説明

長靴

【課題】通気性を向上させると同時に、履くことを容易にさせた長靴を提供する。
【解決手段】長靴100は、長靴部10と、靴底である長靴底部20と、連結幅調整部材30とを少なくとも備える。長靴部10は、長靴本体11の前面11aに沿って伸びる略筒形状の筒状部12が、前面11aにおいて長靴本体11と連結して略瓢箪形状になるよう長靴本体11および筒状部12を軟質性防水素材により一体に形成したものである。連結幅調整部材30は、長靴本体11と筒状部12との連結部13の横幅Dを調整するものである。連結幅調整部材30により連結部13の横幅Dを0にすることにより、筒状部12は上面部12bおよび下面部12dが開口し、長靴本体11内部と外部とを繋ぐ換気通路になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長靴に関し、特に、長靴内部の通気性を向上させた長靴に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、長靴は防水性を重視するため、長靴内部の通気性は悪かった。長靴内部の通気性が悪いと、足が蒸れたり、長靴内部の衛生面が悪くなるという問題を生じさせていた。このような問題点を解決するため、従来、長靴の上方に開口し靴の外層と内層の間を通り下方に向って延びる通気孔を形成し、該通気孔の下方部を上記内層を通って靴内部へ連通させた長靴が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−161401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来の長靴は、長靴を構成する外層と内層との間に通気孔を形成していた。このため、長靴を構成する素材が多層になり厚みを増していた。長靴を構成する素材が多層になり厚みを増すと長靴は変形し難くなり、長靴を履く際に相当の力を入れて足を長靴内部に押し込まないと長靴を履き難いという問題点があった。特に、靴を履いた状態で長靴を履こうという場合、靴を履いている分足の大きさがおおきくなるため、上述の従来の長靴では到底履くことは難しい。
【0005】
そこで、本発明は、通気性を向上させると同時に、履くことを容易にさせた長靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の長靴は、長靴本体の前面の足の脛に相当する位置から少なくとも足首に相当する位置まで伸びる両底面が開口した略筒形状の筒状部の側面および一方の底面が、上記長靴本体の前面において上記長靴本体と連結するよう一体に形成して上記長靴本体の足の脛に相当する位置から少なくとも足首に相当する位置まで略瓢箪形状にした軟質性防水素材により形成された長靴部と、上記長靴部の底部に設けられた靴底形状の長靴底部と、上記略瓢箪形状の窪んだ部分である上記長靴本体と上記筒状部との連結部の横幅を調整する上記長靴部に備えられた連結幅調整部材とを具備したことを特徴とするものである。これにより、通気性を向上させると同時に、履くことを容易にさせるという作用をもたらす。
【0007】
また、本発明の長靴において、上記長靴部底部に取り付けられ、足で踏むと上記長靴部内に空気を噴出するポンプ部をさらに設けたことを特徴とする。これにより、長靴内部の空気の流れを促進させるという作用をもたらす。
【0008】
また、本発明の長靴において、上記長靴部の足首の周囲を覆う部分を上記長靴部の表面から締め付ける足首締付部材をさらに具備することを特徴とする。これにより、長靴部の足首の周囲を覆う部分を足にフィットさせるという作用をもたらす。
【0009】
また、本発明の長靴において、上記軟質性防水素材が、低密度ポリエチレン、発泡ポリエチレン、エラストマー、合成ゴム、エラストマーと発泡ポリエチレンとの混合素材のうちのいずれか1つであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、長靴内部の通気性を向上させると同時に、容易に履けるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態における長靴100を示す図である。
【図2】靴を履いた状態で本発明の実施の形態における長靴100を履く様子を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態における長靴100における空気の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における長靴100を示す図である。図1(a)は、連結幅調整部材30および足首締付部材41および42により調整する前の長靴100を示す図である。また、図1(b)は、連結幅調整部材30および足首締付部材41および42により調整した後の長靴100を示す図である。
【0014】
長靴100は、靴を履いた状態でも靴を履いていない状態でも履ける長靴であり、長靴部10と、長靴底部20と、連結幅調整部材30と、足首締付部材41および42と、ポンプ部50とを備える。
【0015】
長靴部10は、長靴本体11の前面11aにおける最上部から足の甲に相当する位置まで長靴本体11の前面11aに沿って伸びる両底面が開口した略筒形状の筒状部12が、前面11aにおいて長靴本体11と連結するよう長靴本体11および筒状部12を一体に形成したものである。そして、長靴本体11および筒状部12は、長靴本体11の前面11a、および筒状部12の長靴本体11の前面11aに向かい合う側面12a並びに下方部12cにおいて連結されており、長靴本体11と、長靴本体11と筒状部12との連結部分である連結部13と、筒状部12とで略瓢箪形状を形成している。なお、略瓢箪形状の窪んだ横幅の狭い部分が連結部13になる。この結果、長靴部10は、最上部から足の甲に相当する位置まで略瓢箪形状になる。本発明において瓢箪形状とは、2つの領域を連結して、その連結部の幅が2つの領域の幅よりも狭い場合の形状を指しており、その2つの領域および連結した部分が特定の形状でなければならないということはなく、如何なる形状であってもよい。
【0016】
また、筒状部12の上面部12bは開口している。筒状部12の上面部12bの開口の態様は、図1に示すような態様に限るものではない。すなわち、図1の筒状部12の上面部12bを前方側(奥側)、側方側、上方側を覆い、後方側(手前側)のみを開口させるようにした、例えば中空略1/4球形状のような形状を筒状部12の上面部12bに形成させてもよい。こうすれば、筒状部12の上面部12bから水等が入ってくるのを防ぐことができる。また、例えば空気は通すが、水は通しにくいメッシュ状の素材を図1の筒状部12の上面部12bの全体を覆うように被せて防水対策としてもよい。このような態様の場合であっても本発明においては、底面が開口しているとして捉えることとする。こう捉えた場合、上記中空略1/4球形状のような形状部分やメッシュ状の素材は、別途設けられる構成要件と捉えてもよい。また、上記のように捉えた場合、底面が開口している特殊な態様として「底面」(例えば、端部における底面と看做せる部分は底面と捉える)および「開口」(例えば、メッシュ状でも開口していると捉える)の定義を本発明においては広く捉えてもよい。
【0017】
そして、筒状部12の下方部12cは長靴本体11と交差する態様で交わって長靴本体11と一体化している。ただし、筒状部12の下面部12dは長靴本体11の内部において開口しており、筒状部12の下面部12dを通じて長靴本体11の内部と筒状部12の内部とは空間的に連通した状態にある。
【0018】
また、連結部13の横幅は、図1(a)に示すように所定の横幅Dを有している。この場合、連結部13を通じて長靴本体11の内部と筒状部12の内部とは空間的に連通した状態にある。
【0019】
なお、筒状部12は、上記のように最上部から足の甲に相当する位置まで伸びるものに限るものではなく、長靴本体11の前面11aにおける足の脛の任意の位置(例えば、最上部から少し下がった位置)から少なくとも足首に相当する位置(最大で爪先に相当する位置)まで伸びていればよい。また、長靴本体11は、公知の長靴形状をした長靴本体である。
【0020】
また、図1において筒状部12の形状は、長靴100の最上部から足の甲に相当する位置まで横幅が長靴本体11の前面11aを覆う幅をし、長靴本体11の前面11aに沿って伸びる略四角筒形状をしているが、これに限るものではない。すなわち、筒状部12の形状である本発明における略筒形状とは、様々な形状をした筒形状を含むものであり、上記説明した筒状部12の形状の他、円筒形状、三角筒形状その他の特異な形状をした筒形状も含む。どのような筒形状となるかは、デザイン等の観点も含めた設計事項であり、本発明においては可能な限りあらゆる筒形状を含む。
【0021】
図1において略瓢箪形状の窪んだ部分である連結部13は、長靴部10の最上部から足首に相当する位置を経て足の甲に相当する位置まで伸びている。なお、連結部13がどの範囲まで伸びるかは、筒状部12が伸びる範囲に応じて適切に決定されるものである。
【0022】
上記説明したように本発明においては、長靴本体11および筒状部12を一体的に形成することにより長靴部10を形成させることを想定している。この場合、長靴部10は、例えば上記説明した長靴部10の形状を有する所定の金型、および以下に説明するような材質を用いて成型することにより製造することが考えられる。
【0023】
長靴部10を形成する材質として、軟質性防水素材が想定される。軟質性防水素材として、例えば様々な合成樹脂、具体的には、低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene:LDPE)、発泡ポリエチレンやその他のポリエチレン系の素材、エラストマー、合成ゴムラテックス等の合成ゴム、または上記の素材を可能な限りの組み合わせで任意に混合した素材(例えば、エラストマーと発泡ポリエチレンとの混合素材)等が想定されるが、これに限るものではなく、その他の材質であってもよい。長靴部10を軟質性防水素材により形成すれば、後述するように長靴部10を変形させやすくなる。このため、長靴を履く際に内部に足を無理やりねじ込むようにしなくとも、長靴100ならば容易に履くことができる。
【0024】
長靴底部20は、長靴部10の底部に設けられた靴底である。長靴底部20を形成する素材は、合成ゴム等のすべりづらい素材を用いることが想定されるが、これに限るものではない。
【0025】
連結幅調整部材30は、略瓢箪形状の窪んだ部分である連結部13の横幅の大きさを調整するものである。図1(a)における長靴100における連結部13の横幅は所定の横幅Dを有しており、連結部13を通じて長靴本体11の内部と筒状部12の内部とは空間的に連通した状態にある。この状態において、連結幅調整部材30により連結部13の横幅Dをなくすように(D=0にするように)調整すると、図1(b)に示すように長靴100における連結部13の横幅はなくなり(D=0になり)、長靴本体11と筒状部12との間に壁13aが出来た状態になる。
【0026】
これにより、連結部13を通じた長靴本体11の内部と筒状部12の内部との空間的な連通状態はなくなる。ただし、上記説明したような壁13aが出来ても、筒状部12の下面部12dは長靴本体11の内部において開口しているため、筒状部12の下面部12dを通じた長靴本体11の内部と筒状部12の内部との空間的な連通状態は維持される。
【0027】
長靴本体11と筒状部12との間に壁13aを作ると、筒状部12の上面部12bおよび下面部12dは開口しているため、筒状部12は長靴本体11下方の内部と外部とを繋ぐ通路となる。そして、筒状部12は長靴本体11内部に空気を取り入れたり、長靴本体11内部の空気を排気したりする換気通路としての役割を果たす。
【0028】
図1において連結幅調整部材30は、結合部材31と、結合部材31と結合する被結合部材32とにより構成されている。結合部材31と被結合部材32として、例えばマジックテープ(登録商標)やテープ状部材の先端にボタンが付いた部材とボタン受け部材等が想定されるが、これに限るものではなく、その他のものであってもよい。
【0029】
また、連結幅調整部材30は、長靴部10のいずれかの位置に備えられていればよい。図1において連結幅調整部材30は筒状部12の上方部に取り付けられている。具体的には、結合部材31と被結合部材32とが筒状部12の上方部において連結部13を挟んで左右にそれぞれ位置している。また、連結幅調整部材30の取り付け位置は、上記筒状部12以外にも長靴本体11の上方部でもよい。具体的には、結合部材31と被結合部材32とを長靴本体11の連結部13付近の上方部において連結部13を挟んで左右にそれぞれ位置させるようにする。なお、連結幅調整部材30の取り付け位置は上記の位置に限るものではなく、その他の位置であってもよい。
【0030】
結合部材31を被結合部材32に結合させるように移動させると、連結部13を構成する一方である連結構成部13bが他方の連結構成部13cに寄っていき(図1(b)の矢印参照)、図1(b)に示すように連結構成部13bと連結構成部13cとが接する。これにより、連結部13における横幅がなくなり(D=0になり)、壁13aが出来る。
【0031】
なお、図1(a)に示すように、筒状部12の側面12aの上方および長靴本体11の前面11aの上方に2組のボタン部材33aおよび33b、ボタン部材34aおよび34bを取り付ければ、筒状部12を長靴本体11の前面11aに沿う状態に固定することができる。
【0032】
足首締付部材41および42は、長靴部10の足首の周囲を覆う部分を長靴部10の表面から締め付ける部材である。これにより、長靴部10における足首より下を覆う部分はより足にフィットした形状になる。
【0033】
足首締付部材41および42としては、例えば図1に示すようなマジックテープ(登録商標)と、先端に輪を設けたテープ状部材とで構成させることが想定されるが、これに限るものではない。足首締付部材41および42は、例えば長靴部10の足の側面を覆う部分の所定の位置に設けられる。
【0034】
ポンプ部50は、長靴部10底部に取り付けられ、足で踏むと長靴部10内に空気を噴出するものである。ポンプ部50として、例えば長靴部10の底部に取り付けられたスポンジ部材が想定される。スポンジ部材を長靴部10の底部に取り付けると、足でスポンジ部材を踏みつけた際に長靴部10内に空気が噴出する。これにより、長靴部10の内部の空気の流れを促進することができ、長靴100内部の衛生面を向上させることができる。なお、ポンプ部50として、上記スポンジ部材以外の、長靴部10の底部に取り付けられ、足で踏むと空気を噴出する機構を備えたものや部材であってもよい。
【0035】
長靴100によれば、連結幅調整部材30により調整することにより、足の前面に相当する位置に長靴100内部を換気する通路を形成することができるため、通気性に優れた長靴を実現することができる。また、長靴100によれば、長靴部10の底部にポンプ部50を備えることにより、長靴100内の空気の循環を活発にすることができ、上記長靴100内部を換気する通路の効果をよりよいものとすることができる。
【0036】
図2は、靴を履いた状態で本発明の実施の形態における長靴100を履く様子を示した図である。靴を履いた状態の場合、特に足のサイズが大きくなり長靴100を履く際に履きづらくなることが想定される。また、靴を履いていない状態であっても、足のサイズが長靴100にちょうどフィットするサイズである場合、長靴100を履く際に履きづらくなることが想定される。本発明の実施の形態における長靴100はこのような場合にも長靴100を容易に履ける構造になっている。
【0037】
すなわち、長靴100を履く際に、筒状部12に力を加えて筒状部12を前方向に押し出すと、筒状部12および連結部13は広がり、長靴部10の略瓢箪形状をした部分が変形して縦長に拡がる。この際、長靴部10の略瓢箪形状をした部分は、足を挿入させるための開口が変形前よりも大きい縦長の略瓢箪形状、略楕円形状・その他の縦長の形状等のいずれかの形状に変形する。長靴部10が軟質性防水素材を用いて作られているからである。このため、足を挿入させる間口が広くなり、靴を履いた状態でも長靴100を履くことが容易になる。このように、筒状部12および連結部13は、足を挿入させる間口を広くさせる役割を担っている。
【0038】
そして、足を長靴100に挿入して筒状部12に加える力を取り除くと、筒状部12は図1に示すような元の形状に戻るように形成されることが好ましいが、これに限るものではなく、筒状部12に最初とは逆方向に力を加えて図1に示すような元の形状に戻るように形成してもよい。以上のようになるように、長靴部10は軟質性防水素材を用いて設計されている。
【0039】
以上のように、筒状部12は上記説明したように長靴100内部を換気する通路としての役割があるが、それだけでなく長靴100を履く際の足を挿入するための間口を広くさせる役割もある。長靴100は、筒状部12を備えているため、容易に履くことができる。
【0040】
図3は、本発明の実施の形態における長靴100における空気の流れを示す図である。なお、図3において長靴100は、連結幅調整部材30により連結部13の横幅Dがなくなって壁13aが作り出された状態である。図3(a)は長靴100の側面図であり、図3(b)は長靴100の正面図である。
【0041】
連結幅調整部材30により連結部13の横幅がなくなって壁13aが作り出されると、図3(a)および図3(b)に示すように長靴本体11内部と筒状部12内部とは、下面部12dを通じて連通するようになる。この場合、図3(a)および図3(b)における矢印の流れの順方向または逆方向に空気の流れが生じる。
【0042】
すなわち、開口している筒状部12の上面部12bから空気が入り込み、筒状部12を通じて筒状部12の下面部12dから長靴本体11の内部に空気が送り込まれる。そして、長靴本体11の内部に送り込まれた空気は、長靴本体11の上面開口11bから外に出て行く。なお、状況によっては空気の流れが上記の説明とは、逆になる場合もある。
【0043】
また、長靴部10の底部に取り付けられたポンプ部50を踏むと、図3(a)および図3(b)に示すポンプ部50付近の矢印に示すように、長靴部10内に空気が噴出する。これにより、長靴部10内における空気の循環が促進される。
【0044】
このように、筒状部12を換気通路として長靴100内において空気が循環することになり、ポンプ部50によりその空気の循環がさらに促進され、長靴100内の通気性を向上させることができる。
【0045】
以上説明したように、本発明の実施の形態における長靴100によれば、長靴内部の通気性を向上させることができると同時に、長靴を装着する際の煩わしさをなくし、長靴を容易に履くことができるという優れた効果を奏する。
【0046】
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
【符号の説明】
【0047】
10 長靴部
11 長靴本体
11a 前面
12 筒状部
12a 側面
12b 上面部
12c 下方部
12d 下面部
13 連結部
13a 壁
13b、13c 連結構成部
20 長靴底部
30 連結幅調整部材
31 結合部材
32 被結合部材
33a、33b、34a、34b ボタン部材
41、42 足首締付部材
50 ポンプ部
100 長靴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長靴本体の前面の足の脛に相当する位置から少なくとも足首に相当する位置まで伸びる両底面が開口した略筒形状の筒状部の側面および一方の底面が、前記長靴本体の前面において前記長靴本体と連結するよう一体に形成して前記長靴本体の足の脛に相当する位置から少なくとも足首に相当する位置まで略瓢箪形状にした軟質性防水素材により形成された長靴部と、
前記長靴部の底部に設けられた靴底形状の長靴底部と、
前記略瓢箪形状の窪んだ部分である前記長靴本体と前記筒状部との連結部の横幅を調整する前記長靴部に備えられた連結幅調整部材と
を具備したことを特徴とする長靴。
【請求項2】
前記長靴部底部に取り付けられ、足で踏むと前記長靴部内に空気を噴出するポンプ部をさらに設けたことを特徴とする請求項1記載の長靴。
【請求項3】
前記軟質性防水素材が、低密度ポリエチレン、発泡ポリエチレン、エラストマー、合成ゴム、エラストマーと発泡ポリエチレンとの混合素材のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の長靴。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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