説明

露光装置

【課題】 被露光材の自重による撓みを抑制することで、マスクと被露光材のアライメントを高精度に行うことができる露光装置を提供する
【解決手段】露光位置Pに、搬送方向を水平方向としたシート状の被露光材2を送り込み、被露光材の上方及び下方に配置した表マスク8及び裏マスク9を密着させてアライメントを行った後、前記被露光材との両面に前記表及び裏マスクのパターンを露光転写する両面露光装置において、アライメントを行う前に、露光位置より搬送方向の下流側位置の前記被露光材を固定用クランプ5bで固定しておくとともに、バックテンションロール6を使用して、露光位置より搬送方向の上流側位置の被露光材に、伸びが発生しない程度の微小の張力を上流側に向けて加える。このように被露光材に微小の張力を加えた状態で、アライメントを行うために表マスク及び裏マスクを被露光材に密着させていく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水平方向に搬送されてきたシート状の被露光材にマスクのパターンを露光転写する水平搬送式の露光装置に係り、特に、マスクと被露光材のアライメントを高精度に行うために被露光材の撓みを抑制する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビシャドウマスク、ICリードフレーム等を大量に生産する露光装置として、水平方向に搬送されてきたシート状の被露光材を、露光位置の表マスク及び裏マスクの間に所定量ずつ送出し、表マスク及び裏マスクを被露光材に密着させ、露光位置の各マスクの外側に配置した平行光源から各マスクに向けて露光を照射することで、表マスク及び裏マスクのパターンを被露光材の表裏両面に同時に露光転写する水平搬送式の両面露光装置が知られている(例えば特許文献1。)。
【0003】
この両面露光装置は、表マスク及び裏マスクのパターンを被露光材の表裏両面に露光転写する前に、被露光材及び表マスク、裏マスクのアライメント(ずれ補正)処理を行っている。このアライメント処理は、露光位置に送り込まれた被露光材に表マスク及び裏マスクを密着させて被露光材及び表マスク、裏マスクの相対的な位置を測定する工程と、被露光材から表マスク及び裏マスクを離間させた後、前記相対的な位置に基づいて表マスク及び裏マスクの位置調整を行う工程とを複数回繰り返すここで、被露光材及び表マスク、裏マスクを整合させていく処理である。
【特許文献1】特開平12−056481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の装置は、露光位置に送り込まれた被露光材の自重による撓みが大きいので、アライメント処理を高精度に行なうのは難しい。
すなわち、図5に示すように、露光位置に送り込まれた被露光材30は、搬送方向の上流側に配置したガイドロール32と、下流側に配置したガイドロール34とに支持されて自重により大きく撓んだ状態となっている(図5の実線で示す被露光材30)。
【0005】
このように被露光材30が大きく撓んだ状態でアライメント処理を行うと、表マスク36及び裏マスク38を密着させるときには、被露光材30は、上流側及び下流側に移動しながら撓みを解消する(図5の2点鎖線で示す被露光材30)。このとき、表マスク36及び裏マスク36との相対的な位置を測定したときの被露光材30の位置と、表マスク36及び裏マスク38の位置調整のために表マスク36及び裏マスク38の密着状態を解除し、再度、大きく撓んだ被露光材30の位置は、最初に表マスク36と裏マスク38との相対的な位置を測定したときの状態を大幅に異なってしまう可能性がある。そのため、相対的な位置に基づいて表マスク及び裏マスクの位置調整を行っても、被露光材及び表マスク、裏マスクを、高精度に整合させることが難しい。
【0006】
そこで、アライメント処理を行う前に、被露光材30の長手方向に張力を加えることで撓みを抑制する方法が考えられる。しかし、張力が加えられた被露光材30は、伸びた状態で表マスク36及び裏マスク38のパターンの露光転写が行われることになり、露光後に張力が解除となった被露光材30は転写パターンが縮んでしまい、表マスク36及び裏マスク38のパターンを正確に転写することができないという問題が発生してしまう。したがって、被露光材30の撓みを抑制する大きな張力を加えることは不可能である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、被露光材の自重による撓みを抑制することで、マスクと被露光材のアライメントを高精度に行うことができる露光装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明の両面露光装置は、露光位置に、搬送方向を水平方向としたシート状の被露光材を送り込み、前記被露光材の上方及び下方に配置した表マスク及び裏マスクを密着させてアライメントを行った後、前記被露光材との両面に前記表及び裏マスクのパターンを露光転写する両面露光装置において、前記アライメントを行う前に、前記露光位置より搬送方向の下流側位置又は上流側位置の前記被露光材を固定しておくとともに、前記露光位置より搬送方向の上流側位置又は下流側位置の前記被露光材に、伸びが発生しない程度の微小の張力を上流側又は下流側に向けて加えた後、前記アライメントを行うために前記表マスク及び裏マスクを前記被露光材に密着させるようにした装置である。
【0008】
ここで、前記露光位置の近くの上流側及び下流側に、前記被露光材を下側から支持する一対の支持ロールを配置することが好ましい。
また、前記一対の支持ロールに対して搬送方向の外側に、前記被露光材を固定する一対の固定用クランプを配置し、前記アライメントを行う前に、前記一対の固定用クランプのうち下流側又は上流側に位置している固定用クランプで前記被露光材を固定するが好ましい。
さらに、前記一対の支持ロールのうち上流側に配置した支持ロールよりさらに上流側又は下流側に、前記被露光材に微小の張力を上流側に向けて加えるバックテンション手段を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の両面露光装置によると、アライメントを行う前に、露光位置より搬送方向の下流側位置、又は上流側位置の被露光材を固定しておくとともに、露光位置より搬送方向の上流側位置、又は下流側位置の被露光材に、伸びが発生しない程度の微小の張力を上流側又は下流側に向けて加えているので、アライメントを行うために表マスク及び裏マスクを被露光材に密着させていくと、微小の張力が加えられている被露光材は、露光位置で撓んでいる部分が上流側又は下流側に吸収されていき、露光位置の被露光材の撓みが殆ど無くなる。このように、露光位置の被露光材の撓みが殆ど無い状態でアライメントを行うと、ずれ量を測定するときと、表マスク及び裏マスクを移動制御するときの被露光材の位置が変化しない。したがって、被露光材及び表マスク、裏マスクを正確に整合させることができる。
【0010】
また、露光位置の被露光材の撓んでいた部分は、上流側に引っ張られて吸収されていくので、毎回のアライメント処理を高精度に行うことができる。
さらに、被露光材の撓みを抑制するため、被露光材には伸びが発生しない程度の微小の張力しか作用しないので、製品精度を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明に係る露光装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の両面露光装置の概略を示す図である。
符号1は、フープ状に巻かれたシート状のワーク2をタクト送りで巻き出す巻出し装置である。この巻出し装置1の回転軸にはトルクモータ1aが連結されており、タクト送りに伴うワーク2の巻出しを行なう。また、停止時には、停止状態を維持するトルクを発生する。すなわち、停止状態において外部から巻出し方向に張力を受けると、巻出し装置1に巻出し方向と反対方向(破線の矢印方向)にトルクを発生し、停止状態を維持する。
【0012】
また、符号3は、両面露光位置Pの下流側に配置されて露光後のワーク2を巻き取るための巻取り装置である。そして、巻出し装置2から巻き出されたワーク2は、一対のガイドロール32,34に支持されて両面露光位置Pを水平方向に移動してから巻取り装置3に巻き取られる。
両面露光位置P近傍の上流側(巻出し装置1側)及び下流側(巻取り装置3側)では、2個の支持ロール4a,4bがワーク2の裏面に接触して支持している。
【0013】
両面露光部Pに位置するワーク2は、上流側に配置した固定用クランプ5aと、下流側に配置した固定用クランプ5bとで固定可能とされている。
上流側のガイドロール32の巻出し装置1側には、ガイドロール32と巻出し装置1との間で垂れ下がっているワーク2にバックテンションを加えるバックテンションロール6が配置されている。このバックテンションロール6は、ワーク2の最下部位置の上面に接触しているロール6aと、このロール6aを下方に押圧しているスプリング6bとで構成されている。
【0014】
そして、前記トルクモータ1a及びバックテンションロール6のスプリング6bが、ワーク2に微小のバックテンション(ワーク2に伸びが発生しない程度にワーク2を上流側に引っ張る微小の張力)を加える。
下流側のガイドロール34の巻取り装置3側には、露光後のワーク2をクランプした状態で巻取り装置3側に所定量送り、その後、クランプ状態を解除して元の位置に戻るインデクサー7が設けられている。このインデクサー7の送り量に応じて巻き出し装置1によるワーク2の巻き出しと巻取り装置3によるワーク2の巻取りが行われる。なお、符号2aは、巻取り装置3側に設けられたワーク送りバッファ部分である。
【0015】
両面露光位置Pのワーク2の表裏面側には、それぞれ所定の転写パターンを有する表マスク8及び裏マスク9が配置されている。
そして、下流側の固定用クランプ5a、又は両側の固定用クランプ5a,5bで露光位置Pに送られたワーク2を固定してワーク2のずれ量を小さくした状態で、両面露光位置Pでワーク2及び表マスク8,裏マスク9同士のアライメント(ずれ補正)を行なった後、表マスク8及び裏マスク9をワーク2の表裏面に密着させ、各マスク8,9の外側に配置された平行光源10a,10bから表マスク8及び裏マスク9に向けて露光を照射することで、表マスク8及び裏マスク9のパターンがワーク2の表裏面に露光転写される。
【0016】
この露光転写が行われた後、上述したインデクサー7でワーク2を巻取り装置3側に所定量送り、インデックス終了後、上記同様の工程で新たな露光転写が行われる。
図2は、両面露光位置Pに配置した表マスク8及び裏マスク9を示す図である。
表マスク8には、回路パターン等の所定のパターンPT1が形成されている。また、ワーク2の流れ方向に対して直交する方向の両縁部に、一対のマスクアライメントマークM1a,M1bが形成されているとともに、一対のマスクアライメントマークM1a,M1bより内側に、一対のワーク・マスクアライメントマークM3a,M3bが形成されている。
【0017】
また、裏マスク9にも、回路パターン等の所定のパターンPT2が形成されているとともに、表マスク8のマスクアライメントマークM1a,M1bに対応する位置に、一対のマスクアライメントマークM2a,M2bが形成されている。
また、ワーク2の幅方向の縁部には、表マスク8に形成したワーク・マスクアライメントマークM3a,M3bに対応する円形の基準孔26a,26bが形成されている。これら基準孔26a,26bは、露光パターンのピッチに合わせて等間隔で、ワーク2の幅方向のエッジラインと平行に形成されている。
【0018】
表マスク8の一対のマスクアライメントマークM1a,M1bと、裏マスク9の一対のマスクアライメントマークM2a,M2bは、マスクアライメント用のカメラ等の撮像手段(図示せず)によりそれらの重畳状態の情報が得られ、制御部(図示せず)は、前記情報に基づいて表マスク8及び裏マスク9のずれ量を算出する。また、表マスク8の一対のワーク・マスクアライメントマークM3a,M3bと、ワーク2の基準孔26a,26bも、ワーク・マスクアライメント用のカメラ等の撮像手段(図示せず)によりそれらの重畳状態の情報が得られ、前記制御部は、前記情報に基づいて表マスク8及びワーク2のずれ量を算出する。制御部は、表マスク8及び裏マスク9のずれ量と、表マスク8及びワーク2のずれ量に基いた駆動信号を算出し、マスク位置調整手段(図示せず)に送出する。そして、マスク位置調整手段は、駆動信号に基づいて表マスク8及び裏マスク9を移動制御し、ワーク2及び表マスク8、裏マスク9を整合させる。
【0019】
次に、本実施形態において、アライメント処理を行う前に両面露光位置Pに位置しているワーク2の撓みを抑制する方法について、図1から図3を参照して説明する。
先ず、両面露光位置Pのワーク2は、両面露光位置P近傍の上流側及び下流側に配置した2個の支持ロール4a,4bに支持されているので、従来のように一対のガイドロール32,34に支持されて大きく撓んでいるワーク(2点鎖線で示したワーク2A)と比較して、撓み量が小さくなる(一点鎖線で示したワーク2B)。
【0020】
そして、本実施形態では、インデクサー7によりワーク2のこれから露光を行なう部位が露光部Pと対向した状態とした上で一対の固定用クランプ5a,5bのうち、下流側に配置した固定クランプ5bがワーク2を固定する。このとき、バックテンションロール6によりワーク2に微小のバックテンションが加えられた状態となっている。
次に、アライメント処理を行うために、表マスク8及び裏マスク9をワーク2に密着させていく。裏マスク9がワーク2の裏面に接触していくにつれ、ワーク2の固定クランプ5bから上流の部分の自重により撓んでいる部分が裏マスク9に持ち上げられる。このとき、下流側が固定クランプ5bにより拘束されているため、微小のバックテンションが加えられているワーク2は、下流側の固定クランプ5bに固定された位置から上流側に引っ張られ、撓んでいる部分が上流側に吸収されていくので、両面露光位置Pのワーク2の撓みが殆ど無くなる(実線で示したワーク2C)。
【0021】
このように両面露光位置Pのワーク2の撓みが殆ど無い状態でアライメント処理を行うと、表マスク8の一対のワーク・マスクアライメントマークM3a,M3bと、ワーク2の基準孔26a,26bを使用して表マスク8とワーク2の重畳状態の情報を得たときのワーク2の位置と、表マスク8及び裏マスク9の密着を解除して表マスク8及び裏マスク9を移動制御するときのワーク2の位置が殆ど一致しているので、マスク位置調整手段の駆動によりワーク2及び表マスク8、裏マスク9を正確に整合させることができる。
【0022】
また、両面露光位置Pにおいてワーク2の撓んでいた部分は、上流側に引っ張られて吸収されていくので、毎回のアライメント処理を高精度に行うことができる。
また、ワーク2の撓みを抑制するため、ワーク2には伸びが発生しない程度の微小の張力しか作用しないので、製品精度を確保することができる。
そして、両面露光位置P近傍の上流側及び下流側に配置した2個の支持ロール4a,4bと、下流側に配置した固定クランプ5bと、巻出し装置1に連結したトルクモータ1aと、巻出し装置1側に配置したバックテンションロール6とで、両面露光位置Pのワーク2の撓みを簡単に抑制することができるので、ワーク2の撓み機構の簡便化を図ることができる。
【0023】
次に、図4に示すものは、本発明に係る第2実施形態の両面露光装置の概略を示す図である。
本実施形態は、上流側のガイドロール32側にバックテンションロール12が配置されている。このバックテンションロール12は、ワーク2に接触するロール12aと、このロール12aをワーク2の巻出し方向と反対方向(矢印方向)にテンションを付与するトルクモータ12bとで構成されており、トルクモータ12bは、ワーク2に微小のバックテンションが加わるように、ロール12aを巻出し方向と反対方向(矢印方向)に回転させる方向のトルクを発生するモータである。
【0024】
本実施形態では、下流側に配置した固定クランプ5bがワーク2を固定した後、バックテンションロール12及びトルクモータ12aにより、ワーク2に微小のバックテンションを加える。
次に、アライメント処理を行うために、表マスク8及び裏マスク9をワーク2に密着させていく。裏マスク9がワーク2の裏面に接触していくと、バックテンションロール12により微小のバックテンションが加えられたワーク2は、下流側の固定クランプ5bに固定された位置から上流側に引っ張られ、撓んでいる部分が上流側に吸収されていくので、図3で示した実線のワーク2Cのように、両面露光位置Pのワーク2の撓みが殆ど無くなる。
【0025】
したがって、第1実施形態と同様に、表マスク8及び裏マスク9を密着して表マスク8とワーク2のの畳状態の情報を得たときのワーク2の位置と、表マスク8及び裏マスク9の密着を解除して表マスク8及び裏マスク9を移動制御するときのワーク2の位置が殆ど一致しているので、マスク位置調整手段の駆動によりワーク2及び表マスク8、裏マスク9を正確に整合させることができる。
【0026】
また、本実施形態も、両面露光位置Pのワーク2の撓んでいる部分が上流側に引っ張られて吸収されていくので、毎回のアライメント処理を高精度に行うことができるとともに、ワーク2には伸びが発生しない程度の微小の張力しか作用しないので、製品精度を確保することができる。
さらに、両面露光位置P近傍の上流側及び下流側に配置した2個の支持ロール4a,4bと、下流側に配置した固定クランプ5bと、上流側のガイドロール32側に配置したバックテンションロール16とで両面露光位置Pのワーク2の撓みを簡単に抑制することができるので、ワーク2の撓み機構の簡便化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る第1実施形態の両面露光装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る両面露光位置に配置されている表マスク及び裏マスクを示す斜視図である。
【図3】本発明において両面露光位置の被露光材の撓みが抑制されている状態を示す図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態の両面露光装置を示す概略構成図である。
【図5】従来の両面露光装置において両面露光位置の被露光材が大きく撓んでいる状態を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 巻出し装置
2 ワーク(被露光材)
3 巻取り装置
4a,4b ガイドロール
5a 両面露光位置に対して上流側に配置した固定用クランプ
5b 両面露光位置に対して下流側に配置した固定用クランプ
6,12 バックテンションロール(バックテンション手段)
8 表マスク
9 裏マスク
P 両面露光位置(露光位置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
露光位置に、搬送方向を水平方向としたシート状の被露光材を送り込み、前記被露光材の上方及び下方に配置した表マスク及び裏マスクを密着させてアライメントを行った後、前記被露光材との両面に前記表及び裏マスクのパターンを露光転写する両面露光装置において、
前記アライメントを行う前に、前記露光位置より搬送方向の下流側位置又は上流側位置の前記被露光材を固定しておくとともに、前記露光位置より搬送方向の上流側位置又は下流側位置の前記被露光材に、伸びが発生しない程度の微小の張力を上流側又は下流側に向けて加えた後、前記アライメントを行うために前記表マスク及び裏マスクを前記被露光材に密着させることを特徴とする両面露光装置。
【請求項2】
前記露光位置の近くの上流側及び下流側に、前記被露光材を下側から支持する一対の支持ロールを配置したことを特徴とする請求項1記載の両面露光装置。
【請求項3】
前記一対の支持ロールに対して搬送方向の外側に、前記被露光材を固定する一対の固定用クランプを配置し、前記アライメントを行う前に、前記一対の固定用クランプのうち下流側又は上流側に位置している固定用クランプで前記被露光材を固定することを特徴とする請求項2記載の両面露光装置。
【請求項4】
前記一対の支持ロールのうち上流側に配置した支持ロールよりさらに上流側又は下流側に、前記被露光材に微小の張力を上流側に向けて加えるバックテンション手段を設けたことを特徴とする請求項2または3記載の両面露光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−276398(P2006−276398A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−94582(P2005−94582)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】