説明

コンバイン

【課題】コンプレッサーの圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率および圧縮空気の供給経路の切換操作における操作性を向上させることができるコンバインを提供する。
【解決手段】一番コンベア、二番コンベア16の選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64と排出オーガ9の受継部40・50の穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66と圧縮空気を供給可能な圧縮空気導入部60と一番コンベア14と二番コンベア16と排出オーガ9の開口部20a・30a・40a・50aを有し、外部コンプレッサー80からの圧縮空気を選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66から噴出させて開口部20a・30a・40a・50aより残留物を取出可能とし、圧縮空気導入部60が排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に設けられ、外部コンプレッサー80と接続可能に設けられるコンバイン1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部空気源(例えば、外部コンプレッサー)からの圧縮空気を圧縮空気噴出部から噴出させて、残粒物取出部より残粒物を取り出し可能とするコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバインの各コンベアにより搬送される穀粒の送り方向が、横送りから縦送りに変更される部分には、搬送される穀粒を受け継ぐ受継部が設けられる。当該受継部では、コンバインによる刈取作業を終了した際に、穀粒が残粒物として多く残留する。特に、排出オーガの縦コンベアと、グレンタンクの下部に設けられる下部コンベアと、の受継部には、穀粒(残粒物)が多く残留する。このため、コンバインに搭載したコンプレッサー(空気源)をエンジンにて駆動し、当該コンプレッサーから供給される圧縮空気を各コンベアの受継部へ噴出させる。そして、上記受継部に設けた残粒物取出部から上記残粒物を取り出す技術がある。
【0003】
例えば、特許文献1においては、排出オーガ、一番コンベア、二番コンベア等の各コンベアに圧縮空気を噴出する空気ノズル(圧縮空気噴出部)を設け、当該空気ノズル(圧縮空気噴出部)にエンジンにて駆動されるコンプレッサーを接続し、当該コンプレッサーから供給される圧縮空気を空気ノズル(圧縮空気噴出部)から各コンベアへ噴出することで各コンベア内に残留する穀粒(残粒物)を取り除くことが可能なコンバインが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−39061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のコンバインにおいては、コンプレッサー(空気源)から供給される圧縮空気を圧縮空気噴出部へ供給するための配管と、コンプレッサー(空気源)から供給される圧縮空気を前記配管内へ導入するための圧縮空気導入部と、残粒物を取り出すための残粒物取出部と、前記配管内における圧縮空気の供給経路の切換操作を行うための切換操作部と、の関係(配置)が考慮されていない。すなわち、上記圧縮空気導入部と、残粒物取出部と、上記切換操作部と、が点在している。そのため、残粒物の取り出し(排出)作業と、コンプレッサー(空気源)の圧縮空気導入部への接続作業および圧縮空気の供給経路の切換操作と、を別々の場所で行わなければならず、コンプレッサー(空気源)の圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率、および圧縮空気の供給経路の切換操作における操作性、が悪いという問題があった。
【0006】
また、特許文献1のコンバインのようにコンプレッサー(空気源)をコンバインに搭載するスペースのない小型のコンバインや、コンプレッサー(空気源)をコンバインに搭載できるものの、コンプレッサー(空気源)を駆動させるための駆動機構を別途設けられない場合や、コンプレッサー(空気源)の駆動に充分な動力を供給可能なエンジンを搭載できない場合には、コンプレッサー(空気源)を外付けする必要がある。このようなコンプレッサー(空気源)を外付けする必要がある場合には、特に、コンプレッサー(空気源)の圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率、および圧縮空気の供給経路の切換操作における操作性、が悪いという問題があった。
【0007】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、コンプレッサーの圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率、および圧縮空気の供給経路の切換操作における操作性を向上させることができるコンバインを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、第1の発明は、選別装置の下部に配置される一番コンベアおよび二番コンベアのそれぞれに配設される選別側圧縮空気噴出部と、グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出可能とする排出オーガの受継部に配設される穀粒排出側圧縮空気噴出部と、前記選別側圧縮空気噴出部と前記穀粒排出側圧縮空気噴出部に配管を介して接続されて、外部空気源から圧縮空気を供給可能とする圧縮空気導入部と、前記一番コンベアと前記二番コンベアと前記排出オーガにそれぞれ設けられる残粒物取出部と、を具備し、前記外部空気源から供給される圧縮空気を、前記選別側圧縮空気噴出部および前記穀粒排出側圧縮空気噴出部から噴出させて前記残粒物取出部より残留物を取出可能とするコンバインにおいて、前記圧縮空気導入部は、前記排出オーガの縦コンベア近傍に設けられ、前記外部空気源と接続可能に設けられるものである。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記選別側圧縮空気噴出部と前記穀粒排出側圧縮空気噴出部への圧縮空気の供給を切換操作する切換操作部を具備し、前記切換操作部は、前記排出オーガの縦コンベア近傍に設けられるものである。
【0011】
第3の発明は、第2の発明において、前記圧縮空気導入部および前記切換操作部は、前記排出オーガの縦コンベアを覆うための排出オーガカバーに覆われるものである。
【0012】
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明において、前記選別側圧縮空気噴出部および前記穀粒排出側圧縮空気噴出部は、前記残粒物取出部の対面に設けられるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0014】
第1の発明においては、外部空気源の圧縮空気導入部への接続を、排出オーガの縦コンベア近傍、すなわち、残粒物が特に溜まり易い排出オーガの縦コンベアとグレンタンクの下部コンベアとの受継部近傍で行うことができる。このため、外部空気源の圧縮空気導入部への接続と、残粒物取出部からの残粒物の取り出しとを同一の場所で行うことができ、外部空気源の圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、および残粒物の取り出し作業の作業効率が向上する。
【0015】
第2の発明においては、圧縮空気の切換操作を、排出オーガの縦コンベア近傍、すなわち、残粒物が特に溜まり易い排出オーガの縦コンベアとグレンタンクの下部コンベアとの受継部近傍で行うことができる。このため、外部空気源の圧縮空気導入部への接続と、圧縮空気の切換操作と、残粒物取出部からの残粒物の取り出しとを同一の場所で行うことができ、外部空気源の圧縮空気導入部への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率、および圧縮空気の切換操作の操作性が向上する。
【0016】
第3の発明においては、圧縮空気導入部および切換操作部を雨や埃から守ることができる。
【0017】
第4の発明においては、前記選別側圧縮空気噴出部および前記穀粒排出側圧縮空気噴出部が残粒物取出部に向けて圧縮空気を噴出することができるため、残留物を残粒物取出部へ容易に吹き飛ばすことができ、残留物を残粒物取出部から外部へ容易に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】コンバインの全体的な構成を示す左側面図。
【図2】コンバインの全体的な構成を示す平面図。
【図3】脱穀装置および選別装置の背面斜視図。
【図4】脱穀装置および選別装置の左側断面図。
【図5】揚穀コンベア、還元コンベア、排出オーガの右側面図。
【図6】(a)第1受継部の正面斜視図。(b)第1受継部の右側面図。
【図7】(a)第2受継部の正面斜視図。(b)第2受継部の右側面図。
【図8】(a)第3受継部の右側面図。(b)第3受継部の背面図。
【図9】排出オーガの縦コンベア近傍の背面図。
【図10】(a)圧縮空気導入部および切換操作部の右側面図。(b)圧縮空気導入部および切換操作部の左側面図。
【図11】排出オーガの縦コンベア近傍の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
まず、本発明に係るコンバインの実施の一形態であるコンバイン1について説明する。以下では、図1の矢印Fの方向をコンバイン1の進行方向として前後左右方向を規定する。
【0020】
図1および図2に示すように、コンバイン1においては、走行部2を形成する機体フレーム3が左右一対の走行クローラ4によって支持される。圃場の穀稈を刈り取りながら取り込む刈取部5が、走行部2の前部に昇降調節可能に装着される。刈取部5により刈り取られ、フィードチェン90により搬送される穀稈を脱穀する脱穀装置6が、走行部2の左上部に配設される。脱穀装置6の扱胴91により脱穀処理された処理物を選別する選別装置7が、脱穀装置6の下部に配設される。選別装置7の揺動選別機構92および風選別機構93により選別された穀粒を貯留するグレンタンク8が、走行部2の右上部であって、脱穀装置6の側方(右方)に配設される。グレンタンク8に貯溜された穀粒を機外へ排出可能とする排出オーガ9が、支持フレーム82(図5および図9参照)に支持された状態で走行部2の右後部に配設される。脱穀装置6により脱穀された後の排藁を搬送する排藁チェーン10が、脱穀装置6の後方に配設される。脱穀装置6から搬送される排藁を切断するカッター装置11が、走行部2の後部であって、排藁チェーン10の後下方に配設される。そして、前記各部を操作する運転部12が、走行部2の右前部に配設される。また、運転部12の下方には、コンバイン1自体の走行やコンバイン1の各コンベア、排藁チェーン10等を駆動するための動力源となるエンジン13が配設される。
【0021】
次に、コンバイン1の各コンベアおよび各受継部について説明する。
【0022】
図3、図4および図5に示すように、コンバイン1には、一番コンベア14と、揚穀コンベア15と、二番コンベア16と、グレンタンク8の下部コンベア17と、排出オーガ9の縦コンベア9aと、排出オーガ9の横コンベア9bと、の各コンベアが設けられ、当該各コンベアにより穀粒がコンバイン1の所定の場所へ搬送される。
【0023】
まず、コンバイン1の選別側(選別装置7側)の各コンベアおよび各受継部の構成について説明する。
【0024】
一番コンベア14は、唐箕ファン96後部であって揺動選別機構92の前後中央部の下方に配置され、選別装置7の揺動選別機構92および風選別機構93により選別された穀粒のうちの一番穀粒を搬送するものである。一番コンベア14は、横送りのコンベアであり、スクリューを回転させることにより一番穀粒を右方へ搬送する。一番コンベア14の終端(右端)には、揚穀コンベア15の下端部が接続される。一番コンベア14の始端側には後述する選別側圧縮空気噴出部61が設けられ、噴出方向を搬送方向側としている。したがって、清掃時に選別側圧縮空気噴出部61より圧縮空気を噴射させることにより、一番コンベア14の始端側に溜まる穀粒を一番コンベア14の下流側へ飛ばすことが可能となる。
【0025】
揚穀コンベア15は、一番コンベア14により搬送される一番穀粒を一番コンベア14から受け継いでグレンタンク8に搬送するものである。揚穀コンベア15は、縦送りのコンベアであり、円筒体の内部に設けられるスクリューを回転させることにより一番穀粒を搬送する。揚穀コンベア15は、一番コンベア14の右側終端からグレンタンク8の上部左側面に向けて上方に延設される。
【0026】
図3、図5、および図6に示すように、一番コンベア14の終端(揚穀コンベア15の始端)には、第1受継部20が設けられる。
第1受継部20は、一番コンベア14により搬送される一番穀粒を揚穀コンベア15に受け継ぐ部分である。すなわち、第1受継部20は、一番コンベア14の終端(右端)と揚穀コンベア15の始端(下端)とを連結する部分である。また、第1受継部20は、コンベアの送り方向が横送りから縦送りに変化する部分である。
第1受継部20は、一番コンベア14の右端の開口部と、揚穀コンベア15の下端の開口部と、を一体的に覆うとともに、一番コンベア14のスクリュー14a右端と揚穀コンベア15のスクリュー15a下端との連動連結部を一体的に覆うようにケース状に構成されている。そして、第1受継部20の前面には、残粒物を取り出すための残粒物取出部である開口部20aが設けられる。詳しくは、一番コンベア14のスクリュー14aおよび揚穀コンベア15のスクリュー15aに対して直交方向に開口するように開口部20aが形成される。開口部20aは蓋体21により閉じられる。蓋体21の一端には第1開閉操作レバー22が設けられ、第1開閉操作レバー22を操作することにより、蓋体21のロックが容易に行える。
図6(b)に示すように、蓋体21と反対側の第1受継部20の後面には、後述する第2選別側圧縮空気噴出部62が設けられる。すなわち、第2選別側圧縮空気噴出部62は、残粒物取出部である開口部20aの対面に設けられる。第2選別側圧縮空気噴出部62の噴出方向は、開口部20a側である。
したがって、清掃時に蓋体21を開いて第2選別側圧縮空気噴出部62から圧縮空気を噴出させることにより、残留していた穀粒を開口部20aから外部へ容易に排出することができる。
【0027】
図4に示すように、二番コンベア16は、選別装置7の後下方に配置され、選別装置7の揺動選別機構92および風選別機構93により選別された穀粒のうちの二番物を搬送するものである。二番コンベア16は、横送りのコンベアであり、スクリューを回転させることにより二番物を搬送する。二番コンベア16の始端側には後述する第3選別側圧縮空気噴出部63が設けられる。第3選別側圧縮空気噴出部63の噴出方向は二番コンベア16の搬送方向側である。したがって、清掃時に第3選別側圧縮空気噴出部63より圧縮空気を噴射させることにより、二番コンベア16の始端側に溜まる穀粒を二番コンベア16の下流側へ飛ばすことができる。二番コンベア16の終端には、還元コンベア18の始端が設けられる。
【0028】
還元コンベア18は、二番コンベア16により搬送される二番物を二番コンベア16から受け継いで、選別装置7の揺動選別機構92の前部、つまり、選別開始部に再投入するものである。還元コンベア18は、円筒体の内部に設けられるスクリューを回転させることにより二番物を搬送する。還元コンベア18は、二番コンベア16の終端から斜め前上方に延設される。
【0029】
図3、図5および図7に示すように、二番コンベア16の終端(還元コンベア18の始端)には、第2受継部30が設けられる。
第2受継部30は、二番コンベア16により搬送される二番物を還元コンベア18に受け継ぐ部分である。すなわち、第2受継部30は、二番コンベア16の終端と還元コンベア18の始端とを連結する部分である。また、第2受継部30は、コンベアの送り方向が横送りから縦送りに変化する部分である。
第2受継部30は、第1受継部20の後方に配置されている。第2受継部30は、二番コンベア16の右端の開口部と、還元コンベア18の下端の開口部と、を一体的に覆うとともに、二番コンベア16のスクリュー16a右端と還元コンベア18のスクリュー18aの下端との連動連結部を一体的に覆うようにケース状に構成されている。そして、第2受継部30の下面には、残粒物を取り出すための残粒物取出部である開口部30aが設けられる。詳しくは、二番コンベア16のスクリュー16aおよび還元コンベア18のスクリュー18aに対して直交方向に開口するように開口部30aが形成される。開口部30aは蓋体31により閉じられる。蓋体31の一端には第2開閉操作レバー32が設けられ、第2開閉操作レバー32を操作することにより、蓋体31のロックが容易に行える。
図7(b)に示すように、蓋体31と反対側の第2受継部30の上面には、後述する第4選別側圧縮空気噴出部64が設けられる。すなわち、第4選別側圧縮空気噴出部64は、残粒物取出部である開口部30aの対面に設けられる。第4選別側圧縮空気噴出部64の噴出方向は、開口部30a側である。
したがって、清掃時に蓋体31を開いて第4選別側圧縮空気噴出部64から圧縮空気を噴出させることにより、残留していた穀粒を開口部30aから外部へ容易に排出することができる。
【0030】
図5および図9に示すように、グレンタンク8の下部には、下部コンベア17が設けられる。
下部コンベア17は、横送りのコンベアであり、スクリューを回転させることによりグレンタンク8内の穀粒を後方の排出オーガ9に搬送するものである。
【0031】
図1、図2および図5に示すように、排出オーガ9は、縦コンベア9aと、横コンベア9bと、を備える。
【0032】
排出オーガ9の縦コンベア9aは、縦送りのコンベアであり、円筒体の内部に設けられるスクリューを回転させることにより穀粒を搬送するものである。縦コンベア9aは、前記下部コンベア17により搬送される穀粒を上方へ搬送する。
【0033】
排出オーガ9の横コンベア9bは、横送りのコンベアであり、円筒体の内部に設けられるスクリューを回転させることにより穀粒を搬送するものである。横コンベア9bは、縦コンベア9aにより搬送される穀粒を水平方向へ搬送する。横コンベア9bの先端(終端)には、穀粒を機外へ排出するための穀粒排出口9cが設けられる。
【0034】
図3、図5および図8に示すように、縦コンベア9aの始端(グレンタンク8の下部コンベア17の終端)には、第3受継部40が設けられる。
第3受継部40は、グレンタンク8の下部コンベア17により搬送される穀粒を縦コンベア9aに受け継ぐ部分である。すなわち、第3受継部40は、下部コンベア17の終端と縦コンベア9aの始端とを連結する部分である。また、第3受継部40は、コンベアの送り方向が横送りから縦送りに変化する部分である。
【0035】
第3受継部40は、第2受継部30の後方に配置されている。第3受継部40は、下部コンベア17の後端の開口部と、縦コンベア9aの下端の開口部と、を一体的に覆うとともに、下部コンベア17のスクリュー17a後端と縦コンベア9aのスクリュー9d下端との連動連結部を一体的に覆うようにケース状に構成されている。そして、第3受継部40の右側面には、残粒物を取り出すための残粒物取出部である開口部40aが設けられる。詳しくは、下部コンベア17のスクリュー17aおよび縦コンベア9aのスクリュー9dに対して直交方向に開口するように開口部40aが形成される。開口部40aは蓋体41により閉じられる。
図8(b)に示すように、蓋体41と反対側の第3受継部40の左側面には、後述する第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65が設けられる。すなわち、第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65は、残粒物取出部である開口部40aの対面に設けられる。第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65の噴出方向は、開口部40a側である。
したがって、清掃時に蓋体41を外して第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65から圧縮空気を噴出させることにより、残留していた穀粒を開口部40aから外部に容易に排出することができる。
【0036】
以上のように、第1受継部20、第2受継部30、および第3受継部40がコンバイン1の右側の後部に配置されることで、作業者は、コンバイン1の同じ側(右側)から清掃(残粒物の取り出し作業)を容易に行うことができる。
【0037】
さらに、排出オーガ9の縦コンベア9aの終端(横コンベア9bの始端)には、第4受継部50が設けられる。
第4受継部50は、縦コンベア9aにより搬送される穀粒を横コンベア9bに受け継ぐ部分である。すなわち、第4受継部50は、縦コンベア9aの終端と、横コンベア9bの始端とを連結する部分である。また、第4受継部50は、コンベアの送り方向が縦送りから横送りに変化する部分である。
第4受継部50は、第3受継部40の上方に配置されている。第4受継部50は、縦コンベア9aの上端の開口部と、横コンベア9bの基端の開口部と、を一体的に覆うとともに、縦コンベア9aのスクリュー9d上端と横コンベア9bのスクリュー9eの基端との連動連結部を一体的に覆うようにケース状に構成されている。そして、排出オーガ9の収納時における第4受継部50の左側面には、残粒物を取り出すための残粒物取出部である開口部50aが設けられる。詳しくは、縦コンベア9aのスクリュー9dおよび横コンベア9bのスクリュー9eに対して直交方向に開口するように開口部50aが形成される。開口部50aは蓋体51により閉じられる。第4受継部50の上側面には、後述する第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66が設けられる。第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66の噴出方向は、開口部50a側である。
したがって、清掃時に蓋体51を外して第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66から圧縮空気を噴出させることにより、残留していた穀粒を開口部50aから外部に容易に排出することができる。
【0038】
次に、圧縮空気導入部60、配管67・68・69、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66、および切換操作部70について説明する。
【0039】
上述のように、一番コンベア14の終端(揚穀コンベア15の始端)に設けられる第1受継部20と、二番コンベア16の終端(還元コンベア18の始端)に設けられる第2受継部30と、グレンタンク8の下部コンベア17の終端(排出オーガ9の縦コンベア9aの始端)に設けられる第3受継部40には、スクリュー14a・16a・17aの届かない部分が生じる。そのため、作業終了時に、第1受継部20、第2受継部30、および第3受継部40には、穀粒が残留する。
そこで、各受継部に、残留する穀粒(残粒物)を吹き飛ばすための選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66を設けて、作業終了後に容易に清掃(残粒物の取り出し作業)を行えるようにしている。
【0040】
前記選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66には、配管81を介して外部空気源となる外部コンプレッサー80から圧縮空気が供給される。ここで、外部コンプレッサー80は、外部圧縮空気供給源であり、図1に示すように、例えば、家庭で使用される電動の小型コンプレッサーである。
外部コンプレッサー80の吐出口は、配管81を介して、図5、図9、および図10に示すように、圧縮空気導入部60に接続される。
【0041】
圧縮空気導入部60は、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に設けられる。図5および図9に示すように、圧縮空気導入部60は、排出オーガ9の縦コンベア9aを支持する支持フレーム82の中途部に支持される。圧縮空気導入部60には、配管81の一端をカプラ等で容易に着脱可能に接続するための圧縮空気導入口60aが設けられている。
【0042】
圧縮空気導入部60には、配管67の一端が接続される。図10に示すように、配管67の他端には、切換操作部70の切換バルブ72の一次側(入力側)が接続される。
【0043】
図5および図10に示すように、切換操作部70の切換バルブ72の二次側(出力側)には、選別側配管68および穀粒排出側配管69が接続される。
【0044】
図5に示すように、選別側配管68の下流側は、第1選別側配管68a、第2選別側配管68b、および第3選別側配管68cに分岐される。
第1選別側配管68aの一端には、一番コンベア14の始端に設けられる第1選別側圧縮空気噴出部61、および二番コンベア16の始端に設けられる第3選別側圧縮空気噴出部63が接続される。
第2選別側配管68bの一端には、一番コンベア14の終端(揚穀コンベア15の始端)に設けられる第2選別側圧縮空気噴出部62が接続される。
第3選別側配管68cの一端には、二番コンベア16の終端(還元コンベア18の始端)に設けられる第4選別側圧縮空気噴出部64が接続される。
【0045】
穀粒排出側配管69は、図5および図10に示すように、その一端(上流側)が切換操作部70の切換バルブ72に接続され、その他端(下流側)が、第1穀粒排出側配管69aおよび第2穀粒排出側配管69bに分岐される。
【0046】
第1穀粒排出側配管69aの一端には、排出オーガ9の縦コンベア9aの始端(グレンタンク8の下部コンベア17の終端)に設けられる第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65が接続される。
第2穀粒排出側配管69bの一端には、排出オーガ9の縦コンベア9aの終端(排出オーガ9の横コンベア9bの始端)に設けられる第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66が接続される。
【0047】
選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64は、圧縮空気を噴射可能なノズルで構成される。
【0048】
図4に示すように、第1選別側圧縮空気噴出部61は、一番コンベア14の始端に設けられ、第1選別側配管68aから供給される圧縮空気を一番コンベア14の始端内部に噴出する。第1選別側圧縮空気噴出部61が圧縮空気を噴出することにより、一番コンベア14の始端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0049】
図5および図9に示すように、第2選別側圧縮空気噴出部62は、一番コンベア14の終端(揚穀コンベア15の始端)に設けられる第1受継部20に設けられ、第2選別側配管68bから供給される圧縮空気を第1受継部20の内部に噴出する。第2選別側圧縮空気噴出部62が圧縮空気を噴出することにより、一番コンベア14の終端付近および揚穀コンベア15の始端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0050】
図4に示すように、第3選別側圧縮空気噴出部63は、二番コンベア16の始端に設けられ、第1選別側配管68aから供給される圧縮空気を二番コンベア16の始端内部に噴出する。第3選別側圧縮空気噴出部63が圧縮空気を噴出することにより、二番コンベア16の始端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0051】
図5および図9に示すように、第4選別側圧縮空気噴出部64は、二番コンベア16の終端(還元コンベア18の始端)に設けられる第2受継部30に設けられ、第3選別側配管68cから供給される圧縮空気を第2受継部30の内部に噴出する。第4選別側圧縮空気噴出部64が圧縮空気を噴出することにより、二番コンベア16の終端付近および還元コンベア18の始端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0052】
図5および図9に示すように、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66は、圧縮空気を噴射可能なノズルで構成される。
【0053】
第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65は、排出オーガ9の縦コンベア9aの始端(グレンタンク8の下部コンベア17の終端)に設けられる第3受継部40に設けられ、第1穀粒排出側配管69aから供給される圧縮空気を第3受継部40の内部に噴出する。第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65が圧縮空気を噴出することにより、排出オーガ9の縦コンベア9aの始端付近およびグレンタンク8の下部コンベア17の終端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0054】
第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66は、排出オーガ9の縦コンベア9aの終端(排出オーガ9の横コンベア9bの始端)に設けられる第4受継部50に設けられ、第2穀粒排出側配管69bから供給される圧縮空気を第4受継部50の内部に噴出する。第2穀粒排出側圧縮空気噴出部66が圧縮空気を噴出することにより、排出オーガ9の縦コンベア9aの終端付近および排出オーガ9の横コンベア9bの始端付近に残留する穀粒(残粒物)を圧縮空気により吹き飛ばすことができる。
【0055】
切換操作部70は、圧縮空気導入部60から導入された圧縮空気を噴出される位置(圧縮空気噴出部)を、選別側(選別装置7側)または穀粒排出側(排出オーガ9側)に切り換える部分である。すなわち、切換操作部70は、圧縮空気の供給を、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64と、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66と、に切り換える。
切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9aを支持する支持フレーム82の中途部に支持される。すなわち、切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に設けられる。切換操作部70は、切換ツマミ71と、切換バルブ72と、から主に構成される。
【0056】
切換ツマミ71は、圧縮空気の噴出方向(圧縮空気噴出部)を切り換える切換バルブ72の切換操作部材である。切換ツマミ71は切換バルブ72と一体的に設けられる。
切換バルブ72は、導入配管67から供給される圧縮空気の供給経路を、選別側配管68側または穀粒排出側配管69側に切り換えるためのバルブである。
【0057】
図5および図9に示すように、圧縮空気導入部60および切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9aを支持する支持フレーム82の中途部に支持される。すなわち、圧縮空気導入部60および切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9aの始端に設けられる第3受継部40に設けられる開口部40a(残粒物取出部)および蓋体41近傍に配置される。
【0058】
図5に示すように、切換操作部70の切換ツマミ71は、開口部40a(残粒物取出部)および蓋体41と同一の側(右側)に設けられる。すなわち、切換操作部70の切換ツマミ71は、切換操作部70により圧縮空気の切換操作を行う向きと、開口部40a(残粒物取出部)からの残粒物の取り出し作業を行う向きと、が同一の向き(右方向)となるように設けられる。
【0059】
こうして、清掃時には、まず、脱穀装置6および選別装置7を作動させながら、切換操作部70を切り換えて圧縮空気を選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64に供給する。そして、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64より圧縮空気を噴出させて選別側(選別装置7側)を清掃する。
次に、切換操作部70を切り換えて圧縮空気を穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66に供給する。そして、穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66により圧縮空気を噴出させて穀粒排出側(排出オーガ9側)を清掃する。
【0060】
また、コンバイン1においては、開口部40a(残粒物取出部)、蓋体41、圧縮空気導入部60、および切換操作部70が、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に集約して配置される。これにより、外部コンプレッサー80の圧縮空気導入部60への接続と、切換操作部70による圧縮空気の切換操作と、開口部40a(残粒物取出部)からの残粒物の取り出しと、を同一の場所(排出オーガ9の縦コンベア9a近傍)で行うことができる。
【0061】
また、図11に示すように、圧縮空気導入部60および切換操作部70は、排出オーガカバー95によって覆われるように配置される。
排出オーガカバー95は、排出オーガ9の縦コンベア9aを覆うためのカバーである。排出オーガカバー95は、前後方向に開閉可能に設けられる。
圧縮空気導入部60および切換操作部70は、コンバイン1の通常作業時には排出オーガカバー95によって覆われた状態となるため、雨や埃がかかることはない。
【0062】
以上のように、コンバイン1は、選別装置7の下部に配置される一番コンベア14および二番コンベア16のそれぞれに配設される選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64と、グレンタンク8に貯留された穀粒を機外に排出可能とする排出オーガ9の受継部40・50に配設される穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66と、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64と穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66に配管67・68・69を介して接続されて、外部コンプレッサー80(外部空気源)から圧縮空気を供給可能とする圧縮空気導入部60と、一番コンベア14と二番コンベア16と排出オーガ9にそれぞれ設けられる開口部20a・30a・40a・50a(残粒物取出部)と、を具備し、外部コンプレッサー80(外部空気源)から供給される圧縮空気を、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64および穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66から噴出させて開口部20a・30a・40a・50a(残粒物取出部)より残留物を取出可能とするものであって、圧縮空気導入部60が、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に設けられ、外部コンプレッサー80(外部空気源)と接続可能に設けられるものである。
【0063】
このようにコンバイン1を構成することにより、外部コンプレッサー80(外部空気源)の圧縮空気導入部60への接続を、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍、すなわち、残粒物が特に溜まり易い排出オーガ9の縦コンベア9aとグレンタンク8の下部コンベア17との第3受継部40近傍で行うことができる。このため、外部コンプレッサー80(外部空気源)の圧縮空気導入部60への接続と、開口部40a(残粒物取出部)からの残粒物の取り出しとを同一の場所で行うことができ、外部コンプレッサー80(外部空気源)の圧縮空気導入部60への接続作業の作業効率、および残粒物の取り出し作業の作業効率が向上する。
【0064】
また、コンバイン1は、選別側圧縮空気噴出部61・62・63・64と穀粒排出側圧縮空気噴出部65・66への圧縮空気の供給を切換操作する切換操作部70を具備し、切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍に設けられるものである。
【0065】
このようにコンバイン1を構成することにより、圧縮空気の切換操作を、排出オーガ9の縦コンベア9a近傍、すなわち、残粒物が特に溜まり易い排出オーガ9の縦コンベア9aとグレンタンク8の下部コンベア17との第3受継部40近傍で行うことができる。このため、外部コンプレッサー80(外部空気源)の圧縮空気導入部60への接続と、圧縮空気の切換操作と、開口部40a(残粒物取出部)からの残粒物の取り出しとを同一の場所で行うことができ、外部コンプレッサー80(外部空気源)の圧縮空気導入部60への接続作業の作業効率、残粒物の取り出し作業の作業効率、および圧縮空気の切換操作の操作性が向上する。
【0066】
さらに、コンバイン1は、圧縮空気導入部60および切換操作部70は、排出オーガ9の縦コンベア9aを覆うための排出オーガカバー95に覆われるものである。
【0067】
このようにコンバイン1を構成することにより、圧縮空気導入部60および切換操作部70を雨や埃から守ることができる。
【0068】
さらにまた、コンバイン1は、第2選別側圧縮空気噴出部62は、残粒物取出部である開口部20aの対面に、第4選別側圧縮空気噴出部64は、残粒物取出部である開口部30aの対面に、第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65は、残粒物取出部である開口部40aの対面に、それぞれ設けられる。
【0069】
このようにコンバイン1を構成することにより、選別側圧縮空気噴出部62・64および第1穀粒排出側圧縮空気噴出部65が開口部20a・30a・40a(残粒物取出部)に向けて圧縮空気を噴出することができるため、残留物を開口部20a・30a・40a(残粒物取出部)へ容易に吹き飛ばすことができ、残留物を開口部20a・30a・40a(残粒物取出部)から外部へ容易に排出することができる。
【符号の説明】
【0070】
1 コンバイン
7 選別装置
8 グレンタンク
9 排出オーガ
9a 排出オーガの縦コンベア
14 一番コンベア
16 二番コンベア
20a 開口部(残粒物取出部)
30a 開口部(残粒物取出部)
40 第3受継部
40a 開口部(残粒物取出部)
50 第4受継部
50a 開口部(残粒物取出部)
60 圧縮空気導入部
61 第1選別側圧縮空気噴出部
62 第2選別側圧縮空気噴出部
63 第3選別側圧縮空気噴出部
64 第4選別側圧縮空気噴出部
65 第1穀粒排出側圧縮空気噴出部
66 第2穀粒排出側圧縮空気噴出部
67 導入配管
68 選別側配管
69 穀粒排出側配管
70 切換操作部
80 外部コンプレッサー(外部空気源)
95 排出オーガカバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
選別装置の下部に配置される一番コンベアおよび二番コンベアのそれぞれに配設される選別側圧縮空気噴出部と、
グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出可能とする排出オーガの受継部に配設される穀粒排出側圧縮空気噴出部と、
前記選別側圧縮空気噴出部と前記穀粒排出側圧縮空気噴出部に配管を介して接続されて、外部空気源から圧縮空気を供給可能とする圧縮空気導入部と、
少なくとも前記一番コンベアと前記二番コンベアと前記排出オーガに設けられる残粒物取出部と、
を具備し、
前記外部空気源から供給される圧縮空気を、前記選別側圧縮空気噴出部および前記穀粒排出側圧縮空気噴出部から噴出させて前記残粒物取出部より残留物を取出可能とするコンバインにおいて、
前記圧縮空気導入部は、前記排出オーガの縦コンベア近傍に設けられ、前記外部空気源と接続可能に設けられる、
ことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記選別側圧縮空気噴出部と前記穀粒排出側圧縮空気噴出部への圧縮空気の供給を切換操作する切換操作部を具備し、
前記切換操作部は、前記排出オーガの縦コンベア近傍に設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記圧縮空気導入部および前記切換操作部は、前記排出オーガの縦コンベアを覆うための排出オーガカバーに覆われることを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記選別側圧縮空気噴出部および前記穀粒排出側圧縮空気噴出部は、前記残粒物取出部の対面に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−100630(P2012−100630A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254332(P2010−254332)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】