説明

表示装置及び制御プログラム

【課題】画像を書き換えることが可能な回数が変動することが少ない場合にのみ、画面に回数を表示することが可能な表示装置及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】電池の電圧が検出され(S11)、検出された電池の電圧が3.5V以下でない場合には(S12:NO)、画面の書き換え指示が入力されても、書き換え可能回数は表示パネルに表示されない。一方、電池の電圧が3.5V以下の場合には(S12:YES)、電池の温度が検出される(S17)。そして、電池の電圧と電池の温度とから書き換え可能回数が決定され(S19)、表示パネルに表示される(S21)。そして、画面の書き換え指示が入力された場合には(S23:YES)、書き換え可能回数が更新される(S33又はS36)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び制御プログラムに関する。詳細には、画像を書き換えることが可能な回数を表示する表示装置及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電池の残量を検出し、画像を書き換えることが可能な回数を表示する表示装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の表示装置では、電池の電圧を検出し、その検出した電圧から使用可能残量を特定している。そして、特定された使用可能残量に基づいて、画像を書き換えることが可能な回数を算出して画面に表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−164672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、電池の使用可能残量が十分に大きい場合、電池の使用可能残量が小さい場合に比べ、画像が書き換えられた際に減少する電池の電圧の減少量が非常に小さい。特許文献1に記載の表示装置では、電池の電圧を検出することによって電池の使用可能残量を特定している。電池の使用可能残量が十分に大きい場合、画像が書き換えられた際に減少する電池の電圧の減少量が非常に小さいので、画像を書き換えることが可能な回数を精度良く特定することが難しい。このため、画像に表示される回数が変動することが多く、ユーザが混乱する場合があるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、画像を書き換えることが可能な回数が変動することが少ない場合にのみ、画面に回数を表示することが可能な表示装置及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の表示装置は、表示中の画像を書き換える場合に電力を必要とし、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、電池を電源として動作する表示装置であって、前記表示手段を制御し、前記表示手段に前記画像を表示させる表示制御手段と、前記電池の残量を検出する残量検出手段と、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量に基づいて、前記画像を書き換えることが可能な回数である書き換え可能回数を決定する書き換え回数決定手段とを備え、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が所定残量以下の場合に、前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始して、前記表示制御手段は、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始しないことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記画像の書き換え指示が入力される入力手段と、前記入力手段を介して前記画像の書き換え指示が入力された後、時間の閾値である第一閾値以内に再び前記画像の書き換え指示が入力されたか否かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって、前記入力手段を介して前記画像の書き換え指示が入力された後、前記第一閾値以内に再び前記画像の書き換え指示が入力されたと判断された場合に、前記書き換え回数決定手段によって決定された前記書き換え回数を1減算する第一算出手段とをさらに備え、前記表示制御手段は、前記第一算出手段によって前記書き換え回数が1減算された場合に、前記減算された書き換え回数を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記電池の温度に応じて特性が変化する温度検出部と、前記温度検出部の前記特性の変化を検出することで前記電池の温度を検出する温度検出手段とをさらに備え、前記書き換え回数決定手段は、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量と前記温度検出手段によって検出された前記電池の温度とに基づいて前記書き換え可能回数を決定し、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、前記温度検出手段は、前記電池の温度を検出し、前記書き換え可能決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始し、前記表示制御手段は、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、前記温度検出手段は、前記電池の温度を検出せず、前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始しないことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の表示装置は、請求項1から3のいずれかに記載の構成に加えて、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量に基づいて、電池の残量を表す情報である電池残量情報を決定する電池残量決定手段とをさらに備え、
前記表示制御手段は、前記表示手段に、前記電池残量決定手段によって決定された前記電池残量情報を示す表示である電池残量表示をさらに表示させ、前記書き換え可能回数を前記電池残量表示の隣に表示させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の表示装置は、請求項1から4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、前記表示制御手段は、電池の外形の形状を表す電池外形部を前記表示手段にさらに表示させ、前記書き換え可能回数を前記電池外形部の内側に表示させることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の表示装置は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記電池残量表示は、電池の外形の形状を表す電池外形部と、前記電池残量情報に応じて、前記電池外形部の内側に表示された塊部の数が変化するメータ部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項7に記載の表示装置は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、前記表示制御手段は、前記メータ部に代えて、前記メータ部と同一の位置に前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0013】
また、請求項8に記載の制御プログラムは、表示中の画像を書き換える場合に電力を必要とし、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、電池を電源として動作する表示装置において実行される制御プログラムであって、コンピュータに、前記表示手段を制御し、前記表示手段に前記画像を表示させる表示制御ステップと、前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量に基づいて、前記画像を書き換えることが可能な回数である書き換え可能回数を決定する書き換え回数決定ステップとを実行させ、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量が所定残量以下の場合に、前記書き換え回数決定ステップは、前記書き換え可能回数の決定を開始して、前記表示制御ステップは、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、前記書き換え回数決定ステップは、前記書き換え可能回数の決定を開始しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明の表示装置によれば、電池の残量が所定残量より大きい場合には、書き換え可能決定手段は、書き換え可能回数の決定を開始しない。このため、書き換え可能回数が表示手段に表示されない。電池の残量が所定残量以下の場合には、書き換え可能回数が表示される。このため、画像を書き換えることが可能な回数が変動することが少ない場合にのみ、表示手段に書き換え可能回数を表示することができる。
【0015】
請求項2に係る発明の表示装置によれば、第一閾値以内に画像の書き換え指示が入力される毎に、書き換え回数が1減算されて表示される。このため、請求項1に記載の発明の効果に加え、第一閾値以内に書き換え指示が入力された場合には、電池の残量を検出する必要がない。
【0016】
請求項3に係る発明の表示装置によれば、電池の温度も考慮して書き換え可能回数を決定することができるので、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、さらに高精度に書き換え可能回数を決定することができる。
【0017】
請求項4に係る発明の表示装置によれば、電池の残量が少なくなった場合に書き換え可能回数が表示されるのに加えて、電池の残量に関係なく電池残量表示が表示されているので、請求項1から3のいずれかに係る発明の効果に加え、電池の残量が十分に残っている場合でも、ユーザは電池の残量を確認することができる。
【0018】
請求項5に係る発明の表示装置によれば、電池の残量が所定残量以下の場合に、電池外形部の内側に書き換え可能回数を表示できる。電池外形部が表示されているため、ユーザは電池の残量が少なく、書き換え可能回数が少ないことを容易に判断することができる。このため、請求項1から4に係る発明の効果に加え、ユーザは、容易に電池残量が少ないことと書き換え可能回数とを確認することができる。
【0019】
請求項6に係る発明の表示装置によれば、電池の外形部の内側にメータ部が表示される。電池外形部が表示されているため、ユーザは容易に電池の残量を表した表示であることを認識することができる。このため、請求項4に係る発明の効果に加え、ユーザは容易に電池の残量を確認することができる。
【0020】
請求項7に係る発明の表示装置によれば、電池の残量が所定残量より大きい場合には、電池外形部とメータ部とを備えた電池残量表示が表示され、電池の残量が所定残量以下の場合には、メータ部に代えて書き換え可能回数が表示される。よって、請求項6に係る発明の効果に加え、電池残量表示と書き換え可能回数とを別の位置に表示させる場合に比べて、表示領域を削減することができる。
【0021】
また、請求項8に記載の制御プログラムによれば、電池の残量が所定残量より大きい場合には、書き換え可能決定ステップは、書き換え可能回数の決定を開始しない。このため、書き換え可能回数が表示手段に表示されない。電池の残量が所定残量以下の場合には、書き換え可能回数が表示される。このため、画像を書き換えることが可能な回数が変動することが少ない場合にのみ、表示手段に書き換え可能回数を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】表示装置1の概要を示す正面図である。
【図2】表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】残存容量と電圧との関係を示すグラフである。
【図4】書き換え可能回数テーブル41を示す模式図である。
【図5】電池残量テーブル51を示す模式図である。
【図6】表示パネル22に表示される電池残量表示61を示す図である。
【図7】メイン処理を示すフローチャートである。
【図8】表示パネル22に第一残量表示616が表示された状態の一例を示す表示装置1の正面図である。
【図9】表示パネル22に第三残量表示618と書き換え可能回数とが表示された状態の一例を示す表示装置1の正面図である。
【図10】表示パネル22に表示される電池外形部611と、電池外形部611の内側に表示される書き換え可能回数とを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明に係る表示装置及び制御プログラムを具現化した表示装置1について、図面を参照して説明する。なおこれらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている表示装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
【0024】
図1を参照し、表示装置1の概要について説明する。表示装置1は、正面視略長方形状を有している。表示装置1は、略長方形状の表示パネル22を正面側に備えている。表示パネル22は、不揮発性の表示素子から構成されている。不揮発性の表示素子は、表示中の像を書き換える場合にのみ電力を必要とし、電力の供給が断たれても表示中の像を保持することが可能であるという特性を有している。表示パネル22としては、従来周知の様々な不揮発性の表示素子が使用可能である。例えば、マイクロカプセル方式や電気泳動式等の不揮発性の表示素子が使用可能である。
【0025】
表示装置1は、表示パネル22の右側に、上下方向に一列に並んだ複数の選択ボタン15を備えている。選択ボタン15は、表示パネル22のうち選択ボタン15の左側部分に表示される選択メニューのうちいずれかを選択する場合に使用される。
【0026】
表示装置1は、選択ボタン15の右側に、電源スイッチ33と設定ボタン13と操作ボタン14とを備えている。上から順に、電源スイッチ33、設定ボタン13、操作ボタン14の順で並んでいる。電源スイッチ33は、表示装置1の電源のオン・オフを切り替える場合に、ユーザによって押下される。設定ボタン13と操作ボタン14とは、表示パネル22上に表示される表示データに対する設定や操作等を行う場合に、ユーザによって押下される。
【0027】
表示装置1は、内部に電池31(図2参照)を備えている。表示装置1は、電池31を電源として動作する。電池31としては、例えば、従来周知のリチウムイオン電池やニッケル水素電池等が使用可能である。なお、本実施形態では、電池31には、電池31の温度tを検出するためのサーミスタ37(図2参照)が内蔵されているとする。このサーミスタ37の位置は例示であり、必ずしも電池31に内蔵する必要はなく、例えば、電池31の外側に配置してもよい。また、サーミスタ37を使用して温度を検出することは例示であり、その他の温度の検出方法を用いても良い。
【0028】
次に、図2を参照し、表示装置1の電気的構成について説明する。表示装置1は、CPU21とROM24とRAM25とを備えている。CPU21は、表示パネル22の表示制御等を司る。ROM24は、プログラム記憶領域241と電池残量テーブル記憶領域242と書き換え可能回数テーブル記憶領域243とその他の情報記憶領域244とを少なくとも備えている。プログラム記憶領域241には、CPU21が各種の処理等を実行するために必要なプログラムデータが記憶されている。電池残量テーブル記憶領域242には、後述する電池残量テーブル51(図5参照)が記憶されている。書き換え可能回数記憶領域252には、後述する書き換え可能回数テーブル41(図4参照)が記憶されている。CPU21はROM24と電気的に接続されている。CPU21は、ROM24の記憶領域にアクセスできる。
【0029】
また、RAM25は、電池残量表示記憶領域251と書き換え可能回数記憶領域252とカウンタ記憶領域253とその他の情報記憶領域254とを少なくとも備えている。電池残量表示記憶領域251には、後述する電池残量情報が記憶される。また、書き換え可能回数記憶領域252には、後述する書き換え可能回数が記憶される。また、カウンタ記憶領域253には、後述するカウンタ値が記憶される。CPU21はRAM25と電気的に接続されている。CPU21は、RAM25の記憶領域にアクセスできる。
【0030】
表示装置1は、メモリカードスロット26を備えている。メモリカードスロット26には、メモリカード35が挿入される。メモリカード35は、表示データ記憶領域351を少なくとも備えている。表示データ記憶領域351には、表示パネル22に表示させる表示データが記憶される。CPU21はメモリカードスロット26を介してメモリカード35と電気的に接続する。CPU21は、メモリカード35の記憶領域にアクセスできる。
【0031】
表示装置1は、表示パネル22と表示制御部23とを備えている。表示制御部23は、表示パネル22の駆動制御を行う。CPU21は表示制御部23と電気的に接続する。表示制御部23は表示パネル22と接続する。CPU21は、表示制御部23を介して表示パネル22に所望の画像を表示させることができる。
【0032】
表示装置1は、電源スイッチ33を備えている。CPU21は電源スイッチ33と電気的に接続する。CPU21は、ユーザによって電源スイッチ33が押下されたことを検出できる。表示装置1は、選択ボタン15と設定ボタン13と操作ボタン14(以下、これらを総称して「入力部34」という。)とを備えている。CPU21は入力部34と電気的に接続する。CPU21は、ユーザによって入力部34が操作されたことを検出できる。
【0033】
表示装置1は、電池31と電源制御部30とを備えている。また、電池31には、サーミスタ37が内蔵されている。CPU21は、電源制御部30と接続される。電池31は電源制御部30と接続される。これにより、電池31から電源制御部30を介してCPU21に電力が供給される。なお、図示しないが、表示装置1には、USB(Universal Serial Bus)ケーブルが接続されるUSBコネクタとACアダプタが接続されるACコネクタが設けられている。また、電池31の充電を行う充電回路が設けられている。充電回路は、USBコネクタ又はACコネクタから供給される電流により、電池31を充電することができる。
【0034】
表示装置1は、電圧検出回路32を備えている。電圧検出回路32は、電池31の電圧V1を検出する。電圧検出回路32では、電池31の電圧V1が抵抗等によって分圧される。分圧された電圧がA/Dコンバータによってデジタル信号に変換される。CPU21は、A/Dコンバータによって変換されたデジタル信号を検出することによって、電池31の電圧V1を検出する。電圧検出回路32は、CPU21と電気的に接続する。電池31は、電圧検出回路32と接続する。
【0035】
表示装置1は、温度検出回路36を備えている。電池31の温度tの変化によって、サーミスタ37の抵抗値が変化する。温度検出回路36では、サーミスタ37の抵抗値の変化を電圧の変化に変換し、この電圧をA/Dコンバータによってデジタル信号に変換する。CPU21は、A/Dコンバータによって変換されたデジタル信号を検出することによって、電池31の温度tを検出する。温度検出回路36は、CPU21と電気的に接続する。サーミスタ37は、温度検出回路36と接続する。
【0036】
表示装置1は、カウンタ38を備えている。CPU21はカウンタ38と接続される。カウンタ38は時間を計測し、計測された時間は、CPU21によって認識される。
【0037】
次に、図3を参照して、電池31の残存容量と電圧との関係について説明する。電池31に残存する容量(以下「残存容量」という。)と、電池31の電圧V1とは、図3の曲線311及び曲線312の関係を示す。曲線311及び曲線312に示すように、電池31の電圧から、残存容量を求めることができ、また、残存容量から電圧を求めることができる。このため、電池31のいわゆる「残量」とは、例えば、電池31の電圧や残存容量等で表すことができる。曲線311は、電池31の温度tが20℃の場合を示し、曲線312は、電池31の温度tが40℃の場合を示している。図3に示すように、電池31の温度tによって、電池31の残存容量と電池31の電圧V1との関係は変化する。曲線311及び曲線312に示すように、電池31の残存容量が十分に残っている場合(例えば、電池31の電圧V1が3.5Vより大きい場合)では、電池31の残存容量が少ない場合(例えば、電池31の電圧V1が3.5V以下の場合)に比べ、電池31の容量が消費された場合における電池31の電圧V1の変化量が小さい。このため、表示パネル22に表示される画像を書き換えることが可能な残りの回数である書き換え可能回数を電池31の電圧V1に基づいて決定する際、電池31の残存容量が十分に残っている場合では、電池31の残存容量が少ない場合に比べ、書き換え可能回数を精度良く決定することが困難である。このため、電池31の残存容量が十分に残っている場合(例えば、電池31の電圧V1が3.5Vより大きい場合)では、表示パネル22に表示される書き換え可能回数が変動することが多い。本実施形態では、書き換え可能回数が変動することが多い、電池31の残存容量が十分に残っている場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示しない。そして、書き換え可能回数が変動することが少ない、電池31の残存容量が少ない場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示する。
【0038】
次に、図4を参照して、書き換え可能回数テーブル41について説明する。書き換え可能回数テーブル41は、ROM24の書き換え可能回数テーブル記憶領域243(図2参照)に記憶されている。書き換え可能回数テーブル41には、電池31の温度tと、電池31の電圧V1と、書き換え可能回数とが対応付けられて記憶されている。電池31の温度tは、t>30℃と、t≦30℃とに区切られている。また、電池31の電圧V1は、V1≦3.0Vと、3.0V<V1≦3.1Vと、3.1V<V1≦3.2Vと、3.2V<V1≦3.3Vと、3.3V<V1≦3.4Vと、3.4V<V1≦3.5Vとに区切られている。そして、区切られた電池31の電圧V1が、t>30℃とt≦30℃とに区切られた温度tに対して対応付けられている。そして、書き換え可能回数が、電池31の温度tと電池31の電圧V1とに対応付けられている。t>30℃の場合には、以下のように電池31の電圧V1と書き換え可能回数が対応付けられている。すなわち、V1≦3.0Vと書き換え可能回数「0回」が対応付けられている。また、3.0V<V1≦3.1Vと書き換え可能回数「10回」が対応付けられている。また、3.1V<V1≦3.2Vと書き換え可能回数「20回」が対応付けられている。また、3.2V<V1≦3.3Vと書き換え可能回数「30回」が対応付けられている。また、3.3V<V1≦3.4Vと書き換え可能回数「40回」が対応付けられている。また、3.4V<V1≦3.5Vと書き換え可能回数「50回」が対応付けられている。t≦30℃の場合には、以下のように電池31のV1と書き換え可能回数が対応付けられている。すなわち、V1≦3.0Vと書き換え可能回数「0回」が対応付けられている。また、3.0V<V1≦3.1Vと書き換え可能回数「40回」が対応付けられている。また、3.1V<V1≦3.2Vと書き換え可能回数「75回」が対応付けられている。また、3.2V<V1≦3.3Vと書き換え可能回数「110回」が対応付けられている。また、3.3V<V1≦3.4Vと書き換え可能回数「145回」が対応付けられている。また、3.4V<V1≦3.5Vと書き換え可能回数「180回」が対応付けられている。
【0039】
図4の書き換え可能回数テーブル41において、電池31の電圧V1が3.5V以下である場合にのみ、書き換え可能回数が対応付けられている。これは、前述した電池31の残存容量が少ない場合にのみ、書き換え可能回数を対応付けているためである。残存容量が少ない場合を「3.5V以下」としたのは例示であり、任意に変更することが可能である。
【0040】
なお、書き換え可能回数テーブル41における電池31の温度tがt>30℃における各電圧に対する書き換え可能回数は、図3に示す曲線312(電池31の温度tが40℃の場合の曲線)を用いて書き換え可能回数を算出した後、実験等を行って確認して、書き換え可能回数を決定している。また、電池31の温度tがt≦30℃における各電圧に対する書き換え可能回数は、図3に示す曲線311(電池31の温度tが20℃の場合の曲線)を用いて書き換え可能回数を算出した後、実験等を行って確認して、書き換え可能回数を決定している。
【0041】
図4の書き換え可能回数テーブル41における数値は例示であり、種々の変更が可能である。例えば、電池31の温度tは、t>30℃の場合とt≦30℃の場合とのみしか記載していないが、電池31の温度tの範囲の区切りをもっと細かく設定してもよい。例えば、1℃毎の間隔で電池31の電圧V1と書き換え可能回数との関係を対応付けても良い。また、電池31の電圧V1の間隔は0.1V毎に区切っているが、これに限定されない。例えば、書き換え可能回数が1回ずつ減少するように、電池31の電圧V1の間隔をもっと細かく区切ってもよい。このようにすれば、後述する図7のS19の処理とS31の処理とにおいて、より精度良く書き換え可能回数を決定することができる。
【0042】
次に、図5を参照して、電池残量テーブル51について説明する。電池残量テーブル51は、ROM24の電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている。電池残量テーブル51には、電池31の電圧V1と、電池31の残量を表す情報である電池残量情報とが対応付けられて記憶されている。電池残量情報に基づいて、電池残量表示61が表示パネル22に表示される。電池残量表示61とは、電池31の残存容量をユーザに知らせるための表示である。
【0043】
ここで、図6を用いて、電池残量表示61について説明する。電池残量表示61は、表示パネル22に表示される。図6に示すように、電池残量表示61は、電池の外形の形状を模式的に表した電池外形部611と、前記電池外形部611の内側に表示された塊部614の数が変化するメータ部615とを備えている。電池外形部611は、横長長方形状の第一構成部612と、長方形状且つ第一構成部612より小さい第二構成部613とから構成されている。第二構成部613は、第一構成部612の右側(図6の紙面の右側)に第一構成部612と接続されて表示されている。電池外形部611の内側、より詳細には、第一構成部612の内側には、塊部614が3個表示されている。塊部614は、縦長長方形状をしており、塊部614を左右方向に3個並べることによって、メータ部615が形成される。メータ部615は、図5に示す電池残量テーブル51を使用して電池31の電圧V1から決定された電池残量情報に応じて、塊部614の数が0個から3個の間で変動する。これによって、電池31の残存容量をユーザに伝えることができる。
【0044】
塊部614が3個表示されている場合の電池残量表示61を第一残量表示616という。また、塊部614が2個表示されている場合の電池残量表示61を第二残量表示617という。また、塊部614が1個表示されている場合の電池残量表示61を第三残量表示618という。また、電池31が0個であり、電池外形部611のみが表示されている電池残量表示61を第四残量表示619という。
【0045】
図5に示すように、電池残量テーブル51には、電池31の電圧V1がV1>4.0Vの場合には、第一残量表示616を表示させるための電池残量情報が対応付けられている。また、電池31の電圧V1が3.5V<V1≦4.0Vの場合には、第二残量表示617を表示させるための電池残量情報が対応付けられている。また、電池31の電圧V1が3.1V<V1≦3.5Vの場合には、第三残量表示618を表示させるための電池残量情報が対応付けられている。また、電池31の電圧V1がV1≦3.1Vの場合には、第四残量表示619を表示させるための電池残量情報が対応付けられている。なお、図5には、表示パネル22に表示される第一残量表示616と第二残量表示617と第三残量表示618と第四残量表示619との形状が記載されているが、実際には、第一残量表示616と第二残量表示617と第三残量表示618と第四残量表示619とを表示パネル22に表示させるための電池残量情報が記憶されている。
【0046】
次に、具体例を示しながら、図7に示すフローチャートを参照して、本実施形態の表示装置1の動作を説明する。
【0047】
図7に示すように、本実施形態のCPU21によるメイン処理では、まず、電圧検出回路32(図2参照)を介して電池31の電圧V1が検出される(S11)。次に、S11の処理によって検出された電池31の電圧V1が3.5V以下であるか否かが判断される(S12)。S11の処理で検出された電池31の電圧V1が3.5Vより大きい場合には(S12:NO)、続いて、画面の書き換え指示が入力されたか否かが判断される(S13)。S13の処理では、ユーザによって、入力部34(図2参照)が押下されたか否かが判断される。画面の書き換え指示が入力されていない場合には(S13:NO)、続いて、電源オフ指示が入力されたか否かが判断される(S16)。S16の処理では、ユーザによって、入力部34の電源スイッチ33が押下されたか否かが判断される。電源オフ指示が入力されていない場合には(S16:NO)、続いて、S11に戻り処理を繰り返す。つまり、ユーザによって入力部34、または、電源スイッチ33が押下されていない場合には、表示装置1は、電池31の電圧V1を検出しながら待機している。なお、電源オフ指示が入力された場合には(S16:YES)、CPU21によるメイン処理が終了される。
【0048】
画面の書き換え指示が入力された場合には(S13:YES)、続いて、ROM24の電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている電池残量テーブル51(図5参照)が読み出され、電池残量表示61を表示させるための電池残量情報が選択されて決定され、電池残量表示記憶領域251(図2参照)に記憶される(S14)。S14の処理では、電池残量テーブル51を参照して、S11の処理によって検出された電池31の電圧V1に対応する電池残量表示61を表示パネル22に表示させるための電池残量情報が選択されて決定される。そして、決定された電池残量表示61を表示させるための電池残量情報が電池残量表示記憶領域251に記憶される(S14)。次に、表示パネル22の書き換えが行われると同時に電池残量表示61が書き換えられる(S15)。S15の処理では、S13の処理でユーザによって押下された入力部34に応じて、CPU21が表示制御部23を制御して、表示パネル22を書き換えると同時に、S14の処理によって決定され、電池残量表示記憶領域251に記憶された電池残量情報に基づいて、電池残量表示61を表示パネル22に表示させる。次に、S16に進み処理を繰り返す。
【0049】
例えば、検出された電池31の電圧V1が4.1Vであった場合(S11)、電池31の電圧V1が3.5V以下ではないと判断される(S12:NO)。そして、画面の書き換え指示が入力されると(S13:YES)、電池残量テーブル51が読み出される(S14)。電池残量テーブル51から電池31の電圧V1の4.1Vに対応する電池残量表示61である第一残量表示616を表示パネル22に表示させるための電池残量情報が選択されて決定される(S14)。そして、決定された電池残量情報が電池残量表示記憶領域251に記憶される(S14)。そして、表示パネル22には、書き換えられた画像とともに、電池残量表示記憶領域251に記憶された電池残量情報に基づいて、第一残量表示616が表示される(S15)。これにより、図8に示すように、表示パネル22に第一残量表示616が表示される。また、例えば、検出された電池31の電圧V1が3.8Vであった場合には(S11)、電池残量テーブル51から、3.8Vに対応する電池残量表示61である第二残量表示617を表示させるための電池残量情報が選択されて(S14)、表示パネル22には、第二残量表示617が表示される(S15)。なお、画像が書き換えられる場合には、例えば、ユーザによって押下された入力部34に応じて、メモリカードスロット26に挿入されたメモリカード35の表示データ記憶領域351に記憶されている表示データ等が選択されて表示パネル22に表示される。また、図8では、表示パネル22において、第一残量表示616以外の画像の記載は省略している。また、後述する図9においても同様に画像の記載は省略している。また、説明のため、第一残量表示616の大きさは、実際よりも大きく表示している。
【0050】
次に、電池31が消費され、S11の処理によって検出される電池31の電圧V1が3.5V以下になった場合には(S12:YES)、続いて、電池31の温度tが検出される(S17)。S17の処理では、電池31に内蔵されたサーミスタ37と温度検出回路36とを利用して、電池31の温度tが検出される(S17)。続いて、書き換え可能回数テーブル記憶領域243(図2参照)に記憶されている書き換え可能回数テーブル41(図4参照)が読み出される(S18)。次に、書き換え可能回数が決定され、書き換え可能回数記憶領域252(図2参照)に記憶される(S19)。S19の処理では、S18の処理によって読み出された書き換え可能回数テーブル41を参照して、S17の処理によって検出された電池31の温度tと、S11の処理によって検出された電池31の電圧V1とに対応する書き換え可能回数が選択されて決定される。そして、決定された書き換え可能回数が書き換え可能回数記憶領域252に記憶される(S19)。次に、電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている電池残量テーブル51(図5参照)が読み出され、電池残量表示61を表示パネル22に表示させるための電池残量情報が選択されて決定されて、電池残量表示記憶領域251(図2参照)に記憶される(S20)。S20の処理は、前述したS14の処理と同様である。次に、表示パネル22が書き換えられ、書き換え可能回数と電池残量表示61とが表示パネル22に表示される(S21)。S21の処理では、S19の処理によって書き換え可能回数記憶領域252に記憶された書き換え可能回数が表示パネル22に表示される。さらに、S20の処理によって電池残量表示記憶領域251に記憶された表示残量情報に基づいて、電池残量表示61が表示パネル22に表示される(S21)。なお、S21の処理では、書き換え可能回数と電池残量表示61以外の画像は、S21によって表示パネル22が書き換えられる前の画像が保持される。また、書き換え可能回数は、電池残量表示61の隣に表示される。
【0051】
例えば、電池31の電圧V1が3.5Vであり、電池31の温度tが20℃であったとする。この場合、電池31の電圧V1である3.5Vが検出され(S11)、電池31の電圧V1が3.5V以下であると判断される(S12:YES)。そして、電池31の温度tである20℃が検出される(S17)。次に、書き換え可能回数テーブル記憶領域243(図2参照)に記憶されている書き換え可能回数テーブル41(図4参照)が読み出される(S18)。そして、書き換え可能回数テーブル41が参照され、電池31の温度tである20℃と電池31の電圧V1である3.5Vとに対応する書き換え可能回数である「180回」が選択されて決定される(S19)。そして、決定された書き換え可能回数である「180回」が書き換え可能回数記憶領域252に記憶される(S19)。次に、電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている電池残量テーブル51(図5参照)が読み出される(S20)。そして、電池残量テーブル51から電池31の電圧V1である3.5Vに対応する電池残量表示61である第三残量表示618を表示パネル22に表示させるための電池残量情報が選択されて決定されて、電池残量表示記憶領域251に記憶される(S20)。次に、表示パネル22が書き換えられ、書き換え可能回数と第三残量表示618とが表示パネル22に表示される(S21)。これにより、図9に示すように、表示パネル22に第三残量表示618と書き換え可能回数とが表示される。なお、図9においては、書き換え可能回数が180回であることを表現するために、「残180P」と表示している。これにより、残り180ページ分書き換え可能であることをユーザに伝えることができる。この書き換え可能回数の表示は、任意に変更可能であり、例えば、「180」や「残り180回」等のように表示してもよい。また、書き換え可能回数は、第三残量表示618の隣かつ第三残量表示618の上側に表示されているが、これに限定されず、任意の位置に表示してもよい。
【0052】
S21の処理によって、書き換え可能回数と電池残量表示61とが表示パネル22に表示されたら、続いて、時間の計測が開始される(S22)。S22の処理では、カウンタ38(図2参照)によって、時間の計測が開始され、CPU21に認識される。カウンタ38によって計測される時間をカウンタ値という。なお、カウンタ値はカウンタ記憶領域253に記憶される。次に、画面の書き換え指示が入力されたか否かが判断される(S23)。S23の処理は、S13の処理と同様である。画面の書き換え指示が入力されていない場合には(S23:NO)、続いて、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値が参照され、カウンタ値が3分以上であるか否かが判断される(S24)。カウンタ値が3分以上でない場合は(S24:NO)、続いて、電源オフ指示が入力されたか否かが判断される(S25)。S25の処理では、S16の処理と同様に、ユーザによって入力部34の電源スイッチ33が押下されたか否かが判断される。電源オフ指示が入力されていない場合には(S25:NO)続いてS23に戻り処理を繰り返す。つまり、画面書き換え指示が入力されず(S23:NO)、カウンタ値が3分以上ではなく(S24:NO)、電源オフ指示が入力されていない場合には(S25:NO)、表示装置1は待機している。電源オフ指示が入力された場合には(S25:YES)、表示装置1のCPU21による処理が終了される。
【0053】
画面書き換え指示が入力されず(S23:NO)、カウンタ値が3分以上になると(S24:YES)、次に、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値がリセットされ、0秒に設定される(S26)。次に、S16に進み処理が繰り返される。つまり、電池31の電圧V1が3.5V以下であり(S12:YES)、画面書き換え指示が入力されず(S23:NO)、電源オフ指示が入力されていない場合(S25:NO)、カウンタ値が3分以上になる毎に(S24:YES)、書き換え可能回数と電池残量表示61とが更新される(S21)。
【0054】
電池31の電圧V1が3.5V以下の場合において(S12:YES)、画面書き換え指示が入力されると(S23:YES)、続いて、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値が参照され、カウンタ値が3秒以上であるか否かが判断される(S27)。なお、この「3秒」が本発明の「第一閾値」に相当する。第一閾値は、必ずしも3秒である必要はなく、任意に設定することが可能である。カウンタ値が3秒以上である場合には(S27:YES)、続いて、電池31の電圧V1が検出される(S28)。S28の処理は、前述したS11の処理と同様である。次に、電池31の温度tが検出される(S29)。S29の処理は、前述したS17の処理と同様である。次に、書き換え可能回数テーブル記憶領域243(図2参照)に記憶されている書き換え可能回数テーブル41(図4参照)が読み出される(S30)。S30の処理は、前述したS18の処理と同様である。次に、書き換え可能回数が決定され、書き換え可能回数記憶領域252(図2参照)に記憶される(S31)。S31の処理では、S30の処理によって読み出された書き換え可能回数テーブル41を参照して、S29の処理によって検出された電池31の温度tと、S28の処理によって検出された電池31の電圧V1とに対応する書き換え可能回数が選択されて決定される。そして、決定された書き換え可能回数が書き換え可能回数記憶領域252に記憶される(S31)。
【0055】
次に、電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている電池残量テーブル51(図5参照)が読み出され、電池残量表示61を表示するための電池残量情報が決定され、電池残量表示記憶領域251(図2参照)に記憶される(S32)。S32の処理では、電池残量テーブル51を参照して、S28の処理によって検出された電池31の電圧V1に対応する電池残量表示61を表示パネル22に表示させるための電池残量情報が決定される。そして、決定された電池残量情報が電池残量表示記憶領域251に記憶される(S32)。次に、表示パネル22が書き換えられ、表示パネル22に表示されている書き換え可能回数と電池残量表示61とが更新される(S33)。S33の処理では、S23の処理でユーザによって押下された入力部34に応じて、CPU21が表示パネル22を制御して、表示パネル22を書き換える。さらに、S31の処理によって書き換え可能回数記憶領域252に記憶された書き換え可能回数が表示パネル22に表示される(S33)。さらに、S32の処理によって電池残量表示記憶領域251に記憶された表示残量情報に基づいて、電池残量表示61が表示パネル22に表示される(S33)。次に、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値がリセットされ、0秒に設定される(S34)。次に、S22に戻り処理が繰り返される。
【0056】
例えば、電池31の電圧V1が3.4V、電池31の温度tが20℃の場合において、S22の処理によって時間の計測が開始されてから5秒後に、ユーザによって入力部34が押下された場合について述べる。この場合、S22の処理によって時間の計測が開始されてから、5秒後に画像の書き換え指示が入力される(S23:YES)。このため、カウンタ値が5秒なので(S27:YES)、電池31の電圧V1である3.4Vが検出される(S28)。次に電池31の温度tである20℃が検出される(S29)。次に、書き換え可能回数テーブル記憶領域243(図2参照)に記憶されている書き換え可能回数テーブル41(図4参照)が読み出される(S30)。そして、書き換え可能回数テーブル41が参照され、電池31の温度tである20℃と電池31の電圧V1である3.4Vとに対応する書き換え可能回数である145回が選択され、書き換え可能回数記憶領域252に記憶される(S31)。次に、電池残量テーブル記憶領域242(図2参照)に記憶されている電池残量テーブル51(図5参照)が読み出され、電池残量テーブル51から電池31の電圧V1である3.4Vに対応する電池残量表示61である第三残量表示618を表示するための電池残量情報が選択されて決定されて、電池残量表示記憶領域251に記憶される(S32)。次に、表示パネル22が書き換えられ、書き換え可能回数と第三残量表示618とが更新される(S33)。そして、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値がリセットされ、0秒に設定される(S34)。そして、S22に戻り処理が繰り返される。
【0057】
電池31の電圧V1が3.5V以下の場合において(S12:YES)、画面書き換え指示が入力されると(S23:YES)、続いて、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値が参照され、カウンタ値が3秒以上であるか否かが判断される(S27)。カウンタ値が3秒以上でない場合には(S27:NO)、続いて、書き換え可能回数記憶領域252に記憶されている書き換え可能回数が1減算されて、書き換え可能回数記憶領域252に記憶される(S35)。つまり、書き換え可能回数がデクリメントされる。次に、表示パネル22が書き換えられ、書き換え可能回数と電池残量表示61とが更新される(S36)。S36の処理では、S23の処理でユーザによって押下された入力部34に応じて、CPU21が表示パネル22を制御して、表示パネル22を書き換える。さらに、S35の処理によってデクリメントされて書き換え可能回数記憶領域252に記憶された書き換え可能回数が表示パネル22に表示される(S36)。さらに、電池残量表示記憶領域251に記憶された電池残量情報に基づいて、電池残量表示61が表示パネル22に表示される。書き換え可能回数記憶領域252に記憶された書き換え可能回数は、S35の処理によって更新されており、電池残量表示記憶領域251に記憶されている電池残量情報は更新されていない。このため、表示パネル22に表示される電池残量表示61は変化せず、書き換え可能回数はデクリメントされた値が表示される(S36)。次に、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値がリセットされ、0秒に設定される(S37)。次に、S22に戻り処理が繰り返される。
【0058】
例えば、表示パネル22に表示されている書き換え可能回数が145回であり、S22の処理によって時間の計測が開始されてから1秒後に、ユーザによって、入力部34が2秒間隔で3回連続して押下された場合について述べる。この場合、S22の処理によって時間の計測が開始されてから、1秒後に画像の書き換え指示が入力される(S23:YES)。このため、カウンタ値が1秒なので(S27:NO)、書き換え可能回数記憶領域252に記憶された書き換え可能回数がデクリメントされ、144回となる(S35)。そして、表示パネル22には、書き換え可能回数が144回であることが表示される(S36)。そして、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ記憶領域253に記憶されているカウンタ値がリセットされ、0秒に設定される(S37)。そして、S22の処理によって再び時間の計測が開始される。2秒後に、画像の書き換え指示が入力される(S23:YES)。このため、カウンタ値が2秒なので(S27:NO)、書き換え可能回数がデクリメントされて143回となり(S35)、表示パネル22には書き換え可能回数が143回であることが表示される(S36)。そして、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ値がリセットされる(S37)。そして、S22の処理によって再び時間の計測が開始される。さらに2秒後に、画像の書き換え指示が入力される(S23:YES)。このため、カウンタ値が2秒なので(S27:NO)、書き換え可能回数がデクリメントされて142回となり(S35)、表示パネル22には、書き換え可能回数が142回であることが表示される(S36)。そして、カウンタ38による時間の計測が停止され、カウンタ値がリセットされる(S37)。
【0059】
このように、第一閾値(本実施形態の場合は3秒。)より小さい間隔で、書き換え指示が入力された場合、つまり連続して書き換え指示が入力された場合には、電池31の電圧V1と電池31の温度tとを計測しない。このため、電池31の電圧V1と電池31の温度tとを計測するための電池31の残存容量の消費を抑制することができる。
【0060】
なお、電源スイッチ33が押下された場合には(S25:NO、又は、S16:NO)、CPU21によるメイン処理が終了される。
【0061】
以上説明したように、第一実施形態での処理が行われる。本実施形態では、電池31の電圧V1が3.5V以下の場合に、書き換え可能回数を表示パネル22に表示し、電池31の電圧V1が3.5Vより大きい場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示しない。ここで、図3に示したように、電池31の電圧V1が3.5Vより大きい場合には、電池31の残存容量が十分に残っている。また、電池31の電圧V1が3.5V以下である場合には、電池31の残存容量が少ない。前述したように、電池31の残存容量が十分に残っている場合では、電池31の残存容量が少ない場合に比べ、電池31の残存容量が消費された場合における電池31の電圧V1の変化量が小さい。このため、表示パネル22に表示される画像を書き換えることが可能な残りの回数である書き換え可能回数を電池31の電圧V1に基づいて決定する際、電池31の残存容量が十分に残っている場合では、電池31の残存容量が少ない場合に比べ、書き換え可能回数を精度良く決定することが困難である。このため、電池31の残存容量が十分に残っている場合では、表示パネル22に表示される書き換え可能回数が変動することが多い。このため、ユーザが混乱する場合がある。本実施形態では、書き換え可能回数が変動することが多い、電池31の残存容量が十分に残っている場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示しない。そして、書き換え可能回数が変動することが少ない、電池31の残存容量が少ない場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示する。つまり、書き換え可能回数を精度良く決定することができる場合にのみ、書き換え可能回数を表示パネル22に表示させる。これによって、ユーザが混乱することを防止することができる。なお、本実施形態では、電池31の電圧V1が3.5V以下の場合を、電池31の残存容量が少ない場合としているが、この「3.5V」は例であり、任意に設定することができる。この任意に設定できる電池31の電圧の閾値が本発明の「所定残量」に相当する。なお、所定残量は電池31の電圧で表現されることに限定されるものではなく、例えば、電池31の残存容量を所定残量としてもよい。
【0062】
また、本実施形態では、電池31の残存容量が十分に残っている場合には、書き換え可能回数を表示パネル22に表示しない。このため、CPU21が画像の書き換え可能回数を決定する処理を行う必要がない。よって、電池31の残存容量の消費を抑制することができる。
【0063】
また、電池31の残存容量は、電池31の温度tによって変動するが、本発明では、電池31の温度tも考慮して、書き換え可能回数を決定しているため、電池31の温度tを考慮しない場合に比べて高精度に書き換え可能回数を決定することができる。
【0064】
また、電池31の残存容量に関係なく電池残量表示61が表示パネル表示されているので、電池の残存容量が十分に残っている場合でも、ユーザは電池の残存容量を確認することができる。
【0065】
また、電池残量表示61には、電池外形部611が表示されているため、ユーザは容易に電池31の残存容量を表した表示であることを認識することができる。このため、ユーザは容易に電池31の残存容量を確認することができる。
【0066】
なお、本発明の表示装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0067】
例えば、図5の電池残量テーブル51は、電池31の電圧V1と、電池31の残量を表す情報である電池残量情報とが対応付けられて記憶されていたが、これに限定されない。例えば、電池31の温度tと、電池31の電圧V1と、電池残量情報とを対応つけてもよい。このようにすれば、電池31の温度tも考慮して、電池残量情報を決定することができる。このため、さらに高精度に、電池残量表示61を表示することができる。
【0068】
また、電池31の温度tを計測していたが、温度tを計測しなくてもよい。この場合は、図4の書き換え可能回数テーブル41を、電池31の電圧V1と、書き換え可能回数とが対応付けされるように作成すればよい。これによって、電池31の電圧V1のみから、書き換え可能回数を決定することができる。
【0069】
また、電池31の温度tを計測するために、サーミスタ37を使用していたが、これに限定されない。例えば、熱電対やその他の温度センサを使用してもよい。
【0070】
また、電池31の残存容量を電池残量表示61で表していたが、これに限定されない。例えば、電池31の残存容量を、数字で表しても良い。また、塊部614は縦長長方形状をしていたが、これに限定されず、例えば、星の形状や、円形状等であってもよい。また、塊部614の数が3個であったが、これに限定されず、例えば4個でもよい。
【0071】
また、書き換え可能回数を表示パネル22に表示させる場合、図10に示すように、電池残量表示61のメータ部615(図6参照)に代えて、図6におけるメータ部615と同じ位置に、書き換え可能回数を表示させるようにしてもよい。これによって、ユーザに、残りの書き換え可能回数を伝えることができる。さらに、この場合、メータ部615を表示する必要がないため、図7のフローチャートにおけるS20の処理とS32の処理とを省略することができる。これにより、電池31の残存容量の消費を抑制することができる。また、電池残量表示61と書き換え可能回数とを別々の位置に表示する場合(図8参照)に比べて、表示パネル22での表示領域を削減することができる。
【0072】
また、電池残量表示61を、表示していたが、表示しなくてもよい。この場合は、電池の残存容量が少なくなった場合に、書き換え可能回数が表示される。また、電池残量表示61が表示されずに、書き換え可能回数が表示される場合にも、図10に示すように、電池外形部611を表示パネルに表示させ、電池外形部611の内側に書き換え可能回数を表示させてもよい。この場合、電池外形部611が表示されているため、ユーザは電池31の残存容量が少なく、書き換え可能回数が少ないことを容易に判断することができる。このため、ユーザは、容易に電池31の残存容量が少ないことと書き換え可能回数とを確認することができる。
【0073】
また、電池31の電圧V1を計測することで、電池31の書き換え回数を決定していたが、これに限定されない。例えば、電池31の残存容量を検出し、書き換え可能回数を決定してもよい。
【0074】
また、書き換え可能回数テーブル41を予め記憶しておき、書き換え可能回数テーブル41を用いて書き換え可能回数を決定したが、これに限定されない。例えば、表示パネル22を一回書き換えるために消費される電池31の容量である一回消費容量と、図3に示す曲線311及び曲線312に対応するデータとを予め記憶しておき、電池31の電圧V1と電池31の温度tから、図3に示す曲線311又は曲線312に対応するデータから残存容量を算出する。そして、算出された残存容量を、一回消費容量で除算することで、書き換え可能回数を算出して決定してもよい。
【0075】
また、電池残量検出方法として、クーロンカウンタなどのバッテリから放出される電流(電荷)などを検出してもよく、電圧検出に限定するものではない。
【0076】
また、電池31の電圧が3.5V以下のときに、書き換え可能回数を表示し、3.5Vより大きい電圧が検出されれば、書き換え可能回数がされなかったがこれに限定されない。例えば、3.5V以下の電圧が検出され、書き換え可能回数が表示された後は、「3.7V」より大きい電圧が検出されるまで、書き換え可能回数を表示してもよい。また、3.5V以下の電圧が検出され、書き換え可能回数が表示された後は、3.5V以上の電圧が検出されても書き換え可能回数を表示したままでもよい。これによって、電池31の電圧が3.5V近傍の場合に、一度表示された書き換え可能回数が消えることを防止することができる。なお、「3.5V」や「3.7V」等の値は例示であり、任意に設定してもよい。
【0077】
なお、上記実施形態において、表示パネル22が本発明の「表示手段」に相当し、図7のS15とS21とS33とS36との処理を行うCPU21が本発明の「表示制御手段」に相当する。また、入力部34が本発明の「入力手段」に相当し、図7のS11とS28との処理を行うCPU21が本発明の「残量検出手段」に相当する。また、図7のS19とS31との処理を行うCPU21が本発明の「書き換え回数決定手段」に相当する。また、図7のS27の処理を行うCPU21が本発明の「第一判断手段」に相当し、図7のS35の処理を行うCPU21が本発明の「第一算出手段」に相当する。また、図7のS17とS29の処理を行うCPU21が本発明の「温度検出手段」に相当し、図7のS14とS20とS32の処理を行うCPU21が本発明の「電池残量決定手段」に相当する。また、サーミスタ37が本発明の「温度検出部」に相当し、電池31の温度tの変化に応じて変化するサーミスタ37の抵抗値が本発明の「特性」に相当する。
【0078】
また、図7のS15とS21とS33とS36との処理が本発明の「表示制御ステップ」に相当し、図7のS11とS28との処理が本発明の「残量検出ステップ」に相当する。また、図7のS19とS31との処理が本発明の「書き換え回数決定ステップ」に相当する。
【符号の説明】
【0079】
1 表示装置
13 設定ボタン
14 操作ボタン
15 選択ボタン
21 CPU
22 表示パネル
23 表示制御部
31 電池
32 電圧検出回路
33 電源スイッチ
34 入力部
36 温度検出回路
37 サーミスタ
38 カウンタ
41 書き換え可能回数テーブル
51 電池残量テーブル
61 電池残量表示
611 電池外形部
614 塊部
615 メータ部
616 第一残量表示
617 第二残量表示
618 第三残量表示
619 第四残量表示
t 温度
V1 電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示中の画像を書き換える場合に電力を必要とし、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、電池を電源として動作する表示装置であって、
前記表示手段を制御し、前記表示手段に前記画像を表示させる表示制御手段と、
前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量に基づいて、前記画像を書き換えることが可能な回数である書き換え可能回数を決定する書き換え回数決定手段と
を備え、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が所定残量以下の場合に、
前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始して、
前記表示制御手段は、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、
前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始しない
ことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記画像の書き換え指示が入力される入力手段と、
前記入力手段を介して前記画像の書き換え指示が入力された後、時間の閾値である第一閾値以内に再び前記画像の書き換え指示が入力されたか否かを判断する第一判断手段と、
前記第一判断手段によって、前記入力手段を介して前記画像の書き換え指示が入力された後、前記第一閾値以内に再び前記画像の書き換え指示が入力されたと判断された場合に、前記書き換え回数決定手段によって決定された前記書き換え回数を1減算する第一算出手段と
をさらに備え、
前記表示制御手段は、
前記第一算出手段によって前記書き換え回数が1減算された場合に、前記減算された書き換え回数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記電池の温度に応じて特性が変化する温度検出部と、
前記温度検出部の前記特性の変化を検出することで前記電池の温度を検出する温度検出手段とをさらに備え、
前記書き換え回数決定手段は、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量と前記温度検出手段によって検出された前記電池の温度とに基づいて前記書き換え可能回数を決定し、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、
前記温度検出手段は、前記電池の温度を検出し、
前記書き換え可能決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始し、
前記表示制御手段は、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、
前記温度検出手段は、前記電池の温度を検出せず、
前記書き換え回数決定手段は、前記書き換え可能回数の決定を開始しない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量に基づいて、電池の残量を表す情報である電池残量情報を決定する電池残量決定手段と
をさらに備え、
前記表示制御手段は、
前記表示手段に、前記電池残量決定手段によって決定された前記電池残量情報を示す表示である電池残量表示をさらに表示させ、前記書き換え可能回数を前記電池残量表示の隣に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
【請求項5】
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、
前記表示制御手段は、
電池の外形の形状を表す電池外形部を前記表示手段にさらに表示させ、前記書き換え可能回数を前記電池外形部の内側に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項6】
前記電池残量表示は、
電池の外形の形状を表す電池外形部と、
前記電池残量情報に応じて、前記電池外形部の内側に表示された塊部の数が変化するメータ部と
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量が前記所定残量以下の場合に、
前記表示制御手段は、
前記メータ部に代えて、前記メータ部と同一の位置に前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
表示中の画像を書き換える場合に電力を必要とし、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、電池を電源として動作する表示装置において実行される制御プログラムであって、
コンピュータに、
前記表示手段を制御し、前記表示手段に前記画像を表示させる表示制御ステップと、
前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、
前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量に基づいて、前記画像を書き換えることが可能な回数である書き換え可能回数を決定する書き換え回数決定ステップと
を実行させ、
前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量が所定残量以下の場合に、
前記書き換え回数決定ステップは、前記書き換え可能回数の決定を開始して、
前記表示制御ステップは、前記書き換え可能回数を前記表示手段に表示させ、
前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量が前記所定残量より大きい場合に、
前記書き換え回数決定ステップは、前記書き換え可能回数の決定を開始しない
ことを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−48473(P2011−48473A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−194482(P2009−194482)
【出願日】平成21年8月25日(2009.8.25)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】