説明

撮像装置

【課題】 しばらく使用しない期間があったカメラを使用する場合、設定を忘れて撮影すると、失敗撮影になってしまう可能性があった。
【解決手段】 電源OFFの時間を測定し、所定の時間以上経過した後に、カメラの電源を入れると、設定を確認する画面を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年では、撮影を行う際に、撮影に必要な設定をカメラが自動で行い、全自動で撮影可能なカメラが広く普及している。しかし、より良い撮影を行うためには、撮影に必要な設定を撮影者が設定することが必要な場面がある。撮影者が設定を自分で設定を行い、撮影した後、しばらくカメラを使用しなかった場合、前回の使用で設定を変更したことを撮影者が忘れている場合がある。このような場合、失敗写真になる可能性が高くなってしまう。この問題を解決するために、電源を切っている状態の時間が長い場合、ホワイトバランス設定を初期状態にリセットするものが提案されている(特許文献1参照)。また、電源を切っている状態の時間が長い場合、各種設定を初期状態にリセットするものが提案されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特許第3106475号公報
【特許文献2】特開平10-42175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなカメラでは、強制的に設定状態を初期状態にリセットしてしまうため、失敗の可能性を減らす反面、撮影者が自分の好みの設定を忘れてしまった場合、再度設定したくてもできないという問題点が起きる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記問題点を鑑みて本発明はなされたものであり、設定のうっかりミスや、好みの設定に戻すことを容易に行える撮像装置を提供することを目的としている。
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の撮像装置では、撮影者への情報伝達手段と、各種設定を行う設定手段と、各種設定の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、経過時間を測定する経過時間計測手段と、経過時間を判断する経過時間判断手段とを備え、撮影者が撮像装置に電源供給開始操作をした際に、前記経過時間計測手段が電源供給停止経過時間を計測し、前記経過時間判断手段により電源供給停止経過時間が所定の時間よりも長いと判断された場合には、前記情報伝達手段により、前記設定情報記憶手段に記憶された各種設定情報に基づいた情報を撮影者に伝達することを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の本発明の撮像装置では、前記設定情報記憶手段は各種設定情報の組み合わせ情報を記憶する組み合わせ情報記憶手段を更に備え、前記設定情報と前記組み合わせ情報に基づいた情報を撮影者に伝達することを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の本発明の撮像装置では、前記組み合わせ情報は、製造者あるいは販売者により設定された事を特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の本発明の撮像装置では、前記組み合わせ情報は、使用者により設定された事を特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の本発明の撮像装置では、前記各種設定とは、撮影モード、絞り値、シャッタスピード、露出補正、測光方法、AF測距範囲、ISO感度、フラッシュ発光、AFモード、連写モードなど撮影条件の決定に必要な項目の設定であることを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の本発明の撮像装置では、前記各種設定とは、ホワイトバランス、画像圧縮率、現像パラメーター、画像フォーマットなど撮影後の画像処理の決定に必要な項目の設定であることを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の本発明の撮像装置では、前記情報伝達手段とは外部表示装置であることを特徴としている。
【0012】
請求項8に記載の本発明の撮像装置では、前記情報伝達手段とは発音装置であることを特徴としている。
【0013】
請求項9に記載の本発明の撮像装置では、前記情報伝達手段により、前記設定情報が所定の表示順序で表示されることを特徴としている。
【0014】
請求項10に記載の本発明の撮像装置では、前記所定の表示順序とは、撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスが他の表示される項目よりも優先して表示されることを特徴としている。
【0015】
請求項11に記載の本発明の撮像装置では、前記設定情報と前記組み合わせ情報に異なっている設定値がある場合には、異なっている設定値のみ前記情報伝達手段により使用者に伝達することを特徴としている。
【0016】
請求項12に記載の本発明の撮像装置では、前記設定情報と前記組み合わせ情報に異なっている設定値がある場合には、異なる設定値の表現方法を残りの設定値の表現方法と異ならせることを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
上記の本発明の撮像装置により、しばらく使用しなかったカメラを使用する際に、設定確認が促されるため、設定ミスを防止することが可能となり、失敗撮影を防止することが可能となる。その際には、所定の時間経過後に初めて設定確認が行われるため、電源投入後、毎回設定確認が行われる煩わしさを防止することが可能となる。
【0018】
また、自分好みの設定と異なる項目の設定確認が促されるため、自分好みの設定に容易に変更することが可能となる。
【0019】
また、出荷状態である初期設定と異なる項目の設定確認が促されるため、初期設定に容易に変更することが可能となる。
【0020】
更に、撮影に与える影響が深刻なものから表示させることで、失敗撮影を確実に防止することが可能となる。
【0021】
また、撮影者に知らせるべき設定のみ表示させることで、容易に設定を把握することが可能となる。
【0022】
更に、撮影者に知らせるべき設定を他の設定よりも目立つ様に表示させることで失敗撮影を確実に防止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(実施例1)
図1は本発明を適用したデジタル一眼レフカメラの背面図である。本実施例ではデジタル一眼レフカメラで説明を行うが、銀塩フィルム一眼レフカメラ、デジタルコンパクトカメラ、銀塩フィルムコンパクトカメラ等、撮像装置であれば本発明は適用可能である。カメラ本体100には電源スイッチ101、操作ボタン102、103、104、外部表示装置105が設けられている。図2は本発明を適用したカメラのブロック図である。
【0024】
図1、図2を用いて本発明を詳説する。マイコンは、撮影者が電源スイッチ101を操作したことを検知し、カメラを電源供給状態(以降:電源ON)にする。各種設定値を設定する際には、マイコンは情報伝達手段である外部表示装置105を駆動し、設定情報を表示し、設定手段である操作ボタン102、103、104のいずれかが操作されると、各種設定を行う。各種設定とは、絞り値や、フラッシュ発光の有無など撮影に用いられる設定と、撮影した画像の圧縮率や、画像フォーマットなどの画像処理に用いられる設定である。各種設定値は記憶手段であるメモリーに記憶され保持される。撮影者が撮影操作を行うと、マイコンは各種設定に従い、撮像部を駆動し撮影動作を行い、画像処理部を駆動し、得られた電気情報を画像処理プログラムにより画像情報として記録する。撮影後、撮影者が電源スイッチ101を操作するとマイコンは、カメラを電源供給停止状態(以降:電源OFF)にする。
【0025】
再度撮影者が電源スイッチ101を操作して電源ONにした際に、マイコンは経過時間判断手段である経過時間計測プログラムにより電源OFF時間を算出する。経過時間判断手段により所定の時間が経過していると判断されれば、マイコンは外部表示装置105を駆動して、設定を確認する内容を表示させる。例えば「現状の設定でOKですか?」、「設定を確認してください」(図4(a))等の文字情報を表示させる。あるいは、設定状態の一覧を表示しても良い(図4(b))。一覧で表示しきれない場合には、撮影に対して影響の大きい設定項目から優先して表示させる。影響の大きい設定項目としては、撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスがある(図4(c))。他の項目の表示順位は任意でよい。経過時間判断手段により、電源OFF時間が所定の時間より短いと判断された場合には、待機状態となる。
【0026】
本実施例では情報伝達装置を外部表示装置としたが、スピーカーなど発音体を用いた音声装置であっても本発明は適用可能である。所定の経過時間は、数時間であっても良いし、任意に設定可能であっても良い。
【0027】
図3は本発明を示すフローチャートである。STARTは待機状態である。ステップ100で電源OFFと判断されると、ステップ101で電源OFF時刻が記録される。ステップ102で電源ONと判断されると、ステップ103で電源ON時刻が記録される。ステップ104で経過時間判断プログラムにより電源OFF時刻と電源ON時刻の記録から所定の時間が経過しているかどうかが判断される。経過していないと判断されると、待機状態(END)となる。所定の時間経過していると判断されると、マイコンはステップ105で外部表示装置を駆動し、所定の情報を表示させる。ステップ106で変更操作されたか判断され、変更操作されたときには、ステップ107で設定値が変更される。変更された後、ステップ108で変更操作されていない時間が所定の時間より長いか判断される。ステップ106で変更操作されていないと判断されると、ステップ108へ進む。ステップ108で、変更操作されていない時間が所定の時間よりも長いと判断されるとステップ109でステップ105で表示された所定の情報から通常の待機状態の表示へと変更し、待機状態(END)となる。ステップ108で変更操作されていない時間が所定の時間よりも短いと判断されると、ステップ106へ戻る。
【0028】
(実施例2)
本発明を適用した第二の実施例を図1、図2を用いて詳説する。
【0029】
マイコンが、撮影者が電源スイッチ101を操作したことを検知し、カメラを電源供給状態(以降:電源ON)にする。各種設定値を設定する際には、マイコンは情報伝達手段である外部表示装置105に、設定情報を表示し、設定手段である操作ボタン102、103、104のいずれかが操作されると、各種設定を行う。各種設定とは、絞り値や、フラッシュ発光の有無など撮影に用いられる設定と、撮影した画像の圧縮率や、画像フォーマットなどの画像処理に用いられる設定である。各種設定値の組み合わせを一つのグループ(以降“お気に入り“設定)として設定する。”お気に入り“設定値は組み合わせ記憶手段であるメモリーに記憶され、撮影者が必要なときに利用可能な情報として保持される。”お気に入り“設定値以外の設定値も設定値記憶手段であるメモリーに記憶される。組み合わせ記憶手段と設定値記憶手段は同じメモリーであっても良いし、別個のメモリーであっても良い。撮影者が撮影操作を行うと、マイコンは各種設定に従い、撮像部を駆動し撮影動作を行い、画像処理部を駆動し、得られた電気情報を画像処理プログラムにより画像情報として記録する。撮影後、撮影者が電源スイッチ101を操作するとマイコンは、カメラを電源供給停止状態(以降:電源OFF)にする。
【0030】
再度撮影者が電源スイッチ101を操作して電源ONにした際に、マイコンは経過時間判断手段である経過時間計測プログラムにより電源OFF時間を算出する。経過時間判断手段により所定の時間が経過していると判断されれば、更にマイコンは設定値判断手段である設定値判断プログラムにより、最後に使用された各種設定値と”お気に入り“設定値とを比較し、異なっている設定値がないか判断する。各種設定値が異なっていなければ、マイコンは外部表示装置105を駆動し、設定を確認する第一の情報を表示させる。例えば「”お気に入り“設定でOKですか?」、「”お気に入り“設定使用中」等の文字情報を表示させる。あるいは、設定状態の一覧を表示しても良い。設定値が異なっている項目がある場合には、マイコンは外部表示装置105を駆動し、設定値が異なっていることを知らしめる第二の情報を表示させる。例えば「”お気に入り“設定と異なっているものがあります」、「”お気に入り“設定に戻しますか?」(図6(a))等の文字情報を表示させる。あるいは、「○○○の設定が”お気に入り“設定と異なります」、「○○○の設定を”お気に入り“に戻しますか?」等、”お気に入り“設定と異なる項目のみを表示させても良い。または、設定一覧を表示し、異なる項目のみ他の項目と異なる表示方法(例えば、色を変えることや、表示の大きさを変える等)でより目立つように表示させるようにしても良い(図6(b))。表示させる際に、一画面では表示しきれない場合には、撮影に対して影響の大きい設定項目から優先して表示させる。影響の大きい設定項目としては、撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスがある(図6(c))。他の項目の表示順位は任意でよい。経過時間判断手段により、電源OFF時間が所定の時間より短いと判断された場合には、待機状態となる。
【0031】
本実施例では情報伝達装置を外部表示装置としたが、スピーカーなど発音体を用いた音声装置であっても本発明は適用可能である。所定の経過時間は、数時間であっても良いし、任意に設定可能であっても良い。
【0032】
図5は、本発明の第二の実施例を示すフローチャートである。STARTは待機状態である。ステップ200で電源OFFと判断されると、ステップ201で電源OFF時刻が記録される。ステップ202で電源ONと判断されると、ステップ203で電源ON時刻が記録される。ステップ204で経過時間判断プログラムにより電源OFF時刻と電源ON時刻の記録から所定の時間が経過しているかどうかが判断される。経過していないと判断されると、そのまま待機状態(END)となる。所定の時間経過していると判断されると、マイコンはステップ205で“お気に入り”設定と最後に使用した各種設定値とを比較し、異なる項目がないか判断する。異なる項目がないと判断されると、マイコンはステップ206-1で外部表示装置を駆動し、第一の所定の情報を表示させる。異なる項目があると判断されると、ステップ206-2で第二の所定の情報を表示させる。ステップ207で変更操作されたか判断され、変更操作されたときには、ステップ208で設定値が変更される。変更された後、ステップ209で変更操作されていない時間が所定の時間より長いか判断される。ステップ207で変更操作されていないと判断されると、ステップ209へ進む。ステップ209で、変更操作されていない時間が所定の時間よりも長いと判断されるとステップ210でステップ206で表示された所定の情報から通常の待機状態の表示へと変更し、待機状態(END)となる。ステップ209で変更操作されていない時間が所定の時間よりも短いと判断されると、ステップ207へ戻る。
【0033】
(実施例3)
本発明の第三の実施例を図1、図2を用いて詳説する。
【0034】
マイコンが、撮影者が電源スイッチ101を操作したことを検知し、カメラを電源供給状態(以降:電源ON)にする。各種設定値を設定する際には、マイコンは情報伝達装置である外部表示装置105に、設定情報を表示し、設定手段である操作ボタン102、103、104のいずれかが操作されると、各種設定を行う。各種設定とは、絞り値や、フラッシュ発光の有無など撮影に用いる設定値と、撮影した画像の圧縮率や、画像フォーマットなどの画像処理に用いられる設定値である。設定値は設定値記憶手段であるメモリーに記憶され保持される。工場出荷時に設定されている初期設定は初期設定記憶手段であるメモリーに記憶されており、必要なときに利用可能な状態にある。設定値記憶手段と初期設定値記憶手段は同一のメモリーであっても良いし、別個のメモリーであっても良い。撮影者が撮影操作を行うと、マイコンは各種設定に従い、撮像部を駆動し撮影動作を行い、画像処理部を駆動し、得られた電気情報を画像処理プログラムにより画像情報として記録する。撮影後、撮影者が電源スイッチ101を操作するとマイコンは、カメラを電源供給停止状態(以降:電源OFF)にする。
【0035】
再度撮影者が電源スイッチ101を操作して電源ONにした際に、マイコンは経過時間判断手段である経過時間計測プログラムにより電源OFF時間を算出する。経過時間判断手段により所定の時間が経過していると判断されれば、更にマイコンは設定値判断手段である設定値判断プログラムにより、最後に使用された各種設定値と初期設定値とを比較し、異なっている設定値がないか判断する。各種設定値が異なっていなければ、マイコンは外部表示装置105を駆動し、設定を確認する第一の情報を表示させる。例えば「初期設定でOKですか?」、「初期設定使用中」等の文字情報を表示させる。あるいは、設定状態の一覧を表示しても良い。設定値が異なっている項目がある場合には、マイコンは外部表示装置105を駆動し、設定値が異なっていることを知らしめる第二の情報を表示させる。例えば「初期設定と異なっているものがあります」、「初期設定に戻しますか?」(図8(a))等の文字情報を表示させる。あるいは、「○○○の設定が初期設定と異なります」、「○○○の設定を初期設定に戻しますか?」等、初期設定と異なる項目のみを表示させても良い。または、設定一覧を表示し、異なる項目のみ他の項目と異なる表示方法(例えば、色を変えることや、表示の大きさを変える等)でより目立つように表示させるようにしても良い(図8(b))。表示させる際に、一画面では表示しきれない場合には、撮影に対して影響の大きい設定項目から優先して表示させる。影響の大きい設定項目としては、撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスがある(図8(c))。他の項目の表示順位は任意でよい。経過時間判断手段により、電源OFF時間が所定の時間より短いと判断された場合には、待機状態となる。
【0036】
本実施例では情報伝達装置を外部表示装置としたが、スピーカーなど発音体を用いた音声装置であっても本発明は適用可能である。所定の経過時間は、数時間であっても良いし、任意に設定可能であっても良い。
【0037】
図7は本発明の第三の実施例を示すフローチャートである。STARTは待機状態である。ステップ300で電源OFFと判断されると、ステップ301で電源OFF時刻が記録される。ステップ302で電源ONと判断されると、ステップ303で電源ON時刻が記録される。ステップ304で経過時間判断プログラムにより電源OFF時刻と電源ON時刻の記録から所定の時間が経過しているかどうかが判断される。経過していないと判断されると、そのまま待機状態(END)となる。所定の時間経過していると判断されると、マイコンはステップ305で初期設定と最後に使用した各種設定値とを比較し、異なる項目がないか判断する。異なる項目がないと判断されると、マイコンはステップ306-1で外部表示装置を駆動し、第一の所定の情報を表示させる。異なる項目があると判断されると、ステップ306-2で第二の所定の情報を表示させる。ステップ307で変更操作されたか判断され、変更操作されたときには、ステップ308で設定値が変更される。変更された後、ステップ309で変更操作されていない時間が所定の時間より長いか判断される。ステップ307で変更操作されていないと判断されると、ステップ309へ進む。ステップ309で、変更操作されていない時間が所定の時間よりも長いと判断されるとステップ310でステップ306で表示された所定の情報から通常の待機状態の表示へと変更し、待機状態(END)となる。ステップ309で変更操作されていない時間が所定の時間よりも短いと判断されると、ステップ307へ戻る。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明を適用したデジタル一眼レフカメラの斜視図
【図2】本発明を適用したカメラのブロック図
【図3】第一の実施例を示すフローチャート
【図4】第一の実施例を示す外部表示装置の表示
【図5】第二の実施例を示すフローチャート
【図6】第二の実施例を示す外部表示装置の表示
【図7】第三の実施例を示すフローチャート
【図8】第三の実施例を示す外部表示装置の表示
【符号の説明】
【0039】
100 カメラ本体
101 電源スイッチ
102 操作ボタン
103 操作ボタン
104 操作ボタン
105 外部表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影者への情報伝達手段と、各種設定を行う設定手段と、各種設定の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、経過時間を測定する経過時間計測手段と、経過時間を判断する経過時間判断手段とを備え、
撮影者が撮像装置に電源供給開始操作をした際に、前記経過時間計測手段が電源供給停止経過時間を計測し、前記経過時間判断手段により電源供給停止経過時間が所定の時間よりも長いと判断された場合には、前記情報伝達手段により、前記設定情報記憶手段に記憶された各種設定情報に基づいた情報を撮影者に伝達することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記設定情報記憶手段は各種設定情報の組み合わせ情報を記憶する組み合わせ情報記憶手段を更に備え、
前記設定情報と前記組み合わせ情報に基づいた情報を撮影者に伝達することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記組み合わせ情報は、製造者あるいは販売者により設定された事を特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記組み合わせ情報は、使用者により設定された事を特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記各種設定とは、撮影条件の決定に必要な項目の設定であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記各種設定とは、撮影後の画像処理の決定に必要な項目の設定であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記情報伝達手段とは外部表示装置であることを特徴とする請求項1乃至6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記情報伝達手段とは発音装置であることを特徴とする請求項1乃至6に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記情報伝達手段により、前記設定情報が所定の表示順序で表示されることを特徴とする請求項1乃至7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記所定の表示順序とは、撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスが他の設定項目よりも優先して表示されることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記設定情報と前記組み合わせ情報に異なっている設定値がある場合には、異なっている設定値のみ前記情報伝達手段により使用者に伝達することを特徴とする請求項2乃至4に記載の撮像装置。
【請求項12】
前記設定情報と前記組み合わせ情報に異なっている設定値がある場合には、異なる設定値の表現方法を残りの設定値の表現方法と異ならせることを特徴とする請求項2乃至4に記載の撮像装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2007−199102(P2007−199102A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−14006(P2006−14006)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】