説明

照明制御システム及び照明制御方法

【課題】ユーザの位置に応じて、ユーザ好みの照明パターンを自動的に設定する。
【解決手段】本発明に係る照明制御システム100は、携帯端末50と、灯具21〜26と、自身の識別子を前記携帯端末に送信する位置確認用アクセスポイント31〜36と、前記携帯端末50とデータ通信を行う通信用アクセスポイント40と、前記灯具21〜26と前記位置確認用アクセスポイント31〜36との位置関係を記憶するコントローラ10と、を備え、前記携帯端末50は、前記位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子を取得すると、前記通信用アクセスポイント40を通じて、前記識別子を前記コントローラ10に送信し、前記コントローラ10は、前記識別子を受信すると、前記位置関係に基づき選択した前記灯具21〜26に対し、前記携帯端末50のユーザ好みの照明パターンを設定する、ことを特徴とする照明制御システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、照明制御システム及び照明制御方法に関し、特に、ユーザ個別に照明の状態を自動的に設定可能な照明制御システム及び照明制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建物の室内には、個別のアドレスを割当てられた複数の灯具が設けられ、各灯具の点灯/消灯などは、例えばパソコンモニター上などから管理者が個々に設定を行うことができる。ここで、部屋の用途は様々であり、複数の灯具の設定を用途に合わせて動的に変更可能なシステムが期待されている。
【0003】
従来方式として、各灯具および各操作機器のアドレスが登録され、間仕切りが配置される位置をセンサによって検知し、間仕切りにより形成される部屋内に対応するアドレスを有する灯具とスイッチ等の操作機器とを組み合わせることが提案されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−191575号公報
【特許文献2】特開2010−251938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、LED光源のように、点灯/消灯だけではなく、照明光の調光/調色といった照明パターンを設定できる灯具の場合、例えば室内において、ユーザが存在する位置に対し、そのユーザごとの照明状態が自動的に設定されることが好ましい。ここで、例えば人感センサを用いた場合、ユーザの存在を感知することはできるが、個々のユーザまでは判定できない。
【0006】
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、ユーザの位置に応じて、ユーザ個別に照明の状態を自動的に設定可能な照明制御システム及び照明制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る照明制御システムは、
携帯端末と、
照明パターンを設定可能な灯具と、
自身の識別子を前記携帯端末に送信する位置確認用アクセスポイントと、
前記携帯端末とデータ通信を行う通信用アクセスポイントと、
前記灯具と前記位置確認用アクセスポイントとの位置関係を記憶するコントローラと、を備える照明制御システムであって、
前記携帯端末は、前記位置確認用アクセスポイントの識別子を取得すると、前記通信用アクセスポイントを通じて、前記識別子を前記コントローラに送信し、
前記コントローラは、前記識別子を受信すると、前記位置関係に基づき選択した前記灯具に対し、前記携帯端末のユーザ好みの照明パターンを設定する、
ことを特徴とする。
【0008】
また、前記位置確認用アクセスポイントと、前記通信用アクセスポイントとは、同じ無線方式により、前記携帯端末との通信を行う、ことが好ましい。
【0009】
また、前記位置確認用アクセスポイントからの信号強度は、前記通信用アクセスポイントからの信号強度に比して弱いことが好ましい。
【0010】
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る照明制御方法は、
携帯端末と、
照明パターンを設定可能な灯具と、
自身の識別子を前記携帯端末に送信する位置確認用アクセスポイントと、
前記携帯端末とデータ通信を行う通信用アクセスポイントと、
前記灯具と前記位置確認用アクセスポイントとの位置関係を記憶するコントローラと、を備える照明制御システムにおける照明制御方法であって、
前記携帯端末が、前記位置確認用アクセスポイントの識別子を取得すると、前記通信用アクセスポイントを通じて、前記識別子を前記コントローラに送信するステップと、
前記コントローラが、前記識別子を受信すると、前記位置関係に基づき選択した前記灯具に対し、前記携帯端末のユーザ好みの照明パターンを設定するステップと、
を含むことを特徴とする。
【0011】
また、前記位置確認用アクセスポイントと、前記通信用アクセスポイントとは、同じ無線方式により、前記携帯端末との通信を行う、ことが好ましい。
【0012】
また、前記位置確認用アクセスポイントからの信号強度は、前記通信用アクセスポイントからの信号強度に比して弱いことが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る照明制御システム及び照明制御方法によれば、ユーザの位置に応じて、ユーザ好みの照明パターンを自動的に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【図2】位置確認用アクセスポイントの配置の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る照明制御システム100の構成を示す図である。照明制御システム100は、コントローラ10と、灯具21〜26と、位置確認用アクセスポイント31〜36と、通信用アクセスポイント40と、携帯端末50とを含んで構成される。コントローラ10は、照明設定記憶部11及び位置関係記憶部12を有し、灯具21〜26と、位置確認用アクセスポイント31〜36と、通信用アクセスポイント40とのそれぞれに接続される。
【0017】
灯具21〜26は、例えばLED光源などの照明光源を有しており、点灯/消灯あるいは、調光/調色といった照明パターンを調整することができる。なお、灯具21〜26には、コントローラ10による操作ため、個別のアドレスが設定されている。そして、各灯具21〜26は建物内の部屋の天井等に固定設置されている。
【0018】
位置確認用アクセスポイント31〜36は、例えばWiFi(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)などの無線通信用アクセスポイントであり、各灯具21〜26の設置される部屋と同じ室内に固定的に設置されるものである。位置確認用アクセスポイント31〜36は、携帯端末50が受信可能な無線方式により、自身の識別子ID1〜ID6(例えばSSID)を含むブロードキャストメッセージを送信する。ここで、位置確認用アクセスポイント31〜36は、指向性が強く、かつ、通信用アクセスポイント40に比べて充分弱く、なおかつ各位置確認用アクセスポイント31〜36の直下においては携帯端末50が検出可能な程度の弱い電波により自身の識別子ID1〜ID6を含むブロードキャストメッセージを送信することが好ましい。特に、送信出力としては、携帯端末50が各位置確認用アクセスポイント31〜36のいずれかからのブロードキャストメッセージを検出しても、ハンドオーバ必要と判断しない程度の信号強度となっていることが望ましい。これは、ブロードキャストメッセージの受信範囲を各位置確認用アクセスポイント31〜36の直下といった所定範囲内に留めるとともに、各位置確認用アクセスポイント31〜36へハンドオーバしてしまわないように構成することにより、通信用アクセスポイント40によるデータ通信への影響を低減するためである。
【0019】
通信用アクセスポイント40は、例えばWiFiあるいはBluetoothなどの無線通信用アクセスポイントであり、室内に固定的に設置したり、設置位置を動的に変更したりすることが可能である。通信用アクセスポイント40は、携帯端末50が受信可能な無線方式により自身の識別子COMを含むブロードキャストメッセージを送信するとともに、自身を接続先とする携帯端末50とデータ通信を行うものである。ここで、通信用アクセスポイント40は、位置確認用アクセスポイント31〜36に比べ、充分に強い電波により無線通信を行うことが好ましい。これは、通信用アクセスポイント40と携帯端末50との無線通信の通信範囲を広げ、かつ、より通信品質を高めるためである。また、携帯端末50が通信用アクセスポイント40及び位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージを共に受信した場合には、携帯端末50には、位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージの信号強度がハンドオーバ対象にならない程度に微弱であることに対し、通信用アクセスポイント40からのブロードキャストメッセージの信号強度が充分に強いため、通信用アクセスポイント40を接続先として選択することとなる。
【0020】
なお、位置確認用アクセスポイント31〜36と、通信用アクセスポイント40とは、同じ無線方式(例えばWiFi)により、携帯端末50との通信を行うことが好ましい。これにより、携帯端末50は1つの無線方式におけるアクセスポイントからの信号のスキャン処理だけを行えばよいため、消費電力の低減あるいは処理速度の向上を実現できるためである。
【0021】
携帯端末50は、移動体通信を行うインタフェースの他に、例えばWiFiあるいはBluetoothなどの無線通信インタフェースを備える携帯電話であって、WiFiあるいはBluetoothなどの無線通信インタフェース機能が動作を開始する、あるいは動作中であっても所定周期の到来等により、周辺のアクセスポイントからのブロードキャストメッセージをスキャンする。スキャンした結果、携帯端末50が、通信用アクセスポイント40から送信されるブロードキャストメッセージを受信すると、通信用アクセスポイント40に接続してデータ通信を行う。また、携帯端末50は、位置確認用アクセスポイント31〜36の通信範囲に移動するなどして、位置確認用アクセスポイント31〜36が送信するブロードキャストメッセージを受信すると、位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子ID1〜ID6についても取得する。そして携帯端末50は、取得した位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子ID〜ID6を、通信用アクセスポイント40を通じて、携帯端末50自身の識別情報と共にコントローラ10に報告する。
【0022】
なお、上述の通り、携帯端末50は、通信用アクセスポイント40に接続中に位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージを受信しても、各位置確認用アクセスポイント31〜36からの信号強度は弱いため、位置確認用アクセスポイント31〜36はハンドオーバ対象とはならず、より電波強度の強い通信用アクセスポイント40を継続して接続先として選択することとなる。また、各位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージは、その直下の所定範囲内でのみ検出できる程度の弱い信号強度でしか出力されていないため、携帯端末50は位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージを複数検出することは極力回避されている。しかしながら位置確認用アクセスポイント31〜36からのブロードキャストメッセージを複数検出出来てしまった場合には、そのうち、より信号強度の強い方のブロードキャストメッセージにおける識別情報をコントローラ10に報告する。
【0023】
なお、携帯端末50は、位置確認用アクセスポイント31〜36からの各ブロードキャストメッセージに含まれる識別子の名称等に基づき、位置確認用アクセスポイント31〜36に接続しないよう明示的に設定することも可能である。この場合には、WiFiあるいはBluetoothなどの無線通信インタフェース機能におけるハンドオーバを司る携帯端末50内のアプリケーションにおいて、位置確認用アクセスポイント31〜36に接続しないという旨の設定が保存されていればよい。
【0024】
コントローラ10は、携帯端末50から報告された位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子ID1〜ID6に応じて、ユーザ好みの照明パターンとなるように各灯具21〜26を制御するものである。当該制御のため、コントローラ10の照明設定記憶部11は、携帯端末50のユーザ毎に、好みの照明パターンを記憶している。ここでいう「好み」とは、ユーザが各灯具21〜26に対し、携帯端末50を用いて過去に行なった設定の情報とその時の時間帯の情報とを、携帯端末50の識別情報と対応付けて蓄積記憶しておき、時間帯ごとによく使用されている調光および調色状態を計算して特定したものである。予め計算して特定しておいても良いし、都度、計算して特定しても良い。また、コントローラ10の位置関係記憶部12は、灯具21〜26と、位置確認用アクセスポイント31〜36との物理的な位置関係を記憶している。
【0025】
コントローラ10は、通信用アクセスポイント40を通じて携帯端末50より位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子ID1〜ID6を受信すると、位置関係記憶部12を参照し、照明パターンの制御対象となる灯具21〜26を判定する。また、コントローラ10は、携帯端末50の識別子により、携帯端末50のユーザを判定し、照明設定記憶部11から、当該ユーザの好みの照明パターンを取得する。これらの処理により、コントローラ10は、制御対象となる灯具21〜26に対して、ユーザの好みの照明パターンを設定する。なお、照明設定記憶部11および位置関係記憶部12は、コントローラ10に含まれて一体の装置として図1においては記載しているが、これは一例に過ぎず、ネットワークを介して接続されるサーバとしてコントローラ10とは独立した装置であってもよい。
【0026】
例えば、図1の場合、携帯端末50は、通信用アクセスポイント40と通信中に、位置確認用アクセスポイント36の識別子ID6を取得すると、通信用アクセスポイント40を通じて識別子ID6をコントローラ10に携帯端末50自身の識別情報と共に通知する。コントローラ10の照明設定記憶部11は、携帯端末50のユーザの好みの照明パターンを記憶しており、位置関係記憶部12は、位置確認用アクセスポイント36と灯具26との位置関係を記憶している。そのため、コントローラ10は、例えば、灯具26に対して、携帯端末50のユーザの好みの照明パターンを設定することができる。
【0027】
このように、本実施形態によれば、携帯端末50は、位置確認用アクセスポイント31〜36の識別子ID1〜ID6を取得すると、通信用アクセスポイント40を通じて、識別子ID1〜ID6および携帯端末50自身の識別情報をコントローラ10に送信し、コントローラ10は、識別子ID1〜ID6を受信すると、位置関係記憶部12が記憶する位置関係に基づき選択した灯具21〜26に対し、携帯端末50のユーザ好みの照明パターンを設定する。これにより、ユーザの位置に応じて、ユーザ好みの照明パターンを自動的に設定することが可能となる。
【0028】
また、位置確認用アクセスポイント31〜36と、通信用アクセスポイント40とは、同じ無線方式により、携帯端末50との通信を行う。これにより、携帯端末50は1つの無線方式についてのみ処理を行えばよいため、消費電力の低減あるいは処理速度の向上を実現することができる。
【0029】
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形あるいは修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形あるいは修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部あるいはステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0030】
例えば、上記実施例では、1つの灯具に1つの位置確認用アクセスポイントを配置する構成として記載したが、複数の灯具を1つの位置確認用アクセスポイントに対応付けて配置し、複数の灯具をまとめてユーザの好みの設定状態に変更することも可能である。
【0031】
また、上記実施例では、携帯端末のユーザの好みの照明パターンの設定を、位置確認用アクセスポイントに最も近い灯具に対してのみ行ったが、周囲に配置された灯具あるいは、部屋全体の灯具に対して照明パターンを行うことも可能である。
【0032】
また、上記実施例では、コントローラにおいて、ユーザの好みの照明パターンの管理を行ったが、携帯端末50の有するアプリケーション側でユーザの好みの設定情報を記憶しておき、位置確認用アクセスポイントの識別子と共に、ユーザ好みの照明パターンをコントローラ10に対して通知することにより、ユーザの位置に対応する灯具に対してユーザの好みの調光あるいは調色の設定を行うよう構成することも可能である。
【0033】
また、上記実施例では、位置確認用アクセスポイントを灯具とともに天井付近に配置したが、位置確認用アクセスポイントは、床、壁面、机の上など、任意の場所に配置することができる。
【0034】
図2(a)は、机の上にシート状アンテナ60を備える微弱出力の位置確認用アクセスポイントを配置した場合の一例を示す図である。ユーザが携帯端末50を当該シート状アンテナ60上に置くと、携帯端末50は当該シート状アンテナ60の識別子を取得し、通信用アクセスポイントを通じて当該識別子をコントローラに送信する。すなわち、シート状アンテナ60からは、その上に載置された場合にようやく検出可能な程度の微弱な出力でブロードキャストメッセージを出力するよう構成する。また、コントローラはシート状アンテナ60と灯具との位置関係、および携帯端末50のユーザごとの好みの照明パターンを記憶しているため、例えば机の上の灯具の制御など、ユーザの着席位置に基づく調光及び調色を行うことができる。このような構成によれば、オフィス内のデスクを個人保有とはせず、その時々に自由にデスクを誰もが利用できるようなオフィスレイアウトであるフリーアドレスオフィスのような使用形態において、ユーザがどこのデスクに着席しようとも、着席したデスク位置に対応する灯具が常にユーザ好みの調光・調色設定となるようにすることが出来る。
【0035】
図2(b)は、壁スイッチ70の近傍に位置確認用アクセスポイント(図示せず)を配置した場合の一例を示す図である。例えば、セキュリティが管理された室内には、セキュリティをクリアした限られたユーザしか入室することができない。そのため、壁スイッチ70など、セキュリティをクリアしたユーザのみが到達できる場所に位置確認用アクセスポイントを設置することにより、たとえ携帯端末50のアプリケーションにより当該室内の灯具を、当該ユーザの好みに応じて調光及び調色の設定変更する場合であっても、確実にセキュリティ性を担保することが可能となる。
【符号の説明】
【0036】
100 照明制御システム
10 コントローラ
11 照明設定記憶部
12 位置関係記憶部
21〜26 灯具
31〜36 位置確認用アクセスポイント
40 通信用アクセスポイント
50 携帯端末
60 シート状アンテナ
70 壁スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末と、
照明パターンを設定可能な灯具と、
自身の識別子を前記携帯端末に送信する位置確認用アクセスポイントと、
前記携帯端末とデータ通信を行う通信用アクセスポイントと、
前記灯具と前記位置確認用アクセスポイントとの位置関係を記憶するコントローラと、を備える照明制御システムであって、
前記携帯端末は、前記位置確認用アクセスポイントの識別子を取得すると、前記通信用アクセスポイントを通じて、前記識別子を前記コントローラに送信し、
前記コントローラは、前記識別子を受信すると、前記位置関係に基づき選択した前記灯具に対し、前記携帯端末のユーザ好みの照明パターンを設定する、
ことを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】
前記位置確認用アクセスポイントと、前記通信用アクセスポイントとは、同じ無線方式により、前記携帯端末との通信を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記位置確認用アクセスポイントからの信号強度は、前記通信用アクセスポイントからの信号強度に比して弱い、ことを特徴とする請求項2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
携帯端末と、
照明パターンを設定可能な灯具と、
自身の識別子を前記携帯端末に送信する位置確認用アクセスポイントと、
前記携帯端末とデータ通信を行う通信用アクセスポイントと、
前記灯具と前記位置確認用アクセスポイントとの位置関係を記憶するコントローラと、を備える照明制御システムにおける照明制御方法であって、
前記携帯端末が、前記位置確認用アクセスポイントの識別子を取得すると、前記通信用アクセスポイントを通じて、前記識別子を前記コントローラに送信するステップと、
前記コントローラが、前記識別子を受信すると、前記位置関係に基づき選択した前記灯具に対し、前記携帯端末のユーザ好みの照明パターンを設定するステップと、
を含むことを特徴とする照明制御方法。
【請求項5】
前記位置確認用アクセスポイントと、前記通信用アクセスポイントとは、同じ無線方式により、前記携帯端末との通信を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の照明制御方法。
【請求項6】
前記位置確認用アクセスポイントからの信号強度は、前記通信用アクセスポイントからの信号強度に比して弱い、ことを特徴とする請求項5に記載の照明制御方法。

【図1】
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【図2】
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