説明

軒先構造

【課題】軒の出寸法を小さくしつつ複雑に曲げられて雨水の浸入を防止しうる換気経路を有する。
【解決手段】垂木2の軒側S1に突出するはみ出し部10を有する屋根材3と、垂木2に鼻板下地材16を介して固着される外装材4と、外装材4に軒先化粧板23を介して固着された軒樋5と、屋根材3に固着された軒先水切板6とを含む。外装材4及び鼻板下地材16は、はみ出し部10と第1の小隙間C1を隔てる。軒先化粧板23は、はみ出し部10の下面と第2の小隙間C2を隔てる化粧板本体31と、その上端から軒側S1にのびる返し部32とを含む。軒先水切板6は、屋根材3の端部分3tから下降する水切本体6aと、水切本体6aから返し部32と第3の小隙間C3を隔ててのび、化粧板本体31と第4の小隙間C4を隔てる雨よけ片6bとを含む。小屋裏空間44と外気とが第1、第2、第3及び第4の小隙間C1、C2、C3、C4を通る換気経路45で連通する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軒の出寸法を小さくしつつ、雨水の浸入を防止しうる換気経路を具えた軒先構造に関する。
【背景技術】
【0002】
図6に示されるように、家屋の軒先aには、水平方向に隔設された垂木bの下方で上下にのびる外壁cの外装材dと、該外装材dから軒側へ離間して設けられかつ垂木bに換気鼻板eを介して固着される軒樋fとの間に、隙間gを設けることによって、小屋裏空間hと外気とが連通する換気経路jが一般的に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−159018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年の外壁cの厚さは、断熱性や遮音性等の諸性能の向上によって増加する傾向にある。これに伴い、屋根材k及び軒樋を含む軒先端部nは、この外壁cの増加分だけ屋外側へ突出し易い。このような軒先端部nの突出は、道路斜線や、北側斜線等の斜線制限の厳しい都市部においては不利となる。居住空間を減じることなく、このような斜線制限を回避するには、軒の出寸法mを小さくすることが重要である。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、軒の出寸法を小さくしつつ、複雑に曲げられて雨水の浸入を防止しうる換気経路を有する軒先構造を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のうち請求項1記載の発明は、家屋の軒先構造であって、水平方向に隔設された垂木に支持されかつ該垂木の軒側の端面から軒側に突出するはみ出し部を有する屋根材と、前記垂木に鼻板下地材を介して固着されかつ前記屋根材のはみ出し部の下方を上下にのびる外装材と、前記外装材の上部に固着された軒樋下地材に軒先化粧板を介して取り付けられた前記屋根材からの雨水を受ける軒樋と、前記屋根材に固着された軒先水切板とを含み、前記外装材及び前記鼻板下地材の各上端は、前記はみ出し部の下面と第1の小隙間を隔てて配され、前記軒先化粧板は、前記外装材に沿ってのびかつ前記はみ出し部の下面と第2の小隙間を隔て終端する化粧板本体と、該化粧板本体の上端ではみ出し部の下面に沿って軒側にのびる返し部とを含み、前記軒先水切板は、屋根材の端部分から軒樋に向かって下降する傾斜の水切本体と、この水切本体から前記軒先化粧板の返し部の先端と第3の小隙間を隔ててその下方にのびるとともに化粧板本体と第4の小隙間を隔てて終端する雨よけ片とを含むことにより、小屋裏空間と外気とが、前記第1、第2、第3及び第4の小隙間を通る換気経路で連通することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2記載の発明のように、換気経路に、温度上昇によって空気の流れを遮断する防火ダンパが固着されるのが望ましい。
【0008】
また、請求項3記載の発明のように、前記屋根材は、勾配を有するとともに、前記防火ダンパは、鼻板下地材に取付片を介して固着され、かつ、前記取付片は、前記はみ出し部の下面と略直交する向きの傾斜の防火ダンパ取付面を有するのが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の軒先構造は、水平方向に隔設された垂木に支持されかつ該垂木の軒側の端面から軒側に突出するはみ出し部を有する屋根材と、垂木に鼻板下地材を介して固着されかつ屋根材のはみ出し部の下方を上下にのびる外装材と、外装材の上部に固着された軒樋下地材に軒先化粧板を介して取り付けられた屋根材からの雨水を受ける軒樋と、屋根材に固着された軒先水切板とを含む。外装材及び前記鼻板下地材の各上端は、はみ出し部の下面と第1の小隙間を隔てて配され、軒先化粧板は、外装材に沿ってのびかつはみ出し部の下面と第2の小隙間を隔て終端する化粧板本体と、該化粧板本体の上端ではみ出し部の下面に沿って軒側にのびる返し部とを含み、軒先水切板は、屋根材の端部分から軒樋に向かって下降する傾斜の水切本体と、この水切本体から軒先化粧板の返し部の先端と第3の小隙間を隔ててその下方にのびるとともに化粧板本体と第4の小隙間を隔てて終端する雨よけ片とを含むことにより、小屋裏空間と外気とが、第1、第2、第3及び第4の小隙間を通る換気経路で連通する。
【0010】
このように、本発明の軒先構造は、外装材と軒樋との間に隙間を設けることなく換気経路を形成できるので、軒の出寸法を小さくできる。これにより、外壁の厚さが増加しても、その増加分を吸収でき、斜線制限等に対して有利となるため、居住空間の減少を防ぐことができる。
【0011】
また、換気経路は、屋外から、軒先化粧板の化粧板本体と軒先水切板の雨よけ片の下端との第4の小隙間を通って、軒側上方へ向きを変え、該化粧板本体の上端から軒側にのびる返し部の先端と該雨よけ片との第3の小隙間を通過する。そして、外装材側へ向きを変えて、化粧板本体の上端と屋根材のはみ出し部との第2の小隙間、及び鼻板下地材の上端と該はみ出し部の下面との第1の小隙間を通過する。このように、換気経路は、複数箇所で屈曲部を有するので、外気とともに第4の小隙間から浸入する雨水が、小屋裏空間へ浸入するのを好ましく抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の軒下構造の一形態を例示する断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】防火ダンパが固着された軒下を示す断面図である。
【図4】換気経路に取り付けられた防火ダンパを示す斜視図である。
【図5】(a)は防火ダンパが取付片を介して固着された軒下を示す断面図、(b)は取付片を拡大して示す斜視図である。
【図6】従来の軒下構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の家屋の軒先構造は、水平方向に隔設された垂木2に支持される屋根材3と、該垂木2に固着されて上下にのびる外装材4と、該外装材4の上部に取り付けられて屋根材3からの雨水を受ける軒樋5と、屋根材3に固着された軒先水切板6とを含んで形成される。
【0014】
前記垂木2は、例えばI形鋼、H形鋼等の鋼材からなる屋根梁7のフランジ部7fに、固定金具9を介して固着される。また、本実施形態の垂木2は、棟側から軒側に向かって下降する勾配を有する。
【0015】
本実施形態の屋根材3は、垂木2の上面に固着される野地板3Aと、該野地板3Aの上に、例えば防水シート(図示省略)を介して配された屋根葺材3Bとを含んで構成される。屋根葺材3Bは、例えば、野地板3Aに固着される見切り材13を介して取り付けられる。また、屋根材3は、垂木2の端面2tから軒側S1に突出するはみ出し部10を有する。
【0016】
前記外装材4は、垂木2の端面2tに、鼻板下地材16、及びシール材18を介して固着され、かつ屋根材3のはみ出し部10の下方で上下にのびる。また、図2に拡大して示されるように、外装材4及び鼻板下地材16の各上端4u、16uは、はみ出し部10の下面と第1の小隙間C1を隔てて配される。
【0017】
図1に示されるように、前記外装材4は、例えば、その屋内側S2かつ屋根梁7の下方に配される矩形に枠組みされた枠材及び断熱材等の内装材(いずれも図示省略)等を含むことによって外壁17を構成している。なお、外装材4としては、窯業系、金属系その他のサイディング板などが用いられ、表面に、タイル材等の装飾材(図示省略)が貼り付けられても良い。
【0018】
本実施形態の軒樋5は、外装材4の上部に固着された木材からなる軒樋下地材22及び軒先化粧板23を介して固着される軒樋取付材24に支持される。また、軒樋5には、その下部に形成される孔部(図示省略)から下方にのびる竪樋26が設けられる。竪樋26は、外装材4に固着されるつかみ金具27を介して取り付けられ、軒樋5内の雨水を、例えば地上にある排水口(図示省略)まで案内しうる。
【0019】
前記軒先化粧板23は、例えば、鉄板等の金属薄板から形成され、外装材4に沿ってのびる化粧板本体31と、該化粧板本体31の上端で、屋根材3のはみ出し部10の下面に沿って小長さで軒側S1へのびる返し部32とを含んで形成される。
【0020】
図2に示されるように、化粧板本体31の上端は、屋根材3のはみ出し部10の下面と、第2の小隙間C2を隔てて終端する。また、返し部32の傾斜角は、該返し部32の上面と、はみ出し部10の下面との間の隙間が、第2の小隙間C2よりも狭くならないように、野地板3Aと平行、又はやや大きくするのが好ましい。
【0021】
また、軒先化粧板23には、化粧板本体31に、軒樋下地材22の下面より下方へ突出する突出部33と、この突出部33の下端で折り返され、かつ該軒樋下地材22の下面に沿ってのび、しかも他端が外装材4に当接することによって、軒樋下地材22の下面を覆う覆い部34とが設けられる。
【0022】
前記突出部33は、化粧板本体31の外面に沿って流れる雨水を水切りし、該雨水が該軒樋下地材22の下面へ回り込むことを抑制しうる。また、本実施形態の覆い部34には、外装材4側に出隅状に下方へ突出する見切部35が形成される。このような見切部35は、軒樋下地材22と外装材4との見切り部分を覆って美観を高め、かつ覆い部34の下面に沿って流れる雨水が軒樋下地材22側へ回り込むことを抑制しうる。
【0023】
また、図1に示されるように、前記軒先水切板6は、屋根材3の端部分3tから軒樋5に向かって下降する傾斜の水切本体6aと、この水切本体6aから軒先化粧板23側へのびる雨よけ片6bとを含む。また、本実施形態の軒先水切板6には、屋根材3の端部分3tから、野地板3Aと屋根葺材3Bとの間に形成された間隙14を野地板3Aに沿ってのびる固着片38を有する。この固着片38が、野地板3Aに固着されることによって、軒先水切板6が屋根材3に固着される。
【0024】
図2に示されるように、本実施形態の水切本体6aは、前記傾斜で野地板3Aの端からのびる基板部41と、該基板部41の下端で内側に折り返される折返部42とを含んで構成される。水切本体6aの下端は、屋根葺材3Bの軒側端部3Btよりも屋外側に突出する。これにより、水切本体6aは、軒側端部3Btから流れ落ちる雨水を受けて、軒樋5(なお、図2では省略するが、図1に示す)へ案内できる。
【0025】
本実施形態の雨よけ片6bは、水切本体6aの折返部42の端部で折り曲がり、軒先化粧板23側かつ下方へのびる傾斜で形成される。また、雨よけ片6bは、軒先化粧板23の返し部32の先端と第3の小隙間C3を隔てるとともに、化粧板本体31と第4の小隙間C4を隔てて終端する。さらに、雨よけ片6bの端部には、内側へ折り返される折返部43が形成されている。このように、軒先水切板6は、水切本体6a、雨よけ片6bによって、野地板3Aを軒先側で覆うことができ、該野地板3Aの耐久性を向上しうる。また、本実施形態の軒先水切板6は、水切本体6a、雨よけ片6b及び固着片38が、例えば、1枚の金属薄板を折り曲げて形成でき、安価に形成できる。
【0026】
図1、図2に示されるように、本実施形態の軒先構造は、第1、第2、第3、及び第4の小隙間C1、C2、C3、C4によって、小屋裏空間44と外気とが連通する換気経路45(図1に示す)が形成される。図1に示すように、本実施形態の軒先構造は、外装材4と軒樋5との間に隙間を設けることなく換気経路45を形成でき、従来の軒先構造に比べて軒の出寸法L1を小さくできる。このため、断熱性や遮音性等の諸性能の向上のために外壁17の厚さが増加しても、その増加分を吸収でき、道路斜線や、北側斜線等の斜線制限等に対して有利となり、居住空間の減少を防ぐことができる。また、このような軒先構造は、図1に示されるように、軒の出寸法L1が小さいため、外装材4から竪樋26までの距離を短くできる。これにより、竪樋26は、軒樋5との間にエルボ等による屈曲部が形成されることなく、まっすぐに形成してコストを抑えつつ、美観を高めうる。
【0027】
また、換気経路45は、屋外の外気が、第4の小隙間C4を通過した後、軒側S1の上方へ向きを変えて第3の小隙間C3を通過し、外装材4側へ向きを変えて、第2の小隙間C2及び第1の小隙間C1を通過して小屋裏空間44へと通じる。このような換気経路45は、複数箇所の屈曲部Rを有するため、外気とともに雨水が小屋裏空間44内に浸入するのを好ましく抑制できる。
【0028】
第1、第2、第3及び第4の小隙間C1、C2、C3、C4の最小距離W1、W2、W3、W4は、例えば、それぞれ8〜15mm程度に形成されるのが好ましい。これにより、換気経路45に、複数の屈曲部Rが形成されていても、十分な通気性を確保できる。また、第1、第2、第3及び第4の小隙間C1、C2、C3、C4は、垂木2間の水平方向で必ずしも連続する必要はない。
【0029】
また、図3、図4に示されるように、換気経路45には、温度上昇によって空気の流れを遮断する防火ダンパ51が固着されてもよい。この防火ダンパ51は、例えば、水平方向にのびる長尺状の本体部52と、該本体部52の前面に形成される例えばスリット状の通気孔53と、温度上昇によって通気孔53を閉じるダンパ部54とを有して構成される。本体部52は、基板55と、該基板55の上下端でフランジ状にのびる一対のフランジ片56、57とから構成される。通気孔53は、基板55の水平方向に複数個隔設される。
【0030】
本実施形態の防火ダンパ51は、その本体部52を、外装材4の上端4uと、はみ出し部10の下面との間で、基板55が軒側S1に向くように配される。本体部52は、基板55に形成される孔部58に、ビスないし釘等の固着具59を用いて鼻板下地材16に固着される。上のフランジ片56とはみ出し部10の下面との間、及び下のフランジ片57と外装材4の上端4uとの間には、不燃性のシール材60が配されるのが好ましい。
【0031】
このように、換気経路45に、防火ダンパ51が固着されることによって、外気とともに浸入する火炎や熱気を遮断することができるので、小屋裏空間44(図1に示す)等への火炎の進入を防ぎうる。
【0032】
また、図5(a)に示されるように、屋根材3が比較的大きな勾配を有する場合、防火ダンパ51を取り付ける場所が屋根材3で覆われるため、ビス等の固着具59を鼻板下地材16に水平に打ち込むことが容易ではない。このような場合には、防火ダンパ51は、取付片61を介して固着されるのが好ましい。
【0033】
本実施形態の取付片61は、図5(a)、(b)に示されるように、はみ出し部10の下面と略直行する向きの傾斜の防火ダンパ取付面62、鼻板下地材16と平行にのびる背面63、該防火ダンパ取付面62の上端と、該背面63の上端とを継ぎ、かつはみ出し部10の下面に沿ってのびる上面64、及び防火ダンパ取付面62の下端と背面63の下端とを継ぐ下面65を含み、例えば、断面略台形状に形成される。防火ダンパ取付面62及び背面63には、固着具59を挿通させる孔部66や、換気経路45の通気を確保する気孔67が形成されている。
【0034】
この取付片61は、背面63を鼻板下地材16に、上面64をはみ出し部10にそれぞれ当接させ、防火ダンパ取付面62に防火ダンパ51を当接させる。これにより、防火ダンパ取付面62及び防火ダンパ51は、はみ出し部10の下面と略直行する向きに傾斜できるので、固着具59を、はみ出し部10と略平行に挿通させることができる。また、固着具59は、鼻板下地材16に対して傾斜した状態で打ち込まれるが、取付片61によって防火ダンパ51が安定して支持されるので、容易に固着できる。
【0035】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【符号の説明】
【0036】
2 垂木
3 屋根材
4 外装材
5 軒樋
6 軒先水切板
6a 水切本体
6b 雨よけ片
16 鼻板下地材
22 軒樋下地材
23 軒先化粧板
31 化粧板本体
32 返し部
C1 第1の小隙間
C2 第2の小隙間
C3 第3の小隙間
C4 第4の小隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
家屋の軒先構造であって、
水平方向に隔設された垂木に支持されかつ該垂木の軒側の端面から軒側に突出するはみ出し部を有する屋根材と、
前記垂木に鼻板下地材を介して固着されかつ前記屋根材のはみ出し部の下方を上下にのびる外装材と、
前記外装材の上部に固着された軒樋下地材に軒先化粧板を介して取り付けられた前記屋根材からの雨水を受ける軒樋と、
前記屋根材に固着された軒先水切板とを含み、
前記外装材及び前記鼻板下地材の各上端は、前記はみ出し部の下面と第1の小隙間を隔てて配され、
前記軒先化粧板は、前記外装材に沿ってのびかつ前記はみ出し部の下面と第2の小隙間を隔て終端する化粧板本体と、該化粧板本体の上端ではみ出し部の下面に沿って軒側にのびる返し部とを含み、
前記軒先水切板は、屋根材の端部分から軒樋に向かって下降する傾斜の水切本体と、この水切本体から前記軒先化粧板の返し部の先端と第3の小隙間を隔ててその下方にのびるとともに化粧板本体と第4の小隙間を隔てて終端する雨よけ片とを含むことにより、
小屋裏空間と外気とが、前記第1、第2、第3及び第4の小隙間を通る換気経路で連通することを特徴とする軒先構造。
【請求項2】
前記換気経路に、温度上昇によって空気の流れを遮断する防火ダンパが固着される請求項1記載の軒先構造。
【請求項3】
前記屋根材は、勾配を有するとともに、
前記防火ダンパは、鼻板下地材に取付片を介して固着され、かつ、
前記取付片は、前記はみ出し部の下面と略直交する向きの傾斜の防火ダンパ取付面を有する請求項2に記載の軒先構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−265651(P2010−265651A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−116897(P2009−116897)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【出願人】(000004673)パナホーム株式会社 (319)
【Fターム(参考)】