説明

携帯機

【課題】高級感があり、加飾された部品の取替えが容易な携帯機を提供する。
【解決手段】携帯機1は、本体2に開口204、205を備え、開口204、205には、抜止部204a、205aが形成されている。第1の加飾板4は、先端部43を有する第1の爪部42と、先端部45を有する第2の爪部44と、を備え、第1及び第2の爪部42、44を開口204、205に挿入し、先端部43、45を抜止部204a、205aの下部に変位させることによって、第1の加飾板4を本体2に取り付け、V字スナップ60、61を裏側の開口210、211に挿入することによって第1の加飾板4を本体2に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、金属調の加飾層を有する加飾フィルムを取り付けた携帯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この携帯機によると、加飾フィルムによって外装が保護され、また、加飾フィルムが有する高輝度の金属光沢によって高級感を表現することができる。
【特許文献1】特開2007−285093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の携帯機は、本物の金属によって加飾するわけではないので、高級感の表現に限界があった。
【0005】
従って本発明の目的は、高級感があり、加飾された部品の取替えが容易な携帯機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記目的を達成するため、車両と通信を行う無線通信回路を有する本体部と、前記本体部に設けられた少なくとも1つの開口と、前記開口内に突出して設けられる抜止部と、突起部を有する爪部を有し、前記抜止部と前記開口とによって形成される第1のガイド部に前記爪部を挿入し、さらに前記抜止部と前記開口とによって取付方向に形成された第2のガイド部に沿って前記爪部を変位させ、前記抜止部と前記突起部とによって前記本体部に取り付けられる加飾部と、を備えたことを特徴とする携帯機を提供する。
【0007】
(2)本発明は上記目的を達成するため、前記爪部は、L字の水平部分を前記突起部とした略L字形状を有し、前記突起部は、前記第2のガイド部に沿って変位することによって前記加飾板と前記突起部の間に前記抜止部が挿入されることを特徴とする前記(1)に記載の携帯機を提供する。
【0008】
(3)本発明は上記目的を達成するため、前記加飾部は、金属によって形成されることを特徴とする前記(2)に記載の携帯機を提供する。
【0009】
(4)本発明は上記目的を達成するため、車両と通信を行う無線通信回路を有する本体部と、前記本体部に設けられた少なくとも1つの開口と、前記開口内に突出して設けられる抜止部と、突起部を有する爪部を有し、前記抜止部と前記開口とによって形成される第1のガイド部に前記爪部を挿入し、さらに前記抜止部と前記開口とによって取付方向に形成された第2のガイド部に沿って前記爪部を変位させ、前記抜止部と前記突起部とによって前記本体部に取り付けられる加飾部と、前記加飾部が取り付けられる前記本体部の取付面に対向する裏面から前記開口の前記第1のガイド部に挿入され、前記加飾部の前記第1のガイド部方向の変位を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする携帯機を提供する。
【0010】
(5)本発明は上記目的を達成するため、前記規制部材は、第1及び第2の脚部を有する略V字形状を備え、前記開口は、第1及び第2の保持部を有し、前記規制部材の前記第1及び第2の脚部が前記第1及び第2の保持部によって前記開口内に保持されることによって前記規制部材は前記開口内に保持されることを特徴とする前記(4)に記載の携帯機を提供する。
【0011】
(6)本発明は上記目的を達成するため、前記爪部は、L字の水平部分を前記突起部とした略L字形状を有し、前記突起部は、前記第2のガイド部に沿って変位することによって前記加飾板と前記突起部の間に前記抜止部が挿入されることを特徴とする前記(5)に記載の携帯機を提供する。
【0012】
(7)本発明は上記目的を達成するため、前記加飾部は、金属によって形成されることを特徴とする前記(6)に記載の携帯機を提供する。
【発明の効果】
【0013】
このような構成によれば、高級感があり、加飾された部品の取替えを容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の携帯機の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
【0015】
[実施の形態]
(携帯機1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯機の分解斜視図である。本実施の形態における携帯機1は、図示しない車両と無線通信を行って、車両に対する所定の操作を可能にするものである。
【0016】
この携帯機1は、図1に示すように、本体(本体部)2と、第1及び第2の加飾板(加飾部)4、5と、V字スナップ(規制部材)60〜63と、を備えて概略構成されている。
【0017】
(本体2の構成)
本体2は、一例として、樹脂によって形成され、図1に示すように、上及び下カバー20、21によって構成されている。なお、本実施の形態における本体2は、上下に2分割されているが、これに限定されず、さらに分割されたもの、又は一体であるものであっても良い。
【0018】
(上カバー20の構成)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る上カバーの平面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるA−A線断面図である。
【0019】
上カバー20は、第1及び第2の加飾板4、5が取り付けられる取付面を有し、図1及び図2(a)に示すように、中央部付近に形成された凸部200と、第1及び第2の加飾板4、5の両端部の厚みに基づいて形成された凹部201、202と、第1及び第2の加飾板4、5の中央部の厚みに基づいて凸部200よりも凸が小さく形成された凸部203と、凹部201に形成された開口204と、凹部202に形成された開口205と、を備えて概略構成されている。
【0020】
凹部201に形成される開口204は、矩形状を有し、さらに、凹部201と凸部203とに渡って形成されており、携帯機1の中心点(図示せず)に対して点対称の位置の凹部201(凸部200を挟んで点対称の位置にある凹部201と凸部203)にも形成されている。
【0021】
また、凹部202に形成される開口205は、矩形状を有し、さらに、携帯機1の中心点(図示せず)に対して点対称の位置の凹部202(凸部200を挟んで点対称の位置にある凹部202)にも形成されている。
【0022】
(開口204の構成)
開口204は、図2(a)及び(b)に示すように、上カバー20を貫通する開口であって、その開口の形状は略L字形状を有し、携帯機1の長手方向の開口部分である第1のガイド部206と、携帯機1の短手方向の開口部分である第2のガイド部207と、を備えている。
【0023】
また、開口204には、矩形状を有して開口内に突出する抜止部204aが形成されている。抜止部204aの開口内における厚みは、後述する第1の爪部42に基づいて設定される。
【0024】
(開口205の構成)
開口205は、図2(a)及び(b)に示すように、上カバー20を貫通する開口であって、その開口の形状は略L字形状を有し、携帯機1の長手方向の開口部分である第1のガイド部208と、携帯機1の短手方向の開口部分である第2のガイド部209と、を備えている。
【0025】
また、開口205には、矩形状を有して開口内に突出する抜止部205aが形成されている。抜止部204aの開口内における厚みは、後述する第2の爪部44に基づいて設定される。
【0026】
(下カバー21の構成)
図3(a)は、本発明の実施の形態に係る下カバーの平面図であり、図3(b)は、下カバーの図3(a)におけるB−B線断面図であり、図3(c)は、下カバーの図3(a)におけるC−C線断面図である。
【0027】
下カバー21は、図1及び図3(a)に示すように、上カバー20に接する面上に、車両と通信を行う無線通信回路(図示せず)を有するプリント配線基板3を備えている。
【0028】
また下カバー21は、上カバー20の開口204、205に対応する位置に開口210、211を備えている。
【0029】
開口210は、開口204に繋がる開口であり、開口211は、開口205に繋がる開口であるので、以下において、上カバー20側から開口に部材を挿入するときは、上カバー20の符号204、205を用い、下カバー21側から開口に部材を挿入するときは、下カバー21の符号210、211を用いることとする。
【0030】
(開口210の構成)
開口210は、開口204の第1のガイド部206に対応する位置に、第1及び第2の保持部212、213を有している。
【0031】
第1及び第2の保持部212、213は、開口210内に突出するように設けられている。
【0032】
(開口211の構成)
開口211は、開口205の第1のガイド部208に対応する位置に、第1及び第2の保持部214、215を有している。
【0033】
第1及び第2の保持部214、215は、開口211内に突出するように設けられている。
【0034】
(第1の加飾板4の構成)
図4(a)は、本発明の実施の形態に係る第1の加飾板の側面図であり、図4(b)は、第1の加飾板の裏面図である。以下では、第1の加飾板4について説明するが、第2の加飾板5も同じ構成及び機能を有するものとする。
【0035】
第1の加飾板4は、一例として金属によって形成され、図4(a)及び(b)に示すように、略矩形状を有する本体40と、上カバー20の凸部203に基づいて本体40の下部中央に形成された凹部41と、上カバー20の開口204に基づいて本体40の図4(a)の左下側に形成された第1の爪部42と、上カバー20の開口205に基づいて本体40の図4(a)の右下側に形成された第2の爪部44と、を備えて概略構成されている。
【0036】
第1の爪部42は、略L字形状を有し、図4(a)に示す水平方向に伸びる先端部(突起部)43を備えている。
【0037】
また第2の爪部44は、略L字形状を有し、図4(a)に示す水平方向に伸びる先端部(突起部)45を備えている。
【0038】
(V字スナップ60〜63の構成)
図5は、本発明の実施の形態に係るV字スナップの概略図である。以下において、V字スナップ60について説明するが、他のV字スナップ61〜63も同様の構成及び機能を有するものとする。
【0039】
V字スナップ60は、一例として樹脂又は金属によって形成され、図5に示すように、先端部600と、先端部600の側面に設けられた第1の脚部601と、第1の脚部601に対向する先端部600の他の側面に設けられた第2の脚部602と、第1及び第2の脚部601、602によって形成された凹部603と、を備えて構成されている。
【0040】
(動作)
以下に、本実施の形態における携帯機に関する動作を各図を参照して詳細に説明する。ユーザが、携帯機1に第1の加飾板4を取り付ける場合について説明する。なお、第2の加飾板5を取り付ける場合も以下と同様である。
【0041】
図6は、本発明の実施の形態に係る第1の加飾板の取り付けに関する概略図であり、図7は、本発明の実施の形態に係る携帯機の図6におけるD−D線断面図であり、図8(a)は、本発明の実施の形態に係る開口を裏面側から見た概略図であり、図8(b)は、V字スナップ挿入後の開口の断面図である。図8(b)における断面図は、V字スナップ挿入後の図3(a)のC−C線断面を取っている。
【0042】
ユーザは、第1の加飾板4の第1及び第2の爪部42、44を本体2の開口204、205の第1のガイド部206、208に挿入する。
【0043】
ユーザは、第1及び第2の爪部42、44を第1のガイド部206、208の奥まで挿入し、図6に示す矢印E方向(取付方向)に第1の加飾板4を変位させる。
【0044】
このとき、第1及び第2の爪部42、44は、第2のガイド部207、209に沿って矢印E方向に変位する。
【0045】
また、第1及び第2の爪部42、44の先端部43、45は、上カバー20の抜止部204a、205aの下部を矢印E方向に変位する。
【0046】
第1及び第2の爪部42、44は、第2のガイド部207、209に沿って変位することによって、第1の加飾板4は本体2に取り付けられる。
【0047】
このとき、第1及び第2の爪部42、44の先端部43、45は、図7に示すように、上カバー20の抜止部204a、205aの下部に変位しているため、第1の加飾板4は、本体2に対して、図7の上部方向に抜けなくなっている。
【0048】
続いて、ユーザは、携帯機1を上下逆さにし、図8(a)に示すように、下カバー21の開口210の第1のガイド部206に対応する位置に、V字スナップ60を先端部600から挿入する。
【0049】
V字スナップ60は、先端部600から開口210に挿入されると、第1及び第2の脚部601、602の外側の側面が、第1及び第2の保持部212、213に接触し、接触に伴って凹部603の幅が狭くなる。
【0050】
V字スナップ60は、開口210の奥にさらに挿入されると、第1及び第2の脚部601、602が、第1及び第2の保持部212、213との接触を開放され、蓄えた弾性力を開放し、開口210の中で凹部603の幅が、第1及び第2の保持部212、213が作る開口の幅以上に広がる。
【0051】
V字スナップ60は、図8(b)に示すように、凹部603の広がりによって開口210から抜けなくなり、さらに、第1の加飾板4の第2のガイド部207に沿った、図6に示す矢印E方向とは反対方向の変位を規制し、第1の加飾板4は、本体2に固定される。
【0052】
またユーザは、同様に開口211にV字スナップ61を挿入し、第1の加飾板4の取り付けを完了する。
【0053】
続いてユーザは、第1の加飾板4と同様に第2の加飾板5を携帯機1に取り付け、第1及び第2の加飾板4、5の取り付けを完了する。
【0054】
(効果)
(1)上記した実施の形態における携帯機1によれば、第1及び第2の加飾板4、5を本体2に容易に取り付けることができる。
【0055】
(2)上記した実施の形態における携帯機1によれば、第1及び第2の爪部42、44が、略L字形状を有しているので、さらに第1及び第2の加飾板4、5を本体2に容易に取り付けることができる。
【0056】
(3)上記した実施の形態における携帯機1によれば、金属で形成された第1及び第2の加飾板4、5を本体2に容易に取り付けることができるので、より高級感を高めることができる。
【0057】
(4)上記した実施の形態における携帯機1によれば、V字スナップ60〜63を用いているので、第1及び第2の加飾板4、5を本体2に固定することができる。
【0058】
(5)上記した実施の形態における携帯機1によれば、V字スナップ60〜63は単純な構成を有しているので、第1及び第2の加飾板4、5を容易に本体2に固定することができる。
【0059】
(6)上記した実施の形態における携帯機1によれば、V字スナップ60〜63を用いているので、金属によって形成された第1及び第2の加飾板4、5を容易に本体2に固定することができる。
【0060】
(7)上記した実施の形態における携帯機1によれば、V字スナップ60〜63を用いているので、開口210、211に対して挿入が容易になる。
【0061】
(8)上記した実施の形態における携帯機1によれば、複数の加飾板を容易に本体2に取り付けることができる。
【0062】
(9)上記した実施の形態における携帯機1によれば、様々な種類の加飾板を容易に取り替えることができる。
【0063】
(他の実施の形態について)
(1)上記した実施の形態において加飾板は、上カバー20に2つ取り付けられたが、下カバー21に同じ形状を有する加飾板を取り付けても良い。
【0064】
(2)上記した実施の形態において加飾板は、上カバー20に2つ取り付けられたが、複数の加飾板を取り付けても良い。
【0065】
(3)上記した実施の形態において第1及び第2の加飾板4、5は、金属であったが、樹脂でも良い。
【0066】
(4)上記した実施の形態において第1及び第2の加飾板4、5は、爪部が2つ形成されていたが、1つ、又は複数であっても良い。
【0067】
(5)上記した実施の形態において本体2は、2分割されていたが、さらに分割されたもの、又は一体であるものであっても良い。
【0068】
(6)上記した実施の形態においてV字スナップ60〜63は、略V字形状であったが、開口210、211に挿入可能な形状であれば、矩形状等であっても良い。
【0069】
(7)上記した実施の形態において第1及び第2の爪部42、44は、略L字形状を有しているが、抜止部204a、205aによって変位が規制される形状であれば良い。
【0070】
(8)上記した実施の形態において第1及び第2の保持部212、213は、開口210、211の挿入口付近に形成されたが、挿入する規制部材(例えばV字スナップ60〜63)の形状に合わせて形成されて良い。
【0071】
(9)上記した実施の形態において第1及び第2の加飾板4、5は、携帯機1の長手方向に設けられたが、自由に配置可能である。
【0072】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯機の分解斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態に係る上カバーの平面図であり、(b)は、図2(a)におけるA−A線断面図である。
【図3】(a)は、本発明の実施の形態に係る下カバーの平面図であり、(b)は、下カバーの図3(a)におけるB−B線断面図であり、(c)は、下カバーの図3(a)におけるC−C線断面図である。
【図4】(a)は、本発明の実施の形態に係る第1の加飾板の側面図であり、(b)は、第1の加飾板の裏面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るV字スナップの概略図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る第1の加飾板の取り付けに関する概略図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る携帯機の図6におけるD−D線断面図である。
【図8】(a)は、本発明の実施の形態に係る開口を裏面側から見た概略図であり、(b)は、V字スナップ挿入後の開口の断面図である。
【符号の説明】
【0074】
1…携帯機、2…本体、3…プリント配線基板、4…第1の加飾板、5…第2の加飾板、20…上カバー、21…下カバー、40…本体、41…凹部、42…第1の爪部、43…先端部、44…第2の爪部、45…先端部、60〜63…V字スナップ、200…凸部、201…凹部、202…凹部、203…凸部、204…開口、204a…抜止部、205…開口、205a…抜止部、206…第1のガイド部、207…第2のガイド部、208…第1のガイド部、209…第2のガイド部、210、211…開口、212…第1の保持部、213…第2の保持部、214…第1の保持部、215…第2の保持部、600…先端部、601…第1の脚部、602…第2の脚部、603…凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両と通信を行う無線通信回路を有する本体部と、
前記本体部に設けられた少なくとも1つの開口と、
前記開口内に突出して設けられる抜止部と、
突起部を有する爪部を有し、前記抜止部と前記開口とによって形成される第1のガイド部に前記爪部を挿入し、さらに前記抜止部と前記開口とによって取付方向に形成された第2のガイド部に沿って前記爪部を変位させ、前記抜止部と前記突起部とによって前記本体部に取り付けられる加飾部と、
を備えたことを特徴とする携帯機。
【請求項2】
前記爪部は、L字の水平部分を前記突起部とした略L字形状を有し、
前記突起部は、前記第2のガイド部に沿って変位することによって前記加飾板と前記突起部の間に前記抜止部が挿入されることを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
【請求項3】
前記加飾部は、金属によって形成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯機。
【請求項4】
車両と通信を行う無線通信回路を有する本体部と、
前記本体部に設けられた少なくとも1つの開口と、
前記開口内に突出して設けられる抜止部と、
突起部を有する爪部を有し、前記抜止部と前記開口とによって形成される第1のガイド部に前記爪部を挿入し、さらに前記抜止部と前記開口とによって取付方向に形成された第2のガイド部に沿って前記爪部を変位させ、前記抜止部と前記突起部とによって前記本体部に取り付けられる加飾部と、
前記加飾部が取り付けられる前記本体部の取付面に対向する裏面から前記開口の前記第1のガイド部に挿入され、前記加飾部の前記第1のガイド部方向の変位を規制する規制部材と、
を備えたことを特徴とする携帯機。
【請求項5】
前記規制部材は、第1及び第2の脚部を有する略V字形状を備え、
前記開口は、第1及び第2の保持部を有し、前記規制部材の前記第1及び第2の脚部が前記第1及び第2の保持部によって前記開口内に保持されることによって前記規制部材は前記開口内に保持されることを特徴とする請求項4に記載の携帯機。
【請求項6】
前記爪部は、L字の水平部分を前記突起部とした略L字形状を有し、
前記突起部は、前記第2のガイド部に沿って変位することによって前記加飾板と前記突起部の間に前記抜止部が挿入されることを特徴とする請求項5に記載の携帯機。
【請求項7】
前記加飾部は、金属によって形成されることを特徴とする請求項6に記載の携帯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−302998(P2009−302998A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−156359(P2008−156359)
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】