説明

車載応答器用アンテナ装置

【課題】アンテナ装置にスピーカや表示器に加え、スイッチを設ける場合であっても、部品点数を少なくできるとともに、組立を簡略化でき、しかも小型化すること。
【解決手段】スピーカ81、スイッチ82、LED83が実装されるとともに、応答器本体20からの同軸ケーブル100との接続に供される接続部73とを備えた配線基板70を収容する収容ケース40と、収容ケース40を蓋する蓋体50とを備え、収容ケース40には、アンテナエレメント60の位置を規制する突起部44と係合爪45と、配線基板70をアンテナエレメント60に対し蓋体50側においてその位置を規制する当接爪47と係合爪48が設けられ、アンテナエレメント60には、折曲部62が形成され、折曲部62は、配線基板70に接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路自動料金収受システムに使用される車載応答器の車載応答器用アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
有料道路の料金収受を自動化する道路自動料金収受システム(以下、「ETC」と称する)が実現されている。ETCでは、有料道路の料金所ゲートに設置される質問器と、車両に搭載される車載応答器とが必要となる。質問器と車載応答器との間では、通行料金の精算のための情報信号の送受信が行われている。車載応答器にはいわゆる一体型と分離型があり、分離型は、情報信号を無線により送受信するために用いられる車載応答器用アンテナ装置と、利用者を特定するICカード等が差し込まれるとともに、情報信号を制御する応答器本体とに分離されたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
車載応答器用アンテナ装置は、質問器からの信号を確実に受信するためにフロントガラス上、またはフロントガラス近くにおけるダッシュボード上等に取り付けられ、一方、応答器本体は、カード盗難等に備えて外部から見えにくいダッシュボードや足元に設置される。
【0004】
また、車載応答器用アンテナ装置にスピーカやLEDを設けたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。スピーカやLEDは例えば通信異常時における警告や確認等の報知手段として利用される。
【特許文献1】特開2003−46323号公報
【特許文献2】特開2003−46324号公報
【特許文献3】特開2001−298380号公報(図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した分離型の車載応答器用アンテナ装置では、次のような問題があった。すなわち、支払い履歴を確認する際、応答器本体に設けられたスイッチを操作することになるが、応答器本体はカード盗難などに備えて外部から見えにくいところに設置されるため、操作が不便であった。
【0006】
一方、車載応答器用アンテナ装置にスイッチを設けようとすると、設置箇所を確保しなければならず、筐体が大きくなる虞がある。車載応答器用アンテナ装置は、既述のようにフロントウインドウに設置されることもあるため、これ以上の大型化は好ましくない。また、部品点数が多く、組立てが不便となる虞があった。
【0007】
そこで本発明は、スイッチを設けることで利便性を向上するとともに、報知手段としてスピーカを設けた場合にはスピーカの音質向上を図ることができる車載応答器用アンテナ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の車載応答器用アンテナ装置は次のように構成されている。
【0009】
(1)応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、筐体と、この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、上記筐体内に収容された配線基板と、上記筐体内に設けられ、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる報知手段及びスイッチを備え、上記報知手段と上記スイッチとは、外観上一体化して形成されていることを特徴とする。
【0010】
(2)応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、筐体と、この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、上記筐体内に収容された配線基板と、この配線基板の同一面上に実装され、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる少なくともスピーカを有する報知手段及びスイッチを備えていることを特徴とする。
【0011】
(3)応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、筐体と、この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、上記筐体内に収容された配線基板と、上記配線基板に実装され、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる少なくともスピーカを有する報知手段及びスイッチを備え、上記報知手段と上記スイッチとは、外観上一体化して形成され、上記スピーカは、上記筐体側に振動吸収部材を介して上記基板との間に挟持されていることを特徴とする。
【0012】
(4)前記(2)又は(3)に記載された車載応答器用アンテナ装置であって、上記スピーカは、上記筐体側に振動吸収部材を介して上記基板との間に挟持されていることを特徴とする。
【0013】
(5)前記(1)〜(4)のいずれかに記載された車載応答器用アンテナ装置であって、上記アンテナエレメントを上記筐体の所定位置に配置するとともに、上記配線基板を被せて配置することで上記アンテナエレメント及び上記配線基板を仮止めする仮止め部材を備えていることを特徴とする。
【0014】
(6)前記(1)〜(4)のいずれかに記載された車載応答器用アンテナ装置であって、上記筐体は、開口部を有する収容ケースと、上記開口部を蓋する蓋体とを組合せて形成され、上記収容ケースには、上記アンテナエレメントの位置を規制する第1の規制部材と、上記配線基板を上記アンテナエレメントに対し上記蓋体側においてその位置を規制する第2の規制部材とを備えていることを特徴とする。
【0015】
(7)前記(1)〜(4)のいずれかに記載された車載応答器用アンテナ装置であって、上記アンテナエレメントは、その一部が上記蓋体側に折曲されて折曲部が形成され、上記折曲部は、上記配線基板に接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、スイッチを設けることで利便性を向上するとともに、報知手段としてスピーカを設けた場合にはスピーカの音質向上を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る分離型の車載応答器10が車両内部に取り付けられた状態を示す斜視図、図2は車載応答器10の構成を示すブロック図、図3は同車載応答器10に組み込まれた車載応答器用アンテナ装置30を示す組立分解斜視図、図4は車載応答器用アンテナ装置30に組み込まれたスピーカ81及びその周辺部を示す縦断面図、図5は車載応答器用アンテナ装置30に組み込まれたスイッチ82、LED83及びその周辺部を示す縦断面図、図6は車載応答器用アンテナ装置30のうち収容ケース40を示す斜視図である。
【0018】
車載応答器10は、運転席の足元に配置された応答器本体20と、フロントウインドウWに取り付けられた車載応答器用アンテナ装置30と、応答器本体20と車載応答器用アンテナ装置30とを接続する同軸ケーブル100とを備えている。
【0019】
応答器本体20は、図2に示すように、後述するアンテナエレメント60との間で送受信信号のやりとりを行う送受信部21と、後述するスピーカ81を駆動するスピーカドライバ22と、後述するスイッチ82からの信号を受ける入力部23と、後述するLED83を駆動するLEDドライバ24と、ユーザが用いるICカード(不図示)との情報の読み書きを行うリーダライタ25と、これらを連携制御する制御部26とを備えている。なお、27はマッチング回路を示している。
【0020】
車載応答器用アンテナ装置30は、図2に示すように、筐体31と、筐体31内部に収容され、同軸ケーブル100にマッチング回路32を介して接続されたアンテナエレメント60と配線基板70とを備えている。配線基板70上には、配線72で結線されたスピーカ(報知手段)81と、スイッチ82と、LED(報知手段)83とが配設されている。
【0021】
図4は、スピーカ81及びその周辺部を示す縦断面図である。なお、図4中81aは振動板、81bは信号線と固定部材を兼ねた金属板を示している。また、図4中84はスピーカ81と蓋体50とが直接接触することを防止するための円環状の緩衝材(振動吸収部材)、84aは塵埃がスピーカ81に侵入するのを防止するための円板状のスポンジ部材である。すなわち、スピーカ81は、蓋体50に緩衝材を介して配線基板70との間に挟持されており、配線基板70側には堅く、蓋体50側には緩やかに固定されている。
【0022】
図5は、スイッチ82、LED83及びその周辺部を示す縦断面図である。なお、図5中85は連動部材85を示している。連動部材85は、LED83の発光を受けて外部に反射する材質及び構造を有する透明樹脂材であるとともに、連動部材85を押すことで、スイッチ82も押されることとなる。したがって、後述する蓋体50の開口部56から露出するのは連動部材85のみとなる。すなわち、連動部材85によって、スイッチ82とLED83とは外観上一体化されている。
【0023】
筐体31は、一方に開口部41を有する樹脂材製の収容ケース40と、開口部41を蓋する樹脂材製の蓋体50とを備えている。
【0024】
収容ケース40は、図6に示すように、フロントウインドウWに対向配置される略長方形状の板材42と、この板材42の周囲に立設された側壁43とを備えている。板材42の中央には、アンテナエレメント60の孔部61に係合するための、突起部44が立設されている。突起部44は、板材42側の径が大きく、先端側の径が小さい段付形状であり、段部において孔部61が係合するように形成されている。また、板材42には係合爪45が立設されており、アンテナエレメント60に係合する。突起部44と係合爪45により第1の規制部材が形成されている。
【0025】
また、図3中46はボス部を示しており、ボルトBが螺合するように形成されている。さらに、収容ケース40には、当接爪47及び係合爪48が設けられ、配線基板70の位置決め及び仮固定が可能となっている。当接爪47と係合爪48により第2の規制部材が形成されている。
【0026】
蓋体50は、図3に示すように、略長方形状の板材51と、この板材51の周囲に立設された側壁52とを備えている。板材51には、配線基板70の表面71aに当接する当接体53が設けられている。また、板材51には、スピーカ81からの音声を外部に通すための、スピーカ孔54が形成されている。さらに、板材51中央には突起部55が形成され、配線基板70に設けられた孔部71dに挿入されるようになっている。また、図3中56は連動部材85を露出させるための開口部、57はボルトBを螺合させるためのボス部を示している。
【0027】
アンテナエレメント60は、図6に示すように、平板状に形成されたエレメント本体61を備え、このエレメント本体61の中央には孔部61が形成されている。孔部61の近傍には折曲部62が設けられ、図6中上方へ90度の角度で折曲されている。折曲部62の先端は、配線基板70に設けられた孔部71cを貫通し、配線基板70の表面71a側に突出している。
【0028】
図3中71aは配線基板70の表面、71bは裏面、71c及び71dは孔部を示している。配線基板70の表面71aには、配線72と、同軸ケーブル100との接続部73が設けられている。
【0029】
なお、同軸ケーブル100は、一本線で信号の送受信をしている。これは、アンテナエレメント60で用いられる電気信号の周波数帯域と、スピーカ81、スイッチ82、LED83で用いられる電気信号の周波数域が全く異なっているため、マッチング回路27,32で分離できる。
【0030】
このように構成された車載応答器用アンテナ装置30は、次のようにして組立てられる。なお、配線基板70には、配線72を介してスピーカ81、スイッチ82、LED83を実装しておく。
【0031】
収容ケース40にアンテナエレメント60を取り付ける。このとき、アンテナエレメント60の孔部61に収容ケース40の突起部44が挿入されて位置決めされるとともに、収容ケース40とは僅かな間隙をもって取り付けられる。なお、係合爪45によってその上面側が固定される。
【0032】
次に、配線基板70をアンテナエレメント60に重なるように配置する。このとき、配線基板70の裏面71bは、当接爪47に当接することで位置決めされる。さらに、係合爪48により表面71a側からも固定される。また、アンテナエレメント60の折曲部62が接続部73に挿入されることで、導通が行われる。このような仮固定の状態で、同軸ケーブル100を接続部73にはんだ付け接合を行い、配線72との導通を行う。
【0033】
そして、蓋体50を収容ケース40の開口部41に嵌める。このとき、蓋体50の当接体53が配線基板70の表面71aに当接し、当接爪47との間に挟持されることで、固定が行われる。
【0034】
最後に、ボルトネジBで収容ケース40と蓋体50とを締結して、車載応答器用アンテナ装置30が完成する。
【0035】
上述した車載応答器用アンテナ装置30では、ゲート通過時に支払状況を音声と光で通知するためのスピーカ81やLED83に加え、スイッチ82を用いて支払い履歴を確認することも可能となる。このため、運転席の足元等、運転者の手が届きにくい応答器本体20を操作する必要がなく、操作性が向上する。
【0036】
また、スイッチ82とLED83とは、連動部材85により外観上一体の形状を有しており、1つの開口部56を共有することになる。このため、筐体31に開けられる孔部の数を減らすことができ、スピーカ81から出力される音圧レベルを高く維持できる。さらに、スピーカ81は配線基板70側に固定されているため、直接蓋体50に固定した場合に比べ、車両の振動が減衰して伝達され、スピーカ81の音質へ与える影響を最小限に抑えることができる。
【0037】
一方、スピーカ81、スイッチ82、LED83が全て1つの配線基板70上に実装されるとともに、折曲部62によりアンテナエレメント60と配線基板70との導通がとられているため、各種ケーブルが不要となり、部品点数を少なくすることができ、筐体を小型化することが可能となった。
【0038】
さらに、組立工程において、配線基板70を所定の位置に設置するのみで、アンテナエレメント60の折曲部62と配線72との導通が図れるとともに、はんだ付け作業箇所が配線基板70の表面71a側に集中することで接続部73に同軸ケーブル100をはんだ付けするという作業のみで済むため、組立作業性が向上する。また、配線基板70とアンテナエレメント60の双方を収容ケース40に設けられた突起部44、係合爪45、当接爪47、係合爪48により、位置決めと固定が行われるため、仮固定状態で半田付けができ、作業性が向上する。
【0039】
上述したように、本第1の実施の形態に係る車載応答器用アンテナ装置30によれば、スイッチ82を搭載することで、応答器本体20の操作が不要になり、利便性・操作性を向上させることができる。また、スピーカ81からの音圧レベルを高く維持するとともに、車両からの振動による影響を最小限に抑えることで、スピーカ81の音質を高いものとすることができる。
【0040】
一方、仮固定の状態で、同軸ケーブル100を接続部73にはんだ付け接合を行うことで、ケーブル外れを防止することができる等、組立が容易であり、製造コスト・取付コストを低減することができる。また、筐体31の小型化が可能であることから、視界を遮ることがなく、安全性が向上する。
【0041】
なお、同軸ケーブル100の配線基板70への接合位置は、配線基板70の表面71a側ではなく裏面71b側に設けてもよい。この場合は、組立前に配線基板70と同軸ケーブル100との接合を行うことができるので、組み付け時にはネジ止めだけの単純な作業とすることができる。
【0042】
図7は本発明の第2の実施の形態に係る車載応答器用アンテナ装置90を示す斜視図である。この車載応答器用アンテナ装置90は、ダッシュボードD上に配置されるタイプのものであり、手前側がダッシュボードDに取り付けられる側となる。なお、図7において図3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0043】
図7に示すように、車載応答器用アンテナ装置90では、スピーカ81が配線基板70の裏面71b側に実装され、スイッチ82及びLED83(ここでは図示を省略しているがスピーカ81と同一面に配置)を外観上一体化するための連動部材85が筐体31の側面に設けられている。
【0044】
また、同軸ケーブル100の先端側は直線状となっており、その状態で接続部73に接合されている。このため、ノイズを拾う可能性が低くなるとともに、抜け落ちを防止を図ることができる。なお、接続部73は裏面71b側に設けてもよい。
【0045】
このように構成された車載応答器用アンテナ装置90によれば、フロントウインドウW以外の場所に設置することが可能となり、より利便性を向上させることができる。
【0046】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、前述した例では、スイッチ82とLED83とを外観上一体化するようにしたが、スピーカ81とスイッチ82を外観上一体化してもよく、また、スイッチ82とLED83の両方の機能を備えるスイッチを用いても良い。さらにLED83ではなく液晶表示部(報知手段)を用いてもよい。この他、要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車載応答器が車両内部に取り付けられた状態を示す斜視図。
【図2】同車載応答器の構成を示すブロック図。
【図3】同車載応答器に組み込まれた車載応答器用アンテナ装置を示す組立分解斜視図
【図4】同車載応答器用アンテナ装置に組み込まれたスピーカ及びその周辺部を示す縦断面図。
【図5】同車載応答器用アンテナ装置に組み込まれたスイッチ、LED及びその周辺部を示す縦断面図。
【図6】同車載応答器用アンテナ装置の収容ケースにアンテナエレメントを取り付けた状態を示す斜視図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る車載用応答器に組み込まれた車載応答起用アンテナ装置の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
【0048】
10…車載応答器、20…応答器本体、30…車載応答器用アンテナ装置、31…筐体、40…収容ケース、44…突起部、45…係合爪、47…当接爪、48…係合爪、50…蓋体、60…アンテナエレメント、62…折曲部、70…配線基板、73…接続部、81…スピーカ(報知手段)、82…スイッチ、83…LED(報知手段)、100…同軸ケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、
筐体と、
この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、
上記筐体内に収容された配線基板と、
上記筐体内に設けられ、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる報知手段及びスイッチを備え、
上記報知手段と上記スイッチとは、外観上一体化して形成されていることを特徴とする車載応答器用アンテナ装置。
【請求項2】
応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、
筐体と、
この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、
上記筐体内に収容された配線基板と、
この配線基板の同一面上に実装され、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる少なくともスピーカを有する報知手段及びスイッチを備えていることを特徴とする車載応答器用アンテナ装置。
【請求項3】
応答器本体に接続される車載応答器用アンテナ装置において、
筐体と、
この筐体内に収容された板状のアンテナエレメントと、
上記筐体内に収容された配線基板と、
上記配線基板に実装され、上記応答器本体との間で情報信号の送受信が行われる少なくともスピーカを有する報知手段及びスイッチを備え、
上記報知手段と上記スイッチとは、外観上一体化して形成され、
上記スピーカは、上記筐体側に振動吸収部材を介して上記基板との間に挟持されていることを特徴とする車載応答器用アンテナ装置。
【請求項4】
上記スピーカは、上記筐体側に振動吸収部材を介して上記基板との間に挟持されていることを特徴とする請求項2又は3記載の車載応答器用アンテナ装置。
【請求項5】
上記アンテナエレメントを上記筐体の所定位置に配置するとともに、上記配線基板を被せて配置することで上記アンテナエレメント及び上記配線基板を仮止めする仮止め部材を備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車載応答器用アンテナ装置。
【請求項6】
上記筐体は、開口部を有する収容ケースと、上記開口部を蓋する蓋体とを組合せて形成され、
上記収容ケースには、上記アンテナエレメントの位置を規制する第1の規制部材と、
上記配線基板を上記アンテナエレメントに対し上記蓋体側においてその位置を規制する第2の規制部材とを備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車載応答器用アンテナ装置。
【請求項7】
上記アンテナエレメントは、その一部が上記蓋体側に折曲されて折曲部が形成され、上記折曲部は、上記配線基板に接続されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車載応答器用アンテナ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−36354(P2007−36354A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−212724(P2005−212724)
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(000165848)原田工業株式会社 (78)
【Fターム(参考)】