足のつま先を囲む形状にされている。上記つま先キャップは、足の足指の付け根に隣接する位置において終了する。上記物品は、ミッドソールの底に添えられたアウトソール(16)ならびにいくつかの実施形態においてミッドソール(14)およびつま先キャップ(20)と共成型されているアッパーをさらに備える。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(発明の背景)
履物は、簡素な構造または複雑な構造で構築され得る。簡素な「フリップフロップ」サンダルは、発泡ゴムまたはプラスチックシート原料から切り出された一部品のソールから形成され得、上記ソールを着用者の足に保持するために1つまたは2つのストラップが取り付けられている。他のサンダルは、1つまたは2つの層状ソールおよびやはり1つ以上の簡素なストラップを用いて形成され得る。クロッグなどは、一部品の成型ソールまたは削り出されたソールを用いて形成され得、ある場合、削り出しまたは成型は、拡張されてソールを着用者の足に付着させるために機能し得、一体化型の「アッパー(upper)」を作製する。履物の、成型クロッグおよび削り出しクロッグ等の商品は、一般的に、非常に硬く、可撓性でない。
【0002】
より複雑な履物構築物は、多くの場合、アウトソールおよびインソール、そして多くの場合、ミッドソールを備える。アウトソールは、使用の際に地面に接触し、インソールは着用者の足裏に接触し、ミッドソールは、アウトソールとインソールとの間に位置して、履物商品に形態および構造を提供する。1つ以上のストラップおよび/またはアッパーは、上記のようにソールに固定される。このより複雑なソール構築物は、より高価であり、特定の場合において比較的可撓性でなく、それほど快適ではないが、着用者の足に比較的適応可能でありながら規定構造を提供するという利点を物品に与える。
【0003】
種々の米国特許は、履物物品およびそれらの構築物の材料および構成を記載する。これらの特許としては、例えば、以下が挙げられる:Rouseの米国特許第1,053,442号(1913年2月18日発行);Pellhoferの同第1,964,705号 (1934年6月26日発行);Pitzの同第2,590,648号(1952年3月25日発行);Matssonの同第4,290,212号(1981年9月22日発行);Ehrlichの同第4,400,894号(1983年8月30日);Parksの同第4,573,457号(1986年3月4日発行);およびJamesの同第6,065,230号(2000年5月23日発行)。これらの各々は、足領域の膨らみ(ball)に位置された1つ以上の接合部により可撓性を与えられたソールを有する履物物品を開示する。興味のある他の米国特許としては、以下が挙げられる:Isrealの米国特許第2,669,036号(1954年2月16日発行);Spencerの同第5,481,814号(1996年1月9日発行)およびFamolareの同第3,742,625号(1973年7月3日発行)。これらの各々は、土踏まず中央領域に折り曲げ可能な接合部を有する履物物品を示す。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(発明の要旨)
本発明は、履物物品用の構築物を提供し、これは、非常に簡素で適合性であり、可撓性を高程度に高める。これらの履物物品は、成型されたミッドソールを有することを特徴とし、このミッドソールは、このミッドソールと一体化して成型されたつま先キャップを含み、このつま先キャップは、着用時に着用者のつま先で占められる領域の上およびその領域にわたって伸長する。このつま先キャップ、およびそのつま先キャップとつながるミッドソールの領域は、履物物品のつま先部分を形成し、これは、上記物品のアッパーの残りから関節のようにつなげられ(articulate)、つま先の先端より後ろに伸長し、そして着用者の足指の付け根に隣接する部分で終わる。
【0005】
本発明は、囲まれて関節のようにつなげられているつま先部分を有する、サンダル、靴またはクロッグのような履物物品を提供する。それは、ミッドソールおよび一体成型されたつま先キャップまたはつま先部分を作製する成型材料の一部品のブロックを備え、ミッドソールおよびつま先キャップまたはつま先部分は、足をそれらの中に受けて、足のつま先を囲むように一緒に形成される。材料のブロックの上面を構成するつま先キャップは、足の足指の付け根に隣接する部分で終わる。上記成型されたミッドソールの底に取り付けられたアウトソール(最も一般的にはゴムのアウトソール)が存在する。
【0006】
種々の任意の好ましい局面において、上記囲まれたつま先部分は、ミッドソールを通る横断スロットに沿って折り曲げ可能であることにより、履物物品の残りから関節のようにつなげられる。このような横断スロットは、好ましくは、足の足指の付け根に隣接して(およびその上に)位置される。本発明のこの局面において、上記物品は、アッパーを含み、そのアッパーの前縁は、つま先キャップの後縁と一緒に、横断スロットを規定する。好ましい実施形態において、そのような物品は、着用者の足の上を横断するアッパー部分および開放された後端を有するクロッグである。あるいは、この物品は、かかと領域がさらに部分的に囲まれる靴の形態をとり得る。クロッグの実施形態などにおいて、ミッドソールと同じ材料からアッパーを形成すること、ならびにそのアッパーをミッドソールおよびつま先キャップの成型工程の間に成型することによって形成することが可能であり、一般的に望ましい。
【0007】
代替の任意の好ましい局面において、関節のようにつなげられた囲まれたつま先部分は、囲まれたつま先部分の上側端部により形成され、足の足指の付け根に隣接した(およびその上の)部分で終わる。本発明のこの局面において、必要に応じてハーネスは、材料のブロックの頂部に取り付けられる。上記ハーネスは、好ましくは、ひもで縛られるが、そのハーネスはまた、伸縮するストラップまたはネットを備え得る。
【0008】
好ましい局面において、1片のミッドソール−つま先キャップ(および、存在する場合、任意の共成型されたアッパー)は、好ましくはエチレン酢酸ビニル、またはゴムとエチレン酢酸ビニルとの組み合わせ、またはポリウレタンからの泡から射出成型され得る。これらのプラスチックは、単なる代表にすぎず、所望の場合、丈夫だが軽量で可撓性の他のプラスチック材料が使用され得る。
【0009】
これらの軽量プラスチック材料を使用する利点は、ミッドソール、つま先キャップおよびアッパーが非常に安価で形成され得る点である。
【0010】
これらの材料のさらなる利点としては、それらの材料が防水性であり、かつそれらが浮かぶという事実が挙げられる。これは特に、本発明の靴、クロッグまたはサンダルを海辺、ボートまたは波止場で使用する場合に有用である。
【0011】
任意の好ましい局面において、本発明は、関節のようにつなげられたつま先部分を有する履物を提供する。そのような関節のようにつなげられたつま先部分は、特に、1部品の成型構築物の動きやすさを提供する点で有用である。任意の好ましい局面において、関節のようにつなげられたつま先部分は、ミッドソールを横断してアッパーとつま先キャップとの間(好ましくは足指の付け根の直上)に、横断スロットによって少なくとも部分的に形成され得る。関節のようにつなげられたつま先部分はまた、ミッドソールの頂部上の任意の隆起した横断リッジのそばに形成され得る。好ましい局面において、隆起した横断リッジは、足の足指の付け根の下を通過するように配置される。好ましい局面において、隆起した横断リッジは、横断スロットの下を通過するように配置される。
【0012】
上記履物物品のアウトソールは、必要に応じて、横断スロットの前方に取り付けれらた第1の部分、および横断スロットの後方に取り付けられた第2の部分から作製され得る。あるいは、上記アウトソールは、第1の部分、第2の部分および第3の部分から作製され得る。これらの部分は、互いに離され得るか、またはそれらの部分は、一緒に連結され得る。互いに離される場合、これらの部分は、好ましくは、(横断スロットの下、または使用者の靴の底部の上の材料のブロックの頂端部の下の)着用者の足指の付け根の下の位置のいずれかの側に配置される。互いに連結される場合、これらの部分は、好ましくは、可撓性部分によって互いに接続され、これは同様に、(例えば、横断スロットの下、またはつま先部分の後端の下の)使用者の足指の付け根の下の位置に配置される
好ましい局面において、アウトソールの最も後方の部分(すなわち、靴のかかとに対応する部分)は、より長期摩耗性(例えば、より高いデュロメータ)材料(例えば、アウトソールのより前側の部分よりも長期摩耗性のゴム)から作製され得る。より多くの摩耗が、代表的には、その物品のソールのかかとで発生し、この領域におけるより丈夫なアウトソール材料がその摩耗の増加を補償し得るという点で、このことは、都合がよい。
【0013】
種々の好ましい局面では、このアウトソールは、圧縮成型またはブロー成型され得る。好ましい局面では、靴のアウトソールは、中実のゴム(solid rubber)またはブローゴム(blown rubber)から作製され得る。このアウトソールは、好ましくは、材料のミッドソールブロックの底に接合される。
【0014】
好ましい局面では、つま先部分および一体成型されるミッドソールにより規定される上記履物物品の内側部分は、着用者の足が嵌まるように解剖学的に輪郭を決定される。これは、使用者の足を容易に滑らせそうにない靴などを提供するという利点を有する。
【0015】
好ましい局面では、着用者の足のソールに接触する上記履物の物品の表面は、使用者の足の下に摩擦表面を提供するように構成される。このような摩擦表面は、ミッドソールの表面に成型され得るか、またはそれは、摩擦表面を有するさらなる付加的なインソール層の形態で存在し得る。構築の経済性のために、この摩擦表面をミッドソール表面に成型された表面模様として提供することが、一般に好ましい。この表面模様は、使用者の足の下の一連の交互に上がり下がりした部分の形態をとり得る。1つ以上の凹部がミッドソールの頂部表面に提供され得、そして1つ以上の摩擦促進性インレイがこの凹部に受けられ得、そして材料のブロック中に接合され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(好ましい実施形態の説明)
図面に目を移すと、履物物品100が図1に示されている。物品100は、クロッグとして構成され、着用者の足に係合しそれを囲むつま先端部10、および着用者の足を挿入するために開口したかかと端部12を有する。クロッグ100はまた、図2、3および4に示され、その断面は、図9に示される。クロッグ100は、成型されたミッドソール14を備え、それにアウトソール16が取付けられている。もっとも明瞭に図4に示されているように、この実施形態においては、アウトソール16は、現実には多部分状−後方部分またはかかと部分16および前方部分またはつま先部分16Aの状態である。
【0017】
クロッグ100は、つま先キャップ20を備え、このつま先キャップ20は、ミッドソール14と一体成型される。頂部キャップ20は、ミッドソール14と共に一部品であるが、クロッグ100の残りの部分とは、スロット22によって隔てられている。キャップ20は、そのクロッグのつま先端部12から後方に、着用者のつま先に等しいほぼ距離を延び、従って着用者の足指のほぼ付け根で終わる。図9に示されるように、ミッドソール14の頂部表面および頂部キャップ20の内側は、着用者のつま先26が嵌る容積24を規定する。スロット22により分けられる分離のゆえに、このつま先領域の容積を規定する履物物品の部分は、ミッドソール14が、スロット22の下に位置する曲がり線に沿って曲がる際に、その物品の残りの部分から関節のように曲げられる。
【0018】
クロッグ100は、さらにアッパーを備える。示される実施形態において、このアッパーは、2つの上向きアーチ状の(over−arching)バンド28および30の形態をとり、これらのバンドは、ミッドソール14およびつま先キャップ20と共成型され、このクロッグが着用された際に、着用者の足の上にアーチを架ける。図9に示されるように、これらのバンドは、着用者の足に係合し、このクロッグを適所に保持する。スロット22により提供される空間のゆえに、このクロッグは、使用時に、実質的に上記つま先キャップの後方エッジおよび互いに干渉するアッパーバンドなしで曲がり得る。
【0019】
このクロッグは、着用者の足のソールに接触するソールの表面上の摩擦表面により、さらに適所に保持され得る。示される実施形態において、この摩擦表面は、一連の突起34の形態をとる。加えて、それは、1つ以上の解剖学的形状のリッジ(例えば、着用者のつま先に嵌って係合する位置で、スロット22の下のミッドソール14の頂部表面上に配置されるリッジ36)(図3を参照のこと)の形態をとり得る。
【0020】
ミッドソール14、つま先キャップ20ならびにアッパーバンド28および30を備えるクロッグ100の本体全体は、適切な軽量弾性材料(例えば、ゴムまたは成型可能なポリマー)から一段階の成型工程で形成される。これらの材料の例としては、発泡ポリウレタン、発泡天然ゴムもしくは発泡合成ゴムまたは発泡エチレン酢酸ビニル(「EVA」)などが挙げられる。クロッグ100の本体は、通気のためおよび視覚に訴えるための1つ以上の穴40、40A、40Bなどを備え得る。
【0021】
示される実施例100において、アウトソール16は、2つの部分に存在する。これらは、ミッドソール14における主たる曲げ領域42(このクロッグが着用された際に、そこでこのソールの主な曲がりが起こる)の反対側に一致する。屈曲ゾーン42は、上記ミッドソールの頂部側のつま先キャップ20とアッパーストラップ28との間のスロット22に対応する位置で、ミッドソール14の下側に位置する。
アウトソール16は、ゴムまたはプラスチックから形成され得る。通常、上記アウトソールは、使用時に地面と接触しているので、耐久性材料からアウトソール16を形成することが所望される。天然ゴムと合成ゴムとの両方およびブローゴムと固体ゴムとの両方は、アウトソール16での使用を見出し得る。いくつかの実施形態において、このアウトソールは、2以上の材料から形成され得る。より硬い(より高いデュロメーター)材料は、高い着用領域(例えば、かかと)およびおそらくつま先の領域先端部に好まれ、上記アウトソールの残部には、より耐久性が低く、より屈曲しやすい(compliant)快適な材料が使用される。
【0022】
図5〜8を参照すると、本発明によって提供される履物物品の第2の実施形態が示される。これは、サンダル200である。サンダル200は、直前に記載したクロッグ100に提示される、多くの同じ構成部材を有する。これら2つの実施形態の一般性および類似性を強調するために、可能である場合、同じ部品には同じ数字が使用される。従って、サンダル200は、つま先キャップ20と共成型したミッドソール16と同様に、同じつま先端部10およびかかと端部12を有する。サンダル200は、本実施形態において3つの部分(16、16Aおよび16B)に存在するアウトソール16を有する。サンダル200は、一連のストラップ46、48、50、52および54を備える。これらのストラップは、クロッグ100におけるバンド28および30の代わりであり、同じ目的を果たす−すなわち、使用者の足にサンダルを保持する。横断スロット22は、つま先キャップ20の後部の縁とストラップ46の前部の縁との間に存在する。ブレイク42は、スロット22に対応する位置においてアウトソール部分16と16Aとの間に存在し、ソール構造に屈曲ゾーンを提供する。サンダル200は、クロッグ100に見られる同じ摩擦表面34を備える。
【0023】
サンダル200において、皮または織物で作製されるストラップ46、48、50、52、および54が示される。これらのストラップのいくつかの部分は、1以上の一般に成型されたバンド(例えば、図1〜4に示されるバンド28および/または30)に取って替わられ得る。
【0024】
本発明は、2つの特定の実施形態(サンダルおよびクロッグ)への参照によって記載されているが、本発明が、添付される特許請求の範囲に示される履物物品の全ての様式での使用を見出すことは、当業者および履物設計に精通している者には容易に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、本履物物品の第1の実施形態の斜視図である。
【図2】図2は、上記物品の第1の実施形態の側方立面図である。
【図3】図3は、上記物品の第1の実施形態の上面図である。
【図4】図4は、上記物品の第1の実施形態の底面図である。
【図5】図5は、本履物物品の第2の実施形態の斜視図である。
【図6】図6は、上記物品の第2の実施形態の側方立面図である。
【図7】図7は、上記物品の第2の実施形態の上面図である。
【図8】図8は、上記物品の第2の実施形態の底面図である。
【図9】図9は、本物品の第1の実施形態の断面図であり、図3に示される線9−9’に沿って描かれている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部品の成型されたミッドソールを備える、使用者のための履物の物品であって、該ミッドソールは、使用する場合に使用者の足のソールに隣接した上面と地面に隣接する底面であって、該ミッドソールは、使用者のかかとの後端から使用者のつま先の先端部を超えた前端まで伸長する、使用者の足のソールに隣接した上面と地面に隣接する底面と
該ミッドソールは、該ミッドソールの前端から使用者のつま先まで戻って伸長し、該使用者の足指の付け根に隣接する位置における後部の縁で終了する一体化したつま先キャップと共に成型されており、該ミッドソールが、該つま先キャップの後部の縁に実質的に位置合わせされたミッドソールの伸縮線に沿って伸縮し得る、ミッドソールと
該一体化したつま先キャップおよび該キャップと結合した該ミッドソールの一部分が、履物の物品のつま先部分を規定し、該ミッドソールの伸縮線に沿って履物の物品の残部から関節のようにつなげられている、該一体化したつま先キャップおよび該キャップと結合した該ミッドソールの一部分と
該成型されたミッドソールの本体と該使用者の足のソールと該ミッドソールの底面に接着させたアウトソールとの間の摩擦面、
とを備えるミッドソールを備える物品。
【請求項2】
前記ミッドソールの上面が、織り目加工されて前記摩擦表面を提供する、請求項1に記載の履物の物品。
【請求項3】
前記ミッドソールの上面と前記使用者の足のソールとの間に入る、前記摩擦表面を提供するインソールをさらに備える、請求項1に記載の履物の物品。
【請求項4】
前記使用者の足へ履物の物品を添えるための前記ミッドソールへ接合されたアッパーをさらに備える、請求項1に記載の履物の物品。
【請求項5】
前記アッパーが、前記ミッドソールと共成型されている、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項6】
前記アッパーが、ハーネスを備える、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項7】
上記ハーネスが、紐で縛られる、請求項6に記載の履物の物品。
【請求項8】
前記アッパーが、前縁を有し、前記つま先キャップの後方の縁および前縁を有し、該アッパーの前縁は、使用者の足指の付け根に隣接する位置において前記ミッドソールを横切る横断スロットによって互いに分離されている、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項9】
前記摩擦表面が、前記使用者の足の形状が嵌まるための解剖学的輪郭を備える、請求項1に記載の履物の物品。
【請求項10】
前記摩擦表面が、前記使用者の足の形状が嵌まるための解剖学的輪郭を備える、請求項8に記載の履物の物品。
【請求項11】
前記解剖学的輪郭が、前記横断スロットの下に位置する隆起した横断リッジを備える、請求項10に記載の履物の物品。
【請求項12】
前記物品が、サンダルである、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項13】
前記物品が、靴である、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項14】
前記物品が、クロッグである、請求項4に記載の履物の物品。
【請求項15】
前記成型されたミッドソールおよびつま先キャップが、射出共成型されている、請求項5に記載の履物の物品。
【請求項16】
前記ミッドソールおよび前記つま先キャップが、同じ成型可能なプラスチックから共成型されている、請求項15に記載の履物の物品。
【請求項17】
前記プラスチックが、ポリウレタンを含む、請求項16に記載の履物の物品。
【請求項18】
前記プラスチックが、エチレンビニルアセテートを含む、請求項16に記載の履物の物品。
【請求項19】
前記成型されたミッドソール、つま先キャップおよびアッパーが、射出共成型されている、請求項5に記載の履物の物品。
【請求項20】
前記ミッドソールおよび前記つま先キャップが、同じ成型可能なプラスチックから共成型されている、請求項19に記載の履物の物品。
【請求項21】
前記プラスチックが、ポリウレタンを含む、請求項20に記載の履物の物品。
【請求項22】
前記プラスチックが、エチレンビニルアセテートを含む、請求項20に記載の履物の物品。
【請求項23】
前記アウトソールが、
前記横断スロットの前方に接着した第1の部分;および
該横断スロットの後方に接着した第2の部分、
を備える、請求項8に記載の履物の物品。
【請求項24】
前記アウトソールの第2の部分が、該アウトソールの第1の部分よりも長い装着材料から作製されている、請求項23に記載の履物の物品。
【請求項25】
前記第1の部分および第2の部分が、互いに分かれている、請求項23に記載の履物の物品。
【請求項26】
前記第1の部分および前記第2の部分が、共に連結している、請求項23に記載の履物の物品。
【請求項27】
前記アウトソールが、
前記第2の部分の後方に接着された第3の部分、
をさらに備える、請求項23に記載の履物の物品。
【請求項28】
前記第3の部分のゴムソールが、前記アウトソールの第1の部分または第2の部分よりも長い装着ゴムから作製されている、請求項13に記載の履物の物品。
【請求項29】
前記アウトソールが、前記ミッドソールの底に固定化されている、請求項1に記載の履物の物品。
【請求項30】
前記アウトソールが、圧縮成型されている、請求項29に記載の履物の物品。
【請求項31】
前記アウトソールが、ブロー成型されている、請求項29に記載の履物の物品。
【請求項32】
前記アウトソールが、中実ゴムから作製されている、請求項29に記載の履物の物品。
【請求項33】
前記アウトソールが、ブローゴムから作製されている、請求項29に記載の履物の物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−528519(P2006−528519A)
【公表日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521299(P2006−521299)
【出願日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/023967
【国際公開番号】WO2005/009163
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(505326335)キーン インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】