感光性組成物、感光性フィルム、感光性積層体、永久パターン形成方法、及びプリント基板
【課題】エッジフュージョン(端面融着)がなく、かつタック性及び経時での性能安定性に優れ、フィルム化が容易で、高精細な永久パターン(保護膜、層間絶縁膜、及びソルダーレジストパターンなど)を効率よく形成可能な感光性組成物、感光性フィルム、感光性積層体、前記感光性積層体を用いた永久パターン形成方法、及び前記永久パターン形成方法により永久パターンが形成されるプリント基板の提供。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、エラストマー、及び熱架橋剤を含み、前記バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む感光性組成物等である。前記バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む態様、などが好ましい。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、エラストマー、及び熱架橋剤を含み、前記バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む感光性組成物等である。前記バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む態様、などが好ましい。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、エラストマー、及び熱架橋剤を含み、前記バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
高分子化合物の酸基が、カルボキシル基であり、前記カルボキシル基の前記高分子化合物における含有量が、1.0〜4.0meq/gである請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項4】
高分子化合物が、下記構造式(I)で表される構造単位を20mol%以上含有する請求項1から3のいずれかに記載の感光性組成物。
【化1】
ただし、前記構造式(I)中、R1、R2、及びR3は水素原子又は1価の有機基を表す。Lは有機基を表し、なくてもよい。Arは芳香族基を表す。
【請求項5】
エラストマーが、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、アクリル系エラストマー、及びシリコーン系エラストマーから選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
エラストマーの含有量が、バインダー100質量部に対して、2〜50質量部である請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
支持体と、該支持体上に請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性フィルム。
【請求項8】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項7に記載の感光性フィルム。
【請求項9】
基体上に、請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性積層体。
【請求項10】
感光層が、請求項7から8のいずれかに記載の感光性フィルムにより形成された請求項9に記載の感光性積層体。
【請求項11】
請求項9から10のいずれかに記載の感光性積層体における感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項12】
露光が、350〜415nmの波長のレーザ光を用いて行われる請求項11に記載の永久パターン形成方法。
【請求項13】
請求項11から12のいずれかに記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、エラストマー、及び熱架橋剤を含み、前記バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
高分子化合物の酸基が、カルボキシル基であり、前記カルボキシル基の前記高分子化合物における含有量が、1.0〜4.0meq/gである請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項4】
高分子化合物が、下記構造式(I)で表される構造単位を20mol%以上含有する請求項1から3のいずれかに記載の感光性組成物。
【化1】
ただし、前記構造式(I)中、R1、R2、及びR3は水素原子又は1価の有機基を表す。Lは有機基を表し、なくてもよい。Arは芳香族基を表す。
【請求項5】
エラストマーが、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、アクリル系エラストマー、及びシリコーン系エラストマーから選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
エラストマーの含有量が、バインダー100質量部に対して、2〜50質量部である請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
支持体と、該支持体上に請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性フィルム。
【請求項8】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項7に記載の感光性フィルム。
【請求項9】
基体上に、請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性積層体。
【請求項10】
感光層が、請求項7から8のいずれかに記載の感光性フィルムにより形成された請求項9に記載の感光性積層体。
【請求項11】
請求項9から10のいずれかに記載の感光性積層体における感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項12】
露光が、350〜415nmの波長のレーザ光を用いて行われる請求項11に記載の永久パターン形成方法。
【請求項13】
請求項11から12のいずれかに記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【公開番号】特開2009−14745(P2009−14745A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−72829(P2006−72829)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(000005201)富士フイルムホールディングス株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(000005201)富士フイルムホールディングス株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】
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