説明

監視用レコーダーシステム

【課題】本発明は、監視用レコーダー装置が遠隔地に設置された場合であっても動作状況の確認を容易に行うことが可能な監視用レコーダーシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による監視用レコーダーシステムは、監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置1と、監視用レコーダー装置1と通信ネットワーク4を介して通信可能な遠隔制御用PC3とを備え、監視用レコーダー装置1は、発報時刻を含む発報設定情報と、発報先である遠隔制御用PC3のアドレスを含む発報先設定情報とを記憶するメモリ6と、発報設定情報および発報先設定情報に基づいて、発報時刻に発報先の遠隔制御用PC3に対して通信ネットワーク4を介して発報する制御部2とを有し、遠隔制御用PC3は、発報時刻に監視用レコーダー装置1からの発報の受信を確認し、発報を受信できなかった場合は警告を行うことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置と、クライアントソフトウェアをインストールした遠隔制御用PC(Personal Computer)とを備える監視用レコーダーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
監視用レコーダー装置は、監視用カメラが撮影した映像を記録する装置であり、連続して記録を継続したり、ATM(Automated Teller Machine)装置などの無人の場所に設置したりされるなど、特徴的な使用状況を有する装置である。
【0003】
複数の監視用レコーダー装置を遠隔地に設置して運用している場合において、運用している監視用レコーダー装置が正常に動作しているかを確認するためには、それぞれの監視用レコーダー装置が設置されている場所に行って動作確認を行う必要がある。従来では、動作確認や異常が発生していないかの確認を行うために、監視用カメラの動作履歴を内部装置に記憶させて確認時にモニターに表示する装置があった。また、映像記録装置における操作および動作の履歴、この操作および動作により発生したエラーやアラームの履歴など、メンテナンスおよび修理に必要な履歴情報を保持するように構成した装置があった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−214732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来では、それぞれの監視用レコーダー装置の動作状態を確認するために、監視用レコーダー装置が設置されている場所に行ってモニターに表示して確認したり、着脱可能な記録媒体に履歴情報を記録したりするなど、監視用レコーダー装置が設置されている場所に行く必要がある。また、監視用レコーダー装置の遠隔操作が可能な場合であっても、複数の監視用レコーダー装置に順番に接続して動作確認するなど、監視用レコーダー装置の動作状況を容易に確認することができない。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、監視用レコーダー装置が遠隔地に設置された場合であっても動作状況の確認を容易に行うことが可能な監視用レコーダーシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明による監視用レコーダーシステムは、監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置と、監視用レコーダー装置と通信ネットワークを介して通信可能な遠隔制御装置とを備える監視用レコーダーシステムであって、監視用レコーダー装置は、発報時刻を含む発報設定情報と、発報先である遠隔制御装置のアドレスを含む発報先設定情報とを記憶するメモリ部と、発報設定情報および発報先設定情報に基づいて、発報時刻に発報先の遠隔制御装置に対して通信ネットワークを介して発報する制御部とを有し、遠隔制御装置は、発報時刻に監視用レコーダー装置からの発報の受信を確認し、発報を受信できなかった場合は警告を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、監視用レコーダー装置は、発報時刻を含む発報設定情報と、発報先である遠隔制御装置のアドレスを含む発報先設定情報とを記憶するメモリ部と、発報設定情報および発報先設定情報に基づいて、発報時刻に発報先の遠隔制御装置に対して通信ネットワークを介して発報する制御部とを有し、遠隔制御装置は、発報時刻に監視用レコーダー装置からの発報の受信を確認し、発報を受信できなかった場合は警告を行うため、監視用レコーダー装置が遠隔地に設置された場合であっても動作状況の確認を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態1による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1による監視用レコーダー装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態1による遠隔制御用PCの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態2による監視用レコーダー装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態2による遠隔制御用PCの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態3による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態3による監視用レコーダー装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態3による遠隔制御用PCの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態について、図面に基づいて以下に説明する。
【0011】
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態1による監視用レコーダーシステムは、監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置1と、監視用レコーダー装置1と通信ネットワーク4を介して通信可能な遠隔制御用PC3(遠隔制御装置)とを備えている。
【0012】
監視用レコーダー装置1は、CPU5と、CPU5が処理する動作プログラムや監視用レコーダー装置1の設定情報が記憶されたメモリ6(メモリ部)とを有する制御部2と、通信ネットワーク4に接続するためのLANインターフェース7とを備えている。また、遠隔制御用PC3には、クライアントソフトウェアがインストールされている。
【0013】
次に、本実施形態1による監視用レコーダーシステムの動作について、図2,3を用いて説明する。
【0014】
まず、監視用レコーダー装置1の動作について説明する。図2は、本発明の実施形態1による監視用レコーダー装置1の動作を示すフローチャートである。CPU5は、監視用レコーダー装置1の起動時に、メモリ6に記憶されている発報設定情報(例えば、発報時刻)と発報先設定情報(例えば、発報先である遠隔制御用PC3のアドレス(以下、発報先アドレスとも称する))とを読み込んでおく(ステップS21)。監視用レコーダー装置1は、記録動作を継続して行う最中において、発報設定情報にて設定されたタイミングで(すなわち、発報設定時刻に)、発報先設定情報にて設定された発報先アドレスに対して、LANインターフェース7および通信ネットワーク4を介して発報を行う(ステップS22)。
【0015】
次に、クライアントソフトウェアがインストールされた遠隔制御用PC3の動作について説明する。遠隔制御用PC3は、クライアントソフトウェアによる処理に基づいて動作する。図3は、本発明の実施形態1による遠隔制御用PC3の動作を示すフローチャートである。クライアントソフトウェアがインストールされた遠隔制御用PC3には、監視用レコーダー装置1の識別情報(アドレス、名称など)と、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻(発報設定情報)を予め記憶させて(登録して)おく(ステップS31)。なお、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を予め記憶(登録)させておく方法としては、監視用レコーダー装置1の発報設定情報を読み込む方法や、手動で入力する方法などがある。
【0016】
ステップS31にて登録した監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS32)、登録した発報設定時刻に監視用レコーダー装置1から通信ネットワーク4を介して発報を受信したか否かの判断を行う(ステップS33)。ステップS33において、監視用レコーダー装置1からの発報を受信したと判断された場合は、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS32)、次回の監視用レコーダー装置1からの発報を待つ。一方、ステップS33において、監視用レコーダー装置1からの発報を受信できなかった(あるいは、監視用レコーダー装置1が発報しなかった)と判断された場合は、警告を行った後(ステップS34)、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS32)、次回の監視用レコーダー装置1からの発報を待つ。
【0017】
なお、遠隔制御用PC3における警告方法(ステップS34における警告方法)としては、画面表示やアラーム音などによって警告する方法がある。
【0018】
以上のことから、本実施形態1によれば、監視用レコーダー装置1から遠隔制御用PC3に対して指定された時刻に発報を行い、当該指定された時刻が予め登録された遠隔制御用PC3にて発報の有無を確認することによって、監視用レコーダー装置1が遠隔地に設置された場合であっても設置場所に行くことなく、監視用レコーダー装置1の動作確認を定期的に容易に行うことができる。
【0019】
〈実施形態2〉
図4は、本発明の実施形態2による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態2による監視用レコーダーシステムは、監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置1と、監視用レコーダー装置1と通信ネットワーク4を介して通信可能な遠隔制御用PC3(遠隔制御装置)とを備えている。
【0020】
監視用レコーダー装置1は、CPU5と、CPU5が処理する動作プログラムや、監視用レコーダー装置1の設定情報や、監視用レコーダー装置1のログ(動作状況)などの履歴情報が記憶されたメモリ6(メモリ部)とを有する制御部2と、通信ネットワーク4に接続するためのLANインターフェース7と、監視用カメラが撮影した映像データを記録する記録部8とを備えている。また、遠隔制御用PC3には、クライアントソフトウェアがインストールされている。なお、記録部8は、例えばHDD(Hard Disk Drive)であってもよい。
【0021】
次に、本実施形態2による監視用レコーダーシステムの動作について、図5,6を用いて説明する。
【0022】
まず、監視用レコーダー装置1の動作について説明する。図5は、本発明の実施形態2による監視用レコーダー装置1の動作を示すフローチャートである。CPU5は、監視用レコーダー装置1の起動時に、メモリ6から発報設定情報と発報先設定情報とを読み込んでおく(ステップS51)。制御部2は、監視用レコーダー装置1の記録動作中に発生した異常や監視用レコーダー装置1の操作など動作状況の履歴を、ログなどの履歴情報としてメモリ6に順次記憶するよう制御している。例えば、監視用カメラが撮影した映像を記録する記録部8のエラー応答の履歴を履歴情報としてメモリ6に記憶する。
【0023】
監視用レコーダー装置1は、記録動作を継続して行う最中において、発報設定情報にて設定された発報設定時刻を確認し(ステップS52)、発報設定情報にて設定されたタイミングで(すなわち、発報設定時刻に)、発報先設定情報にて設定された発報先アドレスに対して、LANインターフェース7および通信ネットワーク4を介して発報を行う。発報時において、前回の発報(前回の発報時刻)から今回の発報(今回の発報時刻)までの間に新たな履歴情報(差分履歴情報)がメモリ6に記録されたか否かを確認し(ステップS53)、差分履歴情報がない場合は、実施形態1と同様の発報を行う(ステップS54)。一方、差分履歴情報がある場合は、差分履歴情報を付加して発報を行う(ステップS55)。
【0024】
次に、クライアントソフトウェアがインストールされた遠隔制御用PC3の動作について説明する。遠隔制御用PC3は、クライアントソフトウェアによる処理に基づいて動作する。図6は、本発明の実施形態2による遠隔制御用PC3の動作を示すフローチャートである。遠隔制御用PC3には、監視用レコーダー装置1の識別情報と、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を予め記憶させて(登録して)おく(ステップS61)。
【0025】
ステップS61にて登録した監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS62)、登録した発報設定時刻に監視用レコーダー装置1から通信ネットワーク4を介して発報を受信したか否かの判断を行う(ステップS63)。ステップS63において、監視用レコーダー装置1からの発報を受信できなかった(あるいは、監視用レコーダー装置1が発報しなかった)と判断された場合は、警告を行った後(ステップS64)、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS62)、次回の監視用レコーダー装置1からの発報を待つ。一方、ステップS63において、監視用レコーダー装置1からの発報を受信したと判断された場合は、発報に差分履歴情報が付加されているか否かの判断を行う(ステップS65)。ステップS65において、差分履歴情報が付加されていないと判断された場合は、監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS62)、次回の監視用レコーダー装置1からの発報を待つ。一方、ステップS65において、差分履歴情報が付加されていると判断された場合は、差分履歴情報を表示して注意を促す。
【0026】
なお、遠隔制御用PC3における警告方法(ステップS64における警告方法)としては、画面表示やアラーム音などによって警告する方法がある。
【0027】
以上のことから、本実施形態2によれば、監視用レコーダー装置1から遠隔制御用PC3に対して指定された時刻に発報を行い、当該指定された時刻が予め登録された遠隔制御用PC3にて発報の有無を確認することによって、監視用レコーダー装置1が遠隔地に設置された場合であっても設置場所に行くことなく、監視用レコーダー装置1の動作確認を定期的に容易に行うことができる。また、差分履歴情報を確認することによって、前回の発報から今回の発報までの間における監視用レコーダー装置1での異常等の発生状況を知ることができる。
【0028】
〈実施形態3〉
図7は、本発明の実施形態3による監視用レコーダーシステムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態3による監視用レコーダーシステムは、監視用カメラが撮影した映像を記録する複数の監視用レコーダー装置1−1〜1−nと、監視用レコーダー装置1−1〜1−nの各々と通信ネットワーク4を介して通信可能な遠隔制御用PC3(遠隔制御装置)とを備えている。監視用レコーダー装置1−1は1台目の監視用レコーダー装置、監視用レコーダー装置1−nはn台目の監視用レコーダー装置を示している。監視用レコーダー装置1−1〜1−nの各々の構成および動作は、実施形態2と同様であるためここでは説明を省略する。また、遠隔制御用PC3には、クライアントソフトウェアがインストールされている。
【0029】
次に、本実施形態3による監視用レコーダーシステムの動作について、図8,9を用いて説明する。
【0030】
まず、監視用レコーダー装置1−1〜1−n(以下、簡単のために、監視用レコーダー装置1〜nとも称する)の動作について説明する。図8は、本発明の実施形態3による監視用レコーダー装置1〜nの動作を示すフローチャートである。監視用レコーダー装置1〜nは、それぞれ図8に示す動作を行う。各CPU5は、監視用レコーダー装置1〜nの起動時に、メモリ6から発報設定情報と発報先設定情報とを読み込んでおく(ステップS81)。各制御部2は、監視用レコーダー装置1〜nの記録動作中に発生した異常や監視用レコーダー装置1〜nの操作など動作状況の履歴を、ログなどの履歴情報としてメモリ6に順次記憶するよう制御している。監視用レコーダー装置1〜nは、記録動作を継続して行う最中において、発報設定情報にて設定された発報設定時刻を確認し(ステップS82)、発報設定情報にて設定されたタイミングで(すなわち、発報時刻に)、発報先設定情報にて設定された発報アドレスに対して、LANインターフェース7および通信ネットワーク4を介して発報を行う。発報時において、監視用レコーダー装置1〜nでは、前回の発報(前回の発報時刻)から今回の発報(今回の発報時刻)までの間に新たな履歴情報(差分履歴情報)がメモリ6に記録されたか否かを確認し(ステップS83)、差分履歴情報がない場合は、実施形態1,2と同様の発報を行う(ステップS84)。一方、差分履歴情報がある場合は、差分履歴情報を付加して発報を行う(ステップS85)。
【0031】
次に、クライアントソフトウェアがインストールされた遠隔制御用PC3の動作について説明する。遠隔制御用PC3は、クライアントソフトウェアによる処理に基づいて動作する。図9は、本発明の実施形態3による遠隔制御用PC3の動作を示すフローチャートである。遠隔制御用PC3には、監視用レコーダー装置1〜nのそれぞれの識別情報と、監視用レコーダー装置1〜nのそれぞれの発報設定時刻を予め記憶させて(登録して)おく(ステップS91)。
【0032】
ステップS91にて登録した監視用レコーダー装置1の発報設定時刻を確認し(ステップS92)、登録した発報設定時刻に監視用レコーダー装置1〜nの各々から、通信ネットワーク4を介して発報を受信したか否かの判断を行う(ステップS93)。ステップS93において、監視用レコーダー装置1〜nからの発報を受信できなかった(あるいは、監視用レコーダー装置1〜nが発報しなかった)と判断された場合は、監視用レコーダー装置1〜n(監視用レコーダー装置1〜nのうちの判断の対象となった監視用レコーダー装置)の識別情報を表示するとともに警告を行った後(ステップS94)、監視用レコーダー装置1〜nの発報設定時刻を確認し(ステップS92)、次回の監視用レコーダー装置1〜nからの発報を待つ。一方、ステップS93において、監視用レコーダー装置1〜nからの発報を受信したと判断された場合は、発報に差分履歴情報が付加されているか否かの判断を行う(ステップS95)。ステップS95において、差分履歴情報が付加されていないと判断された場合は、監視用レコーダー装置1〜nの発報設定時刻を確認し(ステップS92)、次回の監視用レコーダー装置1〜nからの発報を待つ。一方、ステップS95において、差分履歴情報が付加されていると判断された場合は、監視用レコーダー装置1〜n(監視用レコーダー装置1〜nのうちの判断の対象となった監視用レコーダー装置)の識別情報と差分履歴情報とを表示して注意を促す。
【0033】
なお、遠隔制御用PC3における警告方法(ステップS94における警告方法)としては、画面表示やアラーム音などによって警告する方法がある。
【0034】
以上のことから、本実施形態3によれば、監視用レコーダー装置1〜nの各々から遠隔制御用PC3に対して指定された時刻に発報を行い、当該指定された時刻が予め登録された遠隔制御用PC3にて発報の有無を確認することによって、各々の監視用レコーダー装置1〜nが遠隔地に設置された場合であっても各設置場所に行くことなく、監視用レコーダー装置1〜nの動作確認を定期的に容易に行うことができる。また、差分履歴情報を確認することによって、前回の発報から今回の発報までの間における監視用レコーダー装置1〜nの各々での異常等の発生状況を知ることができる。
【符号の説明】
【0035】
1 監視用レコーダー装置、2 制御部、3 遠隔制御用PC、4 通信ネットワーク、5 CPU、6 メモリ、7 LANインターフェース、8 記録部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視用カメラが撮影した映像を記録する監視用レコーダー装置と、
前記監視用レコーダー装置と通信ネットワークを介して通信可能な遠隔制御装置と、
を備える監視用レコーダーシステムであって、
前記監視用レコーダー装置は、
発報時刻を含む発報設定情報と、発報先である前記遠隔制御装置のアドレスを含む発報先設定情報とを記憶するメモリ部と、
前記発報設定情報および前記発報先設定情報に基づいて、前記発報時刻に前記発報先の前記遠隔制御装置に対して前記通信ネットワークを介して発報する制御部と、
を有し、
前記遠隔制御装置は、前記発報時刻に前記監視用レコーダー装置からの前記発報の受信を確認し、前記発報を受信できなかった場合は警告を行うことを特徴とする、監視用レコーダーシステム。
【請求項2】
前記メモリ部は、前記監視用レコーダー装置の動作状況の履歴情報を順次記録し、
前記制御部は、前回の発報から今回の発報までの間に新たな前記履歴情報が前記メモリ部に記録された場合には、当該新たな前記履歴情報を差分履歴情報とし、前記遠隔制御装置に対して前記差分履歴情報を付加して発報し、
前記遠隔制御装置は、前記監視用レコーダー装置から受信した前記発報に前記差分履歴情報が付加されている場合は当該差分履歴情報を表示することを特徴とする、請求項1に記載の監視用レコーダーシステム。
【請求項3】
前記監視用レコーダー装置は複数備えられ、
前記遠隔制御装置は、前記発報時刻に前記監視用レコーダー装置各々からの前記発報の受信を確認し、前記発報を受信できなかった場合は、当該監視用レコーダー装置を識別する識別情報を表示するとともに警告を行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の監視用レコーダーシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−100071(P2012−100071A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−245857(P2010−245857)
【出願日】平成22年11月2日(2010.11.2)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】