説明

携帯端末、携帯端末の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

【課題】分かりやすくきめ細かな表示ができる携帯端末、携帯端末の制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】歩数計測手段と、歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する表示手段と、歩数計測手段からの歩数情報及び歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示するように制御する制御手段とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末、携帯端末の制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
歩数計を搭載した携帯電話機の一例が特許文献1〜5に記載されている。
特許文献1に記載の発明は、「移動体電話機」に関するものである。この「移動体電話機」は、「使用者が携帯し、電波を用いて通話を行う移動体電話機において、歩数検出器を備えて、携帯者の歩行に関するデータを所定時間単位あるいは日にち単位で長期に渡って測定し記憶する手段と、記憶された所定時間単位あるいは日にち単位の長期間のデータを表示する手段とを具備する」構成である。
【0003】
特許文献1に記載の発明によれば、携帯者の歩行に関するデータを所定時間単位あるいは日にち単位で長期に渡って測定し記憶し、この長期に渡る所定時間単位あるいは日にち単位のデータを表示できるようにしたので、歩きによる健康管理に充分に役に立つデータを携帯者に提供することができるとしている。
【0004】
特許文献2に記載の発明は、「歩行距離表示機能付き携帯電話機」に関するものである。この「歩行距離表示機能付き携帯電話機」は、「アンテナと、音声の送受信を行う無線送受信部と、音声データの処理を行うベースバンド処理部と、受話器と、送話器と、歩数データの処理や、歩行距離測定の制御を行う歩数データ処理部と、携帯電話機全体の制御を行う制御部と、告知音を鳴らすサウンダと、表示部と、電話番号などのデータを記憶するメモリと、歩数を測定する万歩計(登録商標)機能部と、ダイヤルや機能の設定に用いられるキー入力部と、電圧を供給する電源部と」で構成したものである。
【0005】
特許文献2に記載の発明によれば、歩数をカウントし、その数値を表示させるので、万歩計として活用することができ、携帯電話と万歩計の両方を携帯する煩わしさをなくし、常時携帯するものとしての付加価値を高めることができ、歩数と歩幅の積算により、ある区間からある区間までの歩行による移動距離を測定することができるとしている。
【0006】
特許文献3に記載の発明は、「携帯型情報機器」に関するものである。この「携帯型情報機器」は、「制御部、記憶部、操作部、表示部及び無線部を備えた携帯型情報機器において、歩行による振動を検出する振動検出部を有するとともに、振動検出部で検出された情報から歩数、歩行距離、運動量を計測して演算する万歩計機能部」を備えた構成である。
【0007】
特許文献3に記載の発明によれば、万歩計と携帯型情報機器が一体化されるとともに、携帯型情報機器の情報処理部と送受信制御部の機能を利用すれば万歩計に関するデータをグラフに表示したり、送受信したりすることが可能となるとしている。
【0008】
特許文献4に記載の発明は、「歩数計」に関する発明である。この「歩数計」は、「歩行を検出し歩数を計数する歩数計数手段と、歩行時間を計時する歩行計時部と、歩数計数手段で計数された歩数と歩行計時部で計時された歩行時間とから歩行ピッチを演算する歩行ピッチ演算手段と、身長を設定する身長設定手段と、身長設定手段で設定された身長と歩行ピッチ演算手段で演算された歩行ピッチとから歩幅を演算する歩幅演算手段と、歩幅演算手段で演算された歩幅を用いて歩行関連情報を演算する歩行関連情報演算手段と、歩行関連情報演算手段で演算された歩行関連情報を表示する表示部」とを備えた構成である。
【0009】
特許文献4に記載の発明によれば、身長と歩行ピッチにより変化する歩幅が歩幅演算手段により求められ、この歩幅に基づいて、歩行関連情報演算手段により歩行関連情報が求められるので、被計測者は常に一定の歩幅で歩行しなければならないといった意識をすることなく歩行し、正確な歩行関連情報を得ることができるとしている。
【0010】
特許文献5に記載の発明は、「歩数計機能付き携帯電話機」に関する発明である。この「歩数計機能付き携帯電話機」は、「加速度及び/又は角速度を検知するセンサと、センサから出力される信号に基づいてユーザの歩数を計測する計測手段と、計測手段により計測された歩数に基づく歩数情報を表示する表示手段と」を備えたものである。
【0011】
特許文献5に記載の発明によれば、ユーザの歩行動作に伴って生じる加速度の変化を加速度センサによって検知するとともに、この加速度センサからの出力信号に基づいてCPUにより計測されたユーザの歩数に基づいた情報(歩数情報)を算出し、この歩数情報を表示部に表示しており、いわゆる歩数計機能が実現されている。したがって、携帯電話機は、ユーザによって常に携行して用いられるという特徴を最大限に生かして、通話機能や電子メール機能などが使用されていない状態においてもユーザにとって有用な機能を果たすことができるとしている。
【特許文献1】特開2000−116630号公報
【特許文献2】特開2000−209142号公報
【特許文献3】特開2001−257746号公報
【特許文献4】特開2002−312754号公報
【特許文献5】特開2004−120688号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明に関連する歩数計を搭載した携帯電話機は、歩数を表示してはいるが、ただ歩数を文字で羅列しているのみで面白みがなかった。折角大きなカラー液晶を搭載しているのに、文字の羅列だけでは携帯電話機のカラー液晶を活かしきれていなかった。また、この種の携帯電話機はただ文字を羅列するだけであるため、折角歩数を表示しても歩数計を計測していたことを忘れてしまうことがあった。
さらに、グラフを表示する携帯情報器も存在するが、1ヶ月分まとめて表示するため、カラー液晶を十分に活用していなかった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、分かりやすくきめ細かな表示ができる携帯端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係る携帯端末は、歩数計測手段と、該歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する表示手段と、前記歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を前記表示手段にグラフ表示するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明に係る携帯端末の制御方法は、歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示することを特徴とする。
【0016】
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、歩数計測手段が歩数を計測する手順と、表示手段が該歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する手順と、前記歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を前記表示手段にグラフ表示する手順とを実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、分かりやすくきめ細かな表示ができる携帯端末、携帯端末の制御方法、プログラム、及び記憶媒体の提供を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
<特 徴>
本実施形態は、歩数計搭載の携帯電話機において、歩数、歩行時間、歩行距離、消費カロリーを文字で表示することに加え、歩数をグラフで表示することを特徴とする。また、1日表示/1間表示/1ヶ月表示の切替を行い、1表示では1時間ごとの歩数をグラフ表示するが、1週間表示/1ヶ月表示表示設定時は、1日の合計歩数を表示することを特徴とする。
【0020】
文字だけではなくグラフ表示を行うことでより見やすく、歩くとすぐにグラフに表示されたり、消費カロリー計算が表示されたりする。スポーツジムに行ってウォーキングマシンに乗る必要もなく、歩数計を購入する必要もない。いつも持ち歩いている携帯電話でグラフ表示を行う歩数計を搭載するのを特徴とする。
【0021】
歩数計機能はショートカット機能等で待受画面にアイコンを貼付けられることができ、そのアイコンから簡単に起動できるようにする。また、歩数計が起動中かどうかがわかるようなアイコンを待受画面に貼り付けることとする。
【0022】
本発明に係る携帯端末の一実施の形態は、歩数計測手段と、歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する表示手段と、歩数計測手段からの歩数情報及び歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
制御手段としては、例えばマイクロプロセッサが挙げられる。
歩数計測手段としては、例えば加速度センサを内蔵した公知の方位角センサICが用いられる。
グラフとしては、例えば棒グラフが挙げられる。
表示手段としては、例えば液晶表示装置が挙げられる。
【0024】
上記構成によれば、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。
【0025】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、歩数情報を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存し、記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存することを特徴とする。
記憶手段としては、例えば、RAM(Random Access Memory)が挙げられる。
【0026】
上記構成によれば、記憶手段の記憶容量が小さい場合であっても効率的に対処することができる。
【0027】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、制御手段は、歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持し、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算することを特徴とする。
【0028】
上記構成によれば、記憶手段を効率的に利用することができる。
【0029】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、制御手段は、携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除することを特徴とする。
【0030】
上記構成によれば、記憶手段を効率的に利用することができる。
【0031】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、制御手段は、歩数情報及びグラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示するようにしたことを特徴とする。
【0032】
上記構成によれば、歩数情報及びグラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示することにより、利便性が向上する。
【0033】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、制御手段は、歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示するようにしたことを特徴とする。
【0034】
本発明に係る携帯端末の他の実施の形態は、上記構成に加え、表示手段が配置された筐体の背面に配置され、歩数情報及びグラフの少なくとも一方を表示する他の表示手段を備えたことを特徴とする。
【0035】
本発明に係る携帯端末の制御方法の一実施の形態は、歩数計測手段からの歩数情報及び歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示することを特徴とする。
【0036】
上記構成によれば、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。
【0037】
本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存し、記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存することを特徴とする。
【0038】
本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持し、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算することを特徴とする。
【0039】
本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除することを特徴とする。
【0040】
本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、歩数情報及びグラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示することを特徴とする。
【0041】
本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示することを特徴とする。
【0042】
本実施形態により、見た目にも健康管理にも楽しく、走る目的が持てるような歩数計を搭載できる。歩数計機能はショートカット機能等で待受画面にアイコンを貼付けられることができ、そのアイコンから簡単に起動できるようにする。また、歩数計が起動中かどうかがわかるようなアイコンを待受画面に貼り付けることとする。
【0043】
<プログラム及び記憶媒体>
以上で説明した本発明の携帯端末は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0044】
本発明に係るプログラムの一実施の形態は、コンピュータに、歩数計測手段が歩数を計測する手順と、 表示手段が該歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する手順と、歩数計測手段からの歩数情報及び歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示する手順とを実行させることを特徴とする。
【0045】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、記憶手段が歩数情報を記憶する手順を備え、歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存する手順、記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存する手順を実行させることを特徴とする。
【0046】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持する手順、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算する手順を実行させることを特徴とする。
【0047】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除する手順を実行させることを特徴とする。
【0048】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、歩数情報及びグラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示する手順を実行させることを特徴とする。
【0049】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示する手順を実行させることを特徴とする。
【0050】
本発明に係る記憶媒体の一実施の形態は、上記何れかのプログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0051】
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の携帯端末を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリやHDD(Hard Disc Drive)が挙げられる。
【0052】
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【実施例1】
【0053】
本発明の実施例について図2を参照しながら説明する。
図2は、本発明に係る携帯端末の一実施例を示すブロック図である。
図2に示す携帯端末は、歩数計ICを搭載し、歩数計機能を有する携帯電話の一例である。
携帯端末はアンテナ31を介して無線通信を行う送受信部30と、送受信部30との間でデータの授受を行い装置全体を統括制御する制御部20とを有する。制御部20には携帯端末を所持する者の歩数を計測する歩数計IC29が接続され、データを授受する。制御部20には、動作プログラムを記憶するROM21、体重、歩幅、計算結果等のデータを記憶するRAM22、LCD(Liquid Crystal Device:液晶表示素子)ドライバ23,25、及びボタン入力部27が接続されている。LCDドライバ23には正面液晶24が接続され、LCD25には背面液晶26が接続されている。
【0054】
まず、歩数計の設定を行う。体重及び歩幅によって歩行距離や消費カロリーが異なるので、ボタン入力部27より使用者情報(使用者の体重及び歩幅)を入力する。入力情報は、制御部20を通過し、RAM22に格納される。
【0055】
歩数計IC29によってカウントされた歩数は、制御部20を通ってRAM21に記憶される。その記憶された情報は再度制御部20を通り、LCDドライバ23を通して正面液晶24に表示したり、LCDドライバ225を通して背面液晶26に表示したりするが、その際にRAM21に記憶されている歩数と、最初に入力した使用者情報(体重と歩幅)を制御部20で計算し、歩行時間、歩行距離、消費カロリーを算出して表示する。
【0056】
1日表示を行うときは、RAM21に記憶している歩数をそのまま表示し、その歩数と使用者情報を制御部20で計算して歩行時間や距離、カロリーを算出する。
1週間表示/1ヶ月表示を行う場合は、RAM21に記憶している1週間分または1か月分の歩数を制御部20で計算し、その後制御部20で使用者情報と計算して、正面液晶24及び背面液晶26に表示することとする。
【0057】
図3、4、5を参照しながら説明する。
図3は、本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末の一実施例を示す画面イメージである。
図4は、本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末の他の実施例を示す画面イメージである。
図5は、本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末のさらに他の実施例を示す画面イメージである。
【0058】
まず図3であるが、待受状態から歩数計の詳細画面を起動したときのイメージである。本画面は、文字データとグラフとを両方示した画面であると共に1日表示画面である。
画面の上半分には、当日歩いた歩数(例えば10.981歩)を表示し、歩数と制御部20に保存してある使用者情報とに基づいて計算して得られた歩行時間(例えば1時間30分)、歩行距離(例えば7,133m)、消費カロリー(例えば386kカロリー)を表示する。画面の下半分には、歩いた歩数を棒グラフで表示する。
制御部20にて1時間ごとに管理しているため、1時間ごとの歩数をグラフ表示し、何時何歩歩いたかがだいたいわかるような表示とした。
【0059】
図4は、歩数計の1週間表示画面である。
画面の上半分には1間分の合計歩数(10,981歩)、合計歩行時間(1時間30分)、合計歩行距離(7,133m)、1週間あたりの1日平均消費カロリー(55kカロリー)を表示する。
画面の下半分には1日の合計歩数を1週間分グラフで表示する。
【0060】
図5は、歩数計の1ヶ月表示画面である。
画面の上半分には1か月分の合計歩数(10,981歩)、合計歩行時間(1時間30分)、合計歩行距離(7,133m)、1ヶ月あたりの1日平均消費カロリー(55kカロリー)を表示する。
画面の下半分には1日の合計歩数を1ヶ月分グラフで表示する。
図3〜5に示した携帯端末の画面はいずれも文字データ及びグラフが同時に示されているが、本発明は之に限定されるものではなく、文字データもしくはグラフのいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
この場合には、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。
【実施例2】
【0061】
図1は、本発明に係る携帯端末の制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
まず、制御部20(図2参照)は、ボタン入力部27(図2参照)のボタン操作による体重入力の有無を判断し(ステップS1)、体重入力無しと判断した場合(ステップS1/No)は待機し、体重入力有りと判断した場合(ステップS1/Yes)はステップS2に進む。
制御部20は、ボタン入力部27のボタン操作による歩幅入力の有無を判断し(ステップS2)、歩幅入力無しと判断した場合(ステップS2/No)は待機し、歩幅入力有りと判断した場合(ステップS2/Yes)はステップS3に進む。
制御部20は、ボタン入力部27(図2参照)のボタン操作によりスタートボタンがオンされたか否かを判断し(ステップS3)、オンされていないと判断した場合(ステップS3/No)は待機し、オンされていると判断した場合(ステップS3/Yes)はステップS4に進む。
制御部20は、歩数及び歩行時間を計測する(ステップS4)。
制御部20は、体重、歩幅及び歩数等のデータに基づいて歩行距離、消費カロリーを計算する(ステップS5)。
制御部20は、体重、歩幅、歩数、歩行距離、及び消費カロリー等の各種データをRAM22に記憶させる(S6)。
制御部20は、ボタン入力部27のボタン操作による指示が文字表示のみか否かを判断し(ステップS7)、正面液晶24及び背面液晶26による画面表示が文字表示のみであると判断した場合(ステップS7/Yes)、文字表示し(ステップS9)、ステップS4に戻る。
制御部20は、ボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみでないと判断した場合(ステップS7/No)、グラフ表示のみか否かを判断し(ステップS8)、ボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS8/Yes)、グラフ表示し(ステップS10)、ステップS4に戻る。
制御部20は、ボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみでないと判断した場合(ステップS8/No)、文字及びグラフを表示し(ステップS11)、ステップS4に戻る。
【0062】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩数計測手段からの歩数情報及び歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示することができる。この結果、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。
【0063】
ここで、本発明に関連する携帯端末では歩数計情報を文字のみで表示しており、文字だけなので携帯電話機のカラー液晶を活かしきれていなかった。本実施形態により歩数計画面でグラフ表示を行い、見易くカラフルで、携帯電話機の大画面を活かすことができる歩数計を搭載した携帯端末を実現することができる。
【0064】
また、1日表示だけではなく、1週間表示と1ヶ月表示の切替機能を搭載することで、1週間の累計歩行距離、1ヶ月の累計歩行時間や累計歩行距離を確認することができる。
消費カロリーについては、1週間や1ヶ月の合計消費カロリーは膨大な数値になり分かりづらいので、1週間または1ヶ月の平均消費カロリーを表示することとする。
【0065】
ここで、文字及びグラフを表示した場合は、図3〜図5のいずれかの画面が正面液晶24及び背面液晶26(いずれも図2参照)に表示される。
【実施例3】
【0066】
図6は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
まず、制御部20(図2参照)は、ボタン入力部27のボタン操作による体重入力の有無を判断し(ステップS21)、体重入力無しと判断した場合(ステップS21/No)は待機し、体重入力有りと判断した場合(ステップS21/Yes)はステップS22に進む。
制御部20は、ボタン入力部27のボタン操作による歩幅入力の有無を判断し(ステップS22)、歩幅入力無しと判断した場合(ステップS22/No)は待機し、歩幅入力有りと判断した場合(ステップS22/Yes)はステップS3に進む。
制御部20は、スタートボタンがオンされたか否かを判断し(ステップS23)、スタートボタンがオンされていないと判断した場合(ステップS23/No)は待機し、スタートボタンがオンされていると判断した場合(ステップS23/Yes)はステップS4に進む。
制御部20は、歩数及び歩行時間を計測する(ステップS24)。
制御部20は、体重、歩幅及び歩数等のデータに基づいて歩行距離、消費カロリーを計算する(ステップS25)。
制御部20は、体重、歩幅、歩数、歩行距離、及び消費カロリー等の各種データをRAM22に記憶させる(S26)。
制御部20は、計測を開始してから例えば31日が経過したか否かを判断し(ステップS27)、31日経過したと判断した場合(S27/Yes)、31日より前の各種データを1日毎の累計データとしてRAM22に記憶させ(ステップS35)、31日経過していないと判断した場合(ステップS27/No)、ステップS28に進む。
【0067】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し(ステップS28)、1日表示であると判断した場合(ステップS28/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS29)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS28/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS36)。
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS36/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS37)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS36/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS38)。
【0068】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS30)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS30/Yes)、文字表示のみを行い(ステップS31)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS30/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS39)。
【0069】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS39/Yes)、グラフ表示を行い(ステップS40)、グラフ表示のみでないと判断した(ステップS39/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS41)。
【0070】
制御部20は、歩数及び歩行時間の計測を開始してからn(n=1,2,3,…)時間経過したか否かを図示しないタイマーで計測し(ステップS32)、n時間経過したと判断した場合(S32/Yes)、ステップS24に戻り、n時間経過していないと判断した場合(ステップS32/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンがオフか否かを判断する(ステップS33)。
【0071】
制御部20は、ストップボタンがオフであると判断した場合(ステップS33/Yes)、ステップS24に戻り、ストップボタンがオフでないと判断した場合(ステップS33/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンオンであるか否かを判断する(ステップS34)。
【0072】
制御部20は、ストップボタンがオンであると判断した場合(ステップS34/Yes)、ステップS33に戻って待機し、ストップボタンがオンでないと判断した場合(ステップS34/No)、ステップS24に戻る。
【0073】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、本実施例の携帯端末は記憶手段の記憶容量が小さい場合であっても効率的に対処することができる。
【実施例4】
【0074】
図7は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
ステップS51〜S56は、図6に示したフローチャートのS21〜S26と同様のため説明を省略し、ステップS57から説明する。
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し(ステップS57)、1日表示であると判断した場合(ステップS57/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS58)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS57/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS64)。
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS64/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS65)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS64/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS66)。
【0075】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS59)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS59/Yes)、文字表示を行い(ステップS60)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS59/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS67)。
【0076】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS67/Yes)、グラフ表示のみを行い(ステップS68)、グラフ表示のみでないと判断した場合(ステップS67/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS69)。
【0077】
制御部20は、歩数及び歩行時間の計測を開始してからn(n=1,2,3,…)時間経過したか否かを図示しないタイマーで計測し(ステップS61)、n時間経過したと判断した場合(S61/Yes)、ステップS24に戻り、n時間経過していないと判断した場合(ステップS61/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンがオフか否かを判断する(ステップS62)。
【0078】
制御部20は、ストップボタンがオフであると判断した場合(ステップS62/Yes)、ステップS24に戻り、ストップボタンがオフでないと判断した場合(ステップS62/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンオンであるか否かを判断する(ステップS63)。
【0079】
制御部20は、ストップボタンがオンであると判断した場合(ステップS63/Yes)、ステップS33に戻って待機し、ストップボタンがオンでないと判断した場合(ステップS63/No)、ステップS54に戻る。
【0080】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、本実施例の携帯端末は、記憶手段を効率的に利用することができる。
【実施例5】
【0081】
図8は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
ステップS71〜S76は、図6に示したフローチャートのS21〜S26と同様のため説明を省略し、ステップS77から説明する。
制御部20は、計測を開始してから例えば31日が経過したか否かを判断し(ステップS77)、31日経過したと判断した場合(S77/Yes)、31日より前の各種データを1日毎の累計データとしてRAM22に記憶させ(ステップS87)、ステップ78に進み、計測を開始してから31日経過していないと判断した場合(ステップS77/No)、ステップS78に進む。
【0082】
制御部20は、ステップS78にて計測を開始してから365日経過したか否かを判断し、365日経過したと判断した場合(S78/Yes)、RAM22に保存したデータの量がMAX(最大)になったか否かを判断し(ステップS88)、保存データの量が最大になったと判断した場合(S88/Yes)、古いデータを削除する(ステップS89)。制御部20は、古いデータを削除した場合もしくはRAM22に保存したデータの量がMAX(最大)になっていないと判断した場合(ステップS88/No)、制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作で日時の変更があるか否かを判断する(ステップS79)。
制御部20は、日時の変更が有ると判断した場合(ステップS79/Yes)、変更日より未来のデータ及び365日より前のデータを削除(ステップS90)し、日時の変更が無いと判断した場合(ステップS79/No)、ステップS80に進む。
【0083】
制御部20は、ステップS80にて操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し、1日表示であると判断した場合(ステップS80/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS81)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS80/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS91)。
【0084】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS91/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS92)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS91/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS93)。
【0085】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS82)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS82/Yes)、文字表示のみを行い(ステップS83)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS82/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS94)。
【0086】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS94/Yes)、グラフ表示のみを行い(ステップS95)、グラフ表示のみでないと判断した(ステップS94/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS96)。
【0087】
制御部20は、歩数及び歩行時間の計測を開始してからn(n=1,2,3,…)時間経過したか否かを図示しないタイマーで計測し(ステップS84)、n時間経過したと判断した場合(S84/Yes)、ステップS24に戻り、n時間経過していないと判断した場合(ステップS84/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンがオフか否かを判断する(ステップS85)。
【0088】
制御部20は、ストップボタンがオフであると判断した場合(ステップS85/Yes)、ステップS74に戻り、ストップボタンがオフでないと判断した場合(ステップS74/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンオンであるか否かを判断する(ステップS86)。
【0089】
制御部20は、ストップボタンがオンであると判断した場合(ステップS86/Yes)、ステップS85に戻って待機し、ストップボタンがオンでないと判断した場合(ステップS86/No)、ステップS74に戻る。
【0090】
以上のような動作により、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、本実施例の携帯端末は、記憶手段を効率的に利用することができる。
【実施例6】
【0091】
図9は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
ステップS101〜S106は、図6に示したフローチャートのS21〜S26と同様のため説明を省略し、ステップS107から説明する。
制御部20は、ステップS107にて操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し、1日表示であると判断した場合(ステップS107/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS108)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS107/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS111)。
【0092】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS111/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS112)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS111/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS115)。
【0093】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS109)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS109/Yes)、文字表示のみを行い(ステップS110)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS109/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS113)。
【0094】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS109/Yes)、グラフ表示のみを行い(ステップS110)、グラフ表示のみでないと判断した場合(ステップS113/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS116)。
【0095】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、本実施例の携帯端末は、記憶手段を効率的に利用することができる。
【実施例7】
【0096】
図10は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
ステップS121〜S125は、図6に示したフローチャートのS21〜S25と同様のため説明を省略し、ステップS126から説明する。
制御部20は、各種データを待ち受けFlashへ渡す(ステップS126)。
制御部20は、体重、歩幅、歩数、歩行距離、及び消費カロリー等の各種データをRAM22に記憶させる(S127)。
制御部20は、計測を開始してから例えば31日が経過したか否かを判断し(ステップS128)、31日経過したと判断した場合(S128/Yes)、31日より前の各種データを1日毎の累計データとしてRAM22に記憶させ(ステップS129)、31日経過していないと判断した場合(ステップS128/No)、ステップS130に進む。
【0097】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し(ステップS130)、1日表示であると判断した場合(ステップS130/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS131)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS130/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS137)。
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS137/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS138)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS137/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS139)。
【0098】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS132)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS132/Yes)、文字表示のみを行い(ステップS133)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS132/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS140)。
【0099】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS140/Yes)、グラフ表示を行い(ステップS141)、グラフ表示のみでないと判断した(ステップS140/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS142)。
【0100】
制御部20は、歩数及び歩行時間の計測を開始してからn(n=1,2,3,…)時間経過したか否かを図示しないタイマーで計測し(ステップS134)、n時間経過したと判断した場合(S134/Yes)、ステップS124に戻り、n時間経過していないと判断した場合(ステップS134/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンがオフか否かを判断する(ステップS135)。
【0101】
制御部20は、ストップボタンがオフであると判断した場合(ステップS135/Yes)、ステップS24に戻り、ストップボタンがオフでないと判断した場合(ステップS135/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンオンであるか否かを判断する(ステップS136)。
【0102】
制御部20は、ストップボタンがオンであると判断した場合(ステップS136/Yes)、ステップS135に戻って待機し、ストップボタンがオンでないと判断した場合(ステップS136/No)、ステップS124に戻る。
【0103】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、待受Flash画面を表示することができるので、利便性が向上する。
【実施例8】
【0104】
図11は、本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
ステップS221〜S225は、図6に示したフローチャートのS21〜S25と同様のため説明を省略し、ステップS226から説明する。
制御部20は、各種データを待ち受けFlashへ渡す(ステップS226)。
制御部20は、体重、歩幅、歩数、歩行距離、及び消費カロリー等の各種データをRAM22に記憶させる(S227)。
制御部20は、計測を開始してから例えば31日が経過したか否かを判断し(ステップS228)、31日経過したと判断した場合(S228/Yes)、31日より前の各種データを1日毎の累計データとしてRAM22に記憶させ(ステップS238)、ステップS229に進み、計測を開始してから31日経過していないと判断した場合(ステップS228/No)、ステップS229に進む。
【0105】
制御部20は、ステップS229にて計測を開始してから365日経過したか否かを判断し、365日経過したと判断した場合(S229/Yes)、RAM22に保存したデータの量がMAX(最大)になったか否かを判断し(ステップS239)、保存データの量が最大になったと判断した場合(S239/Yes)、古いデータを削除する(ステップS240)。制御部20は、古いデータを削除した場合もしくはRAM22に保存したデータの量がMAX(最大)になっていないと判断した場合(ステップS239/No)、制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作で日時の変更があるか否かを判断する(ステップS230)。
制御部20は、日時の変更が有ると判断した場合(ステップS230/Yes)、変更日より未来のデータ及び365日より前のデータを削除(ステップS240)し、日時の変更が無いと判断した場合(ステップS230/No)、ステップS231に進む。
【0106】
制御部20は、ステップS231にて操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1日表示であるか否かを判断し、1日表示であると判断した場合(ステップS231/Yes)、1日表示画面を設定し(ステップS232)し、1日表示でないと判断した場合(ステップS231/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であるか否かを判断する(ステップS242)。
【0107】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が1週間表示であると判断した場合(ステップS242/Yes)、1週間表示画面を設定し(ステップS242)、1週間表示でないと判断した場合(ステップS242/No)、1ヶ月表示画面を設定する(ステップS244)。
【0108】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作が文字表示のみか否かを判断し(ステップS233)、文字表示のみであると判断した場合(ステップS233/Yes)、文字表示のみを行い(ステップS234)、文字表示のみではないと判断した場合(ステップS233/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみか否かを判断する(ステップS244)。
【0109】
制御部20は、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がグラフ表示のみであると判断した場合(ステップS244/Yes)、グラフ表示のみを行い(ステップS246)、グラフ表示のみでないと判断した(ステップS245/No)、文字及びグラフを表示する(ステップS247)。
【0110】
制御部20は、歩数及び歩行時間の計測を開始してからn(n=1,2,3,…)時間経過したか否かを図示しないタイマーで計測し(ステップS235)、n時間経過したと判断した場合(S235/Yes)、ステップS224に戻り、n時間経過していないと判断した場合(ステップS235/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンがオフか否かを判断する(ステップS236)。
【0111】
制御部20は、ストップボタンがオフであると判断した場合(ステップS236/Yes)、ステップS224に戻り、ストップボタンがオフでないと判断した場合(ステップS236/No)、操作者によるボタン入力部27のボタン操作がストップボタンオンであるか否かを判断する(ステップS237)。
【0112】
制御部20は、ストップボタンがオンであると判断した場合(ステップS237/Yes)、ステップS236に戻って待機し、ストップボタンがオンでないと判断した場合(ステップS237/No)、ステップS224に戻る。
【0113】
以上において、本実施例の携帯端末は、歩行中は携帯端末を一瞥できるように歩数情報またはグラフの一方を示し、停止中は凝視できるように歩数情報及びグラフの両方を表示することができるので、分かりやすくきめ細かな表示ができる。また、本実施例の携帯端末は、記憶手段を効率的に利用するKとができる。
【0114】
<作用効果>
第1の効果は、グラフィカルでクールな歩数計を搭載できることである。携帯電話機の大画面カラー液晶を活かし、本発明に関連する携帯端末の歩数計にはなかった表示を行える点である。1日表示の1時間ごとの棒グラフ、週間表示、月間表示の累計歩数等の表示は本発明に関連する機種にはなく、見た目にも楽しい表示となっている。
【0115】
第2の効果は、健康管理ができることである。毎日の記録が1日ごとに確認できるため、前日の同じ時間に何歩歩いているのか、1週間前の消費カロリーのデータ等が簡単に確認できる。
【0116】
第3の効果は、歩く目的ができることである。携帯電話機はユーザが肌身離さず持ち歩くものであり、歩数計を搭載すれば使われるであろうと予測される。本発明の歩数計は見た目にも楽しいため、1日1万歩以上の画面イメージが見たい等、歩く目的を持って使用されることが予想できる。
【産業上の利用可能性】
【0117】
本発明は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants:個人用携帯情報端末)に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明に係る携帯端末の制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る携帯端末の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末の一実施例を示す画面イメージである。
【図4】本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末の他の実施例を示す画面イメージである。
【図5】本発明に係る携帯端末の制御方法を適用した携帯端末のさらに他の実施例を示す画面イメージである。
【図6】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る携帯端末の制御方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0119】
20 制御部
21 ROM
22 RAM
23、25 LCDドライバ
24 正面液晶
26 背面液晶
27 ボタン入力部
28 歩数計IC
29 送受信部
30 アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩数計測手段と、
該歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する表示手段と、
前記歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を前記表示手段にグラフ表示するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記歩数情報を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存し、前記記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記制御手段は、前記歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持し、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記制御手段は、携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項5】
前記制御手段は、前記歩数情報及び前記グラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示するようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項6】
前記制御手段は、前記歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示するようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項7】
前記表示手段が配置された筐体の背面に配置され、前記歩数情報及びグラフの少なくとも一方を表示する他の表示手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項8】
歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を表示手段にグラフ表示することを特徴とする携帯端末の制御方法。
【請求項9】
前記歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存し、前記記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存することを特徴とする請求項8記載の携帯端末の制御方法。
【請求項10】
前記歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持し、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算することを特徴とする請求項9記載の携帯端末の制御方法。
【請求項11】
携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除することを特徴とする請求項9記載の携帯端末の制御方法。
【請求項12】
前記歩数情報及び前記グラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示することを特徴とする請求項9記載の携帯端末の制御方法。
【請求項13】
前記歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示することを特徴とする請求項9記載の携帯端末の制御方法。
【請求項14】
コンピュータに、歩数計測手段が歩数を計測する手順と、
表示手段が該歩数計測手段で得られた歩数情報を表示する手順と、
前記歩数計測手段からの歩数情報及び該歩数情報に基づいたグラフの少なくとも一方を前記表示手段にグラフ表示する手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項15】
前記コンピュータに、記憶手段が歩数情報を記憶する手順を備え、
前記歩数情報を1時間毎に取り込み、31日分保存する手順、
前記記憶手段の記憶容量を超える場合、古い歩数情報から削除し新しい歩数情報を保存する手順を実行させることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、前記歩数計測手段を停止した場合は記憶手段に記憶した歩数情報は保持する手順、再度動作させた場合は記憶した歩数情報に加算する手順を実行させることを特徴とする請求項15記載のプログラム。
【請求項17】
前記コンピュータに、携帯端末本体の日時を変更した場合、設定した日時より未来の歩数情報と過去365日より前の歩数情報を削除する手順を実行させることを特徴とする請求項15記載のプログラム。
【請求項18】
前記コンピュータに、前記歩数情報及び前記グラフの1日分、1週間分、もしくは1ヶ月分の表示を切替自在に表示する手順を実行させることを特徴とする請求項15記載のプログラム。
【請求項19】
前記コンピュータに、前記歩数情報を待受Flashに開放して、歩数計測手段に連動して待受Flash画面を表示する手順を実行させることを特徴とする請求項15記載のプログラム。
【請求項20】
請求項14から19の何れか一項記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−15232(P2010−15232A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−172299(P2008−172299)
【出願日】平成20年7月1日(2008.7.1)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】