説明

コンバイン

【課題】刈取り作業中に穀粒タンク内に貯留される穀粒の量を安価な構成で検出すると共に、刈取り作業中に穀粒タンク内に貯留される穀粒の収穫量に基づいて未刈り行程における穀粒の収穫量を予想し、後工程である乾燥機に効率的に張り込んで穀粒を乾燥できるようにする。
【解決手段】コンバイン1の刈取り走行状態を検出する検出手段22,24,25,26,27,31L,31Rと、刈取り走行中の穀粒タンク9内における穀粒の貯留量を検出する検出手段S1〜S4の検出値に基づいて、刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出する演算手段21と、この演算手段21により算出した単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を表示する表示手段15を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場から刈取った穀稈を脱穀して穀粒を収穫するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインでは、所定の刈取り面積を有する圃場内を走行しながら前処理部で穀稈を刈り取り、この刈り取った穀稈を脱穀部に供給して脱穀及び選別処理がなされた穀粒を穀粒タンクに貯留する連続した収穫作業が行われている。そして、穀粒タンク内に貯留される穀粒が満杯になると、トラック等の運搬車両に穀粒を積み替えて乾燥機の設置場所まで運搬し、該乾燥機により乾燥させた穀粒を貯蔵タンクまたは穀粒袋に充填した状態で貯蔵室に保管している。
【0003】
そして、脱穀部から穀粒タンクに穀粒を揚上搬送する揚穀筒の排出口に、この排出口から穀粒タンク内に排出される穀粒の量、即ち穀粒タンク内に貯留される穀粒の量を、当該穀粒との衝突により検知するロードセルからなる荷重測定器を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、穀粒タンクの前部下方にロードセル型の重量センサを配置し、この重量センサを介して穀粒タンク内に貯留される穀粒の量を直接的に検出できるように構成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2003−70335号公報(第3頁、図2−図3)
【特許文献2】特開2006−246845号公報(第6−7頁、図5、図9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した特許文献1の荷重測定器と特許文献2の重量センサは、共に高価なロードセル(荷重変換器)を用いて穀粒タンク内に貯留される穀粒の量を検出しようとするものであり、コスト面で改善の余地があった。また、刈取り作業中に穀粒タンク内に貯留される穀粒の収穫量に基づいて未刈り行程における穀粒の収穫量を予想し、後工程である乾燥機に効率的に張り込んで穀粒を乾燥できるようにすることが期待されていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、前処理部で穀稈を刈り取り、この刈り取った穀稈を脱穀部に供給して脱穀及び選別処理がなされた穀粒を穀粒タンクに貯留するコンバインにおいて、該コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段と、刈取り走行中の穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段の検出値に基づいて、刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出する演算手段と、該演算手段により算出した単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を表示する表示手段を設けたことを第1の特徴としている。
そして、穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段が、当該穀粒タンクの上下方向に所定の間隔で設けた穀粒の堆積高さを検出する籾センサであることを第2の特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段と、刈取り走行中の穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段の検出値に基づいて、刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出する演算手段と、該演算手段により算出した単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を表示する表示手段を設けたことによって、コンバインのオペレータは、刈取り走行中(刈取り圃場)における単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を的確に把握することができる共に、未刈り行程(残りの刈取り行程)における穀粒の収穫量も予想可能であり、それによって後工程である乾燥機の処理能力以上の不要な刈取り作業を行うことなく、穀粒タンク内に貯留した穀粒を運搬車両に積み替えて当該乾燥機に効率的に張り込んで乾燥させることができる。
そして、請求項2の発明によれば、穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段が、当該穀粒タンクの上下方向に所定の間隔で設けた穀粒の堆積高さを検出する籾センサであり、従来のように高価なロードセルを用いることなく既存の籾センサを利用して穀粒タンク内に貯留される穀粒の量を検出できるのでコスト低減が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、コンバイン1の側面図と平面図であって、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2に機体フレーム3を支持すると共に、この機体フレーム3の前方に穀稈を刈取りながら脱穀部4まで搬送する前処理部5を備えている。
【0009】
更に詳しくは、脱穀部4は、機体フレーム3上の左側前部に設けてあり、この脱穀部4において前処理部5で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別すると共に、脱穀部4で脱穀した後の排稈を機外に排出処理する後処理部6を当該脱穀部4の後方に連続して配置している。
【0010】
また、機体フレーム3の右側前部には、オペレータが着座する座席7と各種操作具を備えた操縦部8を配置すると共に、その後方且つ脱穀部4の右側方には、該脱穀部4で選別処理した穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク9を設けてあり、この穀粒タンク9内に貯留した穀粒を穀粒排出オーガ11を介して機外に排出できるようになっている。
【0011】
そして、図3は、上述した穀粒タンク9の一部省略断面図であって、脱穀部4において脱穀と選別処理がなされた穀粒(一番穀粒)は、揚穀筒12を介して穀粒タンク9の上部に揚上搬送され、その上部排出口12aから穀粒タンク9内に放出されるようになっている。
【0012】
また、穀粒タンク9の一側の内壁には、その上下方向に複数の籾センサS1〜S4を所定の間隔で配設してあり、これらの籾センサS1〜S4によって穀粒タンク9内における穀粒の堆積高さ(貯留量)を段階的に検出できるようになっている。即ち、籾センサS1〜S4には、図示しないリミットスイッチが内蔵してあり、このリミットスイッチが穀粒タンク9に貯留される穀粒により押圧作動することによって、各籾センサS1〜S4の何れかの配設位置まで穀粒が貯留されたことを検出できるようになっている。尚、籾センサS4は、穀粒タンク9の満杯センサである。
【0013】
更に、操縦部8には、各籾センサS1〜S4による穀粒の堆積高さの検出に伴って点灯する図示しない表示ランプを備えた表示手段としての表示モニタ15を設けてあり、この表示モニタ15によって、コンバイン1のオペレータは、穀粒タンク9内に貯留されている穀粒の貯留状態を認識することができる。
【0014】
そして、コンバイン1は、図4に示すブロック図の如くマイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAM等を含む)を用いて構成される制御手段(演算制御部)21を備えており、この制御手段21の入力側には、上述した籾センサS1〜S4、図示しないトランスミッションの副変速軸の軸端に取り付けて、該副変速軸の回転速度をコンバイン1の走行速度として検出するミッション回転センサ22、収穫量(収量)計算モードを入り(ON)または切り(OFF)状態に切替えるモード切替スイッチ23、作業機(脱穀クラッチ)スイッチ24、刈取(刈取クラッチ)スイッチ25、図示しない前処理出力軸の軸端に取り付けて、該前処理出力軸の回転速度を前処理部5における穀稈搬送速度として検出する搬送(前処理)回転センサ26、図示しない扱深搬送装置において搬送穀稈の有無を株元側で検出するメイン(扱深メイン)センサ27、分草体28・・の間に導入される穀稈の通過位置を検出すべく分草体支持フレーム29に取り付けた各条(方向自動)センサ31L,31Rを所定の入力インターフェイス回路を介して接続する一方、制御手段21の出力側には、表示手段としての表示モニタ15を所定の出力インターフェイス回路を介して接続している。
【0015】
ところで、コンバイン1によって圃場から収穫した後の穀粒は、その商品価値を高めるために速やかに後工程の乾燥機に張り込んで乾燥させることが必要であり、生籾の状態で放置すると食味が低下して商品価値が損なわれる。したがって、乾燥機の乾燥容量と乾燥時間からなる処理能力に基づいて圃場から収穫する穀粒の量を的確に決定する必要があり、本発明では、コンバイン1のオペレータが、刈取り走行中(刈取り圃場)における単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を的確に把握できるようにすると共に、未刈り行程(残りの刈取り行程)における穀粒の収穫量も予想できるように、上述した制御手段21によって、コンバイン1の刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出し、更に当該収穫量を表示モニタ15に表示する制御フローを備えている。以下この制御フローについて詳しく説明する。
【0016】
図5は、上述した制御フローを示すフローチャートであって、先ずステップS1では、制御手段21による収穫量(収量)計算モードを入り(ON)または切り(OFF)状態に切替えるモード切替スイッチ23が入り状態にあるか切り状態にあるかを判断し、このモード切替スイッチ23が切り状態の収穫量計算モードがOFF状態であればステップS2に進み、モード切替スイッチ23が入り状態の収穫量計算モードがON状態であればステップS3に進む。
【0017】
ステップS2では、ミッション回転センサ22の回転速度に基づいて算出される刈取走行距離の数値をクリアして元に戻る。
【0018】
ステップS3では、作業機(脱穀クラッチ)スイッチ24と刈取(刈取クラッチ)スイッチ25が入り(ON)が入り状態にあるか切り(OFF)状態にあるか、即ちコンバイン1が刈取り走行状態にあるか否かを判断し、両スイッチ24,25が入り状態にあればステップS4に進み、両スイッチ24,25が切り状態にあれば元に戻る。
【0019】
ステップS4では、扱深搬送装置において搬送穀稈の有無を株元側で検出するメイン(扱深メイン)センサ27がON状態にあるかOFF状態にあるかを判断し、ON状態にあればステップS5に進み、OFF状態にあれば元に戻る。
【0020】
ステップS5では、前処理部5における穀稈搬送速度を検出する搬送(前処理)回転センサ26が回転状態にあるか停止状態にあるかを判断し、回転状態にあればステップS6に進み、停止状態にあれば元に戻る。
【0021】
ステップS6では、コンバイン1の走行速度を検出するミッション回転センサ22が回転状態にあるか停止状態にあるかを判断し、回転状態にあればステップS7に進み、停止状態にあれば元に戻る。
【0022】
ステップS7では、ミッション回転センサ22の回転速度に基づいて算出される刈取走行距離をカウントしてステップS8に進む。
【0023】
ステップS8では、穀粒タンク9内に貯留される穀粒の堆積高さを段階的に検出する籾センサS1〜S4のうち、籾センサS1に続いて籾センサS2がON状態になったか否か、または籾センサS2に続いて籾センサS3がON状態になったか否か、更に籾センサS3に続いて籾センサ(満杯センサ)S4がON状態になったか否かを判断し、上述の如く籾センサS2、籾センサS3、または籾センサS4がON状態になったならばステップS9に進み、OFF状態であれば元に戻る。
【0024】
ステップS9では、コンバイン1の刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を計算(算出)してステップS10に進む。尚、この単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を計算する際に使用する計算式の一覧を図6に示すが、通常は籾センサ(満杯センサ)S4がON状態になった時点で、単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を計算すると収穫量の算出精度が向上する。また、刈取り圃場が小規模な場合や、未刈り行程における穀粒の収穫量を予想して、籾センサS2または籾センサS3がON状態になった時点で、コンバイン1の刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を計算するように構成してもよい。
【0025】
ステップS10では、ステップS9で計算した穀粒の収穫量をマイクロコンピュータのRAMに記憶すると共に、ステップS1におけるモード切替スイッチ23を切り状態、即ち収穫量計算モードをOFF状態としてステップS11に進む。
【0026】
そして、ステップS11では、ステップS9で計算したコンバイン1の刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を、図7に示す如く表示モニタ15に表示して元に戻る。この表示モニタ15に表示する内容(項目)は、単位刈取り面積10a(アール)あたりの穀粒の収穫量(収量)をkgまたは俵数で表示するものであり、図7に示す実施例では、480kg/10a(A)と8俵/10a(A´)と表示している。更に、現時点(現在)の刈取り走行距離250m(B)、この刈取り走行距離250mに対応する収穫量400L(リットル)(C)、そして穀粒タンク9の満杯容量が800Lである場合の現時点における穀粒タンク9が満杯になるまでの刈取り可能な走行距離250m(D)、またステップS1において、モード切替スイッチ23が入り状態の収穫量計算モードになってからの積算刈取距離950m(E)と積算収穫量1500L(F)も同時に表示している。
【0027】
以上説明したように本発明は、コンバイン1の刈取り走行状態を検出する検出手段であるミッション回転センサ22、作業機(脱穀クラッチ)スイッチ24、刈取(刈取クラッチ)スイッチ25、搬送(前処理)回転センサ26、メイン(扱深メイン)センサ27、及び各条(方向自動)センサ31L,31Rと、刈取り走行中の穀粒タンク9内における穀粒の貯留量を検出する検出手段である籾センサS1〜S4の検出値に基づいて、刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出する演算手段である演算制御部21と、、該演算手段21により算出した単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を表示する表示手段である表示モニタ15を設けたことによって、コンバイン1のオペレータは、刈取り走行中(刈取り圃場)における単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を的確に把握することができる共に、未刈り行程(残りの刈取り行程)における穀粒の収穫量も予想可能であり、それによって後工程である乾燥機の処理能力以上の不要な刈取り作業を行うことなく、穀粒タンク9内に貯留した穀粒を運搬車両に積み替えて当該乾燥機に効率的に張り込んで乾燥させることができる。
【0028】
そして、穀粒タンク9内における穀粒の貯留量を検出する検出手段が、当該穀粒タンク9の上下方向に所定の間隔で設けた穀粒の堆積高さを検出する籾センサS1〜S4であり、従来のように高価なロードセルを用いることなく既存の籾センサS1〜S4を利用して穀粒タンク9内に貯留される穀粒の量を検出できるのでコスト低減が図れる。
【0029】
尚、脱穀部4で脱穀された穀粒(籾)や藁屑は、図示しない扱室下方の受網を経てチャフシーブ上に漏下し、揺動選別装置の揺動運動と唐箕ファンによる唐箕風により選別されるが、前記チャフシーブの開度を、上述したコンバイン1の刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量に基づいて自動調節できるように構成すれば、従来、コンバイン1の刈取り作業中における穀粒の収量変化に対応して行っていた手動の選別ダイヤルによる面倒なチャフシーブの開度調節が不要となって作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】コンバインの平面図。
【図3】穀粒タンクの一部省略断面図。
【図4】制御手段(演算制御部)のブロック図。
【図5】収穫量表示制御のフローチャート。
【図6】収穫量を計算する際に使用する計算式の一覧。
【図7】表示モニタによる表示例を示す平面図。
【符号の説明】
【0031】
4 脱穀部
5 前処理部
9 穀粒タンク
15 表示手段
21 演算手段
22 コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(ミッション回転センサ)
24 コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(作業機スイッチ)
25 コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(刈取スイッチ)
26 コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(搬送回転センサ)
27 コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(メインセンサ)
31L コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(左側各条センサ)
31R コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(右側各条センサ)
S1 穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段(籾センサ)
S2 穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段(籾センサ)
S3 穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段(籾センサ)
S4 穀粒タンク内における穀粒の貯留量を検出する検出手段{籾(満杯)センサ}

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前処理部(5)で穀稈を刈り取り、この刈り取った穀稈を脱穀部(4)に供給して脱穀及び選別処理がなされた穀粒を穀粒タンク(9)に貯留するコンバインにおいて、該コンバインの刈取り走行状態を検出する検出手段(22,24,25,26,27,31L,31R)と、刈取り走行中の穀粒タンク(9)内における穀粒の貯留量を検出する検出手段(S1〜S4)の検出値に基づいて、刈取り走行距離に対応する単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を算出する演算手段(21)と、該演算手段(21)により算出した単位刈取り面積あたりの穀粒の収穫量を表示する表示手段(15)を設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
穀粒タンク(9)内における穀粒の貯留量を検出する検出手段(S1〜S4)が、当該穀粒タンク(9)の上下方向に所定の間隔で設けた穀粒の堆積高さを検出する籾センサである請求項1に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−44995(P2009−44995A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213448(P2007−213448)
【出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】