説明

柱梁接合構造、柱梁接合構造の構築方法、地下構造物の建設方法、および建物

【課題】柱梁接合構造をピン接合等の簡易的な接合とすることができる柱梁接合構造、柱梁接合構造の構築方法、地下構造物の建設方法、および建物を提供すること。
【解決手段】本発明は、山留め壁10を支持するとともに、地下構造物Xの本設梁となる切梁20と、切梁20に接合される支柱12とを備える柱梁接合構造2を構築する方法である。本発明では、支柱12を地盤に打ち込だ後、この支柱12間に切梁20を掛け渡して簡易的に接合し、支柱12が埋設されるようにコンクリート製の本設柱30を形成し、支柱12と切梁30の接合部100が埋設されるように本設柱30の外周側へと張り出したキャピタル部34を本設柱30と一体的に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柱梁接合構造、柱梁接合構造の構築方法、地下構造物の建設方法、および建物に関し、特に、柱梁接合構造をピン接合等の簡易的な接合とすることができる柱梁接合構造、柱梁接合構造の構築方法、地下構造物の建設方法、および建物に関する。
する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、地下構造物を構築する場合には、周辺地盤の崩壊を防ぐために山留め壁を設け、対向する山留め壁間に腹起こしを介して仮設の切梁が掛け渡すことにより、山留め壁を支持することが行われている。この仮設の切梁は山留め壁から加わる軸方向の力のみを負担すればよいため、一般的には、腹起しと仮設切梁との接合部にはピン接合のような簡易的な接合が採用される。しかしながら、上述した切梁はあくまで仮設の部材であるため、本設梁を構築した後に撤去しなけばならず手間や費用が掛かる。そこで、例えば、特許文献1には、仮設の切梁を用いずに切梁を本設梁として利用する方法が開示されている。この方法によれば、切梁を本設梁とするため、切梁を後で撤去する必要がなく、手間や費用を抑えることができる利点がある。
【特許文献1】特開平1−271558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述したような、切梁を本設梁として利用する方法では、柱梁接合部では、軸力のみならず曲げ荷重も負担しなければならないため、ボルト等を用いて剛接合とする必要があり、柱梁接合部の構築が煩雑になるという問題がある。
なお、このような問題は、上述した地下構造物を構築する場合に限らず、地上の構造物を建設する場合にも同様に生じる。すなわち、地上の構造物においても、柱と梁との柱梁接合部は、軸力に加えてせん断力や曲げ荷重を負担すべく剛接合とする必要があり、このため、前記地下構造物の場合と同様に、柱梁接合部の構築が煩雑になるからである。
【0004】
本発明の目的は、柱梁接合構造をピン接合等の簡易的な接合とすることができる柱梁接合構造、柱梁接合構造の構築方法、地下構造物の建設方法、および建物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、建物の梁と、この梁に接合される柱とを備える柱梁接合構造であって、前記柱と前記梁の接合部が埋設されるように、前記柱の外周側へと張り出したキャピタル部を備えることを特徴とする。ここで、前記梁は、H型鋼としてもよいし、プレキャストコンクリートとしてもよい。
【0006】
本発明によれば、柱の外周にキャピタル部を設けることにより、梁の固定端の位置がキャピタル部の先端部となるため、梁に等分布荷重が作用した場合には、キャピタル部の先端部に大きなモーメントが作用し、柱と梁の接合部に作用するモーメントは小さく抑えられる。このため、柱と梁の接合部をピン接合等の簡易的な接合とすることができる。このため、柱梁接合部を簡単に構築できる。
【0007】
本発明は、山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合される支柱とを備える柱梁接合構造であって、前記支柱が埋設されたコンクリート製の本設柱と一体的に形成され、前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように、前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を備えることを特徴とする。ここで、前記本設梁は、H型鋼としてもよいし、プレキャストコンクリートとしてもよい。また、前記コンクリートには、鉄筋コンクリートや、鉄骨コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート等が含まれる。
【0008】
本発明によれば、本設柱の外周にキャピタル部を設けることにより、本設梁の固定端の位置がキャピタル部の先端部となるため、本設梁に等分布荷重が作用した場合には、キャピタル部の先端部に大きなモーメントが作用し、支柱と本設梁の接合部に作用するモーメントは小さく抑えられる。このため、支柱と本設梁の接合部をピン接合等の簡易的な接合とすることができ、柱梁接合部を簡単に構築できる。また、山留め壁を支持する切梁を本設梁として利用することにより、切梁が本設梁となるため、後で切梁を撤去する必要もない。
【0009】
本発明は、建物の梁と、この梁に接合される柱とを備える柱梁接合構造を構築する柱梁接合構造の構築方法であって、前記柱間に前記梁を掛け渡して簡易的に接合し、前記柱と前記梁の接合部が埋設されるように前記柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記柱と一体的に形成することを特徴とする。
【0010】
本発明は、山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合される支柱とを備える柱梁接合構造を構築する柱梁接合構造の構築方法であって、地盤に打ち込まれた前記支柱間に前記本設梁を掛け渡して簡易的に接合し、前記支柱が埋設されるようにコンクリート製の本設柱を形成し、前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記本設柱と一体的に形成することを特徴とする。
【0011】
本発明は、山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合された支柱とを有する柱梁接合構造を備える地下構造物の建設方法であって、前記支柱を地盤に打ち込む支柱打込工程と、前記地下構造物の建設箇所を掘削する根切工程と、前記支柱間に前記本設梁を掛け渡して簡易的に接合する本設梁接合工程と、前記支柱を埋設するコンクリート製の本設柱を形成する本設柱形成工程と、前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記本設柱と一体的に形成する一体形成工程とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の建物は、前記柱梁接合構造を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、柱梁接合構造をピン接合等の簡易的な接合とすることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る柱梁接合構造を備える建物を、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る建物1の地下構造物Xを示す縦断面図である。図2は、図1のA部を拡大して示す縦断面図である。図3は、図2から後述するキャピタル部を取り除いたものを示す縦断面図である。図4は、図3に示す部分を上方から見た平面図である。
【0015】
図1に示すように、建物1は、地下構造物Xと地上構造物Yとを有し、下記の手順により建設される。まず、建物1を建設する地盤Gの周囲に山留め壁10を形成し、山留め壁10の内側にH型鋼である複数の支柱12を打ちこみ(支柱打込工程)、山留め壁10で囲まれる地盤Gを一次掘削する(根切工程)。次に、支柱12の上部に、地上構造物Yの鉄骨柱14を設けるとともに、鉄骨柱14間に例えば鉄骨製の切梁16を取り付け、この切梁16を地上構造物Yの本設梁として利用しつつ、切梁16の上部に1階の床を構成する床コンクリート18を形成する。その後、地上構造物Yの建設と並行して、地下構造物Xを以下の手順により建設する。
【0016】
まず、切梁16によって山留め壁10を支持しつつ、山留め壁10で囲まれる地盤Gを二次掘削する(根切工程)。次に、隣接する支柱12間に、地下構造物Xの地下1階部分を構成する本設梁を兼用する例えばH型鋼の切梁20を掛け渡し、支柱12と切梁20とをピン接合等により簡易的に接合する(本設梁接合工程)。具体的には、図3に示すように、支柱12のフランジ面にボルト22等で取り付けたアングル材24で切梁20を支持するとともに、支柱12のフランジ面と切梁20の端部とを溶接等により接合する。
【0017】
次に、図1に示すように、切梁20によって山留め壁10を支持しつつ、山留め壁10で囲まれる地盤Gを三次掘削し(根切工程)、鉄筋コンクリート製の、地下2階の床26および基礎28を形成する。次に、図2に示すように、支柱12の周囲に鉄筋13を配置した後、支柱12を埋設する鉄筋コンクリート製の本設柱30を地下1階のレベルまで形成する(本設柱形成工程)。次に、支柱12と切梁20の接合部が埋設されるように、所定位置に鉄筋を配置してから、切梁20によって支持される地下1階の床32と、本設柱30から外周側へ張り出したキャピタル部34と、前記本設柱30とをコンクリートにより一体的に形成する(一体形成工程)。なお、キャピタル部34は、切梁20の端部に形成された配筋孔20A(図3)に鉄筋を通した後、これらの鉄筋を被覆するような平面視矩形状(図4)に形成されている。また、図2に示すように、キャピタル部34は、その厚み寸法が切梁20の梁せいよりも小さくなるように形成されている。
【0018】
このようにして、本設梁となる切梁20に簡易的に接合される支柱12を埋設する本設柱30と、本設柱30と一体的に形成されたキャピタル部34とを備える柱梁接合構造2を構築する。
次に、図1に示すように、山留め壁10に接合されるコンクリート製である地下2階の外周壁36を形成して、地下1階レベルよりも地下側の構造物を構築する。
【0019】
次に、前述と同様に、支柱12の周囲に鉄筋を配置した後、支柱12を埋設する鉄筋コンクリート製の本設柱30を地上1階のレベルまで形成し(本設柱形成工程)、地下2階の外周壁36の上側に、山留め壁10に接合されるコンクリート製である地下1階の外周壁38を形成する。このようにして地下構造物Xを建設する。
以上のようにして、地下構造物Xと地上構造物Yとを備える建物1を建設する。
【0020】
次に、支柱12と切梁20の柱梁接合部100、および、鉄骨柱14と切梁16の接合部110に掛かるモーメントについてそれぞれ説明する。
図5は、キャピタル部34が設けられていない場合において、切梁16に等分布荷重が加わった際のモーメント図である。図6は、キャピタル部34が設けられた場合において、切梁16に等分布荷重が加わった際のモーメント図である。図5の(A)に示すように、建物1の地上1階部分を構成する、鉄骨柱14と切梁16の接合部110にキャピタル部34(図5では仮想的に示す)が設けられていない場合には、切梁16に等分布荷重が加わると、切梁16には、図5(B)に示すモーメントが作用する。このようなモーメント図から分かるように、鉄骨柱14と切梁16の接合部110に大きなモーメントが作用するため、接合部110を剛接合としなければならない。
【0021】
一方、図6(A)に示すように、地下構造物Xを構成する地下1階部分の、支柱12と切梁20の柱梁接合部100にキャピタル部34が設けられている場合には、切梁20の固定端(端部)の位置がキャピタル部34の先端部34Aとなるため、切梁20に等分布荷重が加わると、切梁20には、図6(B)に示すモーメントが作用する。このようなモーメント図によれば、キャピタル部34の先端部34Aに大きなモーメントが作用するが、支柱12と切梁20の柱梁接合部100には作用するモーメントは小さく抑えられる。このため、支柱12と切梁20の柱梁接合部100をピン接合のような比較的簡易な構造として構築しても、当該柱梁接合部100に十分な剛性を確保できる。
【0022】
本実施形態においては、次のような効果がある。
(1)本設柱30の外周にキャピタル部34を設けることにより、切梁20の固定端の位置がキャピタル部の先端部34Aとなるため、切梁20に等分布荷重が作用した場合には、キャピタル部34の先端部34Aに大きなモーメントが作用し、支柱12と切梁20の柱梁接合部100には作用するモーメントが小さく抑えられる。このため、支柱12と切梁20の柱梁接合部100をピン接合等の簡易的な接合とすることができ、柱梁接合構造2を簡単に構築できる。
【0023】
(2)切梁20を本設梁として利用するので、後で切梁20を撤去する必要がなく、地下構造物Xを建設する際の手間や費用等を軽減できる。
【0024】
(3)山留め壁10および外周壁36を通じて、地盤Gからの土圧や水圧が切梁20の軸方向に加わるため、切梁20に圧縮力が掛かることになる。このため、切梁20にプレストレスト的な効果が加わることとなり、切梁20が長期のモーメントも負担できるため、切梁20の剛性が向上する。
【0025】
(4)地下構造物Xの地下1階部分に、切梁20とキャピタル部34とを備える柱梁接合構造2を採用したので、従来のフラットスラブ構造のように、キャピタル部だけで地下1階の床32を支持する場合と比べて、キャピタル部34の寸法や地下1階の床32の厚みを小さくすることができる。これにより、キャピタル部34や地下1階の床32に使用するコンクリートの量や、形成時の手間を軽減できる。
【0026】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る柱梁躯体構造を図面に基づいて説明する。図7は、本発明の変形例に係る柱梁接合構造3を拡大して示す縦断面図である。図7に示すように、柱梁接合構造3は、前記柱梁接合構造2とは、切梁40がプレキャストコンクリート製である点で主に相違している。このため、以下、この相違点を中心に説明する。
【0027】
柱梁接合構造3は、以下のようにして構築される。まず、H型鋼である支柱12のフランジ面にボルト42等で取り付けられたアングル材44で切梁40を支持し、支柱12のフランジ面と切梁40の隙間にグラウト材46等を充填して、支柱12と切梁40との柱梁接合部120を比較的簡単な構造で構成する(本設梁接合工程)。続いて、支柱12と切梁40の接合部が埋設されるように、所定位置に鉄筋48を配置してから、切梁40によって支持される地下1階の床32と、本設柱30から外周側へ張り出したキャピタル部34と、前記本設柱30とをコンクリートにより一体的に形成する(一体形成工程)。この際、切梁40とキャピタル部34とを確実に連結するために、切梁40とキャピタル部34との間にアンカー材(図示略)を設置する。このようにして、柱梁接合構造3を構築する。このような第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、切梁40には、鉄筋48にプレストレストを掛けたプレキャストコンクリートを使用してもよく、この場合には、切梁40の剛性を高めることができ、従来のフラットスラブ構造の場合に比べて、キャピタル部34の寸法を小さくできる。
【0028】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されない。前記各実施形態において、支柱12にH型鋼を採用したが、これに限らず、例えば、鋼管コンクリートその他の支柱を採用してもよい。また、切梁20,40の構成も、前記H型鋼やプレキャストコンクリートには限定されない。また、前記各実施形態において、キャピタル部34の厚み寸法より切梁20,40の梁せいが大きくなるように構成したが、その寸法は特に限定されない。また、前記各実施形態では、柱梁接合部100,120を地下構造物Xに適用したが、地上階の構造物に適用してもよい。この場合には、切梁20,40を切梁として使用するのではなく、建物の梁としてのみ使用するようにして、柱梁接合部を構築すればよい。また、前記各実施形態では、支柱12と切梁20,40との簡易的な接合として、アングル材24,44で支持する構成を採用したが、これに限らず、例えば、ピン接合等の簡易な接合構造を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態に係る柱梁接合構造を備える建物の地下構造物を示す縦断面図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図2からキャピタル部を取り除いたものを示す縦断面図である。
【図4】図3に示す部分を上方から見た平面図である。
【図5】キャピタル部が設けられていない場合において、本設梁に等分布荷重が加わった際のモーメント図である。
【図6】キャピタル部が設けられた場合において、本設梁に等分布荷重が加わった際のモーメント図である
【図7】本発明の変形例に係る柱梁接合構造を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 建物
2,3 柱梁接合構造
10 山留め壁
12 支柱
20,40 本設梁となる切梁
22,42 ボルト
24,44 アングル材
30 本設柱
32 床
34 キャピタル部
34A 先端部
36,38 外周壁
100,120 柱梁接合部
G 地盤
X 地下構造物
Y 地上構造物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の梁と、この梁に接合される柱とを備える柱梁接合構造であって、
前記柱と前記梁の接合部が埋設されるように、前記柱の外周側へと張り出したキャピタル部を備えることを特徴とする柱梁接合構造。
【請求項2】
山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合される支柱とを備える柱梁接合構造であって、
前記支柱が埋設されたコンクリート製の本設柱と一体的に形成され、前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように、前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を備えることを特徴とする柱梁接合構造。
【請求項3】
建物の梁と、この梁に接合される柱とを備える柱梁接合構造を構築する柱梁接合構造の構築方法であって、
前記柱間に前記梁を掛け渡して簡易的に接合し、
前記柱と前記梁の接合部が埋設されるように前記柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記柱と一体的に形成することを特徴とする柱梁接合構造の構築方法。
【請求項4】
山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合される支柱とを備える柱梁接合構造を構築する柱梁接合構造の構築方法であって、
地盤に打ち込まれた前記支柱間に前記本設梁を掛け渡して簡易的に接合し、
前記支柱が埋設されるようにコンクリート製の本設柱を形成し、
前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記本設柱と一体的に形成することを特徴とする柱梁接合構造の構築方法。
【請求項5】
山留め壁を支持する切梁と兼用される本設梁と、この本設梁に接合された支柱とを有する柱梁接合構造を備える地下構造物の建設方法であって、
前記支柱を地盤に打ち込む支柱打込工程と、
前記地下構造物の建設箇所を掘削する根切工程と、
前記支柱間に前記本設梁を掛け渡して簡易的に接合する本設梁接合工程と、
前記支柱を埋設するコンクリート製の本設柱を形成する本設柱形成工程と、
前記支柱と前記本設梁の接合部が埋設されるように前記本設柱の外周側へと張り出したキャピタル部を、前記本設柱と一体的に形成する一体形成工程とを備えることを特徴とする地下構造物の建設方法。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の柱梁接合構造を備えることを特徴とする建物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−9258(P2006−9258A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−183564(P2004−183564)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【Fターム(参考)】