説明

AV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置

【課題】新規なAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置を提供する。
【解決手段】一つのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイル及びその対応の少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを記録でき、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分が更に文字データに変換でき、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすが、このように該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを介し、つまりユーザーが事後に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを整理または使用する時に、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの所属を加速して識別でき、これにより、有効に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの検索,分類と管理に寄与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、AV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置を提供するもので、特にユーザーがオーディオ・ビデオの記録の前後に一つのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイル及びその対応の少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを記録することを可能とする方法を指すが、該方法は、ユーザーが事後に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを整理または使用する時に、該メーン・オーディオ・ビデオ・を素早く識別できるだけではなく、更に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの検索,分類と管理に寄与できる。
【背景技術】
【0002】
故に、デジタル・オーディオ・ビデオ記録装置の種類が雑多で、例えば簡単かつ安価な録音ペン(recording pen)から携帯式音声記録再生装置までにMP3プレーヤー(Player)/レコーダー(Recorder),デジタル・カメラ,ビデオ・ピックアップ機能などが共に内蔵されるが、軽薄短小で且つ容量が大きいので、現場オーディオ・ビデオ記録の応用上で、例えば訪問録音,講義録音、医学研究上の臨床音声収集などが益々普及する。
【0003】
デジタル・オーディオ・ビデオ記録装置は、1セットの簡単なオーディオ・ビデオ効果編集ソフトウェアと1枚のサウンド・カード(sound card)のみを必要とし、文字とは異なる効果を生成できるが、然しながら一般なユーザーがこれらの小柄かつ精巧なオーディオ・ビデオ記録装置を使用し、且つ終わってから一つのメーン・オーディオ・ビデオを収集かつ保存した後に、常に以下の困惑を招く。
【0004】
一、ユーザーが該オーディオ・ビデオ記録装置を使用してオーディオ・ビデオを記録かつ格納して一つのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなる時に、通常はオーディオ・ビデオ記録装置により、ファイルの記録された順序に準じて該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに序数(ordinal number)を主とするファイル名称をもたらし、当時にユーザーから直ちに該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに識別容易な適合の名称をもたらさない。該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの数が多すぎると、事後に該オーディオ・ビデオ記録装置の内に記録された複数の該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを管理、検索または識別しようとする時に、通常はユーザーが直接に複数の該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのそれぞれを聞き取ることを必要とし、偶に複数の該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの一区切りの内容のそれぞれを聞き切ってから、やっとその内容の所属を了解できる必要があり、偶に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの内容を聞き取っても識別できず、所要のメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを簡単に識別かつ発見できない現象をもたらし、従って相当に時間をつぶし且つ不便になる。 二、該オーディオ・ビデオ記録装置に格納された複数の該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの数が比較的に大きくなると、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの識別と管理が何れも非常に不便になる。
【0005】
三、ユーザーは、押しボタンにより、そのオーディオ・ビデオ記録のオーディオ・ビデオ・ファイルの命名を入力するが、オーディオ・ビデオ記録装置の体積が小さすぎて充分の押しボタン空間を提供できなければ、ユーザーが該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに充分で且つ明らかなファイル名称をもたらさず、ある既存の技術は、ユーザーがより複雑な押しボタンのステップにより、ひいては比較的に明らかなファイル名称を生成するが、然しながらその複雑な押しボタンのステップが無駄に時間を浪費し、且つ幾つかの応用の場合に不便である。
【0006】
新たな技術を研究して開発できれば、将来にユーザーが該オーディオ・ビデオ記録装置に格納されたメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに対する管理と検索に寄与し、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを間違い或いは発見できない困惑を有効に避けることが出来る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、新規なAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置を提供するものであるが、該方法は、ユーザーが如何なるメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを記録する前後に、対応する少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを生成でき、その内容が一つのシーン,一つの人顔影像,一つの人名,一つの識別番号,一つの録音時間,一つの地点と一つの録音状態の中から選択された一つの短いメッセージであっても良い。該方法も、オーディオ・ビデオを入力する方式を用い、記録されたメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを命名でき、オーディオ・ビデオ記録装置の押しボタンの大きさと応用の場合に限定する必要がなく、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分を更に文字データに変換でき、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすが、従って本発明の方法は、関連する産業(例えば器具会社,医療器材会社,MP3製造会社または携帯電話会社など)に何れも極めて応用の価値性を具する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の叙述に鑑み、従来のユーザーは、オーディオ・ビデオ記録装置を使用してオーディオ・ビデオを記録かつ格納してメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなる時に、格納されたメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの数が多すぎ、或いはオーディオ・ビデオを記録する当時に、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのそれぞれに識別容易な適合の名称をもたらさず、或いは押しボタンにより命名を入力するステップが複雑で、所要のメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを簡単に識別かつ発見できないように招き、ひいては各項目の欠点などをもたらし、従って発明者が数年来にこの課題を従事する関連の経験に基づき、即ち長く鋭意に研究と実験を経って且つ関連する学理に応じ、遂に本発明の「AV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置」を開発して設計する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明のインデックス録音方法の流れの模式図である。
【図2】本発明のインデックス録音装置のハードウェアのブロック模式図である。
【図3】本発明の具体的な実施例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ひいては審査官は、本発明の技術手段および動作過程をより認識かつ了解できるように寄与するために、実施例を一つ挙げて図面に応じ、下記のように詳細に説明する。
【0011】
本発明は、「AV(オーディオ・ビデオ)記録の方法およびその装置」で、特に如何なるメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを記録する前後に、対応する少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを生成でき、これにより、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの分類と管理を補助する方法を指すが、図1を参照して示すように、該方法は、AV(オーディオ・ビデオ)プロセッサーにより以下のステップを実行する。
【0012】
ステップ1:先ず一つのメーン・オーディオ・ビデオ信号を受信し、且つ該メーン・オーディオ・ビデオ信号を処理して一つの記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号となること。
【0013】
ステップ2:処理ファイル・プログラムを介し、該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号をフォーマットして特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなり、且つファイル記憶域に記録すること。
【0014】
ステップ3:少なくとも一つのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を受信し、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ信号を処理して少なくとも一つの記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号となること。
【0015】
ステップ4:該処理ファイル・プログラムを介し、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号をフォーマットして特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルとなり、且つ該ファイル記憶域に記録し、つまりこの後に1回のインデックス・オーディオ・ビデオ記録方法を終了すること。
【0016】
前述の方法は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、更に含む。
【0017】
前述の方法は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、更に含む。
【0018】
前述の方法は、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、更に含む。
【0019】
前述の方法は、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、更に含む。
【0020】
インデックスというのは、例えばオーディオ・ビデオ・ソース,オーディオ・ビデオ取得の位置,オーディオ・ビデオ記録の日付と時間などを指すが、また該インデックス・オーディオ・ビデオ信号の種類は、一つの記録待ち者の名前,一つの記録時間,一つの記録状況とオーディオ・ビデオ内容題目の中から選択された短いメッセージである。
【0021】
ユーザーが沢山の該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの中から、あるメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを探す時に、その対応に生成された、短いインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの内容を一つずつ聞き取り或いは観覧すれば、つまり探し当てることが出来る。
【0022】
本発明の方法より了解できるのは、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一種の実行可能な形式が、音声により入力する方式を使用し、録音されたメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを命名し、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルが音声識別方式にて文字データに変換できることにより、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすものであるが、このように該ファイル名称より該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの内容の属性を了解できる。
【0023】
図2を参照して示すように、これが本発明のインデックス・オーディオ・ビデオ記録装置のハードウェアのブロック模式図であるが、図中より明らかに了解できるのは、オーディオ・ビデオ信号を受信かつ処理し更にファイルを保存するように用いられる一つの装置10と、該装置10の上に設けられることにより一つのメーン・オーディオ・ビデオ信号を一つの記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号となるように検知かつ処理し更に少なくとも一つのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を少なくとも一つの記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号となるように検知かつ処理する一つのAV(オーディオ・ビデオ)プロセッサー11と、該装置10の上に設けられることにより記録過程中で該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号を識別する一つのメーン・オーディオ・ビデオ押しボタン12と、該装置10の上に設けられることにより記録過程中で該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を識別する少なくとも一つのインデックス押しボタン(index button)13と、該装置10の上に設けられることにより該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号を一つの特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなるようにフォーマットし更に該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を一つの特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルとなるようにフォーマットする一つの処理ファイル・プログラム14と、装置10の上に設けられることにより該処理ファイル・プログラムにてピックアップされた該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分を文字データ(text)に変換する一つの変換プログラム15と、該装置の上に設けられることにより既にフォーマットされた該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイル及び該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを格納するファイル記憶域16とを、含むものである。
【0024】
前述の該処理ファイル・プログラム14は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、且つ該変換プログラム15を介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なす。
【0025】
前述の該処理ファイル・プログラム14は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、且つ該変換プログラム15を介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なす。
【0026】
前述の該処理ファイル・プログラム14は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、且つ該変換プログラム15を介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なす。
【0027】
前述の該処理ファイル・プログラム14は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、且つ該変換プログラム15を介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なす。
【0028】
本発明は、各種の該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのハードウェア設備(装置10)の上に対し、少なくとも一つ以上のインデックス押しボタン13の方式を提供することにより、ユーザーがその中の一つの該インデックス押しボタン13を押し付け且つインデックス・オーディオ・ビデオ信号を入力する時に、つまり対応するインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを一つ生成する。
【0029】
更に本発明は、特に携帯式のオーディオ・ビデオ記録装置、例えばMP3プレーヤー(Player)/レコーダー(Recorder)等に適用されるが、これらの携帯式装置は、体積が小さくなるため、便利かつ完備の文字入力インターフェースを提供する可能性が少なくなり、このような状況下で、本発明を介してオーディオ・ビデオを入力するのは、最も便利な方式である。
【0030】
本発明の具体的な実施例の中に、図3を参照して示すように、一つのMP3プレーヤー/レコーダー2に一つの電子式聴診器のヘッド20が加えられて一つのデジタル聴診器と見なすことが出来、臨床肺音信号を大量に収集するように用いられる。該プレーヤー/レコーダー2の上に、第1のインデックス押しボタン21,第2のインデックス押しボタン22と第3のインデックス押しボタン23が提供されるが、ユーザーが第1のインデックス押しボタン21,第2のインデックス押しボタン22と第3のインデックス押しボタン23の中の一つの押しボタンを押し付けると、同時に該プレーヤー/レコーダー2のマイクロフォン24から発声された音声に対し、一つのインデックス・ファイルとなるように記録される。ユーザーが一区切りの肺音信号を収集しようとする前に、該第1のインデックス押しボタン21を押し付け、該プレーヤー/レコーダー2のマイクロフォン24に対し該患者のカルテ番号を言い出し、該第2のインデックス押しボタン22を押し付け、該プレーヤー/レコーダー2のマイクロフォン24に対し当時の日付と時間を言い出し、該第3のインデックス押しボタン23を押し付け、該プレーヤー/レコーダー2のマイクロフォン24に対し該患者の当時の状況を言い出すが、可能な状況は、「正常」,「喘息発作中」と「喘息発作後」を含むが、その後にユーザーが該電子式聴診器のヘッド20を使用し始め、患者の胸腔上の肺音信号をピックアップし、該プレーヤー/レコーダー2の上のメーン・オーディオ・ビデオ押しボタン25を1回押し付け、この時にピックアップされた肺音信号が一つの肺音ファイルとなるように記録される。ユーザーが複数の患者の身体上から沢山の肺音ファイルを該プレーヤー/レコーダー2の内に収集かつ格納した後に、これらの肺音ファイルを病院情報システムの中に格納かつ確立する必要があり、医療関係者が後でこれらの情報を使用することにより、患者の肺部病理過程を追跡できる。通常は病院情報システムの中に個別の患者のファイルがその専属のレターケースの中に放置される。ユーザーがある肺音信号ファイルを病院情報システムの中に保存しようとする前に、先ず該肺音信号ファイルと対応する1番目のインデックス・ファイルを聞き取れば、該肺音信号は何れかの患者から取得されたことが分かる。ひいては2番目と3番目のインデックス・ファイルを聞き取れば、該肺音信号のピックアップされた時間および患者の当時の状況を了解できるが、ユーザーがこの二つのメッセージをファイル名称の上または何れかの関連書類の上に記載でき、後でこの肺音信号を聞き取る医療関係者がこれらのメッセージを了解できる。
【0031】
以上の叙述により了解できるのは、従来の技術とは異なる本発明の方法および装置のキー・ポイントが下記の通りであることにある。
【0032】
一、本発明の方法および装置は、新規性を具し、従来にAV(オーディオ・ビデオ)を記録する時に、当時に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに識別容易な適合の名称を直ちに与えない或いは該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの数が多すぎる時になれば、事後にこれらのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを管理、検索または識別しようとする時に、所要のメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを簡単に識別かつ発見できず、ひいてはユーザーに相当に時間をつぶし且つ不便になることをもたらすが、ただし本発明の提出する方法およびその装置は、ユーザーがオーディオ・ビデオを記録できる当時に、即ち全てのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの前に、直接に対応する少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを生成でき、これにより、時間の冗長なメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの内容をこれらのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルに簡単に叙述する。
【0033】
二、本発明の方法および装置は、進歩性を具し、従来に押しボタンによりオーディオ・ビデオ記録のメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに対する命名を入力するが、オーディオ・ビデオ記録装置が充分の押しボタン空間を提供できなければ、ユーザーが該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに充分で且つ明らかなファイル名称をもたらさず、或いはより複雑な押しボタンのステップにより、やっと比較的に明らかなメーン・オーディオ・ビデオ・ファイル名称を生成できる必要があり、複雑な押しボタンのステップが無駄に時間を浪費するだけではなく、且つ幾つかの応用の場合に不便であるが、然しながら本発明の提出する方法およびその装置は、ユーザーがオーディオ・ビデオを入力する方式を用い、オーディオ・ビデオ記録のメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルに対し、インデックスを提供でき、オーディオ・ビデオ記録装置の押しボタンの大きさに限定する必要がなく、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルが更にオーディオ・ビデオ識別方式により文字データに変換でき、これにより、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすが、有効に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの命名のステップを簡略化し且つ時間を短縮し、同時に各場合の応用に寄与する。
【0034】
三、本発明の方法および装置は、実用性を具し、従来の携帯式のオーディオ・ビデオ記録装置(例えばMP3プレーヤー(Player)/レコーダー(Recorder)等)の体積が小さくなるため、便利かつ完備の文字入力インターフェースを提供できず、このような状況下で、本発明の方法を介し、つまりユーザーが事後に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルを整理または使用する時に、該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの所属を加速して識別でき、これにより、有効に該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイルの検索,分類と管理に寄与する。
【0035】
従って本発明の方法および装置は、新規性,進歩性と実用性を具し、同時に本発明の方法が関連する産業(例えば器具会社,医療器材会社,MP3製造会社または携帯電話会社など)に何れも極めて応用の価値性を具する。
故に前述の詳細な説明は、本発明に対するより好ましい実行可能な実施例の説明だけであり、ただ当該実施例が本発明の特許請求の範囲を限定するように用いられる訳ではなく、例えば本発明の掲示する技術精神をまだ脱逸しない下では完成された他の等価な変化および修飾の変更が、何れも本発明の渡りかける特許請求の範囲中に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0036】
2 プレーヤー/レコーダー
10 装置
11 AV(オーディオ・ビデオ)プロセッサー
12 メーン・オーディオ・ビデオ押しボタン
13 インデックス押しボタン
14 処理ファイル・プログラム
15 変換プログラム
16 ファイル記憶域
20 電子式聴診器のヘッド
21 第1のインデックス押しボタン
22 第2のインデックス押しボタン
23 第3のインデックス押しボタン
24 マイクロフォン
25 メーン・オーディオ・ビデオ押しボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
AV(オーディオ・ビデオ)記録の方法は、特に一つのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイル及びその対応の少なくとも一つ以上のインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを記録できる方法を指し、該方法が以下のように、一つのメーン・オーディオ・ビデオ信号を受信し、且つ該メーン・オーディオ・ビデオ信号を処理して一つの記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号となり、処理ファイル・プログラムを介し、該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号をフォーマットして特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなり、且つファイル記憶域に記録するステップと、少なくとも一つのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を受信し、且つ該インデックス・オーディオ・ビデオ信号を処理して少なくとも一つの記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号となり、該処理ファイル・プログラムを介し、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号をフォーマットして特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルとなり、且つ該ファイル記憶域に記録するステップとを、含むことを特徴とするAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項2】
更に該方法は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、含むことを特徴とする請求項1に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項3】
更に該方法は、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、含むことを特徴とする請求項1に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項4】
更に該方法は、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、含むことを特徴とする請求項1に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項5】
更に該方法は、該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを、含むことを特徴とする請求項1に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項6】
該インデックス・オーディオ・ビデオ信号の種類は、一つの記録待ち者の名前,一つの記録時間,一つの記録状況とオーディオ・ビデオ内容題目の中から選択された短いメッセージであることを特徴とする請求項1に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の方法。
【請求項7】
AV(オーディオ・ビデオ)記録の装置は、オーディオ・ビデオ信号を受信かつ処理し更にファイルを保存するように用いられる装置と、該装置の上に設けられることにより一つのメーン・オーディオ・ビデオ信号を一つの記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号となるように検知かつ処理し更に少なくとも一つのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を少なくとも一つの記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号となるように検知かつ処理するAV(オーディオ・ビデオ)プロセッサーと、該装置の上に設けられることにより該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号を一つの特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルとなるようにフォーマットし更に該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を一つの特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルとなるようにフォーマットする処理ファイル・プログラムと、該装置の上に設けられることにより既にフォーマットされた該メーン・オーディオ・ビデオ・ファイル及び該インデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルを格納するファイル記憶域とを、含むことを特徴とするAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項8】
該処理ファイル・プログラムは、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、且つ変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項9】
該処理ファイル・プログラムは、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号の一部分をピックアップすることが出来、且つ変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項10】
該処理ファイル・プログラムは、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、且つ変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのメーン・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項11】
該処理ファイル・プログラムは、該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルの一部分をピックアップすることが出来、且つ変換プログラムを介して文字データに変換し、該特定なフォーマットのインデックス・オーディオ・ビデオ・ファイルのファイル名称の一部分と見なすことを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項12】
該装置は、記録過程中で該記録待ちのメーン・オーディオ・ビデオ信号を識別するように用いられ、その上に設けられる一つのメーン・オーディオ・ビデオ押しボタンにより実行することを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。
【請求項13】
該装置は、記録過程中で該記録待ちのインデックス・オーディオ・ビデオ信号を識別するように用いられ、その上に設けられる少なくとも一つのインデックス押しボタンにより実行することを特徴とする請求項7に記載のAV(オーディオ・ビデオ)記録の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−211067(P2009−211067A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−38733(P2009−38733)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(504007741)國立中央大學 (28)
【Fターム(参考)】