説明

遠隔制御装置

【課題】給湯機の設定内容の変更に関する表示以外の表示を非表示とすることで、操作しやすく使い勝手のよい遠隔制御装置を得ること。
【解決手段】本発明の遠隔制御装置2は、給湯機1を遠隔操作可能であって、該給湯機が有する機能のうち特定の機能の設定変更ができる変更モードと、特定の機能とは異なる他の機能の設定変更ができる通常モードとを有する遠隔制御装置であって、特定の機能の設定変更の指示と他の機能の設定変更の指示とで共通に使用される操作部7と、変更モード及び通常モードにおいて、給湯機が有する機能の設定内容を表示する表示部8と、変更モードにおいて、特定の機能の設定内容に関する表示以外の表示の一部又は全部を非表示とさせる制御部9と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯機を遠隔操作可能な遠隔制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、給湯機を遠隔操作することができる遠隔制御装置が用いられている。このような遠隔制御装置は、給湯機が有する各種機能の設定変更も、給湯機から離れた場所から行うことができるようになっている。一般的に、このような遠隔制御装置では、特定の機能の設定変更(例えば、浴槽の湯量を一定に保持する機能の切替)が行える変更モードと、特定の機能とは異なる他の機能の設定変更(例えば、給湯温度の変更)が行える通常モードとを有している。給湯機の特定の機能の設定変更を行う場合には、遠隔制御装置を変更モードに移行させてから、変更操作を行う。使用者は、この変更モードにおいて、遠隔制御装置の表示部に表示された設定内容を確認しながら設定変更を行う。
【0003】
変更モードにおいて、変更対象となる機能の設定内容に関する表示と他の表示とを使用者が区別しやすくするために、変更対象となる機能の設定内容に関する表示を他の表示よりも明るく表示させることが行われる(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−128268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、給湯機の遠隔制御装置では、デザイン性の向上、コスト低減を図るために、変更モードと通常モードとで遠隔制御装置における表示エリアや操作スイッチを兼用して、表示部品や操作スイッチ等の数を削減する場合がある。
【0006】
この場合、遠隔制御装置の表示エリアに変更対象となる機能の設定内容以外の情報も多数表示されているため、変更対象となる機能の設定内容に関する表示を他の表示よりも明るく表示させただけでは、通常モードでの表示と変更モードでの表示との差異が明確ではなく、変更モードに移行したことが認識しにくい。
【0007】
また、表示エリアに表示されたいずれの表示が、変更対象となる機能に関する設定内容を表示するものであるか把握しにくい。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、給湯機が有する機能の設定内容の変更に関する表示以外の表示を非表示とすることで、操作しやすく使い勝手のよい遠隔制御装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の遠隔制御装置は、給湯機を遠隔操作可能であって、該給湯機が有する機能のうち特定の機能の設定変更ができる変更モードと、特定の機能とは異なる他の機能の設定変更ができる通常モードとを有する遠隔制御装置であって、特定の機能の設定変更の指示と他の機能の設定変更の指示とで共通に使用される操作部と、変更モード及び通常モードにおいて、給湯機が有する機能の設定内容を表示する表示部と、変更モードにおいて、特定の機能の設定内容に関する表示以外の表示の一部又は全部を非表示とさせる制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、通常モードでの表示と変更モードでの表示の差異を明確にして変更モードに移行したことを容易に認識することができるとともに、給湯機の設定内容の変更に関する表示がどこに表示されているのかを容易に把握することができるので、操作しやすく使い勝手のよい遠隔制御装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明にかかる遠隔制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0012】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における給湯機の遠隔制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0013】
図1において、遠隔制御装置2と通信線3で接続された給湯機本体(給湯機)1は、一般給湯用、ふろ追い焚き用等の熱交換器、各種ヒーター、および各種バルブなど(いずれも図示せず)を含むタンクユニット4と、給湯機本体1の全体動作を制御する制御部5と、遠隔制御装置2との通信を行うための通信部6とを備えている。
【0014】
一方、遠隔制御装置2は、給湯機本体1を遠隔で操作することが可能であるとともに給湯機本体1の有する各種機能の設定変更をすることができる。遠隔制御装置2は、給湯機本体1が有する各種機能の設定内容の変更や動作内容の変更を指示する操作部7と、操作部7による操作内容や給湯機本体1の設定状態や動作状態を表示する表示部8と、操作部7による操作内容を受けて各種処理を実施したり、操作部7による操作内容や給湯機本体1の情報をもとに表示部8に表示する内容を制御したりする制御部9と、給湯機本体1と通信を行うための通信部10とを備えている。
【0015】
通信線3は、給湯機本体1と遠隔制御装置2とを接続している。通信線3は、給湯機本体1から遠隔制御装置2に電源供給(例えば12V)を行うため2芯線となっている。給湯機本体1からのデータは給湯機本体1の通信部6において変調され、電源電圧に重畳され、通信線3を介して遠隔制御装置2に伝達される。そして、このデータ信号は遠隔制御装置2の通信部10において復調され、遠隔制御装置2の制御部9に送られる。また、遠隔制御装置2からのデータは遠隔制御装置2の通信部10において変調され、通信線3を介して給湯機本体1に伝達される。そして、このデータ信号は、給湯機本体1の通信部6において復調され、給湯機本体1の制御部5に送られる。
【0016】
図2は本発明の実施の形態1における給湯機の遠隔制御装置2の外観を示す図である。操作部7は、給湯機本体1が有する各種機能の設定内容や動作内容の変更を指示するためのものである。操作部7は、給湯温度プラススイッチ7a、給湯温度マイナススイッチ7b、ふろ温度プラススイッチ7c、ふろ温度マイナススイッチ7d、湯量プラススイッチ7e、湯量マイナススイッチ7fを備える。
【0017】
表示部8は、操作部7による操作内容や給湯機本体1が有する各種機能の設定内容や動作状態を表示するためのものである。表示部8は、給湯温度表示エリア8a、ふろ温度・湯量表示エリア8b、時計表示エリア8cを備える。通常モードにおいて、給湯温度プラススイッチ7aや給湯温度マイナススイッチ7bを押すことで、給湯温度表示エリア8aに表示されている給湯温度を変更(給湯温度設定機能)したり、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dを押すことで、ふろ温度・湯量表示エリア8bに表示されているふろ温度を変更(ふろ温度設定機能)したり、湯量プラススイッチ7eや湯量マイナススイッチ7fを押すことで、ふろ温度・湯量表示エリア8bに湯量を表示させてから湯量を変更(湯量設定機能)したりすることが可能となっている。
【0018】
ここで、本実施の形態1では、給湯機本体1が有する各種機能のうち特定の機能の設定変更を遠隔制御装置2で指示する方法として、まず、操作部7により変更モードへの移行操作を行い、次に、設定内容や動作内容の変更を実施するという方式の操作方法を採用している。さらに、デザイン性の向上、コスト低減を目的として、表示部品や操作スイッチの数を抑えるために、変更モードと通常モードとで表示部8の兼用及び操作スイッチの兼用をしている。なお、特定の機能とは異なる他の機能(給湯温度設定機能,ふろ温度設定機能,湯量設定機能)の設定変更をできる、すなわち変更モードに移行前の状態を通常モードという。
【0019】
例えば、遠隔制御装置2の操作部7の湯量マイナススイッチ7fを3秒間押し続けると、特定の機能の設定変更を行うための変更モードへと移行する。変更モードでは、図3の(A)に示すように、通常モードにおいて時間表示がなされる時計表示エリア8cに、変更可能な機能の項目とその項目の設定内容が表示される。つまり、表示部8の時計表示エリア8cを、通常モードでは時間を表示するエリア、変更モードでは変更可能な設定内容を表示するエリアとして共通に使用している。
【0020】
その後は、給湯温度プラススイッチ7aや給湯温度マイナススイッチ7bを押すことによって、例えば、図3の(A),(B),(C)に示すように、時計表示エリア8cに表示されている機能の項目番号を切り替えることができ、これに合わせて時計表示エリア8cに表示される設定内容も切り替わっていく。
【0021】
項目番号は機能ごとに割り振られており、使用者は、項目番号によってどの機能の設定変更を行うことができるのかを把握することができる。図3の(A)では、項目番号として「01」が表示され、浴槽に張られたお湯の温度と量を決められた時間(以下、ふろ自動時間という)の間一定に保つ「ふろ自動機能」について、ふろ自動時間の設定変更ができることを表している。
【0022】
なお、「ふろ自動機能」の動作中であっても、後述する「自動足し湯機能(足し湯機能)」や「自動保温機能(ふろ保温機能)」が「入」に設定されていなければ、お湯の温度と湯量を保つことは行われない。
【0023】
図3の(B)では、項目番号として「02」が表示され、浴槽に張られたお湯の量を一定に保つ「自動足し湯機能」の入/切の設定変更ができることを表している。図3の(C)では、項目番号として「03」が表示され、給湯機本体1の内部や給水配管(図示せず)内の水が凍結するのを防止する「凍結予防運転能(凍結予防機能)」の入/切の設定変更ができることを表している。図示はしないが、この他にも浴槽に張られたお湯の温度を一定に保つ「自動保温機能」の入/切の設定変更ができる変更モードももちろんある。
【0024】
使用者は、変更したい機能の項目番号が表示されているときに、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dを押すことによって、時計表示エアリア8cに表示されている該当する機能の設定内容を変更することができる。最後に湯量マイナススイッチ7fを押すことによって、変更モードを解除し、通常モードへ復帰することができる。なお、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dは、通常モードでの操作スイッチと、変更モードでの操作スイッチとして兼用されている。
【0025】
次に、使用者が、「ふろ自動機能」のふろ自動時間を設定する動作を説明する。図4は本発明の実施の形態1に係る給湯機本体1の遠隔制御装置2の制御動作のフローチャートである。
【0026】
まず、使用者は、遠隔制御装置2の操作部7に設けられた湯量マイナススイッチ7fを3秒間押し続けて、ふろ自動機能の設定変更を行う変更モードを選択する(S20)。変更モードに移行すると、図3の(A)に示すように、表示部8の時計表示エリア8cには、ふろ自動機能の項目番号「01」と、ふろ自動時間「04」が表示される。さらに、給湯温度表示エリア8aやふろ温度・湯量表示エリア8bの表示は制御部9によって消灯されて非表示とされる(S21)。これにより使用者は、現在、変更モード中であり、かつ、変更対象となるふろ自動機能に関する表示がどこに表示されているかを容易に把握することができる。次に使用者は、ふろ自動時間の表示を確認しながら、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dを操作して、ふろ自動時間を変更する(S22,23)。最後に、湯量マイナススイッチ7fを押して、通常モードに復帰することで、ふろ自動時間の設定を完了する(S24)。
【0027】
上述のふろ自動機能の変更モードに移行している場合は、変更対象となる機能選択及びふろ自動時間の変更に関する操作スイッチ以外の操作スイッチは、使用者に操作された場合に、制御部9によってスイッチ操作が拒絶(無効化)されるようになっている。本実施の形態1では、湯量プラススイッチ7eが使用者に操作されても、湯量の変更は行われない。
【0028】
以上のように、本発明の実施の形態1の遠隔制御装置2によれば、変更モードにおいて、表示部8に表示される各種機能の設定内容以外の表示を非表示とするようにしているので、使用者は変更モードに移行したことを容易に確認できる。さらに、変更する機能の設定内容がどこに表示されているのかを的確に把握することができるので、操作しやすく利便性がよい。
【0029】
また、変更モードにおいて、設定変更に関する操作スイッチ以外の操作スイッチの一部または全部に対する操作が拒絶されるので、使用者にとっては、意図していない操作スイッチを押すことにより想定外の変更が行われてしまうという可能性がなくなり、安心感を持って変更操作をすることができる。さらに、操作説明書等を見ずに、手当たりしだいに操作部7の操作スイッチを操作した場合であっても、変更操作可能な操作スイッチを見つけることができ、変更モードでの使い勝手が格段に向上する。
【0030】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る遠隔制御装置において、「自動足し湯機能」の入/切を設定する際の表示部8における表示動作の詳細を図面に基づいて説明する。
【0031】
図5は本発明の実施の形態2における給湯機の遠隔制御装置2の外観を示す図である。
【0032】
なお、実施の形態2の構成、及び制御動作フローに関しては、上記実施の形態1の構成、及び制御動作フローと略同様のため詳細な説明を省略する。
【0033】
図5において、上述したように給湯機本体1が有する機能の1つである「ふろ自動機能」の動作中に、浴槽に張られたお湯の温度と量を一定に保つためには、「自動保温機能」と「自動足し湯機能」の両方が「入」に設定されている必要がある。例えば、「自動保温機能」のみが「入」に設定されている場合には、「ふろ自動機能」の動作中にふろの温度を一定に保つ機能だけが働き、足し湯はされない。ここで、自動保温機能とは、浴槽に張られたお湯の温度が設定湯温よりも2℃下がったら設定湯温まで自動で追いだきを行う機能をいい、自動足し湯機能とは、湯張り水位が湯張り完了時の水位より4cm下がったら湯張り完了時の水位まで自動で足し湯を行う機能をいう。
【0034】
自動保温機能動作中は、表示部8のふろ自動状態表示エリア8dに「保温」が表示され、自動足し湯機能動作中は「足し湯」が表示されるようになっている。ここで「保温」や「足し湯」の表示はキャラクタ表示(非ドット表示)として表示されている。キャラクタ表示は、ひとつの絵として表示部に存在しており、ドットマトリクスのようにドットの集合体で絵や文字が構成されるものではないため、ドットと比べて滑らかな絵を描ける反面、同じエリアに複数の表示ができなくなり、単位面積あたりの情報量が少なくなるというデメリットがある。
【0035】
次に自動足し湯機能の入/切を設定する手順について説明する。本実施の形態2では、ふろ自動機能動作中に自動足し湯機能が入/切を、実施の形態1で説明した変更モードにより変更可能となっている。
【0036】
使用者は、遠隔制御装置2の操作部7に設けられた湯量マイナススイッチ7fを3秒間押し続けて、給湯機本体1の特定の機能の設定変更を行うための変更モードへの移行操作を実施する。次に、給湯温度プラススイッチ7aを押して、自動足し湯機能の設定項目を選択する。このとき、図6に示すように、表示部8の時計表示エリア8cには、自動足し湯機能の項目番号「02」と、自動足し湯機能の入/切設定「入」が表示されるとともに、給湯温度表示エリア8aやふろ温度・湯量表示エリア8bには何も表示されなくなる。そして、ふろ自動状態表示エリア8dには、自動足し湯機能が「入」に設定されているときは「保温」と「足し湯」が表示され、自動足し湯機能が「切」に設定されているときは「保温」のみが表示されるようになっている。
【0037】
使用者は、表示部8の表示を確認しながら、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dを操作して自動足し湯機能の入/切を変更し、最後に湯量マイナススイッチ7fを押して、自動足し湯機能の設定を完了する。
【0038】
このように、通常モードで自動足し湯機能の動作状態を示していたキャラクタ表示を、変更モードでは変更対象となる自動足し湯機能の設定内容を示す表示として使用しているので、表示部8の限られた表示エリアを有効利用しつつ変更対象となる機能の設定内容や動作内容に関する情報をより多く使用者に提供することができる。これにより、使用者は、表示部8の表示内容を見て、該当する機能の設定内容をより一層容易に把握することができるようになり、変更モードでの操作が非常に分かりやすく、使い勝手が格段に向上する。また、例えば、非ドット表示しか表示することができない表示部品を用いた場合であっても、変更モードにおいて、変更対象となる機能の設定状態を示すことができる。
【0039】
また、この自動足し湯機能の入/切を変更する操作において使用者は、表示部8の「入」と「保温」と「足し湯」の表示を見ることで、自動保温機能と自動足し湯機能の両方の入/切設定状態を視覚的に容易に把握することができる。例えば、「保温」と「足し湯」の両方が表示されていれば、ふろ自動機能動作中に自動保温機能と自動足し湯機能が働くということを視覚的に容易に把握することができるし、「足し湯」のみが表示されている場合には、ふろ自動機能動作中に自動足し湯機能のみが働くことを視覚的に容易に把握することができる。つまり、「保温」の表示は、自動足し湯機能の設定変更には直接的に関連する表示ではないものの、あえて非表示とせずに表示させておくことで、設定変更の際の利便性を高めている。
【0040】
使用者は、キャラクタ表示である「保温」と「足し湯」の表示/非表示に基づいて自動保温機能と自動足し湯機能の入/切設定状態を的確に把握した上で、ふろ温度プラススイッチ7cやふろ温度マイナススイッチ7dを操作して自動足し湯機能の入/切を変更することができる。
【0041】
なお、上記実施の形態1及び2では、表示部8と操作スイッチを変更モードと通常モードとで兼用するようにしているが、変更モード中の表示や操作のために、変更モード専用の表示部品や操作スイッチを遠隔制御装置2に設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上のように、本発明にかかる遠隔制御装置は、給湯機の遠隔制御に有用であり、特に、給湯機の所定の機能の設定内容や動作内容を変更する際に操作しやすく使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態1に係る給湯機の遠隔制御装置のブロック図である。
【図2】図1に示す遠隔制御装置の外観を示す図である。
【図3】図1に示す遠隔制御装置の表示部における表示例を示す図である。
【図4】遠隔制御装置の制御動作のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る遠隔制御装置の外観を示す図である。
【図6】図5に示す遠隔制御装置の表示部における表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 給湯機本体(給湯機)
2 遠隔制御装置
3 通信線
5 制御部(給湯機本体側)
6 通信部(給湯機本体側)
7 操作部
7a 給湯温度プラススイッチ
7b 給湯温度マイナススイッチ
7c ふろ温度プラススイッチ
7d ふろ温度マイナススイッチ
7e 湯量プラススイッチ
7f 湯量マイナススイッチ
8 表示部
8a 給湯温度表示エリア
8b ふろ温度・湯量表示エリア
8c 時計表示エリア
8d ふろ自動状態表示エリア
9 制御部(遠隔制御装置側)
10 通信部(遠隔制御装置側)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給湯機を遠隔操作可能であって、該給湯機が有する機能のうち特定の機能の設定変更ができる変更モードと、前記特定の機能とは異なる他の機能の設定変更ができる通常モードとを有する遠隔制御装置であって、
前記特定の機能の設定変更の指示と前記他の機能の設定変更の指示とで共通に使用される操作部と、
前記変更モード及び前記通常モードにおいて、前記給湯機が有する機能の設定内容を表示する表示部と、
前記変更モードにおいて、前記特定の機能の設定内容に関する表示以外の表示の一部又は全部を非表示とさせる制御部と、を備えることを特徴とする遠隔制御装置。
【請求項2】
前記変更モードで設定変更できる前記特定の機能が、ふろ保温機能又は足し湯機能又は凍結予防機能のうち少なくともいずれか1の機能を含み、
前記通常モードで設定変更できる前記他の機能が、給湯温度設定機能及びふろ温度設定機能であることを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御装置。
【請求項3】
前記操作部が、複数の操作スイッチを有し、
前記制御部が、前記変更モードにおいて、前記設定変更の操作に無関係な前記操作スイッチに対する操作を無効とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔制御装置。
【請求項4】
前記通常モードにおいて、前記給湯機の動作状態を示す非ドット表示が前記表示部に表示され、
前記制御部は、前記変更モードにおいて、前記給湯機の設定内容に応じて前記非ドット表示を表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の遠隔制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−300042(P2009−300042A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−157175(P2008−157175)
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】