説明

携帯端末機及び携帯端末機の駆動方法

【課題】携帯性とディスプレイ拡張性とを備えた携帯端末機及び携帯端末機の駆動方法が提供される。
【解決手段】閉じ状態で、第2本体200のディスプレイ220が出力する映像が第1本体100の透明ディスプレイ120を通じて透過し、開き状態で、透明ディスプレイ120とディスプレイ220とは独立して映像を出力し又は組み合わさることにより1つの映像を表現する関連した映像をそれぞれ1つに合わせた形態で映像を出力する。これによって、携帯性及びディスプレイの拡張性を有する携帯端末機を提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯端末機及び携帯端末機の駆動方法に関する。より詳細には、携帯端末機のディスプレイ装置及びこれを駆動する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末機は通信、音楽/動画の再生、デジタルカメラ、放送受信、ゲーム等の多様な機能を遂行でき、この機能の支援のためにディスプレイ装置を必要とする。最近では、使用者の便宜性を高めるため、表示機能のみでなく入力機能を全て遂行できるタッチスクリーンがディスプレイ装置として主に使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国特許公開第10−2010−0088239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、携帯性とディスプレイ拡張性とを備えた携帯端末機及び携帯端末機の駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を達成するために本発明の実施形態による携帯端末機は、透明ディスプレイを含む第1本体と、ディスプレイを含む第2本体と、前記第1本体と前記第2本体をヒンジ結合するヒンジ部と、を含み、前記第1本体と前記第2本体とを重ねた閉じ状態では、前記第2本体の前記ディスプレイは映像を出力する第1ディスプレイモードで動作し、前記透明ディスプレイは前記ディスプレイの前記映像を透過する透明モードで動作し、前記第1本体と前記第2本体とを並べた開き状態では、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは共に映像を出力する第2ディスプレイモードで動作する。
【0006】
本発明の実施形態によれば、前記第1本体は、前記透明ディスプレイの外面に配置される第1入力装置と、前記透明ディスプレイの内面に配置される第2入力装置と、をさらに含み、前記閉じ状態で、前記第2入力装置は前記ディスプレイの内面と対向し、前記第1入力装置は前記ディスプレイと連動できる。
【0007】
本発明の実施形態によれば、前記第2本体は前記ディスプレイの前記内面に配置される第3入力装置をさらに含み、前記開き状態で、前記第2入力装置は前記透明ディスプレイと連動し、前記第3入力装置は前記ディスプレイと連動できる。
【0008】
本発明の実施形態によれば、前記第1、第2及び第3入力装置はタッチスクリーンパネルでよい。
【0009】
本発明の実施形態によれば、前記第2ディスプレイモードはデュアルディスプレイモードであり、前記デュアルディスプレイモードにおいて、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、独立して映像を出力することができる。
【0010】
本発明の実施形態によれば、前記第2ディスプレイモードはシングルディスプレイモードであり、前記シングルディスプレイモードにおいて、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、相互に関連する映像をそれぞれ出力し、出力された映像が組み合わさることにより1つの映像を表現することができる。
【0011】
本発明の実施形態によれば、前記映像の横方向と縦方向とが転換されるように、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとを制御する制御部をさらに包含できる。
【0012】
本発明の実施形態によれば、前記透明ディスプレイは透明有機発光ダイオード(TOLED)でよい。
【0013】
上記した課題を達成するために本発明の実施形態による携帯端末機は、透明ディスプレイを含む第1本体と、ディスプレイを含む第2本体と、前記第1本体と前記第2本体をヒンジ結合するヒンジ部と、前記第1本体と前記第2本体の閉じ状態及び開き状態を検出するセンサー部と、前記センサー部から検出信号を受信し、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイを制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記閉じ状態では、前記第2本体の前記ディスプレイを第1ディスプレイモードで動作させ、前記透明ディスプレイは前記ディスプレイの前記映像を透過する透明モードで動作させ、前記開き状態では、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイを共に映像を出力する第2ディスプレイモードで動作させる。
【0014】
本発明の実施形態によれば、前記第1本体は、前記透明ディスプレイの外面に配置される第1タッチスクリーンパネルと、前記透明ディスプレイの内面に配置される第2タッチスクリーンパネルと、をさらに含み、前記第2本体は、前記ディスプレイの内面に配置される第3タッチスクリーンパネルをさらに含み、前記制御部は、前記閉じ状態で前記第1タッチスクリーンパネルを活性化し、前記開き状態で前記第2及び第3タッチスクリーンパネルを活性化することができる。
【0015】
本発明の実施形態によれば、前記制御部から制御信号を受信し、前記第1及び第3タッチスクリーンパネルの中でいずれか1つと前記ディスプレイとの間の連動関係を変更するスイッチング部をさらに含み、前記スイッチング部は、前記閉じ状態では前記ディスプレイに前記第1タッチスクリーンパネルを連動させ、前記開き状態では前記ディスプレイに前記第3タッチスクリーンパネルを連動させ得る。
【0016】
上記した課題を達成するために本発明の実施形態による携帯端末機の駆動方法は、第1本体と第2本体とを有する折り畳み式携帯端末機について、前記第1本体と前記第2本体とを重ねた閉じ状態と前記第1本体と前記第2本体とを並べた開き状態とを検出することと、前記閉じ状態で、前記第1本体の透明ディスプレイが前記第2本体のディスプレイが出力する第1映像を透過させることと、前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとが第2及び第3映像を出力することを含む。
【0017】
本発明の実施形態によれば、前記閉じ状態で、前記第1本体の外面に提供された第1タッチスクリーンパネルを活性化することと、前記第1タッチスクリーンパネルを前記ディスプレイに連動させることと、をさらに含むことができる。
【0018】
本発明の実施形態によれば、前記開き状態で、前記第1本体の内面に提供された第2タッチスクリーンパネルと、前記第2本体の内面に提供された第3タッチスクリーンパネルとを活性化することと、前記第2タッチスクリーンパネルを前記透明ディスプレイに連動させ、前記第3タッチスクリーンパネルを前記ディスプレイに連動させることと、をさらに含むことができる。
【0019】
本発明の実施形態によれば、前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、相互に関連する第2映像および第3映像をそれぞれ出力し、第2映像および第3映像が組み合わさることにより1つの映像を表現することができる。
【0020】
本発明の実施形態によれば、前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイは、それぞれ前記第2及び第3映像を出力することができる。
【0021】
本発明の実施形態によれば、所定期間、前記折り畳み式携帯端末機にキー入力がなければ、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイの活性化状態を待機状態に変更することと、前記待機状態で前記折り畳み式携帯端末機に前記キー入力があれば、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイの前記待機状態を前記活性化状態に変更することと、をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、携帯性とディスプレイの拡張性とを有する携帯端末機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
以下に説明された図面は単なる例示であり、本発明の範囲を制限するものではない。
【図1】本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の側面図である。
【図2】本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の平面図である。
【図3】本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の駆動部を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の駆動方法を示す図面である。
【図5】閉じ状態で、折り畳み式携帯端末機の動作を示す図面である。
【図6】開き状態で、折り畳み式携帯端末機のデュアルディスプレイモードを示す図面である。
【図7】開き状態で、折り畳み式携帯端末機のシングルディスプレイモードを示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な形態を有することができるので、特定実施形態を図面に例示し、本文で詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定な開示形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全て変更、均等物乃至代替物を含むものとして理解しなければならない。 各図面の説明では、同様の参照符号を、同様の構成要素に対して使用した。添付された図面において、構造物の寸法は本発明を明確に説明するために実際より拡大して示している場合もある。
【0025】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しなければ、第1構成要素は第2構成要素と称されてもよいし、同様に第2構成要素も第1構成要素と称されてもよい。単数の表現は文脈上で明確に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0026】
本出願で、“包含する”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組合せたものが存在することを示すものであるが、1つ又はそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組合せたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。また、層、膜、領域、板等の部分が他の部分の“上に”あるとする場合、これは他の部分の“直上に”にある場合のみでなく、その間に介在するものがある場合も含む。反対に層、膜、領域、板等の部分が他の部分の“下に”あるとする場合、これは他の部分の“直下に”にある場合のみでなく、その間に介在するものがある場合も含む。
【0027】
以下、添付した図1乃至図7を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機10の側面図であり、図2は本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機10の平面図である。
【0028】
図1及び図2を参照すれば、折り畳み式携帯端末機10は第1本体100、第2本体200、ヒンジ部300、及び駆動部(図示せず)を含む。折り畳み式携帯端末機10は、スマートフォンのような移動通信端末機、PDA又はPMPのようなマルチメディア再生装置でよい。
【0029】
第1本体100は第1ハウジング110、透明ディスプレイ120、第1入力装置140、及び第2入力装置160を含む。第1ハウジング110は透明ディスプレイ120を収容する。透明ディスプレイ120は、選択的に、光を透過させるか、或いは映像を出力することができる。透明ディスプレイ120は、例えば透明OLED又は透明LCDでよい。第1入力装置140は透明ディスプレイ120の外面(external surface)122に配置される。第2入力装置160は透明ディスプレイ120の内面(internal surface)124に配置される。第1本体100と第2本体200の閉じ状態を基準として、外面122は透明ディスプレイ120の外側に位置した面であり、内面124は透明ディスプレイ120の内側に位置した面である。第1及び第2入力装置140、160はタッチスクリーンパネルTSPでよい。
【0030】
第2本体200は第2ハウジング210、ディスプレイ220、及び第3入力装置240を含む。第2ハウジング210はディスプレイ220を収容する。ディスプレイ220は、例えばOLED又はLCDでよい。第3入力装置240はディスプレイ220の内面222に配置される。第1本体100と第2本体200との閉じ状態を基準として、内面222はディスプレイ220の内側に位置した面である。第3入力装置240はタッチスクリーンパネルTSPでよい。
【0031】
ヒンジ部300は第1ハウジング110と第2ハウジング210をヒンジ結合する。ヒンジ部300は第1ヒンジ部320と第2ヒンジ部340とを包含できる。図2の平面を基準として、第1ヒンジ部320は第1ハウジング110の右側上端と第2ハウジング210の左側上端とをヒンジ結合し、第2ヒンジ部340は第1ハウジング110の右側下端と第2ハウジング210の左側下端とをヒンジ結合する。ヒンジ結合によって、第1ハウジング110と第2ハウジング210とは互いに相対回転することができる。相対回転によって、第1本体100と第2本体200とは開閉され得る。
【0032】
図3は本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機10の駆動部400を示すブロック図である。図3に示すように、駆動部400はセンサー部420、制御部440、及びスイッチング部460を含む。
【0033】
センサー部420は第1本体100と第2本体200との閉じ状態及び開き状態を検出し、検出信号を制御部440に伝達する。センサー部420はマグネチックセンサー又は近接認識センサーでよい。制御部440は検出信号に対応する制御信号を発生させ、第1乃至第3入力装置140、160、240、透明ディスプレイ120、ディスプレイ220、及びスイッチング部460に制御信号を伝達する。
【0034】
第1乃至第3入力装置140、160、240、透明ディスプレイ120、及びディスプレイ220は制御部440の制御信号によって制御される。スイッチング部460は、制御部440から制御信号を受信し、第1及び第3入力装置140、240の中のいずれか1つと、ディスプレイ220を連動させる。閉じ状態である時、スイッチング部460は第1経路P1を通じて第1入力装置140とディスプレイ220とを連動させる。開き状態である時、スイッチング部460は、第2経路P2を通じて第3入力装置240とディスプレイ220とを連動させる。
【0035】
以下では、図3と、図4乃至図7を参照して、本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の駆動方法を詳細に説明する。
【0036】
図4は本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機の駆動方法を示す図面である。図4では、便宜上、透明ディスプレイ120をDISP1と、ディスプレイ220をDISP2と、第1入力装置140をTSP1と、第2入力装置160をTSP2と、第3入力装置240をTSP3と、スイッチング部460をS/Wと表記する。
【0037】
図3及び図4に示すように、先ず、センサー部420が折り畳み式携帯端末機の閉じ状態と開き状態とを検出する。制御部440はセンサー部420から検出信号を受信し、検出信号にしたがって折り畳み式携帯端末機の駆動を制御する(S0)。
【0038】
例えば、閉じ状態である場合、制御部440は第1入力装置140を活性化(On)させ、第2及び第3入力装置160、240を非活性化(Off)させる。そして、制御部440は透明ディスプレイ120を透明モードで動作させ、ディスプレイ220を第1ディスプレイモードで動作させる。透明モードは映像を出力することなく単純に光を透過させるモードであり、第1ディスプレイモードは映像を出力するモードである(S1)。スイッチング部460は第1経路P1を選択して第1入力装置140をディスプレイ220に連動させる(S2)。
【0039】
上記のような方法によって、閉じ状態で、ディスプレイ220から出力された第1映像は透明ディスプレイ120を透過する(図5)。
【0040】
上記のような駆動によって、折り畳み式携帯端末機が閉じた状態でも、透明ディスプレイ120を透過する映像を通じて出力情報の確認が可能であり、第1入力装置140を通じて情報の入力が可能である。例えば、折り畳み式携帯端末機が移動通信端末機である場合、端末機が閉じた状態でも着発信が可能である。このように、本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機は折り畳み式であるが、バー(Bar)タイプのように使用されることがでるので、優秀な携帯性を有する。
【0041】
また、折り畳み式携帯端末機が開き状態である場合には、例えば、制御部440は第1入力装置140を非活性化(Off)させ、第2及び第3入力装置160、240を活性化(On)させる。そして、制御部440は透明ディスプレイ120とディスプレイ220とを第2ディスプレイモードで動作させる。第2ディスプレイモードは映像を出力するモードである。第2入力装置160は透明ディスプレイ120に連動される(S1’)。スイッチング部460は第2経路P2を選択して、第3入力装置240をディスプレイ220に連動させる(S2’)。
【0042】
以後、第2入力装置160又は第3入力装置240の入力値によって、透明ディスプレイ120とディスプレイ220との映像表示モードが選択される(S3’)。例えば、デュアルディスプレイモードが選択された場合(S4’a)、透明ディスプレイ120とディスプレイ220とは独立して映像を出力する。透明ディスプレイ120は第2映像を出力し、ディスプレイ220は第3映像を出力する(図6)。例えば、透明ディスプレイ120が動画を出力する間に、ディスプレイ220は電子メールやインターネット画面を出力することができる。このような特徴によって、本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機は、1つのディスプレイを有する従来の携帯端末機に比べてディスプレイの拡張性を有する。
【0043】
また、シングルディスプレイモードが選択された場合(S4’b)、透明ディスプレイ120とディスプレイ220とは、それぞれ相互に関連する第2及び第3映像を出力する。第2映像および第3映像は、1つに組み合わさって大きな映像を表現(出力)する。第2及び第3映像を組み合わされて表現される映像は、1つの透明ディスプレイ120又は1つのディスプレイ220が出力する第2映像又は第3映像より2倍大きい。このような特徴によって、本発明の実施形態による折り畳み式携帯端末機は、1つのディスプレイを有する従来の携帯端末機に比べてディスプレイの拡張性を有する。一方、1つに合わせた形態の映像の横方向と縦方向とは制御部440によって転換できる(図7)。なお、第2映像および第3映像を1つに組み合わせて表現される映像は、必ずしも透明ディスプレイ120又はディスプレイ220の全領域を使って表現されなくてもよい。いかなる大きさであっても、透明ディスプレイ120及びディスプレイ220の第2映像および第3映像を組み合わせて映像が表現されればよい。
【0044】
閉じ状態及び開き状態で所定期間(予め設定された期間であり、例えば、数分でよい)、第1乃至第3入力装置140、160、240にキー入力がなければ、透明ディスプレイ120及びディスプレイ220の活性化状態は待機状態に変更される(S3)。
【0045】
待機状態で、第1乃至第3入力装置140、160、240を通じるインタラプトキー入力の可否を検出する(S4)。インタラプトキー入力があれば、透明ディスプレイ120及びディスプレイ220の待機状態が活性化状態に変更される。そして、再び、センサー部420が閉じ状態と開き状態とを検出し、上述した動作が反複される。
【0046】
インタラプトキー入力がなければ、終了キー入力の可否を検出する(S5)。終了キー入力がなければ、待機状態が維持され、終了キー入力があれば、折り畳み式携帯端末機の動作を終了させる。
【符号の説明】
【0047】
100 第1本体、
120 透明ディスプレイ、
140 第1入力装置、
160 第2入力装置、200 第2本体、
220 ディスプレイ、
240 第3入力装置、
300 ヒンジ部、
420 センサー部、
440 制御部、
460 スイッチング部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明ディスプレイを含む第1本体と、
ディスプレイを含む第2本体と、
前記第1本体と前記第2本体とをヒンジ結合するヒンジ部と、を含み、
前記第1本体と前記第2本体とを重ねた閉じ状態では、前記第2本体の前記ディスプレイは映像を出力する第1ディスプレイモードで動作し、前記透明ディスプレイは前記ディスプレイの前記映像を透過する透明モードで動作し、
前記第1本体と前記第2本体とを並べた開き状態では、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは共に映像を出力する第2ディスプレイモードで動作する携帯端末機。
【請求項2】
前記第1本体は、
前記透明ディスプレイの外面に配置される第1入力装置と、
前記透明ディスプレイの内面に配置される第2入力装置と、をさらに含み、
前記閉じ状態で、前記第2入力装置は前記ディスプレイの内面と対向し、前記第1入力装置は前記ディスプレイと連動する請求項1に記載の携帯端末機。
【請求項3】
前記第2本体は前記ディスプレイの前記内面に配置される第3入力装置をさらに含み、
前記開き状態で、前記第2入力装置は前記透明ディスプレイと連動し、前記第3入力装置は前記ディスプレイと連動する請求項2に記載の携帯端末機。
【請求項4】
前記第1、第2及び第3入力装置はタッチスクリーンパネルである請求項3に記載の携帯端末機。
【請求項5】
前記第2ディスプレイモードはデュアルディスプレイモードであり、前記デュアルディスプレイモードにおいて、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、独立して映像を出力する請求項1に記載の携帯端末機。
【請求項6】
前記第2ディスプレイモードはシングルディスプレイモードであり、前記シングルディスプレイモードにおいては、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、相互に関連する映像をそれぞれ出力し、出力された映像が組み合わさることにより1つの映像を表現する請求項1に記載の携帯端末機。
【請求項7】
前記映像の横方向と縦方向とが転換されるように、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとを制御する制御部をさらに含む請求項6に記載の携帯端末機。
【請求項8】
前記透明ディスプレイは透明有機発光ダイオード(TOLED)である請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯端末機。
【請求項9】
透明ディスプレイを含む第1本体と、
ディスプレイを含む第2本体と、
前記第1本体と前記第2本体とをヒンジ結合するヒンジ部と、
前記第1本体と前記第2本体との閉じ状態及び開き状態を検出するセンサー部と、
前記センサー部から検出信号を受信し、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイを制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記閉じ状態では、前記第2本体の前記ディスプレイを第1ディスプレイモードで動作させ、前記透明ディスプレイを前記ディスプレイの前記映像を透過する透明モードで動作させ、
前記開き状態では、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとを共に映像を出力する第2ディスプレイモードで動作させる携帯端末機。
【請求項10】
前記第1本体は、前記透明ディスプレイの外面に配置される第1タッチスクリーンパネルと、前記透明ディスプレイの内面に配置される第2タッチスクリーンパネルと、をさらに含み、
前記第2本体は、前記ディスプレイの内面に配置される第3タッチスクリーンパネルをさらに含み、
前記制御部は、前記閉じ状態で、前記第1タッチスクリーンパネルを活性化し、前記開き状態で、前記第2及び第3タッチスクリーンパネルを活性化する請求項9に記載の携帯端末機。
【請求項11】
前記制御部から制御信号を受信し、前記第1及び第3タッチスクリーンパネルの中でいずれか1つと前記ディスプレイの間の連動関係を変更するスイッチング部をさらに含み、
前記スイッチング部は、前記閉じ状態では前記ディスプレイに前記第1タッチスクリーンパネルを連動させ、前記開き状態では前記ディスプレイに前記第3タッチスクリーンパネルを連動させる請求項10に記載の携帯端末機。
【請求項12】
第1本体と第2本体とを有する折り畳み式携帯端末機について、前記第1本体と前記第2本体とを重ねた閉じ状態と前記第1本体と前記第2本体とを並べた開き状態とを検出することと、
前記閉じ状態で、前記第1本体の透明ディスプレイが前記第2本体のディスプレイが出力する第1映像を透過させることと、
前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとが第2及び第3映像を出力することを含む携帯端末機の駆動方法。
【請求項13】
前記閉じ状態で、前記第1本体の外面に提供された第1タッチスクリーンパネルを活性化することと、
前記第1タッチスクリーンパネルを前記ディスプレイに連動させることをさらに含む請求項12に記載の携帯端末機の駆動方法。
【請求項14】
前記開き状態で、前記第1本体の内面に提供された第2タッチスクリーンパネルと、前記第2本体の内面に提供された第3タッチスクリーンパネルとを活性化することと、
前記第2タッチスクリーンパネルを前記透明ディスプレイに連動させ、前記第3タッチスクリーンパネルを前記ディスプレイに連動させることをさらに含む請求項12または請求項13に記載の携帯端末機の駆動方法。
【請求項15】
前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、相互に関連する第2映像および第3映像をそれぞれ出力し、第2映像および第3映像が組み合わさることにより1つの映像を表現する請求項12または請求項13に記載の携帯端末機の駆動方法。
【請求項16】
前記開き状態で、前記透明ディスプレイと前記ディスプレイとは、独立して前記第2及び第3映像を出力する請求項12または請求項13に記載の携帯端末機の駆動方法。
【請求項17】
所定期間、前記折り畳み式携帯端末機にキー入力がなければ、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイの活性化状態を待機状態に変更することと、
前記待機状態で、前記折り畳み式携帯端末機に前記キー入力があれば、前記透明ディスプレイ及び前記ディスプレイの前記待機状態を前記活性化状態に変更することをさらに含む請求項12〜16のいずれか1項に記載の携帯端末機の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−97370(P2013−97370A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−10035(P2012−10035)
【出願日】平成24年1月20日(2012.1.20)
【出願人】(512187343)三星ディスプレイ株式會社 (73)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】95,Samsung 2 Ro,Giheung−Gu,Yongin−City,Gyeonggi−Do,Korea
【Fターム(参考)】