説明

注出可能な食品製品を入れる密封包装容器のための開口装置

注出可能な食品製品を入れ、少なくとも1つの除去可能部分7を有する密封包装容器1のための開口装置3を提供する。開口装置3は、注ぎ開口部11を画定し、包装容器1の除去可能部分7の周りに固定可能な締付け部分17を有するフレーム10と、フレーム10に嵌合されて注ぎ開口部11を閉じ、食品の流出を可能にするために注ぎ開口部11から除去可能であるキャップ12と、注ぎ開口部11に係合し、除去可能部分7の直接固定可能であり、除去可能部分7を包装容器1から少なくとも部分的に分離するために注ぎ開口部11から除去可能である定着部分13とを含み、定着部分13は、破断可能な連結手段23によってフレーム10に一体的に連結され、キャップ12を注ぎ開口部11から除去するときにキャップと共に移動するようにキャップ12に連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注出可能な食品製品を入れる密封包装容器のための改善された開口装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、果汁、UHT(超高温処理)ミルク、ワイン、トマト・ソースなどの多くの流動可能な食品製品は、滅菌されたシート包装材料で作られた包装容器の状態で販売されている。
【0003】
この形式の包装容器の典型的な実施例は、積層ストリップ包装材料を折り曲げて密封することによって作られたTetra Brik Aseptic(登録商標)として知られている液体又は流動可能な食品のための平行六面体形状の包装容器である。包装材料は、剛性と強度のための基層を含む多層構造を有し、この基層は、繊維材料、例えば紙の層、又は無機充てん剤入りポリプロピレン材料の層を含むこともあり、両側は熱可塑性材料の層、例えばポリプロピレン薄膜によって覆われている。UHTミルクなどの長期保存の製品のための防腐処理された包装容器の場合には、包装材料は、熱可塑性材料層の上に重ね合わせた酸素遮断材料層、例えばアルミニウム・フォイルを含み、次いで別の熱可塑性材料層によって覆われ、最終的には食品に接触する包装容器の内面を形成する。
【0004】
周知のように、この種類の包装容器は完全自動包装機械によって生産され、この機械の上で連続筒が巻取り紙式に給送される包装材料から形成され、包装材料の巻取り紙は包装機械の上で、例えば過酸化水素溶液などの化学滅菌剤を塗付することによって滅菌され、続いてこの化学滅菌剤は包装材料の表面から除去され、例えば加熱によって蒸発し、こうして滅菌された包装材料の巻取り紙は閉鎖された滅菌環境の中に維持され、縦方向に折り曲げられて密封され、垂直筒を形成する。
【0005】
筒は、滅菌又は滅菌処理された食品製品によって満たされ、密封され、次いで等間隔の断面にそって切られ、ピロー包装体を形成し、これらのピロー包装体は機械的に折り曲げられて、それぞれ完成した、例えば実質的に平行六面体形状の包装容器を形成する。
【0006】
代替案として、包装材料を切って半製品にすることもでき、これらの半製品は成形スピンドルの上で形成されて包装容器となり、包装容器は食品製品で満たされて密封される。この形式の包装容器の一例は、Tetra Rex(登録商標)の商品名で知られているいわゆる「ゲーブルトップ」包装容器である。
【0007】
上記の包装容器は通常、再密閉可能な開口装置が嵌合されて、包装容器内部の食品が外部原因物質と接触することを防止し、製品を注ぎ出すことを可能にする。
【0008】
現在、大部分の通常市販されている開口装置は、食品用の注ぎ開口部を画定して、包装容器の頂部壁の除去可能又は穴あけ可能な部分の周りに嵌合されたフレームと、このフレームに蝶番で付けられ又はねじ込まれて、包装容器を開けるために除去可能であるキャップとを含む。代替案として、別の形式の開口装置、例えばスライドオープン式装置も使用されることが知られている。
【0009】
包装容器の除去可能な部分を、例えばいわゆる「予め薄層化された」穴、すなわち包装材料の基層を熱可塑性材料の層及び遮断材料の層によって覆う前にこの基層の中に形成された穴によって画定してもよく、熱可塑性材料の層及び遮断材料の層は穴を閉じて密封されて防腐処理された封止を保証するが、又同時に容易に穴あけ可能である。
【0010】
代替案として、包装材料の全厚を通じて穴を形成し、酸素遮断材料の層を有する熱可塑性材料の小さなシートによって画定される追加のいわゆる「パッチ」で覆ってもよい。
【0011】
本出願人の特許出願EP−A−1081054に記載された特に有利な解決策では、フレームは、包装材料の除去可能部分の周りに固定された環状フランジ付き締付け部分を含み、キャップは、フレームの中の注ぎ開口部を通じて延在し、且つ包装材料にある穴を覆う除去可能部分に直接固定された、好ましくはヒート・シールされた円筒状定着部分を有し、こうして、キャップをフレームから除去するとき、除去可能部分はキャップに取り付けられたままであり、包装容器の頂壁の残りから取り外される。言い替ええれば、包装容器を開封するために、使用者はキャップに作用して、1回の動作でキャップをフレームから取り外して除去可能部分を取り外す。
【0012】
上記の解決策は、それ以来(本出願人の欧州特許出願番号EP−A−1352840に記載されているように)、フレームを変更して、キャップの定着部分の周りに延在する管状円筒形ライナ付きのさらなる締付け部分を形成することによって、さらに改善されており、キャップは、包装材料における穴の縁部を覆い、軸方向一端部において除去可能部分の周縁部に固定されている。
【0013】
上記の変更は、包装容器の開封及び食品製品の流出を一番に改善するものである。すなわち、円筒形ライナ付きの締付け部分を除去可能部分の周辺部に固定することによって、キャップの定着部分は、除去可能部分のさらによく薄層化され径方向にさらに内側の部分に固定され、こうして、注ぎ開口部の周りの包装材料のきれいな取外しを保証する。さらに、円筒形ライナ付きのフレームの締付け部分は剛性対比部分を画定し、これに対して除去可能部分の材料が引き裂かれ、これによって、メタロセンやLK25などの特に引き裂きが困難な熱可塑性材料を使用するときでも、包装容器の開封を容易にする。
【0014】
除去可能部分を取り外すと、円筒形ライナ付きの締付け部分は又、穴が食品製品を吸収することも防止し、これは周知のように比較的長い時間(平均して8時間)にわたって包装容器を水平位置の状態にしておくときに発生することがあり、特に果汁などの刺激性食品の場合に開口装置が外れる結果になることがある。
【0015】
上記の解決策は、有利であり効果的であるが、特に定着部分が除去可能部分に固定される精度に関して、及びしたがって除去可能部分が包装容器から取り外される精度に関して、さらに改善する余地をまだ残している。
【0016】
すなわち、キャップとフレームとの間の必然的な許容差を仮定すれば、キャップの定着部分は除去可能部分に対して完全に心合せされず、この結果、包装容器を開封するときに除去可能部分の取外しが不完全になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明の目的は、上述の欠点に対する簡単で低廉な解決策を提供するために設計された、注出可能な食品製品を入れる密封包装容器のための開口装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明によって、請求項1に定義されているように、流動可能な食品を入れる密封包装容器のための開口装置が提供される。
【0019】
本発明の好ましい限定しない実施形態を、添付の図面を参照して実施例として以下に説明する。
【実施例】
【0020】
図1における番号1は、流動可能な食品のための防腐処理した密封包装容器、例えばTetra Rex(登録商標)の商品名で通常知られているいわゆる「ゲーブルトップ」頂壁2を有する平行六面体形状の包装容器の全体を示し、この包装容器は、先に詳細に説明したようにシート包装材料から作られ、プラスチック材料で作られて壁2に適用された再密閉可能な開口装置3を有する。
【0021】
包装容器1(図6〜8)の包装材料は多層構造を有し、図示された実施例では、繊維状材料、例えば紙又は無機充てん剤入りポリプロピレン材料の基層4を含み、基層4は包装容器1の内側及び外側をそれぞれ画定する対向する両側において、熱可塑性材料、例えばポリプロピレンの若干の層と、酸素遮断材料、例えばアルミニウムの少なくとも1層とを含むそれぞれの被覆薄膜5、6によって被覆されている。
【0022】
開口装置3は、包装容器1の壁2の除去可能部分7の周りに適用され、除去可能部分7は図示された実施例では軸Aの円形除去可能部分、すなわち包装容器1の残部から分離可能であって食品製品を流出させることができる部分である。
【0023】
除去可能部分7は、包装材料の基層4を通じて軸Aの穴8を形成して、層4を被覆薄膜5及び6で積層して穴8を被覆することによって形成されることが好ましい。
【0024】
図示されていない代替解決策では、除去可能部分7を、包装材料の全厚を通じて穴を形成し、酸素遮蔽材料の層を有する熱可塑性材料の小さなシートによって画定された追加の「パッチ」によって穴を被覆することにより形成してもよい。
【0025】
とりわけ図2〜8を参照すると、開口装置3は、包装容器1の壁2の除去可能部分7に固定されて軸Aの円形開口部11を画定する、外側にねじ切りされた環状フレーム10であって、いったん穴8が開けられると食品が通って注がれる環状フレーム10と、フレーム10とは個別に形成されて、開口部11を閉鎖する閉位置(図4、5、7)でフレーム10にねじ付けられるキャップ12と、開口部11と係合して、除去可能部分7に直接固定され、キャップ12に連結される軸Aの定着部分13とを含む。包装容器1は、フレーム10に対してキャップ12をねじって外す(図8)ことにより開封され、こうして除去可能部分7は、定着部分13によってキャップ12に取り付けられたままであり、包装容器1の壁2の残部から分離され、こうして穴8を開く。いったん開封されると、キャップ12は前記の閉位置とキャップがフレーム10から分離される開位置(図2、3、6)との間で移動可能である。
【0026】
とりわけ、フレーム10は実質的に、包装容器1の壁2に接着剤によってヒート・シールされた又は固定された軸Aの環状フランジ15と、壁2に固定された側と反対のフランジ15の側から直角且つ同軸に、フランジ15と共に突き出て、内部に開口部11を画定する円筒形で内部にねじ切りされた環状部分16とを含む。
【0027】
とりわけ、部分16が延在している表面とは反対側の環状表面17に沿って、フランジ15が除去可能な部分7の周りに固定され、径方向内縁部から、包装材料の基層4の中に形成された穴8と係合して、端部において除去可能部分7の周辺部分に固定された軸Aの円筒形環状ライナ18を画定する。すなわち、環状ライナ18は、フランジ15の径方向内縁部から環状部分16とは反対方向に同軸に突出し、環状部分16と組み合わさって注ぎ開口部11を画定する。
【0028】
こうして、環状ライナ18は除去可能部分7を取り外すことによって形成された穴8の内縁部を覆い、閉じられた包装容器1が水平位置の状態で残された場合に、前記縁部が食品を吸収することを防止する。
【0029】
キャップ12は、開口部11を閉じるためのディスク状部分19と、ディスク状部分19の円形外周縁部から突き出て、フレーム10の環状部分16の上にねじ付けられる円筒形の内部にねじ切りされた環状部分20とを一体的に含む。
【0030】
キャップ12は又、環状部分20の内部でディスク状部分19から直角に突出する若干の、図示された実施例では3つのタブ21も一体的に含み、これらのタブ21は軸Aの周りに角度的に等間隔をなし、使用中にはフレーム10の注ぎ開口部11と係合し、後でさらに詳細に説明するように、これらの自由端部22において定着部材13に連結されている。
【0031】
定着部材13がフレーム10と共に一体的に形成されて、キャップ12をひねってフレーム10から外したときに破断する若干の図示された実施例では3つの径方向連結ブリッジ23によってフレーム10に連結されていることは有利である。
【0032】
とりわけ、定着部材13はリング形状で、フレーム10の環状ライナ18の径方向内向きに位置し、破断可能な連結ブリッジ23によってライナ18に一体的に連結されている。
【0033】
定着部材13は又3つの貫通開口部24も含み、これらの貫通開口部24は軸Aに平行なそれぞれの軸を有し、角度的に等間隔をなし、使用中はキャップ12のタブ21の自由端部22によって係合される。
【0034】
したがって、開口装置3は実質的に、2つの別個の部分、すなわちキャップ12及びフレーム10と定着部材13とによって画定された一体的組立体を含み、これらの部分は個別に射出成形され、次に共に嵌合されて包装容器1の包装材料に固定される。
【0035】
とりわけ、キャップ12はフレーム10環状部分16の上に押圧され、こうしてタブ21の自由端部22は、いかなる種類の機械的結合もなく定着部材13におけるそれぞれの開口部24と係合する。
【0036】
このように形成された開口装置3は次に、例えばホットエア・シールされるか接着剤によって包装材料に固定され、こうしてフランジ15の環状表面17は除去可能部分7を取り囲む部分に接着し、環状ライナ18及び定着部材13はそれぞれ、除去可能部分7の周辺部分とさらに径方向に内側の部分に接着する。この動作中、キャップ12のタブ21の自由端部22は、それぞれの開口部24の縁部に接合されることによって定着部材13と一体的になる。言い換えれば、定着部材13は先ずフレーム10と共に一体として形成され、後で開口装置3を包装容器1の包装材料に適用するときキャップ12及び除去可能部分7と共に一体化される。
【0037】
包装容器1は、フレーム10に対してキャップ12を回転してこれをフレーム10からひねって外すことによって開封される。キャップ12は定着部材13と共に一体となって回転し、連結ブリッジ23を破断して切り離し、除去可能部分7の定着部材13に接合された部分に取り付けられたままであり、こうして前記部分を壁2の残部から分離して穴8を開く。とりわけ、除去可能部分7は、定着部材13と環状ライナ18との間に挟まれた円形区域に沿ってせん断応力によって引き裂かれ、包装容器1の壁2から完全に除去される。とりわけ、フレーム10の環状ライナ18は剛性対比部材を画定し、この剛性対比部材に対向して除去可能部分7の材料は引き裂かれ、こうして、メタロセンやLK25などの特に引き裂き困難で低密度の熱可塑性材料の薄膜5及び6を使用するときでも、包装容器1をさらに容易に開封させる。
【0038】
本発明による開口装置3の利点は上記の説明から明らかになろう。
【0039】
とりわけ、定着部材13がフレーム10と共に一体的に形成され、続いてキャップ12に嵌合されるだけであるから、定着部材13が除去可能部分7に固定される部分は、開口装置3の組立て許容差によって影響されない。実際に、定着部材13と環状ライナ18との間の距離は一定であり、キャップ12とフレーム10とのねじ係合許容差とは無関係である。この結果、除去可能部分7は包装容器1の壁2から極めて正確に分離され、こうして包装容器1の開封を容易にし、食品の流出を改善する。
【0040】
さらに、フレーム10及び定着部材13は、一体構成で形成されるので同じ材料で作られ、通常は異なる特性を有するプラスチック材料で作られるフレーム10とキャップ12の両方を包装材料に固定しなければならない周知の開口装置とは異なって、開口装置3を、ただ1つのプラスチック材料の特性によって示される最良なものとして壁2に対して封止することができる。
【0041】
さらに、除去可能部分7は、包装容器1の壁2の残部から、さらによく薄層化された部分において穴8の縁部の径方向内向きに分離されるので、注ぎ開口部11の内側の包装材料はきれいに除去される。
【0042】
包装容器1が開封される方法の詳細な説明から明らかになるように、開口装置3の各構成部分は活動機能を実施する。すなわちキャップ12はフレーム10の定着部材13を活動化し、定着部材13は除去可能部分7を除去する。
【0043】
最後に、特許出願EP−A−1081054及び同EP−A−1352840に記載の解決策とは異なり、端部において除去可能部分7に直接固定された円筒形部分とは対照的に、定着部材13に封止された若干のタブ21がキャップ12の上に存在することは、キャップ12を作るために必要な原材料の量を減少させ、こうして費用を減らし、開口装置3を加熱することによって発生する煙霧を捕獲することとは対照的に消散させて、開口装置3を包装材料に封止する準備となる。
【0044】
しかし明らかに、添付の特許請求の範囲に定義されているように、保護範囲から逸脱することなく本明細書に図示説明されている開口装置3に変更を行うことができる。
【0045】
とりわけ、開口装置3は、本明細書に記載されたものと異なってもよく、例えばフレームに対して蝶番式又は滑動式になったキャップを含んでもよく、開口装置を、包装容器1の壁2から除去可能部分7の一部分を取り外すだけのために設計してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明による再密閉可能な開口装置を有する、注出可能な食品製品のための密封包装容器の頂部分の斜視図である。
【図2】図1の開口装置の拡大分解斜視図である。
【図3】図1の開口装置の拡大部分断面斜視図である。
【図4】閉鎖された配置の図1の開口装置の拡大部分断面斜視図である。
【図5】図4の開口装置の拡大部分断面詳細斜視図である。
【図6】図1の開口装置及びこれが最終的に適用された包装容器の部分によって画定された全体の分解軸方向断面図である。
【図7】開口装置が相対包装容器に適用されて、密封された配置で示す、図6に類似の軸方向断面図である。
【図8】開口装置が相対包装容器に適用されて、開封された配置で示す、図6に類似の軸方向断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
注出可能な食品製品を入れ、少なくとも1つの除去可能部分(7)を有する密封包装容器(1)のための開口装置(3)であって、
注ぎ開口部(11)を画定し、前記包装容器(1)の除去可能部分(7)の周りに固定可能な締付け部分(17)を有するフレーム(10)と、
前記フレーム(10)に嵌合されて前記注ぎ開口部(11)を閉じ、食品の流出を可能にするために前記注ぎ開口部(11)から除去可能であるキャップ(12)と、
前記注ぎ開口部(11)に係合し、前記除去可能部分(7)に直接固定可能であり、前記除去可能部分(7)を前記包装容器(1)から少なくとも部分的に分離するために前記注ぎ開口部(11)から除去可能である定着部分(13)とを含む開口装置(3)であって、
前記定着部分(13)が、破断可能な連結手段(23)によって前記フレーム(10)に一体的に連結され、キャップ(12)を前記注ぎ開口部(11)から除去するときにキャップと共に移動するように前記キャップ(12)に連結されていることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記定着部分(13)が前記フレーム(10)と共に一体として形成され、続いて前記キャップ(12)に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フレーム(10)が、前記定着部材(13)の周りに延在して前記除去可能部分(7)の周囲部分の固定されているさらに別の締付け部分(18)を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記フレーム(10)のさらなる締付け部(18)がフレーム形状であり、前記注ぎ開口部(11)を少なくとも部分的に画定し、前記の破断可能な連結手段(23)が、前記定着部分(13)の外周と前記のさらなる締付け部分(18)の内周との間に延在する若干の連結ブリッジ(23)を含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記キャップ(12)が、前記注ぎ開口部(11)を閉じるための閉鎖部分(19)と、前記閉鎖部分(19)から前記注ぎ開口部(11)を通じて突き出て、自由端部(22)において前記定着部分(13)に連結された少なくとも2つのタブ(21)を含むことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
注出可能な食品製品を入れ、少なくとも1つの除去可能部分(7)を有し、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載されて前記除去可能部分(7)に適用される開口装置(3)を有する密封包装容器(1)。
【請求項7】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の開口装置(3)を形成して、該開口装置(3)を、少なくとも1つの除去可能部分(7)を有するシート包装材料(2)に適用する方法であって、
破断可能な連結手段(23)によって互いに接合された前記フレーム(10)と前記定着部材(13)とによって画定される単一体を形成する段階と、
前記キャップ(12)を形成する段階と、
前記キャップを前記定着部材(13)に嵌合することによって、前記注ぎ開口部(11)を閉鎖するために前記キャップ(12)を前記フレーム(10)に嵌合する段階と、
こうして形成された全体を前記包装材料(2)に嵌合し、こうして前記フレーム(10)の締付け部分(17)は前記除去可能部分(7)の周りに接着し、前記定着部材(13)は前記除去可能部分(7)に接着する段階とを含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記キャップ(12)を前記フレーム(10)に嵌合するとき、キャップ(12)の前記定着部材(13)への連結は純粋に機械的であること、及び前記開口装置(3)を前記包装材料(2)に固定するとき、前記キャップ(12)は前記定着部材(13)と共に一体的に作られることを特徴とする請求項7に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−510661(P2008−510661A)
【公表日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−526450(P2007−526450)
【出願日】平成17年8月10日(2005.8.10)
【国際出願番号】PCT/EP2005/053947
【国際公開番号】WO2006/018417
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】