説明

工作機器の制御装置

【課題】うねり高さにおける加工精度を高精度に行うことができる工作機器の制御装置を提供する。
【解決手段】複数の刃を有する切削工具203を回転させるとともに移動することにより被加工物1を加工する工作機器の制御装置100であって、切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、被加工物1の加工における切削工具203の回転軸Zの回転数および移動速度の加工条件情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での回転振れ量情報とを用いて、被加工物1の加工におけるうねり高さを予測するうねり高さ演算部103を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、切削工具によって被加工物を加工する工作機器の制御装置に係り、特に、うねり高さにおける加工精度を向上することができるものである。
【背景技術】
【0002】
従来の切削加工では、切削工具を被加工物に対して相対的に近づけ、接触させることで被加工物の一部を除去し、所定の形状を得ることを目的としている。切削工具の中でも、側面と底面に刃を持つエンドミルは様々な加工形状に対応することができ、様々な部品の加工に用いられている。しかし、エンドミル加工においては回転振れの影響により加工精度が低下する場合がある。この問題を解決するべく下記に示すような種々の発明がなされている。例えば、従来の回転工具の異常検出方法および装置として、回転工具の振れを検出し、工具寿命や表面粗さの低下を防止している(例えば、特許文献1参照)。また他の従来の工作機器の制御装置として、エンドミルの回転振れが工具軸方向の加工精度に与える影響を事前予測することを特徴とした加工方法および加工装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−174383号公報
【特許文献2】特開2010−240802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の工作機器の制御方法は、工具回転振れが工具寿命や工具軸方向の加工精度に与える影響を考慮していたが、工具進行方向の加工精度、特にうねり高さの事前予測は行っておらず、工具進行方向の加工精度の予測を十分な精度で行うことはできないという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、うねり高さにおける加工精度を高精度に行うことができる工作機器の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の工作機器の制御装置は、
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記被加工物の加工における前記切削工具の回転軸の回転数および移動速度の加工条件情報と、
前記切削工具を前記工作機器に設置した状態での回転振れ量情報とを用いて、
前記被加工物の加工におけるうねり高さを予測するうねり高さ演算部を備えたものである。
【0007】
また、この発明の工作機器の制御装置は、
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記切削工具を前記工作機器に設置した状態での回転振れ量情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さ情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ決定されている前記切削工具の回転軸の回転数または移動速度の加工条件情報とを用いて、
前記被加工物の加工において上記許容うねり高さを満たす前記切削工具の移動速度または回転軸の回転数の加工条件を設定する加工設定部を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の工作機器の制御装置は、
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記被加工物の加工における前記切削工具の回転軸の回転数および移動速度の加工条件情報と、
前記切削工具を工作機器に設置した状態での回転振れ量情報とを用いて、
前記被加工物の加工におけるうねり高さを予測するうねり高さ演算部を備えたので、
切削工具の回転振れ量の影響を考慮して加工精度を予測できるため、うねり高さにおける加工精度の予測を高精度に行うことができる。
【0009】
また、この発明の工作機器の制御装置は、
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記切削工具を工作機器に設置した状態での回転振れ量情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さ情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ決定されている前記切削工具の回転軸の回転数または移動速度の加工条件情報とを用いて、
前記被加工物の加工において上記許容うねり高さを満たす前記切削工具の移動速度または回転軸の回転数の加工条件を設定する加工設定部を備えたので、
切削工具の回転振れ量の影響を考慮して加工条件を設定できるため、うねり高さにおける加工精度を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1の工作機器の制御装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示した工作機器の制御装置に用いる工作機器の構成を示した図である。
【図3】図2に示した工作機器の切削工具の加工におけるうねり高さの状態を示した図である。
【図4】図2に示した工作機器の切削工具の加工におけるうねり高さの状態の具体例を示した図である。
【図5】この発明の実施の形態1における1刃あたりの送り量と被加工物のうねり高さとの関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における工作機器の制御装置の構成を示すブロック図で、図2は図1に示した工作機器の制御装置に用いる工作機器の構成を示した図、図3は図2に示した工作機器の切削工具の加工におけるうねり高さの状態を示した図、図4は図2に示した工作機器の切削工具の加工におけるうねり高さの状態の具体例を示した図、図5はこの発明の実施の形態1における1刃あたりの送り量と被加工物のうねり高さとの関係を説明するための図である。
【0012】
図において、工作機器の制御装置100は、入力部101と、記憶部102と、うねり高さ演算部103と、比較判定部104と、記憶部105と、表示部106と、加工設定部107とを備えている。そして、入力部101は、工作機器の制御装置100に切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、被加工物1の加工における切削工具203の回転軸Zの回転数および移動速度の加工条件情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での回転振れ量情報と、あらかじめ設定されている許容うねり高さなどの情報を入力する。記憶部102は、入力部101に入力された各情報を記憶する。うねり高さ演算部103は、記憶部102から各情報、切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、被加工物1の加工における切削工具203の回転軸Zの回転数および移動速度の加工条件情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での回転振れ量情報とを取り出して、演算処理することでうねり高さδを予測演算する。比較判定部104は、うねり高さ演算部103により予測演算されたうねり高さδと、あらかじめ設定された許容うねり高さδsとを比較し、比較結果がδ>δsの場合は加工不可の結果を、δ≦δsの場合は加工可能の結果を、表示部106および記憶部105に送信する。
【0013】
加工設定部107は、記憶部102から各情報、切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での回転振れ量情報と、被加工物1の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さ情報と、被加工物1の加工においてあらかじめ決定されている切削工具203の回転軸Zの回転数または移動速度の加工条件情報と取り出して、被加工物1の加工において許容うねり高さを満たす切削工具203の移動速度または回転軸Zの回転数の加工条件を設定し、その結果を表示部106および記憶部105に送信する。表示部106は比較判定部104の判定結果、加工設定部107からの加工条件を表示する。記憶部105は比較判定部104の判定結果、加工設定部107からの加工条件を記憶する。
【0014】
工作機器200は複数の刃を有する切削工具203を主軸201のホルダ202に装着して、切削工具203を回転軸Zにて回転させるとともに平面的(2次元的)に移動することにより被加工物1を加工するものである。そして、切削工具203には、回転軸Zを手動もしくは低速で回転させることで刃毎の先端部の径方向の位置情報を取得し、各刃の先端の径方向の位置情報の最大値εと最小値−εを回転振れ量として計測する接触式の変位センサ204が、各刃の刃先に接触させ配設されている。尚、変位センサ204は、接触式以外の他の、非接触式の変位センサ、例えばレーザ式のエッジ検出装置を使用してもよく、この測定はオペレータによる手動測定、工作機器200に設定されている自動測定装置などを用いて行うことができる。
【0015】
次に、上記のように構成された実施の形態1の工作機器の制御装置の動作について説明する。まず、うねり高さ予測演算に必要な回転振れ量について説明する。回転振れとは、複数の刃を有する切削工具203、例えばエンドミルについて、工作機器200に取り付けた状態で回転させた場合に生じる、刃毎の工具径方向の突き出しのばらつきのことである。回転振れが生じる原因としては主として3つあり、切削工具203の製作時に発生した切削工具203自体のばらつきによる振れ、工作機器200の主軸201の振れ、工作機器200にホルダ202を介して切削工具203を設置する際に発生する振れである。回転振れが小さい方が望ましい場合がほとんどであるが、切削工具203の形状のばらつき、工作機器200の老朽化、ホルダ202の劣化や取り付け誤差などにより回転振れの低減は困難である。
【0016】
次に、回転振れ量の測定方法について説明する。図2に示すように、工作機器200に主軸201を介してホルダ202および切削工具203が取り付けられている。この切削工具203の刃先に接触式の変位センサ204を接触させ、主軸を手動もしくは低速で回転させることで刃毎の先端部の径方向の位置情報を取得し、各刃先端の径方向の位置情報の最大値εと最小値−εを回転振れとして計測する。尚、回転振れ量は、切削工具203の高さ方向の全ての位置において検出して、一番大きな回転振れ量を基準として行う場合と、一般的に切削工具203においてその先端側の回転揺れ量が一番大きいと考えられるため、その先端の回転揺れ量を検出して基準として行う場合となどが考えられる。
【0017】
次に、被加工物1の加工面1a(または、被加工物1の上面を指す)のうねり高さについて説明する。図3に示すように、複数の刃A〜Fを有する切削工具203(例えば、エンドミル)によって形成される被加工物1の加工面1aは、各刃A〜Fの先端の軌跡301により形成される。切削工具203の半径(工具径)をR、1刃あたりの送り量をfとするとき、刃Aと刃Bとの軌跡301の接続部には突起状の加工面1aが形成される。その高さtaは、f/(8×R)にて計算される。そして、図3(a)に示すように、切削工具203の回転振れが0の場合には、このtaがうねり高さとして加工面1aに残る。
また、図3(b)に示すように切削工具203の回転振れ量が±εの場合にはうねり高さは増加し、被加工物1の加工面1aは、各刃A〜Fの先端の軌跡301aにより形成される。よって、実質うねり高さt=ta+2εとなる。
【0018】
1刃あたりの送り量fは、一般的に、切削工具203の回転数S(rpm)、切削工具203の移動における送り速度F(mm/min)、切削工具203の刃数zとすると、f=F/S/zにて計算することができる。但し、1刃あたりの送り量fが小さい場合には、隣接する刃によってうねり高さの頂点となる部分が一部除去されるため、切削工具203の回転振れ量に比べうねり高さは小さくなり、1刃あたりの送り量fに応じて実質うねり高さtはta〜ta+2εの間で変化するものである。その変化量は、刃先の軌跡301を計算機などによって描画することで求めることが可能である。
【0019】
次に、この刃先の軌跡301の計算方法について説明する。図4において、切削工具203の半径(工具径)R、刃数Nについて、回転振れ量が最も小さい、すなわち回転振れ量が−εの刃を刃Aとし、加工の送り方向の順に刃B、C、D、E、Fとする(図4では、刃数を一例とし「6」とした)。よって、被加工物1の加工面1aは、各刃A〜Fの先端の軌跡301bにより形成される。この際の、XYの関係を図に示したものとするとき、刃番n番(A→1番、B→2番、C→3番、D→4番、E→5番、F→6番)の刃先の軌跡301bは、
x=Rcosθ+nf+εx
y=Rsinθ+εy
にてそれぞれ表される。
ここで、
εx=εsin(2πn/N)
εy=−εcos(2πn/N)
であり、θに0〜2π(rad)を代入することで各刃A〜Fの刃先の軌跡301bを得ることができる。
【0020】
次に、切削工具203の1回転分の送り量の範囲でxを順に変化させていき、それぞれのxの位置に対する各刃のyの値を比較し、最も小さい値をプロットした結果が被加工物の加工面1aのプロファイルとなる。このプロファイル上の最大値と最小値との差がうねり高さtとなる。上記の計算結果の一例として、切削工具203の回転振れ量が10μmのときの、1刃あたりの送り量fと実質うねり高さt、または、うねり高さtaとの関係を図5に示す。工具径は20mm、刃数は6枚の切削工具203として超硬エンドミルで、被加工物はS55C(炭素鋼)、回転数は1200rpmとした場合の、回転揺れ考慮ありの予測値と、回転揺れ考慮なしの予測値と、実測値との関係を示す。図から明らかなように、回転揺れ考慮ありの予測値と、実測値とはほぼ同様の関係を得るものである。これに対し、回転揺れ考慮なしの予測値と、実測値とは大きく異なり、回転揺れ量を考慮にいれずに加工を行うと加工精度が低下することが明らかである。
【0021】
尚、1刃あたりの送り量fが0.1mm以下の範囲では予測値(回転揺れ考慮あり)と、実測値ともにうねり高さが小さく、互いに非常に近い値となっている。これに対し、1刃あたりの送り量fが大きい領域では予測値(回転揺れ考慮あり)と実測値との差が若干異なる値になっている。これは1つの刃による被加工物1の除去厚みが増加したためであり、刃先の軌跡どおりに被加工物1がせん断されなくなったことによる誤差である。
【0022】
次に、工作機器の制御装置100において、被加工物1を加工条件において加工可能か否かの判定を行う場合について説明する。まず、回転振れ量が最も大きくなる回転振れ量±εを前述の回転振れ量の測定方法に基づいて事前に測定する。そして、切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、被加工物1の加工における切削工具203の回転軸Zの回転数および移動速度の加工条件情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での上記に示したように測定した回転振れ量情報と、被加工物1の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さtsとを入力部101に例えばオペレータが入力する。次に、入力された情報は記憶部102に記憶される。次に、記憶された各情報に基づいて、上記に示したようにうねり高さ演算部103にて実質うねり高さtを演算して予測する。次に、比較判定部104は、演算により求めた実質うねり高さtと許容うねり高さtsとを比較し、t>tsとなった場合は加工不可と判定し、t≦tsとなった場合は加工可能と判定する。そして、記憶部105に判定結果を記録するともに、表示部106に判定結果を表示する。
【0023】
また、上記においては、加工条件の加工可能か否かを判定する場合について説明したが、逆に、加工条件を許容うねり高さを満足するように設定することも可能である。加工設定部107は、切削工具203の工具径および刃数の工具形状情報と、切削工具203を工作機器200に設置した状態での回転振れ量情報と、被加工物1の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さ情報と、被加工物1の加工においてあらかじめ決定されている切削工具203の回転軸Zの回転数または移動速度の加工条件情報とを、記憶部102から抽出して、各情報から上記に示したように、被加工物1の加工において許容うねり高さtsを満たす切削工具203の移動速度または回転軸の回転数の加工条件を設定する。そして、記憶部105に加工条件を記録するともに、表示部106に加工条件を表示する。
【0024】
上記に示した実施の形態1の工作機器の制御装置によれば、回転揺れ量を加味したうねり高さを予測することができ、また、この予測により、加工可能か否かの判定を行うことができるので、加工前に許容うねり高さを超えるか否かを予測することで、加工後の不良発生を抑制でき、うねり高さにおける加工精度の予測を高精度に行うことができ、それに伴い、うねり高さにおける加工精度を向上することができる。また、回転揺れ量を加味し許容うねり高さを満足するように加工条件を設定することができるので、加工後の不良発生を抑制し、うねり高さにおける加工精度を高精度にて行うことができ、加工時間が最短となる加工条件が設定することが可能となる。また、工作機器の老朽化、劣化などにおける回転振れ量を加味することができるため、加工精度を高精度に保持したまま、工作機器の高寿命化を図ることができる。
【符号の説明】
【0025】
1 被加工物、100 工作機器の制御装置、103 うねり高さ演算部、
104 比較判定部、107 加工設定部、200 工作機器、201 主軸、
203 切削工具、Z 回転軸。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記被加工物の加工における前記切削工具の回転軸の回転数および移動速度の加工条件情報と、
前記切削工具を前記工作機器に設置した状態での回転振れ量情報とを用いて、
前記被加工物の加工におけるうねり高さを予測するうねり高さ演算部を備えたことを特徴とする工作機器の制御装置。
【請求項2】
前記予測演算部により算出されたうねり高さと、前記被加工物の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さとを比較して、加工可能かを判定する比較判定部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の工作機器の制御装置。
【請求項3】
複数の刃を有する切削工具を回転させるとともに移動することにより被加工物を加工する工作機器の制御装置であって、
前記切削工具の工具径および刃数の工具形状情報と、
前記切削工具を前記工作機器に設置した状態での回転振れ量情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ設定されている許容うねり高さ情報と、
前記被加工物の加工においてあらかじめ決定されている前記切削工具の回転軸の回転数または移動速度の加工条件情報とを用いて、
前記被加工物の加工において上記許容うねり高さを満たす前記切削工具の移動速度または回転軸の回転数の加工条件を設定する加工設定部を備えたことを特徴とする工作機器の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−228744(P2012−228744A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−98041(P2011−98041)
【出願日】平成23年4月26日(2011.4.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】