説明

籾摺選別機

【課題】揺動選別板型籾摺選別機において、籾切れにより籾摺作業を自動的に停止した後に、籾切れ解除により籾摺作業を再開する際に、籾摺ロールのロール間隙を適正にする。
【解決手段】
籾摺用籾の籾切れを検出すると、揺動選別板(15)の揺動を自動的に停止し、籾摺部(1)の籾シャッタ(6a)を閉鎖し、ロール間隙制御手段(41)の作動を自動的に停止する制御手段を設け、籾切れが解除が検出されると、揺動選別板(15)の揺動を再開し、籾摺部(1)の籾シャッタ(6a)を開にし、揺動選別板(15)の揺動再開から所定時間後に籾摺ロール(7,7)のロール間隙制御を再開する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揺動選別型籾摺選別機に関する。
【背景技術】
【0002】
揺動選別型の籾摺選別機において、再起動時の籾摺ロールの初期間隙設定を円滑にするにあたり、籾摺選別機駆動用の主モータの駆動あるいは停止を手動で行なう手動駆動停止手段と、籾摺ロールの初期間隙を設定するロール間隙初期設定手段と、籾摺部の籾ホッパの籾の有無を検出する籾センサと、籾センサの籾なし検出により主モータの駆動を停止する籾切れ自動停止手段とを具備し、そして、手動駆動停止手段の停止操作により主モータが停止すると、籾摺ロールのロール間隙をそのままの状態で停止し、籾切れ自動停止手段の作動により主モータが停止すると、籾摺ロールのロール間隙を所定間隙まで開調節した後に停止するものは、公知である。
【特許文献1】特開2008−62185号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、揺動選別板型籾摺選別機において、籾切れにより籾摺作業を自動的に停止した場合に、その後に籾切れが解除されて籾摺作業を再開する際に、籾摺ロールのロール間隙を適正なものとし、籾摺作業を円滑に再開しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、一対の籾摺ロール(7)を有する籾摺部(1)、摺落米風選部(2)及び揺動選別板(15)を備えた籾摺選別機において、前記籾摺部(1)及び摺落米風選部(2)を駆動する主モータ(M1)、前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)を揺動する揺動モータ(M3)、主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE9)を設け、前記主モータ(M1)の負荷電流値を基準として籾摺ロール(7)のロール間隙を制御するロール間隙制御手段(41)を設け、籾摺用籾の籾切れ検出手段(SE9)が籾切れを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を自動的に停止し、前記籾摺部(1)のロール間隙制御手段(41)の作動を自動的に停止する籾切れ時制御手段(41)を設け、籾切れ検出手段(SE6)の籾切れ検出後に籾有り検出手段(SE7)が籾有りを検出をすると、前記揺動モータ(M3)の駆動を再開し、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間後に前記ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御を再開する籾切れ解除時制御手段(41)を設けた籾摺選別機とする。
【0005】
前記構成によると、籾切れ検出手段(SE6)が籾切れを検出すると、揺動モータ(M3)の駆動が自動的に停止され、籾摺部(1)ロール間隙制御手段(41)の作動が自動的に停止される。また、籾切れ検出後に籾有り検出手段(SE7)が籾有りを検出をすると、揺動モータ(M3)の駆動が再開され、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間経過して揺動選別板(15)の選別状態が安定すると、ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御が再開される。
【0006】
請求項2の発明は、一対の籾摺ロール(7)を有する籾摺部(1)、摺落米風選部(2)、混合米タンク(24)及び揺動選別板(15)を備えた籾摺選別機において、前記籾摺部(1)及び摺落米風選部(2)を駆動する主モータ(M1)、前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)を揺動する揺動モータ(M3)、主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE9)を設け、前記主モータ(M1)の負荷電流値を基準として籾摺ロール(7)のロール間隙を制御するロール間隙制御手段(41)を設け、混合米タンク(24)に設けた混合米切れセンサ(SE6)が籾切れを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を自動的に停止し、前記籾摺部(1)のロール間隙制御手段(41)の作動を自動的に停止する籾切れ時制御手段(41)を設け、籾切れ検出手段(SE6)の籾切れ検出後に混合米タンク(24)に設けた混合米有りセンサ(SE7)が籾有りを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を再開し、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間後に前記ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御を再開する籾切れ解除時制御手段(41)を設けた籾摺選別機とする。
【0007】
前記構成によると、混合米切れセンサ(SE6)が籾切れを検出すると、揺動モータ(M3)の駆動が自動的に停止され、ロール間隙制御手段(41)の作動が自動的に停止される。また、籾切れ検出後に混合米有りセンサ(SE7)が籾有りを検出すると、揺動モータ(M3)の駆動が再開され、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間して揺動選別板(15)の選別状態が安定すると、ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御が再開される。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明は、籾切れ時及び籾切れ解除時に対応した揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始タイミングの適正化を図り、籾摺ロールのロール間隙を適正なものとし、籾摺作業を円滑に再開することができる。
【0009】
請求項2の発明は、籾切れ時及び籾切れ解除時に対応した揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始タイミングの適正化を図り、籾摺ロールのロール間隙を適正なものとし、籾摺作業を円滑に再開することができる。特に籾切れ時及び籾切れ解除時のタイミングを混合米タンク内の混合米の有無で行なうため、確実に当該制御を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面に示すこの発明の実施形態について説明する。
まず、図1乃至図3に基づき本発明を具備する籾摺選別機の全体構成について説明する。
【0011】
籾摺選別機は、籾摺部1,摺落米を風選する摺落米風選部2,風選後の混合米を籾・玄米に分離選別する揺動型混合米選別部3,混合米昇降機4,玄米昇降機5等により構成している。
【0012】
籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7を内装している籾摺室8等で構成し、籾ホッパ6には籾シャッタ6aを設けている。摺落米風選部2は、摺落米風選箱体9、終端側ほど上り傾斜の上側摺落米選別風路10a,下側摺落米選別風路10b、下側摺落米選別風路10bの中途部下方に位置している粃選別部11、下側摺落米選別風路10bの始端側下方に位置している摺落米受樋12、上側摺落米選別風路10a及び下側摺落米選別風路10bの終端側に設けている吸引フアン13、排塵筒14等で構成している。
【0013】
前記粃選別部11は、上側粃ラセン11c付きの上側粃受樋11aと下側粃ラセン11d付きの下側粃受樋11bを上下方向に重ねて配設し、上側粃受樋11aの上側粃ラセン11cは操作側である機体正面側(図2の右側)に向かって粃を移送し、下側粃ラセン11dは伝動側(図2の左側)に向かって粃を移送するように構成している。そして、上側粃ラセン11cの終端側を、図2に示すように、摺落米風選部2の側板より外側に突出させてその突出部分を機外排出案内樋11eで覆い、その搬送終端側を下側粃受樋11bの下側粃ラセン11dの始端側に接続し、下側粃ラセン11dの終端側を籾昇降機27に接続し、選別粃を籾ホッパ6に還元するように構成している。
【0014】
また、上側粃受樋11aの上部を開口し、粃選別口11gと連通させ、上側粃受樋11aの底部には下側粃受樋11bに連通する開閉自在の開口部を形成し、下側粃受樋11bの底部にも開閉自在の開口部を形成し、摺落米風選部2の底部に抜き差し自在に設けた粃回収ボックス28に粃を回収できるように構成している。
【0015】
また、籾摺ロール7のロール間隙をロール間隙調節手段(図示省略)により開閉調節できるように構成し、ロール間隙調節モータM6を正転あるいは逆転することにより、ロール間隙を開閉調節できるように構成している。
【0016】
次に、揺動型の混合米選別部3について説明する。
揺動選別板15,15,…の板面には選別用の凹凸を形成し、縦方向(図1の紙面に直交する方向)の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、横方向(図1の左右方向)の一側を高い揺上側、他側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,…を揺動装置(図示省略)により、横方向斜め上下に往復揺動するように構成している。
【0017】
摺落米受樋12に落下選別された混合米は、混合米ラセン12及び混合米昇降機4で搬送され、混合米タンク24で一次貯留され、分配供給樋16及び分配ケース17を経て、揺動選別板15の供給側に供給される構成である。揺動選別板15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等により選別され、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は揺下側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が偏流分布しつつ選別される。このように選別された穀粒は、揺動選別板15の排出側に対向して設けている玄米仕切板18及び籾仕切板19により仕切られて取り出される構成である。
【0018】
取り出された玄米は玄米取出樋20,玄米流路21,玄米昇降機5を経て機外に取り出される。また、選別混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米昇降機4,混合米タンク24,分配供給樋16,分配ケース17を経由して、揺動選別板15,…に供給され再選別される。また、選別籾は籾取出樋25,籾受樋26,籾昇降機27を経由して籾摺部1に揚穀還元されて、再度籾摺される構成である。
【0019】
揺動選別板15の排出側に対向配置したねじ棒で構成している仕切板移動調節手段(図示省略)により、玄米仕切板18を横方向に移動調節自在に構成し、玄米仕切板調節モータ(図示省略)を正転あるいは逆転し、玄米仕切板18を揺上側あるいは揺下側に移動調節するように構成している。また、混合米タンク24には混合米シャッタ24aを設け、玄米取出樋20には、揺動選別板15,…の選別玄米を機内循環側に切り換えたり、あるいは、機外排出側に切り換える循環/排出切換弁31を設けている。
【0020】
また、図4に示すように、籾ホッパ6の正面側には操作パネル42を設け、この操作パネル42には、左側から右側に向けて電源スイッチSW1、コントローラ41の作業モードを表示するシャッタ閉パイロットランプPL1、循環パイロットランプPL2、排出パイロットランプPL3、残米排出パイロットランプPL4、運転スイッチSW2、停止スイッチSW3、メイン操作レバー46、シャッタ閉スイッチSW4、循環スイッチSW5、排出スイッチSW6、残米排出スイッチSW7、強制シャッタ閉スイッチSW8、自動停止スイッチSW9及び籾切れ制御入切スイッチSW10を設けている。
【0021】
また、メイン操作レバー46を上側矢印方向あるいは下側矢印方向に操作することにより、図4(B)に示すように、籾シャッタ閉調節位置46aに操作すると、シャッタ閉スイッチSW4がONし、循環位置46bに操作すると循環スイッチSW5がONし、排出位置46cに操作すると排出スイッチSW6がONし、残留米排出位置46dに操作すると残留米排出スイッチSW6SW4がONするように構成している。
【0022】
なお、メイン操作レバー46に代えて、ロータリスイッチ(図示省略)により前記スイッチSW4〜SW7を操作したり、また、前記スイッチSW4〜SW7を押しボタンスイッチに構成して操作するように構成してもよい。また、ジョイスティックスイッチ(図示省略)として、操作する毎に順次スイッチSW4〜SW7を順次切り換えるように構成してもよい。
【0023】
コントローラ41の入力側には、図5に示すように、電源スイッチSW1、運転スイッチSW2、停止スイッチSW3、シャッタ閉スイッチSW4、循環スイッチSW5、排出スイッチSW6、残米排出SW7、強制シャッタ閉スイッチSW8、自動停止スイッチSW9及び籾切れ制御入切スイッチSW10を接続している。また、籾シャッタ6aのリミットセンサ(シャッタ開)SE1、リミットセンサ(シャッタ閉)SE2、循環/排出切換弁31のリミットセンサ(循環)SE3、リミットセンサ(排出)SE4、籾ホッパ6の籾切れ検出用の籾切れセンサSE5、混合米切れセンサSE6、混合米タンク満量センサSE7、主モータM1の負荷電流値を検出する負荷電流センサSE9を接続している。
【0024】
また、コントローラ41の出力側には、駆動回路を経由して、籾摺選別機の主要部である籾摺部1,摺落米風選部2,混合米昇降機4を駆動する主モータM1、籾シャッタ6a開閉調節用の籾シャッタ開閉モータM2、揺動選別板15,…駆動用の揺動モータM3、循環/排出切換弁31切り換え用の循環/排出切換モータM4を接続し、シャッタ閉パイロットランプPL1、循環パイロットランプPL2、排出パイロットランプPL3及び残米排出パイロットランプPL4を接続している。
【0025】
しかして、メイン操作レバー46をシャッタ閉位置に操作しシャッタ閉スイッチSW4をONすると、籾シャッタ6aを閉鎖し、揺動モータM3及び玄米昇降機モータM5を停止し、循環/排出切換モータM4を循環側に切り換え、籾切れ制御入切スイッチSW10を切りにする。なお、玄米昇降機は玄米昇降機モータM5により駆動している。
【0026】
また、循環位置に操作し循環スイッチSW5をONすると、籾シャッタ6aを開調節、揺動モータM3及び玄米昇降機モータM5をONし、循環/排出切換モータM4を循環側に切り換え、籾切れ制御入切スイッチSW10を切りにする。
【0027】
また、排出位置に操作し排出スイッチSW6をONすると、籾シャッタ6aを開調節、揺動モータM3及び玄米昇降機モータM5をONし、循環/排出切換モータM4を排出側に切り換え、籾切れ制御入切スイッチSW10を入りに切り換える。
【0028】
また、残米排出位置に操作し残米排出スイッチSW7をONすると、籾シャッタ6aを開調節し、揺動モータM3及び玄米昇降機モータM5をONし、循環/排出切換モータM4を排出側に切り換え(なお、籾ホッパ6の穀粒なしを籾切れセンサSE5が検出すると、循環/排出切換弁31を循環側に切り換える)、籾切れ制御入切スイッチSW10を切りにするようにしている。
【0029】
次に、図16によりメイン操作レバー46の操作に関連した籾摺ロールの初期間隙設定制御ついて説明する。
電源スイッチSW1をONすると、循環スイッチSW5が入りか否かの判定をし(ステップS131)、Yesであると、次いで、籾摺ロールの初期間隙設定中か否かを判定し(ステップS132)、Yesであると、籾摺ロールの初期間隙設定が終了したか否かの判定をする(ステップS133)。Yesであると、籾シャッタ6aの開調節をし籾摺ロールで籾摺作業を開始し(ステップS134)、次いで、揺動モータM3をONし、揺動選別板15の揺動選別作業を開始する(ステップS135)。
【0030】
なお、籾摺ロール7のロール間隙初期調節設定制御は主モータM1が起動されると開始され、例えば、次のような手順でなされる。即ち、籾摺ロール7のロール間隙を開調節しながら負荷電流センサ(図示省略)により負荷電流値を検出し、検出負荷電流値が変化しなくなると、籾摺ロール7の非接触状態と判定し、ロール間隙の開調節を停止する。次いで、籾摺ロール7のロール間隙を閉調節しながら負荷電流センサにより負荷電流値を検出し、負荷電流値の増加を検出すると籾摺ロール7の微接触と判定し、ロール間隙の閉調節を停止する。次いで、所定時間(例えば8秒)にわたりロール間隙を開調節し、所定の初期ロール間隙(例えば、0.8mm)に設定する。ロール間隙の初期間隙設定が終了すると、タイマ制御あるいは負荷電流値制御によりロール間隙制御をしながら籾摺作業が開始される。
【0031】
従来装置では、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを操作レバーを手動操作する構成のため、籾摺ロールの初期間隙設定中に籾シャッタを誤操作して開調節した場合には、エラー表示をして籾摺ロールの初期間隙設定を停止し、籾シャッタを閉めて籾摺ロールの初期間隙設定をやり直していた。
【0032】
前記構成によると、籾摺作業の開始操作にあたり、籾摺ロールの初期間隙設定中にメイン操作レバー46を循環位置まで操作し、籾シャッタ61を開調節状態としても、籾摺ロールの初期間隙設定が終了するまでは、籾ホッパ6の籾シャッタ6aの開調節がなされないので、籾摺ロールの初期間隙設定を正確に実行すると共に、操作のやり直しを防止し操作性を向上させることができる。
【0033】
次に、図6に基づき籾摺ロール7のロール間隙制御について説明する。
主モータ(M1)の負荷電流値を負荷電流センサSE9で検出し、負荷電流値の基準値よりの低下により籾ホッパ6の籾切れを検出し、揺動選別板(15)の揺動を停止する籾切れ時揺動選別板停止機能と、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御をする負荷電流値基準ロール間隙制御手段を備えた揺動選別板型の籾摺選別機において、籾切れ解除後は混合米タンク24の混合米満量センサSE7の満量検出、すなわち揺動選別板に供給できる穀粒量が十分に確保できる量が有ることにより揺動選別板(15)の揺動を開始し、揺動開始から所定時間経過後において揺動選別板(15)の全域に穀粒が分布した選別安定状態になると、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する。
【0034】
図6に示すように、本制御が開始すると、主モータ(M1)の負荷電流値が低下したか否かを判定し(ステップS1)、Yesであると、揺動モータM3を停止して揺動選別板(15)の揺動を停止し(ステップS2)、次いで、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を停止する(ステップS3)。
【0035】
次いで、混合米満量センサSE7の検出情報により混合米タンク24が満杯か否かを判定し(ステップS4)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を開始する(ステップS5)。そして、所定時間経過して揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると(ステップS6)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する(ステップS7)。
【0036】
なお、籾切れ解除後に再開する籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御における制御基準値は籾切れ前の制御基準値をそのまま採用し制御する。
籾摺ロール7の籾切れが解除になった時から所定時間経過後に籾摺ロール7のロール間隙制御を再開する構成であると、籾摺選別機の選別作業安定までに要する時間は籾ホッパ6の籾供給量や揺動選別板(15)からの玄米排出比率等により異なり、選別状態が安定していないのに籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開すると、ロール間隙調節のハンチングを起こしやすいという不具合がある。また、ロール間隙制御の開始を遅らせると、脱ぷ率の低下による籾摺性能の低下をまねく怖れがある。
【0037】
しかし、前記構成のように構成することにより、籾切れ及び籾切れ解除に対応した揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始タイミングの適正化、及び、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御の誤作動を防止することができ、前記不具合を解消することができる。
【0038】
次に、図7に基づき籾摺ロール7のロール間隙制御の実施形態について説明する。
混合米タンク24の混合米切れセンサSE6が籾切れを検出すると、揺動選別板(15)の揺動を停止する籾切れ時揺動選別板停止制御手段と、籾切れ検出すると負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御を停止する籾切れ時ロール間隙制御停止手段を備えた揺動選別板型の籾摺選別機において、籾切れ解除後は混合米タンク24の混合米満量センサSE7の満量検出により揺動選別板(15)の揺動を開始し、揺動開始から所定時間経過後において揺動選別板(15)の全域に穀粒が分布した選別安定状態になると、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する。
【0039】
図7に示すように、本制御が開始すると、混合米タンク24が空か否かを判定し(ステップS11)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し(ステップS12)、次いで、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を停止する(ステップS13)。
【0040】
次いで、混合米タンク24が満杯か否かを判定し(ステップS14)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS15)、所定時間経過して揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると(ステップS16)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する(ステップS17)。
【0041】
前記構成によると、籾摺再開の前後の穀粒の混ざり量を少なくしながら、籾切れ及び籾切れ解除に対応した揺動選別板(15)の揺動停止、/揺動再開タイミングの適正化、及び、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御の作動防止をすることができる。
【0042】
次に、図8に基づき籾摺ロール7のロール間隙制御の実施形態について説明する。
本制御は、混合米タンク24の混合米切れセンサSE6が籾切れを検出すると、揺動選別板(15)の揺動を停止する籾切れ時揺動選別板停止制御手段と、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御をする負荷電流値基準ロール間隙制御手段を備えた揺動選別板型の籾摺選別機において、籾切れ制御により揺動選別板(15)の揺動停止中にコントローラ41に接続しているロール間隙開調節スイッチ(図示省略)あるいはロール間隙閉調節スイッチ(図示省略)の操作によりロール間隙の手動調節が行われた場合には、再開時の籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御は再開直後に制御基準負荷電流値を測定し直し、新たに設定された制御基準値によりロール間隙制御を再開するものである。例えば、作業終了処理作業中に籾摺ロール7のロール間隙を調節して籾摺作業をした場合に、再開籾摺作業時のロール間隙の適正化を図ろうとするものである。
【0043】
図8に示すように、本制御が開始すると、籾切れか否かを判定し(ステップS21)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し(ステップS22)、次いで、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を停止する(ステップS23)。
【0044】
次いで、混合米タンク24が満杯か否かを判定し(ステップS24)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS25)、所定時間経過して揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると(ステップS26)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙停止中にロール間隙が調整されたか否かを判定する(ステップS27)。Yesであると、基準負荷電流値を測定し(ステップS28)、ロール間隙の初期設定基準値を測定し直して更新し(ステップS29)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を開始する(ステップS30)。
【0045】
前記構成によると、例えば、作業終了処理作業中に籾摺ロール7のロール間隙を調節して作業をした場合でも、籾切れ及び籾切れ解除に対応した揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始タイミングの適正化、及び、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
【0046】
次に、図9に基づき籾摺ロール7のロール間隙制御の実施形態について説明する。
籾切れ検出により揺動選別板(15)の揺動を停止する籾切れ制御を実行すると共に、循環/排出切換弁31を循環側に切り換える制御をし、負荷電流値基準により籾摺ロール7のロール間隙制御をする揺動選別板型の籾摺選別機において、籾切れ解除後は混合米タンク24の混合米満量センサSE7の満量検出により揺動選別板(15)の揺動を開始すると共に、循環/排出切換弁31を排出側に切り換え、更に、排出側への切り換えから所定時間経過後において揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する。
【0047】
図9に示すように、本制御が開始すると、主モータ(M1)の負荷電流値が基準値より低下したか否かを判定し(ステップS41)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し、循環/排出切換弁31を循環側に切り換え(ステップS42)、次いで、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を停止する(ステップS43)。
【0048】
次いで、主モータ(M1)の負荷電流値が基準値以下の低下が解除されたか否かを判定し(ステップS44)、Yesであると、次いで、混合米タンク24が満杯か否かを判定し(ステップS45)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS46)、循環/排出切換弁31を排出側に切り換える(ステップS47)。次いで、所定時間経過して揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると(ステップS48)、籾摺ロール7の負荷電流値基準による制御基準値を再度測定して設定し(ステップS49)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を再開する(ステップS50)。
【0049】
前記構成によると、籾切れ及び籾切れ解除に対応した揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始タイミングの適正化、循環/排出切換弁31の切換タイミングの適正化、及び、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
【0050】
次に、図10に基づき籾摺ロール7のロール間隙制御の実施形態について説明する。
本制御は、混合米タンク24の混合米切れセンサSE6が籾切れを検出し、揺動選別板(15)の揺動を停止する籾切れ時揺動選別板停止制御手段と、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御をする負荷電流値基準ロール間隙制御手段を備えた揺動選別板型の籾摺選別機において、籾切れ制御により揺動選別板(15)の揺動停止中にコントローラ41に接続しているロール間隙開調節スイッチ(図示省略)あるいはロール間隙閉調節スイッチ(図示省略)の操作によりロール間隙の手動調節が行われた場合には、再開時の籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御は再開直後に基準負荷電流値を測定し直し新たに設定された制御基準値によりロール間隙制御を再開するものである。例えば、作業終了処理中の作業で籾摺ロール7のロール間隙を手動調節して作業をした場合に、再開籾摺作業時の籾摺ロール7のロール間隙の適正化を図ろうとするものである。
【0051】
図10に示すように、本制御が開始すると、籾切れか否かを判定し(ステップS61)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し、循環/排出切換弁31を循環側へ切り換え(ステップS62)、次いで、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を停止する(ステップS63)。
【0052】
次いで、例えば、混合米タンク24が満杯か否かを判定して籾切れが解除されたか否かを判定し(ステップS64)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS65)、所定時間経過し揺動選別板(15)の穀粒選別状態が安定すると(ステップS66)、循環/排出切換弁31を排出側に切り換える(ステップS67)。
【0053】
次いで、所定時間経過後に(ステップS68)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙の停止中にロール間隙が調整されたか否かを判定する(ステップS69)。Yesであると、ロール間隙の初期設定基準値を再度測定し設定し(ステップS70)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御を開始する(ステップS71)。
【0054】
前記構成によると、例えば、作業終了処理作業中に籾摺ロール7のロール間隙を手動調節して作業をした場合でも、再開作業時にロール間隙制御の基準値を適正化しながら、籾切れあるいは籾切れ解除に応じた揺動選別板(15)の揺動停止/揺動開始のタイミングの適正化、循環/排出切換弁31の切り換えタイミングの適正化を図りながら、負荷電流値基準による籾摺ロール7のロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
【0055】
次に、図1及び図11に基づき籾摺選別機の制御の他の実施形態について説明する。
籾摺選別機の後工程に玄米タンク51を設け、玄米昇降機5から排出した玄米を玄米タンク51に溜めるようにし、玄米タンク51には玄米満量センサSE8を設け、玄米タンク51が満量になると、揺動選別板15,…の揺動を停止し、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを自動的に閉める機能を備えた揺動選別板型の籾摺選別機において、玄米タンク51の満量が解除された場合に、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを自動的に開け揺動選別板15,…の揺動を開始するか否かを選択できる自動再開選択スイッチSW11を設けている。
【0056】
図11に示すように、玄米タンク51が満量か否かを判定し(ステップS81)、Yesであると、揺動選別板15,…の揺動を停止し(ステップS82)、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを閉鎖し籾摺作業を停止する(ステップS83)。次いで、玄米タンク51が満量が解除されたか否かを判定し(ステップS84)、Yesであると、自動再開選択スイッチSW11が入りか否かを判定し(ステップS85)、スイッチ入りであると、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを開調節し(ステップS86)、揺動選別板15,…の揺動を開始し籾摺作業を開始する(ステップS87)。
【0057】
前記構成によると、玄米タンク51の玄米が玄米計量袋詰め装置52により取り出され玄米タンク51の満量が解除された場合には、作業者の好みに応じて籾摺作業を手動で再開するか、自動で再開するかを選択することができ、籾摺作業の能率を高めることができる。
【0058】
また、図12に示すように構成してもよい。玄米タンク51が満量か否かを判定し(ステップS91)、Yesであると、揺動選別板15,…の揺動を停止し(ステップS92)、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを閉鎖する(ステップS83)。次いで、所定時間が経過すると(ステップS94)、主モータM1、揺動モータM3、玄米昇降機モータM5を停止するようにしてもよい。前記構成によると、作業者が作業現場を離れている場合に、無人運転が可能になる。
【0059】
また、図13に示すように構成してもよい。玄米タンク51が満量か否かを判定し(ステップS101)、Yesであると、揺動選別板15,…の揺動を停止し(ステップS102)、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを閉鎖し(ステップS103)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御の出力を停止する(ステップS104)。次いで、玄米タンク51の満量解除か否かを判定し(ステップS105)、Yesであると、自動再開選択スイッチSW11が入りか否かを判定し(ステップS106)、スイッチ入りであると、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを開調節し(ステップS107)、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS108)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御出力を再開し(ステップS109)、籾摺作業を開始する。
【0060】
前記構成によると、籾摺作業の再開時に、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
また、図14に示すように構成してもよい。混合米タンク24が満量か否かを判定し(ステップS111)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し(ステップS112)、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを閉鎖し(ステップS113)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御出力を停止する(ステップS114)。次いで、混合米タンク24が満量解除になったか否かを判定し(ステップS115)、Yesであると、自動再開選択スイッチSW11が入りか否かを判定し(ステップS116)、スイッチ入りであると、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを開調節し(ステップS117)、揺動選別板(15)の揺動を開始し(ステップS118)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御出力を再開し(ステップS119)、籾摺作業を開始する。前記構成によると、籾摺作業の再開時に、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
【0061】
また、図15に示すように構成してもよい。主モータM1の負荷電流値が基準値より低下したか否かにより籾ホッパ6の籾切れか否かを判定し(ステップS121)、Yesであると、揺動選別板(15)の揺動を停止し(ステップS122)、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを閉鎖し(ステップS123)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御出力を停止する(ステップS124)。
【0062】
次いで、主モータM1の負荷電流値の基準値以下の低下が解除され籾切れが解除されたか否かを判定し(ステップS125)、Yesであると、自動再開選択スイッチSW11が入りか否かを判定し(ステップS126)、スイッチ入りであると、籾ホッパ6の籾シャッタ6aを開調節し(ステップS127)、揺動選別板15,…の揺動を開始し(ステップS128)、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御出力を再開し(ステップS129)、籾摺作業を再開する。
【0063】
前記構成によると、籾摺作業の再開時に、籾摺ロール7の負荷電流値基準によるロール間隙制御の誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】籾摺選別機の切断側面図
【図2】籾摺選別機の切断正面図
【図3】籾摺部、摺落米風選部の切断側面図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】制御ブロック図
【図6】フローチャート
【図7】フローチャート
【図8】フローチャート
【図9】フローチャート
【図10】フローチャート
【図11】フローチャート
【図12】フローチャート
【図13】フローチャート
【図14】フローチャート
【図15】フローチャート
【図16】フローチャート
【符号の説明】
【0065】
1 籾摺部
2 摺落米風選部
3 混合米選別部
6 籾ホッパ
6a 籾シャッタ
7 籾摺ロール
15 揺動選別板
24 混合米タンク
31 循環/排出切換弁
41 ロール間隙制御手段(コントローラ)
41 籾切れ時制御手段(コントローラ)
41 籾切れ解除時制御手段(コントローラ)
M1 主モータ
M3 揺動モータ
M6 ロール間隙調節モータ
SE6 混合米切れセンサ
SE7 混合米有りセンサ
SE8 籾切れ検出手段(負荷電流センサ)
SE8 籾有り検出手段(負荷電流センサ)
SE9 負荷電流センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の籾摺ロール(7)を有する籾摺部(1)、摺落米風選部(2)及び揺動選別板(15)を備えた籾摺選別機において、前記籾摺部(1)及び摺落米風選部(2)を駆動する主モータ(M1)、前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)を揺動する揺動モータ(M3)、主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE9)を設け、前記主モータ(M1)の負荷電流値を基準として籾摺ロール(7)のロール間隙を制御するロール間隙制御手段(41)を設け、籾摺用籾の籾切れ検出手段(SE9)が籾切れを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を自動的に停止し、前記籾摺部(1)のロール間隙制御手段(41)の作動を自動的に停止する籾切れ時制御手段(41)を設け、籾切れ検出手段(SE6)の籾切れ検出後に籾有り検出手段(SE7)が籾有りを検出をすると、前記揺動モータ(M3)の駆動を再開し、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間後に前記ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御を再開する籾切れ解除時制御手段(41)を設けた籾摺選別機。
【請求項2】
一対の籾摺ロール(7)を有する籾摺部(1)、摺落米風選部(2)、混合米タンク(24)及び揺動選別板(15)を備えた籾摺選別機において、前記籾摺部(1)及び摺落米風選部(2)を駆動する主モータ(M1)、前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)を揺動する揺動モータ(M3)、主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE9)を設け、前記主モータ(M1)の負荷電流値を基準として籾摺ロール(7)のロール間隙を制御するロール間隙制御手段(41)を設け、
混合米タンク(24)に設けた混合米切れセンサ(SE6)が籾切れを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を自動的に停止し、前記籾摺部(1)のロール間隙制御手段(41)の作動を自動的に停止する籾切れ時制御手段(41)を設け、籾切れ検出手段(SE6)の籾切れ検出後に混合米タンク(24)に設けた混合米有りセンサ(SE7)が籾有りを検出すると、前記揺動モータ(M3)の駆動を再開し、揺動モータ(M3)の駆動再開から所定時間後に前記ロール間隙制御手段(41)のロール間隙制御を再開する籾切れ解除時制御手段(41)を設けた籾摺選別機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−51882(P2010−51882A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−218443(P2008−218443)
【出願日】平成20年8月27日(2008.8.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】