説明

電気機器収納用箱体

【課題】組み立て作業を簡易化をすることができるとともに、組み立て状態における剛性の向上をも図ることができる電気機器収納用箱体を提供する。
【解決手段】側板4や底板5等といった板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部Rを有する箱状体に形成するとともに 組み立て状態における板部材間で隣接する折り曲げ部R、Rの一方に爪片10を突設する一方、他方に爪片10を挿通可能なスリット11を開設し、該爪片10をスリット11へ挿通させた後で折り曲げることにより、板部材同士を連結するようにした。したがって、板部材同士のネジ止めにより組み立てる従来の電気機器収納用箱体と比較して、工具の使用頻度の少ない容易な組立作業にて組み立てることができ、電気機器収納用箱体の設置現場にて迅速に組み立て作業を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば分電盤や配電盤、制御盤等の各種電気機器を収納するための電気機器収納用箱体(以下、収納箱と称す)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、配電用機器や通信機器等といった各種電気機器を収納するための収納箱としては、アングル枠等を溶接してフレームを形成し、その周囲各面に閉塞板を溶接やネジ止めによって取り付けて形成したものや、金属板を折り曲げて背板及び側板等を連続形成し、天板や底板等をその金属板に溶接等により取り付けて形成するといったフレームレス構造のものがある。
【0003】
しかしながら、上記フレーム構造の収納箱やフレームレス構造の収納箱は、何れも工場等で組み立てられた状態で出荷され、保管及び運搬は該組み立て状態のまま行われる。したがって、保管のために広いスペースが必要となるし、運搬時における効率も悪く、一度に多くの収納箱を運搬できないという問題がある。
そこで、背板、天板、底板、及び側板等を設置現場でネジ止め等により組み立て可能とした収納箱が提案されている(たとえば、特許文献1)。該構成のものにあっては、設置現場で組み立てるまで各板を重ねて保管及び運搬することができるため、保管スペースが狭くてすむし、運搬時の効率を向上することができ、運搬コストを低減することができる、といった利点がある。
【0004】
【特許文献1】特開2003−318560号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の収納箱は、背板、天板、底板、及び側板を全てネジ止めにより組み立てるものであるため、組み立て作業に手間がかかるし、組み立てた収納箱に十分な剛性を得ることが難しく、各板を分厚く形成する必要がある等といった問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、組み立て作業を簡易化をすることができるとともに、組み立て状態における剛性の向上をも図ることができる収納箱を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の板部材を組み立てることで前面を除く他の5面が閉塞された箱本体と、該箱本体に組み付けられ、前記前面を開閉する扉部材とからなる電気機器収納用箱体であって、前記板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成するとともに、組み立て状態における前記板部材間で隣接する前記折り曲げ部の一方に爪片を突設する一方、他方に前記爪片を挿通可能なスリットを開設し、該一方の爪片を、他方のスリットへ挿通させた後で折り曲げることにより、板部材同士を連結可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、隣接する板部材に跨って取り付けられ、板部材同士の連結を補強する補強部材を備えており、前記補強部材又は前記板部材のいずれか一方に突起を、他方に前記突起が嵌合する嵌合部を設け、前記補強部材を、前記突起の前記嵌合部への嵌合状態において前記板部材へボルト固定したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、補強部材を、箱本体の前面に設けられた開口部周縁に形成されるフランジ部内面に取り付け可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、各板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成しているため、組み立て状態における電気機器収納用箱体の剛性を向上することができるし、各板部材を薄く形成しても剛性を維持することができるため、各板部材の薄型化にともなう運搬・保管作業時における作業性の向上、低コスト化等いった効果を期待することができる。また、板部材同士の連結を、一方の板部材の折り曲げ部に突設された爪片を他方の板部材の折り曲げ部に開設されたスリットへ挿通させて折り曲げることにより行う。したがって、板部材同士のネジ止めにより組み立てる従来の収納箱と比較して、工具の使用頻度の少ない容易な組立作業にて組み立てることができ、電気機器収納用箱体の設置現場にて迅速に組み立て作業を行うことができる。さらに、爪片のスリットへの挿通により板部材同士を連結するようにしたことで、ボルト孔同士を合わせる等といった位置決め作業も必要ではなくなる。したがって、組立作業の一層の容易化に伴う作業効率の向上を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、板部材同士の連結後、補強部材を両板部材に跨って固定するようにしているため、組み立て状態における電気機器収納用箱体の剛性の一層の向上を図ることができるし、該剛性の向上に伴う各板部材の一層の薄型化等を実現することができる。さらに、補強部材又は板部材のいずれか一方に突起を、他方に突起が嵌合する嵌合部を設け、補強部材を、突起の嵌合部への嵌合状態において板部材へボルト固定するようにしている。したがって、該嵌合によりボルト固定部が自動的に位置決めされ、補強部材の固定作業が容易となり、組み立て作業の効率の向上を図ることができる上、該嵌合により、必要最小限のボルト固定で十分な補強効果を期待することができる。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、補強部材が、前面開口周縁に形成されたフランジ部内面に取り付けられているため、電気機器収納用箱体内への電気機器の設置作業等の邪魔になったりしない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる収納箱について、図面をもとに説明する。
図1は、収納箱1の外観を示した斜視説明図であり、図2は、収納箱1の前扉2を取り外した状態を示した斜視説明図である。また、図3(a)は、右側の側板4と底板5とを後方から示した斜視説明図であり、図3(b)は、A部の拡大説明図である。
【0010】
収納箱1は、天板3、一対の側板4、4、底板5、及び背板6により前面を除く他の5面を閉塞するような箱状に組み立ててなる箱本体1aに、該箱本体1aの前面開口を開閉する前扉2を蝶着したものである。前扉2は、箱本体1aの前面右端部に設けられたヒンジ軸7を中心として片開き自在に取り付けられている。
【0011】
右側の側板4は、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工が施された折り曲げ部Rを有する箱状体に形成されてなる。そして、下縁に形成された折り曲げ部Rの前部及び後部には、左方(組み立て時における収納箱1内側方向)へ突出する板状の爪片10、10が一体的に設けられている。また、側板4の後側縁部に形成された折り曲げ部Rの上部及び下部にも、左方へ突出する板状の爪片10、10が一体的に設けられている。
【0012】
さらに、側板4の前側縁部に形成された折り曲げ部Rは、板状部材をL字状に折り曲げて起こす折り曲げ加工が施されており、箱本体1aの組み立て時には前面開口周縁にフランジを形成する。そして、該フランジ部(折り曲げ部)R内面(組み立て時に収納箱1内側となる面)には、略L字状の補強板8が前面開口から前方へ突出するような姿勢で溶接されている。また、フランジ部Rの上部及び下部には、ボルトを挿通可能なボルト挿通孔16、16がフランジ部Rと補強板8とに亘って穿設されている。加えて、補強板8の各ボルト挿通孔16の上下位置には、後方へ突出する一対の突起15、15が設けられている。
尚、側板4の上縁に形成された折り曲げ部Rには、図示しないが後述するようなスリット11が形成されている。また、左側の側板4は、上記右側の側板4と鏡面対称形状に形成されたものであって、折り曲げ部R、R・・は勿論のこと、爪片10、10等も右側の側板4と同様に設けられているし、溶接された補強板8等も備えている。
【0013】
一方、底板5も、上記側板4同様、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工が施された折り曲げ部Rを有する箱状体に形成されてなる。該底板5の左右両縁に形成された折り曲げ部R、Rは、板状部材を上方へ起こすように折り曲げて形成した壁部の先端を、さらに夫々外方へ折り曲げて鍔部とする折り曲げ加工が施されてなる。そして、該折り曲げ部R、Rの前部及び後部で、側板4に設けられている爪片10、10と対応する位置であり、且つ、鍔部の基端部には、爪片10、10を挿通可能なスリット11、11が開設されている。各スリット11は、爪片10の幅及び厚みと略同様の寸法となるように形成されており、挿通状態にある爪片10のガタつきを最小限に防止可能となっている。また、底板5の後縁に形成された折り曲げ部Rは、上記左右両縁の折り曲げ部R、Rと同様に形成されており、該後縁の折り曲げ部Rの左右両側にも、それぞれ上記スリット11と同様のスリット11が設けられている。
【0014】
さらに、底板5の前側縁部に形成された折り曲げ部Rも、上記側板4の前側縁部に形成された折り曲げ部R同様、前面開口周縁にフランジを形成するように設けられており、略L字状に形成された該フランジ部R内面には、上記同様の補強板8が前面開口から前方へ突出するような姿勢で溶接されている。また、フランジ部Rの左右両側部には、夫々ボルト挿通孔16が補強板8に亘って穿設されている。加えて、補強板8には、各ボルト挿通孔16を挟むように一対の突起15、15が後方へ突設されている。
【0015】
さらにまた、天板3は、底板5と略同様に形成されるものであり(詳細は図示せず)、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成されてなる。そして、その左右両縁に形成された折り曲げ部には、各側板4の上縁折り曲げ部Rに形成されたスリットへ挿通可能な爪片10が設けられており、後縁に形成された折り曲げ部にはスリットが形成されている。また、前縁に形成された折り曲げ部(フランジ部)には、補強板が溶接されており、上記底板5の補強板8同様、ボルト挿通孔や突起が形成されている。
【0016】
加えて、背板6も、側板4や底板5等のように、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成されてなる(詳細は図示せず)。そして、該背板6の上下両縁に形成された折り曲げ部には、天板3及び底板5の後縁の折り曲げ部Rに形成されたスリット11、11へ挿通可能な爪片が設けられている。また、背板6の左右両縁に形成された折り曲げ部には、側板4、4の後縁の折り曲げ部Rに形成された爪片10、10を挿通可能なスリットが開設されている。
【0017】
上述したような天板3、側板4、4、底板5、及び背板6は、後述するように、各折り曲げ部Rに形成された爪片10、10を、隣接する他の板部材の折り曲げ部Rに形成されたスリット11、11へ挿通させて組み立てられる。そして、該組み立て状態における剛性を高めるべく、組み立て状態にある箱本体1aの前面開口の周縁内面(すなわち、フランジ部R内面)の隅部には、L字状の補強金具(補強部材)20が取り付けられる。以下、補強金具20について、図4をもとに説明する。図4は、補強金具20を示した説明図である。
【0018】
補強金具20は、直交方向へ一対の腕部を有する略L字状に成形された金属製板部材であって、各腕部には、ボルトを挿通可能なボルト孔23と、該ボルト孔23を挟むように設けられ、補強板8に設けられた突起15に嵌合する丸孔(嵌合部)22、22とを備えてなる。該補強金具20は、後述するように、フランジ部R内面にあてがわれ、隣接する二つの板部材のフランジ部R、R同士(たとえば、側板4のフランジ部Rと底板5のフランジ部R)を連結するように取り付けられる。
【0019】
ここで、上記天板3、側板4、4、底板5、背板6、及び補強金具20を用いた箱本体1の組み立て作業について、右側の側板4と底板5との組み立てを一例として図5及び6にもとづき説明する。図5及び6は、側板4と底板5との組み立て作業について示した説明図である。
側板4と底板5とを組み立てるにあたっては、まず、側板4の下縁に設けられている爪片10、10を、底板5の側縁に設けられているスリット11、11に挿通させる(図5(a))。次に、挿通状態にある爪片10、10を、当該状態のまま底板5の折り曲げ部R内面に沿って下方へ折り曲げて、側板4と底板5とを連結する(図5(b))。さらに、側板4のフランジ部(前縁の折り曲げ部)Rと底板5のフランジ部(前縁の折り曲げ部)Rとが近接する隅部の内面側に、両板部材のフランジ部R、Rに跨るように補強金具20を配置させる。そして、突起15、15・・を丸孔22、22・・に嵌合させた状態で、ボルト孔23及びボルト挿通孔16にナット付きボルト19、19を挿通させて締め付け、補強金具20を側板4と底板5とに跨るように固定する(図6)。
以上のようにして、側板4と底板5との組み立ては行われる。そして、天板3等も同様の作業(爪片10のスリット11への挿通、爪片10の折り曲げによる両板部材の連結、及び補強金具20の固定)にて組み付けることにより、箱本体1aを組み立てることができる。そして、組み立てられた箱本体1aに前扉2を蝶着すれば、収納箱1は完成となる。尚、背板6の組み付けに関しては、補強金具20を用いない。
【0020】
上述したような構成を有する収納箱1によれば、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6を、爪片10のスリット11への挿通及び爪片10の折り曲げ作業により連結することができる。したがって、板部材同士のネジ止めにより組み立てる従来の収納箱と比較して、工具の使用頻度の少ない容易な組立作業にて組み立てることができ、収納箱1の設置現場にて迅速に組み立てることができる。
また、爪片10のスリット11への挿通により組み立てるようにしたことで、ボルト孔同士を合わせる等といった位置決め作業も必要ではなくなる。したがって、組立作業の一層の容易化に伴う作業効率の向上を実現することができる。またさらに、各スリット11を、爪片10の幅及び厚みと略同様の寸法となるように形成しているため、挿通状態にある爪片10のガタつきを最小限に防止することができ、ガタつきのない収納箱1を提供することができる。
【0021】
さらに、板部材同士の連結後、補強金具20を用いて両板部材を固定するようにしているため、組み立て状態における収納箱1の剛性を高めることができるし、各板部材を薄く形成しても剛性を維持することができるため、各板部材の薄型化にともなう運搬・保管作業時における作業性の向上、低コスト化等いった効果を期待することができる。さらにまた、各板部材側に突起15、15・・を、補強金具20に丸孔22、22・・を設け、各丸孔22に突起15を嵌合させるようにしている。したがって、該嵌合によりボルト孔23とボルト挿通孔16とが自動的に位置決めされ、補強金具20の固定作業が容易となり、組み立て作業の効率の向上を図ることができる上、該嵌合により、2箇所しかボルト固定していないにも拘わらず、十分な補強効果を期待することができる。また、補強金具20が、前面開口周縁に形成されたフランジ部R内面に取り付けられているため、収納箱1内への電気機器の設置作業等の邪魔になったりしない。
加えて、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6を、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工を施した折り曲げ部Rを有する箱状体に形成しているため、一層の収納箱1の剛性の向上、又剛性の向上に伴う各板部材の薄型化等を実現することができる。
【0022】
なお、本発明の収納箱に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、各板部材の形状、スリットや爪片の数、設置位置、及び折り曲げ部の形状等に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
【0023】
たとえば、各板部材にスリット又は爪片のいずれを設けるかは適宜変更可能である(たとえば、上記実施形態とは異なり、底板に爪片を、側板にスリットを設けても何ら問題はない)し、爪片とスリットとの両者を設ける(たとえば、側板の下縁の折り曲げ部における前部に爪片を、後部にスリットを夫々設ける)ようにすることも可能である。
また、背板を組み付ける際にも、補強金具を用いるようにしても何ら問題はない。
さらに、補強板を溶接する必要がなければ、各板部材の折り曲げ部に突起等を設けてもよいし、補強部材に突起を、板部材(補強板を含む)側に嵌合部を穿設しても上記同様の効果を奏することができる。さらにまた、底板や側板等の前縁に補強板を溶接するのではなく、底板や側板等の前縁にヘミング加工による折り曲げ加工を施すようにすることも可能である。またさらに、たとえば補強部材に十分な厚みがある場合等には、嵌合部を丸孔とするのではなく、嵌合凹部(有底孔)としてもよい。加えて、より多くの嵌合部を補強部材に設け、収納箱の大きさや形状等により使用する嵌合部を選択可能として、汎用性の高い補強部材とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】収納箱の外観を示した斜視説明図である。
【図2】収納箱の前扉を取り外した状態を示した斜視説明図である。
【図3】(a)は、右側の側板と底板とを後方から示した斜視説明図であり、(b)は、A部の拡大説明図である。
【図4】補強金具を示した説明図である。
【図5】側板と底板との組み立て作業について示した説明図である。
【図6】側板と底板との組み立て作業について示した説明図である。
【符号の説明】
【0025】
1・・収納箱、1a・・箱本体、2・・前扉、3・・天板、4・・側板、5・・底板、6・・背板、8・・補強板、10・・爪片、11・・スリット、15・・突起、16・・ボルト挿通孔、20・・補強金具、22・・丸孔、23・・ボルト孔、R・・折り曲げ部(フランジ部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の板部材を組み立てることで前面を除く他の5面が閉塞された箱本体と、該箱本体に組み付けられ、前記前面を開閉する扉部材とからなる電気機器収納用箱体であって、
前記板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成するとともに、組み立て状態における前記板部材間で隣接する前記折り曲げ部の一方に爪片を突設する一方、他方に前記爪片を挿通可能なスリットを開設し、
該一方の爪片を、他方のスリットへ挿通させた後で折り曲げることにより、板部材同士を連結可能としたことを特徴とする電気機器収納用箱体。
【請求項2】
隣接する板部材に跨って取り付けられ、板部材同士の連結を補強する補強部材を備えており、
前記補強部材又は前記板部材のいずれか一方に突起を、他方に前記突起が嵌合する嵌合部を設け、前記補強部材を、前記突起の前記嵌合部への嵌合状態において前記板部材へボルト固定したことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱体。
【請求項3】
補強部材を、箱本体の前面に設けられた開口部周縁に形成されるフランジ部内面に取り付け可能としたことを特徴とする請求項2に記載の電気機器収納用箱体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−125332(P2008−125332A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−309488(P2006−309488)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(000124591)河村電器産業株式会社 (857)
【Fターム(参考)】