説明

燃料供給装置

【課題】簡単な構成で、燃料吸入圧損の低減や、ベーパー吸入抑制、ポンプ内のベーパー滞留の防止、ポンプ吐出量の安定化、制御燃圧の安定化等を図れる燃料供給装置を得る。
【解決手段】モータ部10によりポンプ部20を駆動し、ポンプ部20が吸入した燃料を加圧して吐出する燃料供給装置において、ポンプ部20は、吸入ニップル23及び吐出ニップル24を有するハウジング21と、ハウジング内に収容され、複数のピストン25が配設されたシリンダ26と、モータ部10のシャフト11に設けられ、複数のピストンを往復運動させる傾斜プレート12と、各ピストンに対応してシリンダを軸方向に貫通するように設けられ、燃料を増圧室へ導く燃料通路となる複数の吸入ポート26bと、シリンダおよびモータ部に両端部を嵌入保持され、吸入ニップルから吸入された燃料を複数の吸入ポートへ案内する略円筒状のブッシュ28を備え、ピストン25と吸入ポート26bは、それぞれが仕切られた異なる空間28cに配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば内燃機関の燃料噴射装置に燃料を供給する燃料供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1または2に開示されているピストン式燃料ポンプは、電動モータにより駆動される斜板と、斜板の回転により往復運動される複数のピストンを有するシリンダを備え、シリンダの入り口側には、燃料を加圧室に導入するための吸入ポートが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-108683号公報
【特許文献2】特開2011- 26962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の燃料供給装置においては、モータ回転子の回転や斜板の回転動作により、ポンプ内の燃料には旋回流が発生しやすく、シリンダの吸入ポートに吸引される前の燃料が、この旋回流に伴う流体摩擦による渦発生を起こす。
あるいはピストンもしくはピストンの戻り力を付勢するリターンスプリングの往復動作により、燃料が擾乱を受ける。これらはいずれも圧損を増加させることになり、燃料中にはベーパー(気泡)が発生しやすくなる。
さらにシリンダ端面にほぼ平行に形成された旋回流は、吸入ポートとは直角の方向になるため、吸入ポートに吸引される燃料は、旋回流の流れから急激に流れ方向を直角に曲げられて吸入ポートに吸引されることになり、圧損の増加を招く。
特に燃料が高温となった場合、揮発性の高い燃料ではこれによるベーパー発生が多くなる。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、吸入ポートの近傍における旋回流の影響を抑え、燃料吸入圧損の低減や、ベーパー吸入の抑制等を図った燃料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、モータ部によりポンプ部を駆動し、前記ポンプ部が吸入した燃料を加圧して吐出する燃料供給装置において、前記ポンプ部は、吸入ニップル及び吐出ニップルを有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され、複数のピストンが配設されたシリンダと、前記モータ部のシャフトに設けられ、前記複数のピストンを往復運動させる傾斜プレートと、前記ピストンに対応して前記シリンダを軸方向に貫通するように設けられ、前記燃料を増圧室へ導く燃料通路となる複数の吸入ポートと、前記シリンダおよびモータ部に両端部を嵌入保持され、前記吸入ニップルから吸入された燃料を前記複数の吸入ポートへ案内する略円筒状のブッシュを備え、前記ピストンと前記吸入ポートは、それぞれが仕切られた異なる空間に配置されるように構成したものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、簡単な構成で、燃料吸入圧損の低減や、ベーパー吸入の抑制、ポンプ内のベーパー滞留の防止、ポンプ吐出量の安定化、制御燃圧の安定化等を図れる燃料供給装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の燃料供給装置が使用される燃料系システムを示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1の燃料供給装置を示す要部断面構造図である。
【図3】実施の形態1におけるシリンダを示す上面図である。
【図4】実施の形態1におけるブッシュ及びシリンダを含む側面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】実施の形態1におけるポンプ吐出流量特性の一例を示す特性図である。
【図8】この発明の実施の形態2におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図である。
【図9】図8のC−C断面図である。
【図10】この発明の実施の形態3におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図である。
【図11】図10のD−D断面図である。
【図12】実施の形態3におけるブッシュと吸入ニップルとの位置関係を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態4におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図である。
【図14】図13のE−E断面図である。
【図15】実施の形態4におけるブッシュと吸入ニップルとの位置関係を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の燃料供給装置が使用される燃料系システムの構成図である。
制御ユニット5からの駆動信号により燃料供給装置2が駆動され、燃料供給装置2は燃料タンク1からフィルタを介して燃料を吸入し吐出する。
吐出された燃料は、圧力調整装置3により所定圧力に調整され、高圧燃料配管を通り、燃料噴射装置4に供給される。
燃料噴射装置4は、エンジンの回転速度や負荷などに基づいて、制御ユニット5からの駆動信号により、噴射タイミング及び噴射量が制御され、吸気管へ燃料を噴射する。
【0010】
図2は、この発明の実施の形態1の燃料供給装置2を示す構造図である。図3は実施の形態1におけるシリンダの上面図、図4は実施の形態1におけるブッシュ及びシリンダを含む側面図、図5は図4のA−A断面図、図6は図5のB−B断面図である。
燃料供給装置2はモータ部10とポンプ部20とで構成されている。
モータ部10はステータおよびロータ(図示せず)から構成される。ステータにはコイルが巻回され、制御ユニット5からの駆動信号により励磁相を切り替えて行くことで回転磁界を発生させる。
ロータは、シャフト、マグネット、傾斜プレートから構成され、シャフト11の先端には傾斜プレート12が所定角度に傾斜されて固定されている。
ステータとマグネットとの間の空間には、円筒状の隔壁体13が設けられ、ステータおよびコイルは燃料から隔絶される。
【0011】
ポンプ部20は、隔壁体13のフランジ13aを介してモータ部10に気密に結合するハウジング21を備え、ネジ22によりモータ部10と一体に結合されている。
ハウジング21は燃料タンク1につながる吸入ニップル23と、燃料噴射装置4につながる吐出ニップル24を有する。
ハウジング21内には、シャフト11の軸端に固定されて回転する傾斜プレート12と、傾斜プレート12により駆動される複数のピストン25が配設されたシリンダ26と、各ピストン25を付勢するスプリング27が設けられている。
シリンダ26には円周上に等ピッチで複数のピストン孔26aが配置されると共に、これらのピストン孔26aと対に、燃料を増圧室へ導く燃料通路となる複数の吸入ポート26bが設けられている。
【0012】
また、ハウジング21内には、ハウジング21の内壁と間隙をおいて、円筒状のブッシュ28がシリンダ26の上部の段差部26cとポンプ部20の隔壁体13のフランジ13aとの間に嵌入保持されている。
このブッシュ28は、樹脂材の射出成形により外周形状が円筒形状に形成され、その外周面に燃料導入のための複数の開口部28aが設けられており、吸入ニップル23から流入した燃料は、これらの開口部28aを経て吸入ニップル23へ案内され、ポンプ内部へ導かれる。なお、複数の開口部28aには、不要物の侵入を防止するためのネットが設けられている。
ブッシュ28の内径側には、各吸入ポート26bと各ピストン25との間において、径方向に伸びる複数の梁状の隔壁28bが設けられ、各吸入ポート26bと各ピストン25を仕切る複数の空間28cが形成されている。
この隔壁28bはモータ部10のシャフト11の回転方向による燃料の旋回流に対して、ピストン25が吸入ポート26bに対して上流側となるように配置される。
【0013】
このような構成において、吸入ニップル23からポンプ部20内へ流入した燃料は、モータ部10によるシャフト11の回転に伴って回転される傾斜プレート12によって、ピストン25が軸方向に往復動作をすることで、各吸入ポート26bから吸入バルブ29を経てピストン25の下側の設けられた増圧室に送り込まれて加圧され、吐出バルブ30を経て吐出ニップル24から圧送される。
なお、吸入バルブ29、吐出バルブ30は、特許文献2の図4に示される吸入弁体、吐出弁体と同様に、弾性を有する金属材料の薄板で構成され、それらと同様の動作を行うものである。
【0014】
上記のようなポンプ部20の動作において、モータ部10のシャフト11の回転方向による旋回流に乗った燃料のうち、ピストン25近傍の燃料は、ブッシュ28の隔壁28bによる仕切りによって吸入ポート26bと隔てられているため、シリンダ26端面の吸入ポート26bの入口近傍の燃料は、モータ回転による旋回流の影響を受けにくくなることで、比較的緩やかな流れになる。
さらに、ピストン25の往復動作などにより発生した燃料中のベーパーは、ブッシュ28の隔壁28bの存在によって、吸入ポート26bに吸引されにくくなる。
【0015】
ブッシュ28の隔壁28bがない場合には、シリンダ26端面にほぼ平行に形成される旋回流は、吸入ポート26bとは直角の方向になるため、吸入ポート26bに吸引される燃料は、旋回流の流れから急激に流れ方向を直角に曲げられて吸入ポートに吸引されることになり、吸入ポートの入口において圧損の増加を招く。
この実施の形態1によれば、ブッシュ28の隔壁28bの存在により、吸入ポート26bへ吸入される際の燃料における圧損が低減されるとともに、ベーパーの含有も少なくなるので、増圧室への燃料中のベーパー化を抑えポンプ吸入効率の低下を抑えることができる。これにより、ポンプ吐出量の安定化が図られる。
【0016】
図7は、吸入燃料温度の昇温過程におけるポンプ吐出流量特性を示すものであり、例として20℃時のポンプ吐出流量に対する各燃料温度での吐出流量の比を示す。
大気圧程度での環境下では40℃付近から燃料の沸騰気化が始まり、燃料温度の上昇に伴い、ポンプが吸入する燃料には、燃料が気化して発生するベーパーの含有量が増加する。ピストンポンプは容積型ポンプであるため、燃料とともに吸入されるベーパー量が多くなるに伴い吐出流量が低下する。
本発明によれば、上述した実施の形態1のように、吸入ポートへのベーパーの流入抑制を行うことで、従来装置に比べ燃料温度の上昇に伴うポンプ吐出流量の低下を低減させることができる。
【0017】
また、ブッシュ28は樹脂材の射出成形により形成されているので、形状の自由度が増し、ピストン25と吸入ポート26bとの間の狭い隙間への隔壁28bの形成や、複雑な隔壁形状の形成が可能となると共に、低コストで製作が可能となる。
【0018】
以上のようにこの実施の形態1によれば、モータ部10によりポンプ部20を駆動し、ポンプ部20が吸入した燃料を加圧して吐出する燃料供給装置において、ポンプ部20は、吸入ニップル23及び吐出ニップル24を有するハウジング21と、ハウジング内に収容され、複数のピストン25が配設されたシリンダ26と、モータ部10のシャフト11に設けられ、複数のピストンを往復運動させる傾斜プレート12と、各ピストンに対応してシリンダを軸方向に貫通するように設けられ、燃料を増圧室へ導く燃料通路となる複数の吸入ポート26bと、シリンダおよびモータ部に両端部を嵌入保持され、吸入ニップルから吸入された燃料を複数の吸入ポートへ案内する略円筒状のブッシュ28を備え、ピストン25と吸入ポート26bは、それぞれが仕切られた異なる空間28cに配置されるようにしたので、簡単な構成で、燃料吸入圧損の低減や、ベーパー吸入抑制、ポンプ内のベーパー滞留の防止、ポンプ吐出量の安定化、制御燃圧の安定化等を図ることができる。
【0019】
実施の形態2.
図8及び図9はこの発明の実施の形態2におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図及びC−C断面図である。本実施の形態2におけるブッシュ28は、図8,9に示すように、吸入ポート26bの入口を円筒状に囲うように形成された隔壁28dを有する。
【0020】
本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、吸入ポート26b近傍の燃料は、旋回流の影響を受けにくくなると共に、ピストン25の往復動作により発生するベーパーが吸入ポート26bへ吸引されるのを抑えることができる。
【0021】
実施の形態3.
図10及び図11はこの発明の実施の形態3におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図及びD−D断面図、図12は実施の形態3におけるブッシュと吸入ニップルの位置関係を示す断面図である。
本実施の形態3におけるブッシュ28は、ピストン25の外周を囲う隔壁28e及び複数の吸入ポート26bをつなぎ凹み状に形成された燃料通路28fを設けている。
また、この燃料通路28fの一端は、図12に示すように、ハウジング21に形成された吸入ニップル23とおおよそ対向する位置に開口される。
【0022】
本実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、吸入ポート26b近傍の燃料は、旋回流の影響を受けにくくなるとともに、ピストン25がブッシュ28の隔壁28eに形成された孔28gに嵌挿されるので、ピストン往復動作により発生するベーパーが吸入ポート26bへ吸引されるのを抑えることができる。
また、吸入ニップル23に対向した位置に燃料通路28fを開口することで、吸入ニップル23から吸入ポート26bへの流入抵抗が低減される。
【0023】
実施の形態4.
図13及び図14はこの発明の実施の形態4におけるブッシュをシリンダと共に示す上面図及びE−E断面図、図15は実施の形態4におけるブッシュと吸入ニップルの位置を示す断面図である。
本実施の形態4では、図13,14に示すように、ブッシュ28にピストン25の外周を囲う隔壁28eを設けると共に、複数の吸入ポート26bにつながるトンネル状の燃料通路28hを、ブッシュ28のシリンダ端面側に構成する。
またこの燃料通路28hの最下端部を、ポンプ搭載方向の地側に配置する。
【0024】
実施の形態4によれば、吸入ニップル23から流入して吸入ポート26bに向かって流れる燃料は、シリンダ端面とブッシュ28とで形成されるトンネル状の燃料通路28hの内部を流動して吸入ポート26bへ吸引されるので、旋回流の影響をさらに受けにくくなる。
また、この燃料通路28hの両端開口部が、上向きに構成されるので、エンジン停止直後の高温デッドソークなどの環境にさらされても、トンネル状の燃料通路28h内で発生するベーパーは、浮力によって上方へ排出することができて流路内での滞留が防止されるので、エンジン再始動時のポンプのベーパー吸引を防ぐことができる。
また、吸入ニップル23と対向した位置に、トンネル状の燃料通路28hを開口することで、吸入ニップル23から吸入ポート26bへの流入抵抗が低減される。
【符号の説明】
【0025】
1 燃料タンク
2 燃料供給装置
3 圧力調整装置
4 燃料噴射装置
5 制御ユニット
10 モータ部
11 シャフト
12 傾斜プレート
13 隔壁体、 13a フランジ
20 ポンプ部
21 ハウジング
22 ネジ
23 吸入ニップル
24 吐出ニップル
25 ピストン
26 シリンダ、 26a ピストン孔、 26b 吸入ポート、 26c 段差部
27 スプリング
28 ブッシュ、 28a 開口部、 28b 隔壁、 28c 空間、 28d 隔壁、 28e 隔壁、 28f 燃料通路、 28g 孔、 28h 燃料通路
29 吸入バルブ
30 吐出バルブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ部によりポンプ部を駆動し、前記ポンプ部が吸入した燃料を加圧して吐出する燃料供給装置において、
前記ポンプ部は、吸入ニップル及び吐出ニップルを有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され、複数のピストンが配設されたシリンダと、前記モータ部のシャフトに設けられ、前記複数のピストンを往復運動させる傾斜プレートと、前記ピストンに対応して前記シリンダを軸方向に貫通するように設けられ、前記燃料を増圧室へ導く燃料通路となる複数の吸入ポートと、前記シリンダおよびモータ部に両端部を嵌入保持され、前記吸入ニップルから吸入された燃料を前記複数の吸入ポートへ案内する略円筒状のブッシュを備え、前記ピストンと前記吸入ポートは、それぞれが仕切られた異なる空間に配置されていることを特徴とする燃料供給装置。
【請求項2】
前記空間は、前記ブッシュに設けられた隔壁によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
【請求項3】
前記隔壁は、前記吸入ポートと前記ピストンとの間に形成されていることを特徴とする請求項2記載の燃料供給装置。
【請求項4】
前記隔壁は、前記複数の吸入ポートの入口部を円筒状に囲うように形成されることを特徴とする請求項2記載の燃料供給装置。
【請求項5】
前記隔壁は、前記ピストンを円筒状に囲うように形成されることを特徴とする請求項2記載の燃料供給装置。
【請求項6】
前記隔壁は、前記吸入ニップルから吸入された燃料を前記複数の吸入ポートへ案内する燃料通路を形成することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一つに記載の燃料供給装置。
【請求項7】
前記隔壁により形成される燃料通路は、前記複数の吸入ポートをつなぐ凹み状に形成されていることを特徴とする請求項6記載の燃料供給装置。
【請求項8】
前記隔壁により形成される燃料通路は、前記シリンダの端面側において前記複数の吸入ポートをつなぐトンネル状に形成されていることを特徴とする請求項6記載の燃料供給装置。
【請求項9】
前記隔壁により形成される燃料通路は、その一端を前記吸入ニップルの前記ハウジング内面側端部に対向する位置に開口されていることを特徴とする請求項7または8記載の燃料供給装置。
【請求項10】
前記ブッシュは、樹脂材の成形体からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の燃料供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−32757(P2013−32757A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−169954(P2011−169954)
【出願日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】