説明

ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路

【課題】半導体スイッチ素子と電流・電圧検知素子とを使用してON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路を構成する。
【解決手段】半導体スイッチ素子と電流・電圧検知素子とを配置して、複数の半導体スイッチ素子の一つがON故障しても出力側に電流が流れないよう構成し、出力側に電流を流さないままで各スイッチ素子のON故障を検知することを可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ON側を危険側とするフェールセーフ性が求められる場合にはスイッチ回路は回路を構成するスイッチ素子の内の一つが故障しても出力端子に電流を出力しない事が要求される。また、ある一つのスイッチ素子が故障した場合にその故障を潜在させたままではフェールセーフ性が保てないためスイッチ素子のON故障を検知できる事も要求される。加えて、ON側は危険側であるため、この故障検知は出力側に電流を出力しないまま行わなくてはならない。
【0003】
なお、本明細書でいうONとはスイッチ素子もしくはスイッチ回路が電流を通過させる状態であるとし、ON故障とは意図しない条件でスイッチ素子またはスイッチ回路がONの状態になる状態であるとする。同様に、OFFとはスイッチが電流を遮断する状態であり、OFF故障とはスイッチが意図しない条件で電流を遮断する状態のことであるとする。
従来にもこの要件を満たす回路は存在したが、特許文献1のように回路に機械式リレーを用いなければならなかった。機械式リレーを用いることが回路の小型化、高信頼性化に支障となっていた。
【特許文献1】特開平9−191554号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする問題点は、ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路において機械式リレーを使用しなければ信頼性のある回路を構成できないという点である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路において、
スイッチ素子と電流・電圧検知素子とを備え、前記スイッチ回路の出力側に電流を出力することなく、前記スイッチ素子および/または前記電流・電圧検知素子のON側故障を検知できることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、A接点スイッチもしくはB接点スイッチを用いてON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路を構成することができるようになったため、スイッチ素子に半導体リレーを用いることができるようになった。これにより回路を小型化、高信頼性化することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0008】
図1に、本発明の実施例1のスイッチ回路を示す。実施例1のスイッチ回路を以下に記すように構成する。スイッチ回路は二つの電源側端子1,2を持ち、二つの出力側端子3,4を持つ。電源側端子1は配線21により、A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子11に接続されている。スイッチ素子11のもう一方の接点は配線22により出力側端子3に接続されている。電源側端子2は配線23により、A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子12に接続されている。スイッチ素子12のもう一方の接点は配線24により出力側端子4に接続されている。
【0009】
配線21は配線25によりA接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子13に接続され、スイッチ素子13のもう一方の接点は配線26により電圧計や電流計などのような電圧や電流を検知する素子14に接続される。検知素子14のもう一方の接点は配線27により配線24に接続される。ここでスイッチ素子13と電流・電圧検知素子14の配置が入替わったとしても機能上変りは無い。
【0010】
配線22は配線28によりA接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子15に接続され、スイッチ素子15のもう一方の接点は配線29により電流・電圧検知素子16に接続される。検知素子16のもう一方の接点は配線30により配線23に接続される。ここでスイッチ素子15と電流・電圧検知素子16の配置が入替わったとしても機能上変りは無い。
【0011】
制御対象に電流を出力したい場合にはスイッチ素子11,12両方をONにし、制御対象にスイッチ素子13,15を介して逆方向に電流が流れることを防ぐためにスイッチ素子13,15のどちらかをOFFに、出力側に電流が出力されたことを検知するためにスイッチ素子13,15のもう片方をONにする。制御対象への電流を止めたい場合には最低限スイッチ素子11,12のどちらかをOFFにし、かつスイッチ素子13,15のどちらかをOFFにすればよい。
【0012】
各スイッチ素子のON故障検知は出力側に電流を出力しない間に行う。スイッチ素子11のON故障を検知するためにはスイッチ素子11,12,13にOFFの指令を出し、スイッチ素子15にONの指令を出す。このときに電流・電圧検知素子16が電圧もしくは電流を検知した場合にはスイッチ素子11はON故障している。スイッチ素子12のON故障を検知するためにはスイッチ素子11,12,15にOFFの指令を出し、13にONの指令を出す。このときに電流・電圧検知素子14が電圧もしくは電流を検知した場合にはスイッチ素子12はON故障している。スイッチ素子13のON故障を検知するためにはスイッチ素子11,13,15にOFFの指令を出し、スイッチ素子12にONの指令を出す。このときに電流・電圧検知素子14が電圧もしくは電流を検知した場合にはスイッチ素子13はON故障している。スイッチ素子15のON故障を検知するためにはスイッチ素子12,13,15にOFFの指令を出し、スイッチ素子11にONの指令を出す。このときに電流・電圧検知素子16が電圧もしくは電流を検知した場合にはスイッチ素子15はON故障している。
【0013】
図2は、本発明の実施例1のスイッチ回路を利用した鉄道信号用連動制御システムである。本発明のスイッチ回路はスイッチ装置51内で利用されている。この例ではスイッチ素子61,62,63,64としてフォトカプラを用い、そのフォトカプラはスイッチ装置51内のCPU71によって制御される。電圧・電流検知素子65,66としてフォトカプラを用いる。フォトダイオード側に電流が流れるとスイッチ装置51内のCPU71に対しlow信号を出力する構成とした。
【0014】
電源側端子には電源装置52が接続され、この例では出力側には鉄道用信号機53が接続される。スイッチ装置51は連動論理部54により制御される。連動論理部54は連動論理を記憶した記憶装置91とCPU92により構成される。ここでいう連動論理とは鉄道の運行に必要となる信号機や転てつ機などの機器の制御法を記述したデータのことである。
【0015】
連動論理部54のCPU92は記憶装置91内に記憶された連動論理に基づいて各スイッチ装置に制御指令を出力する。各スイッチ素子はその制御指令に従って出力側に接続された機器に対し電源を供給もしくは電源を遮断する。加えて、連動論理部54は自駅の情報をCTC中央指令所に報告し、CTC中央指令所から他駅情報や運行管理情報を受取る役目も果たす。
【0016】
電源供給時に電圧・電流検知素子が電源電流を検知できない、電源遮断時に行われるスイッチ素子のON故障検知で故障が検知された際にはスイッチ装置51内のCPU71から連動論理部54に対し異常が報告される。異常が報告された場合には連動論理部54のCPU92は警報を発し、以後は連動論理中の異常時の対応に従い各機器の制御を行う。
【0017】
図3は、スイッチ装置51の状態遷移図である。直接的にはスイッチ装置51はCPU71に制御され図3のような状態遷移をする。スイッチ装置51はOFF状態、ON状態、異常状態の三つの状態をとりえる。OFF状態からON状態への状態遷移、ON状態からOFF状態への状態遷移は連動論理部54の制御指令によって行われる。スイッチ装置51が異常を検知した場合にはその時のスイッチ装置の状態に関わらず異常状態に遷移する。異常状態からは連動論理部54の故障復帰指令によりOFF状態に復帰することが可能である。ON状態では信号機53に電流を流しつつ、信号機53に流す電流の監視、スイッチ素子63,64および検知素子65,66の故障検知を行う。OFF状態では信号機53に電流を流さないままスイッチ素子61,62,63,64および検知素子65,66の故障検知を行う。
【0018】
図4は、OFF状態の状態遷移図である。OFF状態では、図5で説明するスイッチ素子61,62の故障検知、図6のスイッチ素子63,64の故障検知、図7の検知素子65,66の故障検知を順番に行う。検知素子65,66の故障検知が終わった後は再びスイッチ素子61,62の故障検知から各素子の故障検知を順次繰返し、他の状態に遷移するまで故障検知を順番に繰返す。
【0019】
図5は、スイッチ素子61,62の故障検知の方法を示したフローチャートである。図4の状態遷移図中のスイッチ素子61,62の故障検知の詳細である。ステップS501においてスイッチ素子61,62,63をOFFとし、ステップS502においてスイッチ素子64のみをONとし、ステップS503において検知素子66が電流を検知したかでスイッチ素子61のON故障の有無を検知する。ステップS501において電流が検知された場合には、ステップS504においてスイッチ素子61はON故障の可能性があるので、ステップS505において図4の状態遷移図中の異常状態に遷移する。ステップS503において電流を検知しなかった場合には次の過程に進む。次に、ステップS506においてスイッチ素子64をOFFとし、一度全てのスイッチ素子をOFFにする。その後にステップS507においてスイッチ素子63をONとし、スイッチ素子62のON故障の有無を検知する。ステップS508において検知素子65の検知結果によりスイッチ素子62のON故障の有無を検知する。ステップS508において電流が検知された場合にはステップS509においてスイッチ素子62はON故障の可能性があるのでステップS510において図4の状態遷移図中の異常状態に遷移する。電流を検知しなかった場合にはステップS511においてスイッチ素子63をOFFとし、全てのスイッチ素子をOFFにした状態でステップS512においてスイッチ素子61,62の故障検知を終わる。
【0020】
図6は、図5と同様にスイッチ素子63,64の故障検知の方法を示したフローチャートである。図4の状態遷移図中のスイッチ素子63,64の故障検知の詳細である。ステップS601においてスイッチ素子61,63,64をOFFとし、ステップS602においてスイッチ素子62のみをONとし、ステップS603において検知素子65の検知結果からスイッチ素子63のON故障の有無を検知する。スイッチ素子63が電流を検知した場合にはステップS604においてスイッチ素子63がON故障の可能性があるのでステップS605において異常状態に遷移する。スイッチ素子63が電流を検知しない場合にはステップS606においてスイッチ素子62をOFFとし、一度全てのスイッチ素子をOFFとした後にステップS607においてスイッチ素子61をONとし、ステップS608において検知素子66の検知結果からスイッチ素子64のOFF故障の有無を検知する。検知素子66が電流を検知した場合には、ステップS609においてスイッチ素子64がON故障の可能性があるのでステップS610において異常状態に遷移する。検知素子66が電流を検知しない場合には、ステップS611においてスイッチ素子61をOFFとし全てのスイッチ素子をOFFにした状態でステップS612においてスイッチ素子63,64の故障検知を終了する。
【0021】
図7は、検知素子65,66の故障検知の方法を示したフローチャートである。図4の状態遷移図中の検知素子65,66の故障検知の詳細である。上記のスイッチ素子の故障検知ではスイッチ素子が未故障であることは検知素子65,66が電流を検知していないことを基準として判断している。仮に検知素子65,66が故障で電流を検知できない状態であった場合にはスイッチ素子の故障を見落としている可能がある。そのため、この過程では検知装置65,66の未故障を検証する。始めにステップS701においてスイッチ素子61,64をOFFとし、ステップS702においてスイッチ素子62,63をONとする。この際にステップS703において検知素子65が電流を検知できなければステップS704においてスイッチ素子65が故障の可能性があるのでステップS705において異常状態へ遷移する。検知素子65が電流を検知した場合には、次にステップS705においてスイッチ素子62,63をOFFとし、ステップS707においてスイッチ素子61,64をONとする。この際にステップS707において検知素子66が電流を検知できなければステップS709において66が故障の可能性があるのでステップS710において異常状態へ遷移する。最後にステップS711においてスイッチ素子61,64をOFFとし全てのスイッチ素子をOFFにした状態でステップS712において検知素子65,66の故障検知を終わる。
【0022】
図8は、ON状態のフローチャートである。最初にステップS801においてスイッチ素子64をOFFとし、スイッチ素子64,63を経由して信号機53に逆向きに電流が流れることを防止する。ステップS802においてスイッチ素子61,62をONとし信号機53に電流が流れるようにする。ステップS803においてスイッチ素子63をONとし、ステップS804において検知素子65が電流を検知しており、かつ、ステップS805において検知素子66が電流を検知していないことを確認する。そうでない場合はステップS806,807においていずれかの素子が故障している可能性があるのでステップS808,S809において異常状態に遷移する。次に、ステップS810においてスイッチ素子63をOFFとして、ステップS811においてスイッチ素子64をONとする。今度は逆にステップS812において検知素子66が電流を検知しており、かつ、ステップS813において検知素子65が電流を検知していないことを確認する。そうでない場合は、ステップS814,S815においていずれかの素子が故障している事を示すのでステップS816,S817において異常状態に遷移する。その後はステップS818においてスイッチ素子64をOFFとして他の状態に遷移するまで故障検知を繰返す。
【0023】
図9は、異常状態のフローチャートである。いずれかの素子の故障が検知された場合には即座にこの状態に遷移し、ステップS901において全てのスイッチ素子をOFFとする。ステップS902において連動論理部に異常を報告し、その後は、ステップS903において連動論理部54からの故障復帰指令が出るまで待機する。
【0024】
本発明のスイッチ回路を使用することにより機械式リレーを用いずに鉄道システムのスイッチ回路を構成することが出来るようになりスイッチ回路を小型化、高信頼性化することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施例1のスイッチ回路の回路図である。
【図2】本発明の実施例1のスイッチ回路を使用したシステムの概略図である。
【図3】本発明のスイッチ回路の状態遷移図である。
【図4】本発明のOFF状態での状態遷移図である。
【図5】本発明のスイッチ素子61,62の故障検知のフローチャートである。
【図6】本発明のスイッチ素子63,64の故障検知のフローチャートである。
【図7】本発明のスイッチ素子65,66の故障検知のフローチャートである。
【図8】本発明のON状態のフローチャートである。
【図9】本発明の異常状態のフローチャートである。
【符号の説明】
【0026】
1 電源側端子
2 電源側端子
3 出力側端子
4 出力側端子
11 A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子
12 A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子
13 A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子
14 電流・電圧検知素子
15 A接点スイッチ素子もしくはB接点スイッチ素子
16 電流・電圧検知素子
21 配線
23 配線
22 配線
24 配線
25 配線
26 配線
27 配線
28 配線
29 配線
30 配線
51 スイッチ装置
52 電源装置
53 鉄道用信号機
54 連動論理部
61 スイッチ素子(フォトカプラ)
62 スイッチ素子(フォトカプラ)
63 スイッチ素子(フォトカプラ)
64 スイッチ素子(フォトカプラ)
65 電流・電圧検知素子(フォトカプラ)
66 電流・電圧検知素子(フォトカプラ)
71 スイッチ装置内のCPU
91 連動論理部内のハードディスク
92 連動論理部内のCPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路において、
スイッチ素子と電流・電圧検知素子とを備え、前記スイッチ回路の出力側に電流を出力することなく、前記スイッチ素子および/または前記電流・電圧検知素子のON側故障を検知できることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項2】
請求項1記載のスイッチ回路において、
前記スイッチ素子は、半導体スイッチ素子により構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項3】
請求項1記載のスイッチ回路において、
前記スイッチ素子は、A接点スイッチもしくはB接点スイッチにより構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項4】
請求項1記載のスイッチ回路において、
前記スイッチ素子および/または電流・電圧検知素子は、フォトカプラを用いて構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項5】
請求項1記載のスイッチ回路とCPUとを備え、前記CPUの制御により、前記スイッチ素子をON,OFFし、前記電流・電圧検知素子により電流・電圧を検出して、前記スイッチ素子および/または前記電流・電圧検知素子のON側故障を検知することを特徴とするスイッチ装置。
【請求項6】
請求項5記載のスイッチ装置の出力端が鉄道用信号機に接続され、前記スイッチ素子または前記電流・電圧検知素子のON側故障により前記鉄道用信号機に電流が出力されることを防止することを特徴とする鉄道信号用連動制御システム。
【請求項7】
ON側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路において、
第1の電源側端子と第2の電源側端子、
第1の出力側端子と第2出力側端子、
前記第1の電源側端子と前記第1の出力側端子との間に配置された前記第1のスイッチ素子、前記第2の電源側端子と前記第2の出力側端子との間に配置された前記第2のスイッチ素子、前記第1の電源側端子と前記第2の出力側端子との間に配置された第3のスイッチ素子、前記第2の電源側端子と前記第1の出力側端子との間に配置された第4のスイッチ素子、
前記第1の電源側端子と前記第2の出力側端子との間に配置された第1の電流・電圧検出用素子、前記第2の電源側端子と前記第1の出力側端子との間に配置された第2の電流・電圧検出用素子とを備え、
前記第1の出力側端子及び前記第2出力側端子に電流を出力することなく、前記各スイッチ素子および/または前記各電流・電圧検知素子のON側故障を検知できることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項8】
請求項7記載のスイッチ回路において、
前記各スイッチ素子は、半導体スイッチ素子により構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項9】
請求項7記載のスイッチ回路において、
前記各スイッチ素子は、A接点スイッチもしくはB接点スイッチにより構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項10】
請求項7記載のスイッチ回路において、
前記各スイッチ素子および/または各電流検知素子は、フォトカプラを用いて構成されていることを特徴とするスイッチ回路。
【請求項11】
請求項7記載のスイッチ回路とCPUとを備え、前記CPUの制御により、前記各スイッチ素子をON,OFFし、前記各電流・電圧検知素子により電流・電圧を検出して、前記各スイッチ素子および/または前記各電流・電圧検知素子のON側故障を検知することを特徴とするスイッチ装置。
【請求項12】
請求項11記載のスイッチ装置の出力端が鉄道用信号機に接続され、前記各スイッチ素子または前記各電流・電圧検知素子のON側故障による電流が前記鉄道用信号機に流れることが防止されていることを特徴とする鉄道信号用連動制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−182119(P2007−182119A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−715(P2006−715)
【出願日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】