説明

日立ツール株式会社により出願された特許

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【課題】第1硬質皮膜は高硬度化による耐摩耗性の改善を図り、第2硬質皮膜は圧縮応力の低減と密着性の改善を図って、硬質皮膜被覆切削工具の長寿命化を実現する。
【解決手段】硬質皮膜被覆工具において、硬質皮膜は基体表面から第1硬質皮膜、第2硬質皮膜が被覆され、第1硬質皮膜は、(AlMe100−aで示され、但し、35≦a≦65、0.90≦e/f≦1.15、第2硬質皮膜は、(Ti100−hで示され、但し、1≦h≦30、0.90≦m/p≦1.15、であり、該第1硬質皮膜と該第2硬質皮膜のX線回折における(111)面の面間隔(nm)を夫々、d1、d2としたときに、1.01≦d2/d1≦1.05であり、該第2硬質皮膜は柱状組織を有し、該柱状組織の結晶粒はB成分に組成差を有する組成変調構造であることを特徴とする硬質皮膜被覆工具。 (もっと読む)


【課題】 熱処理後の高硬度鋼の高速切削、乾式切削といった金属材料等の切削加工等に使用される耐摩耗性に優れた被覆工具を提供する。
【解決手段】 工具基材の表面にTiAl系の窒化物でなる硬質皮膜を被覆した被覆工具であって、該硬質皮膜は、0.5〜1.0原子%のArを含有し、且つ、X線回折における結晶の(200)面のピーク強度が最大であることを特徴とする耐摩耗性に優れた被覆工具である。また、本発明において硬質皮膜は(200)面の格子定数が0.420nm以上の結晶構造を有することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 冷間から温熱間の使用環境でも、優れた耐摩耗性、耐熱性および摺動特性を有した、塑性加工用金型や切削工具に最適な被覆工具とその製造方法を提供する。
【解決手段】 工具基材の表面に、AlCrSi系の窒化物とVの窒化物が交互に積層された硬質皮膜を被覆した被覆工具であって、該硬質皮膜の膜厚が3μm以上、表面粗さがRa<0.2μm、Rz<2.0μm、Rsk<0である摺動特性に優れた被覆工具である。また、硬質皮膜の膜厚を8μm以上とすることで、工具寿命を大きく改善できるので好ましい。交互に積層されたAlCrSi系の窒化物とVの窒化物の個々の膜厚は、AlCrSi系の窒化物の膜厚よりも、Vの窒化物の膜厚の方が厚いことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】2層構造を有する硬質皮膜層1、2において、硬質皮膜層1は残留圧縮応力により亀裂の伝播抑制を図り、硬質皮膜層2は残留圧縮応力の低減化により厚膜化を可能とし、基材との密着強度を改善して硬質皮膜被覆切削工具の長寿命化を図る。
【解決手段】超硬合金を基材とする切削工具に硬質皮膜を被覆した硬質皮膜被覆切削工具において、表面側に硬質皮膜層1、基材側に硬質皮膜層2が被覆され、硬質皮膜層1は(AlCr1−a)N、但し、0.5≦a≦0.75、0.9≦x≦1.1であり、硬質皮膜層2は(TiAl1−b)N、但し、0.4≦b≦0.6、0.9≦y≦1.1であり、X線回折における硬質皮膜層1の(111)面の格子定数をa1(nm)、硬質皮膜層2の(200)面の格子定数をa2(nm)としたとき、0.990≦a1/a2≦0.999であることを特徴とする硬質皮膜被覆切削工具。 (もっと読む)


【課題】2層構造を有する硬質皮膜層1、2において、硬質皮膜層1は結晶組織の微細粒状化と密着強度の改善を図り、硬質皮膜層2は結晶組織の粒状化と高硬度化による耐摩耗性の改善を図って硬質皮膜被覆切削工具の長寿命化を実現する。
【解決手段】超硬合金を基材とする切削工具に硬質皮膜を被覆した硬質皮膜被覆切削工具において、表面側に硬質皮膜層1、基材側に硬質皮膜層2が被覆され、硬質皮膜層1は(AlCr1−a1−x、但し、0.5≦a≦0.75、0.45≦x≦0.55、硬質皮膜層2は(TiAl1−b1−y、但し、0.4≦b≦0.6、0.45≦y≦0.55、X線回折における硬質皮膜層1の(200)面の格子定数をa1(nm)、硬質皮膜層2の(111)面の格子定数をa2(nm)としたとき、0.980≦a1/a2≦0.990であることを特徴とする硬質皮膜被覆切削工具である。 (もっと読む)


【課題】 過酷化する鍛造、ダイカスト等の環境下においても、潤滑剤付着性および耐久性に優れた被覆金型と、その製造方法を提供する。
【解決手段】 金型基材の表面にスパッタリング法によって皮膜を被覆した被覆金型であって、該皮膜は、窒化物、炭化物、炭窒化物のうちの1種以上でなる硬質膜と、その直上に被覆された窒化物、炭化物、炭窒化物のうちの1種以上でなる潤滑膜からなり、該潤滑膜は、表面粗さが算術平均粗さRa:0.08μm以上、最大高さRz:0.84μm以上であり、金型基材の表面に対して略垂直方向に界面を有する針状粒子の集合体でなる、被覆金型である。
本発明に係る上記の皮膜は、そのスパッタリング時の成膜条件を制御することで達成できる。例えば、潤滑膜は、被覆時の基材バイアス電圧を−0V〜−60Vとする。硬質膜は、基材バイアス電圧を−60V超〜−160Vとすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 フライス用刃先交換式回転切削工具に装着して、主切刃の耐欠損性を維持しながら切削抵抗の低減と、高能率な高送り加工を実現できるインサートを提供する。
【解決手段】 回転工具本体に着脱可能で、平面視で多角形平板状をなすインサートである。このインサートには主切刃のすくい面にネガホーニング、ランドを設け、コーナー部にはR形状のコーナー刃を形成する。そして、回転工具本体にこのインサートを装着したときに、回転工具本体の回転軸方向に対する最下点をインサートの主切刃が有するようにするとともに、ネガホーニング、またはネガホーニングとランドの幅を、この最下点から回転工具本体の回転軸方向に対する外周側方向に向かって、漸次増加するように形成している。 (もっと読む)


【課題】金型などの荒加工に要求される縦送り加工、横送り加工、および傾斜切削を含む複合加工であっても、一本のエンドミルで高速で複合加工ができ、特にびびり振動を抑制して、切り屑詰まりによる異常摩耗や刃欠けも生じない長寿命の超硬合金製エンドミルを提供する。
【解決手段】複数の底刃及び複数の外周刃と、複数のギャッシュ面からなるギャッシュとを有する超硬合金製エンドミルであって、前記複数のギャッシュ面は、底刃のすくい面である第1ギャッシュ面、エンドミルの工具軸の回転中心側に設けられた第2ギャッシュ面、及びエンドミルの外周側に設けられた第3ギャッシュ面から成り、前記複数の外周刃は、エンドミルの軸直角断面視で外周面の周方向に隣接する外周刃のねじれ角が異なることを特徴とする超硬合金製エンドミルである。 (もっと読む)


【課題】厚膜化した2層以上の硬質皮膜における圧縮応力の低減と密着性を確保しつつ、耐摩耗性に優れた硬質皮膜被覆工具を提供する。
【解決手段】超硬合金を基体に圧縮応力を有する硬質皮膜を3〜20μmの膜厚で被覆した硬質皮膜被覆工具において、第1硬質皮膜及び第2硬質皮膜が被覆され、第1硬質皮膜は、(AlCr1−a−bSi、a及びbは原子%、c及びdは原子比を表し、50≦a≦70、0≦b<15及び0.85≦c/d≦1.25であり、第2硬質皮膜は、(Ti1−eSi、eは原子%、f及びgは原子比を表し、1≦e≦20及び0.85≦f/g≦1.25であり、第1硬質皮膜と該第2硬質皮膜のX線回折における(200)面の面間隔(nm)を夫々、d1及びd2とした時に、0.965≦d1/d2≦0.990であることを特徴とする硬質皮膜被覆工具である。 (もっと読む)


【課題】 刃部全体を超硬ソリッドとし総形フライス工具において、製造時の研削加工の負荷と刃部の折損の危険性を減らす。
【解決手段】第一逃げ面9と第二逃げ面7を備える刃部1全体の、超硬合金の総形フライス工具形状からなるグリーン成形体を製造するグリーン成形体製造工程と、グリーン成形体に形成された刃溝相当部分8の一部または全部を残存させた状態で、第一逃げ面9と第二逃げ面7への切削加工により、第一逃げ面9より縮径した第二逃げ面7を形成する第二逃げ面形成工程と、グリーン成形体を焼結して焼結体を得る焼結工程と、焼結体の少なくとも刃部1の最小径となる凹状部において、第二逃げ面7と刃溝相当部分8の一部または全部をグリーン成形体の加工肌が焼結された状態にしたまま、残存している刃溝相当部分8の一部または全部を研削加工して刃溝10を形成し、第一逃げ面9を研削加工する仕上げ加工工程から刃部を製造する。 (もっと読む)


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