説明

照明制御装置

【課題】例えば、照明制御装置が筐体内部に具備するアンテナの電界レベルの調整を容易にすることを目的とする。
【解決手段】アンテナ101と回路基板102とが一体となって構成される可動部107は、筐体105の内部に、例えばスライド機構などを用いて変位可能なように配置される。照明制御装置100の設置場所の環境によっては、アンテナ101の電界レベルが低いため、アンテナ101を介した無線通信が困難な場合がある。このようなときに、可動部107を変位させることにより、アンテナ101の電界レベルを調整することが可能である。つまり、アンテナ101の電界レベルが低い位置(第1の位置)からアンテナ101の電界レベルが高い位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることで、アンテナ101の電界レベルを改善することができ、その結果、アンテナ101を介した無線通信を正常に行うことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の照明制御装置として、リモコンからワイヤレスで設定信号を受信して、照明器具の調光制御を行う際の調光レベルを設定するものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、従来のアンテナの調整方法として、逆F型アンテナにおいてアンテナ導体板とグランド導体板の間に非金属スペーサを配置し、非金属スペーサの数、大きさ、材質、装荷位置を変化させて、アンテナの共振周波数(中心周波数)を調整するものや(例えば、特許文献2参照)、アンテナ素子の最も電界強度の大きい部分を誘電体製の筒状体に接近させて配置し、筒状体から離れた側の電界強度を低下させて、無指向性やカージオイド特性のアンテナを指向性アンテナとして使用するものが公知である(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2002−305090号公報
【特許文献2】特開平7−326922号公報
【特許文献3】特開2002−344237号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のアンテナの調整方法では、アンテナ導体板とグランド導体板の間に誘電体を入れたり、アンテナに誘電体製の筒状体を取り付けたりすることで調整をしていたため、アンテナを製品に実装した後の調整が困難であった。照明制御装置は天井に設置されるものが多く普及しているが、照明制御装置が筐体内部に具備するアンテナの電界レベルや共振点を調整する必要がある場合には、調整がまったくできないか、又は、照明制御装置を設置場所から取り外して、他の位置に設置しなければならないという課題があった。
【0005】
本発明は、例えば、照明制御装置が筐体内部に具備するアンテナの電界レベルの調整を容易にすることを目的とする。また、例えば、照明制御装置が筐体内部に具備するアンテナの共振点の調整を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明制御装置は、
第1の位置における電界レベルと電界レベルが異なる第2の位置へ変位可能である可動部を有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、照明制御装置において、アンテナが可動部の筐体内側の部位に固定され、可動部が、第1の位置から、アンテナの電界レベルが第1の位置におけるアンテナの電界レベルと異なる第2の位置へ変位可能であるため、照明制御装置が筐体内部に具備するアンテナの電界レベルを調整することが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0009】
図1は、以下で説明する各実施の形態に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【0010】
照明制御システムは、照明制御装置100a〜c、ワイヤレスリモコン200(設定装置)、照明器具300a〜n,pを備える。照明制御装置100aは、アンテナ101、回路基板102を備える。照明制御装置100bは、さらに、人感センサ114を備える。照明制御装置100cは、さらに、照度センサ115を備える。回路基板102には、無線部103、制御部104などが実装される。回路基板102に、人感センサ114や照度センサ115が合わせて実装されていても構わない。
【0011】
ワイヤレスリモコン200は、照明制御装置100aがどのように照明器具300a〜n,pを制御するか(例えば、調光レベルなど)を設定するための設定信号を無線により照明制御装置100aに送信する。照明制御装置100aにおいて、アンテナ101は、例えば逆F型アンテナやチップアンテナであり、ワイヤレスリモコン200が送信する電波を受信し、受信した電波を無線部103に入力する。無線部103は、アンテナ101から入力された電波から設定信号を抽出し、抽出した設定信号を制御部104に入力する。制御部104は、無線部103から入力された設定信号を基に、1つ又は複数の照明器具300の制御ユニット301の状態を制御する(例えば、設定信号で示された調光レベルなどに合わせて、照明器具300a〜nの調光制御を行ったり、照明器具300a〜nを点滅、点灯、消灯したりする)。制御部104は、照明器具300pの制御ユニット301の状態を制御するための制御信号を無線部103に入力し、無線部103は、この制御信号を照明器具300pにアンテナ101を介して送信してもよい。この場合、照明器具300pのアンテナ302は、照明制御装置100aのアンテナ101が送信する電波を受信し、受信した電波を無線部303に入力する。照明器具300pの無線部303は、アンテナ302から入力された電波から制御信号を抽出し、抽出した制御信号を制御ユニット301に入力する。そして、照明器具300pの制御ユニット301は、無線部303から入力された制御信号に従って動作する(例えば、照明を調光、点滅、点灯、消灯する)。また、照明制御装置100aにおいて、制御部104は、照明器具300a〜n,pの制御ユニット301の状態などを示す状態信号を無線部103に入力し、無線部103は、この状態信号をワイヤレスリモコン200にアンテナ101を介して送信してもよい。
【0012】
図示していないが、回路基板102には、プログラムを実行するCPUなどの処理部、メモリ(例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなど)、磁気ディスク装置などの記憶部が実装されてもよい。処理部は、バスを介して記憶部、及びその他の各部と接続され、各部を制御する。記憶部は、データや信号を記憶する。データや信号は、バスや信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。制御部104などは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わないし、あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、記憶部に記憶される。このプログラムはCPUにより読み出され、CPUにより実行される。
【0013】
また、図示していないが、回路基板102には、その他の制御回路、照度センサ、人感センサ、スイッチなどが実装されていてもよいし、図1に示したように、これら(例えば、照度センサ401、人感センサ402、壁スイッチ403)を別途照明制御装置100aの外部に分けて、それぞれが有するアンテナを介して照明制御システムを構築してもよい。
【0014】
照明制御装置100bにおいて、人感センサ114は、例えば熱線量の変化を検知すると、人の存在を示すセンサ情報を出力する。制御部104は、人感センサ114からセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて無線部103に信号を出力する(例えば、センサ情報が人の存在を示している場合には、照明器具300pの点灯を命令する信号を無線部103に出力する)。無線部103は、制御部104から信号を入力して、入力した信号を、アンテナ101を介して照明器具300pに送信する。これに対し、照明器具300pのアンテナ302は、照明制御装置100bのアンテナ101が送信する電波を受信し、受信した電波を無線部303に入力する。照明器具300pの無線部303は、アンテナ302から入力された電波から信号を抽出し、抽出した信号を制御ユニット301に入力する。そして、照明器具300pの制御ユニット301は、無線部303から入力された信号を従って、例えば照明を点灯する。
【0015】
照明制御装置100cにおいて、照度センサ115は、例えば周囲照度を検出すると、照度を示すセンサ情報を出力する。制御部104は、照度センサ115からセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて無線部103に信号を出力する(例えば、センサ情報が示す照度に合わせて、照明器具300pの調光制御をする信号を無線部103に出力する)。無線部103は、制御部104から信号を入力して、入力した信号を、アンテナ101を介して照明器具300pに送信する。これに対し、照明器具300pのアンテナ302は、照明制御装置100bのアンテナ101が送信する電波を受信し、受信した電波を無線部303に入力する。照明器具300pの無線部303は、アンテナ302から入力された電波から信号を抽出し、抽出した信号を制御ユニット301に入力する。そして、照明器具300pの制御ユニット301は、無線部303から入力された信号を従って、例えば照明を調光する。
【0016】
実施の形態1.
図2は、照明制御装置100の構成を示す図(斜視図)である。
【0017】
照明制御装置100は、前述したように、アンテナ101、回路基板102を備えるほか、略円筒形(他の形状でもよい)の筐体105、複数の取り付けばね108を備える。筐体105の壁部106は、少なくとも一部がプラスチックなどの誘電体で形成されている。取り付けばね108は、例えば照明制御装置100が天井裏の空間に挿入され天井に固定されて使用される形態をとる場合に、自らの弾性力を利用して筐体105を天井の開口部に固定するものである。取り付けばね108は、照明制御装置100が他の形態をとる場合にはなくてもよい。本実施の形態では、アンテナ101は、回路基板102上に固定されており、アンテナ101と回路基板102とが一体となって可動部107を構成している。可動部107は、筐体105の内部に、例えばスライド機構などを用いて変位可能なように配置される(例えば、筐体105の底部に可動部107をスライドさせるための取っ手などを設けてもよい)。図1に示したように、アンテナ101は、回路基板102上に実装された無線部103に接続され、無線部103は、アンテナ101を介して設定信号などの信号を送受信する。そして、回路基板102上に実装された制御部104は、無線部103が送受信した信号に基づいて照明器具300の制御を行う。
【0018】
照明制御装置100の設置場所の環境によっては、アンテナ101の電界レベルが低いため、無線部103がアンテナ101から入力される電波から設定信号の一部又は全部を抽出できない場合がある。この場合、無線部103は制御部104に正常な設定信号を入力することができず、制御部104は照明器具300を制御することができなくなる。あるいは、制御部104は誤った設定に基づいて照明器具300の制御を行うこととなる。本実施の形態では、このようなときに、可動部107を変位させることにより、アンテナ101の電界レベルを調整することが可能である。つまり、アンテナ101の電界レベルが低い位置(第1の位置)からアンテナ101の電界レベルが高い位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることで、アンテナ101の電界レベルを改善することができ、その結果、無線部103はアンテナ101から入力される電波から設定信号を抽出して制御部104に正常な設定信号を入力することが可能となる。しかも、本実施の形態では、照明制御装置100に可動部107を設けて、アンテナ101を変位可能としたので、アンテナ101の電界レベルを調整するために、照明制御装置100を分解する必要がないし、設置場所から取り外す必要もない。また、照明制御装置100を設置する際に、その後ワイヤレスリモコン200から照明制御装置100の設定を行う場合などに備えて、予め可動部107を、例えば照明制御装置100の工場出荷時の位置(第1の位置)からアンテナ101の電界レベルがより高い位置(第2の位置)へと移動させておくことが可能である。このとき、アンテナ101の電界レベルがより高い位置を探すために、例えば、アンテナ101の電界レベルを測定してもよいし、単にワイヤレスリモコン200からの設定が正常に行えるかどうかを試験してもよい。
【0019】
また、照明制御装置100の設置場所の環境によっては、無線部103が信号の送受信のために使用する所定の周波数において混信などが発生し、通信品質が劣化する場合がある(上記のようにアンテナ101の電界レベルが低い場合と同様に、無線部103がアンテナ101から入力される電波から設定信号の一部又は全部を抽出できなくなる)。この場合、無線部103が使用する周波数を、混信などが発生しないものに変更することが望ましい。しかし、アンテナ101の共振点(共振周波数)が変更後の周波数と異なる場合には(例えば照明制御装置100の工場出荷時には、アンテナ101の共振点が所定の周波数に最適化されていることが望ましい)、周波数を変更しても通信品質が改善されない可能性がある。本実施の形態では、このようなときに、可動部107を変位させることにより、誘電体で形成された壁部106にアンテナ101を近づけて(又は遠ざけて)、アンテナ101の共振点を調整することが可能である。つまり、アンテナ101と壁部106との間隔が広い(又は狭い)位置(第1の位置)からアンテナ101と壁部106との間隔が狭い(又は広い)位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることで、アンテナ101の共振点を変更することができ、その結果、通信品質を改善することが可能となる(無線部103はアンテナ101から入力される電波から設定信号を抽出して制御部104に正常な設定信号を入力することが可能となる)。
【0020】
本実施の形態では、アンテナ101の電界レベルと共振点との少なくともいずれかが調整可能なようにアンテナ101の位置を変更できればよい。したがって、アンテナ101、回路基板102の配置、可動部107が変位可能な方向は、図2に示したものに限らない。例えば図3、図4に示したように、可動部107が回路基板102の縦・横・高さいずれの方向に変位可能であってもよいし、それ以外の方向に変位可能であってもよい。
【0021】
実施の形態2.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0022】
図5は、照明制御装置100の構成を示す図(斜視図)である。
【0023】
実施の形態1では、アンテナ101は、回路基板102上に固定されており、アンテナ101と回路基板102とが一体となって可動部107を構成していた。一方、本実施の形態では、アンテナ101は、アンテナ基板やアンテナユニットの一部であり、回路基板102と信号線109により接続されている。そして、アンテナ101を含むアンテナ基板やアンテナユニットが可動部107を構成している。可動部107は、実施の形態1と同様に、筐体105の内部に、例えばスライド機構などを用いて変位可能なように配置される。
【0024】
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、可動部107を変位させることにより、アンテナ101の電界レベルを調整することが可能である。つまり、アンテナ101の電界レベルが低い位置(第1の位置)からアンテナ101の電界レベルが高い位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることで、アンテナ101の電界レベルを改善することが可能となる。また、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、可動部107を変位させることにより、誘電体で形成された壁部106にアンテナ101を近づけて(又は遠ざけて)、アンテナ101の共振点を調整することが可能である。つまり、アンテナ101と壁部106との間隔が広い(又は狭い)位置(第1の位置)からアンテナ101と壁部106との間隔が狭い(又は広い)位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることで、アンテナ101の共振点を変更することができ、その結果、通信品質を改善することが可能となる。
【0025】
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、アンテナ101の電界レベルと共振点との少なくともいずれかが調整可能なようにアンテナ101の位置を変更できればよい。したがって、アンテナ101、可動部107であるアンテナ基板やアンテナユニット、回路基板102の配置、可動部107が変位可能な方向は、図5に示したものに限らない。例えば図6、図7に示したように、可動部107であるアンテナ基板やアンテナユニットがその縦・横・高さいずれの方向に変位可能であってもよいし、それ以外の方向に変位可能であってもよい。
【0026】
実施の形態3.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1及び2との差異を説明する。
【0027】
本実施の形態では、可動部107を当初の位置(第1の位置)から所定の位置(第2の位置)にしか変位できないように、可動部107が変位できる位置(可動部107が変位した後の位置)を制限する。第1の位置は、例えば照明制御装置100の工場出荷時の位置である。そして、第2の位置は、図2〜7に示したように、第1の位置から略Y離れた位置とし、Yを以下のように設定する。ここで、第2の位置は複数存在してもよい。
Y=λ/2×n
Y:可動部107が第1の位置にあるときのアンテナ101の位置から、可動部107が第2の位置にあるときのアンテナ101の位置までの最短距離(Yは筐体105の幅より短いものとする)
λ:所定の周波数における波長(アンテナ101の共振点は、アンテナ101が第1の位置にあるときに上記所定の周波数となるように調整されているものとする)
n:整数
【0028】
本実施の形態では、可動部107が変位できる位置を上記のように制限することにより、可動部107を変位させる際に、アンテナ101の電界レベルを変更することなく、アンテナ101の共振点のみを最適化することが容易となる。
【0029】
実施の形態4.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1及び2との差異を説明する。
【0030】
本実施の形態では、可動部107を変位可能な位置を所定の位置に制限する。ここで、所定の位置とは、第1の位置(例えば照明制御装置100の工場出荷時の位置)から、図2〜7に示したように、略Y離れた位置(第2の位置)とし、Yを以下のように設定する。ここで、第2の位置は複数存在してもよい。
Y=λ/4+λ/2×n
Y:可動部107が第1の位置にあるときのアンテナ101の位置から、可動部107が第2の位置にあるときのアンテナ101の位置までの最短距離(Yは筐体105の幅より短いものとする)
λ:所定の周波数における波長(アンテナ101の共振点は、アンテナ101が第1の位置にあるときに上記所定の周波数となるように調整されているものとする)
n:整数
【0031】
本実施の形態では、可動部107を変位可能な位置を上記のように制限することにより、可動部107を変位させる際に、アンテナ101の電界レベルを最適化する(電界レベルの最大点をみつける)ことが容易となる。
【0032】
実施の形態5.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0033】
図8は、照明制御装置100の構成を示す図(斜視図)である。
【0034】
実施の形態1では、可動部107を変位させることにより、アンテナ101の電界レベルを調整していた。一方、本実施の形態では、筐体105自体を回転させることにより、アンテナ101の電界レベルを調整する。そのために、本実施の形態では、筐体105は略円筒形のものを利用する。また、本実施の形態では、アンテナ101及び回路基板102を変位可能な可動部107としては構成せず、アンテナ101を配設する位置(第1の位置)を、筐体105の中心軸110から中心軸110の垂直方向に略r離れた位置とし、rをλ(λ:所定の周波数における波長)に基づいて定められる所定の間隔に設定する。rは、例えば以下のように設定する。
r=Y/2・・・(1)
Y=λ/4+λ/2×n
r:筐体105の中心軸110から、アンテナ101の位置までの最短距離(rは筐体105の底部の半径より短いものとする)
λ:所定の周波数における波長
n:整数
【0035】
本実施の形態では、アンテナ101を配設する位置を上記のように固定することにより、筐体105を回転するだけで、アンテナ101の電界レベルを簡単に調整することが可能である。例えば、rを上記(1)のように設定したときには、筐体105を略180度回転させる(このとき、筐体105の中心軸110が回転軸111となる)と、アンテナ101が第1の位置から略Y離れた位置(第2の位置)へと変位するため、アンテナ101の電界レベルを最適化する(電界レベルの最大点をみつける)ことが容易となる。rを上記(1)のように設定していないときには、アンテナ101が第1の位置から略Y離れた位置(第2の位置)へと変位するように、筐体105を180度以外の角度で回転させてもよい。
【0036】
つまり、アンテナ101全体が筐体105内に配設されていれば、rがλ/8以上となる任意の位置にアンテナ101を配設してもよい。例えば、アンテナ101を筐体105の中心軸110からλ/8離れた位置に配設しておけば(この場合、r=λ/8となる)、筐体105を180度回転させたときに、アンテナ101はλ/4変位することになる。また、アンテナ101の位置と筐体105の中心軸110との距離がλ/8より大きくなるような任意の位置にアンテナ101を配設した場合は、筐体105を180度回転させるまでにアンテナ101がλ/4変位し、電界レベルの最大点をみつけることができる。このように、アンテナ101の位置を中心軸110から所定の距離以上離して配置することによって、筐体105を回転させるだけでアンテナ101を容易に電界レベルの異なる位置に移動させることができる。ここで、アンテナ101の位置というときのアンテナ101とは、アンテナ101の任意の部位であって、例えば、アンテナ101の中心部であってもよいし、アンテナ101の端部であってもよい。
【0037】
本実施の形態では、アンテナ101を配設する位置を上記のように固定できればよい。したがって、アンテナ101、回路基板102の向きなどは、図8に示したものに限らない。例えば図9に示したように、アンテナ101、回路基板102を配置してもよいし、それ以外の向きに配置してもよい。また、例えば図10に示したように、アンテナ101を、アンテナ基板やアンテナユニットの一部とし、これを回路基板102と信号線109により接続してもよい。
【0038】
本実施の形態では、筐体105の底部が円状に形成されているので、照明制御装置100の設置後に筐体105を回転させても、下から見たときに違和感がない(美観性やメンテナンスの容易性などに影響がない)。また、筐体105の底部に状態表示用のLEDなどが配設されている場合にも、筐体105の回転によってLEDなどの位置が大きく変わることはないため、下から見たときに違和感がない(美観性やLEDなどの視認性に影響がない)。
【0039】
筐体105の底部に筐体105を回転させるための取っ手などを設けてもよい。筐体105の底部に取っ手を設けておくことにより、筐体105の回転操作を容易にすることができる。取っ手の形状や大きさは、使用者が筐体105の回転を容易にできるものであれば、どのようなものでも構わない。また、取っ手は、筐体105の底部と一体的に設けられたものであってもよいし、筐体105の底部から別体で突設するものであってもよい。なお、別体の場合は取り外し可能な構成とすることができる。取っ手を別体としておけば、筐体105を回転させるときにのみ装着し、通常の使用時には取り外すことができるので、下方から筐体105の底部を視認しても違和感がない(美観性が向上する)。なお、筐体105の内部に人感センサ114、照度センサ115などのセンサを配設する場合には、筐体105の底部からセンサの一部が露出することになるが、筐体105の底部が円状に形成されているため、露出部分が不自然な配置となることがない。
【0040】
照明制御装置100に電力を供給するための電源線が筐体105の内部に引き込まれる場合、電源線の引き込み口を筐体105の上部に設けることが望ましい。電源線の引き込み口を筐体105の上部に設けておくことにより、筐体105を回転させたときに電源線が無理に引っ張られることがなくなる。
【0041】
実施の形態6.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0042】
図11は、照明制御装置100の構成を示す図(斜視図)である。
【0043】
実施の形態1では、アンテナ101と回路基板102とが一体となって可動部107を構成していた。一方、本実施の形態では、アンテナ101と回路基板102とは別に、誘電体112が可動部107を構成している。可動部107は、実施の形態1と同様に、筐体105の内部に、例えばスライド機構などを用いて変位可能なように配置される。
【0044】
本実施の形態では、可動部107を変位させることにより、可動部107である誘電体112をアンテナ101に近づけて(又は遠ざけて)、アンテナ101の共振点を調整することが可能である。つまり、アンテナ101と誘電体112との間隔が広い(又は狭い)位置(第1の位置)からアンテナ101と誘電体112との間隔が狭い(又は広い)位置(第2の位置)へと可動部107である誘電体112を変位させることで、アンテナ101の共振点を変更することができ、その結果、通信品質を改善することが可能となる。
【0045】
本実施の形態では、アンテナ101の共振点が調整可能なように誘電体112の位置を変更できればよい。したがって、アンテナ101、回路基板102の配置、可動部107が変位可能な方向は、図11に示したものに限らない。例えば図12に示したように、可動部107である誘電体112が回路基板102の縦・横・高さいずれの方向に変位可能であってもよいし、それ以外の方向に変位可能であってもよい。
【0046】
また、本実施の形態では、誘電体112を可動部107として、可動部107を変位させることにより、アンテナ101の共振点が調整していたが、アンテナ101(又はアンテナ101と回路基板102を一体化したもの)を可動部107として、可動部107を変位させても、同様の効果が得られる。このとき、誘電体112は筐体105の内部に固定されていてもよいし、変位可能であってもよい。
【0047】
実施の形態7.
以下では、本実施の形態について、主に実施の形態1及び2との差異を説明する。
【0048】
図13は、照明制御装置100の構成を示す図(斜視図)である。
【0049】
実施の形態1では、可動部107を例えばスライド機構などにより直線的に変位させることにより、アンテナ101の電界レベルや共振点を調整していた。一方、本実施の形態では、筐体105の内部に、可動部107を支持し、可動部107を回転可能な回転部113(回転機構)を設けている。そして、この回転部113を回転させて可動部107を変位させることにより、アンテナ101の電界レベルや共振点を調整する。また、本実施の形態では、アンテナ101と回転部113の回転軸111との間隔が回転軸111の垂直方向に略r離れるように可動部107を配置し、rをλ(λ:所定の周波数における波長)に基づいて定められる所定の間隔に設定する。rは、例えば以下のように設定する。
r=Y/2
Y=λ/2×n
r:回転部113の回転軸111から、アンテナ101の位置までの最短距離(rは筐体105の底部の半径より短いものとする)
λ:所定の周波数における波長
n:整数
【0050】
本実施の形態では、さらに、図13に示したように、回転部113の回転軸111が筐体105の中心軸と重ならないように回転部113を設置する。したがって、回転部113を略180度回転させると、アンテナ101と壁部106との間隔がaとなる位置(第1の位置)からアンテナ101と壁部106との間隔がb(ここで、a<bとする)となる位置(第2の位置)へと可動部107を変位させることができ、アンテナ101の共振点を変更することが可能となる。
【0051】
本実施の形態では、アンテナ101と回転部113の回転軸111との間隔、回転部113の回転軸111の位置を上記のように設定することにより、回転部113を略180度回転させると、アンテナ101が、第1の位置から略Y(Y=λ/2×n)離れた第2の位置へと変位するとともに、アンテナ101と誘電体で形成された壁部106との間隔が変更されるため、アンテナ101の電界レベルを変更することなく、アンテナ101の共振点のみを最適化することが容易となる。
【0052】
また、上記rは以下のように設定してもよい。
r=Y/2
Y=λ/4+λ/2×n
r:回転部113の回転軸111から、アンテナ101の位置までの最短距離(rは筐体105の底部の半径より短いものとする)
λ:所定の周波数における波長
n:整数
【0053】
本実施の形態では、アンテナ101と回転部113の回転軸111との間隔、回転部113の回転軸111の位置を上記のように設定することにより、回転部113を略180度回転させると、アンテナ101が、第1の位置から略Y(Y=λ/4+λ/2×n)離れた第2の位置へと変位するとともに、アンテナ101と誘電体で形成された壁部106との間隔が変更されるため、アンテナ101の電界レベルと共振点とを同時に最適化することが容易となる。
【0054】
本実施の形態では、アンテナ101、回路基板102の向きなどは、図13に示したものに限らない。また、例えば図14に示したように、アンテナ101を、アンテナ基板やアンテナユニットの一部とし、これを回路基板102と信号線109により接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】各実施の形態に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【図2】実施の形態1に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図3】実施の形態1に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図4】実施の形態1に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図5】実施の形態2に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図6】実施の形態2に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図7】実施の形態2に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図8】実施の形態5に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図9】実施の形態5に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図10】実施の形態5に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図11】実施の形態6に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図12】実施の形態6に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図13】実施の形態7に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【図14】実施の形態7に係る照明制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
100 照明制御装置、101 アンテナ、102 回路基板、103 無線部、104 制御部、105 筐体、106 壁部、107 可動部、108 取り付けばね、109 信号線、110 中心軸、111 回転軸、112 誘電体、113 回転部、114 人感センサ、115 照度センサ、200 ワイヤレスリモコン、300 照明器具、301 制御ユニット、302 アンテナ、303 無線部、401 照度センサ、402 人感センサ、403 壁スイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の位置における電界レベルと電界レベルが異なる第2の位置へ変位可能である可動部を有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項2】
人感センサまたは照度センサを有するとともに、第1の位置における電界レベルと電界レベルが異なる第2の位置へ変位可能である可動部を有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項3】
前記可動部は、前記第1の位置と前記第2の位置とのうち、前記アンテナの電界レベルがより高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御装置。
【請求項4】
第1の位置における共振点と共振点が異なる第2の位置へ変位可能である可動部を有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項5】
人感センサまたは照度センサを有するとともに、第1の位置における共振点と共振点が異なる第2の位置へ変位可能である可動部を有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項6】
少なくとも一部が誘電体で形成された壁部と、第1の位置における前記壁部との間隔と前記壁部との間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項7】
人感センサまたは照度センサを有するとともに、少なくとも一部が誘電体で形成された壁部と、第1の位置における前記壁部との間隔と前記壁部との間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項8】
前記無線部は、所定の周波数により前記信号を受信または送信し、
前記第2の位置は、前記アンテナの位置が前記第1の位置における前記アンテナの位置と略Y(Y=λ/2×n、λは前記所定の周波数における波長、nは整数)異なる位置であることを特徴とする請求項6または7に記載の照明制御装置。
【請求項9】
前記無線部は、所定の周波数により前記信号を受信または送信し、
前記第2の位置は、前記アンテナの位置が前記第1の位置における前記アンテナの位置と略Y(Y=λ/4+λ/2×n、λは前記所定の周波数における波長、nは整数)異なる位置であることを特徴とする請求項6または7に記載の照明制御装置。
【請求項10】
前記無線部は、所定の周波数により前記信号を受信または送信し、
前記筐体は、さらに、前記可動部を支持し、前記可動部を回転可能な回転部を有し、
前記回転部は、前記アンテナと前記回転部の回転軸との間隔が当該回転軸の垂直方向に略Y(Y=λ/2×n、λは前記所定の周波数における波長、nは整数)の1/2となるように前記可動部を支持し、
前記可動部は、前記回転部により略180度回転された場合に、前記第1の位置から前記第2の位置へ変位することを特徴とする請求項6または7に記載の照明制御装置。
【請求項11】
前記無線部は、所定の周波数により前記信号を受信または送信し、
前記筐体は、さらに、前記可動部を支持し、前記可動部を回転可能な回転部を有し、
前記回転部は、前記アンテナと前記回転部の回転軸との間隔が当該回転軸の垂直方向に略Y(Y=λ/4+λ/2×n、λは前記所定の周波数における波長、nは整数)の1/2となるように前記可動部を支持し、
前記可動部は、前記回転部により略180度回転された場合に、前記第1の位置から前記第2の位置へ変位することを特徴とする請求項6または7に記載の照明制御装置。
【請求項12】
アンテナと、第1の位置における前記アンテナとの間隔と前記アンテナとの間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを内側に有する筐体と、
前記可動部に固定される誘電体と、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項13】
人感センサまたは照度センサを有するとともに、アンテナと、第1の位置における前記アンテナとの間隔と前記アンテナとの間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを内側に有する筐体と、
前記可動部に固定される誘電体と、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項14】
誘電体と、第1の位置における前記誘電体との間隔と前記誘電体との間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項15】
人感センサまたは照度センサを有するとともに、誘電体と、第1の位置における前記誘電体との間隔と前記誘電体との間隔が異なる第2の位置へ変位可能である可動部とを有する筐体と、
前記可動部の前記筐体内側の部位に固定されるアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項16】
円筒形の筐体と、
前記筐体の中心軸から当該中心軸の垂直方向にλ(λは所定の周波数における波長)に基づいて定められる所定の間隔をおいて配設されたアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して前記所定の周波数により信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項17】
人感センサまたは照度センサを有する円筒形の筐体と、
前記筐体の中心軸から当該中心軸の垂直方向にλ(λは所定の周波数における波長)に基づいて定められる所定の間隔をおいて配設されたアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して前記所定の周波数により送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項18】
前記所定の間隔は、略Y(Y=λ/4+λ/2×n、nは整数)の1/2であることを特徴とする請求項16または17に記載の照明制御装置。
【請求項19】
円筒形の筐体と、
前記筐体の中心軸から当該中心軸の垂直方向にλ/8(λは所定の周波数における波長)以上の間隔をおいて配設されたアンテナと、
前記アンテナと接続され、前記アンテナを介して前記所定の周波数により信号を受信または/および送信する無線部と、
前記無線部により受信または送信された信号に基づいて照明器具の制御ユニットの状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。
【請求項20】
人感センサまたは照度センサを有する円筒形の筐体と、
前記筐体の中心軸から当該中心軸の垂直方向にλ/8(λは所定の周波数における波長)以上の間隔をおいて配設されたアンテナと、
前記人感センサまたは前記照度センサからセンサ情報を入力して、入力したセンサ情報に応じて信号を出力する制御部と、
前記アンテナと接続され、前記制御部により出力された信号を、前記アンテナを介して前記所定の周波数により送信する無線部と、
を備えることを特徴とする照明制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−287679(P2007−287679A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−75260(P2007−75260)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】