説明

車両用灯具

【課題】導光体の後面側からの抜け光を導光体内に戻して照射方向に出射させることで、光源光の利用効率を向上させることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10のライトガイド20は、拡散ステップ25がライトガイド20の延出軸を通り灯具光軸と平行な断面において延出方向に向いた長辺の第1突出面26と、頂角を挟んで短辺の第2突出面27とを有している。第1のLED光源17からの入射光は、第2突出面27から出射して、リフレクタ30の反射面31で反射する。そして、隣接していない別の第1突出面26から入射して、第1突出面26と隣接する第2突出面27で内面反射して、出射部である出射部22から前方へ照射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両用灯具に関し、特にLED光源の光を近傍に配置した導光体に入射させ、該導光体から照射方向に向けて出射させる車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、発光領域の後面側にステップである三角状のノッチを形成して、このノッチにより所定角度の反射面を形成することで、光源から伝搬してきた光を反射面で全反射して、前面側から所定方向に出射させる導光体である発光デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−201917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記導光体では、反射の臨界角度よりも大きい角度で反射面に入射する光の一部は、隣接する別の反射面から再び導光体内に戻すことができるが、その他の光は反射面を通過して後面側から抜け出てしまい、光源光の利用効率を向上させるのが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、導光体の後面側からの抜け光を導光体内に戻して照射方向に出射させることで、光源光の利用効率を向上させることができる車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る上記目的は、ランプボディと前面カバーとで形成される灯室内に、第1光源と、前方から後方に向ってスラントして配置された柱状導光体と、該柱状導光体の少なくとも後方側に隣接して配置されたリフレクタと、を備え、前記柱状導光体は、該第1光源近傍の一端側に配置される第1入射部と、軸方向に沿って後面側に配置され導光する光の一部を全反射させるステップ部と、軸方向に沿って前面側に配置され全反射した光を前方へ出射させる出射部と、を有し、前記第1入射部を介して入射する前記第1光源からの光が該導光体内を前方から後方へ向かって導光するように配置され、前記ステップ部は、延出方向に連続して形成された複数の略三角柱状であり、該柱状導光体の延出軸を通り灯具光軸と平行な断面において延出方向に向いた長辺の第1突出面と、頂角を挟んで短辺の第2突出面と、を有していることを特徴とする車両用灯具により達成される。
【0007】
上記構成の車両用灯具によれば、ステップ部は、延出方向に連続して形成された複数の略三角柱状であり、柱状導光体の延出軸を通り灯具光軸と平行な断面において延出方向に向いた長辺の第1突出面と、頂角を挟んで短辺の第2突出面とを有している。これにより、第1光源からの入射光は、柱状導光体の第2突出面から抜け出して、リフレクタで反射する。そして、隣接していない別の第1突出面から再入射してから、当該第1突出面と隣接する第2突出面で全反射して、出射部から前方へ照射される。よって、柱状導光体がスラントして配置されていても、第1光源の光を灯具前方へ効率良く出射させることができ、光源光の利用効率の向上を図ることができる。なお、ここで云う柱状導光体の延出軸とは、柱状導光体の延出方向に沿って該柱状導光体の中心を通る中心軸である。
【0008】
また、上記構成の車両用灯具において、前記柱状導光体は、前記第1突出面が前方に突出していることが望ましい。
【0009】
このような構成の車両用灯具によれば、第1突出面が単一平面でなく、曲面か複数の平面により形成されることで前方に突出しているので、第2突出面の面積を大きく取ることができる。これにより、第2突出面からリフレクタ側に抜け出る光の量を多くすることができ、第1光源から灯具前方へ一層効率良く出射させることができる。
【0010】
また、上記構成の車両用灯具において、前記柱状導光体は、他端側に配置された第2入射部を有し、該第2入射部の近傍に第2光源を備え、該第2光源からの光が前記第2入射部を介して該導光体内を後方から前方へ向かって導光し、導光した第2光源からの光の一部が第1突出面で全反射して出射部から前方へ出射されることが望ましい。
【0011】
このような構成の車両用灯具によれば、第2光源からの入射光は、柱状導光体の第1突出面から抜け出してリフレクタで反射し、隣接していない別の第2突出面から再入射する。そして、第2突出面と隣接する第1突出面で全反射して、出射部から前方へ照射される。これにより、柱状導光体を高輝度に均一発光させることができる。
【0012】
また、上記構成の車両用灯具において、前記第1突出面は、2つの平面から構成されており、前記柱状導光体の延出軸を通る前記断面において前記2つの平面の内、前方側の平面の辺の長さをL2、後方側の平面の辺の長さをL1とする場合、各辺の長さの比L2/L1が第1入射部から第2入射部に向かうにしたがって大きくなるように設定されていることが望ましい。
【0013】
このような構成の車両用灯具によれば、第1入射部から第2入射部に向かうにしたがって前方側の平面の辺の長さL2が後方側の平面の辺の長さL1と比べて徐々に長くなる。これにより、第2光源の入射光を内面反射する第1突出面の反射面積を第2入射部に向かうにしたがって大きく取ることができるので、第1光源から遠い部分を第2光源によって補うことができ、柱状導光体全体を一層均一発光させることができる。
【0014】
また、上記構成の車両用灯具において、前記柱状導光体の前方から後方へ導光する前記第1光源からの光の一部は、前記第2突出面から出射して前記リフレクタで反射した後、別の第1突出面に入射してから当該第1突出面と隣接する第2突出面で全反射して、前記出射部から前方へ出射されることが望ましい。
【0015】
このような構成の車両用灯具によれば、比較的面積の大きい第2突出面をリフレクタへの出射時と共に入射後の内面反射時に使用することで、リフレクタ側に抜け出る光の量を多くすることができるとともに、前方の出射部へ向けて内面反射する光の量を多くすることができる。
【0016】
また、上記構成の車両用灯具において、前記柱状導光体は、前記前面カバーに沿って配置されていることが望ましい。
【0017】
このような構成の車両用灯具によれば、第1光源からの入射光を積極的にリフレクタ側に出射させ、リフレクタで反射させて導光体内に戻してから、前面カバーを透過させて灯具前方へ効率良く出射させることができる。特にスラントして配置された柱状導光体に対して有効である。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る車両用灯具によれば、第1光源からの入射光は、柱状導光体の第2突出面から抜け出して、リフレクタで反射してから、隣接していない別の第1突出面から再入射して、第1突出面と隣接する第2突出面で全反射してから前方へ出射される。これにより、柱状導光体がスラントして配置されていても、導光体の後面側からの抜け光を導光体内に戻して、灯具前方の照射方向へ効率良く出射させることで、光源光の利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る一実施形態を示す車両用灯具の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2の要部拡大図であり、第1光源からの光の経路を示す。
【図5】図4の拡大図である。
【図6】図2の要部拡大図であり、第2光源からの光の経路を示す。
【図7】図6の拡大図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る車両用灯具の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0021】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態である車両用灯具10は、車両前方側が開口された形状で車体側に固定される樹脂製のランプボディ11と、ランプボディ11の開口部に取り付けられた無色透明の前面カバー12とを備えているヘッドランプの標識灯に適用したものである。
【0022】
車両用灯具10は、ランプボディ11と前面カバー12とで画成された灯室内に、中心部にヘッドランプ用に配置されたバルブ14を備えている。前面カバー12は、車体中央側の前方(図中右側)から車体側方側の後方(図中左側)に向かってスラントして配置されており、この前面カバー12に沿って湾曲した円柱状の導光体であるライトガイド20が配置されている。また、ライトガイド20の後面側の近傍には、ライトガイド20と所定間隔を保つように湾曲したリフレクタ30が配置されている。
【0023】
ライトガイド20は、アクリル樹脂製であり、両端部にLED光源17,18からの光が入射する入射部20A,20Bと、中間部に入射した光を導光する導光部24と、を有している。そして、ライトガイド20の両端近傍には、放熱部材(ヒートシンク)16が取り付けられており、この放熱部材16の側面部にLED光源17,18とライトガイド20の端部が板状部材40を介して固定されている。前方に配置された第1のLED光源17及び後方に配置された第2のLED光源18とライトガイド20により、例えばポジションランプ配光を形成している。また、ランプボディ11の開口部周辺には、エクステンション19が配置されている。
【0024】
図2及び図3に示すように、リフレクタ30は、湾曲したライトガイド20の長手方向の形状に対応して湾曲した形状であるとともに、ライトガイド20の前方を除いて上方及び後方から屈曲して下方前方の前面カバー12の手前まで延設されている。リフレクタ30の材質は、ポリマー材等からなる樹脂基板上にアルミニウム蒸着膜である反射面31が形成されている。このリフレクタ30は、ライトガイド20の後面から抜け出た光を、ライトガイド20内へ向けて反射させる機能を有している。
【0025】
図3及び図4に示すように、第1のLED光源17からの光α1,α2は、前方(図中右側)から後方(図中左側)に向けてライトガイド20の延出する延出軸に沿って導光部24の内部を導光しながら進む。ライトガイド20の後面23側には、三角柱状の複数の拡散ステップ25が延出軸に沿って帯状に形成されている。この拡散ステップ25は、LED光源17の光の内の一部を内面反射して、導光部24の前面側に配置された出射部22側から、灯具光軸となる照射方向21へ向けて出射させる。
【0026】
図4及び図5に示すように、拡散ステップ25の単体は、ライトガイド20の延出軸を通り灯具光軸と平行な断面において、前方から後方への延出方向(図中左側)に向けてライトガイド20の延出軸に対して後方に突出する長辺の第1突出面26と、頂角を挟んで配置される短辺の第2突出面27とを有している。更に、第1突出面26は、傾斜角θ1と長さL1を有する第1平面28と、傾斜角θ2と長さL2を有する第2平面29とから構成されている。
【0027】
即ち、第1突出面26の辺の長さは、L1+L2であり、第2突出面27の辺の長さL3との関係は、L1+L2>L3である。また、第1平面28の傾斜角θ1と第2平面29の傾斜角θ2との関係は、θ1>θ2である。これにより、第1突出面26は、前方の出射部22側に突出している不連続面となり、第2突出面27の長さL3を長く取ることができる。なお、傾斜角θ1,θ2は、ライトガイド20の延出軸(又は出射部22)と平面28,29との成す角度である。
【0028】
また、第1平面28の長さL1と第2平面29の長さL2との関係は、長さの比L2/L1の値が、第1のLED光源17側の第1入射部20Aから第2のLED光源18側の第2入射部20Bに向かうにしたがって大きくなるように設定されている。即ち、第1突出面26を形成する第2平面29の長さL2が第1平面28の長さL1に比べて、第2のLED光源18側に向かうにしたがって徐々に長くなる(L2>L1)。
【0029】
第1のLED光源17からの光α1,α2は、導光部24中を反射しながら前方(図中右側)から後方(図中左側)に向かって導光されて行く。ライトガイド20の延出軸上に仮想した仮光源Pを通過した光α1は、さらに導光部24中を第2のLED光源18側の後方に向かって全反射しながら導光されて行く。
【0030】
仮光源Pを通過した光α2は、拡散ステップ25の第2突出面27から出射され、リフレクタ30の反射面31でライトガイド20側に反射する。そして、第1突出面26の主に第1平面28から入射して、隣接する第2突出面27で内面反射してから、出射部22から照射方向21へ向けて出射光α3として出射される。
【0031】
次に、第2のLED光源18の導光について説明する。なお、上記図4,5と同一構成及び作用については、同一符号を付すことで説明を省略する。
【0032】
図6及び図7に示すように、ライトガイド20は、後方端(図中左側)に配置された第2入射部20Bを有し、この第2入射部20Bの近傍に第2のLED光源18を備えている(図2参照)。第2のLED光源18からの光α4,α5は、第2入射部20Bを介して導光部24内を後方(図中左側)から前方(図中右側)へ向かって導光されて行く。
【0033】
図7及び図8に示すように、ライトガイド20の中心軸上に仮想した仮光源Pを通過した光α4は、導光部24中を第1のLED光源17側の前方に向かって全反射しながら導光されて行く。その後、第1突出面26の第1平面28又は第2平面29から出射され、前方側に隣接(図7中右側)する第2突出面27から再入射してから、隣接する第1突出面26の第1平面28又は第2平面29で内面反射して、出射部22から照射方向21へ向けて出射される(不図示)。また、仮光源Pを通過した光α5は、第1突出面26の主に第2平面29で内面反射してから、出射部22から照射方向21へ向けて出射光α6として出射される。
【0034】
上述した本実施形態の車両用灯具10によれば、拡散ステップ25は、ライトガイド20の延出軸を通り灯具光軸である照射方向21と平行な断面において延出方向に向いた長辺の第1突出面26と、頂角を挟んで短辺の第2突出面27とを有している。これにより、第1のLED光源17からの入射光は、ライトガイド20の第2突出面27から出射して、リフレクタ30の反射面31で反射する。そして、隣接していない別の第1突出面26から入射してから、第1突出面26と隣接する第2突出面27で内面反射して、出射部である出射部22から前方へ照射される。よって、ライトガイド20がスラントして配置されていても、第1のLED光源17の光を灯具前方へ効率良く出射させることができ、第1のLED光源17の利用効率の向上を図ることができる。
【0035】
また、第1突出面26が単一平面でなく、第1平面28と第2平面29からなる不連続面であり、前方に突出しているように形成されることで、第2突出面27の面積を大きく取ることができる。これにより、第2突出面27からリフレクタ30側に抜け出る光の量を多くすることができ、第1のLED光源17から灯具前方へ一層効率良く出射させることができる。
【0036】
また、ライトガイド20は、他端側に配置された第2入射部20Bを有し、第2入射部20Bの近傍に第2のLED光源18を備え、第2のLED光源18からの光が第2入射部20Bを介してライトガイド20内を後方から前方へ向かって導光される。これにより、第2のLED光源18からの入射光は、ライトガイド20の第1突出面26から出射して、リフレクタ30の反射面31で反射してから、隣接していない別の第2突出面27から入射する。そして、第2突出面27と隣接する第1突出面26で内面反射して、出射部22から前方へ照射される。よって、ライトガイド20を高輝度に均一発光させることができる。
【0037】
また、ライトガイド20の中心軸を通る断面において2つの第1平面28と第2平面29の長さL1,L2の比L2/L1の値は、第1入射部20Aから第2入射部20Bに向かうにしたがって大きくなるように設定されている。これにより、第1のLED光源17から遠い部分を第2のLED光源18によって補うことができ、第2のLED光源18の入射光を内面反射する第1突出面26の反射面積を第2入射部20Bに向かうにしたがって大きく取ることができる。よって、ライトガイド20全体を一層均一発光させることができる。
【0038】
また、ライトガイド20は、前面カバー12に沿って配置されているので、第1のLED光源17からの入射光を積極的にリフレクタ30側に出射させ、リフレクタ30の反射面31で反射させてライトガイド20内に戻してから、前面カバー12を透過させて灯具前方へ効率良く出射させることができる。特に、スラントして配置されたライトガイド20に対して有効である。
【0039】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0040】
例えば、第1突出面26は、2つの平面(第1平面28と第2平面29)に限らず、3つ以上の平面で構成したり、或いは単純に前方へ突出する凹状(シリンドリカル形状に近い形状)としたり、前記2つ又は3つ以上の平面の各々を前方に突出するようにR化させることもできる。この場合、第2のLED光源18からの光が当該第1突出面で全反射する際、その全反射光は拡散する事となり、図1、図2に示すように、ライトガイド20の延出軸を水平方向へ配置する事により車両用灯具に要求される横長の配光要件を容易に満たす事が可能となる。
【符号の説明】
【0041】
10…車両用灯具
12…前面カバー
17…第1のLED光源
18…第2のLED光源
20…ライトガイド(柱状導光体)
20A…第1入射部
20B…第2入射部
24…導光部
25…拡散ステップ
26…第1突出面
27…第2突出面
28…第1平面
29…第2平面
30…リフレクタ
31…反射面
L1…第1平面の辺の長さ
L2…第2平面の辺の長さ
L3…第2突出面の辺の長さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプボディと前面カバーとで形成される灯室内に、第1光源と、
前方から後方に向ってスラントして配置された柱状導光体と、
該柱状導光体の少なくとも後方側に隣接して配置されたリフレクタと、を備え、
前記柱状導光体は、該第1光源近傍の一端側に配置される第1入射部と、軸方向に沿って後面側に配置され導光する光の一部を全反射させるステップ部と、軸方向に沿って前面側に配置され全反射した光を前方へ出射させる出射部と、を有し、
前記第1入射部を介して入射する前記第1光源からの光が該導光体内を前方から後方へ向かって導光するように配置され、
前記ステップ部は、延出方向に連続して形成された複数の略三角柱状であり、該柱状導光体の延出軸を通り灯具光軸と平行な断面において延出方向に向いた長辺の第1突出面と、頂角を挟んで短辺の第2突出面と、を有していることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記柱状導光体は、前記第1突出面が前方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記柱状導光体は、他端側に配置された第2入射部を有し、該第2入射部の近傍に第2光源を備え、該第2光源からの光が前記第2入射部を介して該導光体内を後方から前方へ向かって導光し、導光した前記第2光源からの光の一部が前記第1突出面で全反射して前記出射部から前方へ出射されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1突出面は、2つの平面から構成されており、前記柱状導光体の延出軸を通る前記断面において前記2つの平面の内、前方側の平面の辺の長さをL2、後方側の平面の辺の長さをL1とする場合、各辺の長さの比L2/L1が第1入射部から第2入射部に向かうにしたがって大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記柱状導光体の前方から後方へ導光する前記第1光源からの光の一部は、前記第2突出面から出射して前記リフレクタで反射した後、別の第1突出面に入射してから当該第1突出面と隣接する第2突出面で全反射して、前記出射部から前方へ出射されることを特徴とする請求項1〜4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記柱状導光体は、前記前面カバーに沿って配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−216279(P2011−216279A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−82523(P2010−82523)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】